JP4418312B2 - 燃料供給装置 - Google Patents

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Description

本発明は、ガソリンや軽油等の燃料を車両の燃料タンク等の被燃料供給体に供給する燃料供給装置に関する。
従来、この種の燃料供給装置を使用した燃料供給システムの一例として、顧客自らが燃料供給装置としての計量機を操作して車両の燃料タンクに対しての給油作業を行うセルフサービス給油システムがある。このセルフサービス給油システムでは、顧客自らが車両の燃料タンクの給油口に装着されている給油キャップを取り外し、計量機に備えられた給油ノズルの筒先を給油口に挿入し、そのノズル弁を開弁操作することによって、燃料タンクに油液の補給(給油)を行う。
ところで、燃料供給作業者(給油作業者)である顧客の身体には、例えば、湿度が低く乾燥しているといった天候や乗車時における衣服の摩擦等が原因となって、静電気が帯電していることがある。
そのため、上述したセルフサービス給油システムに用いられる計量機の中には、燃料供給作業(給油作業)の際に、顧客の身体に帯電した静電気のスパークが燃料タンクの給油口から大気中に放出されるベーパ(油蒸気)に引火しないように、安全対策を施したものがある。例えば、計量機本体に静電気除去用の導電シートを配置しておき、静電気が帯電している恐れがある顧客は、給油作業の開始にあたって、まずこの静電気除去用の導電シートに手を触れ、帯電している静電気を除去するようになっている。そして、顧客は、計量機に備えられた操作案内に従い、後の給油作業を進行させるようになっている。
特開平11−11594号公報 特開2004−131173号公報
しかしながら、上述したセルフサービス給油システムに用いられる計量機のような燃料供給装置では、燃料供給装置を、燃料供給作業者が触接可能な触接部(例えば、上述した導電シート)を有した静電気除去手段を備えた構成にするだけではなく、静電気が帯電している恐れがある燃料供給作業者に対して、燃料供給作業の開始時に、まずこの静電気除去手段の触接部に触れさせて静電気を除去してから、燃料供給作業を行わせるようにすることが重要である。
そこで、この種の燃料供給装置としては、燃料供給作業の開始時に、静電気除去手段による静電気除去作業を燃料供給作業者に確実に行わせるために、燃料供給作業の開始に先立って静電気除去作業の実行を指示する案内手段を備えた燃料供給装置が考えられている。
また、この静電気除去作業の実行を指示する案内手段を備えた燃料供給装置おいて、静電気除去作業を燃料供給作業者にさらに確実に行わせるために、燃料供給作業の開始にあたって、先ず静電気除去作業の実行を燃料供給作業者に指示するとともに、静電気除去作業の実行を検知する検知手段をさらに設け、この検知手段による静電気除去作業の実行確認を条件に、次の作業内容(例えば、供給しようとする燃料に関する情報(例えば、油種、プリセット値(燃料供給量)、等)の指定)を案内する一方、静電気除去作業の実行確認ができないならば、次の作業内容を実行できないようにすることも考えられる。
しかしながら、燃料供給装置を単純に静電気除去作業の実行を確認できなければ、次の作業内容の案内を行わなかったり、さらには次の燃料供給作業の作業内容を実行できなくしたりするだけでは、静電気除去作業の実行を確認するために設けただけの検知手段としてのセンサが故障してしまった場合には、実際に静電気を除去する静電気除去手段を始めとする燃料供給装置のその余の部分に故障がなくても、その燃料供給装置を使用しての燃料供給が全く行えなくなってしまうことになる。
特に、静電気除去手段自体は、上述したような燃料供給作業者が触接可能な触接部(例えば、上述した導電シート)を有し、この触接部を接地しただけの非常に簡単な故障の生じにくい構成であるので、この触接部に触れることによって実際には静電気除去作業が実行されているにもかかわらず、燃料供給装置を使用することができない、といった問題点が生じる。又、当該燃料供給装置に備えられた静電気除去手段によらずに別途静電気除去作業を実行した者や、例えば燃料供給装置の管理者等の予め帯電防止処置を施した者であっても燃料供給装置を使用することができない、といった問題点が生じる。
本発明は以上述べたような問題点を鑑みなされたものであって、静電気除去作業を含む燃料供給作業の手順に不明な燃料供給作業者に対しては、燃料供給作業の開始にあたっての静電気除去手段による静電気除去作業の実行を確実ならしめるとともに、静電気除去作業を含む燃料供給作業の手順に熟知し、既に静電気除去作業を実行した者や、帯電防止処置を施した者等に対しては、静電気除去作業の実行を確認するために設けた静電気除去検知手段が故障しただけでは、次の作業内容の実行を許容し、燃料供給作業が行えるように構成した燃料供給装置を提供することを目的とする。
上記した課題を解決するために、本発明による燃料供給装置は、燃料供給作業者が触接可能な触接部を有し、該触接部に触れた燃料供給作業者に帯電している静電気を除去する静電気除去手段と、供給しようとする燃料に関する情報を指定する燃料情報指定手段と、該燃料情報指定手段からの指定情報に基づいた燃料を被燃料供給体に供給する燃料供給手段とを備えた燃料供給装置であって、前記静電気除去手段による静電気除去作業を燃料供給作業者に指示する静電気除去報知手段と、燃料供給作業者が前記静電気除去手段の触接部に触れたことを検知する静電気除去検知手段と、前記燃料情報指定手段による燃料に関する情報の指定を燃料供給作業者に指示する燃料情報指定報知手段と、燃料供給作業者が前記燃料情報指定手段によって燃料に関する情報の指定を行ったことを検知する燃料情報指定検知手段と、燃料供給作業者が行う操作作業を案内制御する操作案内制御手段と、前記静電気除去検知