JP4199863B2 - 給油装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は給油装置に係り、特にセルフサービス給油の操作が行なわれている間のみ給油できるよう構成された給油装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
給油所では、ガソリンや軽油以外の油種として灯油の販売も行っている。
通常、ガソリンや軽油の給油を行う計量機とは別に灯油専用の計量機が設けられており、自動車の燃料タンクにガソリンを給油するついでに顧客が空のポリ容器を持参すると、給油所の作業員が計量機の給油ノズルをポリ容器の給油口に差し込んで給油を行う。
【0003】
従来、灯油専用の計量機は、地上固定式の計量機よりなり、ガソリンや軽油等の計量機と同様に、計量機から導出される可撓性を有する給油ホースと、その給油ホース先端に設けられてポリ容器の給油口に挿入される給油ノズルとを有している。
このような計量機を用いて灯油を給油する場合、空のポリ容器を地面に置いた状態で作業員が計量機に接続された給油ホースを延ばして給油ノズルの吐出パイプをポリ容器の給油口に挿入した後、給油ノズルのノズルレバーを開弁方向に操作して給油を開始する。尚、ポリ容器には、容量の異なる複数の種類があるため、作業員はその都度顧客に給油量を確認してから給油を開始している。
【0004】
そして、ポリ容器内の液面が上昇して給油ノズルの吐出パイプに達すると自動閉弁機構が作動して給油ノズルの主弁が閉弁する。このとき、目標とする20リットルあるいは18リットルに達していないので、作業員は給油ノズルのノズルレバーを半開に操作して少流量で給油を行う。そして、計量機の表示器に20リットルあるいは18リットルが表示されるまで、追加給油を行う。
【0005】
ところが、従来の給油装置では、ポリ容器を地面に置いた状態で給油するため、作業員が腰を曲げて給油ノズルを操作しなければならず、給油操作がやりづらかった。
さらに、作業員は給油終了まで給油ノズルのグリップを把持していないと給油ノズルがポリ容器の給油口から外れてしまうので、腰を曲げた姿勢のまま給油ノズルを支えなければならない。そのため、1個のポリ容器に灯油を給油するのに多くの労力を要していた。
【0006】
このような不都合を解消するため、給油ノズルを昇降可能に支持して給油する方法、あるいは計量機の側面から下方に延在された給油管をポリ容器の給油口に挿入して給油する方法が開発されている。
さらに、予めプリペイドカードのカードデータがカードリーダによって読み込まれると、給油量がプリセットされ、給油操作釦が押圧操作されている間のみ給油されるセルフサービス給油機能を有する給油装置が開発されている。この給油装置では、給油操作釦が押圧操作されると電磁弁が開弁(あるいはポンプ起動)されて給油が開始され、給油操作釦の押圧操作が解除されると電磁弁が閉弁(あるいはポンプ停止)されて給油が停止する。そして、給油停止後、給油量等が記載された伝票が発行される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記のようなセルフサービス給油を行なう給油装置では、予めプリセットされた給油量が給油される前に給油操作釦の押圧操作が解除されると、給油が中断されると共にそれまで給油された給油量等が記載された伝票が発行されることになる。そして、再度、給油操作釦の押圧操作を行なっても給油が行なえず再度カードを入れ直して給油操作を行なわないといけなかった。
【0008】
そして、給油が停止されると共に追加給油された給油量等が記載された伝票が再度発行されることになる。また、他に終了ボタンを設け、必ず終了操作を行い、終了させる装置では、終了ボタンを押し忘れて帰ってしまい、次の操作が行なえない等の不都合があった。
このように、従来は、給油操作釦の押圧操作が解除された場合、プリセット給油が終了したのか、あるいはプリセット給油を中断して追加給油を行なうのかを計量機側で判断することが難しく、給油操作釦の押圧操作が解除される度に伝票が発行されてしまうといった問題がある。
【0009】
そこで、本発明は上記課題を解決した給油装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記課題を解決するため、以下のような特徴を有する。
