JP4871799B2 - 燃料供給装置 - Google Patents

燃料供給装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4871799B2
JP4871799B2 JP2007178442A JP2007178442A JP4871799B2 JP 4871799 B2 JP4871799 B2 JP 4871799B2 JP 2007178442 A JP2007178442 A JP 2007178442A JP 2007178442 A JP2007178442 A JP 2007178442A JP 4871799 B2 JP4871799 B2 JP 4871799B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fuel supply
nozzle
refueling
fuel
oil
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2007178442A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2009012833A (ja
Inventor
栄三 矢澤
繁 阿部
直 佐々木
Original Assignee
トキコテクノ株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by トキコテクノ株式会社 filed Critical トキコテクノ株式会社
Priority to JP2007178442A priority Critical patent/JP4871799B2/ja
Publication of JP2009012833A publication Critical patent/JP2009012833A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4871799B2 publication Critical patent/JP4871799B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B67OPENING, CLOSING OR CLEANING BOTTLES, JARS OR SIMILAR CONTAINERS; LIQUID HANDLING
    • B67DDISPENSING, DELIVERING OR TRANSFERRING LIQUIDS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B67D7/00Apparatus or devices for transferring liquids from bulk storage containers or reservoirs into vehicles or into portable containers, e.g. for retail sale purposes
    • B67D7/04Apparatus or devices for transferring liquids from bulk storage containers or reservoirs into vehicles or into portable containers, e.g. for retail sale purposes for transferring fuels, lubricants or mixed fuels and lubricants
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B67OPENING, CLOSING OR CLEANING BOTTLES, JARS OR SIMILAR CONTAINERS; LIQUID HANDLING
    • B67DDISPENSING, DELIVERING OR TRANSFERRING LIQUIDS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B67D7/00Apparatus or devices for transferring liquids from bulk storage containers or reservoirs into vehicles or into portable containers, e.g. for retail sale purposes
    • B67D7/06Details or accessories
    • B67D7/32Arrangements of safety or warning devices; Means for preventing unauthorised delivery of liquid
    • B67D7/3236Arrangements of safety or warning devices; Means for preventing unauthorised delivery of liquid relating to electrostatic charges

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Loading And Unloading Of Fuel Tanks Or Ships (AREA)

