JP4733559B2 - 燃料供給装置 - Google Patents

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Description

本発明は燃料供給装置に係り、特に操作者が帯電した静電気を除去してから操作を行うように構成された燃料供給装置に関する。
以下、ガソリンや軽油等の油液を車両の燃料タンクに供給する燃料供給装置を例に挙げて説明する。
例えば、燃料供給エリアでガソリンや軽油などの燃料を自動車の燃料タンクに給液する給液所においては、給液所の作業員あるいは運転者自身がセルフサービス方式で給液操作を行っている。給液所の作業員の場合、燃料タンクの給液口から大気中に放出されるベーパ(油蒸気)に静電気によるスパークが引火しないように様々な対策が講じられており、例えば、ゴム底の靴、静電気帯電防止加工された作業服、手袋などを装着して給液操作を行っている。
一方、セルフサービス方式の給液装置が設けられた給液所の場合、顧客である運転者自身が給液ノズルを持って自動車の燃料タンクに給液することになる。その際、湿度が低く乾燥した日は、運転者が自動車の運転席から降りる際の摩擦で静電気が運転者の衣服に帯電しやすい。
そのため、燃料供給装置においては、適宜箇所に静電気除去用のシートを設け、顧客(運転者)が当該シートに触れることにより静電気を除去してから給液操作を行うようにしている(例えば、特許文献1参照)。
特開2004−196373号公報
しかしながら、操作者が静電気除去用シートに触れた後に油種や給液量などの設定条件を入力したり、その他の操作をしているうちに静電気が帯電してしまうことがある。その場合、操作者は、最初に静電気除去用シートに触れているため、静電気除去されたものと考えており、その後に帯電したことに気付かずに給液ノズルを操作して燃料供給を開始してしまうおそれがある。
そこで、本発明は上記事情に鑑み、上記課題を解決した燃料供給装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明は以下のような手段を有する。
本発明は、被供給タンクに燃料を供給するためのノズルと、
該ノズルが掛止されるノズル掛けと、
該ノズル掛けからノズルが外されたことを検知するノズルスイッチと、
前記ノズルに燃料を供給するための燃料供給機構と、
操作者が触れることにより当該操作者に帯電している静電気を除去する静電気除去部と、
操作者が前記静電気除去部に触れたか否かを検出する静電気除去検出手段と、
を有してなり、前記ノズルスイッチが前記ノズルが外されたことを検知したことを条件に、当該ノズルよりの燃料の供給が可能とされる燃料供給装置において、
前記ノズルが前記ノズル掛けから外されたことを前記ノズルスイッチが検知した後における前記ノズルより燃料の吐出がされていない時間が所定時間以上となったか否かを判断する判断手段と、
前記ノズルよりの燃料の供給が可能とされている場合であっても、前記判断手段により所定時間以上となったと判断された場合には、前記ノズルよりの燃料の吐出を不能とする吐出停止手段と、
前記吐出停止手段の作動後、前記静電気除去検出手段が静電気の除去を検出した場合には、前記ノズルよりの燃料の吐出を許可する吐出許可手段と、
を備えたことを特徴とする。
本発明は、被供給タンクに燃料を供給するためのノズルと、
該ノズルが掛止されるノズル掛けと、
該ノズル掛けからノズルが外されたことを検知するノズルスイッチと、
前記ノズルに燃料を供給するための燃料供給機構と、
操作者が触れることにより当該操作者に帯電している静電気を除去する静電気除去部と、
操作者が前記静電気除去部に触れたか否かを検出する静電気除去検出手段と、
を有してなり、前記ノズルスイッチが前記ノズルが外されたことを検知し、かつ、前記静電気除去検出手段により操作者が前記静電気除去部に触れたことが検出されたことを条件に、当該ノズルよりの燃料の供給が可能とされる燃料供給装置において、
前記静電気除去検出手段が静電気の除去を検出してから所定時間経過したか否かを判断する判断手段と、
前記ノズルよりの燃料の供給が可能とされている場合であっても、前記判断手段により所定時間が経過したと判断された場合には、前記ノズルよりの燃料の吐出を不能とする吐出停止手段と、
