JP4171338B2 - 燃料供給装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は燃料供給装置に係り、特にセルフサービス方式の計量機を用いて車両の燃料タンクに燃料を供給するよう構成した燃料供給装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば、ガソリンや軽油等の油液を車両の燃料タンク(被燃料供給体)に供給する燃料供給装置を例に挙げて以下説明する。
【0003】
例えば、セルフサービス方式の燃料供給装置は、運転者自身が給液作業の設定及び給液作業を行うようになっている(例えば、特許文献1参照)。
【0004】
セルフサービス方式の燃料供給装置は、所望の液種を入力し、所望の給液量または給液金額を入力することで、給液許可待ち状態になる。そして、事務所側から係員が給液許可信号を出力させると、当該燃料供給装置のポンプが起動して給液が可能になり、給液が終了して給液ノズル(燃料供給部)がノズル掛け(保持部)に戻されると、ポンプが停止して伝票が発行される。
【0005】
また、この種の燃料供給装置においては、給液操作を行う操作者に操作手順を報知するための報知器が設けられており、操作者は報知器により報知された操作手順の指示にしたがって給液操作を行う。
【0006】
【特許文献1】
特開2002−255294号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記燃料供給装置では、給液ノズルをノズル掛けに保持させることにより給液の終了が検出されるため、給液が終了しているのにもかかわらず、給液ノズルをノズル掛けから外してしまうと、次回の給液手順の操作案内がスタートしてしまう。
【0008】
そのため、顧客に対する操作案内が的確に行われないという問題がある。
【0009】
そこで、本発明は上記課題を解決した燃料供給装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記課題を解決するため、以下のような特徴を有する。
上記請求項1記載の発明は、被燃料供給体に燃料を供給するための燃料供給部を有する燃料供給機と、前記燃料供給部の不使用時に当該燃料供給部を保持するための保持部と、前記保持部に前記燃料供給部が保持されているか否かを検出する検出手段と、前記燃料供給機近傍に人がいるか否かを検出する人検出器と、操作案内を報知するための報知手段と、前記人検出器から人検出信号が出力された際に操作案内を前記報知手段より報知するとともに前記燃料供給機による燃料供給の終了に伴い前記保持部に前記燃料供給部が保持されたことを前記検出手段が検出した場合に精算すべき旨の案内を前記報知手段より報知する報知制御手段と、を備えた燃料供給装置において、
前記報知制御手段は、燃料供給終了に伴い前記燃料供給部が前記保持部に保持されたことを前記検出手段が検出してから所定時間内に前記保持部に前記燃料供給部が保持されていないことを前記検出手段が検出した場合には、前記燃料供給部を前記保持部に保持する旨の指示を前記報知手段により報知させ、その後、前記燃料供給部が前記保持部に保持されたことを前記検出手段が検出した場合には前記精算すべき旨の案内を前記報知手段より報知させるものであり、操作者(顧客)が燃料供給を終了して燃料供給部を保持部に戻した後に燃料供給部を保持部より外して再び戻すような操作を行った場合、燃料供給部を保持部に戻すように指示することで次回の操作案内が行われる。さらに、燃料供給部が保持部に保持されたことを検出手段が検出した場合には精算すべき旨の案内を報知手段より報知させて燃料供給部を保持部に保持させた後の燃料供給終了後の手順を操作者に明確に指示することができる。
【0011】
上記請求項2記載の発明は、前記燃料供給機による燃料供給を行った後、前記保持部に前記燃料供給部が保持されたことを前記検出手段が検出した場合に、伝票を発行する伝票発行機を備えてなり
