JP2005001740A - 燃料供給システム - Google Patents

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Shigeru Abe
繁 阿部
Eizo Yazawa
栄三 矢澤
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Abstract

【課題】本発明は設定した燃料の種類と選択した給液ノズルの種類とが一致しない場合に燃料の種類不一致の原因が分かることを課題とする。
【解決手段】燃料供給装置16の制御回路36は、車両に燃料を供給するために、当該燃料の種類毎に設けられた給液ノズル30と、給液ノズル30のうち、車両に燃料を供給する作業者が使用しようとする給液ノズル30を検出するノズルスイッチ50と、これから供給を受けようとする燃料の種類を選択するための油種選択釦64〜66と、油種選択釦64〜66により指定された燃料の種類とノズルスイッチ50により保持されていないことが検出されている給液ノズル30より供給可能な燃料の種類との一致性を判定する。そして、判定結果が燃料の種類が一致していないと判断した場合には、設定した燃料の種類と選択した給液ノズルの種類とを報知する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は燃料供給装置を用いて車両の燃料タンクに燃料を供給するよう構成した燃料供給システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
以下、顧客自身がガソリンや軽油等の油液を車両の燃料タンクに供給する、所謂、セルフサービス方式の燃料供給システムを例に挙げて以下説明する。
【0003】
セルフサービス方式の燃料供給システムでは、運転者自身が給液作業の設定及び給液作業を行うようになっている。そして、燃料供給システムでは、給液操作を行う操作者(顧客)が油種(燃料の種類)を指定して給液を行うように構成されている。
【0004】
ところが、この種の燃料供給システムにおいては、給液開始する前に指定された油種データと操作者(顧客)がノズル掛けから取り上げた給液ノズル(ノズルスイッチ)の油種とが一致しない場合には、給液許可が得られないため、給液ポンプが始動せず、給液ノズルを持った操作者(顧客)は、どうして給液開始できないのか、その理由が分からず、給液所の係員に故障しているのではないかといった苦情の原因になっていた。
【0005】
このような問題を解消するため、給液開始する前に操作者(顧客)自身が指定した油種と操作者(顧客)がノズル掛けから取り上げた給液ノズルの油種(ノズルスイッチにより検出)とが一致しているかどうかをチェックしており、油種が一致しない場合には、操作者(顧客)に対して油種が異なることを報知するよう構成された燃料供給システムが開発されている。
【0006】
【特許文献1】
特開2003−12098号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記燃料供給システムでは、「油種間違いです」といったメッセージが音声で報知されても、給油作業に慣れていない操作者(顧客)の場合には、どの油種が間違っているのかが分からず、例えば、指定した油種が間違っているのか、あるいは取り上げた給液ノズルが間違っているのかを判断することができないという問題があった。
【0008】
また、このような場合、操作者(顧客)は、給液所の係員に対してどうすれば良いのか質問することになり、給液所の係員の作業が煩雑になる。
【0009】
なお、以上においては、セルフサービス方式の燃料供給システムを例にあげて従来技術及びその課題を説明しているが、給液所の従業員が給液作業を行なう所謂、フルサービス方式の燃料供給システムにおいても、同様の問題が生じている。
【0010】
そこで、本発明は上記課題を解決した燃料供給装置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記課題を解決するため、以下のような特徴を有する。
