JPH05320562A - 塗料組成物 - Google Patents

塗料組成物

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JPH05320562A
JPH05320562A JP16023992A JP16023992A JPH05320562A JP H05320562 A JPH05320562 A JP H05320562A JP 16023992 A JP16023992 A JP 16023992A JP 16023992 A JP16023992 A JP 16023992A JP H05320562 A JPH05320562 A JP H05320562A
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嘉之 湯川
元志 ▲薮▼田
Motoshi Yabuta
Akimasa Nakahata
顕雅 中畑
Yuzo Miyamoto
祐三 宮本
Masaaki Kobayashi
正明 小林
Shigeto Ueno
成人 植野
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 下記成分 (A)スチレンモノマー、水酸基含有モノアクリレート
モノマー及び炭素数4〜24の1価アルコールのアクリ
ル酸エステルモノマーで構成される水酸基価60〜14
0 mgKOH/g樹脂、重量平均分子量3,000〜30,0
00のアクリル系共重合体であって、かつ該スチレンモ
ノマーの含有量が45〜55重量%であるアクリル系共
重合体 90〜50
重量% (B)アミノ樹脂及び/又は(ブロック)ポリイソシア
ネート化合物10〜50重量% を硬化性樹脂組成物として含有する塗料組成物。 【効果】 塗膜の仕上り外観、耐候性、対酸性に優れた
塗膜が形成できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、特に、耐酸性、耐候
性、耐擦り傷性に優れた塗膜を形成でき、自動車塗装用
上塗り塗料に適した塗料として好適な塗料組成物に関す
る。
【0002】
【従来の技術及びその課題】自動車塗装用上塗り塗料の
重要性能として、平滑性、光沢、鮮映性等の仕上り外観
の優れた塗膜を形成することが挙げられる。現在用いら
れている水酸基含有アクリル樹脂とアミノ樹脂とを主成
分とする自動車塗装用上塗り塗料により、仕上り外観、
耐候性、物理的機能等に優れた塗膜を得ることができ
る。しかし、近年、大気汚染が進み、森林が枯れるなど
酸性雨による被害が深刻な社会問題となっており、特に
上記塗膜が塗装されている自動車外板は、表面劣化しや
すいという欠点を有している。また、屋外で使用されて
いる物品に塗装された塗膜においても酸性雨によってエ
ッチングされたり、塗膜に白化、シミ等が発生するとい
う問題があり、耐酸性の良い塗膜が非常に強く要望され
ている。更に、自動車外板等に塗装されている塗膜は洗
浄ブラシ等による摩擦による擦り傷がつきやすく、外観
低下の原因の1つになっており、上塗り塗膜の耐擦り傷
性向上の要求も非常に強い。
【0003】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、塗膜の仕
上り外観、耐候性、物理的性質等を損なうことなく、大
幅に耐酸性が向上した塗膜を形成する上塗り塗料の開発
を目的として、鋭意研究を重ねた結果、スチレンモノマ
ーを45〜55重量%含有し、かつ該スチレンと特定の
アクリル酸エステル系モノマーとを共重合反応させて得
られる水酸基含有アクリル系共重合体及びアミノ樹脂又
は(ブロック)ポリイソシアネート化合物を硬化樹脂成
分として含有する塗料組成物が耐酸性及び耐候性に優れ
た塗膜を提供するものであることを見い出し、本発明を
完成するに至った。
【0004】即ち、本発明は、下記成分 (A)スチレンモノマー、水酸基含有モノアクリレート
モノマー及び炭素数4〜24の1価アルコールのアクリ
ル酸エステルモノマー(以下、このものを「長鎖アクリ
ル酸エステルモノマー」と略すことがある。)で構成さ
れる水酸基価60〜140 mgKOH/g樹脂、重量平均分子
量3,000〜30,000のアクリル系共重合体であ
って、かつ該スチレンモノマーの含有量が45〜55重
量%であるアクリル系共重合体90〜50重量% (B)アミノ樹脂及び/又は(ブロック)ポリイソシア
ネート化合物10〜50重量% を硬化性樹脂組成物として含有する塗料組成物に係る。
【0005】本発明塗料組成物で用いるアクリル系共重
合体は、水酸基価60〜140 mgKOH/g樹脂、好ましく
は90〜120 mgKOH/g樹脂の範囲及び重量平均分子量
3,000〜30,000、好ましくは5,000〜2
0,000の範囲である。該水酸基価が60mgKOH/g 樹
脂を下回ると耐酸性、耐擦り傷性などの塗膜性能が劣
り、140mgKOH/g 樹脂を越えるとアミノ樹脂や(ブロ
ック)ポリイソシアネートなどの架橋剤との相溶性が損
なわれるため塗装仕上り外観が悪くなる。また、重量平
均分子量が3,000を下回ると耐酸性、耐候性などの
塗膜性能が劣り、30,000を越えると塗装仕上り外
観が悪くなる。
【0006】該アクリル系共重合体はスチレンモノマ
ー、水酸基含有モノアクリレートモノマー及び長鎖アク
リル酸エステルモノマーを共重合反応させることによっ
て得られるものである。
【0007】アクリル系共重合体で用いる水酸基含有モ
ノアクリレートモノマーは、1分子中に1個のアクリロ
イル基と1個以上の水酸基を含有するモノマーであっ
て、2価アルコールのモノアクリル酸エステル、ε−カ
プロラクトン変性アクリルモノマー等が包含される。
【0008】2価アルコールのアクリル酸エステルとし
ては、例えば、アクリル酸2−ヒドロキシエチル、アク
リル酸ヒドロキシプロピル、アクリル酸2,3−ジヒド
ロキシプロピル、1,4−ブタンジオールモノアクリレ
ート、(ポリ)エチレングリコールモノアクリレート等
が挙げられる。これらの中でも1,4−ブタンジオール
モノアクリレートが好ましい。
【0009】ε−カプロラクトン変性アクリルモノマー