Description

本発明は、ガソリンや軽油等の燃料を車両の燃料タンク等に供給する燃料供給装置に関する。
従来、この種の燃料供給装置を使用した燃料供給システムの一例として、顧客自らが燃料供給装置としての給油装置を操作して、燃料供給対象である車両の燃料タンクに対して燃料供給作業としての給油作業を行うセルフサービス給油システムがある。このセルフサービス給油システムでは、顧客自らが車両の燃料タンクの給油口に装着されている給油キャップを取り外し、給油装置に備えられた給油ノズル(燃料供給ノズル)の筒先を給油口に挿入し、その操作弁を開弁操作することによって、燃料タンクに油液の補給(給油)を行う。
ところで、燃料供給作業者である顧客の身体には、例えば、湿度が低く乾燥しているといった天候や乗・降時における衣服の摩擦等が原因となって、静電気が帯電していることがある。
そこで、セルフサービス給油システムでは、例えば、給油装置本体に静電気除去用の導電シートを配置しておき、給油作業の開始にあたって、まずこの静電気除去用の導電シートに手を触れ、帯電している静電気を除去するようにして、燃料タンクの給油口の開蓋や給油ノズルを操作して実際の燃料供給作業(給油作業)を行う際に、給油口から大気中に放出されるベーパ(油蒸気)に対しての安全対策を施している。
その一方で、例えば、給油作業者が、給油ノズルのグリップを握りながら操作レバー(操作片)を開弁操作して給油作業を行っているときに、別の作業等が必要になった場合には、操作レバー(操作片)を閉弁操作して給油ノズルを給油口に保持したまま、給油作業を途中で中断することがある。このような場合、給油作業者は、この別の作業等が済んだならば、再び給油ノズルの把持部を握りながら操作レバー(操作片)を開弁操作して、給油作業を再開することになる。ところが、その際、給油作業者の身体には、この別の作業等を行っている間に、また静電気が帯電してしまう可能性がある。
したがって、このような、一旦、中断した給油作業を再開する場合、その再開に当たって、給油作業者は、給油装置本体の静電気除去用の導電シートに、再度、手を触れて静電気除去を行うことが好ましいが、このような場合は、給油装置側からの静電気除去作業の案内発声も難しいので、静電気除去用の導電シートに手を触れるのを失念してしまうケースも予想される。
そこで、このような中断した給油作業を再開するような場合を想定した場合、例えば、特許文献に記載されている給油ノズルのように、給油作業者が給油作業の際に操作する給油ノズル本体の把持部に、導電性部材によって形成されたグリップカバーを装着しておき、給油作業のために給油作業者が給油ノズルのグリップカバーを握ったときにも、このグリップカバーを介して、給油操作者に帯電している静電気を、給油ホースに沿って延設されているアース線に逃がすようにすることが有効である。
特開平10−167400号公報
このような関係から、給油ノズルの把持部にも、給油装置本体に設けられている静電気除去用の導電シートと同様に、火花や人体に不快感を生じさせない範囲で安全に静電気の除電が行える材料を採用して、静電気除去を行えるようにするのが好ましい。
ところが、このような特性を有する材料を把持部に採用してみた場合、身体に帯電している静電気の実際の除去には、僅かながら多少の時間(1〜3秒)がかかる。
その一方、給油ノズルの操作レバーを操作して油液の吐出が開始されると、燃料タンク内の液面の上昇に伴って生じたベーパ(油蒸気)や、補給された油液による燃料タンク内の油液の攪拌によって生じたベーパが、油液の吐出開始とともに給油口から排出されることになる。
そのため、一旦、中断した給油作業を再開するような場合は、上記した特許文献に記載の給油ノズルの把持部を用いた静電気除去構造を採用しても、給油作業開始時のように給油ノズルの給油口への持ち運びに行うわけではなく、既に開蓋されている給油口に保持されている給油ノズルの把持部を握って操作レバーを開弁操作するだけで、操作レバーの操作量に対応した吐出速度で油液が吐出されることになるため、操作レバーの操作量が大きい場合はタンク内の液面上昇が早くなり、その攪拌も活発になるので、静電気除去のための十分な時間が確保しにくいという問題点があった。
そこで、本発明は、このような問題点に鑑みなされたものであって、接地回路に接続された導電性部材で形成された把持部を備えた燃料供給ノズルを用いた燃料供給装置にあって、一旦、中断した給油作業を再開する場合であっても、燃料供給作業者の身体に帯電している静電気の除去のための時間を、燃料供給作業者の操作片の操作の仕方の影響を受けずに、安全かつ確実に確保できるようにした燃料供給装置を提供することを目的とする。
すなわち、本発明は、燃料供給作業における静電気除去作業についてのさらなる安全対策の向上をはかった燃料供給装置を提供することを目的とする。
上述した課題を解決するために、本発明の燃料供給装置は、接地回路に接続された導電性部材で形成された把持部を備えた燃料供給ノズルを用いた燃料供給装置にあって、燃料供給ノズルの操作片の操作によって一旦中断した燃料供給作業を再開するのを検出するようにして、燃料供給再開時には、所定時間の間、送液手段から燃料供給ノズルに送出される燃料供給流量を減少させて、この間の燃料供給に伴って発生するベーパ(油蒸気)を抑え、燃料供給ノズルを把持している燃料供給作業者から身体に帯電している静電気を除去するための時間を確保するようにしたことを特徴とする。
また、本発明の燃料供給装置は、この一旦中断した燃料供給作業の再開を、送液手段から燃料供給ノズルに送出される燃料供給量の状態変化に基づいて検出することを特徴とする。
また、本発明の燃料供給装置は、この一旦中断した燃料供給作業を再開するまでの燃料供給一時中断時間に応じて、燃料供給作業を再開するときの、燃料供給流量を減少させる所定時間を変更することを特徴とする。
本発明の燃料供給装置によれば、接地回路に接続された導電性部材で形成された把持部を備えた燃料供給ノズルを用いた燃料供給装置にあって、一旦中断した燃料供給作業を再開する場合であっても、燃料供給作業を再開するために燃料供給ノズルを把持した燃料供給作業者の身体に静電気が帯電していてもその静電気がある程度除電されるまでは、燃料供給ノズルから燃料供給対象に対して送出される燃料供給流量(この場合、流速)を、燃料供給作業者による燃料供給ノズルの操作の仕方の影響を受けずに、燃料供給停止も含めて減少させることができるので、燃料供給作業の安全性についてのさらなる向上をはかることができる。
また、この燃料供給作業の再開検出も、燃料供給ノズルに燃料供給作業者の把持を検出する等の新たな構成を追加するのではなく、燃料供給ノズルに送液された燃料供給量、すなわち燃料供給対象への燃料供給量に基づいて検出するだけなので、燃料供給作業の安全性の向上を容易にはかることができる。
また、一旦中断した燃料供給作業を再開するまでの燃料供給一時中断時間に応じて静電気の除去のための時間を調整するようにしたので、静電気を除去するための時間による流量調整の期間を極力短縮することができ、燃料供給作業者に燃料供給ノズルの操作違和感を生じさせるのを防止できる。
本発明に係る燃料供給装置の実施の形態について、図面に基づき説明する。
図1は、本発明の燃料供給装置の一実施の形態としての給油装置の構成図である。
本実施の形態の給油装置1は、本体2内にポンプ3及び流量計5を収容した構成になっている。ポンプ3は、付設のポンプ駆動用モータ4によって駆動され、その吸い込み側が連通された貯油タンクから油液を汲み上げ、流量計5の流入側に送出する。流量計5は、ポンプ3から送出された油液の流量を計測する。流量計5には、単位流量毎の油液の流れに応じた流量パルスを出力する流量パルス発信器6が付設されている。流量計5の流出側は、先端に給油ノズル8が設けられた給油ホース7の基端側に連通されている。
