JP4198504B2 - 燃料供給装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は燃料供給装置に係り、特にセルフサービス方式の計量機を用いて車両の燃料タンクに燃料を供給するよう構成した燃料供給装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば、ガソリンや軽油等の油液を車両の燃料タンクに供給する燃料供給装置を例に挙げて以下説明する。
【0003】
例えば、セルフサービス方式の燃料供給装置は、運転者自身が給液作業の設定及び給液作業を行うようになっている。
【0004】
この種のセルフサービス方式の燃料供給装置は、所望の液種を入力し、所望の給液量または給液金額を入力することで、給液許可待ち状態になる。そして、事務所側から係員が給液許可信号を出力させると、当該燃料供給装置のポンプが起動して給液が可能になり、給液が終了して給液ノズル(燃料供給部)がノズル掛け(保持部)に戻されると、ポンプが停止して伝票が発行される。
【0005】
また、この種の燃料供給装置においては、給液操作を行う操作者に操作手順を音声で報知するための音声案内手段(報知器)が設けられており、操作者は音声案内手段により報知された操作手順の指示にしたがって給液操作を行う。
【0006】
【特許文献1】
特開2002−255294号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記燃料供給装置では、給液ノズルをノズル掛けに保持させることにより前回の設定情報がリセットされるため、例えば、給液を開始する前に静電気除去シートに触って給液情報を設定し、給液ノズルをノズル掛けから外したときに給液キャップを外していないことに気付き、給液ノズルをノズル掛けに戻して給液キャップを外してから再度給液ノズルをノズル掛けから外して給液操作を行なおうとすると、音声により操作手順を報知する音声案内が初期状態に戻ってしまうため、操作者(顧客)は最初の操作手順(この場合、静電気除去シートに触れる)から操作しなければならなかった。
【0008】
そのため、従来は、何らかの理由により、入力された設定情報がリセットされた場合には、操作者は最初から設定操作をやり直さなければならないという問題があった。
【0009】
そこで、本発明は上記課題を解決した燃料供給装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記課題を解決するため、以下のような特徴を有する。
上記請求項1記載の発明は、被燃料供給体に燃料を供給するための燃料供給部を有する燃料供給機と、
前記燃料供給部の不使用時に当該燃料供給部を保持するための保持部と、
前記保持部に前記燃料供給部が保持されているか否かを検出する検出手段と、
前記燃料供給機近傍に人がいるか否かを検出する人検出器と、
操作案内を報知するための報知手段と、
前記被燃料供給体への燃料の供給に先立って当該被燃料供給体に供給すべき燃料情報を指定するための指定手段と、
前記指定手段により指定された燃料情報を記憶する燃料情報記憶手段と、
前記人検出器から人検出信号が出力された際に操作案内を開始し、前記燃料供給機を用いての給液作業の進行状況に応じてその時点における操作案内を前記報知手段より報知する報知制御手段と、
前記燃料情報記憶手段に記憶された燃料情報に基づき前記被燃料供給体への燃料の供給を制御する供給制御手段と、
を備えた燃料供給装置において、
前記報知制御手段は、前記指定手段により燃料情報が入力され、前記保持部から前記燃料供給部が外されたことを検出した後、前記被燃料供給体に燃料を供給しないまま前記保持部に前記燃料供給部が戻されたことを前記検出手段が検出した場合には、前記指定手段により燃料情報が指定された際に報知される操作案内よりも後の操作案内を報知し、
前記燃料供給制御手段は、前記指定手段により前記燃料情報が入力され、前記検出手段によって前記保持部から前記燃料供給部が外されたことが検出された後において、前記被燃料供給体に燃料を供給しないまま前記保持部に前記燃料供給部が戻されたことを前記検出手段が検出した場合には、前記燃料情報記憶手段に記憶されている燃料情報の記憶を保持し、また、前記被燃料供給体に燃料が供給されてから前記保持部に前記燃料供給部が戻されたことを前記検出手段が検出した場合には、前記燃料情報記憶手段に記憶された燃料情報の記憶を抹消するものである。