としては、次式 CH2 =CH−COOCH2 CH2 O(COC510O)n
【0010】[式中、nは0.5〜5である。]で表わ
されるモノマーが包含され、例えば、「プラクセルFA
−1」、「プラクセルFA−2」、「プラクセルFA−
3」、「プラクセルFA−4」、「プラクセルFA−
5」(いずれもダイセル化学(株)製、商品名、ε−カ
プロラクトン変性アクリル酸2−ヒドロキシエチル類)
等を挙げることができるが、これに限定するものではな
い。
【0011】本発明において、上記水酸基含有モノアク
リレートモノマーとして、特にε−カプロラクトン変性
アクリルモノマー及び/又は1,4−ブタンジオールモ
ノアクリレートモノマーを必須成分として用いることに
より、耐擦り傷性に優れた塗膜が形成できることから好
ましい。また、これらのモノマーを用いる場合には全モ
ノマー成分中に該モノマーを10重量%以上含有するこ
とが好ましい。
【0012】アクリル系共重合体で用いる長鎖アクリル
モノマーは、炭素数4〜24の1価のアルコールのアク
リル酸エステルモノマーである。該長鎖アクリルモノマ
ーの炭素数が4未満になると加工性、耐酸性、耐擦り傷
性などの塗膜性能が低下し、24を上回ると汚染性や耐
擦り傷性などの塗膜性能が低下するので好ましくない。
該長鎖アクリルモノマーとして、具体的には、例えばn
−ブチルアクリレート、イソブチルアクリレート、te
rt−ブチルアクリレート、2−エチルヘキシルアクリ
レート、n−オクチルアクリレート、ラウリルアクリレ
ート、トリデシルアクリレート、ステアリルアクリレー
ト等が挙げられる。
【0013】アクリル系共重合体を構成する各モノマー
成分の割合は、スチレンモノマーを45〜55重量%、
水酸基含有モノアクリレートモノマーを共重合体の水酸
価が60〜140mgKOH/g 樹脂に見合う量、通常、約1
2〜40重量%及び長鎖アクリルモノマーを残りの割
合、通常、約5〜43重量%の範囲が望ましい。スチレ
ンモノマー割合が45重量%を下回ると耐酸性、表面硬
度などの塗膜性能が劣り、55重量%を上回ると耐候性
などの塗膜性能が劣るので好ましくない。また、長鎖ア
クリルモノマーの割合が約5重量%を下回ると加工性な
どの塗膜性能が低下し、約43重量%を上回ると耐酸
性、表面硬度などの塗膜性能が低下するので好ましくな
い。
【0014】また、上記したモノマー以外に従来から公
知のラジカル重合性モノマーを適宜選択して使用するこ
とができる。具体的にはアクリル酸、マレイン酸、無水
マレイン酸、アクリロニトリル等が挙げられる。該モノ
マーは、全モノマー成分中で約5重量%以下の範囲で配
合できる。
【0015】スチレンモノマー、水酸基含有モノアクリ
レートモノマー、及び長鎖アクリルモノマーの共重合反
応は、通常のアクリル樹脂もしくはビニル樹脂等の合成
方法と同様にして行うことができる。例えば、上記成分
を有機溶媒に溶解もしくは分散せしめ、ラジカル重合開
始剤の存在下で60〜180℃程度の温度で撹拌しなが
ら加熱することにより実施できる。反応時間は通常1〜
10時間程度とすれば良い。
【0016】また、上記有機溶媒としては、ヘプタン、
トルエン、キシレン、オクタン、ミネラルスピリット等
の炭化水素系溶媒、酢酸エチル、酢酸n−ブチル、酢酸
イソブチル、メチルセロソルブアセテート、ブチルカル
ビトールアセテート等のエステル系溶媒、メチルエチル
ケトン、メチルイソブチルケトン、ジイソブチルケトン
等のケトン系溶媒、メタノール、エタノール、イソプロ
パノール、n−ブタノール、sec−ブタノール、イソ
ブタノール等のアルコール系溶媒、n−ブチルエーテ
ル、ジオキサン、エチレングリコールモノメチルエーテ
ル、エチレングリコールモノエチルエーテル等のエーテ
ル系の溶媒等を使用できる。これらの内、炭化水素系溶
媒を用いる場合には、溶解性の点から他の溶媒を併用す
ることが好ましい。また、ラジカル開始剤としては通常
用いられるものをいずれも用いることができ、その一例
として過酸化ベンゾイル、tert−ブチルパーオキシ
−2−エチルヘキサノエート等の過酸化物、アゾビスイ
ソブチロニトリル、アゾビスジメチルバレロニトリル等
のアゾ化合物等を示すことができる。
【0017】本発明塗料組成物で使用するアミノ樹脂、
(ブロック)ポリイソシアネート化合物は、前記水酸基
含有アクリル系共重合体を架橋するためのものである。
【0018】使用されるアミノ樹脂としては、従来の熱
硬化性アクリル樹脂塗料に汎用されているメラミン樹脂
を用いることができる。例えば、メラミン、尿素、ベン
ゾグアナミン、アセトグアナミン、スピログアナミン、
ジシアンジアミド等のアミノ成分とアルデヒドとの反応
によって得られる公知の部分もしくは完全メチロール化
アミノ樹脂が挙げられる。アルデヒドとしては、ホルム
アルデヒド、パラホルムアルデヒド、アセトアルデヒ
ド、ベンズアルデヒド等が挙げられる。また、このメチ
ロール化アミノ樹脂を適当なアルコールによってエーテ
ル化したものも使用でき、エーテル化に用いられるアル
コールの例としてはメチルアルコール、エチルアルコー
ル、n−プロピルアルコール、イソプロピルアルコー
ル、n−ブチルアルコール、イソブチルアルコール、2
−エチルブタノール、2−エチルヘキサノール等が挙げ
られる。本発明においては、特にヘキサメトキシメチル
メラミンやそのメトキシ基の一部又は全部をC4 以上の
アルコールで置換したエーテル化メラミン樹脂を用いる
ことが好ましい。この場合パラトルエンスルホン酸、ド
デシルベンゼンスルホン酸のような通常の硬化触媒を添
加するのが好ましい。
【0019】また、上記のような強酸触媒を用いる場
合、1液型塗料としての貯蔵安定性を付与させるために
トリエチルアミン、ジエタノールアミン、2−アミノ−
2−メチルプロパノール等のアミン化合物で中和(ブロ
ック)しても良い。
【0020】上記メラミン樹脂の市販品としては、例え
ばブチル化メラミン樹脂(三井東圧製ユーバン20SE
−60、ユーバン225、大日本インキ製スーパーベッ
カミンG840、スーパーベッカミンG821等)、メ
チル化メラミン樹脂(三井サイアナミド(株)製サイメ
ル303、住友化学製スミマールM−100、スミマー