本発明は、被給油タンクへの給油を指示する給油操作スイッチ釦と、前記給油操作スイッチ釦の押圧操作中は給油を行ない、当該給油操作スイッチ釦の押圧操作が解除された場合、または、当該給油操作スイッチ釦の押圧操作中に前記被給油タンクへの給油量が予め設定された設定量に達した場合に給油を停止するプリセット給油手段と、前記プリセット給油手段による前記被給油タンクへの給油を強制的に停止して終了させる強制終了スイッチ釦と、該プリセット給油手段が前記被給油タンクへの給油量が予め設定された設定量に達したことに基づき給油停止させた場合に給油終了信号を出力し、また、前記被給油タンクへの給油量が予め設定された設定量に達していない状態で前記強制終了スイッチ釦が操作された場合に、前記被給油タンクへの給油を停止するとともに給油終了信号を出力する制御手段と、を備えたことを特徴とするものである。
【0011】
従って、本発明によれば、プリセット給油手段が被給油タンクへの給油量が予め設定された設定量になったことに基づき給油停止させた場合に給油終了信号を出力し、また、被給油タンクへの給油量が予め設定された設定量に達していない状態で強制終了スイッチ釦が操作された場合に、被給油タンクへの給油を停止するとともに給油終了信号を出力する。このため、プリセット給油が終了した場合、及び、強制終了スイッチ釦が操作された場合に自動的に給油終了信号が出力されるので、給油が終了したことを確認できる。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、図面と共に本発明の実施の形態について説明する。
図1は本発明になる給油装置の一実施例を示す構成図である。
図1に示されるように、給油装置11は、灯油のセルフサービス給油を行う給油システムであり、大略、給油エリアに設置された計量機12と、計量機12の近傍に設置されたカードリーダボックス14と、受付16に設置されたオートレジスタ18と、プリペイドカード(図示せず)を発券する券売機20とから構成されている。券売機20は、顧客が給油量に応じた金額のプリペイドカードを発券するように構成されており、前面に例えば18リットル1回給油券、18リットル2回給油券、20リットル1回給油券、20リットル2回給油券を選択的に指定する給油量選択釦20a〜20dと、料金表示器20eと、料金支払い部20fと、おつり返却口20gが設けられている。
【0013】
オートレジスタ18は、管理キースイッチ18aと、カードリーダ18bと、各種操作スイッチ釦18cと、各種メーセージを表示する表示器18dとが配設されている。また、オートレジスタ18は、シリアル回線からなるSS−LAN22を介して計量機12及びカードリーダボックス14と通信可能に接続されており、カードリーダボックス14にプリペイドカードが挿入されると、計量機12に対し給油許可信号を出力すると共に、プリペイドカードに記憶された給油データに基づいて給油すべき給油量をプリセットする。さらに、オートレジスタ18は、使用済みのプリペイドカードを再生するためのカード再生機能も有している。
【0014】
また、カードリーダボックス14には、券売機20で購入されたプリペイドカードが挿入されるカードリーダ部14aと、事務所と通話するためのインタホーン14bと、カードリーダ部14aで読み込まれたカードデータが正しいか否かを表示する状態表示パネル14cとを有する。
尚、カードリーダ部14aは、プリペイドカードが挿入されると、プリペイドカードの磁気記憶部に記憶された給油データ(18リットル又は20リットル及び給油回数等)を読み込む。そして、プリペイドカードに未給油のデータが残っていないときは、挿入されたプリペイドカードを返却せずに回収するよう構成されている。
【0015】
計量機12は、左右側面にセルフサービス給油を行なう給油系統24,26が設けられている。そして、右側に設けられた給油系統26は、給油ノズルの代わりに昇降可能な給油パイプ機構28を用いてタンク載置台30に載置されたポリ容器32に給油を行なう構成となっている。
図2は計量機12の正面図である。また、図3は計量機12の右側面図である。
【0016】
図2及び図3に示されるように、計量機12は、右側面から右方向に延在する一対の注油管路33が配設されている。この注油管路33は、灯油をポリ容器32に吐出するための管路であり、先端部分が下方に向かって延在するように形成されている。