【0011】
上記請求項2記載の発明は、前記燃料供給機による燃料供給を行った後、前記検出手段が前記保持部に前記燃料供給部が保持されていることを検出した場合に伝票を発行する伝票発行機を備え、前記燃料供給制御手段は、前記指定手段により前記燃料情報が入力され、前記検出手段によって前記保持部から前記燃料供給部が外されたことが検出された後において、前記被燃料供給体に燃料を供給しないまま前記保持部に前記燃料供給部が戻されたことを前記検出手段が検出した場合には、前記伝票発行機よりの伝票の発行を禁止し、また、前記被燃料供給体に燃料が供給されてから前記保持部に前記燃料供給部が戻されたことを前記検出手段が検出した場合には、前記伝票発行機より伝票を発行させるものでる。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、図面と共に本発明の実施の形態について説明する。
図1は本発明になる燃料供給装置が適用された燃料供給システムの一実施例の構成図である。
図1に示されるように、燃料供給システム10は、給液エリア12に設置された燃料供給装置16と、事務所18内に設置された管理コンピュータ20とを有する。管理コンピュータ20は、給液所に設置された各機器を管理しており、燃料供給装置16から給液要求信号が出力されると、係員が当該燃料供給装置16の周囲の状態が異常ないことを確認して給液許可を出力するための許可釦を操作することにより許可信号を当該燃料供給装置16へ送信する。
【0013】
尚、管理コンピュータ20と燃料供給装置16に搭載された制御回路との間は、SS−LAN22を介して双方向で通信可能に接続されている。
【0014】
燃料供給装置16は、セルフサービス給液方式の計量機(燃料供給機)24と、計量機24に搭載された設定器26と、液種単価、給液量を表示する表示器27とを有する。また、計量機24は、筐体28の前面及び背面に設定器26が一体的に設けられており、さらに給液ノズル(燃料供給部)30が保持されるノズル掛け(保持部)32が設けられている。
【0015】
本実施例では、計量機24の片面に夫々3系統の給液系統が設けられており、例えば、軽油、ハイオクガソリン、レギュラーガソリンの3種類の燃料を選択的に給液することが可能な構成になっている。
【0016】
また、各給液ノズル30には、燃料が供給される給液ホース34が接続されており、給液ホース34は筐体28の上部に設けられたホース支持部35から吊下されている。
【0017】
各給液ホース34は筐体28の内部に配置された給液管路(図示せず)に連通されており、各給液管路には流量計、電磁弁、給液ポンプなどの機器が設けられている。
【0018】
図2は燃料供給装置16の各機器の構成を示すブロック図である。
図2に示されるように、燃料供給装置16の制御回路36には、各給液管路に設けられた電磁弁38、給液ポンプ40、流量計42、メモリ44、人検出センサ(人検出器)46、インタホン48、ノズル掛け32に設けられたノズルスイッチ(検出手段)50、静電気除去検出スイッチ54、設定器26、伝票を発行する伝票発行機58、音声案内を行うスピーカ(報知手段)60と接続されている。
【0019】
さらに、制御回路36には、静電気除去ランプ52、伝票発行ランプ56、液種選択釦64〜66、満タン選択釦68、プリセット給液量選択釦70〜73、プリセット給液金額量選択釦76〜79が接続されている。また、液種選択釦64〜66、満タン選択釦68、プリセット給液量設定釦70〜73、プリセット給液金額設定釦76〜79は、内部に電球(図示せず)を内蔵しており、制御回路36からの指示に基づきこれら各釦それぞれの電球が消灯・点滅・点灯状態となる。なお、本実施の形態においては、電球が点滅している状態において釦の操作待ち状態であることを、また、電球が点灯状態の場合は釦が指定操作されたことを示している。
【0020】
そして、制御回路36は、操作者の入力操作に応じて次に行う操作に対応するランプを点灯または点滅させると共に、スピーカ60から操作手順を案内する音声案内を発声させる。
【0021】
また、メモリ44には、各種データと制御回路36が実行する制御プログラムが格納されており、例えば、給液開始前にノズルスイッチ50によってノズル掛け32から給液ノズル30が外されたことが検出された後、流量を計測していないにもかかわらず、ノズル掛け32から給液ノズル30が外されたことをノズルスイッチ50が検出された場合には、人検出センサ46が人を検出した際に報知される操作案内よりも後の操作案内を報知する制御プログラム(報知制御手段)が格納されている。