ルM−40S等)、メチルエーテル化メラミン樹脂(三
井サイアナミド(株)製サイメル303、サイメル32
5、サイメル327、サイメル350、サイメル37
0、三和ケミカル製ニカラックMS17、ニカラックM
S15、モンサント社製レジミン741、住友化学
(株)製スミマールM55等)、メチル化、ブチル化混
合エーテル化メラミン樹脂(三井サイアナミド(株)製
サイメル235、サイメル202、サイメル238、サ
イメル254、サイメル272、サイメル1130、住
友化学製スミマールM66B等)、メチル化、イソブチ
ル化混合エーテル化メラミン樹脂(三井サイアナミド
(株)製サイメルXV805、三和ケミカル製ニカラッ
クMS95等)等のメラミン樹脂を用いることができ
る。
【0021】架橋剤として用いられるポリイソシアネー
ト化合物としてはフリーのイソシアネート化合物であっ
てもよいし、ブロックされたイソシアネート化合物でも
よい。フリーのイソシアネート基を有するポリイソシア
ネート化合物としては、ヘキサメチレンジイソシアネー
ト、もしくはトリメチルヘキサメチレンジイソシアネー
ト等の脂肪族ジイソシアネート類、キシレンジイソシア
ネート、もしくはイソホロンジイソシアネート等の環状
脂肪族ジイソシアネート類、トリレンジイソシアネート
もしくは4,4´−ジフェニルメタンジイソシアネート
等の芳香族ジイソシアネート類等の有機ジイソシアネー
トそれ自体、又はこれらの各有機ジイソシアネートの過
剰量と多価アルコール、低分子量ポリエステル樹脂もし
くは水等との付加物、あるいは上掲した各有機ジイソシ
アネート同志の重合体、更にはイソシアネート・ビウレ
ット体等が挙げられるが、それらの代表的な市販品の例
としては「バーノックD−750、−800、DN−9
50、−970もしくは15−455」(以上、大日本
インキ化学工業(株)製品)、「ディスモジュールL、
N、HL、もしくはN3390」(西ドイツ国バイエル
社製品)、「タケネートD−102、−202、−11
0もしくは−123N」(武田薬品工業(株)製品)、
「コロネートEH、L、HLもしくは203」(日本ポ
リウレタン工業(株)製品)又は「デゥラネート24A
−90CX」(旭化成工業(株)製品)等が挙げられ
る。ブロックされたイソシアネート基を有するポリイソ
シアネート化合物としては、上記、フリーのイソシアネ
ート基を有するポリイソシアネート化合物をオキシム、
フェノール、アルコール、ラクタム、マロン酸エステ
ル、メルカプタン等の公知のブロック剤でブロックした
ものが挙げられる。これらの代表的な市販品の例として
は「バーノックD−550」(大日本インキ化学工業
(株)製品)、「タケネートB−815−N」(武田薬
品工業(株)製品)、「アディトールVXL−80」
(西ドイツ国ヘキスト社製品)又は「コロネート250
7」[(日本ポリウレタン工業(株)製品)]等が挙げ
られる。
【0022】本発明塗料組成物は、前記アクリル系共重
合体とアミノ樹脂及び/又は(ブロック)ポリイソシア
ネート化合物とを配合することによって得られる。該ア
クリル系共重合体は、両者の合計量当たり、90〜50
重量%、好ましくは80〜60重量%の範囲で配合され
る。アクリル系共重合体の配合割合が上記した範囲をは
ずれると十分な架橋塗膜が形成されず耐候性、耐酸性、
耐擦り傷性などの塗膜性能が悪くなるので好ましくな
い。
【0023】本発明塗料組成物において、前記した以外
に平均粒子径0.01〜1μm の範囲のポリマー微粒子
が配合できる。該微粒子を構成するポリマーは本発明塗
料組成物で用いる有機溶剤に不溶性でなければならな
い。また、該ポリマーは架橋もしくは未架橋であっても
かまわないが好ましくは架橋したものが望ましい。該微
粒子はそれ自体公知のものであり、従来のものから適宜
選択して使用できるが、特に下記したものを使用するこ
とが好ましい。
【0024】(1)非水ディスパージョン型ビニル樹脂 該非水ディスパージョン型ビニル樹脂は、高分子分散安
定剤及び有機溶剤の存在下で少なくとも1種のビニルモ
ノマーを分散重合させてなるものである。高分子分散安
定剤としては、従来から非水ディスパージョンの分野で
使用されている既知のものを使用でき、例えば下記
(1)〜(9)のものを例示することができる。
【0025】(1)12−ヒドロキシステアリン酸等の
水酸基を含有する脂肪酸の自己縮合ポリエステルとアク
リル酸グリシジル又はメタクリル酸グリシジルを付加し
て分子中に約1.0個の重合性二重結合を導入したポリ
エステルマクロモノマー。
【0026】(2)上記(1)のポリエステルマクロモ
ノマーとメチルメタクリレート及び/又はその他の(メ
タ)アクリル酸エステル、ビニルモノマーを共重合した
櫛型ポリマー。
【0027】(3)上記(2)に少量のグリシジル(メ
タ)アクリレートを共重合させておき、そのグリシジル
基に後から(メタ)アクリル酸を付加して二重結合を導
入したもの。
【0028】(4)炭素数4以上のモノアルコールの
(メタ)アクリル酸エステルを少なくとも20重量%共
重合してなる水酸基含有アクリル共重合体。
【0029】(5)上記(4)に数平均分子量基準で1
分子当り0.3以上の二重結合を導入する方法として
は、例えば、もとのアクリル共重合体中に少量の(メ
タ)アクリル酸グリシジルを共重合しておき、後からそ
のグリシジル基に(メタ)アクリル酸を付加する方法が
挙げられる。
【0030】(6)ミネラルスピリット許容率の高いア
ルキルメラミン樹脂。
【0031】(7)油長15%以上のアルキド樹脂及び
/又はそれに重合性二重結合を導入する方法としたも
の。重合性二重結合を導入する方法としては、例えばア
ルキド樹脂中のカルボキシル基に(メタ)アクリル酸グ
リシジルを付加する方法が挙げられる。
【0032】(8)ミネラルスピリット許容率の高いオ
イルフリーポリエステル樹脂、油長15%以上のアルキ
ド樹脂及び/又はそれに重合性二重結合を導入したも
の。
【0033】(9)重合性二重結合を導入したセルロー
スアセテートブチレート。重合性二重結合を導入する方
法としては、例えばセルロースアセテートブチレートに
イソシアネートエチルメタクリレートを付加する方法が
挙げられる。
