JP5042613B2 - 燃料供給システム - Google Patents

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Description

本発明は燃料供給システムに係り、特に燃料供給前に燃料タンク(被燃料供給体)の燃料補給口から外されたキャップを燃料供給が終了した後に燃料補給口に戻すことを報知するよう構成された燃料供給システムに関する。
例えば、燃料供給システムの一例として、運転者(顧客)自ら燃料供給装置としての計量機を操作して自動車の燃料タンクに給油を行うセルフサービス方式の給油システムがある。このセルフサービス給油システムでは、運転者(顧客)自らが自動車に搭載された燃料タンクの給油口(燃料補給口)のキャップを取り外し、計量機に備えられた給油ノズルの筒先を給油口に挿入して給油ノズルの操作レバーを開弁方向に操作し、燃料タンクに油液(燃料)の補給を行っている。
そして、油液の補給終了後は、顧客は給油ノズルを計量機に備えられたノズル収納場所に戻して給油口にキャップを装着し、給油場所とは別の精算場所で精算処理を終えて一連の給油作業を終了する。
ここで、キャップを給油口へ装着することを忘れるのを防止するために、キャップが計量機に設けられたキャップ置き(キャップ保持部)にキャップが存在するか否かをセンサにより検出し、センサがキャップを検出した場合にキャップ報知ランプを点灯させて運転者にキャップの装着を忘れないようにする装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2005−289455号公報
しかしながら、計量機などの燃料供給装置は、上記のようなキャップ報知ランプを点灯させるものでは、給油前、給油中もキャップ報知ランプが点灯しているので、給油終了後に給油すべき油種の給油ノズルを報知するためのノズル報知ランプや伝票発行を知らせる伝票発行報知ランプなどの各ランプが点灯または点滅していると、キャップ報知ランプが点灯しているにも拘わらず、給油ノズルをノズル掛けに戻すことや伝票を受け取ること等の給油終了時の種々の作業に気をとられることによりキャップを給油口に装着することを忘れてしまうことがある。
そこで、本発明は上記事情に鑑み、上記課題を解決した燃料供給システムを提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明は以下のような手段を有する。
(1)本発明は、被燃料供給体に対し燃料を供給するための燃料供給手段と、
前記燃料供給手段による燃料の供給を行う前の操作が完了したか否かを検出する操作完了検出手段と、
前記被燃料供給体の燃料補給口から取り外されたキャップが載置されるキャップ保持部と、
前記キャップが前記キャップ保持部に載置されているか否かを検出するキャップ検出手段と、
前記燃料供給手段により前記被燃料供給体へ供給された燃料の瞬時流量を計測し、当該瞬時流量から積算流量を演算する計測手段と、
前記燃料供給手段による燃料の供給が停止していることを、前記計測手段により計測された瞬時流量がゼロであるか否かにより検出する供給停止検出手段と、
前記キャップ保持部に光を照射することによりキャップ保持部の位置を報知する報知手段と、
前記報知手段を作動又は停止させる制御手段と、を備え、
前記制御手段は、
前記操作完了検出手段による操作が完了されたことを検出した後に前記報知手段による報知を行わせる第1の制御手段と、
前記第1の制御手段による報知後、前記キャップ検出手段により前記キャップが検出された場合には、前記報知手段による報知を停止させる第2の制御手段と、
前記第2の制御手段によ報知を停止させた後、前記供給停止検出手段による燃料の供給停止が検出され、前記計測手段により演算された積算流量が所定供給量以上となったことを検出し、且つ前記キャップ検出手段により前記キャップが検出された場合には、前記報知手段による報知を行わせる第3の制御手段と、
を備えることにより、上記課題を解決するものである。
(2)本発明は、前記供給停止検出手段により燃料の供給停止が検出された後、燃料供給が再開されたことを、前記計測手段により計測された瞬時流量がゼロであるか否かにより検出する供給再開検出手段を備え、
前記第3の制御手段は、前記報知手段による報知を行った後、前記供給再開検出手段により、燃料の供給が再開されたことを検出した場合に前記報知手段による報知を停止させることを特徴とすることにより、上記課題を解決するものである。