また、注油管路33は、基端部が電磁弁(後述する)に接続され、先端部が垂下方向に延在されている。注油管路33の下方には、給油パイプ機構28が連通されている。この給油パイプ機構28は、径の異なる2本のパイプ28a,28bが上下方向(Y方向)に摺動可能に嵌合された構成とされている。すなわち、給油する前は2本のパイプが重なり合うように短くされ、ポリ容器32に給油する際は把手29を引き下ろすことにより外側のパイプ28aが下方に摺動されてポリ容器32の給油口32aに挿入される。
【0017】
尚、パイプ28aの下端開口部に泡が達したとき泡チューブ31を介して圧力変化を検出する泡センサ27が取り付けられている。また、泡チューブ31の下端部31aは、パイプ28aの先端部近傍に接続されており、給油口32aの泡により閉塞されると泡チューブ31への空気供給が停止する。また、泡チューブ31の上端部31bは、注油管路33の先端部近傍に接続されており、負圧発生部として機能する。
【0018】
そして、泡センサ27は、上端部31bで発生した負圧により下端部31aからの空気が供給されているときは、内部のダイヤフラム(図示せず)が変位せず、下端部31aが泡により閉塞されると下端部31aからの空気供給が遮断されて内部のダイヤフラムが変位する。このダイヤフラムの変位は、フォトインタラプタ等の光センサを用いて検出しており、光センサからの検出信号が泡検出信号として制御回路60に出力される。
【0019】
また、ポリ容器32は、給油口32aが給油しやすい高さ位置となるように容器載置台30に載置される。
計量機12の正面の上部には、給油量を表示する表示器34が設けられている。また、計量機12の左右側面には、給油操作スイッチ釦36と、強制終了スイッチ釦(給油終了指示手段)38とが配設されている。尚、給油操作スイッチ釦36及び強制終了スイッチ釦38は、押圧操作されているときオンとなり、押圧操作が解除されるとオフに復帰する押しボタンスイッチからなる。
【0020】
給油操作スイッチ釦36は、給油を行ないたい要求(給油許可要求信号)をオートレジスタ18の表示・ブザーにより監視者に知らせ監視者が操作スイッチ釦18cの許可ボタン操作により計量機12が給油許可となる。給油許可後は、給油操作スイッチ釦36の押圧操作中は給油が行なえる。そして、給油操作スイッチ釦36の押圧操作が解除されると給油を停止させるようになっている。また、強制終了スイッチ釦38は、プリセット給油の途中で給油を強制的に停止して終了させる場合に押圧操作されて給油終了を指示するためのスイッチ釦である。
【0021】
図4は計量機12の内部構成を示す縦断面図である。
図4に示されるように、計量機12の筐体40内部には、地下タンク(図示せず)に連通された給油管路42が配設されている。この給油管路42には、ベーンポンプ44と、2段閉弁式の電磁弁46と、4ピストン式の流量計47とが配設されている。また、筐体40の支柱40bには、給油ポンプ45を駆動するモータ48と、流量計47のロータ回転が伝達されて流量パルスを出力する流量パルス発振器52とよりなる。そして、電磁弁46の流出口には、前述した注油管路33が接続されている。
【0022】
ここで、上記のように構成されたセルフサービス給油システムの操作手順につて説明する。
▲1▼ 先ず、灯油を購入する顧客は、受付16で券売機20で希望する給油量のプリペイドカードを購入する。
▲2▼ 次に顧客は、給油エリアに移動してカードリーダボックス14のカードリーダ部14aにプリペイドカードを挿入してカードデータ(給油データ)を読み取らせる。
【0023】
オートレジスタ18は、計量機12から給油許可要求信号が出力されるのを待つ。
▲3▼ そして、顧客は、ポリ容器32をタンク載置台30に載置してポリ容器32の給油口32aのキャップを外す。そして、給油パイプ機構28の把手29を把持し、パイプ28aを下方に摺動させて給油口32aに挿入させる。
▲4▼ 続いて、顧客は、計量機12に設けられた給油操作スイッチ釦36を押圧操作してオンにする。そして、計量機12の制御回路60は、オートレジスタ18に給油許可信号が送られ、オートレジスタ18の表示、ブザーにより監視者に通知する。これにより、監視者は、安全を確認し、操作スイッチ釦18cの許可ボタンを押す。
【0024】
この操作でオートレジスタ18から計量機12へ給油許可信号が出力されると、給油ポンプ45のモータ48を駆動すると共に電磁弁46を開弁する。これにより、ポリ容器32への給油が開始される。
