JPH05319493A - エンジンオイル交換装置 - Google Patents

エンジンオイル交換装置

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Publication number
JPH05319493A
JPH05319493A JP15274292A JP15274292A JPH05319493A JP H05319493 A JPH05319493 A JP H05319493A JP 15274292 A JP15274292 A JP 15274292A JP 15274292 A JP15274292 A JP 15274292A JP H05319493 A JPH05319493 A JP H05319493A
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JP
Japan
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oil
waste oil
nozzle
waste
refueling
Prior art date
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Application number
JP15274292A
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English (en)
Inventor
Mitsuharu Yoyasu
光晴 与安
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokico Ltd
Original Assignee
Tokico Ltd
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Publication date
Application filed by Tokico Ltd filed Critical Tokico Ltd
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Publication of JPH05319493A publication Critical patent/JPH05319493A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F01MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
    • F01MLUBRICATING OF MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; LUBRICATING INTERNAL COMBUSTION ENGINES; CRANKCASE VENTILATING
    • F01M11/00Component parts, details or accessories, not provided for in, or of interest apart from, groups F01M1/00 - F01M9/00
    • F01M11/04Filling or draining lubricant of or from machines or engines
    • F01M11/0458Lubricant filling and draining

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Loading And Unloading Of Fuel Tanks Or Ships (AREA)
  • Lubrication Details And Ventilation Of Internal Combustion Engines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 廃油ポンプが所定の油種以外の廃油を吸引す
るのを防止し、使い勝手や信頼性等を向上する。 【構成】 廃油配管6の途中に廃油ノズル5が吸引した
廃油の油種を粘度として検出する油種センサ35を設
け、コントロールユニット37は、油種センサ35から
の検出信号に基づいて廃油配管6内の廃油が所定の油種
としてのエンジンオイルであるか否かを判定し、エンジ
ンオイル以外の液体の場合には廃油ポンプ8を速やかに
停止させる構成とした。これにより、操作に不慣れな顧