【0022】
ここで、図3を参照して設定器26に設けられた各操作部の配置及び操作手順について説明する。
【0023】
図3に示されるように、設定器26には、人検出センサ46、静電気除去シート62、静電気除去ランプ52、インタホン48、液種選択釦64〜66、満タン選択釦68、プリセット給液量設定釦70〜73、プリセット給液金額設定釦76〜79、スピーカ60、伝票発行機58、伝票発行ランプ56、が設けられている。
【0024】
また、設定器26には、左側から操作手順の順番に静電気除去、設定、給液、精算を行うように各操作部が設けられており、顧客(操作者)は設定器26に記載された手順及びスピーカ60からの音声案内に応じて操作する。
【0025】
人検出センサ46は、赤外線センサあるいは超音波センサ等からなり、設定器26の前に人が立つと、人からの反射波を検知して人検出信号を制御回路36に出力する。
【0026】
制御回路36は、人検出信号の入来により音声案内をスタートさせると共に静電気除去ランプ52を点滅させる。顧客(操作者)が静電気除去シート62に触れると、静電気除去検出スイッチ54がオンになり、静電気除去ランプ52を消灯させる。
【0027】
続いて、顧客(操作者)は、液種選択釦64〜66の何れかを押圧操作して液種設定を行う。そして、満タン選択釦68、プリセット給液量設定釦70〜73、プリセット給液金額設定釦76〜79の何れかを押圧操作して給液モードを設定する。
【0028】
この後、顧客(操作者)は、給液ノズル30をノズル掛け32から外して車両の給液口(図示せず)に挿入して、ノズルスイッチ50がオフになると、給液ポンプ40が起動される。そして、顧客(操作者)がノズルレバーを開弁方向に操作することにより給液が開始される。その後、給液が終了して給液ノズル30をノズル掛け32に戻すと、ノズルスイッチ50がオンになって給液ポンプ40が停止されると共に伝票発行機58から伝票が発行される。
【0029】
図4は操作手順、各ランプの作動、音声案内の報知例を説明するための図である。
図4に示されるように、顧客が計量機24の前に到着していない状態では、制御回路36が待機状態であり、何ら表示も音声案内も行わない。
【0030】
手順▲1▼ 次に、顧客(操作者)が計量機24の前に到着して人検出センサ46から人検出信号が出力されると、静電気除去ランプ52を点滅させると共に、スピーカ60から例えば、「いらっしゃいませ。静電気除去シートに触れて下さい」といったアナウンスを発声させる。
【0031】
手順▲2▼ 顧客(操作者)が静電気除去シート62に触れると、静電気除去シート62の裏面に設けられた検出スイッチ(図示せず)がオンになり、静電気除去検出信号が出力される。これにより、制御回路36は、静電気除去ランプ52を消灯させるとともに液種選択釦64〜66を全て点滅させる。そして、スピーカ60から例えば、「液種を選んで下さい」といったアナウンスを発声させる。
【0032】
手順▲3▼ 次に液種選択釦64〜66の何れかがオンに操作されて液種設定が行われると、液種選択釦64〜66のうち選択されたものだけ点灯させると共に、満タン選択釦68、プリセット給液量設定釦70〜73、プリセット給液金額設定釦76〜79を点滅させる。そして、スピーカ60から例えば、「給液量を選んで下さい」といったアナウンスを発声させる。
【0033】
手順▲4▼ 満タン選択釦68、プリセット給液量設定釦70〜73、プリセット給液金額設定釦76〜79の何れかがオンに操作されると、当該オン操作された釦を点灯状態に切り替えると共に、スピーカ60から例えば、「レギュラー定量給液を設定しました。給液キャップを開けて下さい。ノズルを給液口に入れて下さい」といったアナウンスを発声させる。
【0034】
手順▲5▼ 顧客(操作者)が給液ノズル30をノズル掛け32から外して車両の給液口(図示せず)に挿入して、ノズルスイッチ50がオフになると、設定された液種、給液量の設定釦を点灯させる状態を維持する。尚、満タン選択釦68、プリセット給液量設定釦70〜73、プリセット給液金額設定釦76〜79のうち設定操作された釦は、点灯状態を維持する。
【0035】