前記報知制御手段は、燃料供給終了に伴い前記燃料供給部が前記保持部に保持されたことを前記検出手段が検出してから所定時間内に前記保持部に前記燃料供給部が保持されていないことを前記検出手段が検出した場合には、前記燃料供給部を前記保持部に保持する旨の指示を前記報知手段により報知させ、その後、前記燃料供給部が前記保持部に保持されたことを前記検出手段が検出した場合には前記伝票発行機より発行される伝票を持って精算をすべき旨の案内を前記報知手段により報知させるものであり、燃料供給を終了しようとする操作者が燃料供給部を保持部に戻した後に、燃料供給の終了の際の案内がされている途中に燃料供給部を保持部から外してしまったとしても、燃料供給部を保持部に戻せば燃料供給の終了の際に報知される案内(伝票発行機より発行される伝票を持って精算をすべき旨)を再度受けることができるので、操作者が燃料供給の終了後の作業がわからなくなってしまうことを防止できる。
【0012】
また、上記請求項3記載の発明は、前記報知制御手段は、燃料供給の終了に伴い前記燃料供給部が前記保持部に保持されたことを前記検出手段が検出してから所定時間内に前記保持部に前記燃料供給部が保持されていないことを前記検出手段が検出せず、その後、前記人検出器から人検出信号が出力された場合には前記人検出器から人検出信号が出力された際の操作案内を前記報知手段より報知するので、燃料供給の終了後に人検出器から人検出信号が出力された場合には、つぎの操作者が到着したものと判断して通常の燃料供給前の案内を行なうことにより、前に操作した操作者のときの案内が継続せず、燃料供給の終了後の作業がわからなくなってしまうことを防止できる。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、図面と共に本発明の実施の形態について説明する。
図1は本発明になる燃料供給装置が適用された燃料供給システムの一実施例の構成図である。
図1に示されるように、燃料供給システム10は、給液エリア12に設置された燃料供給装置16と、事務所18内に設置された管理コンピュータ20とを有する。管理コンピュータ20は、給液所に設置された各機器を管理しており、燃料供給装置16から給液要求信号が出力されると、係員が当該燃料供給装置16の周囲の状態が異常ないことを確認して給液許可を出力するための許可釦を操作することにより許可信号を当該燃料供給装置16へ送信する。
【0014】
尚、管理コンピュータ20と燃料供給装置16に搭載された制御回路との間は、SS−LAN22を介して双方向で通信可能に接続されている。
【0015】
燃料供給装置16は、セルフサービス給液方式の計量機(燃料供給機)24と、計量機24に搭載された設定器26と、液種単価、給液量を表示する表示器27とを有する。また、計量機24は、筐体28の前面及び背面に設定器26が一体的に設けられており、さらに給液ノズル(燃料供給部)30が保持されるノズル掛け(保持部)32が設けられている。
【0016】
本実施例では、計量機24の片面に夫々3系統の給液系統が設けられており、例えば、軽油、ハイオクガソリン、レギュラーガソリンの3種類の燃料を選択的に給液することが可能な構成になっている。
【0017】
また、各給液ノズル30には、燃料が供給される給液ホース34が接続されており、給液ホース34は筐体28の上部に設けられたホース支持部35から吊下されている。
【0018】
各給液ホース34は筐体28の内部に配置された給液管路(図示せず)に連通されており、各給液管路には流量計、電磁弁、給液ポンプなどの機器が設けられている。
【0019】
図2は燃料供給装置16の各機器の構成を示すブロック図である。
図2に示されるように、燃料供給装置16の制御回路36には、各給液管路に設けられた電磁弁38、給液ポンプ40、流量計42、メモリ44、人検出センサ(人検出器)46、インタホン48、ノズル掛け32に設けられたノズルスイッチ(検出手段)50、静電気除去検出スイッチ54、設定器26、伝票を発行する伝票発行機58、音声案内を行うスピーカ(報知手段)60と接続されている。
【0020】
さらに、制御回路36には、静電気除去ランプ52、伝票発行ランプ56、油種選択釦64〜66、満タン選択釦68、プリセット給液量選択釦70〜73、プリセット給液金額量選択釦76〜79が接続されている。また、油種選択釦64〜66、満タン選択釦68、プリセット給液量設定釦70〜73、プリセット給液金額設定釦76〜79は、内部に電球(図示せず)を内蔵しており、制御回路36からの指示に基づきこれら各釦それぞれの電球が消灯・点滅・点灯状態となる。なお、本実施の形態においては、電球が点滅している状態は釦の操作待ち状態であることを、また、電球が点灯状態の場合は釦が指定操作されたことを示している。