客が誤って廃油ノズル5を自動変速機用オイルのゲージ
穴内に挿入した場合でも、誤吸引の続行が防止される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば自動車用エンジ
ン等のエンジンオイルを交換するのに用いて好適なエン
ジンオイル交換装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図7ないし図9に従来技術によるエンジ
ンオイル交換装置を示す。
【0003】図において、1はエンジンオイル交換装置
のボックス本体を示し、該ボックス本体1の前面には後
述の廃油ノズル5,給油ノズル11を収容するノズル収
容部1Aが設けられ、該ノズル収容部1Aの上端側に
は、各ノズル5,11を着脱可能に支持する廃油ノズル
掛け1B,給油ノズル掛け1Cが設けられている。
【0004】2はボックス本体1内に設けられた貨幣管
理部を示し、該貨幣管理部2は、ボックス本体1の前面
に設けられたコイン投入部2Aと、該コイン投入部2A
の近傍に設けられた紙幣投入部2Bと、該紙幣投入部2
Bの上側に設けられた金額表示器2Cと、コイン投入部
2Aに隣接して設けられた返却レバー2Dと、紙幣投入
部2Bの下側に設けられ、釣銭等を排出する排出部2E
等とから構成されている。そして、該貨幣管理部2は、
後述のコントロールユニット19からの制御信号に基づ
き、顧客との間で金銭の受渡を行うものである。
【0005】3はボックス本体1の前面上部に設けら
れ、複数個の照光式押釦スイッチ3A,3A,…から構
成されたセレクトスイッチを示し、該セレクトスイッチ
3は、顧客によっていずれか一の押釦スイッチ3Aが操
作されることにより、後述するAコースからGコースま
での7つの給油コースから一の給油コースを選択するも
のである。
【0006】4はボックス本体1のノズル収容部1A上
側に設けられた流量表示器を示し、該流量表示器4はコ
ントロールユニット19からの信号に基づいて給油量を
表示するようになっている。
【0007】5はボックス本体1のノズル収容部1Aに
収容され、ボックス本体1の廃油ノズル掛け1Bに着脱
可能に取付けられた廃油ノズルを示し、該廃油ノズル5
の基端側には廃油ホース5Aが接続されている。そし
て、該廃油ノズル5は、自動車用エンジンのエンジン本
体内にゲージ穴(いずれも図示せず)から挿入され、エ
ンジン本体内のエンジンオイル(廃油)を吸引するもの
である。
【0008】図8において、6はボックス本体1内に配
設された廃油配管で、該廃油配管6は、その一端側が廃
油ノズル5の廃油ホース5Aと接続され、他端側が後述
の廃油タンク9に取付けられ、中間部にはオイルフィル
タ7が設けられている。
【0009】8はオイルフィルタ7の下流側に位置して
廃油配管6の途中に設けられた廃油ポンプを示し、該廃
油ポンプ8はコントロールユニット19からの制御信号
により駆動され、廃油を廃油ノズル5から廃油配管6等
を介して吸引し、廃油タンク9内に吐出するものであ
る。
【0010】9はボックス本体1内に設けられた廃油タ
ンク、10は該廃油タンク9の上側に設けられた静電容
量式レベルスイッチ等からなる満杯センサを示し、該満
杯センサ10は、廃油タンク9内の廃油がほぼ満杯状態
に達すると作動し、これを満杯検出信号としてコントロ
ールユニット19に出力するものである。
【0011】11は廃油ノズル5と共にボックス本体1
のノズル収容部1Aに収容され、給油ノズル掛け1Cに
着脱可能に取付けられた給油ノズルを示し、該給油ノズ
ル11の基端側には給油ホース11Aが接続されてい
る。そして、該給油ノズル11は、エンジン本体内から
廃油ノズル5等によって廃油が吸引された後、オイル注
入口(図示せず)からエンジン本体内に挿入され、顧客
によって操作されることにより、該エンジン本体内に新
しいエンジンオイル(新油)を給油するものである。
【0012】12はボックス本体1内に配設された給油
配管を示し、該給油配管12は、その一端側が給油ノズ
ル11の給油ホース11Aと接続され、他端側が後述の
給油タンク14内に長く伸長して取付けられている。
【0013】13は給油配管12の途中に設けられた給
油ポンプを示し、該給油ポンプ13はコントロールユニ
ット19からの制御信号によって駆動され、給油タンク
14内の新油を吸引して給油配管12に吐出し、この新
油を給油ノズル11等を介してエンジン本体内に給油す
るものである。
【0014】14はボックス本体1内に設けられ、新油
を貯蔵した給油タンク、15は該給油タンク14内に設
けられた静電容量式レベルセンサ等からなる液面計を示