上記請求項1記載の発明は、被燃料供給体に燃料を供給するために、当該燃料の種類毎に設けられた燃料供給部と、燃料供給部のうち、被燃料供給体に燃料を供給する作業者が使用しようとする燃料供給部を検出する検出手段と、これから供給を受けようとする燃料の種類を選択するための選択手段と、選択手段により指定された燃料の種類と前記検出手段により保持されていないことが検出されている燃料供給部より供給可能な燃料の種類との一致性を判定する判定手段と、判定手段が燃料の種類が一致していないと判断した場合には、選択手段により指定された燃料の種類と前記検出手段により保持されていないことが検出されている燃料供給部より供給可能な燃料の種類とを報知する報知手段と、を備えたものであり、設定した燃料の種類と取り上げた燃料供給部の燃料の種類とが一致しない場合、燃料供給操作に慣れていない操作者でも指定した燃料の種類と検出手段により検出されている燃料の供給可能な燃料の種類とが分かるので、誰でも油種不一致の場合の対処方法として、どの燃料供給部を使用すれば良いのかが容易に分かる。
【0012】
上記請求項2記載の発明は、検出手段が、各燃料供給部毎に設けられ、各燃料供給部の不使用時に当該燃料供給部夫々を保持するための保持部と、各保持部夫々に各燃料供給部が保持されているか否かを検出する保持検出手段と、からなり、保持部から燃料供給部が外されると、当該燃料供給部の種類が保持検出手段により検出され、選択手段により指定された燃料の種類とが一致しない場合に、取り上げた燃料供給部の種類が間違っているか否かを確認することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、図面と共に本発明の実施の形態について説明する。
図1は本発明になる燃料供給システムの一実施例の構成図である。
図1に示されるように、燃料供給システム10は、給液エリア12に設置された燃料供給装置16と、事務所18内に設置された管理コンピュータ20とを有する。管理コンピュータ20は、給液所に設置された各機器を管理しており、燃料供給装置16から給液要求信号が出力されると、係員が当該燃料供給装置16の周囲の状態が異常ないことを確認して給液許可を出力するための許可釦を操作することにより許可信号を当該燃料供給装置16へ送信する。
【0014】
尚、管理コンピュータ20と燃料供給装置16に搭載された制御回路との間は、SS−LAN22を介して双方向で通信可能に接続されている。
【0015】
燃料供給装置16は、セルフサービス給液方式の計量機24と、計量機24に搭載された設定器26と、油種単価、給液量を表示する表示器27とを有する。また、計量機24は、筐体28の前面及び背面に設定器26が一体的に設けられており、さらに給液ノズル(燃料供給部)30が保持されるノズル掛け(保持部)32が設けられている。
【0016】
本実施例では、計量機24の片面に夫々3系統の給液系統が設けられており、例えば、軽油、ハイオクガソリン、レギュラーガソリンの3種類の燃料を選択的に給液することが可能な構成になっている。
【0017】
また、各給液ノズル30には、燃料が供給される給液ホース34が接続されており、給液ホース34は筐体28の上部に設けられたホース支持部35から吊下されている。
【0018】
各給液ホース34は筐体28の内部に配置された給液管路(図示せず)に連通されており、各給液管路には流量計、電磁弁、給液ポンプなどの機器が設けられている。
【0019】
図2は燃料供給装置16の各機器の構成を示すブロック図である。
図2に示されるように、燃料供給装置16の制御回路36は、マイクロコンピュータから構成されており、設定器26、表示器27、電源回路37、各給液管路に設けられた電磁弁38、給液ポンプ40、流量計42、メモリ44、人検出センサ(人検出器)46、インタホン48、ノズル掛け32に設けられたノズルスイッチ(検出手段)50、静電気除去検出スイッチ54、設定器26、伝票を発行する伝票発行機58、音声案内を行うスピーカ60と接続されている。
【0020】
表示器27には、停電時の表示用電源として機能するコンデンサ27aが接続されている。さらに、電源回路37は、制御回路36だけでなく燃料供給装置16を構成する他の全て機器の電源供給を行うように電源ケーブル(図示せず)を介して接続されている。
【0021】
さらに、制御回路36には、静電気除去ランプ52、伝票発行ランプ56、油種選択釦64〜66、満タン選択釦68、プリセット給液量選択釦70〜74、プリセット給液金額量選択釦76〜79、設定ランプ80、給液ランプ82、精算ランプ84などの各種表示ランプが接続されている。尚、油種選択釦64〜66、満タン選択釦68、プリセット給液量選択釦70〜74、プリセット給液金額量選択釦76〜79は、内部に電球(図示せず)を内蔵しており、オンに操作されると、電球が点灯してオン状態であることを表示する。
【0022】
そして、制御回路36は、操作者の入力操作に応じて次に行う操作に対応するランプを点灯または点滅させると共に、スピーカ60から音声案内を発声させる。