前記吐出停止手段の作動後、前記静電気除去検出手段が静電気の除去を検出した場合には、前記ノズルよりの燃料の吐出を許可する吐出許可手段と、
を備えたことを特徴とする。
本発明は、前記吐出停止手段により前記ノズルよりの燃料の吐出を不能とされた場合に点灯し、操作者に前記静電気除去部に触れるように指示する報知用ランプを備えたことを特徴とする。
本発明によれば、ノズルがノズル掛けから外されたことをノズルスイッチが検知した後におけるノズルより燃料の吐出がされていない時間が所定時間以上となったか否かを判断し、ノズルよりの燃料の供給が可能とされている場合であっても、所定時間以上となったと判断された場合には、ノズルよりの燃料の吐出を不能とし、吐出停止後、静電気の除去を検出した場合には、ノズルよりの燃料の吐出を許可するため、静電気を除去した後に操作者の衣服に静電気が帯電した場合でも確実に静電気を除去した状態で燃料供給を行うことができる。
また、本発明によれば、静電気除去検出手段が静電気の除去を検出してから所定時間経過したと判断された場合には、ノズルよりの燃料の供給が可能とされている場合であっても、ノズルよりの燃料の吐出を不能とし、その後静電気除去検出手段が静電気の除去を検出した場合には、ノズルよりの燃料の吐出を許可するため、静電気を除去した後に操作者の衣服に静電気が帯電した場合でも確実に静電気を除去した状態で燃料供給を行うことができる。
以下、図面を参照して本発明を実施するための最良の形態について説明する。
図1は本発明による燃料供給装置の一実施例を示す構成図である。図2は静電気除去シート及び検出スイッチを示す縦断面図である。図1に示されるように、燃料供給装置10は、セルフサービス方式の計量機であり、装置本体12と、装置本体12の上部に配置された操作パネル14と、操作パネル14の下方に配置された前面パネル16と、装置本体12の両側に起立する支柱17,18と、支柱17,18の上部間に横架されたホース支持部20とを有する。
装置本体12の内部には、後述する各給液系統の電磁弁と、給液ポンプと、流量計などの燃料供給機構が設けられている。
操作パネル14には、静電気除去シート(静電気除去部)24と、静電気除去シート24の上方に配置された報知用ランプ25と、流量表示器26と、カード挿入部28と、設定器30と、設定器30の上方に配置されて人検知センサ32とが設けられている。静電気除去シート24は、導電材により形成されたプレートで、アース線33(図2参照)が接続されている。
尚、静電気除去シート24の表面には、例えば、手のひらマークと「給液操作の前に触れて下さい」といったメッセージが印刷されている。また、人検知センサ32としては、光センサあるいはイメージセンサなどを用いたものであり、給液操作を行う操作者が設定器30の前に立ったことを検知してその検知信号を出力する。
図2に示されるように、静電気除去シート24の内側には、操作者が押圧するとオンに切り替わる静電気除去検出スイッチ(静電気除去検出手段)34が取り付けられている。この静電気除去検出スイッチ34は、操作者が静電気除去シート24に手を当てて押圧操作すると、その検出信号を出力する。
再び、図1に戻って説明する。カード挿入部28は、給液所が発行したプリペイドカード、あるいはクレジットカードを挿入されると、カードに記憶された情報を読み取る。設定器30は、タッチパネル式のモニタからなり、モニタに表示された設定入力画面に応じて油種(軽油、レギュラーガソリン、ハイオクガソリン)を選択、給液量の入力操作を行える。
前面パネル16には、給液ノズル36〜38を掛止するノズル掛け39〜41が設けられている。給液ノズル36〜38は、夫々異なる油種を給液する給液ホース42〜44が連通接続されている。
図3は燃料供給装置10の各機器の構成を示すブロック図である。 図3に示されるように、燃料供給装置10の制御回路(制御手段)50には、各給液経路に設けられた電磁弁52、給液ポンプ54、流量計56、流量表示器26、人検知センサ32、ノズル掛け39〜41に設けられたノズルスイッチ58、静電気除去検出スイッチ34、設定器30、報知用ランプ25、カード挿入部28に設けられたカードR/W60、音声報知器62と接続されている。