本発明によれば、操作が完了されたことを検出した後に、報知手段によりキャップ保持部に光を照射することによりキャップ保持部の位置を報知させることにより、キャップをキャップ保持部に保持するよう促し、その後キャップ検出手段によりキャップが検出された場合には報知手段による報知を停止させる。さらに供給停止検出手段による燃料の供給停止が検出され、燃料供給判定手段により被燃料供給体への燃料供給が行われたと判定され、且つキャップ検出手段によりキャップが検出された場合には、再度報知手段による報知を行わせる。これにより、キャップをキャップ保持部より取り出して燃料補給口に装着するように促すことができる。このため、燃料の供給がまだなされていない段階においては報知手段を作動させず、一旦、燃料供給がなされた後に燃料供給が停止した場合に報知手段を作動させるようにしているため、タイミングよくキャップを戻していないことに気付かせることができ、キャップの戻し忘れを防止することができる。


以下、図面を参照して本発明を実施するための最良の形態について説明する。
図1は本発明による燃料供給システムの一実施例を示す構成図である。図1に示されるように、燃料供給システム10は、セルフサービス方式の給油システムであり、給油エリア12に設置された釣り銭機14と、複数の燃料供給装置16(16〜16)と、事務所18内に設置された管理コンピュータ20と、管理コンピュータ20に接続されたPOS本体21とを有する。尚、本実施例では、POS本体21は、管理コンピュータ20を介して複数の燃料供給装置16(16〜16)と通信するように接続されている。
管理コンピュータ20は、モニタ20aに各燃料供給装置16(16〜16)及び釣り銭機14の動作状態を表示しており、給油所の係員が各燃料供給装置16(16〜16)及び釣り銭機14の動作状態を監視できるように構成されている。釣り銭機14は、例えば、給油作業終了後に入金額と給油金額との差額(釣り銭)を支払うための装置であり、事務所の近傍に設けられている。
管理コンピュータ20の記憶装置22には、各燃料供給装置16(16〜16)を管理するための制御プログラムと、モニタ20aの表示面に各燃料供給装置16(16〜16)の動作状態及び釣り銭機14の状態を表示する制御プログラムとが格納されている。
燃料供給装置16は、セルフサービス給油方式の計量機24と、計量機24の各機器を制御する計量機制御装置25(図1では設定器26の裏側に配置されて見えない、図5を参照)と、計量機24に搭載された設定器26と、料金をその場で精算するための自動支払機(入金機)28とを有する。また、釣り銭機14及び複数の燃料供給装置16(16〜16)は、通信回線(例えば、SS−LAN)30を介して管理コンピュータ20と接続されている。尚、本実施例では、設定器26が計量機24と一体な構成となっているが、これに限らず、設定器26を計量機24と別体な構成としても良い。
また、給油エリア12には、燃料供給装置16(16〜16)の周辺を監視するための監視カメラ32〜32が設けられている。監視カメラ32〜32は、カメラ分割ユニット34に接続されており、監視カメラ32〜32により撮像された画像はカメラ分割ユニット34を介して監視モニタ36に転送される。監視モニタ36は、監視カメラ32〜32により撮像された複数の画像を同時に分割表示する。
図2は燃料供給装置16の正面図である。図2に示されるように、燃料供給装置16は、セルフサービス方式の計量機であり、装置本体42と、装置本体42の上部に配置された操作パネル44と、操作パネル44の下方に配置された前面パネル46と、装置本体42の両側に起立する支柱47,48と、支柱47,48の上部間に横架されたホース支持部50とを有する。
装置本体42の内部には、各給液系統の電磁弁と、給液ポンプと、流量計などの送液機器57(図5参照)が収納されている。
操作パネル44には、静電気除去シート54と、静電気除去シート54の上方に配置された静電気除去報知用ランプ55と、流量表示器56と、自動支払機(入金機)28と、設定器26と、設定器26の上方に配置されて人検知センサ52とが設けられている。静電気除去シート54は、導電材により形成されたプレートで、アース線(図示せず)が接続されている。
自動支払機(入金機)28は、給液所が発行したプリペイドカード、あるいはクレジットカードを挿入されるカード挿入部58と紙幣が投入される紙幣投入部59とを有する。設定器26は、タッチパネル式のモニタからなり、モニタに表示された設定入力画面に応じて油種(軽油、レギュラーガソリン、ハイオクガソリン)を選択、給液量の入力操作を行える。