【0021】
そして、制御回路36は、操作者の入力操作に応じて次に行う操作に対応するランプを点灯または点滅させると共に、スピーカ60から音声案内を発声させる。
【0022】
また、メモリ44には、各種データと制御回路36が実行する制御プログラムが格納されており、例えば、人検出センサ46から人検出信号が出力された際に操作案内をスピーカ60より報知する制御プログラム(報知制御手段)が格納されている。
【0023】
ここで、図3を参照して設定器26に設けられた各操作部の配置及び操作手順について説明する。
【0024】
図3に示されるように、設定器26には、人検出センサ46、静電気除去シート62、静電気除去ランプ52、インタホン48、油種選択釦64〜66、満タン選択釦68、プリセット給液量設定釦70〜73、プリセット給液金額設定釦76〜79、スピーカ60、伝票発行機58、伝票発行ランプ56、が設けられている。
【0025】
また、設定器26には、左側から操作手順の順番に静電気除去、設定、給液、精算を行うように各操作部が設けられており、顧客(操作者)は設定器26に記載された手順及びスピーカ60からの音声案内に応じて操作する。
【0026】
人検出センサ46は、赤外線センサあるいは超音波センサ等からなり、設定器26の前に人が立つと、人からの反射波を検知して人検出信号を制御回路36に出力する。
【0027】
制御回路36は、人検出信号の入来により音声案内をスタートさせると共に静電気除去ランプ52を点滅させる。顧客(操作者)が静電気除去シート62に触れると、静電気除去検出スイッチ54がオンになり、静電気除去ランプ52を消灯させる。
【0028】
続いて、顧客(操作者)は、液種選択釦64〜66の何れかを押圧操作して液種設定を行う。そして、満タン選択釦68、プリセット給液量設定釦70〜73、プリセット給液金額設定釦76〜79の何れかを押圧操作して給液モードを設定する。
【0029】
この後、顧客(操作者)は、給液ノズル30をノズル掛け32から外して車両(被燃料供給体)の給液口(図示せず)に挿入して、ノズルスイッチ50がオフになると、給液ポンプ40が起動される。そして、顧客(操作者)がノズルレバーを開弁方向に操作することにより給液が開始される。その後、給液が終了して給液ノズル30をノズル掛け32に戻すと、ノズルスイッチ50がオンになって給液ポンプ40が停止されると共に伝票発行機58から伝票が発行される。
【0030】
図4は操作手順、各ランプの作動、音声案内の報知例を説明するための図である。
図4に示されるように、顧客が計量機24の前に到着していない状態では、制御回路36が待機状態であり、何ら表示も音声案内も行わない。
【0031】
手順▲1▼ 次に、顧客(操作者)が計量機24の前に到着して人検出センサ46から人検出信号が出力されると、静電気除去ランプ52を点滅させると共に、スピーカ60から例えば、「いらっしゃいませ。静電気除去シートに触れて下さい」といったアナウンスを発声させる。
【0032】
手順▲2▼ 顧客(操作者)が静電気除去シート62に触れると、静電気除去シート62の裏面に設けられた検出スイッチ(図示せず)がオンになり、静電気除去検出信号が出力される。これにより、制御回路36は、静電気除去ランプ52を消灯させるとともに液種選択釦64〜66を全て点滅させる。そして、スピーカ60から例えば、「液種を選んで下さい」といったアナウンスを発声させる。
【0033】
手順▲3▼ 次に液種選択釦64〜66の何れかがオンに操作されて液種設定が行われると、液種選択釦64〜66のうち選択されたものだけ点灯させると共に、満タン選択釦68、プリセット給液量設定釦70〜73、プリセット給液金額設定釦76〜79を点滅させる。そして、スピーカ60から例えば、「給液量を選んで下さい」といったアナウンスを発声させる。
【0034】
手順▲4▼ 満タン選択釦68、プリセット給液量設定釦70〜73、プリセット給液金額設定釦76〜79の何れかがオンに操作されると、当該オン操作された釦を点灯状態に切り替えると共に、スピーカ60から例えば、「レギュラー定量給液を設定しました。給液キャップを開けて下さい。ノズルを給液口に入れて下さい」といったアナウンスを発声させる。
【0035】