手段の故障を検知する故障検知手段とを備え、該操作案内制御手段は、前記静電気除去報知手段を作動させる第1のステップと、該第1のステップ実行後、前記静電気除去検知手段の検知出力に基づき、燃料供給作業者が前記静電気除去手段の触接部に触れた場合には、前記燃料情報指定報知手段を作動させる第2のステップと、該第2のステップ実行後、前記燃料情報指定検知手段の検知出力に基づき、燃料供給作業者が前記燃料情報指定手段によって燃料情報に関する情報の指定を行った場合には、前記燃料供給手段による当該指定情報に基づく燃料の車両への供給を許可する第3のステップと、前記故障検知手段が前記静電気除去検知手段の故障を検知している場合にのみ、前記第1のステップ実行後、前記静電気除去検知手段及び前記燃料情報指定検知手段のそれぞれ検知出力に基づき、燃料供給作業者が前記静電気除去手段の触接部に触れていないにも拘わらず
、前記燃料情報指定手段による燃料情報に関する情報の指定を行った場合には、前記第2のステップを迂回して前記第3のステップに移行させる迂回ステップとを有することを特徴とする。
また、本発明による燃料供給装置は、前記静電気除去検知手段の故障を検知する故障検知手段を設け、前記操作案内制御手段によって実行される迂回ステップは、前記第1のステップ実行後、該故障検知手段が前記静電気除去検知手段の故障を検知している場合にのみ実行されることを特徴とする。
すなわち、本発明による燃料供給装置は、前記故障検知手段は、前記操作案内制御手段による前記第1のステップの実行から所定時間経過するまでの間に、前記静電気除去検知手段から燃料供給作業者が前記静電気除去手段の触接部に触れた検知出力が供給されない場合は、前記静電気除去検知手段が故障しているものと判別して検知出力する構成であることを特徴する。
また、本発明による燃料供給装置は、前記燃料供給手段による前記燃料情報指定手段からの指定情報に基づいた燃料の車両への供給が終了したことを検出する供給終了検出手段を備え、前記操作案内制御手段は、該供給終了検出手段の検知出力に基づき、前記静電気除去報知手段を作動させる第4のステップを有することを特徴とする。
また、本発明による燃料供給装置は、前記燃料供給手段による前記燃料情報指定手段からの指定情報に基づいた燃料の車両への供給が終了したことを検出する供給終了検出手段と、被燃料供給体への燃料供給の際に燃料供給口から取り外された蓋体が収納される蓋体収納部からの蓋体取り出しを燃料供給作業者に指示する蓋体取り出し報知手段とを備え、前記操作案内制御手段は、該供給終了検出手段の検知出力に基づき、前記静電気除去報知手段を作動させる第4のステップと、該第4のステップ実行後、前記静電気除去検知手段の検知出力に基づき、燃料供給作業者が前記静電気除去手段の触接部に触れた場合には、前記蓋体取り出し報知手段を作動させる第5のステップとを有することを特徴とする。
本発明による燃料供給装置によれば、操作案内制御手段は、静電気除去報知手段を作動させる第1のステップについての実行後、静電気除去検知手段及び燃料情報指定検知手段のそれぞれ検知出力に基づき、燃料供給作業者が静電気除去手段の触接部に触れていないにも拘わらず、燃料情報指定手段による燃料情報に関する情報の指定を行った場合は、迂回ステップによって、燃料情報指定報知手段を作動させる第2のステップを迂回して、第3のステップに移行し、燃料情報指定検知手段の検知出力に基づき、燃料供給手段による指定情報に基づく燃料の車両への供給を許可するので、静電気除去作業を含む燃料供給作業の手順に不明な燃料供給作業者に対しては、次の作業内容を実行することができず、燃料供給作業の開始にあたっての静電気除去手段による静電気除去作業の実行を確実ならしめることができる。また、静電気除去作業を含む燃料供給作業の手順に熟知し、既に静電気除去作業を実行した者や、監視カメラ等の他の方法により静電気除去作業の実行が確認された者や、帯電防止処置を施した者に対しては、静電気除去作業の実行を確認するために設けた静電気除去検知手段が故障しただけでは、次の作業内容の実行を阻害されない。これにより、燃料供給作業の安全性の向上がはかれるとともに、静電気除去検知手段が故障した場合の便宜の向上をはかることができる。
したがって、燃料供給所では、燃料供給装置に設けられた静電気除去検知手段が故障しただけでは、例えば、この燃料供給装置を、セルフサービス給油用の燃料供給装置としてではなく、静電気除去検知手段の修理がなされるまでの間、帯電防止処置を施した係員(所員)が顧客の注文に応じて燃料供給作業が行うフルサービス給油用の燃料供給装置として利用することもでき、燃料供給装置の有効利用をはかることができる。
また、静電気除去検知手段の故障を検知する故障検知手段を設け、操作案内制御手段によって実行される迂回ステップは、第1のステップ実行後、故障検知手段が静電気除去検知手段の故障を検知している場合にのみ実行されるようにすることによって、静電気除去検知手段が故障していない場合は迂回ステップが実行されないので、燃料供給作業者に対して、燃料供給作業の開始にあたっての静電気除去手段による静電気除去作業の実行をさらに確実ならしめ、より一層の燃料供給作業における安全性の向上がはかれる。
さらに、その故障検知手段も、操作案内制御手段による前記第1のステップの実行から所定時間経過するまでの間に、前記静電気除去検知手段から燃料供給作業者が前記静電気除去手段の触接部に触れた検知出力が供給されない場合は、前記静電気除去検知手段が故障しているものと判別して検知出力する構成とすることによって、特別に専用のセンサや検出回路を設ける必要がなく、操作案内制御手段のソフトウェア(制御手順)を利用して検知することができるので、コストアップをはかることなく、より一層の燃料供給作業における安全性の向上がはかれる。