給油ノズル8は、ノズル本体9内の液通路に設けられた操作弁を操作レバー10の操作に応動して開閉できる構成になっている。これにより、給油作業者(燃料供給作業者)は、ノズル本体9の、例えばカーボン含有の樹脂材等の導電性材料により形成されたグリップカバー11が装着された把持部を握りながら、操作レバー10の操作位置を変位調整することによって、その先端側の吐出パイプ12から吐出される油液の流量を調整でき、油液の供給・遮断がマニュアル操作可能になっている。給油作業(燃料供給作業)を行っている際には、給油ノズル8は、吐出パイプ12が車両等の給油対象タンクの給油口内に挿入され、給油口に保持される。また、給油ノズル8には、給油中、給油対象タンクが満タンになってその液面等が吐出パイプ12の先端側に到達するようになると、操作レバー10の開弁操作に関係なく、その操作弁を閉弁させる自動閉弁機構も設けられている。
給油ノズル8は、給油作業で使用される時以外は、本体2の表面壁部に配置されたノズル掛け13に収納されている。ノズル掛け13には、給油ノズル8の収納/取り外し状態を検出するノズルスイッチ14が設けられている。
また、給油ノズル8の導電性材料により形成されたグリップカバー11は、給油ホース7の管壁部に埋設されてホース長さ方向に延設されているアース線15の一端側に電気的に接続されている。このアース線15の他端側は、本体2内に設けられたアース回路16に接続され、接地されている。
一方、図示の給油装置1では、流量計5の流出側と給油ホース7の基端側との間の液通路には、電磁弁17が設けられている。電磁弁17は、ポンプ3から給油ホース7を介し給油ノズル8に供給される油液の流量を調整制御するためのもので、給油ノズル8に供給されない分の油液はポンプ3の吐出側と吸い込み側との間で、ポンプ3の吐出側部分の液圧に応じてリリーフされる。電磁弁17は、例えば、予め設定されたプリセット値(目標量)に一致した時点で油液の供給を給油ノズル8の操作レバー10の操作によらず自動的に停止させるプリセット給油の場合や、給油ノズル8の操作レバー10の操作によって一旦中断した給油作業を再開する場合に作動され、給油ノズル8から吐出される油液の流量をその吐出停止をも含めて調整できるようになっている。
一方、本体2の表面壁部には、前述したノズル掛け13に加えて、給油量表示器18,人検知センサ19,音声発生装置20のスピーカ,静電気除去操作のための静電気除去操作部21等が設けられている。また、本体2内には、前述したポンプ3及び流量計5等といった機器に加えて、給油量を演算したり、給油装置1の上述した各部を制御したりする制御装置25が設けられている。
給油量表示器18は、例えば、制御装置25が流量パルス発信器6から出力される流量パルス信号に基づいて演算した給油量を、制御装置25から受けて表示する。
人検知センサ19は、赤外線センサや超音波センサ等を用いて構成され、本体2に対しての人の接近を検出する。
音声発生装置20は、制御装置25から給油装置1自体の操作状態に対応して供給される発声制御信号に基づいて、給油作業の進行に合わせた次の作業内容(静電気除去作業も含む)に対応する案内メッセージや警報等の音声データを音声データメモリから読み出して、スピーカから発声させる。そのため、音声発生装置20には、作業内容等に対応させて、その音声データメモリに該当する音声メッセージの音声データが記憶されている。
静電気除去操作部21は、セルフサービス給油作業を行うに当たって、給油作業者がまず自身の身体に帯電している静電気を除去するために操作する操作部であって、本実施の形態では、給油作業者(静電気除去対象)が接触可能なタッチパネルを形成する静電気除去シート(被接触部)22、給油作業者が静電気除去シート22に手を触れていることを検出するタッチセンサ23、静電気除去作業を案内表示するタッチパネル表示器24が備えられている。
静電気除去シート22は導電性シートにより構成され、この静電気除去シート22は、アース回路16に接続され、接地されている。
タッチセンサ23は、赤外線センサや超音波センサ、又は当接検知スイッチ等の検出素子を用いて構成され、例えば、給油作業者の手が静電気除去シート22に当接されている間、検出信号を制御装置25に出力する構成になっている。
タッチパネル表示器24は、静電気除去シート22の近傍に配置され、制御装置25から給油装置1の装置状態に対応して供給される表示制御信号に基づいて、給油作業者に静電気除去シート22の所在やその操作を案内する。
制御装置25は、マイクロコンピュータによって構成される制御部、ノズルスイッチ14,流量パルス発信器6等の入力機器や、ポンプ駆動用モータ4,電磁弁17,給油量表示器18,音声発生装置20等の出力機器が接続される機器インタフェース、給油所内のLAN等のネットワークに接続するための通信インタフェース等を備えて構成される。
制御装置25では、その制御部が、機器インタフェースを介して接続されているノズルスイッチ14,流量パルス発信器6等の入力機器からの出力、又は通信インタフェースを介してネットワーク接続されている事務所管理装置からの供給データを受けて、ポンプ駆動用モータ4,電磁弁17,給油量表示器18,音声発生装置20等の出力機器を制御作動する。
例えば、制御装置25は、通信インタフェースを介して事務所管理装置からのセルフサービス給油の使用許可を受けている状態で、ノズルスイッチ14から供給される状態出力に基づいて給油ノズル8の取り外しが検出された場合は、ポンプ駆動用モータ4を駆動するとともに電磁弁17を開弁し、給油ノズル8の収納が検出された場合は、プリセット給油等によってポンプ駆動用モータ4が未だ駆動状態にあり電磁弁17が未だ開弁状態にあるときには、ポンプ駆動用モータ4を停止するとともに電磁弁17を閉弁する。
また、制御装置25は、流量パルス発信器6から供給される流量パルス信号に基づいて、給油量を演算算出し、給油量表示器18に表示する。
更に、制御装置25は、本実施の形態では、通信インタフェースを介して事務所管理装置からのセルフサービス給油の使用許可を受け、未だ給油ノズル8がノズル掛け13から取り外されていない状態で、人検知センサ19から人検知信号が供給された場合は、例えば「静電気除去シートに触れてください」といった音声を発生させるための静電気除去作業指示を、該当する出力機器である音声発生装置20に出力する。
本実施の形態の給油装置1は、上述したように構成されるが、次に、制御装置25によって実行される給油装置1の制御について詳述する。
制御装置25は、通信インタフェースを介して事務所管理装置からのセルフサービス給油の使用許可を受けている状態で、人検知センサ19が本体2の近くに人がいると判定すると、音声発生装置20に、「静電気除去シートに触れてください」という静電気除去作業の案内メッセージを、スピーカから発声させる。
給油作業者は、給油作業に使用する給油装置1から発声された静電気除去作業の案内メッセージを受け、本体2の静電気除去操作部21における静電気除去シート22に触れる。したがって、本実施の形態の場合は、給油作業の開始当初は、本体2の静電気除去操作部21を用いて、給油作業者の身体に帯電している静電気が除去される。
制御装置25は、タッチセンサ23の検出出力によって、給油作業者の手が静電気除去シート22に当接させられたことを確認すると、給油ノズル8の操作に基づく燃料供給作業処理を実行することになる。