手順▲6▼ ノズルスイッチ50がオフにより、管理コンピュータ20に対して給液要求信号が出力される。これに対して、係員が燃料供給装置16付近で異常がないことを確認して給液許可釦(図示せず)をオンに操作することで、当該燃料供給装置16に給液許可信号が送信される。そして、スピーカ60から例えば、「ピンポーン、ノズルのレバーを引いて給液口に燃料を入れて下さい」といったアナウンスを発声させる。尚、満タン選択釦68、プリセット給液量設定釦70〜73、プリセット給液金額設定釦76〜79のうち設定操作された釦は、点灯状態を維持する。
【0036】
手順▲7▼ 顧客(操作者)が給液ノズル30のノズルレバーを引くと、車両の燃料タンクへ給液が開始される。給液開始と共に、流量計42により計測された燃料の供給量を表示器27に表示させる。尚、満タン選択釦68、プリセット給液量設定釦70〜73、プリセット給液金額設定釦76〜79のうち設定操作された釦は、点灯状態を維持する。
【0037】
手順▲8▼ 積算された供給量が目標量(プリセット量)に達したとき、スピーカ60から例えば、「給液が終了しました。ノズルを戻して下さい」といったアナウンスを発声させる。尚、満タン選択釦68、プリセット給液量設定釦70〜73、プリセット給液金額設定釦76〜79のうち設定操作された釦は、点灯状態を維持する。
【0038】
手順▲9▼ 給液が終了してノズルスイッチ50がオンになると、これまで点灯していた釦の液種ランプ及び給液量ランプを消灯させると共に、精算ランプ84を点滅させる。そして、スピーカ60から例えば、「給液キャップを閉めて下さい。レシート(伝票)を持って精算所へお越し下さい」といったアナウンスを発声させる。
【0039】
顧客(操作者)は、音声案内にしたがって給液ノズル30をノズル掛け32に戻し、給液キャップを給液口に装着して閉める。これにより、ノズルスイッチ50がオンになって給液ポンプ40が停止されると共に、伝票発行機58から伝票が発行される。そして、顧客(操作者)は、伝票を受け取って事務所内の精算所に移動して給液料金を支払う。
【0040】
ここで、制御回路36が実行する制御処理について図5を参照して説明する。
図5に示されるように、制御回路36は、ステップS11(以下「ステップ」を省略する)で人検出センサ46から人検出信号が出力されたかどうかをチェックする。S11で人検出センサ46から人検出信号が出力されると、S12に進み、静電気除去ランプ52を点滅させる。続いて、S13に進み、スピーカ60から例えば、「いらっしゃいませ。静電気除去シートに触れて下さい」といったアナウンスを発声させる。
【0041】
次のS14では、静電気除去シート62の裏面に設けられた検出スイッチ(図示せず)がオンかどうかをチェックする。S14で、顧客が静電気除去シート62に接触すると、静電気除去シート62の裏面に設けられた検出スイッチ(図示せず)がオンになり、静電気除去検出信号が出力される。尚、上記S14では、検出スイッチにより顧客が静電気除去シート62に触れたことを検出したが、上記検出スイッチを設ける代わりに、S13で音声案内を行った後に所定時間経過するのを待つことで、その間に顧客が静電気除去シート62に触れたものとするようにしても良い。
【0042】
次のS15では、給液前設定情報入力指示ランプとしての液種選択釦64〜66を点滅させる。続いて、S16に進み、スピーカ60から例えば、「液種を選んで下さい」といったアナウンスを発声させる。
【0043】
次のS17では、液種選択釦64〜66の何れかがオンに押圧操作されて液種情報が入力されたかどうかをチェックする。そして、S17で液種選択釦64〜66の何れかがオンに押圧操作されて給液すべき液種が指定されると、S18に進み、液種選択釦64〜66のうち押圧操作された液種選択釦に内蔵された電球を点灯させる。
【0044】
次のS19では、満タン選択釦68、プリセット給液量設定釦70〜73、プリセット給液金額設定釦76〜79を点滅させる。続いて、S20に進み、スピーカ60から例えば、「給液量を選んで下さい」といったアナウンスを発声させる。
【0045】
S21では、給液量が選択されたかどうかをチェックする。S21において、満タン選択釦68、プリセット給液量設定釦70〜73、プリセット給液金額設定釦76〜79の何れかがオンに操作された場合は、S22に進み、設定された給液量設定情報(油種・給液量など)をメモリ44に記憶させる。
【0046】