また、燃料供給手段による燃料情報指定手段からの指定情報に基づいた燃料の車両への供給が終了したことを検出する供給終了検出手段を備え、操作案内制御手段は、該供給終了検出手段の検知出力に基づき、静電気除去報知手段を作動させる第4のステップをさらに有することで、被燃料供給体への燃料供給の際に燃料供給口からが蓋体を取り外す際だけではなく、被燃料供給体への燃料補給後、燃料供給口に蓋体を装着する際にも、より一層の安全性を期することができる。
したがって、例えば、燃料供給作業を複数の燃料供給作業者で行っている場合であって、被燃料供給体への燃料供給の際に燃料供給口からが蓋体を取り外す燃料供給作業者と、被燃料供給体への燃料補給後に燃料供給口に蓋体を装着する燃料供給作業者とが異なっている場合であっても、燃料供給作業の安全性の向上がはかれる。
また、被燃料供給体への燃料供給の際に燃料供給口から取り外された蓋体が収納される蓋体収納部からの蓋体取り出しを燃料供給作業者に指示する蓋体取り出し報知手段をさらに備え、前記操作案内制御手段は、第4のステップ実行後、前記静電気除去検知手段の検知出力に基づき、燃料供給作業者が前記静電気除去手段の触接部に触れた場合には、前記蓋体取り出し報知手段を作動させる第5のステップをさらに有することで、より一層の安全性を期することができるとともに、燃料補給後の蓋体の装着忘れも防止できる。
本発明の一実施形態による燃料供給装置について、給油所に設置され、ガソリンや軽油等の油液を車両の燃料タンク等に供給する計量機を例に、図面とともに説明する。
図1は、本発明の一実施の形態による燃料供給装置の一実施例としての計量機の正面図である。
図1において、本実施例の計量機1は、下部筺体部11と、一対の柱部12を介して下部筺体部11に対して空間を空けて上方に支持された上部筺体部13とからなる計量機本体10を備えて構成されている。そして、下部筺体部11は、さらに機器収納部14と表示器部15とに上下方向に分割された構成になっている。
本実施例の計量機1は、計量機本体10の正面及び背面で同様な外観装置構成を有し、計量機本体10の正面及び背面のそれぞれ前方の2つ給油地点(給油車両停車地点)では、独立して互いに給油作業が行える構成になっている。ここでは、計量機本体10の正面の外観装置構成をもとに、計量機本体10の燃料供給構成について説明し、計量機本体10の背面の外観構成及び燃料供給構成については、正面側の外観構成及び燃料供給構成と同様なのでその説明を省略する。
下部筺体部11の機器収納部14には、車両等の燃料タンク(被燃料供給体)の給油口(燃料供給口)に筒先を挿入され、操作レバーの操作により油液の供給・遮断がマニュアル操作可能な給油ノズル16が収納されるノズル掛け17が配置されている。給油ノズル16は、図示した計量機1では、1つ正面側の給油地点で、レギュラーガソリン,ハイオクガソリン,軽油の3油種の中、いずれの油種であっても給油できるように、各油種それぞれに対応させて3つの給油ノズル16-1,16-2,16-3が配置されている。この関係から、機器収納部14には、これら3つの給油ノズル16-1,16-2,16-3に対応させて3つのノズル掛け17-1,17-2,17-3が設けられている。各ノズル掛け17-1,17-2,17-3には、給油ノズル16の掛け外しにおのおの連動して開閉するノズルスイッチ18(18-1,18-2,18-3,後述の図3参照)が設けられている。
機器収納部14内部には、給油ノズル16-1,16-2,16-3それぞれに対応させて、各給油ノズル16に対して油液を供給するポンプ等の送液機器19(19-1,19-2,19-3,後述の図3参照)や、各給油ノズル16から吐出された油液の量(すなわち、給油量)を計測するための流量計等の流量計測機器20(20-1,20-2,20-3,後述の図3参照)が収容されている。そして、流量計測機器20それぞれによる計測後、流量計測機器20それぞれから流出される油液は、柱部12内を延設された配管を介して上部筺体部13に導かれ、上部筺体部13から導出されたホース21-1,21-2,21-3を介して対応する給油ノズル16-1,16-2,16-3に供給される。また、下部筺体部11の機器収納部14には、給油所地下に敷設された電源線(図示省略),給油所に設けられたローカルネットワークであるSS−LANのネットワークデータ信号線91(後述の図3参照),給油所事務所内の給油管理者と会話を行うための通話専用信号線92(後述の図3参照)等がその底面側から内部に導かれている。
一方、下部筺体部11の表示器部15には、給油量,給油金額,給油単価を表示するための表示器22、給油所内事務所のインタホン親機と通話専用信号線92を介して接続されたインタホン子機23,セルフサービス給油作業における各種情報の指定等を行うための供給情報入力パネル30,等が配置されている。次に、この供給情報入力パネル30の構成について、図2により説明する。
図2は、本実施例の計量機に備えられた供給情報入力パネルの拡大図である。
図2に示すように、本実施例の計量機に備えられた供給情報入力パネル30は、静電気除去操作部40,指定操作部50,作業内容報知部60,精算部70,給油キャップ収納部(蓋体収納部)80を有する構成になっている。
静電気除去操作部40には、供給情報入力パネル30の前方に給油作業のために人(給油作業者)が立っているのを検知する人検知センサ41,静電気除去作業を燃料供給作業者に指示する静電気除去報知手段としての静電気除去指示ランプ42,静電気を除去する静電気除去手段の触接部としての導電性シートにより構成されるタッチパネル43,タッチパネル43に給油作業者が手を触れたことを検出することによって静電気除去作業が行われたことを検知する静電気除去検知手段としてのタッチセンサ44,及びタッチパネル43の所在を報知するタッチパネル表示ランプ44が備えられている。