【0034】これらの分散安定剤は、単独で又は複数の
タイプのものを組合わせて用いられる。
【0035】上記分散安定剤の中でも、本発明において
特に好適な分散安定剤は、脂肪族炭化水素等の比較的低
極性溶剤に溶解可能であって、しかも塗膜性能上の要求
をもある程度満たすことができるものであり、その様な
条件を満たす分散安定剤としては、殊に分子量、ガラス
転移温度、極性(ポリマーのSP値)、水酸基価、酸価
等を容易に調整することができ、耐候性にも優れている
上記(4)及び(5)のアクリル系共重合体が好適であ
る。更に分散微粒子とグラフト重合可能な重合性二重結
合を分子中に平均して約0.2〜1.2個有するアクリ
ル系共重合体が好適である。
【0036】本発明塗料組成物で使用される非水ディス
パージョン型ビニル樹脂は、上記高分子分散安定剤の存
在下、該分散安定剤及び分散微粒子を形成する後記ビニ
ルモノマーは溶解するが、該ビニルモノマーから生成す
る重合体微粒子は実質的に溶解しない脂肪族炭化水素を
主体とする有機溶剤中で、少なくとも1種のビニルモノ
マーを分散重合することによって容易に製造される。
【0037】前記高分子分散安定剤として好適な上記ビ
ニル系共重合体を形成するモノマーの成分及び上記分散
微粒子を形成するビニルモノマーとしては、ラジカル重
合性不飽和単量体であれば特に制限されることなく、各
種のものを使用することができる。その代表的なものを
例示すれば以下の通りである。
【0038】(a)アクリル酸又はメタクリル酸のエス
テル:例えば、アクリル酸メチル、アクリル酸エチル、
アクリル酸プロピル、アクリル酸イソプロピル、アクリ
ル酸ブチル、アクリル酸ヘキシル、アクリル酸オクチ
ル、アクリル酸ラウリル、アクリル酸ステアリル、メタ
クリル酸メチル、メタクリル酸エチル、メタクリル酸プ
ロピル、メタクリル酸イソプロピル、メタクリル酸ブチ
ル、メタクリル酸ヘキシル、メタクリル酸オクチル、メ
タクリル酸ラウリル、メタクリル酸ステアリル等のアク
リル酸又はメタクリル酸のC1-18アルキルエステル:グ
リシジルアクリレート、グリシジルメタクリレート:ア
リルアクリレート、アリルメタクリレート等のアクリル
酸又はメタクリル酸のC2-8 アルケニルエステル:ヒド
ロキシエチルアクリレート、ヒドロキシエチルメタクリ
レート、ヒドロキシプロピルアクリレート、ヒドロキシ
プロピルメタクリレート等のアクリル酸又はメタクリル
酸のC2-8 ヒドロキシアルキルエステル:アリルオキシ
エチルアクリレート、アリルオキシエチルメタクリレー
ト等のアクリル酸又はメタクリル酸のC3-18アルケニル
オキシアルキルエステル等。
【0039】(b)ビニル芳香族化合物:例えば、スチ
レン、α−メチルスチレン、ビニルトルエン、p−クロ
ルスチレン、ビニルピリジン等。
【0040】(c)α,β−エチレン性不飽和酸:例え
ば、アクリル酸、メタクリル酸、イタコン酸等。
【0041】(d)アクリル酸、又はメタクリル酸のア
ミド:例えば、アクリルアミド、メタクリルアクリルア
ミド、n−ブトキシメチルアクリルアミド、n−メチロ
ールアクリルアミド、n−ブトキシメチルメタクリルア
ミド、n−メチロールメタクリルアミド等。
【0042】(e)その他:例えば、アクリロニトリ
ル、メタクリロニトリル、メチルイソプロペニルケト
ン;酢酸ビニル、ベオバモノマー(シェル化学社製)、
ビニルプロピオネート、ビニルピバレート、イソシアネ
ートエチルメタクリレート、パーフルオロシクロヘキシ
ル(メタ)アクリレート、p−スチレンスルホンアミ
ド、N−メチル−p−スチレンスルホンアミド、γ−メ
タクリロキシプロピルトリメトキシシラン等。
【0043】上記した単量体の中でも特に分散安定剤と
なるビニル系共重合体の調製に好適に用いられるもの
は、メタクリル酸n−ブチル、メタクリル酸2−エチル
ヘキシル、メタクリル酸ドデシル、メタクリル酸ラウリ
ル、メタクリル酸ステアリル等の比較的長鎖の低極性単
量体を主体とし、これに必要に応じてスチレン、(メ
タ)アクリル酸メチル、(メタ)アクリル酸エチル、
(メタ)アクリル酸2−ヒドロキシエチル、(メタ)ア
クリル酸プロピル、(メタ)アクリル酸等を併用した単
量体混合物である。
【0044】これらの単量体を共重合した重合体にグリ
シジル(メタ)アクリレート又はイソシアネートエチル
メタクリレートを後付加して重合性二重結合を導入した
ものが好適である。
【0045】分散安定剤となるビニル共重合体はラジカ
ル重合開始剤を用い、従来公知の溶液重合法によって容
易に製造される。
【0046】分散安定剤の数平均分子量は、1,000
〜50,000程度の範囲が好ましく、3,000〜2
0,000程度の範囲がより好ましい。
【0047】また、上記した単量体の中でも特に分散微
粒子を形成するビニルモノマーとして好適なものは、
(メタ)アクリル酸メチル、(メタ)アクリル酸エチ
ル、アクリル酸n−ブチル、アクリロニトリル等の比較
的高極性単量体を主体とし、これに必要に応じて、(メ
タ)アクリル酸、(メタ)アクリル酸2−ヒドロキシエ
チルを併用したものを挙げることができる。またジビニ
ルベンゼンやエチレングリコールジメタクリレート等の
多官能モノマーを少量併用するか、メタクリル酸グリシ
ジルとメタクリル酸のようにお互いに反応する官能基を
有する複数のモノマーを共重合するか、N−アルコキシ
メチル化アクリルアミドやγ−メタクリロキシトリアル
コキシシランのように自己反応性のモノマーを共重合す
ることによって粒子内を架橋しゲル化粒子としてもよ
い。
【0048】分散重合を行うに当たり、分散安定剤と分
散微粒子となるビニルモノマーとの配合割合としては、
重量比で5/95〜80/20、好ましくは10/90
〜60/40の範囲内とするのがよく、分散重合はラジ
カル重合開始剤の存在下で従来公知の方法に従い行い得
る。
【0049】(2)その他ポリマー微粒子 少なくとも2個のエチレン性二重結合を含む架橋用モノ
マーを含有するモノマー混合物を水系媒体中でアニオン
または非イオン性界面活性剤を用いて乳化重合させて得
られるポリマー微粒子の水分散液であって、そして該水
分散液からポリマー微粒子を分離した粉末状のものもし