【0023】
また、メモリ44には、各種データと制御回路36が実行する制御プログラムが格納されており、例えば、車両(被燃料供給体)に燃料を供給するために、当該燃料の種類毎に設けられた給液ノズル(燃料供給部)30と、給液ノズル30のうち、車両に燃料を供給する作業者が使用しようとする給液ノズル30を検出するノズルスイッチ(検出手段)50と、これから供給を受けようとする燃料の種類を選択するための油種選択釦(選択手段)64〜66と、油種選択釦64〜66により指定された燃料の種類とノズルスイッチ50により保持されていないことが検出されている給液ノズル30より供給可能な燃料の種類との一致性を判定する制御プログラム(判定手段)と、燃料の種類が一致していないと判断した場合には、油種選択釦(選択手段)64〜66により指定された燃料の種類とノズルスイッチ(検出手段)50により保持されていないことが検出されている給液ノズル(燃料供給部)30より供給可能な燃料の種類とを報知する制御プログラム(報知手段)とが格納されている。
【0024】
そのため、設定油種と選択された燃料供給部の油種とが一致しない場合、設定油種と選択された燃料供給部の油種との両方の油種とが共に表示される。このため、給液操作に慣れていないために操作を間違えた操作者でも、設定油種と選択された燃料供給部の油種とのどちらを間違えたのかを容易に確認することができるので、間違えを迅速に修正することができる。
【0025】
ここで、図3を参照して設定器26に設けられた各操作部の配置及び操作手順について説明する。
【0026】
図3に示されるように、設定器26には、人検出センサ46、静電気除去シート62、静電気除去ランプ52、インタホン48、油種選択釦64〜66、満タン選択釦68、プリセット給液量選択釦70〜74、プリセット給液金額量選択釦76〜79、スピーカ60、伝票発行機58、伝票発行ランプ56、設定ランプ80、給液ランプ82、精算ランプ84が設けられている。
【0027】
また、設定器26には、左側から操作手順の順番に静電気除去、設定、給液、精算を行うように各操作部が設けられており、顧客(操作者)は設定器26に記載された手順及びスピーカ60からの音声案内に応じて操作する。
【0028】
人検出センサ46は、赤外線センサあるいは超音波センサ等からなり、設定器26の前に人が立つと、人からの反射波を検知して人検出信号を制御回路36に出力する。
【0029】
制御回路36は、人検出信号の入来により音声案内をスタートさせると共に静電気除去ランプ52を点滅させる。顧客(操作者)が静電気除去シート62に触れると、静電気除去検出スイッチ54がオンになり、静電気除去ランプ52を消灯させる。
【0030】
続いて、顧客(操作者)は、油種選択釦64〜66の何れかを押圧操作して油種設定を行う。そして、満タン選択釦68、プリセット給液量選択釦70〜74、プリセット給液金額量選択釦76〜79の何れかを押圧操作して給液モードを設定する。
【0031】
この後、顧客(操作者)が、給液ノズル30をノズル掛け32から外すことにより、ノズルスイッチ50がオフになると、給液ポンプ40が起動される。そして、顧客(操作者)が車両の給液口(図示せず)に給液ノズル30を挿入して、ノズルレバーを開弁方向に操作することにより給液が開始される。その後、給液が終了して給液ノズル30をノズル掛け32に戻すと、ノズルスイッチ50がオンになって給液ポンプ40が停止されると共に伝票発行機58から伝票が発行される。
【0032】
図4は表示器27を拡大して示す正面図である。
図4に示されるように、表示器27は、例えば、液晶モニタ(LCD)からなり、給液金額を表示する金額表示部80と、給液量を表示する給液量表示部82と、油種単価を表示する単価表示部84とを有する。また、単価表示部84には、単価表示領域84aと、設定器26により設定された設定油種を表示する設定油種表示領域84bと、給液ノズル30が外されたノズル掛け32のノズルスイッチ50の対応する油種を表示するノズル油種表示領域84cとを有する。
【0033】
そして、表示器27に設けられた金額表示部80、給液量表示部82、単価表示部84(単価表示領域84a、設定油種表示領域84b)は、停電時、電源回路37からの電源供給が停止した場合、予備電源としてのコンデンサ27aから電源供給されるため、停電前に各表示器27に表示されていた給油油種などの表示状態を維持することが可能である。
【0034】
図5は給液開始前の表示器27の表示例を示しており、(A)は油種設定の表示例、(B)は油種間違いの表示例を示す図である。