前面パネル46には、給液ノズル66〜68を掛止するノズル掛け69〜71が設けられている。給液ノズル66〜68は、夫々異なる油種を給液する給液ホース72〜74が連通接続されている。ノズル掛け69〜71には、給液ノズル66〜68の有無を検出するノズルスイッチ75〜77(図5参照)が設けられている。さらに、ノズル掛け69と70との間には、自動車に搭載された燃料タンク(被燃料供給体)の給油口(燃料補給口)から外されたキャップ78を保持するキャップ保持器80が設けられている。
従って、セルフサービス方式の燃料供給システムの場合、運転者(顧客)はキャップ78を給油口から外してキャップ保持器80に載置し、その後、給油すべき油種に対応する給液ノズル66〜68の何れかを取り上げて給油口にノズル先端を挿入して給油を行なう。
図3は、キャップ保持器80を示す斜視図である。図3に示すように、キャップ保持器80は、キャップ78が載置される皿状の保持部81と、保持部81の上方にキャップ取り出し/収納空間82を介して配置された庇状の検出部83とを備えて構成され、保持部81と検出部83とは板状部材84によって一体的に連結された構成になっている。
そして、庇状の検出部83には、保持部81側に臨ませて、保持部81にキャップ78が載置されているか否かを載置された当該キャップ78と非接触で検出するキャップ検知器(キャップ検出手段)85のセンシング部が設けられている。
このキャップ検知器85のセンシング部としては、反射式フォトセンサや超音波センサ等といった非接触型の物体検出センサが用いられる。また、庇状の検出部83の上面には、キャップ保持器80自体の所在案内器及びキャップ装着忘れ報知器として機能可能な、例えばLED(発光ダイオード)やランプによって構成された発光表示器(報知手段)86が設けられている。従って、発光表示器86は、給油操作を行なう操作者から見やすい位置に設けられている。
これらキャップ検知器85及び発光表示器86の信号線及び電源線は、庇状の検出部83部分の背面から外部に導出され、計量機24の操作パネル44の内部に設けられた計量機制御装置25(後述の図5参照)に接続される。
そして、キャップ保持器80は、計量機24の高さ方向に、保持部81背面を前面パネル46表面に対向させ、かつ検出部83背面を操作パネル44表面に対向させて、計量機24に一体的に取り付けられている。なお、図3に示したキャップ保持器80の実施例では、発光表示器86の発光面86aは、検出部83の庇面83aに外部から視認可能に設けたが、図4に示すように構成してもよい。
図4は、キャップ保持器の別の実施例の斜視図である。図4に示すキャップ保持器80の場合は、発光面86aを検出部83の下面に形成された保持部対向面83bに設けて、キャップ取り出し/収納空間82に光りを照射するように構成されている。さらに、別な実施例として、発光面86aを検出部83内部に設け、反射部材を用いて発光面86aからの光を検出部83の庇面83a及び保持部対向面83bにそれぞれ形成した窓部に導く構成とすることも可能である。
次に、上述したように構成される計量機24のシステム構成について、図5を参照して説明する。図5は、計量機24のシステム構成を示したブロック図である。
計量機24の計量機制御装置25は、設定器26、自動支払機(入金機)28、監視カメラ32、人検知センサ52、流量表示器56、送液機器(燃料供給手段)57、ノズルスイッチ75〜77、キャップ保持器80のキャップ検知器85、発光表示器86、伝票発行装置90、紙幣投入部59の払込紙幣収納装置91、カード挿入部58のカードリーダ/ライタ装置92、及び音声報知装置95、音声報知装置95に接続されたインタホン子機96、流量計と流量パルス発信器とを有する流量計測機器(計測手段)98、設定器26の各種キー101〜105、タッチパネル108、各種制御プログラムが格納されたメモリ110、通信インタフェース119と信号の送受信可能に接続されている。
上記制御プログラムとしては、流量計測機器98による計測結果から、送液機器57による燃料の供給が停止しているか否かを検出する制御プログラム(供給停止検出手段)と、燃料供給終了後の燃料の供給停止が検出された際にキャップ検知器85によりキャップ78が検出されている場合には、キャップ78がキャップ保持器80に載置されていることを報知する制御プログラム(制御手段)と、給液ノズル66〜68がノズル掛け69〜71から外され、且つ燃料供給開始前の状態のときに流量計測機器98により計測された供給量が所定値を越えた場合に発光表示器86を作動させる制御プログラムと、送液機器57による燃料の供給が可能な状態となっているときに、前記キャップ検出器85がキャップ78を検出しなくなった場合には、送液機器57からの燃料供給を停止する制御プログラムとがある。