人検知センサ41は、赤外線センサや超音波センサ等により、供給情報入力パネル30の前方への人の接近を検出する。タッチセンサ44は、赤外線センサや超音波センサ、又は当接検知スイッチ等により構成され、タッチパネル43への給油作業者の手の接触又は当接を検出する。タッチパネル43は例えば当該タッチパネル43に電気接続された接地回路とともに静電気除去手段を構成し、手を触れた者に帯電している静電気を除去する。
指定操作部50には、給油作業者としての顧客が所望の油種や給油量を指定操作するために、ハイオクガソリン,レギュラーガソリン,軽油といった給油可能油種についての油種指定キー51と、満タン給油キー52及びプリセット給油における例えば10,20,30,40リットルといった給油量プリセット値毎、1000,2000、3000、4000円といった給油金額プリセット値毎のプリセット値指定キー53と、各油種指定キー51,満タン給油指定キー52,各プリセット値指定キー53それぞれに対応して備えられた油種識別表示ランプ54,満タン識別表示ランプ55,プリセット値識別表示ランプ56が設けられている。図示の例の場合、油種識別表示ランプ54は、油種名を透光するようになっており、満タン表示ランプ55及びプリセット値識別表示ランプ56は、満タン給油キー52及び各プリセット値指定キー53と一体的に構成され、キー52,53自体が点灯、点滅、消灯するようになっている。
作業内容報知部60には、給油作業の進行に合わせて次の作業内容を音声で報知するためのスピーカ61が設けられている。
精算部70には、給油料金の精算を給油所で行うための顧客給油伝票(仮伝票)を発行する伝票発行装置71と、この顧客給油伝票の受け取りを給油作業者に指示する伝票発行ランプ72とが設けられている。
給油キャップ収納部80は、給油キャップを保持する保持部81,この保持部81に給油キャップが保持されているか否かを検出するキャップ検知センサ82,給油キャップ収納部80の保持部81への給油キャップの載置(収納)及び保持部81に載置されている給油キャップの取り出しを給油作業者に指示するキャップ報知ランプ83を有する構成になっている。
キャップ検知センサ82は、赤外線センサや超音波センサ等によって構成され、給油キャップが保持されている場合にはキャップ検知信号が出力される構成になっている。
キャップ報知ランプ83は、保持部81に保持されている給油キャップの取り出しを指示する蓋体取り出し報知手段としても機能する。
そして、上述した計量機1の各部は、計量機本体1の上部筺体部13内に間仕切りされて形成された燃料ベーパ非侵入室内の計量機制御装置に接続されている。
図3は、本実施例の計量機のシステム構成を示したブロック図である。
計量機1に備えられた表示器22、送液機器19、供給情報入力パネル30に設けられた各種表示ランプ42,45,54,55,56,72,83、スピーカ61、伝票発行装置71は、ノズルスイッチ18のノズル掛け外し信号、流量計測機器20の流量発信器からの流量信号、供給情報入力パネル30に設けられた各種キー51,52,53、人検知センサ41の人検知信号、タッチセンサ44やキャップ検知センサ82の検知信号、及びSS−LANデータ信号線91を介して給油所事務所内に設けられている給油管理機から通信インタフェース24に供給される給油許可信号等に基づいて、計量機制御装置100によって制御される。
計量機1は、この計量機制御装置100による制御下で、給油作業者に作業内容を順次案内し、その実際の作業内容が予め定められた所定手順に従っているか否かを確認しながら、送液機器19を駆動制御して車両等の燃料タンクに対する給油を行う。その際、計量機1は、流量計測機器20の流量発信器からの流量信号に基づいて給油量等の給油データを演算し、表示器22に表示する。そして、給油作業者による一連の給油作業が終了した場合は、計量機1は、給油管理機にSS−LANデータ信号線91を介して給油データを送信するとともに、伝票発行装置71によって顧客に対する伝票発行を行う。
そこで、上述した計量機制御装置100による制御構成の中、給油作業者に作業内容を順次案内し、その実際の作業内容が予め定められた所定手順に従っているか否かを確認しながら、給油作業の進行を制御する操作案内制御部としての機能について、図4及び図5に基づき詳細に説明する。
図4及び図5は、本実施例の計量機による操作案内制御の構成を示したフローチャートである。
<給油作業者の検出>
図4において、計量機制御装置100は、待機状態では、人検知センサ41から人検知信号が入力されているか否か(ステップS001)、又は静電気除去検知手段としてのタッチセンサ44からタッチパネル43に給油作業者が手を触れたことを検知して出力される静電気除去検知信号が入力されているか否かを監視している(ステップS003)。
そして、タッチセンサ44からの静電気除去検知信号に先立って、人検知センサ41から人検知信号が入力されているのを検出した場合には(ステップS003)、静電気除去指示ランプ42を点灯し(ステップS005)、計量機1の供給情報入力パネル30前方に居る者に対して、タッチパネル43へ給油手の接触させることによる静電気除去作業の実行を案内する。
また、人検知センサ41から人検知信号に先立って、タッチセンサ44からの静電気除去検知信号が入力されているのを検出した場合には(ステップS003)、静電気除去作業の次の作業内容である後述の油種指定作業に移る。
<第1の静電気除去作業>
その上で、計量機制御装置100は、再びタッチセンサ44から静電気除去検知信号が入力されているか否か(ステップS007)、又は予め定められている所定時間(例えば、10秒)を経過したか否か(ステップS009)を判別し、静電気除去検知信号の入力も所定時間の経過もしていない場合は、両判別処理の中のいずれか一方の条件が満足されるまで、両判別処理を繰り返す(ステップS007,S009)。ここで、予め定められている所定時間の計時開始時は、人検知センサ41からの人検知信号が入力検出時(ステップS001)であっても、静電気除去指示ランプ42の点灯時(ステップS005)であっても構わない。この予め定められている所定時間の検出処理が果たす役割に意味については、追って詳述する。