例えば、操作者が設定器26のレギュラーを指定する油種選択釦65をオンに操作すると、表示器27では、図5(A)に示されるように、設定油種表示領域84bに「レギュラー」の文字が表示される。
【0035】
次に、操作者がレギュラー用の給液ノズル30がノズル掛け32から外されると、当該ノズル掛け32に設けられたノズルスイッチ50がオフになる。この場合、設定油種とオフになったノズルスイッチ50に対応するノズル油種とが互いにレギュラーで油種が一致するため、給液可能となる。
【0036】
図5(B)に示されるように、例えば、操作者が設定器26のレギュラーを指定する油種選択釦65をオンに操作した後、誤って軽油用の給液ノズル30をノズル掛け32から取り上げると、軽油用のノズル掛け32に設けられたノズルスイッチ50がオフになる。この場合、設定油種とオフになったノズルスイッチ50に対応するノズル油種とが不一致になるため、給液禁止となる。そして、表示器27では、設定油種表示領域84bに「レギュラー」の文字が表示されているのに対し、ノズル油種表示領域84cには「軽油」の文字が点滅表示される。
【0037】
そのため、操作者は、スピーカ60から「油種が一致しません」といったような音声メッセージが発声された場合でも、操作者が指定した設定油種と操作者が取り上げた給液ノズル30の油種とが一致しないことが一目で分かる。
【0038】
これにより、操作者は、設定油種の指定を間違えたのか、取り上げた給液ノズル30の油種を間違えたのかが容易に分かり、間違えた方の操作を正しく行うように操作をやり直すことが可能になる。
【0039】
ここで、制御回路36が実行する給液制御処理について説明する。制御回路36は、電源スイッチ(図示せず)がオンに操作されると、図6の制御処理を実行する。
【0040】
制御回路36は、図6のS11で、例えば、後述する積算計釦(図示せず)などがオンに操作された場合、管理処理を実行する。次のS12では、油種を指定する油種設定が行われたかどうかをチェックする。S12において、油種選択釦64〜66の何れかが押圧操作されて油種設定が行われると、S13に進み、設定された油種を設定油種表示領域84bに表示する(図5(A)参照)。尚、S12において、油種設定が行われないときは、上記S11に戻り、S11、S12の処理を繰り返す。
【0041】
次のS14では、各油種毎に設けられたノズル掛け32のノズルスイッチ50の何れかがオフになったかどうかをチェックする。S14において、各油種のうち何れかの給液ノズル30がノズル掛け32から外されると、当該ノズル掛け32のノズルスイッチ50がオフになるため、当該給液ノズル30の油種を図示せぬ記憶部から読み出す。
【0042】
続いて、S15では、設定油種とノズル油種とが一致するか否かを確認する。このS15において、設定油種とノズル油種とが一致しない場合には、S16に移行してノズル油種表示領域84cにノズル油種軽油を表示すると共に、表示した油種の文字を点滅させる。これにより、操作者は、給液ノズル30の油種が設定油種と異なることが分かり、設定油種を間違えたのか、給液ノズル30の油種を間違えたのかを容易に確認することができる。
【0043】
次のS17では、当該ノズル掛け32のノズルスイッチ50がオンになったかどうか、即ち、操作者が取り上げた給液ノズル30をノズル掛け32に戻したか否か、を確認する。そして、S17において、当該ノズル掛け32のノズルスイッチ50がオンになったことを検出すると、S18に進み、ノズル油種表示領域84cの表示を消灯させる。その後、上記S14に戻り、S14移行の処理を再度実行する。
【0044】
また、上記S15において、設定油種とノズル油種とが一致した場合には、S19に進み、給液量表示部82の表示をゼロリセットする。続いて、S20では、給液ポンプ40のモータ(図示せず)を起動させると共に、電磁弁38を開弁させる。
【0045】
次のS21では、流量計42から出力された流量パルスを積算して給液量を計測する。そして、S22では、給液量表示部82に表示した数値を更新する。続いて、S23に進み、ノズル掛け32のノズルスイッチ50がオンになったかどうか、即ち、操作者が取り上げた給液ノズル30をノズル掛け32に戻したか否かを確認する。
【0046】
S23において、当該ノズル掛け32のノズルスイッチ50がオンになると、給液が終了して給液ノズル30をノズル掛け32に戻したものと判断し、S24に進み、給液ポンプ40のモータ(図示せず)を停止させると共に、電磁弁38を閉弁させる。その後、S25では、設定油種表示領域84bの表示をクリアし、設定油種表示領域84bを消灯させ、待機状態に戻る。これで、給液操作の処理が終了する。