図2は、本実施の形態の給油装置が実行する燃料供給作業処理のフローチャートである。
制御装置25は、給油作業者によって給油ノズル8がノズル掛け13から取り外された否かを、ノズルスイッチ14のスイッチ状態(オン:取り外し状態/オフ:収納状態)に基づいて確認する(ステップS1010)。
給油作業者によって給油ノズル8がノズル掛け13から取り外されると、制御装置25は、制御部内の給油量計数エリアの値をゼロリセットし、給油量表示器18に表示されている給油量表示値をゼロリセットする(ステップS1020)。
そして、制御装置25は、予め記憶準備されている複数の給油モードの中、“給油作業開始待ち”及び後述する“給油作業再開待ち”に対応した「開始・再開待ちモード」(M=2)を、制御部内の給油モード設定エリアMに格納して初期設定する(ステップS1030)。また、制御装置25は、制御部内のタイマtの値をゼロリセットする(ステップS1040)。
その上で、制御装置25は、給油モード設定エリアMに初期設定した給油モードである「開始・再開待ちモード」(M=2)に対応して、ポンプ駆動用モータ4を駆動してポンプ3を起動するとともに、閉弁状態の電磁弁17を、流量を絞った開弁状態(「極少流」状態)にする(ステップS1050)。
これにより、給油作業者が、給油ノズル8の吐出パイプ12を車両の燃料タンクの給油口に挿入して操作レバー10を開弁操作した当初から、ポンプ3から給油ノズル8へ供給される流量は、この「開始・再開待ちモード」(M=2)に対応する電磁弁17の「極少流」の開弁状態によって制限されたものになる。
その後、制御装置25は、給油作業が終了して、給油作業者によって給油ノズル8がノズル掛け13に収納されたことが確認されるまで(ステップS1240)、流量パルス発信器6から供給される流量パルスに基づいて、給油量の計測処理(ステップS1060)、給油ノズル8からの吐出油液の流速の計測処理(ステップS1060)、給油量表示器18に表示されている給油量の表示更新処理(ステップS1070)を行うとともに、これらの処理と併せて、給油モード設定エリアMに設定されている給油モード(M=1,2,3のいずれか)を確認して(ステップS1080,S1150)、給油モード設定エリアMに設定されている給油モード(M=1,2,3のいずれか)の対応処理を、繰り返し行うことになる。なお、この繰り返し処理(ステップS1060〜S1240)における、給油ノズル8からの吐出油液の流速の計測処理(ステップS1060)は、ポンプ3から給油ノズル8へ供給されている油液の単位時間当たりの流量計測処理に該当する。
ここで、給油作業者が給油ノズル8を把持してノズル掛け13から取り外した給油作業開始当初は、ステップS1030で説明したように、給油モード設定エリアMには「開始・再開待ちモード」(M=2)が初期設定されている。
そのため、制御装置25は、給油ノズル8がノズル掛け13から取り外されたのに基づいて(ステップS1010)、ポンプ3を起動し、電磁弁17の弁状態を「極少流」開弁状態にした後は(ステップS1050)、給油モード設定エリアMを「開始・再開待ちモード」(M=2)に初期設定してあるので、その繰り返し処理(ステップS1060〜S1240)では、給油量及び流速の計測処理(ステップS1060),表示更新処理(ステップS1070)に引き続き、給油モード設定エリアMに設定されている給油モード(M=2)の確認(ステップS1080,S1150)に基づいて、「開始・再開待ちモード」対応処理(ステップS1160〜S1180)を実行することになる。
<「開始・再開待ちモード」対応処理>
この「開始・再開待ちモード」対応処理では、制御装置25は、まず、流速の計測処理(ステップS1060)で求めた、給油ノズル8から吐出されている油液の流速が0か否かに基づいて、操作レバー10の開弁操作に基づく給油ノズル8の操作弁の開弁、すなわち給油ノズル8から燃料タンクへの油液の補給開始を確認する(ステップS1160)。
制御装置25は、この確認の結果、流速の計測処理(ステップS1060)で求めた流速が0でないことから、給油ノズル8の操作弁が開弁状態であることを検知したならば(ステップS1160)、給油モード設定エリアMに設定されている給油モードを、「開始・再開待ちモード」(M=2)から静電気の除電作業の実行中を表す「除電待ちモード」(M=3)に設定変更し(ステップS1170)、制御部内のタイマtの値をゼロリセットする(ステップS1180)。これに対し、制御装置25は、この確認の結果、流速の計測処理(ステップS1060)で求めた流速が0であることから、給油ノズル8の操作弁が閉弁状態であることを検知したならば、給油モード設定エリアMの設定変更等は行わずに、現状の「開始・再開待ちモード」(M=2)を変更しない。
これにより、給油作業者が、給油ノズル8をノズル掛け13から取り外し(ステップS1010)、その吐出パイプ12を燃料タンクの給油口に挿入して、操作レバー10を開弁操作したとしても(ステップS1160)、ポンプ3から給油ノズル8へ供給される流量が、「極少流」の開弁状態の電磁弁17によって制限されているので(ステップS1050)、給油ノズル8から吐出される油液の流速は、吐出当初より、操作レバー10の操作状態に対応した通常の流速よりも低い、その上限が油液の燃料タンクへの補給に伴う給油口からのベーパ流出の抑制をはかった制限された値になっている。
このようにして、給油ノズル8の操作弁が開弁された状態では、上述した「開始・再開待ちモード」対応処理(ステップS1160〜S1180)によって、給油モード設定エリアMが「除電待ちモード」(M=3)に設定変更されていることになる。
そのため、給油ノズル8から実際の油液の吐出が開始された以降は、制御装置25は、給油モード設定エリアMに設定されている給油モード(M=1,2,3のいずれか)の確認に基づく(ステップS1080,S1150)、給油モード設定エリアMに設定されている給油モード(M=1,2,3のいずれか)に対応する処理として、「除電待ちモード」対応処理(ステップS1190〜S1230)を実行することになる。
<「除電待ちモード」対応処理>
この「除電待ちモード」対応処理(ステップS1190〜S1230)では、制御装置25は、繰り返し処理(ステップS1060〜S1240)の実行毎に、制御部内のタイマtの値をインクリメントして(ステップS1190)、タイマtの値が予め制御部内に設定されている除電時間Te(例えば、Te=3秒)に対応する値に達したか否かに基づいて、給油ノズル8の操作弁が開弁されてから除電時間Teが経過したかを確認する(ステップS1200)。
制御装置25は、この確認の結果、タイマtの値が除電時間Teに対応する値に達し、給油ノズル8の操作弁が開弁されてから除電時間Teが経過したことを検知したならば、給油モード設定エリアMに設定されている給油モードを、「除電待ちモード」(M=3)から「給油中モード」(M=1)に設定変更する(ステップS1210)。そして、制御装置25は、タイマtの値をゼロリセットした後(ステップS1220)、この「給油中モード」(M=1)の設定に対応して、流量を絞った「極少流」状態の電磁弁17を開弁して、通常の「大流」状態の開弁状態にする(ステップS1230)。これに対し、制御装置25は、タイマtの値が除電時間Teに対応する値に達しておらず、給油ノズル8の操作弁が開弁されてから除電時間Teが未だ経過していないことを確認したならば、給油モード設定エリアMの設定変更等は行わずに、現状の「除電待ちモード」(M=3)を維持する。