静電気除去検出スイッチ34は、操作者が静電気除去シート24を押圧することによりオンに切り替わり、その検出信号を制御回路50へ出力する。また、制御回路50は、音声報知器62により操作者に対して「設定操作する前に静電気除去シートに触って下さい」といった音声メッセージを出力させる。
また、制御回路50のメモリ64には、操作者が静電気除去シート24に触れた後における給液ノズル36〜38より燃料の吐出がされていない時間が所定時間以上となったか否かを判断する制御プログラム(判断手段)と、所定時間以上となったと判断された場合には、給液ノズル36〜38よりの燃料の吐出を不能とする制御プログラム(吐出停止手段)と、吐出停止後、静電気除去検出スイッチ34が静電気の除去を検出した場合には、給液ノズル36〜38よりの燃料の吐出を許可する制御プログラム(吐出許可手段)と、とが格納されている。制御回路50は、後述するように上記各制御プログラムを実行することにより、操作者が静電気除去シート24に触れて静電気を除去した後に給油操作以外の他のことを行って操作者の衣服に静電気が帯電した可能性がある場合には、燃料供給を停止させることができる。従って、操作者は、確実に静電気を除去した状態で燃料供給を行うことができる。
ここで、図4乃至図6に示すフローチャートを参照して上記制御回路50が実行する制御処理について説明する。
制御回路50は、図4に示すS11でシートタッチフラグをゼロ(静電気除去シート24にタッチしていないことを意味する)にリセットする。次のS12では、シートタッチフラグがゼロか否かをチェックする。S12において、シートタッチフラグがゼロのときは、S13に進み、報知用ランプ25を点滅させて操作者に静電気除去シート24に触れていないことを報知する。
次のS14では、操作者が静電気除去シート24に触れたか否かをチェックする。S14において、静電気除去検出スイッチ34がオンになった場合は、報知用ランプ25の点滅をみた操作者が静電気除去シート24に触れたものと判断し、S16に進み、シートタッチフラグを1(静電気除去シート24にタッチしたことを意味する)にセットして報知用ランプ25を消灯させる。その後、S15に進む。また、上記S14において、静電気除去検出スイッチ34がオフの場合は、操作者が静電気除去シート24に触れていないと判断し、S15に進む。
次のS15では、給液ノズル36〜38がノズル掛け39〜41から外されたか否かをチェックする。S15において、ノズルスイッチ58がオフになると、給液ノズル36〜38がノズル掛け39〜41から外されたものと判断する。続いて、S15−1では報知用ランプを消灯し、S17で流量表示器26の給油量をゼロリセットする。そして、給液ポンプ54を起動させると共に、電磁弁52を開弁させる(S18)。
次のS19で給油停止タイマTをT=0にリセットし、給油モードフラグをゼロにリセットする。これにより、給液ノズル36〜38は、燃料を供給可能な状態となる。操作者が給液ノズル36〜38のノズルレバーを開弁操作することで、燃料供給が開始され、流量計56により流速に応じた流量パルスが出力されて供給量(給油量)が計測される(S20)。流量パルスが積算されて供給量が計測されると共に、流量表示器26に表示される数値を更新する(S21)。
次のS22では、給油モードフラグ=0(燃料供給可能状態を意味する)か否かをチェックする。S22において、給油モードフラグ=0(給油中)のときは、S23に進み、流速がゼロか否かをチェックする。このS23において、流速がゼロのときは、燃料供給が可能な状態であるのに、操作者が給液ノズル36〜38のノズルレバーを開弁操作せずにいるため、燃料供給が行われていない可能性があるので、S24に進み、停止判定処理(図5のフローチャートを参照)を行う。
ここで、停止判定処理について説明する。図5のS31で、停止タイマTに1を加算する。次のS32で停止タイマTが予め設定された制限時間を越えたか否かをチェックする(判断手段)。S32において、停止タイマTが制限時間を越えていないときは、今回の停止判定処理を終了する。そして、図4に示すS27に移行する。従って、S23において、流速がゼロのときは、停止判定処理を繰り返すことになり、停止タイマTのカウント値が更新される。