▲5▼ 給油操作スイッチ釦36が押圧操作されている間、ポリ容器32への給油が継続される。そして、給油操作スイッチ釦36の押圧操作が解除された場合、あるいはパイプ28aの下端開口に設けられた泡センサ27が給油時の液面に発生する泡を検知すると、電磁弁46を閉弁させる。
【0025】
また、強制終了スイッチ釦38がオンに操作されると、給油途中で給油操作スイッチ釦36の押圧操作を解除しても電磁弁46を閉弁させ、給油ポンプ45のモータ48を停止させる。
▲6▼ この後、顧客は、給油パイプ機構28の把手29を把持し、パイプ28aを上方に摺動させて給油口32aから引き抜く。そして、ポリ容器32の給油口32aにキャップを装着してポリ容器32をタンク載置台30から移動させる。
▲7▼ 尚、プリペイドカードに未給油の代金が残っている場合には、プリペイドカードをカードリーダボックス14のカードリーダ部14aから返却させ、プリペイドカードの残量がゼロであるときはプリペイドカードがカードリーダボックス14に回収される。
【0026】
図5は表示器34を拡大して示す正面図である。
図5に示されるように、表示器34は、流量計47により計測されたポリ容器32への給油量を表示する給油量表示部54と、カードリーダボックス14のカードリーダ部14aにより読み込まれたプリペイドカードによるプリセット値を表示するプリセット値表示部56と、計量機12の状態を表示する状態表示部58とからなる。
【0027】
図6(A)〜(F)は表示器34のプリセット値表示部56及び状態表示部58の表示例を示す正面図である。
図6(A)に示されるように、例えばカードリーダボックス14のカードリーダ部14aに灯油10リットルの給油データが記憶されたプリペイドカードが挿入されてカードデータ(給油データ)が読み込まれてオートレジスタ18からの給油許可信号を受け取ると、プリセット値表示部56には「P10.00」と表示される。
【0028】
また、計量機12が待機中のときには、状態表示部58には、図6(B)に示されるように、給油操作スイッチ釦36が操作可能であることを示す「PUSH」が表示されている。
そして、給油操作スイッチ釦36が押圧操作されてオートレジスタ18からの給油許可信号を受け取った後、給油ポンプ45がモータ48により駆動されると、状態表示部58には、図6(C)に示されるように、長方形状のマークが表示される。また、電磁弁46が開弁されて給油が開始されると、状態表示部58の表示は、図6(D)に示されるように、長方形状のマークの一部が切り欠かれた状態となる。そして、給油中の間この切欠部分は、状態表示部581 〜5812のように時計回りで移動する。これにより、操作者に給油中であることを報知する。
【0029】
さらに、パイプ28aの下端開口に設けられた泡センサ27がポリ容器32の給油口32aにおいて、液面の泡を検知すると、電磁弁46が閉弁されると共に状態表示部58には、図6(E)に示されるように、「FULL」が表示される。
また、プリセットされた給油量が給油された場合、あるいは強制終了スイッチ釦38がオンに操作された場合、状態表示部58には、図6(F)に示されるように、「END」が表示される。
【0030】
図7は計量機12の制御系の構成を示すブロック図である。
図7に示されるように、制御回路60は、カードリーダボックス14のカードリーダ部14aと、泡センサ27と、給油操作スイッチ釦36と、強制終了スイッチ釦38と、給油ポンプ45を駆動するモータ48と、電磁弁46と、流量計47と、表示器34と接続されている。
【0031】
図8は計量機12の制御回路60が実行する制御処理を説明するためのフローチャートである。
図8に示されるように、制御回路60は、ステップS11(以下「ステップ」を省略する)において、給油操作スイッチ釦36がオンに操作されたかどうかをチェックする。S11で給油操作スイッチ釦36がオンに操作されると、S12に進み、オートレジスタ18から給油許可信号が入力され、且つカードリーダボックス14で読み取られたカードデータ(プリセット値)が入力されたかどうかをチェックする。
【0032】
そして、S12において、給油許可信号が入力され、且つカードデータが入力されたときは、S13に進み、給油ポンプ45のモータ48を起動させる。続いて、S14で電磁弁46を開弁させる。これにより、ポリ容器32への給油が開始される。