手順▲5▼ 顧客(操作者)が給液ノズル30をノズル掛け32から外して車両の給液口(図示せず)に挿入して、ノズルスイッチ50がオフになると、設定された液種、給液量の設定釦を点灯させる状態を維持する。尚、満タン選択釦68、プリセット給液量設定釦70〜73、プリセット給液金額設定釦76〜79のうち設定操作された釦は、点灯状態を維持する。
【0036】
手順▲6▼ ノズルスイッチ50がオフにより、管理コンピュータ20に対して給液要求信号が出力される。これに対して、係員が燃料供給装置16付近で異常がないことを確認して給液許可釦(図示せず)をオンに操作することで、当該燃料供給装置16に給液許可信号が送信される。そして、スピーカ60から例えば、「ピンポーン、ノズルのレバーを引いて給液口に燃料を入れて下さい」といったアナウンスを発声させる。尚、満タン選択釦68、プリセット給液量設定釦70〜73、プリセット給液金額設定釦76〜79のうち設定操作された釦は、点灯状態を維持する。
【0037】
手順▲7▼ 顧客(操作者)が給液ノズル30のノズルレバーを引くと、車両の燃料タンクへ給液が開始される。給液開始と共に、流量計42により計測された燃料の供給量を表示器27に表示させる。尚、満タン選択釦68、プリセット給液量設定釦70〜73、プリセット給液金額設定釦76〜79のうち設定操作された釦は、点灯状態を維持する。
【0038】
手順▲8▼ 積算された供給量が目標量(プリセット量)に達したとき、スピーカ60から例えば、「給液が終了しました。ノズルを戻して下さい」といったアナウンスを発声させる。尚、満タン選択釦68、プリセット給液量設定釦70〜73、プリセット給液金額設定釦76〜79のうち設定操作された釦は、点灯状態を維持する。
【0039】
手順▲9▼ 給液が終了してノズルスイッチ50がオンになると、これまで点灯していた釦の液種ランプ及び給液量ランプを消灯させると共に、精算ランプ84を点滅させる。そして、スピーカ60から例えば、「給液キャップを閉めて下さい。レシート(伝票)を持って精算所へお越し下さい」といったアナウンスを発声させる。
【0040】
顧客(操作者)は、音声案内にしたがって給液ノズル30をノズル掛け32に戻し、給液キャップを給液口に装着して閉める。これにより、ノズルスイッチ50がオンになって給液ポンプ40が停止されると共に、伝票発行機58から伝票が発行される。そして、顧客(操作者)は、伝票を受け取って事務所内の精算所に移動して給液料金を支払う。
【0041】
ここで、制御回路36が実行する制御処理について図5を参照して説明する。図5に示されるように、制御回路36は、ステップS11(以下「ステップ」を省略する)で人検出センサ46から人検出信号が出力されたかどうかをチェックする。S11で人検出センサ46から人検出信号が出力されると、S12に進み、静電気除去ランプ52を点滅させる。続いて、S13に進み、スピーカ60から例えば、「いらっしゃいませ。静電気除去シートに触れて下さい」といったアナウンスを発声させる。
【0042】
次のS14では、静電気除去シート62の裏面に設けられた検出スイッチ(図示せず)がオンかどうかをチェックする。S14で、顧客が静電気除去シート62に接触すると、静電気除去シート62の裏面に設けられた検出スイッチ(図示せず)がオンになり、静電気除去検出信号が出力される。尚、上記S14では、検出スイッチにより顧客が静電気除去シート62に触れたことを検出したが、上記検出スイッチを設ける代わりに、S13で音声案内を行った後に所定時間経過するのを待つことで、その間に顧客が静電気除去シート62に触れたものとするようにしても良い。
【0043】
次のS15では、給液前設定情報入力指示ランプとしての油種選択釦64〜66、満タン選択釦68、プリセット給液量設定釦70〜73、プリセット給液金額設定釦76〜79を点滅させる。続いて、S16に進み、スピーカ60から例えば、「油種、給液量を選んで下さい」といったアナウンスを発声させる。
【0044】
次のS17では、油種・数量からなる給液情報が油種選択釦64〜66、満タン選択釦68、プリセット給液量設定釦70〜73、プリセット給液金額設定釦76〜79を操作することにより入力されたかどうかをチェックする。そして、S17において給液情報が入力されたと判断した場合にはS18に進み、油種選択釦64〜66のうち指定された油種選択釦のみを点灯させるとともにそれ以外の油種選択釦を消灯し、かつ、満タン選択釦68、プリセット給液量設定釦70〜73、プリセット給液金額設定釦76〜79のうち指定された釦のみを点灯させるとともにそれ以外の釦を消灯する。