し、該液面計15は給油タンク14内の新油の液面レベ
ルを検出し、これを残量検出信号としてコントロールユ
ニット19に出力するものである。
【0015】16は給油配管12の途中に設けられた流
量計を示し、該流量計16は給油配管12内を給油ノズ
ル11に向けて流通する新油の流量を検出し、これを流
量検出信号としてコントロールユニット19に出力する
ものである。
【0016】17は廃油ノズル掛け1Bの近傍に設けら
れた廃油ノズルスイッチ、18は給油ノズル掛け1Cの
近傍に設けられた給油ノズルスイッチをそれぞれ示し、
該各ノズルスイッチ17,18は例えばマイクロスイッ
チ等から構成され、コントロールユニット19に接続さ
れている。そして、該各ノズルスイッチ17,18は、
各ノズル5,11が各ノズル掛け1B,1Cから外され
るとこれを検出し、コントロールユニット19に出力す
るものである。
【0017】19はボックス本体1内に設けられ、マイ
クロコンピュータとして構成されたコントロールユニッ
トを示し、該コントロールユニット19の記憶エリア1
9A内には、図9に示す給油マップ20等が記憶されて
いる。そして、該コントロールユニット19は貨幣管理
部2に所定の金銭が投入され、セレクトスイッチ3によ
り給油コースが選択されると、廃油ポンプ8を駆動して
エンジン本体の廃油を廃油タンク9内に吸引すると共
に、廃油吸引の終了後に給油ノズル11が給油ノズル掛
け1Cから外されると、給油ポンプ13を駆動して給油
タンク14内の新油をエンジン本体に給油するようにな
っている。
【0018】ここで、前記給油マップ20には、図9に
示す如く、例えばAコースからGコースまでの7コース
が用意され、該各コースA,B,C,D,E,F,Gに
は、5リットルから0.5リットルまで段階的に設定さ
れた給油量Q1 ,Q2 ,Q3,Q4 ,Q5 ,Q6 ,Q7
が記憶されている。
【0019】21は警報ブザーを示し、該警報ブザー2
1はコントロールユニット19からの制御信号により、
廃油の抜取り作業中、新油の給油作業中に作動して警報
を発し、顧客に注意を促すものである。
【0020】従来技術によるエンジンオイル交換装置は
上述の如き構成を有するもので、まず、顧客はボックス
本体1の近くに自動車を停車した後、貨幣管理部2のコ
イン投入部2A、紙幣投入部2Bから貨幣を投入し、A
コースからGコースまでのうち希望する給油コースをセ
レクトスイッチ3によって選択する。そして、コントロ
ールユニット19は、釣銭金額を計算して貨幣管理部2
の排出部2Eから返却すると共に、給油マップ20内か
ら選択された給油コースに応じた一の給油量Qをセット
する。
【0021】次に、顧客が廃油ノズル5を廃油ノズル掛
け1Bから外し、ゲージ穴を介してエンジン本体内に挿
入すると、廃油ノズルスイッチ17は廃油ノズル5が外
されたことを検出する。これにより、コントロールユニ
ット19は制御信号を出力して廃油ポンプ8を駆動し、
該廃油ポンプ8によりエンジン本体内のエンジンオイル
を吸引して廃油タンク9内に収容すると共に、警報ブザ
ー21を鳴動させて廃油吸引開始を報知する。
【0022】次に、エンジン本体内の廃油が抜き取ら
れ、顧客が廃油ノズル5を廃油ノズル掛け1Bに戻す
と、コントロールユニット19は廃油ノズルスイッチ1
7からの検出信号に基づいて廃油ポンプ8を停止させ
る。そして、顧客が給油ノズル11を給油ノズル掛け1
Cから外し、該給油ノズル11をオイル注入口からエン
ジン本体内に挿入すると、コントロールユニット19は
制御信号を出力して給油ポンプ13を駆動すると共に、
警報ブザー21を鳴動させて給油中であることを周囲に
報知する。これにより、給油タンク14内の新たなエン
ジンオイルは給油配管12,給油ノズル11等を介して
エンジン本体内に給油されると共に、流量計16は給油
配管12内を流通する新油の流量を検出する。
【0023】そして、コントロールユニット19は、流
量計16からの流量検出信号がセレクトスイッチ3で選
択された給油量Qに達した場合等に、給油ポンプ13を
停止させて給油を終了する。
【0024】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来技術によるエンジンオイル交換装置では、顧客が各ノ
ズル5,11を自分自身で操作することにより、いわゆ
るセルフサービスで、エンジン本体内の古いエンジンオ
イルを新しいエンジンオイルに交換するようになってい
るから、誤操作を防止すべく、ボックス本体1の前面に
は図表等を貼付し、顧客にエンジンオイルの交換操作手
順を指示するようになっている。