【0047】
図7は管理操作が行われた場合の表示例を示す図である。
図7に示されるように、例えば、給液所の係員が当該燃料供給装置16で給液された積算値を確認する場合、積算計釦(図示せず)がオン操作されると、上段の金額表示部80に給液された積算値の上4桁(この場合「1234」)の数字が表示され、中段の給液量表示部82には給液された積算値の下6桁(この場合「5678.90」)の数字が表示される。そのため、係員は、金額表示部80に表示された4桁数値と給液量表示部82に表示された6桁数値を組み合わせることで、積算給液量を容易に確認することが可能になる。
【0048】
また、上記積算計釦(図示せず)がオン操作された場合、下段の単価表示部84の設定油種表示領域84bに油種(この場合「レギュラー」)が表示され、単価表示領域84aに給液ノズル30のノズル番号(この場合「1」)が表示される。
【0049】
従って、給液所の係員は、積算計釦(図示せず)をオン操作するだけで、当該燃料供給装置16で給液されたノズル番号、油種、積算給液量を一目で確認することが可能になる。
【0050】
ここで、制御回路36が実行する管理処理について図8を参照して説明する。
制御回路36は、S31で積算計釦(図示せず)がオン操作されると、S32に進み、ノズル番号を1とし、S32において、当該1番目のノズル番号に該当する給液ノズル30の油種、及び、積算値を図示せぬ記憶部より読み込む。なお、給液ノズル30の油種は給油ノズル30の番号に対応して油種が記憶されたノズル油種記憶部(図示せず)より、また、ノズル番号に該当する給液ノズル30の積算値は、給液ノズル30を使用して行なわれた給油量を積算して記憶する図示せぬ積算量記憶部よりそれぞれ読み込むことにより行なわれる。
【0051】
次のS34では、ノズル番号と、当該ノズル番号に該当する積算値と、油種(この場合「レギュラー」)を金額表示部80、給液量表示部82、単価表示部84に表示する(図7を参照)。続いて、S35では、リモートコントローラ(図示せず)の「次へ」キーがオンに操作されたかどうかをチェックする。
【0052】
S35において、リモートコントローラの「次へ」キーをオンに操作すると、S36に進み、現在表示されているノズル番号に1を加算し、S37では、ノズル番号が3を超えたかどうかをチェックする。なお、本実施例の燃料供給装置16の一方の表示面側にはノズル番号が1から3の3本の給油ノズル30が存在しているために、ノズルの番号が4以上になることは無いので、S37ではノズル番号が3を超えたか否かを判断することにより、ノズル番号が4以上の存在しない給油ノズルの油種と積算値を表示しないようにしている。よって、燃料供給装置16に例えば6本の給油ノズルが存在する場合には、そのノズルの本数に合わせてS37におけるノズル番号の最大値を変更すればよい。
【0053】
S37において、ノズル番号が3を超えていないと判断した場合には、上記S33に戻り、S33以降の処理を再度実行し、S34ではS36において設定したノズル番号に対応する給油ノズル30の積算値と油種を金額表示部80、給液量表示部82、単価表示部84に表示する(図7を参照)。また、S37において、ノズル番号が3を超えていると判断した場合には、S38でノズル番号を1にする。そして、上記S33に戻り、S33以降の処理を再度実行する。
【0054】
また、上記S35において、リモートコントローラの「次へ」キーが操作されない場合には、S39に進み、リモートコントローラの「戻る」キーがオンに操作されたかどうかをチェックする。S39において、リモートコントローラの「戻る」キーがオンに操作されない場合には、再度、S35に戻り、S35以降の処理を再度実行する。
【0055】
また、S39において、リモートコントローラの「戻る」キーがオンに操作された場合には、各給油ノズル30毎の油種及び積算表示が終了したものと判断してS40に進み、表示器27を待機中の表示に戻す。これで、管理処理は終了する。
【0056】
尚、上記実施の形態では、セルフサービス方式の燃料供給システムを例にあげて説明したが、給液所の従業員が給液作業を行なう所謂、フルサービス方式の燃料供給システムに本発明を適用できるのは勿論である。
【0057】
また、上記実施の形態では、地上設置型の計量機に取り付けられた構成を一例として挙げたが、これに限らず、懸垂式の給液装置にも適用できるのは勿論である。
【0058】