次のS15では、流量計47によって計測された実給油量がプリセットされた設定量に達したかどうかをチェックする。このS15において、流量計47によって計測された実給油量がプリセットされた設定量に達していないときは、S16に移行して給油操作スイッチ釦36がオフになったかどうかをチェックする。
【0033】
また、S16において、給油操作スイッチ釦36がオンであるときは、再びS15に戻り、流量計47によって計測された実給油量がプリセットされた設定量に達したかどうかをチェックする。そして、S15において、流量計47によって計測された実給油量がプリセットされた設定量に達したときは、S17に進み、電磁弁46を閉弁させる。
【0034】
次のS17aでは、プリセット給油終了後に給油操作スイッチ釦36がオフになったかどうかをチェックする。このS17aにおいて、給油操作スイッチ釦36がオフであるときは、S18に進む。
次のS18では、給油ポンプ45のモータ48を停止させると共に、給油を終了させ、且つポリ容器32へ給油された給油量データを給油終了信号としてオートレジスタ18へ出力する。これにより、オートレジスタ18は、給油量等の伝票を発行すると共に、給油データを記憶する。
【0035】
また、S16で給油操作スイッチ釦36がオフであるときは、S19に進み、電磁弁46を閉弁させる。次のS20では、強制終了スイッチ釦38がオンに操作されたかどうかをチェックする。従って、プリセットされた設定量が給油されていない状態で給油操作スイッチ釦36がオフにされた後、強制終了スイッチ釦38がオンに操作された場合には、給油終了と判断してS18に移行する。
【0036】
しかし、上記S20において、強制終了スイッチ釦38がオフであるときは、S21に進み、給油操作スイッチ釦36がオンに操作されているかどうかをチェックする。このS21において、給油操作スイッチ釦36がオフであるときは、S22に進み、給油操作スイッチ釦36がオフになってから所定時間tが経過したかどうかをチェックする。
【0037】
そして、S22で所定時間tが経過していないときは、上記S20に戻り、再びS20,S21の処理を繰り返す。S21で、給油操作スイッチ釦36がオンに操作されると、上記S14に戻り、電磁弁46を開弁させて給油を再開する。
しかしながら、S22において、給油操作スイッチ釦36がオフで、強制終了スイッチ釦38もオフのままS22で所定時間tが経過したときは、S23に進み、エラーを報知する。その後、上記S18に移行して給油を終了させると共にポリ容器32へ給油された給油量データをオートレジスタ18へ出力する。
【0038】
このように、プリセットされた設定量が給油されていない状態で給油操作スイッチ釦36がオフにされた場合、強制終了スイッチ釦38がオンに操作されることにより給油が終了したことを確認することができる。そのため、給油操作スイッチ釦36がオフになっても再度それをオンすることで給油を継続することができる。
【0039】
また、給油操作スイッチ釦36及び強制終了スイッチ釦38がオフのまま所定時間tが経過したときは、S23でエラーを報知して給油を終了させるため、プリセット給油の途中で給油操作スイッチ釦36がオフになっても自動的に給油を終了させることができる。
また、通常行なわれる定量位置までの給油の場合は、給油操作スイッチ釦36のみの操作で給油が行なえるので、操作が簡単である。また、この場合、終了の操作を行なう必要がなく終了忘れによる誤操作が防げる。
【0040】
図9はオートレジスタ18で行なわれる初期カード登録処理を説明するためのフローチャートである。
図9に示されるように、オートレジスタ18において、プリペイドカードの初期登録を行なう場合、先ず、管理キースイッチ18aがセット位置に回動操作されると、S32に進み、カード登録枚数を操作スイッチ釦18cのキー入力で設定する。続いて、S33では、カードリーダ18bにプリペイドカードを挿入させ、プリペイドカードに記憶されているカードデータ(給油量、給油回数等の給油データ)を読み込む。尚、カードリーダ18bの代わりに操作スイッチ釦18cのキー入力でカード番号登録を行なえる。
【0041】
S34では、プリペイドカードに記憶された各データが正しいのかどうかをチェックする。このS34において、プリペイドカードに記憶されたデータが間違っている場合には、S35に進み、表示器18dにカード不良メッセージを表示して今回の処理を終了させる。