また、S32において、停止タイマTのカウント値が更新されて予め設定された制限時間を越えたときは、S33に進み、給液ポンプ54への通電を停止させると共に、電磁弁52を閉弁させて燃料供給を停止させる(吐出停止手段)。次のS34では、給油モードフラグを1(供給停止状態を意味する)にセットする。そして、図4に示すS27に移行する。
このように、S24の停止判定処理は、停止タイマTのカウント値が更新されて予め設定された制限時間を越えたときは、燃料供給を停止させて操作者が静電気に帯電した可能性がある状態のまま燃料供給を行うことを防止することができる。
また、上記S23において、流速がゼロでないときは、操作者が給液ノズル36〜38のノズルレバーを操作して燃料供給中であるので、S25に進み、停止タイマをT=0にリセットする。
また、上記S22において、給油モードフラグ=0(給油中)でないときは、S26に進み、再開判定処理(図6のフローチャートを参照)を行う。
ここで、再開判定処理について説明する。図6のS41で報知用ランプ25を点滅させて操作者に静電気除去シート24にタッチするように報知する。続いて、S42に進み、操作者が静電気除去シート24に触れたか否かをチェックする。S42において、静電気除去検出スイッチ34がオンになった場合は、操作者が静電気除去シート24に触れたものと判断し、S42−1で報知用ランプ25を消灯し、S43で給液ポンプ54を起動させると共に、電磁弁52を開弁させる(吐出許可手段)。これにより、S24の停止判定処理で燃料供給を停止した停止状態から燃料供給状態に復帰する。
次のS44では、給油停止タイマTをT=0にリセットし、S45で給油モードフラグをゼロ(給油中)にリセットする。この後は、図4に示すS27に移行する。
そして、図4のS27では、給液ノズル36〜38がノズル掛け39〜41に戻されたか否かをチェックする。S27において、ノズルスイッチ58がオンになると、給液ノズル36〜38がノズル掛け39〜41に戻されたものと判断する。続いて、S28で給液ポンプ54への通電を停止させると共に、電磁弁52を閉弁させて燃料供給を停止させた後、S11に戻る。
このように、操作者が給油開始前に静電気除去シート24に触れていても給油開始後の給油停止時間を計測する停止タイマTのカウント値が更新されて予め設定されたが制限時間を越えたときは、S33で給液ポンプ54への通電を停止させて給油を停止させることで、操作者が給油を停止している間に静電気を帯電した可能性のある状態での給油を防止することができる。尚、上記S32の制限時間は、任意に設定することが可能であり、通常の給油時間が約1分間程度であるので、本実施例では、例えば、2分間に設定されているものとする。
図7は制御回路50が実行する制御処理の変形例を示すフローチャートである。図7に示されるように、制御回路50は、S51で報知用ランプ25を点滅させて操作者に静電気除去シート24に触れていないことを報知する。操作者は、報知用ランプ25の点滅をみて静電気除去シート24に触れて静電気を除去する。次のS52では、静電気除去シート24に触れたか否かをチェックする。このS52において、静電気除去検出スイッチ34がオンになった場合は、報知用ランプ25の点滅をみた操作者が静電気除去シート24に触れたものと判断し、S53に進み、停止タイマTをゼロにして計時を開始する。従って、本変形例では、操作者が静電気除去シート24に触れて静電気を除去したときをタイマスタート(計時開始)とする。
次のS54では、報知用ランプ25を消灯させる。続いて、S55に進み、給液ノズル36〜38がノズル掛け39〜41から外されたか否かをチェックする。S55において、ノズルスイッチ58がオンになると、給液ノズル36〜38がノズル掛け39〜41に戻されたものと判断してS56に進む。S56では、停止タイマTのカウント値が予め設定された所定時間に達したか否かをチェックする。
上記S56において、停止タイマTのカウント値が予め設定された所定時間に達していないときは、上記S55に戻り、S55、S56の処理を繰り返す。そして、S56において、停止タイマTのカウント値が所定時間に達したときは、操作者が給油操作以外のことを行って衣服に静電気が帯電している可能性があるので、今回の処理を終了してS51に戻る。そのため、操作者は、静電気除去シート24に触れて静電気を除去してから給油操作を行うことになる。