そして、計量機制御装置100は、予め定められている所定時間が経過する前に、タッチセンサ44から静電気除去検知信号が入力された場合には(ステップS007)、先に点灯させた静電気除去指示ランプ42を消灯し(ステップS011)、レギュラー,ハイオク、軽油それぞれに対応した3つの全ての油種識別表示ランプ54を点滅する(ステップS013)。この静電気除去指示ランプ42の消灯により、静電気除去作業が完了し、次の作業内容である油種指定作業に移行したことを給油作業者に案内確認させることができ、全ての油種識別表示ランプ54の点滅処理により、次作業としてのこれから給油しようとする油種についての油種指定キー51による指定操作を給油作業者に促すことができる。
これに対し、タッチセンサ44から静電気除去検知信号が入力される前に、所定時間の経過を検出した場合は(ステップS007)、後述の迂回判定処理に移行する。
<油種指定作業>
この案内に基づき、給油作業者が所望の油種の油種指定キー51を操作してその操作信号が入力されると、計量機制御装置100はこれを確認して(ステップS015)、操作キー51に対応する油種を今回給油作業における指定油種データとして保持する一方、当該操作された以外の指定キー51に対応する油種識別表示ランプ54の点滅を停止(消灯)し、当該指定操作された油種操作キー51に対応する油種識別表示ランプ54のみを点灯状態にする(ステップS017)。この操作キー51に対応する油種識別表示ランプ54のみを点灯し、その余の油種識別表示ランプ54を消灯することによって、自身が操作した油種指定キー51に対応する油種が今回給油作業における指定油種として正しく保持されたことを給油作業者に確認させることができる。この油種識別表示ランプ54の制御とともに、計量機制御装置100は、油種指定作業が完了し、油種指定作業から次の作業内容である給油量指定作業に移行したことを給油作業者に案内するために、満タン識別表示ランプ55及び全てのプリセット値識別表示ランプ56を点滅する(ステップS019)。これにより、次作業としての今回給油作業における満タン給油キー52又は各プリセット値指定キー53による給油量指定操作を給油作業者に促すことができる。
<給油量指定作業>
この給油量指定操作の案内に基づき、給油作業者が満タン給油キー52又は所望のプリセット値指定キー53を操作してその操作信号が入力されると、計量機制御装置100はこれを確認して(ステップS021)、指定操作された操作キー52,53に対応するプリセット値(満タンをも含む)を今回給油作業における指定給油量データとして保持する一方、当該操作された以外の操作キー52,53に対応する識別表示ランプ55,56の点滅を停止(消灯)し、当該指定操作された操作キー52,53に対応する識別表示ランプ55,56のみを点灯状態にする(ステップS023)。これにより、自身が操作した満タン給油キー52又はいずれかのプリセット値指定キー53に対応する油種が今回給油作業における指定油種として正しく保持されたことを給油作業者に確認させることができる。したがって、この段階では、給油量に指定した油種に対応するランプ51及び指定した給油量に対応するランプ50だけが点灯している状態になっているから、給油作業者は、燃料に関する情報の一例としての油種及び給油量といったデータをひと目で確認できる。
この満タン識別表示ランプ55及びプリセット値識別表示ランプ56の制御とともに、計量機制御装置100は、給油量指定作業が完了し、次の作業内容である燃料タンクの給油口からの給油キャップの取り外し作業に移行したことを給油作業者に案内するために、給油キャップ収納部80に設けられたキャップ検知ランプ83を点滅する(ステップS025)。これにより、次作業としての給油口からの給油キャップの取り外し作業を給油作業者に促すことができるとともに、給油キャップの収納場所としての給油キャップ収納部80の所在を給油作業者に意識させることができる。
<給油キャップ収納作業>
この給油キャップ収納作業の案内に基づき、給油作業者は給油ノズル16の燃料タンクの給油口への挿入のために、給油口に装着されている給油キャップを取り外し、給油の間、計量機本体10に備えられた所定の給油キャップ収納部80に載置して一時保管する。
計量機制御装置100は、給油キャップ収納部80に給油キャップが載置されているのをキャップ検知センサ82が確認すると(ステップS027)、点滅状態のキャップ報知ランプ83の点滅を停止(消灯)し(ステップS029)、作業内容報知部60のスピーカ61からは、次の給油開始作業内容である「給油ノズル16をノズル掛け17から取り出して燃料タンクの給油口に挿入してください」等といった給油開始案内が音声報知される(ステップS031)。これを受けて給油作業者は、指定した油種の給油ノズル16をノズル掛け17から取り外して給油口に挿入して、給油ノズル16のレバーを開弁操作して、油液の供給を開始する。
本実施の形態の計量機1では、キャップ検知センサ82が、前述した油種指定作業及び給油量指定作業によって指定操作された指定油種及び指定給油量(給油金額をも含む)を給油作業者が今回給油に関する情報として誤りはないか否かを確認入力するための確認スイッチの役割も果たしている。すなわち、計量機制御装置100は、給油キャップ収納部80に給油キャップが載置されることによって、ステップS015及びステップS021で指定された指定油種及び指定給油量について、給油作業者が確認入力したものとして取り扱う構成になっている。計量機制御装置100は、キャップ検知センサ82の検知信号により、前述した油種指定作業及び給油量指定作業によって指定操作され保持されている指定油種及び指定給油量を今回給油に関する情報として確定する。