また、各計量機24に備えられた計量機制御装置25は、予めメモリ110にインストールされた制御プログラムを読み込むことにより、ノズルスイッチ75〜77のノズル掛け外し信号、流量計測機器98の流量発信器からの流量信号、設定器26の各種キー101〜105の操作信号、設定器26のタッチパネル108の入力信号、人検知センサ52の人検知信号、キャップ保持器80のキャップ検知器86からのキャップ検出信号、及び通信回線30を介して管理コンピュータ20から通信インタフェース119に供給される給油許可信号等に基づいて、流量表示器56、送液機器57、監視カメラ32、設定器26、伝票発行装置90、払込紙幣収納装置91、カードリーダ/ライタ装置92、キャップ保持器80の発光表示器86、及び音声報知装置95の各機器を制御する。
計量機24は、この計量機制御装置25による制御下で、顧客操作が予め定められた所定手順に従っているか否かを確認しながら、送液機器17のポンプ及びバルブを駆動制御して車両等の燃料タンクに対する給油を行う。その際、計量機24は、流量計測機器98の流量発信器からの流量信号に基づいて給油量等の給油データを演算し、流量表示器56に表示する。そして、顧客の給油が終了した場合は、計量機24は、管理コンピュータ20に通信回線30を介して給油データを送信するとともに、伝票発行装置90によって顧客に対する伝票発行を行う。顧客の給油がカードリーダ/ライタ装置92を使用したプリペイドカードによる場合は、カードリーダ/ライタ装置92によってプリペイドカードに記録された前述の給油可能金額も含む給油情報記録の更新を行う。
ここで、上記計量機制御装置25が実行する制御処理について図6、図7に示すフローチャートを参照して説明する。
図6に示すS11では、設定器26により給油すべき油種、及び給油量(満タン、プリセット値(供給量または金額)、及び支払い方法(プリペイドカード、クレジットカードまたは現金で精算)、静電気除去シート54に触れたかを入力し、給油開始前の設定操作が全て完了したか否かをチェックする(請求項1の操作完了検出手段)
S11において、設定操作が完了すると(S11でYESの場合)、S12に進み、音声案内1(例えば、「給油キャップを開け、キャップ置きに置いて下さい」といった音声メッセージ)を音声報知装置95から発声させる。
続いて、S13に進み、発光表示器86を点滅させて運転者にキャップ保持器80の位置を報知する(請求項1の第1の制御手段)。これにより、運転者は、キャップ保持器80の位置を把握することができるので、給油を受ける自動車の給油口から外したキャップ78をキャップ保持器80の保持部81への載置作業を円滑に行うことができる。
次のS14では、給油すべき油種に対応する給液ノズル66〜68の何れかがノズル掛け69〜71から外されたか否かをチェックする。そして、運転者は、給液ノズル66〜68のうち給油すべき油種(設定された油種)に対応するノズルを取り上げると、当該油種のノズル掛け69〜71に設けられたノズルスイッチ75〜77がオフに切り替わる。従って、S14において、給油すべき油種に対応するノズルスイッチ75〜77がオフになると(S14でYESの場合)、S14aに進み、管理コンピュータ20に対して給油許可の要求信号を出力する。尚、S14において、設定された油種と異なる油種の給液ノズル66〜68を取り上げた場合には、油種間違いであることを報知する処理を行なうが、ここでは、その説明を省略する。
次のS15では、キャップ保持器80にキャップ78が保持されているか否かをチェックする。S15において、キャップ保持器80のキャップ検知器86からのキャップ検出信号が出力されている場合は(S15でYESの場合)、キャップ保持器80にキャップ78が保持されているものと判断してS16に進み、キャップ保持器80の発光表示器86を消灯させる(請求項1の第2の制御手段)。これにより、給油中は、キャップ保持器80の発光表示器86が消灯されることで、無用な報知を停止させると共に給油終了時の報知を強調することが可能になる。