くは水を有機溶剤で置換して得られる有機溶剤の分散液
の形のものが使用できる。
【0050】上記水分散液としては、例えば特開昭2−
47107号公報に記載されるゲル化微粒子重合体及び
その製造方法において反応性乳化剤としてアニオン性又
は非イオン性のものを用いたものが好適に使用できる。
該ゲル化微粒子重合体については該公報に記載されてい
るので、ここでは該引用をもって詳細な記述に代える。
【0051】本発明塗料組成物において、ポリマー微粒
子を用いることによって、更に仕上り外観及び耐久性に
優れた塗膜が形成できる。
【0052】ポリマー微粒子の配合割合は、要求される
性能などによって適宜配合できるが、通常、前記アクリ
ル系共重合体及びアミノ樹脂及び(ブロック)ポリイソ
シアネート化合物との総合計量100重量部に対して約
0.1〜50重量部、好ましくは約1〜30重量部の範
囲がよい。
【0053】本発明塗料組成物には、前記した成分以外
にセルロースアセテートブチル、エポキシ樹脂、ポリエ
ステル樹脂、アルキド樹脂、アクリル樹脂等の変性樹脂
を少量併用してもよい。また、必要に応じて、有機溶
剤、顔料、硬化触媒、紫外線吸収剤、塗面調整剤、酸化
防止剤、流動性調整剤、顔料分散剤、シランカップリン
グ剤等の添加剤等を配合せしめることができる。
【0054】上記有機溶媒としては、ヘプタン、トルエ
ン、キシレン、オクタン、ミネラルスピリット等の炭化
水素系溶媒、酢酸エチル、酢酸n−ブチル、酢酸イソブ
チル、メチルセロソルブアセテート、ブチルカルビトー
ルアセテート等のエステル系溶媒、メチルエチルケト
ン、メチルイソブチルケトン、ジイソブチルケトン等の
ケトン系溶媒、メタノール、エタノール、イソプロパノ
ール、n−ブタノール、sec−ブタノール、イソブタ
ノール等のアルコール系溶媒,n−ブチルエーテル、ジ
オキサン、エチレングリコールモノメチルエーテル、エ
チレングリコールモノエチルエーテル等のエーテル系、
コスモ石油社製の商品名スワゾール310、スワゾール
1000、スワゾール1500等の芳香族石油溶剤系等
を挙げることができる。該有機溶剤は1種もしくは2種
以上混合して使用できる。又、硬化性の点からは沸点が
150℃程度以下のものが好ましいが、これに限定され
るものではない。
【0055】本発明塗料組成物中に含有してもよい顔料
としては、例えば有機顔料(例えばキナクリドン等のキ
ナクリドン系、ピグメントレッド等のアゾ系、フタロシ
アニンブルー、フタロシアニングリーン等のフタロシア
ニン系等)、無機顔料(例えば、酸化チタン、硫酸バリ
ウム、炭酸カルシウム、バリタ、クレー、シリカ等)、
炭素系顔料(カーボンブラック)、メタリック粉末(例
えばアルミニウム、雲母状酸化鉄、ステンレススチール
等)、防錆顔料(例えば、ベンガラ、ストロンチューム
クロメート等)が使用できる。
【0056】硬化触媒としては、硬化剤が(ブロック)
ポリイソシアネート化合物である場合にはジブチル錫ジ
アセテート、ジブチル錫ジオクテート、ジブチル錫ラウ
レート、トリエチルアミン、又はジエタノールアミン等
が挙げられる。
【0057】本発明塗料組成物は金属(例えば鋼板、表
面処理鋼板等)、プラスチック等の被塗物素材に直接又
は被塗物素材にプライマーもしくはプライマー/中塗り
を施した塗膜面に塗布できる。また、自動車用塗料とし
て使用する場合には、例えば、2コート1ベーク、2コ
ート2ベーク等の上塗りエナメル塗料及びクリヤートッ
プコート用塗料、1コート1ベーク等のソリッドカラー
塗料として使用できる。
【0058】本発明塗料組成物は、例えば静電塗装(ベ
ル型等)、エアースプレー塗装等の手段により、乾燥膜
厚10〜60μm 程度に塗装し、120〜180℃程度
の温度で10〜60分間程度加熱を行うことによって塗
膜を形成することができる。
【0059】本発明塗料組成物を上記2コート1べー
ク、2コート2ベーク等のクリヤートップコート用塗料
として用いる場合には、特に紫外線吸収剤、紫外線安定
剤等の添加剤を配合することが好ましい。
【0060】紫外線吸収剤としては具体的には、例えば
ベンゾフェノン、2,4−ジヒドロキシベンゾフェノ
ン、2,2´,4,4´−テトラヒドロキシベンゾフェ
ノン、2−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン、
2,2´−ジヒドロキシ−4,4´−ジメトキシベンゾ
フェノン、2,2´−ジヒドロキシ−4−メトキシベン
ゾフェノン、2−ヒドロキシ−4−オクトキシベンゾフ
ェノン、2−ヒドロキシ−4−ドデシルキシベンゾフェ
ノン、2−ヒドロキシ−4−メトキシ−5−スルフォベ
ンゾフェノン、5−クロロ−2−ヒドロキシベンゾフェ
ノン、2,2´−ジヒドロキシ−4,4´−ジメトキシ
−5−スルフォベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4−
メトキシ−2´−カルボキシベンゾフェノン、2−ヒド
ロキシ−4−(2−ヒドロキシ−3−メチルアクリロキ
シ)プロポキシベンゾフェノン等の如きベンゾフェノン
系化合物;2−(2´−ヒドロキシ−5´−メチル−フ
ェニル)ベンゾトリアゾール、2−(2´−ヒドロキシ
−3´,5´−ジ−tert−ブチル−フェニル)ベン
ゾトリアゾール、2−(2´−ヒドロキシ−3´−te
rt−ブチル−5´−メチル−フェニル)ベンゾトリア
ゾール、2−(2´−ヒドロキシ−3´,5´−ジ−t
ert−ブチル−フェニル)−5−クロロベンゾトリア
ゾール、2−(2´−ヒドロキシ−3´,5´−ジ−t
ert−イソアミル・フェニル)ベンゾトリアゾール、
2−(ヒドロキシ−5−tert−ブチル−フェニル)
ベンゾトリアゾール等の如きベンゾトリアゾール系化合
物;エチル−2−シアノ−3,3´−ジフェニルアクリ
レート、2−エチルヘキシル−2−シアノ−3,3´−
ジフェニル−アクリレート等の如きアクリレート系;フ
ェニルサリシレート、4−tert−ブチル−フェニル
サリシレート、パラ−オクチル−フェニルサリシレート
等の如きサリシレート系;エタンジアミド−N−(2−
エトキシフェニル)−N´−(4−イソドデシルフェニ
ル)、2−エチル−2´−エトキシオキザルアニリド、