なお、本実施の形態の計量機制御装置100では、上述のようにキャップ検知センサ82が給油キャップを検知しなければ、後述の給油処理に移行できない構成となっているが、これに限るものではなく、例えば、図4に示されるフローチャートのステップS027とステップS029の処理をなくし、ステップS025の処理から直接ステップS031の処理に移行しても良い。そして、この場合には、上述の操作スイッチの役割はノズルスイッチ18で果たすようにすればよい。また、ステップS025におけるキャップ検知ランプ83の点滅は、例えば、ステップS025の処理を行ってから所定時間後、或いは、給油ノズル16をノズル掛け17から取り外した際にノズルスイッチ18より出力される信号に基づいて停止するようにすればよい。
<給油処理>
計量機制御装置100は、キャップ検知センサ82の検知信号により、前述した油種指定作業及び給油量指定作業によって指定操作された指定油種及び指定給油量を今回給油に関する情報として確定するとともに、指定油種に対応する給油ノズル16のノズル掛け17からの取り外しにより起動する。その際、給油ノズル16から吐出された油液は流量計測機器20によって計測され、計量機制御装置100によって給油量,給油金額が演算され、表示器22に表示される(ステップS033)。その際、計量機制御装置100は、実際の給油量と前述の給油量指定作業で指定した給油量とを比較し、実際の給油量が指定した給油量を超えないように送液機器19の作動も制御する。
その一方で、計量機制御装置100は、前述の給油量指定作業で指定した給油量に対応する給油を自動的に完了したか(ステップS035)、給油作業者が給油を終了して給油ノズル16をノズル掛け17に戻して給油を終了したか(ステップS037)を監視することによって、給油ノズル16のノズル弁操作による燃料タンクへの給油終了を確認している。
<第2の静電気除去作業>
計量機制御装置100は、燃料タンクへの給油終了を確認すると(ステップS035,ステップS037)、静電気除去指示ランプ42を再び点灯し(ステップS039)、作業内容報知部60のスピーカ61から、次の給油開始作業内容である「給油ノズル16をノズル掛け17に戻し、タッチパネル43に触れて静電気を除去してから、燃料タンクの給油口に給油キャップを装着してください」等といった作業終了準備案内を音声報知する(ステップS041)。その後、計量機制御装置100は、タッチセンサ44から静電気除去検知信号が入力されているか否かを確認し(ステップS043)、給油作業者がタッチセンサ44に触れて静電気除去作業を行った場合は、計量機制御装置100は静電気除去指示ランプ42を消灯する(ステップS045)。
<給油キャップ戻し作業>
そして、計量機制御装置100は、上記操作案内に呼応して、キャップ検知センサ82の検知信号の状態を確認して、キャップ収納部80の保持部83に給油キャップが保持されたままになっているか否かを確認する(ステップS047)。計量機制御装置100は、既に給油作業者によりキャップ収納部80から給油口への装着のために取り出され、キャップ検知センサ82から検知信号が供給されていない場合は、その処理を終了する。しかし、キャップ検知センサ82から検知信号が供給されており、まだ給油作業者によってキャップ収納部80から装着のために取り出されていない場合は、キャップ報知ランプ83を点灯して(ステップS049)、給油作業者に対して給油キャップの装着し忘れの注意を促す。その後、計量機制御装置100は、キャップ検知センサ82の出力に基づき、給油キャップがキャップ収納部80から取り出されたか否かを確認し(ステップS051)、取り出しの確認ができた場合は、キャップ報知ランプ83を消灯する(ステップS053)。そして、給油作業者は、給油キャップの装着後、精算部70の伝票発行装置71から発行される顧客給油伝票(仮伝票)を受け取って、給油所事務所で給油料金を精算して給油作業を終えることになる。
このような一連の給油作業において、計量機制御装置100は、次のような迂回作業を備えている。
<迂回作業>
前述の<給油作業者の検出>及び<第1の静電気除去作業>において、ステップS007,ステップS009に示した、タッチセンサ44から静電気除去検知信号が入力されているか否か(ステップS007)、又は予め定められている所定時間(例えば、10秒)を経過したか否か(ステップS009)からなる静電気除去検知処理において、計量機制御装置100が先に所定時間の経過を判別した場合(ステップS009)は、計量機制御装置100は、<第1の静電気除去作業>を行うことなく、次の作業内容である<油種指定作業>に移行する迂回作業のための迂回判定処理を行う。
計量機制御装置100は、この迂回判定処理として、タッチセンサ44から静電気除去検知信号が入力されているか否か(ステップS061)、又は次の作業内容の<油種指定作業>である給油作業者によって油種指定キー51が操作され、その操作信号が入力されているか否か(ステップS063)を確認する。
そして、計量機制御装置100は、タッチセンサ44から静電気除去検知信号が入力され、給油作業者が静電気除去作業を実行したことを確認した場合には、ステップS011で示した静電気除去指示ランプ42の消灯による静電気除去作業の完了報知、及びステップS013で示した次の作業内容である油種識別表示ランプ54の点滅による油種の指定案内に移行する。
これに対し、油種指定キー51より操作信号が入力された場合は、計量機制御装置100は、操作キー51に対応する油種を今回給油作業における指定油種データとして保持する一方、ステップS017で示した指定油種の報知、及びステップS019で示した給油量指定案内に移行する。