【0025】しかし、自動車には、手動変速式のものと
自動変速式のものとがあり、自動変速式の自動車に搭載
されるエンジン本体には、エンジンオイル用のゲージ穴
に加えて自動変速機用オイルのゲージ穴が設けられてい
るから、エンジンオイル交換装置の操作に不慣れな顧客
やエンジン構造を把握していない顧客等が誤って廃油ノ
ズル5をこの自動変速機用オイルのゲージ穴内に挿入す
ることがある。
【0026】このため、上述した従来技術によるもので
は、廃油ポンプ8により、エンジンオイル以外の自動変
速機用オイルが誤って吸引されてしまい、使い勝手や信
頼性等が大幅に低下するという問題がある。
【0027】また、自動変速機用オイルが抜取られてし
まった後でも、顧客が誤操作に気付かない場合が多いか
ら、誤った廃油抜取り作業後に、給油ノズル11がオイ
ル注入口に挿入されてしまい、エンジン本体内に規定量
以上のエンジンオイルが注入されてしまうという問題が
ある。
【0028】さらに、顧客が自動変速機用オイルの誤吸
引に気付かないまま、自動車を走行させると、自動変速
機の作動不良を生じ、該自動変速機の破損を招来するば
かりか、安全性等が大幅に低下するという問題がある。
【0029】一方、所定の金額さえ投入すれば、油種を
問わずに廃油の抜取り作業を行うことができるから、悪
意の者が処理に困った食用油等のエンジンオイル以外の
油液,液体を持込んで廃油ポンプ8に吸引させることが
ある。このため、廃油タンク9内の廃油量の増加率と給
油タンク14内の新油の減少率との均衡が崩れ、エンジ
ンオイルの販売効率が大幅に低下するという問題があ
る。
【0030】また、上述の如く、廃油タンク9内にエン
ジンオイル以外の自動変速機用オイル,食用油等の他の
油種の油液(液体)が混入されると、廃油処理が煩雑化
し、該廃油タンク9内に収容した廃油の再利用効率が大
幅に低下するという問題がある。
【0031】本発明は上述した従来技術の問題に鑑みな
されたもので、廃油ポンプが所定の油種以外の廃油を吸
引するのを確実に防止でき、使い勝手や信頼性等を向上
できるようにしたエンジンオイル交換装置を提供するこ
とを目的とする。
【0032】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために、本発明が採用する構成の特徴は、廃油ノズルを
介して吸引された廃油の油種を検出する油種検出手段
と、該油種検出手段からの検出信号に基づいて当該廃油
が所定の油種であるか否かを判定し、所定の油種以外の
廃油であると判別したときには廃油の吸引を中断する吸
引制御手段とを設けたことにある。
【0033】
【作用】上記構成により、廃油ノズルが廃油を吸引する
と、油種検出手段はこの廃油の油種を検出する。そし
て、吸引制御手段は、該油種検出手段からの検出信号に
基づいて当該廃油が所定の油種であるか否かを判定し、
所定の油種以外の廃油であると判定したときには廃油の
吸引を停止する。
【0034】
【実施例】以下、本発明の実施例を図1ないし図6に基
づいて説明する。なお、実施例では前述した図7ないし
図9に示す従来技術と同一の構成要素に同一の符号を付
し、その説明を省略するものとする。
【0035】図において、31は本実施例によるセレク
トスイッチを示し、該セレクトスイッチ31は従来技術
で述べたセレクトスイッチ3とほぼ同様に複数個の照光
式押釦スイッチ31A,31Aから構成され、A〜Gコ
ースの給油コースを選択できるようになっているもの
の、該セレクトスイッチ31にはレシート用プリンタ3
2を作動させるレシートスイッチ33が設けられてい
る。
【0036】34はオイルフィルタ7と廃油ポンプ8と
の間に位置し、廃油配管6の途中に設けられた吸引セン
サを示し、該吸引センサ34は例えば半導体式圧力セン
サ、ダイヤフラム式圧力センサ等から構成されている。
そして、該吸引センサ34は廃油配管6内の圧力(真空
度合)を検出し、この検出圧力を後述のコントロールユ
ニット37に出力するものである。
【0037】35は廃油ノズル5とオイルフィルタ7と
の間に位置して廃油配管6の途中に設けられた油種検出
手段としての油種センサを示し、該油種センサ35は、
例えば廃油中に浸漬された金属片を圧電体等によって振
動せしめ、そのときの粘性抵抗を検出する振動型粘度セ
ンサとして構成されている。ここで、一般にエンジンオ
イルの粘度は自動変速機用オイルの粘度よりも大きいか
ら、粘度差に基づいてエンジンオイルであるか否かを検
出できる。そして、該油種センサ35は、廃油配管6内
を吸引される廃油の粘度を検出し、この検出信号をコン
トロールユニット37に出力するものである。