2−エトキシ−5−tert−ブチル−2´−エチル−
オキザルアニリド及び商品名としてサンドーズ社のサン
ドボア EPU.USU 3206等の蓚酸アニリド系
化合物;ヒドロキシ−5−メトキシ−アセトフェノン、
2−ヒドロキシ−ナフトフェノン、2−エトキシエチル
−パラ−メトキシシンナメート、ニッケル−ビスオクチ
ルフェニルスルフィド、[2,2´−チオビス(4−t
ert−オクチルフェノラト)]−n−ブチルアミン−
ニッケル等のその他の化合物等が挙げられる。これらの
ものは1種もしくは2種以上組合わせて使用できる。
【0061】紫外線安定剤としては、ビス(1,2,
2,6,6−ペンタメチル−4−ピペリジニル)−2−
ブチル−2−(4−ヒドロキシ−3,5−ジ−tert
−ブチルベンジル)プロパンジオエート、ビス(1,
2,2,6,6−ペンタメチル−4−ピペリジル)セバ
ケート、8−アセチル−3−ドデシル−7,7,9,9
−テトラメチル−1,3,8−トリアザスピロ[4,
5]デカン−2,4−ジオン及び商品名としてチヌビン
144、292、440(以上、チバガイギー社製)、
サノールLS−770(三共(株)製)等のヒンダード
アミン系等が挙げられる。
【0062】上記紫外線吸収剤は単独で使用することが
できるが、本発明においては、特にこのものと紫外線安
定剤と組合わせて用いることが望ましい。これらの添加
剤は前記ビニル系共重合体架橋剤との総合計量100重
量部当たり約0.1〜4重量部の範囲が望ましい。
【0063】また、該クリヤー塗料は、通常着色顔料を
添加することなく用いられるがこのものに着色ベース塗
膜が隠蔽しない程度の着色顔料を配合することができ
る。
【0064】次に、上記した2コート1ベークについて
述べる。該2コート1ベークは例えば前記した素材に着
色ベースコート用塗料組成物を塗布し、次いで前記クリ
ヤートップコート用塗料を塗装し、焼き付けることによ
って実施できる。着色ベース及びクリヤートップコート
用塗料組成物の塗装は、通常の塗装方式、例えば静電塗
装もしくは非静電塗装機を用いて行える。また、着色ベ
ースコートの膜厚は10〜50μm 程度(硬化後)が好
ましい。該塗料を塗装後、数分間室温に放置するか、5
0〜80℃位で数分間強制乾燥した後、クリヤーコート
塗料組成物を塗装する。クリヤー塗膜の厚さは10〜6
0μm (硬化後)が好ましい。次いで120〜180℃
程度の温度で20〜40分間程度加熱が行われる。
【0065】上記着色ベースコート用途料組成物は、好
ましくは金属フレーク粉末及び/又はマイカ粉末を含有
してなる硬化形塗料組成物であって、このような着色ベ
ース塗料自体はすでに公知であり、具体的にはアクリル
樹脂、ポリエステル樹脂、アクリル・ポリエステル樹脂
等を基体樹脂とし、アミノ樹脂、(ブロック)ポリイソ
シアネート等を架橋剤とし、更に必要に応じて、セルロ
ースアセテートブチレート、着色顔料、体質顔料、有機
重合体微粒子、沈降防止剤、タレ止め防止剤、顔料分散
剤、紫外線吸収剤及びその他塗料用添加剤等を配合して
なる有機溶剤形(ハイソリッド、非水分散型も含む)塗
料、水性塗料等の硬化形塗料が使用できる。該金属フレ
ーク粉末としては、例えばアルミニウムフレーク、ニッ
ケルフレーク、銅フレーク、ステンレスフレーク、真鍮
フレーク及びクロムフレーク等が挙げられ、また、マイ
カ粉末としては、例えばパールマイカ、着色パールマイ
カ等が挙げられる。
【0066】
【作用及び発明の効果】本発明塗料組成物において、硬
化樹脂成分であるアクリル系共重合体は、特に該共重合
体を構成するモノマー成分としてスチレンモノマーを主
成分とし、かつ該スチレンモノマーと共重合反応させる
モノマー成分としてアクリル酸エステル系モノマーを選
択することにより耐候性及び耐酸性などに優れた塗膜が
形成できる。この様な優れた効果を発揮する理由として
は、本発明で用いたスチレンモノマーのスチリル基及び
アクリル酸エステル系モノマーのアクリロイル基同志で
のラジカル共重合反応性が良いことから、スチレンホモ
ポリマーの少ない共重合体が合成され、従来、スチレン
モノマーを45〜55重量%含有するアクリル系樹脂か
らは予想もつかないほど大幅な塗膜の耐候性を向上させ
ることができ、しかも共重合されたスチレンモノマー成
分は化学的に安定であるため酸などにおかされ難く耐酸
性に優れた塗膜を形成させることができたと推察され
る。
【0067】更に、本発明塗料組成物において、アクリ
ル系共重合体を構成するモノマー成分として、1,4−
ブタンジオールモノアクリレートモノマー及び/又はε
−カプロラクトン変性アクリレートモノマーを水酸基含
有モノアクリレートモノマーを用いることにより、アク
リル系共重合体分子中に均一に1級水酸基を導入するこ
とができ、かつ該モノマー成分自体の性質から耐擦り傷
性に優れた硬化塗膜が形成できるといった効果を発揮す
る。
【0068】
【実施例】以下、製造例、実施例及び比較例を掲げて本
発明をより一層明らかにする。尚、特に断らない限り
「部」及び「%」は、それぞれ「重量部」、「重量%」
を意味する。
【0069】〔1〕試料の調製 製造例1 水酸基含有アクリル樹脂溶液Aの製造 撹拌機、温度計、還流冷却機等の備わった通常のアクリ
ル樹脂反応槽に、スワゾール1000〔コスモ石油
(株)製、芳香族系溶剤〕45部を仕込み、加熱撹拌
し、125℃に達してから下記の単量体混合物を3時間
で滴下した。
【0070】 スチレン 50部 ラウリルアクリレート 10部 n−ブチルアクリレート 7部 1,4−ブタンジオールモノアクリレート 30部 アクリル酸 3部 α,α´−アゾビスイソブチロニトリル 4部 上記単量体混合物を滴下終了後、更に30分、125℃
に保持した後、アゾビスジメチルバレロニトリル0.5
部及びスワゾール1000を20部の混合物を1時間要
して滴下した。その後1時間125℃に保ったまま撹拌
を続けた後冷却した。このものにn−ブタノールを1
4.8部加え希釈し、固形分濃度55%の水酸基含有ア
クリル樹脂Aを得た。このアクリル樹脂の重量平均分子
量(MW)は、13,000及びアクリル樹脂中のベン
ゼン環濃度(単量体成分の全配合量に対するベンゼン環