続いて、S23では、前述のS17で指定された液種選択釦とS21で指定された釦ランプを点灯させる。そして、S24に進み、スピーカ60から例えば、「液種・給液量を設定しました。給液キャップを開けて下さい。ノズルを給液口に入れて下さい」といったアナウンスを発声させる。
【0047】
そして、S25では、ノズル外れ信号が入力(ノズルスイッチ50がオフ)されたかどうかをチェックする。S25において、ノズル外れ信号が入力(ノズルスイッチ50がオフ)されると、給液ノズル30がノズル掛け32から外されたものと判断してS26に進む。
【0048】
S26では、管理コンピュータ20に対して給液要求信号を出力する。次のS27では、給液許可信号が管理コンピュータ20から入力されたかどうかをチェックする。S27で給液許可信号が入力された場合、S28に進み、スピーカ60から例えば、「ノズルのレバーを引いて給液口に燃料を入れて下さい」といったアナウンスを発声させる。
【0049】
次のS29では、流量計42からの流量パルスが入力されているかどうかをチェックする。S29で流量計42からの流量パルスが入力されているときは、S30に移行して、ノズル外れ信号が入力(ノズルスイッチ50がオフ)されたかどうかをチェックする。
【0050】
S30において、ノズル外れ信号の入力がある(ノズルスイッチ50がオフ)場合には、給液が継続しているものと判断して上記S29に戻る。また、S30において、ノズル外れ信号の入力がない(ノズルスイッチ50がオン)場合には、給液開始前に給液ノズル30がノズル掛け32に戻されたものと判断してS31に進み、全ランプを消灯させる。続いて、S32に進み、給液設定情報の記憶を抹消する。この後、前述したS15に戻り、S15以降の処理を繰り返す。
【0051】
そのため、操作者が給液開始前に給液ノズル30をノズル掛け32から外した後に何らかの理由により給液ノズル30をノズル掛け32に戻した場合、給液操作を中断したものと判断してS15に戻るため、S15以前の操作(本実施例では、静電気除去シート62に触れる)が省略される。よって、同じ操作者が給液開始前に給液ノズル30をノズル掛け32に戻してしまった場合でも、給液前の事前操作(本実施例では、静電気除去シート62に触れる)を再度行わないようにして操作者への負担を軽減しうる。
【0052】
このように、給液開始前に設定情報がリセットされた場合でも初期状態に戻るのではなく、人を検出した際に報知される操作案内よりも後の操作案内を報知するので、給液開始前に行なわれた作業を再度行なわなくてはならなくなるような操作案内をすることがなく、よって、給液作業者は給油前の作業を迅速に行なうことができる。
【0053】
また、S29において、流量計42からの流量パルスが入力されているときは、S33に移行して、流量パルスを積算して給液量を演算する。続いて、S34では、指定された給液量に達したかどうかをチェックする。
【0054】
S34において、指定された給液量に達していないときは、S35に進み、ノズル外れ信号が入力(ノズルスイッチ50がオフ)されたかどうかをチェックする。
【0055】
S30において、ノズル外れ信号の入力がある(ノズルスイッチ50がオフ)場合には、給液が継続しているものと判断して上記S34に戻る。また、S30で、ノズル外れ信号の入力がない場合(ノズルスイッチ50がオン)には、後述するS38に移行する。
【0056】
また、S34において、指定された給液量に達したときは、S36に進み、給液ポンプ40を停止させると共に、スピーカ60から例えば、「給液が終了しました。ノズルを戻して下さい。」といったアナウンスを発声させる。そして、S37では、ノズル外れ信号が入力(ノズルスイッチ50がオフ)されたかどうかをチェックする。
【0057】
S37において、ノズル外れ信号の入力がない場合(ノズルスイッチ50がオン)には、S38に進み、全ランプを消灯させる。次のS39では、伝票発行ランプ56を点滅させる。続いて、S40に進み、給液情報(計量機番号、液種、給液量、給液金額など)を印字した伝票を伝票発行機58から発行させる。
【0058】
次のS41では、スピーカ60から例えば、「給液キャップを閉めて下さい。レシート(伝票)を持って精算所で精算して下さい」といったアナウンスを発声させる。続いて、S42に進み、予め設定された所定時間(例えば、30秒程度)が経過したかどうかをチェックする。
【0059】