【0038】36はボックス本体1の前面に設けられた
エラー処理操作指示手段としての音声発生装置を示し、
該音声発生装置36は、例えばROM,RAM等のメッ
セージ記憶部とスピーカ等の出力部(いずれも図示せ
ず)等とから構成されており、記憶部内には予め設定さ
れた所定のエラーメッセージが記憶されている。そし
て、該音声発生装置36は、コントロールユニット37
からの制御信号によって所定のエラーメッセージを出力
し、顧客に所定のエラー処理操作を指示するものであ
る。
【0039】37はマイクロコンピュータとして構成さ
れた本実施例によるコントロールユニットを示し、該コ
ントロールユニット37には従来技術で述べたコントロ
ールユニット19とほぼ同様に、貨幣管理部2、セレク
トスイッチ31、各ポンプ8,13等が接続されている
ものの、該コントロールユニット37にはレシート用プ
リンタ32,吸引センサ34,油種センサ35,音声発
生装置36等が接続されている。また、該コントロール
ユニット37の記憶エリア37A内には、従来技術で述
べた給油マップ20の他に、図3ないし図6に示すプロ
グラムが記憶されている。
【0040】本実施例によるエンジンオイル交換装置は
上述の如き構成を有するもので、次に、オイル交換処理
について図3ないし図6を参照しつつ詳述する。
【0041】まず、図3および図4に示すプログラムは
給油コース選択処理を示し、ステップ1では、貨幣管理
部2を介して入金された金額を検出し、ステップ2で
は、この投入金額を金額表示器2Cを介して表示し、ス
テップ3では、貨幣管理部2の返却レバー2Dの状態を
読込む。そして、次のステップ4では、返却レバー2D
が操作されたか否かを判定し、このステップ4で「YE
S」と判定したときは、顧客が返金を希望している場合
だから、ステップ5に移って貨幣管理部2の排出部2E
から投入金額を返却すると共に、ステップ6では、金額
表示器2Cを消灯して次回の販売に備える。
【0042】一方、前記ステップ4で「NO」と判定し
たときは、顧客がエンジンオイルの交換を希望している
場合だから、ステップ7に移ってレシートスイッチ33
の状態を読込み、ステップ8では、レシートスイッチ3
3がオンしたか否かを判定する。このステップ8で「Y
ES」と判定したときは、顧客がレシート発行を希望し
ている場合だから、ステップ9に移ってレシート発行フ
ラグを立てる等の発行準備を行った後、図4に示すステ
ップ10に移る。また、前記ステップ8で「NO」と判
定したときは、レシートの発行を希望しない場合だか
ら、即座にステップ10に移る。
【0043】そして、ステップ10では、セレクトスイ
ッチ31の状態を読込み、ステップ11では、顧客がセ
レクトスイッチ31の各照光式押釦スイッチ31Aを押
して、AコースからGコースまでの7つの給油コースか
ら一の給油コースを選択するまで待機する。そして、こ
のステップ11で「YES」と判定したときは、給油コ
ースが選択された場合だから、ステップ12に移り、レ
シート発行準備がされたか否かを判定する。このステッ
プ12で「YES」と判定したときは、レシート発行フ
ラグが立っている場合だから、ステップ13に移ってレ
シート用プリンタ32からレシートを発行する。
【0044】次に、ステップ14では、選択された給油
コースの照光式押釦スイッチ31Aのみを点灯し、ステ
ップ15では、選択された給油コースに対応する給油量
Qを給油マップ20から呼び出してセットする。そし
て、ステップ16では流量カウンタCをリセットし、ス
テップ17では、貨幣管理部2の排出部2Eから釣銭を
返却し、ステップ18では金額表示器2Cを消灯して、
図5に示すステップ19に移る。
【0045】次に、図5に示すプログラムは廃油吸引処
理を示している。
【0046】まず、ステップ19では、次のステップ2
0で「YES」と判定されるまで廃油ノズルスイッチ1
7の状態を読込み、ステップ20では、廃油ノズルスイ
ッチ17のオン,オフ状態により廃油ノズル5が廃油ノ
ズル掛け1Bから外されたか否かを判定する。このステ
ップ20で「YES」と判定したときは、廃油ノズル5
が廃油ノズル掛け1Bから外された場合だから、ステッ
プ21に移って廃油ポンプ8を駆動する。
【0047】次に、ステップ22では、吸引センサ34
からの検出信号を読込み、ステップ23では、該吸引セ
ンサ34からの検出信号に基づいて廃油の吸引中か否か
を判定する。
【0048】ここで、廃油の吸引が開始される前は、廃
油ノズル5は大気に開放されているから、廃油配管6内
の圧力はほぼ大気圧と等しく、廃油ノズル5がエンジン