このように、本実施例の計量機1によれば、タッチセンサ44が故障してしまった場合であって、<第1の静電気除去作業>において、給油作業者がタッチパネル43に触れて静電気を除去したにもかかわらず、タッチセンサ44から静電気除去検知信号が出力されない場合であっても、計量機制御装置100は、所定時間の間、タッチセンサ44から静電気除去検知信号の入力がない場合は、ステップS061,ステップS063で示した迂回判定処理に移行するので、給油作業手順に熟知した給油作業者は、次の作業内容である油種指定を行うことによって、静電気除去作業を迂回し、その次の作業内容である給油量指定に進むことができる。
そして、このステップS061,ステップS063で示した迂回判定処理への移行も、ステップS009に示した所定時間(例えば、10秒)を待ってから移行するようにしたことから、タッチセンサ44の故障を検出するためのセンサをさらに設ける必要もない。
さらに、このように所定時間を待って移行することから、タッチセンサ44が正常である場合に、例えば、給油作業手順に塾練した給油作業者が、故意に静電気除去作業を割愛して、油種指定作業から給油作業にとりかかろうとしても、上述した所定時間の間は給油作業を進行させることができない。このことは、却って正規に静電気除去作業を行ってから給油作業にとりかかった方が効率よいことを示し、故意による静電気除去作業の割愛を防止することもできる。
また、給油作業手順に不明な給油作業者にとっても、所定時間はタッチパネル43に触れるために十分な時間であるが、仮に静電気除去作業を行えないまま所定時間が経過し、計量機1(計量機制御装置100)がステップS061,ステップS063で示した迂回判定処理に移行してしまったとしても、手順どおり静電気除去作業を行えば、手順どおりに次の作業内容の案内が報知されるので、次の給油作業に移行できずまた始めからやり直すといった問題も生じない。
なお、本実施例では、上述したような観点から迂回判定処理に移行する判断時間として具体的な所定時間を10秒として説明したが、この所定時間は任意であり、適宜設定可能である。
以上、説明したように、本実施例の計量機1によれば、給油作業手順の不明・熟知に関係なく、給油作業における安全性の向上がはかれるとともに、静電気除去検知手段としてのタッチセンサ44が故障した場合の便宜の向上をはかることができる。
さらに、迂回処理は直ちに実行可能になるのではなく、所定時間を待って実行可能になるので、静電気除去作業の実行をさらに確実ならしめ、より一層の燃料供給作業における安全性の向上がはかれる。
さらに、給油タンクへの補給終了後も、ステップS039等により示したように静電気除去作業の実行を案内するようにしたので、給油への補給終了後、給油キャップを燃料タンクの給油口に装着する際にも、より一層の安全性を期することができる。
加えて、給油作業者が静電気除去手段としてのタッチパネル43に触れた場合には、ステップS047等により示したように、給油キャップ収納部80に給油キャップが未だ保持されたままになっているか否かを確認して、給油キャップ80が未だ保持されたままになっている場合は、給油キャップ収納部80のキャップ報知ランプ83を点灯して給油作業者に報知するので、給油終了後の給油キャップの装着忘れを防止できる。
また、図6は、上述した計量機による操作案内制御の図5に示した制御構成の変形例を示したものである。
図6においては、計量機1(計量機制御装置100)は、図4においてステップS035,ステップS037で示した燃料タンクへの給油終了を確認後、直ちに給油キャップ収納部80に給油キャップが保持されたままになっているか否かを確認して(ステップS071)、給油キャップが保持されている場合は、給油キャップ収納部80のキャップ報知ランプ83を点滅して給油作業者に報知し(ステップS073)、直ちに給油作業者が給油キャップ収納部80から取り出しにきたか否かを監視する(ステップS075)。
そして、その後、給油作業者が給油キャップを取り出しにきた場合は、その取り出しのタイミングで(ステップS075,S077)、静電気除去作業を静電気除去指示ランプ42の点灯(ステップS079)、及びスピーカ61からの発声によって案内する(ステップS081)。
そのため、本実施例によれば、給油キャップの給油キャップ収納部80からの取り出し時に(ステップS071)、給油キャップを取り出した給油作業者に、静電気除去作業を案内し(ステップS079,S081)、給油作業者が給油キャップ装着のために燃料タンクの給油口の位置まで戻る前に、確実に静電気除去作業を給油作業者に行わせることができる(ステ
ップS083,S084)。
また、上述した計量機制御装置100による制御構成の中、給油作業者に作業内容を順次案内し、その実際の作業内容が予め定められた所定手順に従っているか否かを確認しながら、給油作業の進行を制御する操作案内制御部としての機能についての、別の実施例について図7及び図8に基づき詳細に説明する。
図7及び図8は、本実施例の計量機による操作案内制御の構成を示したフローチャートである。なお、図7及び図8において、図4及び図6で説明した処理と対応する処理については、同一符号を付し、その説明は省略する。
図7及び図8において示した実施例は、図4及び図6で説明した実施例に対して、その静電気除去作業の実行を確認するためのタッチセンサ44からの検知信号の出力状態を計量機制御装置100が確認するに際して(ステップS007,S061,S043)、その処理の前後で、タッチセンサ44を起動(オン)し(ステップS006,S042)、タッチセンサ44を停止(オフ)する(ステップS013,S064,S046)ようにしたことを特徴とする。