【0045】
次のS19では、スピーカ60から例えば、「給液キャップを開けて下さい。ノズルを給液口に入れて下さい」といったアナウンスを発声させる。そして、S20では、ノズル外れ信号が入力(ノズルスイッチ50がオフ)されたかどうかをチェックする。S20において、ノズル外れ信号が入力(ノズルスイッチ50がオフ)されると給液ノズル30がノズル掛け32から外されたものと判断してS20aに進む。S20aでは、管理コンピュータ20に対して給液要求信号を出力する。
【0046】
S21では、管理コンピュータ20から許可信号が入力されたかどうかをチェックする。S21で許可信号が入力された場合、S22に進み、スピーカ60から例えば、「ノズルのレバーを引いて給液口に燃料を入れて下さい」といったアナウンスを発声させる。
【0047】
次のS23では、流量計42からの流量パルスが入力されたかどうかをチェックする。S23で流量パルスが入力されると、S24で流量計測の演算を行って積算流量を求める。続いて、S25では、ノズル外れ信号が入力(ノズルスイッチ50がオフ)されたかどうかをチェックする。S25で、ノズル外れ信号の入力がある(ノズルスイッチ50がオフ)場合には、給液が継続しているものと判断して上記S23、S24に戻り、流量パルスをカウントして流量計測を行う。
【0048】
また、S25で、ノズル外れ信号が入力(ノズルスイッチ50がオフ)されなかったときは、S26に進み、給液ポンプ40を停止させる。続いて、S27に進み、給液情報(計量機番号、液種、給液量、給液金額など)を印字した伝票を伝票発行機58から発行させる。
【0049】
次のS28では、スピーカ60から例えば、「給液キャップを閉めて下さい。」といったアナウンスを発声させる。続いて、S29では、計時を開始する。そして、S30では、予め設定された所定時間(例えば、3秒)が経過したかどうかをチェックする。この所定時間は、給液キャップを閉める間の時間やスピーカ60から発生される「給液キャップを閉めて下さい。」を言い切るまでの時間をみており、この所定時間は3秒以上に設定しても良い。
【0050】
S30において、所定時間が経過すると、S31に進み、計時カウンタをリセットする。そして、S32で再び計時を開始する。続いて、S33でスピーカ60から例えば、「レシート(伝票)を持って精算所で精算して下さい」といったアナウンスを発声させる。
【0051】
次のS34では、ノズル外れ信号が入力(ノズルスイッチ50がオフ)されたかどうかをチェックする。S34において、ノズル外れ信号が入力(ノズルスイッチ50がオフ)されると、一旦ノズル掛け32に掛けられた給液ノズル30が再びノズル掛け32から外されたものと判断してS36に進む。
【0052】
しかし、S34において、ノズル外れ信号が入力されないときは(ノズルスイッチ50がオン)、S35に進み、予め設定された所定時間(請求項2、3に記載した所定時間)が経過したかどうかをチェックする。
【0053】
S35において、所定時間(例えば、30秒程度)が経過するまでは、上記S34、S35の処理を繰り返す。
【0054】
このように、S35では、所定時間が経過する間にS33で指示した音声案内「レシート(伝票)を持って精算所で精算して下さい」がスピーカ60から発声し終わるまでの時間経過を待っていることになる。なお、S35において、所定時間が経過したと判断された場合には今回の処理を終了することになるが、この場合には音声案内がすべて発生されたことになる。また、S35の所定時間を操作案内の音声報知時間よりも長く設定したので、燃料供給の終了の際の案内を必ず報知することができ、よって、顧客が燃料供給の終了後の作業がわからなくなってしまうことを防止できる。
【0055】
しかし、S34において、ノズル外れ信号が入力されたときは(ノズルスイッチ50がオフ)、S36に進み、スピーカ60から例えば、「ノズルをノズル掛けに戻して下さい」といったアナウンスを発声させる。次のS37では、ノズル外れ信号が入力(ノズルスイッチ50がオフ)されたかどうかをチェックする。S37で、ノズル外れ信号が入力されないときは(ノズルスイッチ50がオン)、上記S32に戻り、再度S32以降の処理を実行する。