これにより、給油作業者がそれからこの除電時間Teが経過するまでの間は、ポンプ3から給油ノズル8へ供給される油液の流量は、電磁弁17が依然として「極少流」状態の開弁状態のままで制限されているので、給油ノズル8から吐出される油液の流速は、依然として、操作レバー10の操作状態に対応した通常の流速よりも低い、その上限が油液の燃料タンクへの補給に伴う給油口からのベーパ流出の抑制をはかった制限された値になっている。
この結果、給油作業者が給油ノズル8を把持した時点から十分な除電時間Teが経過していない場合は、その除電が十分に完了するまでは、給油ノズル8の操作レバー10を開弁操作しても、給油ノズル8から吐出される油液の流速は制限され続け、油液の燃料タンクへの補給に伴う給油口からのベーパ流出は、抑制されることになる。
したがって、制御装置25は、「開始・再開待ちモード」対応処理(ステップS1160〜S1180)、及びこれに続く「除電待ちモード」対応処理を行うことによって、例えば、給油作業者が、給油ノズル8が一旦その吐出パイプ12を給油口の挿入した後、操作レバー10を開弁操作する前に、別の作業を行って、その間に静電気が帯電しているような場合でも、その後、給油ノズル8の操作レバー10を開弁操作して給油作業を行ったときには、給油ノズル8の操作レバー10を開弁操作してから除電時間Teが経過するまでの間は、給油ノズル8から吐出される油液の流速は制限され続け、油液の燃料タンクへの補給に伴う給油口からのベーパ流出は、抑制されることになる。
その一方で、この除電時間Teが経過して十分な除電が完了しさえすれば、電磁弁17の開弁状態が「極少流」状態から「大流」状態に自動的に変更されるので、それ以降の給油作業では、それ以前の静電気の除電を行っているときの給油作業に対して安全性についての十分な確保がはかれたことになるから、給油ノズル8から吐出される油液の流速の増大による給油作業の迅速化をはかることができる。
このようにして、給油ノズル8の操作弁が開弁されてから除電時間Teが経過し、電磁弁17の開弁状態が「大流」状態に変更され、給油ノズル8から吐出される油液の流速の増大がはかられた、いわゆる通常の給油作業状態では、上述した「除電待ちモード」対応処理(ステップS1190〜S1230)によって、給油モード設定エリアMが「給油中モード」(M=1)に設定変更されていることになる。
そのため、「給油中モード」(M=1)の設定以降は、制御装置25は、給油モード設定エリアMに設定されている給油モード(M=1,2,3のいずれか)の確認に基づく(ステップS1080,S1150)、給油モード設定エリアMに設定されている給油モード(M=1,2,3のいずれか)に対応する処理として、「給油中モード」対応処理(ステップS1090〜S1140)を実行することになる。
<「給油中モード」対応処理>
この「給油中モード」対応処理(ステップS1090〜S1140)では、制御装置25は、その繰り返し実行毎(ステップS1190〜S1230)に、まず、流速の計測処理(ステップS1060)で求めた、給油ノズル8から吐出されている油液の流速が0か否かに基づいて、操作レバー10の閉弁操作に基づく給油ノズル8の操作弁の閉弁、すなわち給油ノズル8から燃料タンクへの油液の補給停止を確認する(ステップS1090)。
制御装置25は、この確認の結果、流速の計測処理(ステップS1060)で求めた流速が0でないことから、ポンプ3から給油ノズル8へ、「大流」状態に開弁された電磁弁17を介して、操作レバー10の操作状態に対応した通常の流速で油液が供給されているときには、タイマtの値をゼロリセットして(ステップS1140)、次回の「給油中モード」対応処理を実行に備える。
これに対し、制御装置25は、この確認の結果、流速の計測処理(ステップS1060)で求めた流速が0で、給油ノズル8の操作弁が閉弁状態であることを確認したならば(ステップS1090)、操作レバー10の操作状態に対応した通常の流速で油液が供給されているときに、前述のステップS1140に示した処理の繰り返しの実行で随時ゼロリセットされていたタイマtの値をインクリメントし(ステップS1100)、タイマtの値が予め制御部内に設定されている停止判定時間Ts(例えば、Te=30秒)に対応する値に達したか否かに基づいて、給油ノズル8の操作弁が閉弁されてから停止判定時間Tsが経過したかを確認する(ステップS1110)。
制御装置25は、この確認の結果、タイマtの値が停止判定時間Tsに対応する値に達し、給油ノズル8の操作弁が閉弁されてから停止判定時間Tsが経過したことを検知したならば、給油モード設定エリアMに設定されている給油モードを、「給油中モード」(M=1)から「開始・再開待ちモード」(M=2)に設定変更する(ステップS1120)。そして、制御装置25は、この「開始・再開待ちモード」(M=2)の設定に対応して、通常の「大流」状態の開弁状態にある電磁弁17を閉弁して、流量を絞った「極少流」状態の開弁状態にする(ステップS1130)。これに対し、制御装置25は、タイマtの値が停止判定時間Tsに対応する値に達しておらず、給油ノズル8の操作弁が閉弁されてから停止判定時間Tsが未だ経過していないことを確認したならば、給油モード設定エリアMの設定変更等は行わずに、現状の「給油中モード」(M=1)を維持する。
これにより、給油ノズル8の操作弁が閉弁されてからこの停止判定時間Tsが経過するまでの間は、ポンプ3から給油ノズル8へ供給される油液の流量は、電磁弁17が依然として「大流」状態の開弁状態のままになっているので、この停止判定時間Tsの範囲内であれば、給油作業者が再び操作レバー10を操作して給油ノズル8を開弁すれば、操作レバー10の操作状態に対応した通常の流速で、給油作業を再開することができる。例えば、給油ノズル8が、液面等が吐出パイプ11の先端側に到達するようになると、操作レバー9の開弁操作に関係なく、その操作弁を閉弁させる自動閉弁機構を備えた給油ノズル8である場合に、この自動閉弁機構が油液の補給中に液面に発生した泡によって作動してしまったような場合でも、この停止判定時間Tsの範囲内であれば、液面に発生した泡の消失を待って、操作レバー10の操作状態に対応した通常の流速で追加給油を行うことができる。
ところが、給油作業者が、給油作業の途中で別の作業等が必要になり、給油ノズル8の操作レバー12を閉弁操作して給油ノズルを給油口に保持したまま、給油作業を途中で中断したような場合、この「給油中モード」対応処理(ステップS1090〜S1140)では、制御装置25は、このタイマtの値で表される中断時間が停止判定時間Tsに対応する値に達すると(ステップS1110)、給油モード設定エリアMに設定されている給油モードを、「給油中モード」(M=1)から「開始・再開待ちモード」(M=2)に設定変更してし(ステップS1120)、電磁弁17の開弁状態を「大流」状態から「極少流」状態に変更してしまっている(ステップS1130)。
この結果、給油作業者が、別の作業等を済ませた後、再び給油ノズル8の操作レバー9を開弁操作して給油を再開しようとしても、その際、制御装置25は、繰り返し処理(ステップS1060〜S1240)の給油モード設定エリアMに設定されている給油モード(M=2)の確認(ステップS1080,S1150)で、設定変更した「開始・再開待ちモード」対応処理(ステップS1160〜S1180)を実行することになる。