本体内の廃油中に挿入されたときには、廃油ポンプ8の
駆動により廃油配管6内の圧力は大気圧以下に低下す
る。従って、廃油配管6内の圧力を吸引センサ34によ
って検出することにより、この検出圧力が所定の圧力
(大気圧程度)以下になったときに、廃油の吸引状態で
あると判定することができる。
【0049】そして、前記ステップ23で「YES」と
判定したときは、廃油ノズル5が廃油中に挿入され、吸
引が開始された場合だから、ステップ24に移って油種
センサ35からの検出信号を読込み、ステップ25で
は、該油種センサ35からの検出信号を予め記憶エリア
37A内に記憶された基準値と比較することにより、廃
油ノズル5が吸引した廃油が所定の油種としてのエンジ
ンオイルであるか否かを判定する。
【0050】このステップ25で「YES」と判定した
ときは、廃油ノズル5が吸引した廃油の粘度(油種セン
サ35からの検出信号)と予め記憶されたエンジンオイ
ルの粘度(基準値)とがほぼ等しく、実質的にエンジン
オイルであると認められる場合だから、ステップ26に
移って警報ブザー21を鳴動させ、廃油の抜取り作業が
開始されたことを周囲に報知し、ステップ22に戻る。
【0051】また、前記ステップ25で「NO」と判定
したときは、油種センサ35からの検出信号と基準値と
が相違し、廃油ノズル5が吸引した廃油がエンジンオイ
ル以外の自動変速機用オイル等の他の液体であり、誤吸
引が発生した場合だから、ステップ27に移って廃油ポ
ンプ8を停止し、次のステップ28では、音声発生装置
36から所定のエラーメッセージを流して、顧客に所定
のエラー処理を行うよう指示し、エラー処理が終了した
ならば、正規の廃油吸引を開始すべく、ステップ22に
戻る。
【0052】ここで、前記ステップ28で行うエラー処
理としては、例えば廃油配管6のうち廃油ポンプ8より
も下流側の部分を回動可能(切換可能)に構成してお
き、誤吸引発生時には、廃油ノズル5を廃油ノズル掛け
1Bに載置した後、手動で廃油配管6の下流側を回動操
作してその開口部を廃油タンク9から他の容器内に移動
させ、廃油ポンプ8を所定時間駆動して該容器内に廃油
配管6内に残存した自動変速機用オイルを移すことによ
り、自動変速機内に戻す等の動作が行われる。なお、容
器への移し替えが終了したときは、廃油配管6の下流側
を廃油タンク9内に戻しておく。
【0053】一方、廃油の抜取り作業中に廃油ノズル5
がエンジン本体から引抜かれたり、廃油が完全に吸引さ
れたりした場合には、廃油配管6内が大気圧となって吸
引センサ34の検出圧力が上昇するから、前記ステップ
23では「NO」と判定され、ステップ29に移って警
報ブザー21を停止する。
【0054】そして、ステップ30では、廃油ノズルス
イッチ17の状態を読込み、ステップ31では、該廃油
ノズルスイッチ17の状態から廃油ノズル5が廃油ノズ
ル掛け1Bに戻されたか否かを判定する。このステップ
31で「YES」と判定したときは、廃油の抜取り作業
が終了し、廃油ノズル5が廃油ノズル掛け1Bに戻され
た場合だから、ステップ32に移って廃油ポンプ8を停
止させる。
【0055】また、前記ステップ31で「NO」と判定
したときは、廃油ノズル5が廃油ノズル掛け1Bに戻さ
れていない場合だから、ステップ22に戻って吸引セン
サ34からの検出信号を読込み、ステップ31で「YE
S」と判定されるまで、廃油の吸引を繰返す。
【0056】次に、図6に示すプログラムは給油処理を
示している。
【0057】まず、ステップ33では、次のステップ3
4で「YES」と判定されるまで給油ノズルスイッチ1
8の状態を読込み、このステップ34では、該給油ノズ
ルスイッチ18のオン,オフ状態によって給油ノズル1
1が給油ノズル掛け1Cから外されたか否かを判定す
る。このステップ34で「YES」と判定したときは、
給油ノズル11が給油ノズル掛け1Cから外された場合
だから、次のステップ35に移って給油ポンプ13を駆
動する。
【0058】そして、ステップ36では、流量計16か
らの流量検出信号を読込み、ステップ37では、流量カ
ウンタCをスタートさせて流量カウントを行い、ステッ
プ38では、この流量カウンタCで積算した流量を流量
表示器4を介して表示すると共に、ステップ39では、
警報ブザー21を鳴動させて周囲に給油中であることを
報知する。ここで、前記流量カウンタCは、流量計16
が検出した瞬時流量を積算して新油の積算流量を求める
ものである。
【0059】そして、ステップ40では、流量カウンタ
Cによりカウントされた給油量が選択された給油量Qに
達したか否かを判定し、このステップ40で「YES」