また、S55において、ノズルスイッチ58がオフになると、給液ノズル36〜38がノズル掛け39〜41から外されたものと判断してS57に進む。そして、S57では、給液ポンプ54を起動させると共に、電磁弁52を開弁させる。これにより、給液ノズル36〜38は、燃料を供給可能な状態となる。操作者は、給液ノズル36〜38のノズルレバーを開弁操作することで、燃料供給が開始され、流量計56により流速に応じた流量パルスが出力されて供給量(給油量)が計測される(S58)。
次のS59では、給液ノズル36〜38がノズル掛け39〜41に戻されたか否かをチェックする。S59において、ノズルスイッチ58がオフのときは、給液ノズル36〜38がノズル掛け39〜41から外されて給油中であるので、S60に進み、停止タイマTのカウント値が予め設定された所定時間に達したか否かをチェックする(判断手段)。
上記S60において、停止タイマTのカウント値が予め設定された所定時間に達していないときは、上記S58に戻り、S58〜S60の処理を繰り返す。また、S59において、ノズルスイッチ58がオンになると、燃料供給が終了して給液ノズル36〜38がノズル掛け39〜41に戻されたものと判断する。続いて、S61で電磁弁52を閉弁させると共に、給液ポンプ54への通電を停止させて燃料供給を停止させた後、S51に戻る。
また、上記S60において、停止タイマTのカウント値が予め設定された所定時間に達したときは、操作者が燃料供給以外のことを行って衣服に静電気が帯電している可能性があるので、S63に進み、電磁弁52を閉弁させて給液ノズル36〜38への燃料供給を停止させる(吐出停止手段)。従って、操作者の衣服に静電気が帯電している可能性がある場合には、燃料供給を停止させることができる。このとき、ポンプ54は起動中である。そして、S64では、報知用ランプ25を点滅させて操作者に静電気除去シート24に触れることを指示する。
次のS65では、給液ノズル36〜38がノズル掛け39〜41に戻されたか否かをチェックする。S65において、ノズルスイッチ58がオンのときは、給液ノズル36〜38がノズル掛け39〜41に戻されているので、給油が終了したものと判断してS62に進み、給液ポンプ54への通電を停止させて燃料供給を停止させた後、S51に戻る。
また、上記S65において、ノズルスイッチ58がオフのときは、給液ノズル36〜38がノズル掛け39〜41から外されて給油中であるので、S66に進み、操作者が静電気除去シート24に再度触れたか否かをチェックする。S66において、静電気除去検出スイッチ34がオンになった場合は、報知用ランプ25の点滅をみた操作者が静電気除去シート24に再度触れたものと判断し、S67に進み、報知用ランプ25を消灯し、S68で電磁弁52を開弁させる(吐出許可手段)。このように、操作者が再度静電気除去シート24に触れた場合には、給液ノズル36〜38が燃料供給可能な状態となり、給液ノズル36〜38のノズルレバーを開弁操作することで、燃料供給が再開される。そして、停止タイマTをゼロリセットして計時を開始する(S69)。この後、上記S58に戻り、給油量の計測を再開する。
以上のように本変形例においては、上記S52(或いはS66)において操作者が静電気除去シート24に触れてからの経過時間を監視し、この経過時間が所定時間以上であれば、操作者に静電気が帯電している可能性があるとして、給液ノズル36〜38からの燃料供給を不可能にすることができる。また、燃料供給中においても静電気除去シート24に触れてからの経過時間(停止タイマTのカウント値)が所定時間以上となった場合(S60での判断がYESの場合)には、上述と同様に燃料供給を不可能にすることができ、かつ、この場合には、作業者が静電気除去シート24に再度触れれば(S66)、一旦停止した燃料供給を再開させることができる(S68)。
なお、上記S56、S60の所定時間は、任意の時間に設定することが可能であり、通常の給油に要する時間よりも若干長い時間に設定されている。この所定時間の設定時間が短くした場合には、より頻繁に操作者の状態(静電気の除去)をチェックすることが可能になる。