続いて、S17に進み、キャップ保持器80に保持されたキャップ78の存在がキャップ検知器86により検出されたことを示すデータ(特定のコード)をメモリ110に記憶させる。これにより、給油開始前の時点では、キャップ78がキャップ保持器80に保持されていたことを給油中あるいは給油終了後に確認することが可能になる。この後は、S19に進み、管理コンピュータ20から給油許可信号が入力されたか否かをチェックする。
また、上記S15において、キャップ保持器80のキャップ検知器86からのキャップ検出信号が出力されない場合は(S15でNOの場合)、S16,S17の処理を行なわずにS18に移行して給油許可信号が入力されたか否かをチェックする。そして、S18において、給油許可信号が入力されない場合は(S18でNOの場合)、上記S15に戻り、S15以降の処理を繰り返す。尚、本実施例において、キャップ保持器80のキャップ検知器86からのキャップ検出信号が出力されないにも拘わらず給油を可能としている理由は、例えば、キャップ78に鎖が連結されているタイプの自動車に給油する場合があり、鎖の長さが短いので、キャップ78をキャップ保持器80に置くことができないと給油が行えないといった不都合を防止するためである。
また、上記S18において、管理コンピュータ20から給油許可信号が入力された場合は(S18でYESの場合)、S19に進み、送液機器17のポンプを起動させると共に、電磁弁を開弁させて給油可能な状態とする。
続いて、図7に示すS20では、運転者が給油ノズルのノズルレバーを開弁方向に操作して給油を開始すると共に、流量計測機器98により流量に応じた流量パルスが出力され、この流量パルスから給油量(瞬時流量及び積算流量)の演算(流量計測)を行なう。
次のS21においては、流量計測機器98により計測された給油量(瞬時流量)がゼロか否かをチェックしており、給油量(瞬時流量)がゼロの場合には、給油が停止しているものと判断する(請求項1の供給停止検出手段)。S21において、給油が停止している場合としては、給油が終了して給油ノズルの自動閉弁機構が作動して給油が停止した場合以外にも、例えば、給油開始前に運転者が給油ノズルを燃料タンクの給油口(図示せず)に挿入していなかったり、あるいは給油ノズルのノズルレバーを開弁方向に操作していない場合がある。このような何らかの理由により給油停止のときは、給油量(瞬時流量)がゼロであるので(S21でYESの場合)、S22に進み、キャップ保持器80のキャップ検知器86によりキャップ78がキャップ保持器80に保持されているか否かをチェックする。
S22において、キャップ保持器80のキャップ検知器86によりキャップ78の存在が検出された場合は(S22でYESの場合)、S23に進み、上記S20の流量計測された給油量(積算流量)が所定給油量(例えば、1リットル)以上か否かをチェックする。尚、S23では、給油ノズルから燃料タンクへの給油が開始されたか否かを確認するための処理であるので、上記所定給油量としては、1リットル以下あるいは1リットル以上でも良く、要はゼロではなく、且つあまり時間のかからない給油量の範囲内であれば良い。
上記S23において、給油量(積算流量)が所定給油量以上の場合は(S23でYESの場合)、S24に進み、キャップ保持器80の発光表示器86を点灯させる(請求項1の第3の制御手段)。これにより、自動車の燃料タンクへの給油が一旦行われた後の給油停止中は、キャップ保持器80の発光表示器86を点灯させてキャップ78がキャップ保持器80に保持されていることが報知される。
また、上記S23において、給油量(積算流量)が所定給油量以上でない場合(S23でNOの場合)、すなわち、自動車の燃料タンクへの給油がまだ開始されていない状態のときは、S24のキャップ報知処理を行なわずにS25に移行する。このS25では、給油が再開されたか否かを給油量(瞬時流量)がゼロであるか否かにより判断しており、給油量(瞬時流量)がゼロでない場合(S25でYESの場合)、即ち、給油が再開された場合にはS26に進み、キャップ保持器80の発光表示器86を消灯させる。そして、前述したS20に戻り、S20以降の処理を実行する。
また、上記S20〜S26の処理を繰り返しているときに、給油ノズルからの給油が開始された場合は(S21でNOの場合)、S21からS27に進み、キャップ保持器80にキャップ78が保持されているか否かをチェックする。S27において、キャップ保持器80のキャップ検知器86からのキャップ検出信号が出力されている場合は(S27でYESの場合)、キャップ保持器80にキャップ78が保持されているので、S20の処理に戻る。従って、給油が開始されて給油が停止するまで、上記S20,S21,S27の処理が繰り返される。