と判定したときは、エンジン本体内に給油量Qだけ給油
された場合だから、ステップ41に移って給油ポンプ1
3を停止させ、ステップ42では、流量カウンタCをス
トップして流量カウントを停止し、ステップ43では警
報ブザー21を停止させる。次に、ステップ44では、
給油ノズルスイッチ18からの検出信号を読込み、給油
ノズル11が給油ノズル掛け1Cに戻されて、次のステ
ップ45で「YES」と判定されるまで待機する。最後
に、ステップ46では、流量表示器4を消灯し、次の販
売に備える。
【0060】かくして、本実施例によれば、廃油配管6
の途中に廃油ノズル5が吸引した廃油の油種を粘度とし
て検出する油種センサ35を設け、該油種センサ35か
らの検出信号に基づいて廃油配管6内の廃油が所定の油
種としてのエンジンオイルであるか否かを判定し、エン
ジンオイル以外の液体の場合には廃油ポンプ8を速やか
に停止させる構成としたから、操作に不慣れな顧客が誤
って廃油ノズル5を自動変速機用オイルのゲージ穴内に
挿入した場合でも、誤吸引が続行されるのを確実に防止
でき、使い勝手や信頼性等を大幅に向上することができ
る。
【0061】また、誤吸引の発生とほぼ同時に廃油ポン
プ8を停止し、音声発生装置36から所定のエラーメッ
セージを出力して、顧客にエラー処理操作を指示する構
成としたから、操作性が向上し、正常な廃油吸引作業へ
の復帰時間を大幅に短縮することができ、販売効率を向
上することができる上に、自動変速機に作動不良,破損
等が生じるのを効果的に防止し、安全性を高めることが
できる。
【0062】さらに、油種センサ35によって吸引した
廃油の油種を検出する構成であるから、食用油等のエン
ジンオイル以外の油液,液体が持込まれた場合でも、こ
れらのエンジンオイル以外の液体を廃油ポンプ8が吸引
するのを確実に防止することができ、エンジンオイルの
販売効率を向上することができる。
【0063】さらにまた、廃油タンク9内には、所定の
油種としてのエンジンオイルのみを収容することが可能
となるから、廃油処理が容易で、再利用の効率を大幅に
向上することができる。
【0064】なお、前記実施例では、図5に示すプログ
ラムのうち、ステップ24,25,27,28が本発明
の構成要件である吸引制御手段の具体例を示している。
【0065】また、前記実施例では、油種検出手段とし
ての油種センサ35は、金属片を振動させる振動型粘度
センサとして構成するものとして述べたが、本発明はこ
れに限らず、例えばモータ等によって回転体を廃油中で
回転させ、この回転体に生じる粘度による遅れ角から油
種を検出する回転粘度センサ等の他の粘度センサを用い
てもよく、あるいはエンジンオイルの比誘電率、透過率
等の他の物性に基づいて油種を判別する他のセンサを用
いてもよい。さらに、粘度と透過率、粘度と比誘電率、
透過率と比誘電率等の異なる物性をそれぞれ測定する2
種類以上のセンサから油種センサを構成し、各センサの
検出信号から総合的に油種検出を行う構成としてもよ
い。
【0066】また、前記実施例では、油種センサ35を
廃油ノズル5とオイルフィルタ7との間に位置して廃油
配管6の途中に設けるものとして述べたが、これに替え
て、例えば廃油ノズル5に油種センサを設けてもよい。
この場合には、廃油ノズル5が廃油中に挿入されたとほ
ぼ同時に吸引センサ34が作動するから、廃油の油種を
より一層速やかに、廃油の吸引とほぼ同時に検出するこ
とができ、誤吸引量を低減して信頼性等を大幅に向上す
ることができる。
【0067】さらに、前記実施例では、吸引センサ34
と油種センサ35とを別体に構成するものとして述べた
が、本発明はこれに限らず、例えば両者を一体化し、廃
油配管6内の負圧と油種の両方を検出する複合型センサ
として構成してもよい。
【0068】一方、前記実施例では、誤吸引発生時のエ
ラー処理として、廃油配管6を手動で回動操作し、該廃
油配管6内の廃油を別容器に移すものとして述べたが、
これに替えて、例えば廃油配管6に廃油ポンプ8よりも
下流側に位置して3方式電磁弁を設け、該電磁弁と油種
センサ35とを連動させることにより、自動的に誤吸引
した廃油を廃油タンク9とは別体の容器に収容するよう
にしてもよい。また、これとは別に、廃油配管6の下流
側をホース等から構成し、このホースを自動変速機のゲ
ージ穴に直接挿入して廃油を戻すようにしてもよい。
【0069】さらに、前記実施例では、誤吸引発生時
に、廃油配管6内に残存したエンジンオイル以外の液体
を廃油タンク9とは別体の容器に収容する場合を例に挙
げて説明したが、本発明はこれに限らず、例えば廃油配