そのため、給油作業者が、再び給油ノズル8の操作レバー9を開弁操作して給油を再開しても、制御装置25は、前述した「開始・再開待ちモード」対応処理(ステップS1160〜S1180)、及びこれに続く「除電待ちモード」対応処理(ステップS1190〜S1230)を行うことになるので、給油作業を再開するために給油ノズル8を把持した燃料供給作業者の身体に静電気が帯電していても、その静電気がある程度除電されるまでは、給油ノズル8から燃料タンクに対して吐出される油液の流速を、操作レバー10の操作状態に対応した通常の流速よりも低い、その上限が油液の燃料タンクへの補給に伴う給油口からのベーパ流出の抑制をはかった制限された値にすることができるので、給油作業の安全性についてのさらなる向上をはかることができる。
制御装置25は、給油作業の終了を、その繰り返し処理(ステップS1060〜S1240)の実行において、給油作業者によって給油ノズル8がノズル掛け13に収容された否かを、ノズルスイッチ14のスイッチ状態(オン:取り外し状態/オフ:収納状態)に基づいて確認している(ステップS1240)。そして、制御装置25は、給油作業者によって給油ノズル8がノズル掛け13に収容されたのを検出すると、ポンプ駆動用モータ4を停止し、電磁弁17を閉弁して、今回の給油作業を終了する(ステップS1250)。
本実施の形態の燃料供給装置によれば、上述した「開始・再開待ちモード」対応処理、「除電待ちモード」対応処理、及び「給油中モード」対応処理によって、給油作業者が、給油ノズル8が一旦その吐出パイプ12を給油口の挿入した後、操作レバー10を開弁操作する前に、別の作業を行って、その間に静電気が帯電してしまった場合、及び給油作業の途中で別の作業等が必要になり、給油ノズル8の操作レバー12を閉弁操作して給油ノズルを給油口に保持したまま、給油作業を途中で中断して別の作業等を行い、その間に静電気が帯電してしまった場合であっても、給油作業の開始時及び再開時に給油ノズル8の操作レバー12を開弁操作した際は、給油ノズル8から燃料タンクに対して吐出される油液の流速を、操作レバー10の操作状態に対応した通常の流速よりも低い、その上限が油液の燃料タンクへの補給に伴う給油口からのベーパ流出の抑制をはかった制限された値にすることができるので、給油作業の安全性についてのさらなる向上をはかることができる。
次に、本発明の燃料供給装置の別の実施の形態に係る給油装置について、図1及び図3により説明する。
本実施の形態の燃料供給装置1’は、前述した実施の形態の燃料供給装置1とは、給油ノズル8を開弁操作してから除電時間Teが経過するまでは、給油ノズル8から油液を吐出させないようにしたことを特徴とする。
なお、その説明に当たっては、同一又は同様な構成部分、及び同一又は同様な制御装置処理部分については、同一符号を付して、その説明は省略する。
まず、本実施の形態の燃料供給装置1’の、前述した実施の形態の燃料供給装置1との構成上の違いは、図1に示したように、電磁弁17の下流側に、給油ホース7内の油液の圧力状態を検出するための圧力センサ26がさらに設けられている。圧力センサ26は、電磁弁17が閉弁状態であっても、給油ノズル8が開弁されたことを、それ以前にポンプ3のリリーフ圧に保たれている給油ホース7内の油液の圧力状態が減圧変化することで検出する。
図3は、本実施の形態の給油装置が実行する燃料供給作業処理のフローチャートである。
本実施の形態で、給油ノズル8がノズル掛け13から取り外されたときには(ステップS1010)、ポンプ駆動用モータ4は起動されるが、電磁弁17は開弁せず、閉弁状態のままになっている(ステップS1052)。
「開始・再開待ちモード」対応処理(ステップS1162〜S1180)では、制御装置25は、給油ノズル8の開弁操作を、圧力センサ26の出力を監視し、給油ノズル8の開弁操作によって給油ホース7内の油液の圧力状態が減圧変化したか否かによって検出する(ステップS1162)。
電磁弁17の開弁は、「大流」状態に対してのみ行われ、「除電待ちモード」対応処理(ステップS1190〜S1230)でのみ行われる(ステップS1230)。
「給油中モード」対応処理(ステップS1090〜S1140)では、制御装置25は、給油ノズル8の閉弁操作を検知し(ステップS1090)、給油作業の停止を判定したときには(ステップS1110)、給油ノズル8の開弁後から除電時間Te経過後に開弁した電磁弁17を(ステップS1230)、閉弁する(ステップS1132)。
これにより、本実施の形態の給油装置1’は、給油ノズル8の開弁後から除電時間Teが経過するまでの間は、給油ノズル8から油液が吐出しない。
なお、本実施の形態では、電磁弁17によって、給油ノズル8の開弁後から除電時間Teが経過するまでの間は、給油ノズル8から油液が吐出しないように構成したが、電磁弁17を廃し、ポンプ駆動用モータ4だけで同様な機能を達成することも可能である。この場合は、ポンプ駆動用モータ4を、給油ノズル8がノズル掛け13から取り外されたとき(ステップS1010)には起動させずに、除電時間Teが経過したときに、廃した電磁弁17を開弁する代わりに起動するように構成し(ステップS1230)、給油ノズル8の閉弁操作を検知し(ステップS1090)、給油作業の停止を判定したときに(ステップS1110)、廃した電磁弁17を閉弁する代わりにポンプ駆動用モータ4を停止させる構成としても、実現可能である。
次に、本発明の燃料供給装置のさらに別の実施の形態に係る給油装置について、図1及び図4により説明する。
図4は、本実施の形態の給油装置が実行する燃料供給作業処理のフローチャートである。
本実施の形態の給油装置1”は、図1及び図2に示した実施の形態の給油装置1において、給油ノズル8を開弁したときからの除電時間Teを、給油作業停止中の時間、すなわち給油作業の中断時間の長短に応じて、同様に長短変化させることを特徴とする。
本実施の形態では、その「給油中モード」対応処理(ステップS1090〜S1140)で、制御装置25は、「開始・再開待ちモード」(M=2)に設定変更後にタイマtをゼロリセットするようにし(ステップS1132)、その「開始・再開待ちモード」対応処理(ステップS1160〜S1180)で給油ノズル8が閉弁状態にある場合は、タイマtをインクリメントして更新して(ステップS1182)、給油作業の中断時間を計測可能な構成になっている。
その上で、同じく「開始・再開待ちモード」対応処理で、制御装置25は、給油ノズル8の開弁状態が検出された場合には、このタイマtの値に所定の係数を乗算して、除電時間Teを算出する構成になっている(ステップS1172)。
そして、「除電待ちモード」対応処理で、制御装置25は、給油ノズル8の開弁後から除電時間Te経過の判定を、この算出した除電時間Teに基づいて行う構成になっている(ステップS1200)。
本実施の形態では、給油ノズル8を開弁したときからの除電時間Teを、給油作業の中断時間の長短に応じて、同様に長短変化させることができるので、給油作業における除電時間Teの効率化をはかることができる。
本発明の燃料供給装置の一実施の形態としての給油装置の構成図である。 本実施の形態の給油装置が実行する燃料供給作業処理のフローチャートである 別の実施の形態の給油装置が実行する燃料供給作業処理のフローチャートである。 さらに別の実施の形態の給油装置が実行する燃料供給作業処理のフローチャートである。
符号の説明
1 給油装置
2 本体
3 ポンプ
4 ポンプ駆動用モータ
5 流量計
6 流量パルス発信器
7 給油ホース
8 給油ノズル
9 ノズル本体
10 操作レバー
11 グリップカバー
12 吐出パイプ
13 ノズル掛け
14 ノズルスイッチ
15 アース線
16 アース回路
17 電磁弁
18 給油量表示器
19 人検知センサ
20 音声発生装置
21 静電気除去操作部
22 静電気除去シート
23 タッチセンサ
24 タッチパネル表示器
25 制御装置
26 圧力センサ