また、上記実施の形態では、ガソリンや軽油等の油液を車両の燃料タンクに給液する場合を一例として挙げたが、これに限らず、油液以外の燃料(例えば、燃料電池車で消費される水素、あるいはLPG車やCNG車などで燃料として消費されるガス等)を供給するシステムにも適用できるのは勿論である。
【0059】
また、上記実施の形態では、POS無しでの商品管理を行っているが、POSでの給液システムで実施することも可能である。
【0060】
【発明の効果】
上述の如く、上記請求項1記載の発明によれば、被燃料供給体に燃料を供給するために、当該燃料の種類毎に設けられた燃料供給部と、燃料供給部のうち、被燃料供給体に燃料を供給する作業者が使用しようとする燃料供給部を検出する検出手段と、これから供給を受けようとする燃料の種類を選択するための選択手段と、選択手段により指定された燃料の種類と前記検出手段により保持されていないことが検出されている燃料供給部より供給可能な燃料の種類との一致性を判定する判定手段と、判定手段が燃料の種類が一致していないと判断した場合には、選択手段により指定された燃料の種類と前記検出手段により保持されていないことが検出されている燃料供給部より供給可能な燃料の種類とを報知する報知手段と、を備えたため、設定した燃料の種類と取り上げた燃料供給部の燃料の種類とが一致しない場合、燃料供給操作に慣れていない操作者でも指定した燃料の種類と検出手段により検出されている燃料の供給可能な燃料の種類とが分かるので、誰でも油種不一致の場合の対処方法として、どの燃料供給部を使用すれば良いのかが判断可能になる。
【0061】
また、上記請求項2記載の発明によれば、検出手段が、各燃料供給部毎に設けられ、各燃料供給部の不使用時に当該燃料供給部夫々を保持するための保持部と、各保持部夫々に各燃料供給部が保持されているか否かを検出する保持検出手段と、からなるため、保持部から燃料供給部が外されると、当該燃料供給部の種類が保持検出手段により検出され、選択手段により指定された燃料の種類とが一致しない場合に、取り上げた燃料供給部の種類が間違っているか否かを確認することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明になる燃料供給システムの一実施例の構成図である。
【図2】燃料供給装置16の各機器の構成を示すブロック図である。
【図3】設定器26に設けられた各操作部の配置及び操作手順について説明するための図である。
【図4】表示器27を拡大して示す正面図である。
【図5】給液開始前の表示器27の表示例を示しており、(A)は油種設定の表示例、(B)は油種間違いの表示例を示す図である。
【図6】制御回路36が実行する給液制御処理を説明するためのフローチャートである。
【図7】管理操作が行われた場合の表示例を示す図である。
【図8】制御回路36が実行する管理処理を説明するためのフローチャートである。
【符号の説明】
10 給液システム
16 燃料供給装置
20 管理コンピュータ
24 計量機
26 設定器
27 表示器
30 給液ノズル
32 ノズル掛け
37 電源回路
42 流量計
44 メモリ
46 人検出センサ
50 ノズルスイッチ
58 伝票発行機
60 スピーカ
64〜66 油種選択釦
70〜74 プリセット給液量選択釦
68 満タン選択釦
76〜79 プリセット給液金額量選択釦

Claims (2)

  1. 被燃料供給体に燃料を供給するために、当該燃料の種類毎に設けられた燃料供給部と、
    該燃料供給部のうち、該被燃料供給体に燃料を供給する作業者が使用しようとする燃料供給部を検出する検出手段と、
    これから供給を受けようとする燃料の種類を選択するための選択手段と、
    該選択手段により指定された燃料の種類と前記検出手段により保持されていないことが検出されている燃料供給部より供給可能な燃料の種類との一致性を判定する判定手段と、
    該判定手段が燃料の種類が一致していないと判断した場合には、前記選択手段により指定された燃料の種類と前記検出手段により保持されていないことが検出されている燃料供給部より供給可能な燃料の種類とを報知する報知手段と、
    を備えたことを特徴とする燃料供給システム。
  2. 前記検出手段は、
    前記各燃料供給部毎に設けられ、各燃料供給部の不使用時に当該燃料供給部夫々を保持するための保持部と、
    前記各保持部夫々に前記各燃料供給部が保持されているか否かを検出する保持検出手段と、
    からなることを特徴とする請求項1に記載の燃料供給システム。
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