【0056】
このように、燃料供給を終了しようとする顧客が給液ノズル30をノズル掛け32に戻した後に、燃料供給の終了の際の案内がされている途中に誤って給液ノズル30をノズル掛け32から外してしまったとしても、給液ノズル30をノズル掛け32に戻せば燃料供給の終了の際に報知される案内を再度受けることができるので、顧客が燃料供給の終了後の作業がわからなくなってしまうことを防止できる。
【0057】
また、S37において、ノズル外れ信号が入力されたときは(ノズルスイッチ50がオフ)のときは、給液ノズル30がノズル掛け32から外されているので、S38に進み、計時カウンタをリセットして再び、S36以降の音声案内処理を行う。S38のリセット処理によりS35の計時カウンタをリセットすることにより、例えば、S36〜S38の処理が複数回繰り返された後でもS35での所定時間が短くならず、常にS33で指示した音声案内がスピーカ60から発声し終わるまでの時間経過を確保して音声案内が中断されて終了されることを防止する。
【0058】
このように、給液終了後に一旦ノズル掛け32に掛けられた給液ノズル30が再びノズル掛け32から外された場合には、S36で「ノズルをノズル掛けに戻して下さい」といった音声案内を行うことにより、操作者(顧客)に対して余計な操作を行わないように指示することができる。
【0059】
また、上記S35において、所定時間経過するまで待機することで、給液終了後に操作者(顧客)に対して「レシート(伝票)を持って精算所で精算して下さい」といった音声案内が全て発声されるまでの時間を確保して音声案内が中断されて終了することを防止することが可能になる。
【0060】
尚、上記実施の形態では、操作者に対してスピーカ60からの音声案内により操作手順を報知するように構成されたものを一例として挙げたが、これに限らず、音声案内と共に、モニタ等に文字を表示させる方法を報知手段として用いることも可能である。
【0061】
また、上記実施の形態では、地上設置型の計量機に取り付けられた構成を一例として挙げたが、これに限らず、懸垂式の給液装置にも適用できるのは勿論である。
【0062】
また、上記実施の形態では、ガソリンや軽油等の油液を車両の燃料タンクに給液する場合を一例として挙げたが、これに限らず、油液以外の燃料(例えば、燃料電池車で消費される水素、あるいはLPG車やCNG車などで燃料として消費されるガス等)を供給するシステムにも適用できるのは勿論である。
【0063】
また、上記実施の形態では、POS無しでの商品管理を行っているが、POSでの給液システムで実施することも可能である。
【0064】
【発明の効果】
上述の如く、上記請求項1記載の発明によれば、燃料供給終了に伴い前記燃料供給部が前記保持部に保持されたことを前記検出手段が検出してから所定時間内に保持部に燃料供給部が保持されていないことを検出手段が検出した場合には、燃料供給部を保持部に保持する旨の指示を報知手段により報知させ、その後、燃料供給部が保持部に保持されたことを検出手段が検出した場合には精算すべき旨の案内を報知手段より報知させるものであり、操作者(顧客)が燃料供給を終了して燃料供給部を保持部に戻した後に再び燃料供給部を動かすような操作を行った場合、燃料供給部を保持部に戻すように指示し、燃料供給部が保持部に保持されたことを検出手段が検出した場合には精算すべき旨の案内を報知手段より報知させて燃料供給部を保持部に保持させた後の燃料供給終了後の手順を操作者に明確に指示することができる。
【0065】
また、請求項2記載の発明によれば、燃料供給終了に伴い前記燃料供給部が保持部に保持されたことを検出手段が検出してから所定時間内に保持部に燃料供給部が保持されていないことを検出手段が検出した場合には、燃料供給部を保持部に保持する旨の指示を報知手段により報知させ、その後、燃料供給部が保持部に保持されたことを検出手段が検出した場合には伝票発行機より発行される伝票を持って精算をすべき旨の案内を報知手段により報知させるものであり、燃料供給を終了しようとする操作者が燃料供給部を保持部に戻した後に、燃料供給の終了の際の案内がされている途中に燃料供給部を保持部から外してしまったとしても、燃料供給部を保持部に戻せば燃料供給の終了の際に報知される案内(伝票発行機より発行される伝票を持って精算をすべき旨)を再度受けることができるので、操作者が燃料供給の終了後の作業がわからなくなってしまうことを防止できる。