また、S42において、所定時間が経過する間にS41で指示した音声案内がスピーカ60から発声し終わるまでの時間経過を待っており、音声案内が中断されて終了されることを防止する。また、S42において、所定時間が経過すると、音声案内が全て発声されているので、今回の処理を終了させる。
【0060】
ここで、制御回路36が実行する制御処理の変形例について図6を参照して説明する。尚、図6に示す制御処理において、上記図5に示す制御処理と同一処理には、同一符号を付してその説明を省略する。
図6に示されるように、制御回路36は、S30において、ノズル外れ信号の入力がない(ノズルスイッチ50がオン)場合には、給液開始前に給液ノズル30がノズル掛け32に戻されたものと判断してS31に進み、全ランプを消灯させる。続いて、S23に移行して、前述のS22において記憶した給油設定情報に基づき、S17およびS21において指定された液種・給液量指定ランプを点灯させる。そして、S24に進み、スピーカ60から例えば、「液種・給液量を設定しました。給液キャップを開けて下さい。ノズルを給液口に入れて下さい」といったアナウンスを発声させる。
【0061】
このように、変形例では、操作者が給液開始前に給液ノズル30をノズル掛け32から外した後に何らかの理由により給液ノズル30をノズル掛け32に戻した場合、給液操作を中断したものと判断してS23に戻るため、S23以前の操作(本実施例では、静電気除去シート62に触れる、液種及び給液量の設定操作)が省略される。よって、同じ操作者が給液開始前に給液ノズル30をノズル掛け32に戻してしまった場合でも、給液開始前に設定した給液情報がキャンセルされることを防止すると共に、給液前の事前操作(本実施例では、静電気除去シート62に触れる、液種及び給液量の設定操作)を再度行わないようにして操作者への負担を軽減しうる。
【0062】
従って、変形例では、給液開始前に行なう設定情報の入力操作を再度設定することが不要となるとともに、燃料情報が指定された際に報知される操作案内よりも後の操作案内がされるので、設定操作のやり直し操作を減らすことが可能になるとともに的確な操作案内をすることができる。
【0063】
尚、上記実施の形態では、操作者が給液開始前に給液ノズル30をノズル掛け32から外した後に何らかの理由により給液ノズル30をノズル掛け32に戻した場合、S15あるいはS23の処理に戻る場合を一例として示したが、これに限らず、S12以降の任意の処理に戻るようにすることも可能である。例えば、S23,S24も省略してS25の処理に戻るようにようにするようにしても良いし、あるいはS28の処理に戻るようにして良い。
【0064】
また、上記実施の形態では、操作者に対してスピーカ60からの音声案内により操作手順を報知するように構成されたものを一例として挙げたが、これに限らず、音声案内と共に、モニタ等に文字を表示させる方法を報知手段として用いることも可能である。
【0065】
また、上記実施の形態では、地上設置型の計量機に取り付けられた構成を一例として挙げたが、これに限らず、懸垂式の給液装置にも適用できるのは勿論である。
【0066】
また、上記実施の形態では、ガソリンや軽油等の油液を車両の燃料タンクに給液する場合を一例として挙げたが、これに限らず、油液以外の燃料(例えば、燃料電池車で消費される水素、あるいはLPG車やCNG車などで燃料として消費されるガス等)を供給するシステムにも適用できるのは勿論である。
【0067】
また、上記実施の形態では、POS無しでの商品管理を行っているが、POSでの給液システムで実施することも可能である。
【0068】
【発明の効果】
上述の如く、上記請求項1記載の発明によれば、保持部から燃料供給部が外されたことが検出された後において、被燃料供給体に燃料を供給しないまま保持部に燃料供給部が戻されたことを検出手段が検出した場合には、燃料供給制御手段は燃料情報記憶手段に記憶されている燃料情報の記憶を保持し、かつ、報知制御手段は指定手段により燃料情報が指定された際に報知される操作案内よりも後の操作案内を報知する。このため、指定手段により燃料情報が入力され、保持部から燃料供給部が外されたことが検出された後において、被燃料供給体に燃料を供給しないまま保持部に燃料供給部が戻されたことを検出手段が検出した場合には燃料情報の入力作業を再度行なわなくてはならなくなるような操作をする必要がなく、かつ、報知制御手段により的確な案内がなされるので、操作者は燃料供給作業を迅速に行なうことができる。
【0069】