の濃度)は37%であった。アクリル樹脂中のベンゼン
環濃度は、下式で求めた。
【0071】
【数1】
【0072】製造例2〜7 水酸基含有アクリル樹脂溶
液B〜Gの製造 製造例1と同様の方法でアクリル樹脂溶液B〜Gを製造
した。固形分濃度は全て55重量%であった。アクリル
樹脂溶液B〜Gの組成とそれらの重量平均分子量(M
W)を表1に示した。
【0073】
【表1】
【0074】製造例8 非水ディスパージョン型ビニル
樹脂の製造 撹拌機、温度計、還流冷却機等の備わった通常のアクリ
ル樹脂反応槽にキシロールを45.7部、n−ブタノー
ル5部を仕込み、加熱撹拌し、125℃に達してから下
記の単量体混合物を3時間で滴下した。
【0075】 スチレン 30部 ラウリルメタクリレート 20部 n−ブチルアクリレート 10部 2−エチルヘキシルメタクリレート 12部 2−ヒドロキシエチルメタクリレート 20部 2−ヒドロキシエチルアクリレート 5部 アクリル酸 3部 tert−ブチルパーオクトエート 4.6部 上記単量体混合物を滴下終了後、更に30分、125℃
に保持した後、アゾビスジメチルバレロニトリル0.5
部及びキシロールを16部の混合物を1時間要して滴下
し、更に5時間熟成を行った。得られた樹脂溶液の固形
分は60%であった。
【0076】次いで、このワニス168部に4−ter
t−ブチルピロカテコール0.03部、グリシジルメタ
クリレート2部を加えて125℃にて5時間反応を行
い、重合性二重結合を導入した。この生成物90部及び
キシロール48部、ヘプタン105部をフラスコに仕込
み、90℃で下記の単量体及び重合開始剤を4時間かけ
て滴下した。更に、tert−ブチルパーオクトエート
0.5部を添加し、その後3時間熟成して、非水ディス
パージョン型ビニル樹脂を得た。
【0077】 スチレン 40部 メチルメタクリレート 20部 アクリロニトリル 16部 グリシジルメタクリレート 2部 2−ヒドロキシエチルアクリレート 20部 メタクリル酸 2部 α,α´−アゾビスイソブチロニトリル 1部 得られた樹脂分散液は固形分45%のミルク状白色分散
物であった。
【0078】製造例9 ゲル化微粒子の製造 撹拌装置、温度計、冷却管及び加熱マントルを備えた1
1フラスコに、脱イオン水3536.5部、乳化剤(*
1)を51部加え、撹拌しながら90℃まで昇温した。
これに重合開始剤(*2)12.5部を脱イオン水50
0部に溶解した水溶液20%を加えた。15分後にモノ
マー混合物(*3)の5%を加えた。次いで、更に30
分間撹拌した後、残りのモノマー混合物及び重合開始剤
の滴下を開始した、モノマー混合物の滴下は3時間で、
重合開始剤の滴下は3.5時間かけてそれぞれ行い、そ
の間重合温度は90℃に保った。重合開始剤水溶液の滴
下終了後も30分間加熱して90℃に保った後室温に冷
却し、濾布を用いて取出し、固形分20%の水性ゲル化
微粒子重合体水分散液を得た。
【0079】得られた水分散液をステンレスバット上で
60℃の電気熱風式乾燥機中で乾燥させ、固形樹脂とし
て取り出した。しかるのち、60℃に加熱したキシレン
/n−ブチルアルコール=50/50(重量比)の混合
溶剤中に分散させて固形分濃度20%のゲル化微粒子重
合体分散液(平均粒子径82nm)を調製した。
【0080】*1 乳化剤:エレミノール JS−2
(39%水溶液) スルホコハク酸系アリル基含有アニオン性反応性乳化
剤、市販品、三洋化成。
【0081】*2 重合開始剤:VA−080 水溶性アゾアミド重合開始剤 2,2´−アゾビス{2
−メチル−N−[1,1−ビス(ヒドロキシメチル)−
2−ヒドロキシエチル]プロピオンアミド}、市販品
和光純薬工業。
【0082】*3 モノマー混合物:スチレン/n−ブ
チルアクリレート/1,6−ヘキサンジオールアクリレ
ート=470/470/60(部)。
【0083】実施例1 製造例1で得た水酸基含有アクリル樹脂溶液(A)を1
36部(固形分量で75部)、サイメルXV805(注
1)25部、表面調製剤(注2)0.1部、及び紫外線
吸収剤(注3)2部の混合物を撹拌し、次いでスワゾー
ル1500(注4)/n−ブタノール=9/1の混合溶
剤を加えて塗料粘度25秒(フォードカップ#4/25
℃)に調整して試験に供した。
【0084】(注1)サイメルXV805…三井サイア
ナミド(株)製、固形分約100%のメチル、イソブチ
ル混合エーテル化モノメリックメラミン樹脂。
【0085】(注2)表面調製剤…ビッグケミ社製、B
YK−300溶液、
【0086】(注3)紫外線吸収剤…チバガイギー社
製、チヌビン900。
【0087】(注4)スワゾール1500…コスモ石油
(株)製、芳香族系溶剤。
【0088】実施例2〜7及び比較例1〜3 粘度調整前の混合物を表2に示した通りとする以外は実
施例1と同様に行い、それぞれ、塗料粘度25秒(フォ
ードカップ#4/25℃)に調整して試験に供した。
【0089】尚、表2における実施例及び比較例の配合
割合は、固形分量及び有効成分量に換算した量(部)で
ある。
【0090】表2中の(注)は下記の通りである。
【0091】(注5)ネイキュア5543…米国、キン
グ、インダストリイズ社製、有効成分約25%のドデシ
ルベンゼンスルホン酸アミン中和物、商品名。
【0092】(注6)スミデュールN…住友バイエルウ
レタン(株)製、無黄変型ポリイソシアネート(NCO
含有率16.5%、固形分濃度75%)。
【0093】
【表2】
【0094】
【表3】
【0095】比較検討例 製造例1で得た水酸基含有アクリル樹脂(A)と製造例
5で得た水酸基含有アクリル樹脂(E)をUV検出器
(紫外線分光検出器、254nmの波長でベンゼン環を検
出)を装備したGPC(ゲルパーミネーションクロマト
グラフィー)を用いて両アクリル樹脂を分析した結果を
それぞれ図1及び図2に示した。これらの図からは、そ
れぞれのポリマー中のスチレンの分布状態を観察するこ
とができる。アクリル樹脂(A)においては低分子領域
(MW2,000以下)におけるスチレンリッチのオリ
ゴマーはほとんど存在していない。これに対してアクリ
ル樹脂(E)のように、スチレンとメタクリル酸エステ
ルを多く共重合した場合には低分子領域にスチレンリッ