【0066】
また、請求項3記載の発明によれば、燃料供給の終了に伴い前記燃料供給部が保持部に保持されたことを検出手段が検出してから所定時間内に保持部に燃料供給部が保持されていないことを検出手段が検出せず、その後、人検出器から人検出信号が出力された場合には人検出器から人検出信号が出力された際の操作案内を報知手段より報知するので、燃料供給の終了後に人検出器から人検出信号が出力された場合には、つぎの操作者が到着したものと判断して通常の燃料供給前の案内を行なうことにより、前に操作した操作者のときの案内が継続せず、燃料供給の終了後の作業がわからなくなってしまうことを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明になる燃料供給装置が適用された燃料供給システムの一実施例の構成図である。
【図2】燃料供給装置16の各機器の構成を示すブロック図である。
【図3】設定器26に設けられた各操作部の配置及び操作手順について説明するための図である。
【図4】操作手順、各ランプの作動、音声案内の報知例を説明するための図である。
【図5】制御回路36が実行する制御処理のフローチャートである。
【符号の説明】
10 給液システム
16 燃料供給装置
20 管理コンピュータ
24 計量機
26 設定器
30 給液ノズル
32 ノズル掛け
42 流量計
44 メモリ
46 人検出センサ
50 ノズルスイッチ
58 伝票発行機
60 スピーカ
64〜66 液種選択釦
70〜73 プリセット給液量設定釦
68 満タン選択釦
76〜79 プリセット給液金額設定釦

Claims (3)

  1. 被燃料供給体に燃料を供給するための燃料供給部を有する燃料供給機と、
    前記燃料供給部の不使用時に当該燃料供給部を保持するための保持部と、
    前記保持部に前記燃料供給部が保持されているか否かを検出する検出手段と、
    前記燃料供給機近傍に人がいるか否かを検出する人検出器と、
    操作案内を報知するための報知手段と、
    前記人検出器から人検出信号が出力された際に操作案内を前記報知手段より報知するとともに前記燃料供給機による燃料供給の終了に伴い前記保持部に前記燃料供給部が保持されたことを前記検出手段が検出した場合に精算すべき旨の案内を前記報知手段より報知する報知制御手段と、
    を備えた燃料供給装置において、
    前記報知制御手段は、燃料供給終了に伴い前記燃料供給部が前記保持部に保持されたことを前記検出手段が検出してから所定時間内に前記保持部に前記燃料供給部が保持されていないことを前記検出手段が検出した場合には、前記燃料供給部を前記保持部に保持する旨の指示を前記報知手段により報知させ、その後、前記燃料供給部が前記保持部に保持されたことを前記検出手段が検出した場合には前記精算すべき旨の案内を前記報知手段より報知させることを特徴とする燃料供給装置。
  2. 前記燃料供給機による燃料供給を行った後、前記保持部に前記燃料供給部が保持されたことを前記検出手段が検出した場合に、伝票を発行する伝票発行機を備えてなり
    前記報知制御手段は、燃料供給終了に伴い前記燃料供給部が前記保持部に保持されたことを前記検出手段が検出してから所定時間内に前記保持部に前記燃料供給部が保持されていないことを前記検出手段が検出した場合には、前記燃料供給部を前記保持部に保持する旨の指示を前記報知手段により報知させ、その後、前記燃料供給部が前記保持部に保持されたことを前記検出手段が検出した場合には前記伝票発行機より発行される伝票を持って精算をすべき旨の案内を前記報知手段により報知させることを特徴とする請求項1に記載の燃料供給装置。
  3. 前記報知制御手段は、燃料供給の終了に伴い前記燃料供給部が前記保持部に保持されたことを前記検出手段が検出してから所定時間内に前記保持部に前記燃料供給部が保持されていないことを前記検出手段が検出せず、その後、前記人検出器から人検出信号が出力された場合には前記人検出器から人検出信号が出力された際の操作案内を前記報知手段より報知することを特徴とする請求項1または2に記載の燃料供給装置。
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