Claims (3)

  1. 導電性部材で形成された把持部を備え、内部の液通路には操作片の操作に応動して開閉する操作弁が内蔵された燃料供給ノズルと、
    該燃料供給ノズルに供給燃料を送出する送液手段と、
    該送液手段から前記燃料供給ノズルに送液された燃料供給量を計測する燃料供給量計測手段と、
    前記燃料供給ノズルの導電性部材と配線接続され、燃料供給作業者に帯電している静電気を逃がす接地回路と、
    を備えた燃料供給装置であって、
    前記燃料供給ノズルを用いた燃料供給対象への燃料供給作業中における、前記操作片の操作に基づく燃料供給一時停止後の燃料供給再開を検出する供給再開検出手段と、
    該供給再開検出手段によって燃料供給再開が検出されたときには、前記送液手段から前記燃料供給ノズルに送出される燃料供給流量を、所定時間の間、減少させるように調整する燃料供給調整手段と、
    を備えてなることを特徴とする燃料供給装置。
  2. 前記供給再開検出手段は、前記燃料供給量計測手段の計測出力状態に基づいて、前記操作片の操作に基づいた燃料供給一時停止後の燃料供給再開を検出することを特徴とする請求項1記載の燃料供給装置。
  3. 前記供給再開検出手段は、操作片の操作に基づく燃料供給一時停止から燃料供給の再開までの燃料供給一時中断時間を算出し、
    前記燃料供給調整手段は、燃料供給一時中断時間の長さに応じて、前記所定時間を変更することを特徴とする請求項2記載の燃料供給装置。
JP2007178442A 2007-07-06 2007-07-06 燃料供給装置 Expired - Fee Related JP4871799B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007178442A JP4871799B2 (ja) 2007-07-06 2007-07-06 燃料供給装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007178442A JP4871799B2 (ja) 2007-07-06 2007-07-06 燃料供給装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009012833A JP2009012833A (ja) 2009-01-22
JP4871799B2 true JP4871799B2 (ja) 2012-02-08