尚、上記実施例では、ガソリンなどの液体燃料を供給する場合を例に挙げて説明したが、これに限らず、例えば、水素やCNGなどの気体燃料を供給する燃料供給装置にも適用できるのは勿論である。
また、上記実施例では、セルフサービス方式の燃料供給装置を一例として例示したが、給油所の係員がフルサービスで燃料供給を行う方式の燃料供給装置にも適用可能であるのは言うまでもない。
本発明による燃料供給装置の一実施例を示す構成図である。 静電気除去シート及び検出スイッチを示す縦断面図である。 燃料供給装置10の各機器の構成を示すブロック図である。 制御回路50が実行する制御処理を説明するためのフローチャートである。 停止判定処理を説明するためのフローチャートである。 再開判定処理を説明するためのフローチャートである。 制御回路50が実行する制御処理の変形例を示すフローチャートである。
符号の説明
10 燃料供給装置
12 装置本体
14 操作パネル
24 静電気除去シート
25 報知用ランプ
26 流量表示器
30 設定器
34 静電気除去検出スイッチ
36〜38 給液ノズル
39〜41 ノズル掛け
50 制御回路
52 電磁弁
54 給液ポンプ
56 流量計
58 ノズルスイッチ

Claims (3)

  1. 被供給タンクに燃料を供給するためのノズルと、
    該ノズルが掛止されるノズル掛けと、
    該ノズル掛けからノズルが外されたことを検知するノズルスイッチと、
    前記ノズルに燃料を供給するための燃料供給機構と、
    操作者が触れることにより当該操作者に帯電している静電気を除去する静電気除去部と、
    操作者が前記静電気除去部に触れたか否かを検出する静電気除去検出手段と、
    を有してなり、前記ノズルスイッチが前記ノズルが外されたことを検知したことを条件に、当該ノズルよりの燃料の供給が可能とされる燃料供給装置において、
    前記ノズルが前記ノズル掛けから外されたことを前記ノズルスイッチが検知した後における前記ノズルより燃料の吐出がされていない時間が所定時間以上となったか否かを判断する判断手段と、
    前記ノズルよりの燃料の供給が可能とされている場合であっても、前記判断手段により所定時間以上となったと判断された場合には、前記ノズルよりの燃料の吐出を不能とする吐出停止手段と、
    前記吐出停止手段の作動後、前記静電気除去検出手段が静電気の除去を検出した場合には、前記ノズルよりの燃料の吐出を許可する吐出許可手段と、
    を備えたことを特徴とする燃料供給装置。
  2. 被供給タンクに燃料を供給するためのノズルと、
    該ノズルが掛止されるノズル掛けと、
    該ノズル掛けからノズルが外されたことを検知するノズルスイッチと、
    前記ノズルに燃料を供給するための燃料供給機構と、
    操作者が触れることにより当該操作者に帯電している静電気を除去する静電気除去部と、
    操作者が前記静電気除去部に触れたか否かを検出する静電気除去検出手段と、
    を有してなり、前記ノズルスイッチが前記ノズルが外されたことを検知し、かつ、前記静電気除去検出手段により操作者が前記静電気除去部に触れたことが検出されたことを条件に、当該ノズルよりの燃料の供給が可能とされる燃料供給装置において、
    前記静電気除去検出手段が静電気の除去を検出してから所定時間経過したか否かを判断する判断手段と、
    前記ノズルよりの燃料の供給が可能とされている場合であっても、前記判断手段により所定時間が経過したと判断された場合には、前記ノズルよりの燃料の吐出を不能とする吐出停止手段と、
    前記吐出停止手段の作動後、前記静電気除去検出手段が静電気の除去を検出した場合には、前記ノズルよりの燃料の吐出を許可する吐出許可手段と、
    を備えたことを特徴とする燃料供給装置。
  3. 前記吐出停止手段により前記ノズルよりの燃料の吐出を不能とされた場合に点灯し、操作者に前記静電気除去部に触れるように指示する報知用ランプを備えたことを特徴とする請求項1又は2に記載の燃料供給装置。
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