チのオリゴマーがかなり存在することがわかる。この結
果から、明らかに、本発明のようにスチレンとアクリル
酸エステルを共重合することにより、耐候性への悪影響
要因の一つにあげられる低分子量スチレンリッチのオリ
ゴマーの生成を抑制することができる。
【0096】塗膜作成条件 前記実施例及び比較例の粘度調整した塗料を用いて、塗
装及び硬化塗膜の作成を行った。
【0097】リン酸亜鉛化成処理を施した厚さ0.8mm
のダル鋼板上にエポキシ系カチオン電着塗料を乾燥塗膜
約20μm となるように電着塗装し、焼き付けた電着塗
膜上に自動車中塗りサーフェーサーを乾燥塗膜厚約20
μm となるように塗装焼き付けした後、#400のサン
ドペーパーで水研ぎし、水切り乾燥し、次いで石油ベン
ジンで脱脂し試験用の素材とした。
【0098】この素材上にマジクロンベースコートHM
−22(関西ペイント社製、メタリック塗料、商品名)
をエアースプレーガンF5(明治機械製作所製、商品
名)を用いて硬化膜厚で約15μm となるように塗装
し、室温で約3分間放置後、実施例1〜15及び比較例
1〜5の粘度調整した塗料を、前記エアースプレーガン
F5を用いて硬化膜厚で約40μm の厚さになるように
塗装した後、約10分間室温に放置セッティングした。
次いで、このものを電気熱風乾燥機で140℃、30分
間加熱硬化せしめた。
【0099】また、ゲル分率を測定するために実施例1
〜7及び比較例1〜3をブリキ板に硬化膜厚が約40μ
m の厚さになるよう塗装した。
【0100】得られたそれぞれの焼き付け塗板について
種々の試験を行った。その試験結果を表3に示す。
【0101】
【表4】
【0102】表3における試験は下記の試験方法に従っ
て行った。
【0103】試験方法 塗膜外観:塗膜の仕上り外観をツヤ感、肉もち感から次
の基準で評価した。 ◎:非常に良好、○:良好、×:不良。
【0104】20°光沢:20°で鏡面反射率を測定し
た。
【0105】鉛筆硬度:JIS K 5400による鉛
筆引っ掻き値を表示した。
【0106】耐酸性:人工雨を試験塗板に0.4ml滴下
し、85℃に加熱したホットプレート上で、15分間加
熱した後、水洗し、塗面を観察し、次の基準で評価し
た。 ○:全く変化のないもの、△:塗面に異常はないが、滴
下部と非滴下部の境界にわずかに段差が認められるも
の、×:塗面が白化したもの。
【0107】人工雨としては、NaNO3 1mg/g溶液を
19.6g、KNO3 1mg/g溶液を5.2g、CaCl
2 ・2H2 O 1mg/g溶液を3.7g、MgSO4 ・7
2O 1mg/g溶液を8.2g、(NH42 SO4 1m
g/g溶液を73.3g、0.1N H2 SO4 を30.
0g、0.1N HNO3 を20.0g、0.05NH
Clを10.0g及びNaF 1mg/g溶液を4.7gを
配合し、pHをH2SO4 で1に調整したものを使用し
た。
【0108】耐水性:40℃の温水に240時間浸漬し
た後、水洗し、塗面を観察し、次の基準で評価した。 ○:全く変化のないもの、△:わずかにツヤ引けするも
の。
【0109】耐溶剤性:キシロールを浸みこませたガー
ゼで塗面を10回払拭した後、塗面を観察し、次の基準
で評価した。 ○:全く変化のないもの、△:塗面にキズが目立つも
の、×:塗面が膨潤し、白化傾向にあるもの。
【0110】耐擦り傷性:ルーフに試験用塗板を貼りつ
けた自動車を洗車機で5回洗車した後の該塗板の塗面状
態を観察した。洗車機はヤスイ産業製「PO 20FW
RC」を用いた。評価基準は次の通りである。 ◎:目視観察でほとんど擦り傷が見つからず、合格、
○:少し擦り傷が見つかるが、その程度は軽い、△:目
視観察で擦り傷が目立ち、不合格、×:目視観察ではっ
きりと著しい擦り傷が判り、不合格。
【0111】ゲル分率:ブリキ板から剥離した塗膜を3
00メッシュのステンレススチール製の網状容器に入
れ、アセトン/メタノール=1/1溶媒を用いて6時間
抽出させた後、次式に従ってゲル分率を計算した。 ゲル分率(%)=(抽出後の試料の重量/抽出前の試料
の重量)×100
【0112】耐候性:サンシャインウェザーメーターに
1600時間曝露した後の塗膜を観察し、次のように評
価した。 ○:異常なし、△:小さいひび割れが少し発生、×:ひ
び割れ。
【図面の簡単な説明】
【図1】製造例1で得た水酸基含有アクリル樹脂(A)
をGPCで分析した結果である。
【図2】製造例5で得た水酸基含有アクリル樹脂(E)
をGPCで分析した結果である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 宮本 祐三 神奈川県平塚市東八幡4丁目17番1号 関 西ペイント株式会社内 (72)発明者 小林 正明 神奈川県平塚市東八幡4丁目17番1号 関 西ペイント株式会社内 (72)発明者 植野 成人 神奈川県平塚市東八幡4丁目17番1号 関 西ペイント株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記成分 (A)スチレンモノマー、水酸基含有モノアクリレート
    モノマー及び炭素数4〜24の1価アルコールのアクリ
    ル酸エステルモノマーで構成される水酸基価60〜14
    0 mgKOH/g樹脂、重量平均分子量3,000〜30,0
    00のアクリル系共重合体であって、かつ該スチレンモ
    ノマーの含有量が45〜55重量%であるアクリル系共
    重合体 90〜50
    重量% (B)アミノ樹脂及び/又は(ブロック)ポリイソシア
    ネート化合物10〜50重量% を硬化性樹脂組成物として含有することを特徴とする塗
    料組成物。
  2. 【請求項2】 水酸基含有モノアクリレートモノマーと
    して1,4−ブタンジオールモノアクリレートモノマー
    及び/又はε−カプロラクトン変性アクリレートモノマ
    ーを含有する請求項1記載の塗料組成物。
  3. 【請求項3】 塗料組成物が上塗り塗料組成物である請
    求項1記載の塗料組成物。
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