そして、給油が終了してS21で給油停止と判定された場合は(S21でYESの場合)、S22でキャップ保持器80にキャップ78が保持されていることを確認し(S22でYESの場合)、S23において給油量が所定給油量以上である場合(S23でYESの場合)、S24に進み、キャップ保持器80の発光表示器86を点灯させて運転者にキャップ78の位置を報知する。これにより、運転者は、給油停止後の操作を行なう前に発光表示器86を点灯によりキャップ78がキャップ保持器80に保持されていることを認識することができ、給油ノズルをノズル掛けに戻すと共に、キャップ78を給油口に装着する。
また、S25で給油停止後に給油を再開(追加給油)する場合には、S26でキャップ保持器80の発光表示器86を消灯させる。そして、前述したS20に戻り、S20以降の処理を実行する。
また、S27において、キャップ保持器80のキャップ検知器86からのキャップ検出信号が出力されていない場合は(S27でNOの場合)、S28に進み、メモリ110にキャップ有りのデータが記憶されているか否かをチェックする。S28において、メモリ110にキャップ有りのデータが記憶されていないときは(S28でNOの場合)、例えば、前述した鎖付きキャップの場合のように給油開始前にキャップ78をキャップ保持器80に置くことができなかったものと判断してS20に戻る。
また、上記S25において、給油停止後に給油が再開されていない(追加給油しない)場合には(S25でNOの場合)、S29に進み、当該給油ノズルがノズル掛けに戻されたか否かをチェックする。S29において、当該ノズル掛けのノズルスイッチがオンになることで給油ノズルが戻されたものと判定し(S29でYESの場合)、当該ノズル掛けのノズルスイッチがオフのままであるときは、上記S25に戻る(S29でNOの場合)。
また、S29でYESの場合は、S30に進み、キャップ保持器80のキャップ検知器86によりキャップ78がキャップ保持器80に保持されているか否かをチェックする。
S30において、キャップ保持器80のキャップ検知器86によりキャップ78の存在が検出された場合は(S30でYESの場合)、S31に進み、音声案内2(例えば、給油キャップを閉めて下さいといった音声メッセージ)を音声報知装置95から発声させる。
続いて、S32では、キャップ保持器80の発光表示器86を点滅させて運転者にキャップ78がキャップ保持器80にあることを報知する。その後、S33に進み、所定時間(キャップを装着するのに要する時間、例えば、3秒程度)が経過すると、上記S30に戻る。そして、S30〜S33の処理を繰り返すうちに運転者がキャップ保持器80のキャップ78を自動車の給油口に装着すると、S30において、キャップ保持器80のキャップ検知器86によりキャップ78が検出されなくなるため、S36に移行する。従って、S32では、運転者がキャップ保持器80のキャップ78を取り上げるまでキャップ保持器80の発光表示器86を点滅し続けるため、キャップ78を給油口に装着しないまま給油ノズルをノズル掛けに戻した場合には、S31の音声案内2及びS32の発光表示器86の点滅により運転者にキャップ忘れを認識させることができる。
また、上記S28において、メモリ110にキャップ有りのデータが記憶されていたときは(S28でYESの場合)、給油開始前にキャップ78がキャップ保持器80に置かれていたのに給油中にキャップ78が移動したため、S35に進み、送液機器17のバルブを閉弁させて給油を停止状態とする。これにより、給油中にキャップ78が無くなった場合は給油を終了させると判断して給油ノズルをノズル掛けに戻す前に給油を停止させる。
また、前述したS22において、キャップ保持器80のキャップ検知器86によりキャップ78の存在が検出されない場合は(S22でNOの場合)、S34に進み、メモリ110にキャップ有りのデータが記憶されているか否かをチェックする。そして、S34において、メモリ110にキャップ有りのデータが記憶されていないときは(S28でNOの場合)、S23,S24の処理を行なわずにS25の処理に移行し、S34において、メモリ110にキャップ有りのデータが記憶されていたときは(S28でYESの場合)、上記S35に進み、送液機器17のバルブを閉弁させて給油を停止状態とする(請求項3の燃料供給停止手段)。
S36では、記憶されたキャップ有りのデータをメモリ110から抹消する。続いて、S37では、キャップ保持器80の発光表示器86を消灯させて、キャップ忘れの報知を停止させる。そして、S38では、送液機器17のポンプを停止させると共に、バルブを閉弁させて給油を停止させる。