管6内の誤吸引量が少ない場合や、誤吸引した廃油がエ
ンジンオイルと比較的近い特性を有する場合等には、そ
のまま廃油タンク9内に収容する構成としてもよい。
【0070】また、前記実施例では、エラー処理操作指
示手段としての音声発生装置36は、ROM,RAM等
の記憶回路とスピーカ等とから構成するものとして述べ
たが、これに替えて、例えばプラズマディスプレイ等の
文字表示器等を用いてもよく、CRTディスプレイに操
作手順を映像として映し出す構成としてもよい。さら
に、警報ブザー21を廃止し、音声発生装置で警報ブザ
ーを兼用する構成としてもよい。
【0071】
【発明の効果】以上詳述した通り、本発明によれば、廃
油ノズルが廃油を吸引すると、油種検出手段はこの廃油
の油種を検出し、吸引制御手段は該油種検出手段からの
検出信号に基づいて当該廃油が所定の油種であるか否か
を判定し、所定の油種以外の廃油であると判定したとき
には廃油の吸引を停止する構成としたから、従来技術で
述べた如く、例えば操作に不慣れな顧客により、廃油ノ
ズルが誤って自動変速機用オイルのゲージ穴内に挿入さ
れた場合でも、誤吸引が続行されるのを確実に防止する
ことができ、使い勝手や信頼性等を向上できる。
【0072】また、油種検出手段によって吸引した廃油
の油種を検出する構成であるから、食用油等の所定の油
種以外の廃油が持込まれた場合でも、これらの異常な廃
油を廃油ポンプが吸引するのを確実に防止することがで
き、廃油タンク内の廃油の増加率と給油タンク内の新油
の減少率との均衡が崩れるのを防止して、エンジンオイ
ルの販売効率を向上することができる。
【0073】さらに、廃油タンク内に、所定の油種の廃
油のみを収容することが可能となるから、廃油処理が容
易で、再利用の効率を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例によるエンジンオイル交換装置
の正面図である。
【図2】エンジンオイル交換装置の回路構成を示す回路
構成図である。
【図3】給油コース選択処理を示す流れ図である。
【図4】図3に続く流れ図である。
【図5】廃油吸引処理を示す流れ図である。
【図6】給油処理を示す流れ図である。
【図7】従来技術によるエンジンオイル交換装置の正面
図である。
【図8】エンジンオイル交換装置の回路構成を示す回路
構成図である。
【図9】コントロールユニットに記憶された給油マップ
を示す説明図である。
【符号の説明】
5 廃油ノズル 8 廃油ポンプ 9 廃油タンク 11 給油ノズル 13 給油ポンプ 14 給油タンク 35 油種センサ(油種検出手段)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジン本体内に挿入される廃油ノズル
    と、該廃油ノズルを介してエンジン本体内の廃油を吸引
    し、廃油タンク内に収容する廃油ポンプと、前記エンジ
    ン本体内に挿入される給油ノズルと、給油タンク内の新
    油を吸込み、該給油ノズルを介して前記エンジン本体内
    に給油する給油ポンプとからなるエンジンオイル交換装
    置において、前記廃油ノズルを介して吸引された廃油の
    油種を検出する油種検出手段と、該油種検出手段からの
    検出信号に基づいて当該廃油が所定の油種であるか否か
    を判定し、所定の油種以外の廃油であると判別したとき
    には廃油の吸引を中断する吸引制御手段とを設けたこと
    を特徴とするエンジンオイル交換装置。
JP15274292A 1992-05-20 1992-05-20 エンジンオイル交換装置 Pending JPH05319493A (ja)

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JP15274292A JPH05319493A (ja) 1992-05-20 1992-05-20 エンジンオイル交換装置

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108194815A (zh) * 2018-01-02 2018-06-22 成都锐钻钻头制造有限公司 一种自动更换润滑剂的单刃滚刀保养装置

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CN108194815A (zh) * 2018-01-02 2018-06-22 成都锐钻钻头制造有限公司 一种自动更换润滑剂的单刃滚刀保养装置

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