また、S34において、プリペイドカードに記憶されたデータが正しいときは、S36に進み、カード登録枚数内かどうかをチェックする。このS36において、カード登録枚数内でない場合には、登録以外の不正カードが混ざっているものと判断し、S37に進み、表示器18dにカード枚数超過の表示して今回の処理を終了させる。
【0042】
そして、S36において、カード登録枚数内であるときは、表示器18dにカード登録OKメッセージを表示して今回の処理を終了させる。
図10はオートレジスタ18で行なわれる給油処理を説明するためのフローチャートである。
図10に示されるように、オートレジスタ18は、S41でカードリーダボックス14のカードリーダ部14aでプリペイドカードに記憶されたカードデータを読み込む。次のS42では、プリペイドカードに記憶されたカードデータの記録方式が正しいかどうかをチェックする。S42において、プリペイドカードに記憶されたカードデータが正しいときは、S43に進み、登録されているカードかどうかをチェックする。
【0043】
そして、S43において、登録されているカードであるときは、S44に進み、カードデータに未給油の残油量が有るかどうかをチェックする。
また、S42において、プリペイドカードに記憶されたカードデータが正しくないとき、あるいはS43において、登録されているカードでないときは、あるいはS44において、カードデータに未給油の残油量がないときは、S45に進み、プリペイドカードをカードリーダ部14aから排出させる。そして、S46でカード確認処理を行なう。尚、このカード確認処理の詳細については、後述するので、ここでは省略する。
【0044】
また、上記S44において、カードデータに未給油の残油量があるときは、S47に進み、プリペイドカードの有効期限が有効かどうかをチェックする。そして、プリペイドカードの有効期限が有効であるときは、S49に進み、給油回数を確認する。しかしながら、上記S47において、プリペイドカードの有効期限が過ぎて無効であるとき、あるいはS49において、給油回数が登録された回数(N)以上であるときはS48に移行してプリペイドカードをカードリーダ部14aから排出させる。その後、上記S46でカード確認処理を行なう。
【0045】
また、S49において、給油回数がN回未満であるときは、S50に進み、オートレジスタ18に設けられた給油OKランプ(図示せず)を点灯させる。オートレジスタ18のオペレータは、給油OKランプの点灯を確認して給油許可スイッチ(図示せず)をオンに操作する。この操作で計量機12からオートレジスタ18に給油許可信号が送られる。
【0046】
続いて、S51では、給油許可スイッチ(図示せず)がオンに操作されたことを確認する。そして、給油許可スイッチ(図示せず)がオンに操作されると、給油許可信号がオートレジスタ18から計量機12に送られ給油が開始される。また、計量機12からオートレジスタ18に送られる給油完了信号を確認すると、S52以降の処理に移る。この給油完了信号は、例えばプリセットされた給油量が給油完了した場合、あるいは強制終了スイッチ釦38がオンに操作された場合に計量機12からオートレジスタ18へ出力される。
【0047】
次のS53では、プリペイドカードのカードデータに未給油の残油量が有るかどうかをチェックする。このS53において、カードデータに残油量が有るときは、S54に進み、プリペイドカードをカードリーダ部14aから排出させる。その後、上記S41に戻り、次の給油処理を行なう。
また、S53において、カードデータに残油量が無いときは、S55に進み、カードリーダ部14aに挿入されたプリペイドカードを回収する。これで、今回の給油処理を終了する。
【0048】
図11はカード確認処理を説明するためのフローチャートである。
図11のS61において、オートレジスタ18は、管理キースイッチ18aが給油位置に回動操作されると、S62に進み、プリペイドカードのカードデータを読み込む。
次のS63では、プリペイドカードのカードデータが正しいかどうかをチェックする。このS63において、プリペイドカードのカードデータが正しくないときは、S64に進み、表示器18dにカード不良メッセージを表示する。また、プリペイドカードのカードデータが正しいときは、S65に進み、カードリーダ部14aに挿入されたプリペイドカードが有効カードリストに登録されているカードかどうかをチェックする。
【0049】
そして、S65において、有効カードリストに登録されているカードであるときは、S66に進み、残油量、有効期限、過去N回の給油記録等のカードデータの内容を表示する。このように、プリペイドカードに記憶されたカードデータを確認することができる。