このように、給油が停止した時点でキャップ78がキャップ保持器80に置かれていた場合には、キャップ保持器80の発光表示器86を点灯させて(S24)、運転者にキャップ78の位置(キャップ78がキャップ保持器80に保持されていること)を報知することができるので、運転者は給油ノズルをノズル掛けに戻す前の段階でキャップ78の位置を容易に確認することができ、キャップ78の閉め忘れを防止することができる。
上記実施例では、自動車の燃料としてガソリンなどの油液を給油する場合を例に挙げて説明したが、これに限らず、例えば、CNG(圧縮天然ガス)や水素、あるいはLPG(液化石油ガス)やLNG(液化天然ガス)を燃料として供給する燃料供給システムにも本発明を適用することができるのは勿論である。
また、上記実施例では、自動車の燃料タンクに給油する場合について説明したが、例えば、自動車以外の車両に給油する場合にも本発明を適用できるのは勿論である。
本発明による燃料供給システムの一実施例を示す構成図である。 燃料供給装置16の正面図である。 キャップ保持器80を示す斜視図である。 キャップ保持器の別の実施例の斜視図である。 計量機24のシステム構成を示したブロック図である。 計量機制御装置25が実行する制御処理を説明するためのフローチャートである。 図6に示す処理に続いて計量機制御装置25が実行する制御処理を説明するためのフローチャートである。
符号の説明
10 燃料供給システム
16(16〜16) 燃料供給装置
20 管理コンピュータ
21 POS本体
24 計量機
26 設定器
28 自動支払機(入金機)
30 通信回線
25 計量機制御装置
57 送液機器
54 静電気除去シート
56 流量表示器
58 カード挿入部
59 紙幣投入部
66〜68 給液ノズル
69〜71 ノズル掛け
75〜77 ノズルスイッチ
78 キャップ
80 キャップ保持器
81 保持部
83 検出部
85 キャップ検知器
86 発光表示器
90 伝票発行装置
91 払込紙幣収納装置
95 音声報知装置
98 流量計測機器
101〜105 各種キー
108 タッチパネル
110 メモリ
119 通信インタフェース

Claims (2)

  1. 被燃料供給体に対し燃料を供給するための燃料供給手段と、
    前記燃料供給手段による燃料の供給を行う前の操作が完了したか否かを検出する操作完了検出手段と、
    前記被燃料供給体の燃料補給口から取り外されたキャップが載置されるキャップ保持部と、
    前記キャップが前記キャップ保持部に載置されているか否かを検出するキャップ検出手段と、
    前記燃料供給手段により前記被燃料供給体へ供給された燃料の瞬時流量を計測し、当該瞬時流量から積算流量を演算する計測手段と、
    前記燃料供給手段による燃料の供給が停止していることを、前記計測手段により計測された瞬時流量がゼロであるか否かにより検出する供給停止検出手段と、
    前記キャップ保持部に光を照射することによりキャップ保持部の位置を報知する報知手段と、
    前記報知手段を作動又は停止させる制御手段と、を備え、
    前記制御手段は、
    前記操作完了検出手段による操作が完了されたことを検出した後に前記報知手段による報知を行わせる第1の制御手段と、
    前記第1の制御手段による報知後、前記キャップ検出手段により前記キャップが検出された場合には、前記報知手段による報知を停止させる第2の制御手段と、
    前記第2の制御手段によ報知を停止させた後、前記供給停止検出手段による燃料の供給停止が検出され、前記計測手段により演算された積算流量が所定供給量以上となったことを検出し、且つ前記キャップ検出手段により前記キャップが検出された場合には、前記報知手段による報知を行わせる第3の制御手段と、
    を備えたことを特徴とする燃料供給システム。
  2. 前記供給停止検出手段により燃料の供給停止が検出された後、燃料供給が再開されたことを、前記計測手段により計測された瞬時流量がゼロであるか否かにより検出する供給再開検出手段を備え、
    前記第3の制御手段は、前記報知手段による報知を行った後、前記供給再開検出手段により、燃料の供給が再開されたことを検出した場合に前記報知手段による報知を停止させることを特徴とする請求項1に記載の燃料供給システム。
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