請求項2記載の発明によれば、被燃料供給体に燃料を供給しないまま保持部に燃料供給部が戻されたことを検出手段が検出した場合には、伝票発行機よりの伝票の発行を禁止し、また、被燃料供給体に燃料が供給されてから保持部に燃料供給部が戻されたことを検出手段が検出した場合には、伝票発行機より伝票を発行させるものである。このため、複数枚の伝票が発行されることにより作業者側において生じる混乱を防止することができ、かつ、無駄な伝票の発行を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明になる燃料供給装置が適用された燃料供給システムの一実施例の構成図である。
【図2】燃料供給装置16の各機器の構成を示すブロック図である。
【図3】設定器26に設けられた各操作部の配置及び操作手順について説明するための図である。
【図4】操作手順、各ランプの作動、音声案内の報知例を説明するための図である。
【図5】制御回路36が実行する制御処理のフローチャートである。
【図6】制御回路36が実行する制御処理の変形例のフローチャートである。
【符号の説明】
10 給液システム
16 燃料供給装置
20 管理コンピュータ
24 計量機
26 設定器
30 給液ノズル
32 ノズル掛け
42 流量計
44 メモリ
46 人検出センサ
50 ノズルスイッチ
58 伝票発行機
60 スピーカ
64〜66 液種選択釦
68 満タン選択釦
70〜73 プリセット給液量設定釦
76〜79 プリセット給液金額設定釦

Claims (2)

  1. 被燃料供給体に燃料を供給するための燃料供給部を有する燃料供給機と、
    前記燃料供給部の不使用時に当該燃料供給部を保持するための保持部と、
    前記保持部に前記燃料供給部が保持されているか否かを検出する検出手段と、
    前記燃料供給機近傍に人がいるか否かを検出する人検出器と、
    操作案内を報知するための報知手段と、
    前記被燃料供給体への燃料の供給に先立って当該被燃料供給体に供給すべき燃料情報を指定するための指定手段と、
    前記指定手段により指定された燃料情報を記憶する燃料情報記憶手段と、
    前記人検出器から人検出信号が出力された際に操作案内を開始し、前記燃料供給機を用いての給液作業の進行状況に応じてその時点における操作案内を前記報知手段より報知する報知制御手段と、
    前記燃料情報記憶手段に記憶された燃料情報に基づき前記被燃料供給体への燃料の供給を制御する供給制御手段と、
    を備えた燃料供給装置において、
    前記報知制御手段は、前記指定手段により燃料情報が入力され、前記保持部から前記燃料供給部が外されたことを検出した後、前記被燃料供給体に燃料を供給しないまま前記保持部に前記燃料供給部が戻されたことを前記検出手段が検出した場合には、前記指定手段により燃料情報が指定された際に報知される操作案内よりも後の操作案内を報知し、
    前記燃料供給制御手段は、前記指定手段により前記燃料情報が入力され、前記検出手段によって前記保持部から前記燃料供給部が外されたことが検出された後において、前記被燃料供給体に燃料を供給しないまま前記保持部に前記燃料供給部が戻されたことを前記検出手段が検出した場合には、前記燃料情報記憶手段に記憶されている燃料情報の記憶を保持し、また、前記被燃料供給体に燃料が供給されてから前記保持部に前記燃料供給部が戻されたことを前記検出手段が検出した場合には、前記燃料情報記憶手段に記憶された燃料情報の記憶を抹消することを特徴とする燃料供給装置。
  2. 前記燃料供給機による燃料供給を行った後、前記検出手段が前記保持部に前記燃料供給部が保持されていることを検出した場合に伝票を発行する伝票発行機を備え、
    前記燃料供給制御手段は、前記指定手段により前記燃料情報が入力され、前記検出手段によって前記保持部から前記燃料供給部が外されたことが検出された後において、前記被燃料供給体に燃料を供給しないまま前記保持部に前記燃料供給部が戻されたことを前記検出手段が検出した場合には、前記伝票発行機よりの伝票の発行を禁止し、また、前記被燃料供給体に燃料が供給されてから前記保持部に前記燃料供給部が戻されたことを前記検出手段が検出した場合には、前記伝票発行機より伝票を発行させることを特徴とする請求項1に記載の燃料供給装置。
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