したがって、本実施例によれば、タッチセンサ44のオン時間を削減でき、またタッチセンサ44は静電気除去作業の実行を確認時の間しかオンしていないので、誤検知も防止できる。
以上、説明したように、本発明の実施の形態による燃料供給装置は構成されるが、実施の形態は、上記説明したものに限られるものではない。例えば、計量機制御装置100が制御管理するセルフ給油方式は、図4及び図7に示した例に限られるものではなく、プリペイドカード方式等であってもよい。
また、燃料供給装置も、上記説明した実施の形態のようにレギュラーガソリン,ハイオクガソリン,軽油といった複数油種の中から択一的に選択供給可能な装置ではなくとも、最初から単一種類の燃料しか供給できない装置であってもよい。そして、このような単一種類の燃料しか供給できない装置の場合は、燃料情報の指定としては、供給量の指定や、当該装置によって供給される燃料の確認操作、等が該当する。
また、燃料供給装置の構成も、レギュラーガソリン,ハイオクガソリン,軽油ガソリンといった燃料を供給する装置に限るものではなく、例えば、圧縮天然ガス(CNG)を燃料にして走行するCNG自動車にCNG を供給する装置や、燃料電池で走行する燃料電池自動車に燃料としての水素を供給する装置、等であってもよく、この場合、送液手段やノズル等の供給装置各部の具体的な構成も、上記説明した実施の形態で示した構成に限定されるものではない。
本発明の一実施の形態による燃料供給装置の一実施例としての計量機の正面図である。 本実施例の計量機に備えられた供給情報入力パネルの拡大図である。 本実施例の計量機のシステム構成を示したブロック図である。 本実施例の計量機による操作案内制御の構成を示したフローチャートである。 図4に示した本実施例の計量機による操作案内制御の構成を示したフローチャートの続きである。 図5に示した制御構成の変形例を示したフローチャートである。 本実施例の計量機による別の操作案内制御の構成を示したフローチャートである。 図7に示した本実施例の計量機による操作案内制御の構成を示したフローチャートの続きである。
符号の説明
1 計量機
10 計量機本体
11 下部筺体部
12 柱部
13 上部筺体部
14 機器収納部
15 表示器部
16 給油ノズル
17 ノズル掛け
18 ノズルスイッチ
19 送液機器
20 流量計測機器
21 ホース
22 表示器
23 インタホン子機
24 インタフェース
30 供給情報入力パネル
40 静電気除去操作部
41 人検知センサ
42 静電気除去指示ランプ
43 タッチパネル
44 タッチセンサ
45 タッチパネル表示ランプ
50 指定操作部
51 油種指定キー
52 満タン給油指定キー
53 プリセット値指定キー
54 油種識別表示ランプ
55 満タン識別表示ランプ
56 プリセット値識別表示ランプ
60 作業内容報知部
61 スピーカ
70 精算部
71 伝票発行装置
72 伝票発行ランプ
80 給油キャップ収納部
81 保持部
82 キャップ検知センサ
83 キャップ報知ランプ
91 SS−LANデータ信号線
92 通話専用信号線
100 計量機制御装置

Claims (2)

  1. 燃料供給作業者が触接可能な触接部を有し、該触接部に触れた燃料供給作業者に帯電している静電気を除去する静電気除去手段と、
    供給しようとする燃料に関する情報を指定する燃料情報指定手段と、
    該燃料情報指定手段からの指定情報に基づいた燃料を被燃料供給体に供給する燃料供給手段と
    を備えた燃料供給装置であって、
    前記静電気除去手段による静電気除去作業を燃料供給作業者に指示する静電気除去報知手段と、
    燃料供給作業者が前記静電気除去手段の触接部に触れたことを検知する静電気除去検知手段と、
    前記燃料情報指定手段による燃料に関する情報の指定を燃料供給作業者に指示する燃料情報指定報知手段と、
    燃料供給作業者が前記燃料情報指定手段によって燃料に関する情報の指定を行ったことを検知する燃料情報指定検知手段と、
    燃料供給作業者が行う操作作業を案内制御する操作案内制御手段と、
    前記静電気除去検知手段の故障を検知する故障検知手段と
    を備え、
    該操作案内制御手段は、
    前記静電気除去報知手段を作動させる第1のステップと、
    該第1のステップ実行後、前記静電気除去検知手段の検知出力に基づき、燃料供給作業者が前記静電気除去手段の触接部に触れた場合には、前記燃料情報指定報知手段を作動させる第2のステップと、
    該第2のステップ実行後、前記燃料情報指定検知手段の検知出力に基づき、燃料供給作業者が前記燃料情報指定手段によって燃料情報に関する情報の指定を行った場合には、前記燃料供給手段による当該指定情報に基づく燃料の車両への供給を許可する第3のステップと、
    前記故障検知手段が前記静電気除去検知手段の故障を検知している場合にのみ、前記第1のステップ実行後、前記静電気除去検知手段及び前記燃料情報指定検知手段のそれぞれ検知出力に基づき、燃料供給作業者が前記静電気除去手段の触接部に触れていないにも拘わらず、前記燃料情報指定手段による燃料情報に関する情報の指定を行った場合には、前記第2のステップを迂回して前記第3のステップに移行させる迂回ステップと
    を有することを特徴とする燃料供給装置。
  2. 前記故障検知手段は、前記操作案内制御手段による前記第1のステップの実行から所定時間経過するまでの間に、前記静電気除去検知手段から燃料供給作業者が前記静電気除去手段の触接部に触れた検知出力が供給されない場合は、前記静電気除去検知手段が故障しているものと判別して検知出力する構成である
    ことを特徴する請求項記載の燃料供給装置。
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