図12は回収カード再登録処理を説明するためのフローチャートである。
【0050】
図12のS71において、オートレジスタ18は、管理キースイッチ18aがセット位置に回動操作されると、S72に進み、プリペイドカードのカードデータを読み込む。
次のS73では回収された使用済みのプリペイドカードを再登録する。これにより、使用済みのプリペイドカードは、再使用可能となる。そして、S74では、プリペイドカードに再登録されたカードデータを表示器18dに表示させる。
【0051】
次のS75では、管理キースイッチ18aが給油位置に回動操作されたことを確認して今回の処理を終了する。
尚、上記実施例では、灯油を販売する場合を一例として挙げたが、これに限らず、灯油以外の油液をポリ容器に給油して販売する場合にも適用できるのは言うまでもない。
【0052】
【発明の効果】
上述の如く、本発明によれば、プリセット給油手段が被給油タンクへの給油量が予め設定された設定量になったことに基づき給油停止させた場合に給油終了信号を出力し、また、被給油タンクへの給油量が予め設定された設定量に達していない状態で強制終了スイッチ釦が操作された場合に、被給油タンクへの給油を停止するとともに給油終了信号を出力する。このため、プリセット給油が終了した場合、及び、強制終了スイッチ釦が操作された場合に自動的に給油終了信号が出力されるので、給油が終了したことを給油装置側で確認することができる。また、給油操作スイッチ釦の押圧操作が解除される度に給油終了信号が出力されることはないので、例えば、伝票が無駄に発行されることを防止でき、また、給油量のデータ確保、カード返却が行なえる。さらに、強制終了スイッチ釦が操作されない場合は、何回でも給油指示手段による給油指示を行なうことができるので、安全を確認しながら給油が行なえる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明になる給油装置の一実施例を示す構成図である。
【図2】計量機12の正面図である。
【図3】計量機12の右側面図である。
【図4】計量機12の内部構成を示す縦断面図である。
【図5】表示器34を拡大して示す正面図である。
【図6】表示器34のプリセット値表示部56及び状態表示部58の表示例を示す正面図である。
【図7】計量機12の制御系の構成を示すブロック図である。
【図8】計量機12の制御回路60が実行する制御処理を説明するためのフローチャートである。
【図9】オートレジスタ18で行なわれる初期カード登録処理を説明するためのフローチャートである。
【図10】オートレジスタ18で行なわれる給油処理を説明するためのフローチャートである。
【図11】カード確認処理を説明するためのフローチャートである。
【図12】回収カード再登録処理を説明するためのフローチャートである。
【符号の説明】
11 給油装置
12 計量機
14 カードリーダボックス
18 オートレジスタ
20 券売機
24,26 給油系統
27 泡センサ
28 給油パイプ機
32 ポリ容器
33 注油管路
34 表示器
36 給油操作スイッチ釦
38 強制終了スイッチ釦
40 筐体
42 給油管路
44 ベーンポンプ
46 電磁弁
47 流量計
54 給油量表示部
56 プリセット値表示部
58 状態表示部
60 制御回路

Claims (1)

  1. 被給油タンクへの給油を指示する給油操作スイッチ釦と、
    前記給油操作スイッチ釦の押圧操作中は給油を行ない、当該給油操作スイッチ釦の押圧操作が解除された場合、または、当該給油操作スイッチ釦の押圧操作中に前記被給油タンクへの給油量が予め設定された設定量に達した場合に給油を停止するプリセット給油手段と、
    前記プリセット給油手段による前記被給油タンクへの給油を強制的に停止して終了させる強制終了スイッチ釦と、
    該プリセット給油手段が前記被給油タンクへの給油量が予め設定された設定量に達したことに基づき給油停止させた場合に給油終了信号を出力し、また、前記被給油タンクへの給油量が予め設定された設定量に達していない状態で前記強制終了スイッチ釦が操作された場合に、前記被給油タンクへの給油を停止するとともに給油終了信号を出力する制御手段と、
    を備えたことを特徴とする給油装置。
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