Family

ID=40354220

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007178442A Expired - Fee Related JP4871799B2 (ja) 2007-07-06 2007-07-06 燃料供給装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4871799B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110382402B (zh) * 2017-03-01 2021-07-30 株式会社龙野 加油枪
JP2022018725A (ja) * 2020-07-16 2022-01-27 Eneos株式会社 給油所管理システム

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2889983B2 (ja) * 1987-01-20 1999-05-10 トキコ株式会社 出荷装置
JPH082593A (ja) * 1994-06-22 1996-01-09 Tokico Ltd 出荷装置
JP3319281B2 (ja) * 1996-04-19 2002-08-26 株式会社タツノ・メカトロニクス 給油ノズル
JP3762502B2 (ja) * 1996-12-03 2006-04-05 トキコテクノ株式会社 給油ノズル
JP4198504B2 (ja) * 2003-03-28 2008-12-17 トキコテクノ株式会社 燃料供給装置
JP4239178B2 (ja) * 2005-06-10 2009-03-18 株式会社タツノ・メカトロニクス 給油装置
JP4292420B2 (ja) * 2005-12-08 2009-07-08 株式会社タツノ・メカトロニクス 給油ノズル

Also Published As

Publication number Publication date
JP2009012833A (ja) 2009-01-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4871799B2 (ja) 燃料供給装置
WO2016150399A1 (zh) 检测墨水余量的方法、墨水余量检测机构、供墨系统和喷墨打印机
JP4955475B2 (ja) 燃料供給装置
JP2016086935A (ja) 灌流吸引装置
JPH06312799A (ja) 給油装置
JPH0117956B2 (ja)
JPH0231437Y2 (ja)
JP2574969B2 (ja) 自動満たん給油装置
JP4628312B2 (ja) 給液装置
JPH0577899A (ja) 給油装置
KR102451993B1 (ko) 자동차의 연료 주유 제어 장치
JPH03700A (ja) 給液装置
JP4733559B2 (ja) 燃料供給装置
JPH037358Y2 (ja)
JP2002068399A (ja) 給油装置
JPH0231438Y2 (ja)
JPH0551092A (ja) 給油装置の満たん給油制御装置
JP2723584B2 (ja) 給液装置
JP2596597B2 (ja) 給油装置
JPH0346398B2 (ja)
JP2023077377A (ja) ミストブロワ
JP3745665B2 (ja) ノズル装置
JPH08318997A (ja) 給油ロボット
JPH044240B2 (ja)
JP2001272062A (ja) 加湿器

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20100614

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20111111

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20111115

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20111121

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4871799

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20141125

Year of fee payment: 3

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees