JP2004338772A - 燃料供給システム - Google Patents

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Abstract

【課題】燃料供給施設に入場する車両を、供給レーンに迅速かつ適切に誘導することができる燃料供給システムを提供する
【解決手段】車両20が第1レーン103aに進入し、アイランド104に接近すると、車両センサ8が車両20を検出し、車両20が第1レーン103aに進入したことをPOS端末機2に通知する。通知を受けたPOS端末機2は、レーンに車両があることを示すために回転警告灯10を点灯および回転させる。顧客が外設機3を操作し、給油油種および給油量の設定を行うと、外設機3は、設定された給油油種および給油量などをPOS端末機2に送信する。POS端末機2は、受信した給油油種および給油量に基づいて車両20の給油時間を算出する。POS端末機2は、算出した給油時間に基づいて、第1レーン103aの待ち時間を決定し、ディスプレイユニット5に決定した待ち時間を表示させる。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、燃料供給施設に設置され、車両に燃料を供給する計量機と、複数の計量機と通信を行う情報端末機とを有する燃料供給システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来SS(サービスステーション)、いわゆるガソリンスタンドでは、建物内にあるPOS(Point of Sales)端末機と、給油エリアにあるアイランドに設置された外設POS端末機(外設機)と計量機とを通信可能に接続し、油量管理、売上精算などを行っている。POS端末機と外設機はLAN(Local Area Network)により接続され外設機で操作した売上内容、データ等をPOS端末機に通知する。計量機はSS_LAN(石油連盟標準プロトコル用LAN)のシリアル伝送によりPOS端末機と連動され、POS端末機による計量機に対する給油許可の指示および計量機からの給油量の読み取りなどが可能となっている。
【0003】
車両に対する給油手順の概略は以下の通りである。
まず、給油に来た車両(顧客)に対して、給油所の係員が給油できる油種のレーンに誘導し、係員が外設機で売上処理操作を開始する。POS端末機は、外設機から売上処理の開始の通知を受信すると、計量機に対して給油の許可を通知し、計量機は給油開始可能状態となる。係員は計量機のノズルからレーンに停車している車両のタンクに給油を開始する。このときの給油量は、顧客からの指示により決定される。顧客からの指示には、給油量による指示、支払金額による指示および「満タン」の指示がある。給油量による指示は、たとえば20リットルなど具体的な数値による指示である。「満タン」の指示は、車両に搭載されたタンクの最大量にまで給油する指示である。また、支払金額による指示の場合は、指示された支払金額を1リットル当たりの価格で除算して得られた油量を給油する指示である。
【0004】
顧客の指示に基づいた油量を給油し、給油が完了すると、SS_LANを介して計量機から給油量をPOS端未機に通知する。POS端末機は、受信した給油量から売上金額を算出し、LANを介して外設機が備えるプリンタから売上伝票を発行する。係員は、売上伝票に記載された売上明細を見て、顧客に支払金額を提示する。現金決済の場合は、顧客から現金を受け取り、売上伝票と、お釣りがあれば釣銭を顧客に支払う。また、外設機にはクレジットカードの読取機が備えられており、カード決済の場合には、顧客からクレジットカードを受け取り、読取機を通すと顧客データがLANを介してPOS端末機に送信され、POS端末機は、専用線などで接続されたカード認証・決済用サーバに顧客データおよび売上データを送信して決済を行う。決済が完了すると、LANを介して外設機が備えるプリンタからカード決済用の売上伝票を発行する。係員は、カード決済用売上伝票に顧客のサインを貰い、売上伝票の控えを顧客に渡す。
【0005】
近年は、セルフスタンドが増えており、セルフスタンドでは上記の手順を顧客の操作で行う。この場合、係員は建物内に常駐しているだけであり、レーンへの車両の誘導は行わない。
【0006】
通常のSSでは、給油に入ってきた車両に対して、係員が空いているレーンに誘導するが、全給油レーンが使用されている場合は、係員が適当なレーンを選び、給油中の車両の後ろに並ぶように誘導し、その車両が給油終了してレーンから出るまで顧客は待機することになる。しかし、上記のように給油手順は多数の段階からなり、さらに係員および顧客によって各段階に要する時間にバラツキがあるため、誘導する係員が適切なレーンを選択して指示することは困難である。たとえば、後から来た顧客が並んだレーンが先に空くことで、先に来ていた顧客の給油が後回しになってしまうなど、顧客に対して不満を与えるサービスとなってしまうことがある。
【0007】
さらに、セルフスタンドの場合は、誘導する係員がいないので、全給油レーンが使用されているときは、顧客が自ら適当なレーンを選択し、給油中の車両の後ろに並び、前の車両が給油を終了するまで待つことになる。しかし、顧客はどの車両が最も早く終了するかを全く予測できないため、適切なレーンを選択することが非常に困難である。
【0008】
そこで、以下に示すように、SSにおけるレーン誘導を適切に行うためのシステムが開発され、開示されている。
【0009】
特許文献1記載の給油所システムは、オイル交換などの作業に対応した給油サービスクラスに基づく給油待時間を、アイランドに設置された表示手段に表示し、給油完了を報知することで、係員が各レーンの給油状況を把握し、車両の誘導を効率的に行うことを可能としている。
【0010】
特許文献2記載の給油所における車両誘導システムは、車両進入口から計量機に至る経路上に車両誘導灯群を埋設し、車両進入口に設けられた車両検知器が車両を検知すると、車両誘導灯群に光を供給して、給油待機中の給油計量機(空きレーンの計量機)に至る経路を誘導する。これにより、迅速な車両誘導を可能とし、さらに経路を示すことで、車両による給油所内の器具の破損やサービスマン(係員)の事故などを防ぐことができる。
【0011】
特許文献3記載の給油所内車両誘導システムは、給油所入口から給油機のそれぞれに向けて複数の光源を配置し、車両検知手段が給油所内に入場する車両を検知すると、光源の光の点灯または点滅により給油可能な給油機(空きレーンの計量機)へ誘導する。また、全ての給油機が給油状態であれば、給油の終了信号、精算終了信号または領収書発行信号に基づいて給油可能な給油機を決定し、その給油機に車両を誘導する。これにより、従業員(係員)の誘導がなくても入場してきた車両を効率良く給油可能な給油機に誘導することができる。
【0012】
【特許文献1】
特開平3−111290号公報
【特許文献2】
特開平4−49499号公報
【特許文献3】
特開平11−208790号公報
【0013】
【発明が解決しようとする課題】
特許文献1記載の給油所システムは、アイランドに設置された表示手段に給油待時間を表示し、給油の完了を報知しているが、これらは、給油中の車両に乗っている顧客および給油作業中の係員を対象に表示しているのであって、セルフスタンドのように誘導する係員がいない場合、入場してきた顧客は、アイランドに設置された表示手段が見えず、待時間も給油の完了も知ることができないので、適切なレーンを選択することができない。さらに、給油待時間は、オイル交換などのサービスにかかる時間として、経験によるおよその時間を予め入力しておくだけであるので、実際の待時間との誤差が大きくなってしまう。
【0014】
特許文献2記載の給油所における車両誘導システムは、入場してきた車両を誘導することはできるが、給油待機中の給油計量機がある場合にのみ誘導が行われるので、全ての給油計量機が使用中で空きレーンが無いときには車両を誘導することができず、そのようなときに入場した車両の顧客は、レーンを選択することができない。
【0015】
特許文献3記載の給油所内車両誘導システムは、全ての給油機が給油状態のときは、給油終了時や精算終了時に誘導を行っているが、車両が入場したときに即座に誘導しているのではなく、給油機の給油が終了するまで、精算が終了するまでは誘導が行われないので、入場した車両の顧客は誘導されるまで待つしかなく、特許文献2記載のシステムと同様に、レーンを選択することができない。
【0016】
本発明の目的は、燃料供給施設に入場する車両を、供給レーンに迅速かつ適切に誘導することができる燃料供給システムを提供することである。
【0017】
【課題を解決するための手段】
本発明は、燃料供給所に設置され、車両に燃料を供給する計量機と、計量機と通信を行う情報端末機とを有する燃料供給システムであって、
前記計量機が供給する供給量を決定するための供給量決定情報を入力する入力手段と、
前記入力手段によって入力された供給量決定情報に基づいて、供給時間を算出する供給時間算出手段とを有することを特徴とする燃料供給システムである。
【0018】
本発明に従えば、燃料供給施設に設置され、車両に燃料を供給する計量機と、複数の計量機と通信を行う情報端末機とを有する燃料供給システムである。ここで、燃料とは、一般車両の場合は、ガソリンや軽油であり、電気自動車の場合は、電力であり、燃料電池自動車の場合は、水素ガスなど駆動装置の種類に応じた燃料である。
【0019】
入力手段によって、計量機が供給する供給量を決定するための供給量決定情報が入力されると、供給時間算出手段は、入力された供給量決定情報に基づいて、予想される供給時間を算出する。
【0020】
このようにして算出された供給時間を、たとえば、給油所に入場しようとする車両に搭乗した顧客に対して報知することで、顧客は供給の待ち時間を知ることができる。また供給時間に応じて車両を適切なレーンに誘導することができる。
【0021】
また本発明は、前記供給時間算出手段は、前記供給量決定情報に基づいて供給すべき燃料の体積を算出し、算出した燃料の体積と予め記憶している単位体積当たりの供給時間とを乗算して供給時間を算出することを特徴とする。
【0022】
本発明に従えば、供給時間算出手段は、前記供給量決定情報に基づいて供給すべき燃料の体積を算出し、算出した燃料の体積と予め記憶している単位体積当たりの供給時間とを乗算して供給時間を算出する。
【0023】
これにより、単位体積当たりの供給時間を予め記憶しておくことで、容易に供給時間を算出することができる。
【0024】
また本発明は、前記入力手段は、供給量決定情報を、燃料の体積または支払金額によって入力し、
前記供給時間算出手段は、供給量決定情報が支払金額によって入力されたときは、入力された支払金額を、予め記憶している単位体積当たりの支払金額で除算して燃料の体積を算出することを特徴とする。
【0025】
本発明に従えば、入力手段は、供給量決定情報を、燃料の体積または支払金額によって入力する。燃料の体積で入力されたときは、直接供給時間を算出することができるが、支払金額によって入力されたときは、供給すべき燃料の体積を算出しなければならない。供給時間算出手段は、供給量決定情報が支払金額によって入力されたときは、入力された支払金額を、予め記憶している単位体積当たりの支払金額で除算して燃料の体積を算出する。
【0026】
これにより、単位体積当たりの支払金額を予め記憶しておくことで、容易に供給すべき燃料の体積を算出することができる。
【0027】
また本発明は、前記入力手段は、供給量決定情報を満タンで入力し、
前記供給時間算出手段は、供給量決定情報が満タンで入力されたときは、車両の燃料容器の空き容量を取得し、取得した空き容量を供給すべき燃料の体積とすることを特徴とする。
【0028】
本発明に従えば、入力手段は、供給量決定情報を満タンで入力する。ここで、「満タン」とは、燃料容器内の残量にかかわらず燃料タンクの最大容量まで供給することを言う。満タンで入力されると、具体的な供給量が設定されないため、車両の状態によって、供給すべき燃料の体積は変化する。したがって、供給時間算出手段は、供給量決定情報が満タンで入力されたときは、車両の燃料容器の空き容量を取得し、取得した空き容量を供給すべき燃料の体積とする。
【0029】
これにより、供給量決定情報が満タンで設定された場合であっても、正確に供給時間を算出することができる。
【0030】
また本発明は、車両の記憶手段に記憶されている車載情報を読み取る車載情報読取装置を有し、
前記供給時間算出手段は、読み取った車載情報の燃料容器容量から残量を減算して空き容量を算出すること特徴とする。
【0031】
本発明に従えば、車両の記憶手段に記憶されている車載情報を読み取る車載情報読取装置を有し、供給時間算出手段は、読み取った車載情報の燃料容器容量から残量を減算して空き容量を算出する。
これにより、容易に車両の燃料容器の空き容量を取得することができる。
【0032】
また本発明は、燃料供給施設に設置され、車両に燃料を供給する計量機と、計量機と通信を行う情報端末機とを有する燃料供給システムであって、
前記計量機が供給する供給量を決定するための供給量決定情報を入力する入力手段と、
前記供給量決定情報と供給時間とを関連付けた供給時間テーブルを記憶する記憶手段と、
前記入力手段によって入力された供給量決定情報に基づいて、前記供給時間テーブルを参照して供給時間を決定する供給時間決定手段とを有することを特徴とする燃料供給システムである。
【0033】
本発明に従えば、燃料供給施設に設置され、車両に燃料を供給する計量機と、複数の計量機と通信を行う情報端末機とを有する燃料供給システムである。
【0034】
予め記憶手段に、供給量決定情報と供給時間とを関連付けた供給時間テーブルを記憶しておき、入力手段によって、計量機が供給する供給量を決定するための供給量決定情報が入力されると、供給時間決定手段は、供給時間テーブルを参照し、入力された供給量決定情報に基づいて、供給時間を決定する。
【0035】
このようにして決定された供給時間を、たとえば、給油所に入場しようとする車両に搭乗した顧客に対して報知することで、顧客は供給の待ち時間を知ることができる。また供給時間に応じて車両を適切なレーンに誘導することができる。
【0036】
また本発明は、供給時間以外の時間を車両滞在時間として記憶し、
前記情報端末機は、前記供給時間に前記車両滞在時間を加えた全滞在時間を算出することを特徴とする。
【0037】
本発明に従えば、供給時間以外の時間を車両滞在時間として記憶する。情報端末機は、供給時間に車両滞在時間を加えた全滞在時間を算出する。
【0038】
実際に燃料供給中の車両が供給を終了して供給レーンから出るまでには、供給時間以外に金銭の領収などの時間がかかるので、車両滞在時間を加えた全滞在時間を算出することで、顧客はより正確な待ち時間を知ることができる。
【0039】
また本発明は、前記計量機は複数あり、前記供給時間は、計量機ごとに算出されることを特徴とする。
【0040】
本発明に従えば、燃料供給施設内に複数の計量機があり、計量機ごとに供給時間が算出される。
【0041】
これにより、顧客は計量機ごとに算出された供給時間を比較することが可能で、最も待ち時間が短い計量機を知ることができる。
【0042】
また本発明は、前記供給時間または前記全滞在時間を報知する報知手段を有することを特徴とする。
【0043】
本発明に従えば、算出された供給時間または全滞在時間が報知手段によって報知される。顧客に対して報知された場合、顧客は供給時間または全滞在時間を知ることで待ち時間を知ることができ、特に複数の計量機の待ち時間を知ることでこれらを比較し、最も短い待ち時間の計量機を選択することができる。また、係員に対して報知された場合、係員は最も短い待ち時間の計量機に車両を誘導することができる。
【0044】
また本発明は、前記情報端末機は、前記供給時間または前記全滞在時間から現在までの経過時間を引いた時間を待ち時間として報知することを特徴とする。
【0045】
本発明に従えば、情報端末機は、車両が供給レーンに入ってから現在までの経過時間を、供給時間または全滞在時間から引き、これを待ち時間として報知する。これにより、顧客はさらに正確な待ち時間を知ることができる。
【0046】
また本発明は、前記情報端末機から送信される表示データ表示するディスプレイユニットを有し、
前記情報端末機は、前記供給時間算出手段によって算出された供給時間または前記全滞在時間を表示する表示データをディスプレイユニットに送信することを特徴とする。
【0047】
本発明に従えば、情報端末機は、供給時間算出手段によって決定された給油時間または全滞在時間を計量機ごとに表示する表示データを、ディスプレイユニットに送信する。ディスプレイユニットは、受信した表示データを表示する。
【0048】
これにより、供給時間または全滞在時間を視覚的に報知することで、よりわかりやすく報知することができる。
【0049】
また本発明は、計量機が供給可能な範囲に車両があることを検出する車両検出手段を有し、
前記車両検出手段が車両を検出してから供給が完了した計量機があるときは、前記情報端末機は、前記供給が完了した計量機を表示する表示データをディスプレイユニットに送信することを特徴とする。
【0050】
本発明に従えば、車両検出手段は、計量機が供給可能な範囲に車両があることを検出する。車両検出手段が車両を検出してから燃料の供給が完了した計量機があるときは、前記情報端末機は、前記燃料供給が完了した計量機を表示する表示データをディスプレイユニットに送信する。
【0051】
これにより、ディスプレイユニットは、車両検出手段が車両を検出してから供給が完了した計量機、すなわち、金銭の領収が終れば、すぐに空きレーンとなるレーンの計量機の位置や名称などを表示するので、表示を見た者に、最も早く空きレーンとなるレーンを知らせることができる。
【0052】
また本発明は、前記車両検出手段が車両を検出していないときは、計量機が供給可能な範囲に車両が無いことを表示する表示データをディスプレイユニットに送信することを特徴とする。
【0053】
本発明に従えば、車両検出手段が車両を検出していないときは、計量機が供給可能な範囲に車両が無いこと、すなわち空きレーンがあることをディスプレイユニットに表示する。
【0054】
これにより、表示を見た者に、空きレーンがあることを知らせることができる。
【0055】
また本発明は、前記燃料は複数種類あり、前記計量機は供給可能な燃料の種類が設定されており、
前記情報端末機は、車載情報読取装置が読み取った車載情報の燃料種別に応じて、供給時間を算出する計量機を選択することを特徴とする。
【0056】
本発明に従えば、供給する燃料は複数種類あり、計量機は供給可能な燃料の種類が設定されている。情報端末機は、車両の燃料種別に応じて、供給時間を算出する計量機を選択する。
【0057】
これにより、供給時間が算出される計量機は、車両の燃料種別に応じているので、算出された供給時間を報知することで、顧客は、自分が搭乗している車両の燃料種別に対応した計量機を確認する必要が無く、さらに燃料種別の入力操作さどを行う必要が無い。したがって、顧客の負担を軽減することができる。
【0058】
【発明の実施の形態】
図1は、燃料供給システム1を設置したSS(サービスステーション)100の概略を示す図である。本発明では、供給する燃料として、一般車両の場合は、ガソリンや軽油を供給し、電気自動車の場合は、電力を供給し、燃料電池自動車の場合は、水素ガスなど駆動装置の種類に応じた燃料を供給する。以下の実施形態では、一般車両に対してガソリンや軽油などの供給を例として説明する。
【0059】
燃料供給システム1は、SS100内に設置される。SS100は、係員が滞在したり、POS端末機2などが設置される建物101と、給油作業を行う係員または顧客によって操作され売上処理などを行う外設機3、およびガソリンや軽油などの燃料を車両に供給する計量機4などが設置され、入場してきた車両に対して給油を行う給油エリア102とを有する。
【0060】
給油エリア102には、給油を行うために車両が移動および停車を行う領域であるレーン103が複数設けられ、各レーン103の側方には、それぞれ外設機3および計量機4など給油を行うための設備が設置されたアイランド104が配置される。アイランド104には、外設機3および計量機4以外に、車両がレーン103に入って来たことを検出する車両センサ8、車両に搭載されたメモリに記憶されている車載情報を読み取る車載情報読取装置9、車両に搭乗している顧客にレーン103の状態を知らせるための回転警告灯10などが設置されている。
【0061】
ディスプレイユニット5は、給油エリア102に車両が入場する入場口付近に設置され、入場してきた車両に搭乗した顧客に対して、レーン103ごとの待ち時間などを表示する。また入場口付近には、入場車両センサ11が設けられており、入場しようとする車両の有無を検出する。
【0062】
図2は、燃料供給システム1の全体構成を示すブロック図である。燃料供給システム1は、POS端末機2、外設機3、計量機4およびディスプレイユニット5を有し、POS端末機2と外設機3およびディスプレイユニット5とはLAN用ケーブル6で接続され、TCP/IP(Transmission Control Protocol/Internet Protocol)など一般的なプロトコルに基づいて通信を行う。POS端末機2と計量機4とはSS_LAN用ケーブル7で接続され、石油連盟標準プロトコルに基づいて通信を行う。さらに、LAN用ケーブル6には、車両センサ8、車載情報読取装置9および入場車両センサ11が接続され、SS_LAN用ケーブル7には、回転警告灯10が接続される。車両検出手段である車両センサ8および入場車両センサ11は、赤外線センサ、重量センサなどで構成され、車両を検出したときにその旨をPOS端末機2に通知する。車載情報読取装置9は、RFID質問器やBluetooth通信機などで構成され、POS端末機2から読み取りの指示が通知されると、無線通信によって車両に搭載されたメモリ、たとえばRFIDタグなどに記憶されている車載情報を読み取り、読み取った車載情報をPOS端末機2に送信する。回転警告灯10は、赤色、青色など有色または無色透明なカバーの内部に回転可能な光源を備え、POS端末機2からの指示に基づいて、光源の点灯および回転を行う。
【0063】
再び図1を参照して、燃料供給システム1の動作について概略を説明する。なお、SS100は、主として顧客が給油作業を行うセルフスタンド方式のガソリンスタンドとする。また、図1に示した例では、第1レーン103a〜第4レーン103dまでの4箇所のレーンが設けられている。レーン103の数は4箇所に限らず、4箇所より多くても少なくてもよい。
【0064】
車両20が第1レーン103aに進入し、アイランド104に接近すると、車両センサ8が車両20を検出し、車両20が第1レーン103aに進入したことをPOS端末機2に通知する。通知を受けたPOS端末機2は、レーンに車両があることを示すために回転警告灯10を点灯および回転させる。
【0065】
顧客が外設機3を操作し、給油油種および給油量(供給量)決定情報の入力を行うと、外設機3は、設定された給油油種および給油量決定情報などをPOS端末機2に送信する。POS端末機2は、計量機4に対して給油許可を通知するとともに、受信した給油油種および給油量決定情報に基づいて車両20の給油時間を算出する。POS端末機2は、算出した給油時間を、第1レーン103aの待ち時間としてディスプレイユニット5に表示させる。計量機4は、POS端末機2から給油許可を受けることで給油可能状態となり、顧客は、計量機4を操作して、車両20に設定した量の給油を行う。
【0066】
給油が完了すると、POS端末機2で売上精算が行われ、外設機3に支払金額を送信する。支払金額を受信した外設機3は、顧客に対して支払金額を提示する。支払金額の提示は、たとえば、スピーカから音声で出力したり、表示装置に表示したり、伝票に印字したり、これらを組み合わせて行ってもよい。顧客は、提示された支払金額を支払う。顧客による支払いは、領収装置を別途設けてもよいし、外設機3に領収機能を持たせてもよい。領収装置および領収機能を持つ外設機は、紙幣および硬貨を受け取る受取部、受け取った紙幣および硬貨を勘定する勘定部、支払金額と受け取った金額とを比較する比較部、釣銭の支払が必要な場合に釣銭を排出する排出部などを備える。また、クレジットカードやキャッシュカードによる支払いが可能なように、カード読取部および読み取ったカードの情報に基づいて決済を行う決済部などを備えていてもよい。
【0067】
以上のような作業および通信が、第1レーン103a以外の第2レーン103b〜第4レーン103dにおいても行われており、ディスプレイユニット5には、各レーンに対する待ち時間が表示されている。なお、空きレーンがある場合は、レーンが空いていることをディスプレイに表示する。
【0068】
SS100に入場してきた車両に搭乗している顧客は、入場口付近に設置されているディスプレイユニット5を見て、空きレーンがあれば空きレーンに車を進め、空きレーンが無い場合は、待ち時間の最も短いレーンに並べばよい。
【0069】
以下では、各装置について詳細に説明する。
図3は、POS端末機2の構成を示すブロック図である。POS端末機2は、CPU(中央演算処理装置)21、入力装置22、表示装置23、印字装置24、RAM(Random Access Memory)25、ROM(Read Only Memory)26、記憶装置27、通信制御装置28およびSS_LAN制御装置29を有する情報端末機である。
【0070】
CPU21は、マイクロコンピュータなどによって実現され、POS端末機2全体の制御を行う。入力装置22は、キーボードやカードリーダなどで実現され、売上処理時の各種データの入力などに使用する。ROM26は、IPL(イニシャルプログラムローダ:後述する記憶装置27に格納されているオペレーティングシステムをRAM25にロードし、実行させるプログラム)が格納されている。RAM25は、オペレーティングシステムやオペレーティングシステムが記憶装置27から各種処理プログラムをロードして実行させるエリア、およびプログラムが必要とする各種データエリアを有する。通信制御装置28は、LAN用ケーブル6を介して、外設機3、車載情報読取装置9、ディスプレイユニット5とのデータ送受信を制御する。表示装置23は、CRT(Cathode Ray Tube)、LCD(Liquid Crystal Display)などによって実現され、売上処理時の操作画面や支払金額などを表示する。印字装置24は、売上伝票などを印字する。SS_LAN制御装置30は、SS_LAN用ケーブル7を介して計量機4および回転警告灯10と通信を行い、計量機4に対して給油許可信号の送信や、計量機4から出力される給油量の受信、回転警告灯10の点灯指示の送信などを行う。記憶装置27は、ハードディスクやフレキシブルディスクなどの磁気媒体によって実現され、プログラム(オペレーティングシステム、各種処理プログラム)や、後述する複数のテーブルを記憶する。なお、CPU21、RAM25、ROM26および記憶装置27は、供給時間算出手段および供給時間決定手段を構成する。
【0071】
車両20がカーナビゲーションシステム端末機30を搭載している場合、たとえば、通信制御装置28に無線LAN通信機能を持たせ、カーナビゲーションシステム端末機30と無線通信を行い、ディスプレイユニット5に表示している情報をカーナビゲーションシステム端末機30のディスプレイに表示してもよい。さらに、車両20に搭乗している顧客の携帯電話機と無線通信を行い、ディスプレイユニット5に表示している情報を携帯電話機のディスプレイに表示してもよい。
【0072】
図4は、外設機3の構成を示すブロック図である。外設機3は、CPU31、入力装置32、表示装置33、印字装置34、RAM35、ROM36、記憶装置37、通信制御装置38を有する。CPU31は、マイクロコンピュータなどによって実現され、外設機3全体の制御をおこなう。入力装置32は、タッチパネル、テンキーなどで実現され、取引種類(現金、クレジットカードなど)の選択操作、給油量指定方法の選択操作や給油油種の選択操作などで使用する。ROM36は、予め定める制御プログラムを格納し、RAM35は制御プログラム実行時に必要となる各種データエリアを有する。通信制御装置38は、LAN用ケーブル6を介してPOS端末機2と各種データの送受信を行う。表示装置33は、CRTやLCDなどによって実現され、売上処理時の操作画面、給油油種の選択画面や給油量指定方法の選択画面などを表示する。給油量の指定方法には、前述のように定量、定額および満タンなどがあるので、たとえば、図5に示すように、タッチパネルによって定量ボタン32a、定額ボタン32bおよび満タンボタン32cなどを入力できるようにすればよい。印字装置34は、売上伝票などを印字する。なお、CPU31、入力装置32および表示装置33は、入力手段を構成する。
【0073】
図6は、ディスプレイユニット5の構成を示すブロック図である。ディスプレイユニット5は、CPU51、表示装置52、RAM53、ROM54および通信制御装置55を有する。
【0074】
CPU51は、マイクロコンピュータなどによって実現され、ディスプレイユニット5全体の制御を行う。ROM54は、予め定める制御プログラムを格納し、RAM53は制御プログラム実行時に必要となる各種データエリアを有する。表示装置52は、車両20に搭乗している顧客が十分目視できるように大画面のLCDやプロジェクタなどで実現され、通信制御装置55がLAN用ケーブル6を介してPOS端末機2から受信した表示データを表示する。
【0075】
図7は、ディスプレイユニット5の表示例を示す図である。図7(a)は、空きレーンがある場合の例を示し、図7(b)は、全レーンが給油中の場合の例を示している。表示装置52の上半面52aには、文字および数字で各レーンの状態を示している。たとえば、レーン名521、待ち時間522、給油状態523の3項目を表示する。レーン名521には、第1レーン、第2レーンなど各レーンの名前が表示される。待ち時間522には、各レーンの待ち時間、すなわち現在給油中の車両が給油を終了するまでの時間を示している。図では、第1レーンの待ち時間が「1分」、第2レーンの待ち時間が「5分」であることを示している。待ち時間は、POS端末機2で算出されるが、算出に必要なデータが得られないような場合は、第3レーンのように、待ち時間を「不明」と表示する。第4レーンのように、給油中の車両が無い空きレーンの場合は、待ち時間の項目に「空き」と表示する。待ち時間に代えて、または待ち時間とともに給油が終了する終了時刻を表示してもよい。終了時刻は、現在時刻に待ち時間を加えた時刻で算出できる。給油状態523には、各レーンの給油の進行状態を詳細に表示する。たとえば、第1レーンは、給油残量が5L(リットル)であることを示し、第2レーンは、給油待機中、すなわち給油開始前の状態であることを示している。また、下半面52bには、図形で各レーンの位置が示されている。図では、左から順に第1レーンから第4レーンとなっている。第1レーンから第3レーンまでは給油中であるので、各レーンの部分に車両を示す図形が表示されている。第4レーンは空きレーンであるので、第4レーンの部分に、誘導マーク524を点灯する。
【0076】
SS100に入場する車両20に搭乗している顧客が、入場口付近で図7(a)に示したディスプレイユニット5を見ると、上半面52aの文字情報および下半面52bの図形情報から第4レーンが空きレーンであることがすぐにわかるので、第4レーンに車両を進入させることができる。
【0077】
また、全レーンが給油中の場合は、最も早く給油が終了するレーンに誘導する必要がある。上記のように上半面52aの文字情報のうち待ち時間522を示すことで、最も早く給油が終了するレーンを顧客に示すことができる。たとえば、図7(b)では、第1レーンの待ち時間が「1分」、第2レーンの待ち時間が「5分」、第3レーンの待ち時間が「6分」、第4レーンの待ち時間が「3分」と表示されており、顧客はこれらの表示を見て、待ち時間が最も少ない第1レーンの後方に車両を進めることができる。さらに、下半面52bでは第1レーンの部分に誘導マーク524を点灯することで、最も早く給油が終了するレーンが第1レーンであることを示している。
【0078】
このように、空きレーンがあれば空きレーンを示し、空きレーンが無い場合は、最も早く給油が終了するレーンを示すことで、入場してきた車両を適切にレーンに誘導することができる。さらに、ディスプレイユニット5には、空いているレーンや、次に空くレーンを具体的に文字情報で表示するようにしてもよい。たとえば、空きレーンがあれば、「お客様、第XXレーンに移動してください。」、空きレーンが無い場合は、「現在、空いているレーンはありませんが、第XXレーンが次に空きますので、第XXレーンに移動してください。」などを表示して報知する。
【0079】
図8は、車載情報読取装置9の構成を示すブロック図である。車載情報読取装置9は、CPU91、RAM92、ROM93、読取装置94および通信制御装置95を有する。
【0080】
CPU91は、マイクロコンピュータなどによって実現され、車載情報読取装置9全体の制御をおこなう。ROM93は予め定める制御プログラムを格納し、RAM92は、制御プログラム実行時に必要となる各種データエリアを有する。読取装置94は、車両20に搭載されているメモリに記憶されている車載情報を無線通信により読み取り、通信制御装置95は読み取られた車載情報を、LAN用ケーブル6を介してPOS端末機2に送信する。
【0081】
図9〜図14は、POS端末機2の記憶装置27に格納される各種テーブルを示す図である。
【0082】
図9は、レーン対応機器番号テーブルを示す図である。各レーンに設置された外設機3、計量機4、車両センサ8、車載情報読取装置9および回転警告灯10には、予め各装置間で個別の番号を付与し、識別可能としている。レーン対応機器番号テーブルには、各レーンに対して設置された装置の番号が関連付けて記述されている。たとえば、レーン番号が「1」のレーン、すなわち第1レーンには、センサ番号が「1」の車両センサ8が設置され、警告灯番号が「1」の回転警告灯10が設置され、車載情報読取装置番号が「1」の車載情報読取装置9が設置され、外設機番号が「1」の外設機3が設置され、計量機番号が「1」の計量機4が設置されていることを示している。POS端末機2は、センサ番号が「1」の車両センサ8から車両が検出された通知を受け取ると、レーン対応機器番号テーブルを参照し、第1レーンに車両が進入してきたことがわかる。さらに、車両が進入してきた第1レーンに対応する警告灯番号が「1」の回転警告灯10を点灯させ、車載情報読取装置番号が「1」の車載情報読取装置9に車載情報の読み取りを指示する。また、外設機番号が「1」の外設機3から設定された給油量などを受信すると、これに対応する計量機番号が「1」の計量機4に対して給油許可を通知する。
【0083】
このように、POS端末機2は、レーン対応機器番号テーブルの記述に基づいて各装置の制御を行う。
【0084】
図10は、レーン状態テーブルを示す図である。レーン状態テーブルには各レーンの現在の状態が記述される。現在状態には、▲1▼レーン内に車両が無い状態、▲2▼レーン内に車両がある状態、かつ給油していない状態、▲3▼給油している状態の3つの状態がある。
【0085】
POS端末機2は、車両センサ8が車両を検出していない場合、そのレーンは▲1▼の状態であると判断する。車両センサ8が車両を検出し、給油していない場合、たとえば車両センサ8が車両を検出してから計量機4に給油許可を通知するまでの状態、車両センサ8が車両を検出してから計量機4に備えられた給油ノズルの給油レバーの操作が検出されるまでの状態、計量機4または外設機3に備えられた給油終了ボタンが入力されてから車両センサ8が車両を検出しなくなるまでの状態、外設機3に備えられた精算ボタンが入力されてから車両センサ8が車両を検出しなくなるまでの状態などを▲2▼の状態であると判断する。また、給油許可を通知してから、または給油ノズルの給油レバーの操作が検出されてから給油終了ボタンまたは精算ボタンが入力されるまでの状態を▲3▼の状態であると判断する。さらに、▲3▼の状態の場合、POS端末機2は、計量機4から実際に供給した給油量を取得し、設定された給油量から減算して残量を算出する。算出した残量から給油が終了するまでの残り時間を算出する。
【0086】
給油時間(供給時間)の算出は、図11に示す計量機別給油時間テーブルに基づいて算出する。計量機別給油時間テーブルには、計量機番号と、1Lの燃料を排出するのに必要な時間(単位供給量当たりの排出時間)とが関連付けて記述されている。POS端末機2は、外設機3から設定された給油量を受信した時点で、まず設定された給油量と単位給油量当たりの排出時間を乗算して、給油時間を算出する。その後、上記のように計量機4から実際に給油した給油量を取得するごとに、給油残量と、単位供給量当たりの排出時間を乗算して、給油時間を算出する。給油量の取得は、所定の時間間隔、たとえば1分間隔で行い、給油量を取得すると給油残量の算出および残り時間の算出を行い、算出結果をディスプレイユニット5の待ち時間522として表示する。なお、給油量の取得やディスプレイユニット5の表示の更新は、必ずしも所定の時間間隔で行う必要が無く、入場車両センサ11が入場しようとする車両を検出したときに行ってもよい。
【0087】
なお、給油時間の決定については、上記のように算出する以外に、給油量と給油時間とを関連付けた給油時間テーブルを記憶装置27に記憶しておき、POS端末機2は、外設機3から設定された給油量を受信した時点で、給油時間テーブルを参照して、給油量に応じて給油時間を決定する。
【0088】
図12は、車両滞在時間履歴テーブルを示す図である。SS100で給油する車両については、レーン内に滞在した車両滞在時間を測定し、車両ごとに車両滞在時間の履歴を記憶しておく。履歴は、過去の車両滞在時間と、その平均時間とを記憶する。車両の識別は、車載情報読取装置9が読み取った車載情報の車番などで行う。
【0089】
給油時間は、前述のレーン状態テーブルの説明において、▲3▼の給油中の状態の時間を計時することで測定する。車両滞在時間は、車両センサ8が車両を検出してから給油が始まるまでの時間と、給油が終了してから車両センサ8が車両を検出しなくなるまでの時間とを計時することで測定する。全滞在時間は、車両滞在時間に給油時間を加えて算出される。車両滞在時間を測定すると、車両滞在時間履歴テーブルを更新する。
【0090】
車両滞在時間履歴テーブルの更新は以下のような順序で行う。POS端末機2は、車両滞在時間を測定すると、車載情報読取装置9から受信した車載情報の車載情報の車番を抽出し、車両滞在時間履歴テーブルに記憶されている車番を検索する。一致する車番があれば、測定した車両滞在時間をその車番に対応させて記憶する。なお、履歴は常に所定の回数分だけを記憶するようにしておく。図11では過去5回分の車両滞在時間を記憶している。新たな車両滞在時間を記憶させる場合は、記憶している車両滞在時間のうち最も古いもの、すなわち1回目として記憶されている時間を消去し、2回目から5回目として記憶されている時間をそれぞれ1回分ずらして1回目から4回目の時間として記憶し、新たな車両滞在時間を5回目として記憶する。車両滞在時間履歴テーブルに記述されている車番がなければ、新たに車番を記憶させ、測定した車両滞在時間を1回目として記憶する。新たな車両滞在時間を記憶すると、平均時間を算出し、算出した平均時間を記憶する。たとえば、車番11−11の車は、1回目が5分間、2回目が3分間、3回目が4分間、4回目が6分間、5回目が5分間であるので、平均滞在時間は4.6分間となる。
【0091】
前述のようにディスプレイユニット5に表示する待ち時間として、給油残り時間を表示してもよいが、外設機3の操作に掛かる時間や精算に掛かる時間など給油時間以外の時間、すなわち車両滞在時間を考慮した待ち時間を顧客に示してもよい。具体的には、外設機3から設定された給油量を受信した時点で、図11の計量機別給油時間テーブルに基づいて、設定された給油量と単位供給量当たりの排出時間とを乗算して給油時間を算出する。車両滞在時間履歴テーブルを検索し、一致する車番に対応する平均時間を抽出して給油時間に加算し、全滞在時間を算出する。車両センサ8が車両を検出してから現在までの時間を経過時間として計時し、予測全滞在時間から経過時間を減算することで給油残り時間を算出する。なお、一致する車番が無い場合は、所定の時間を平均時間として用いる。所定の時間としては、予め設定した時間や車両滞在時間履歴テーブルに記憶されている全平均時間の平均時間を用いる。
【0092】
図13は、車載情報登録テーブルを示す図である。車載情報登録テーブルには、車載情報読取装置9が読み取った車載情報を、車両ごとに記憶する。車載情報には、たとえば図13に示すように、車番、年式、走行距離、油種、タンク容量、残油量、その他などがある。
【0093】
前述のように、給油量の指定に、「満タン」の指定がある。この「満タン」が指定された場合には、車載情報登録テーブルのタンク(容器)容量および残油量を用いて給油残り時間を算出する。POS端末機2は、外設機3から「満タン」の給油指定を受信すると、車載情報登録テーブルのタンク容量から残油量が減算して空き容量を算出し、空き容量と単位供給量当たりの排出時間とを乗算して給油時間を算出することができる。
【0094】
図14は、計量機ノズル対応油種テーブルを示す図である。一般に計量機3は複数のノズルを備えており、各計量機3のノズルごとに排出できる燃料の油種を記憶している。たとえば、計量機番号が「1」の計量機では、第1ノズルがハイオクタン価ガソリン、いわゆるハイオクを排出可能で、第2ノズルがレギュラーガソリン、いわゆるレギュラーを排出可能で、第3ノズルが軽油を排出可能であることがわかる。
【0095】
図15および図16は、燃料供給システム1による給油処理を示すフローチャートである。
【0096】
ステップS1では、車両がレーンに進入すると、車両センサ8が車両を検出し、LAN用ケーブル6を介してPOS端末機2に車両センサ番号と、車両を検出した旨を通知する。ステップS2では、レーン番号対応機器番号テーブルを参照して、車両センサ番号に対応するレーン番号を得る。
【0097】
ステップS3では、レーン番号状態テーブルのレーン番号に対応する現在状態に▲2▼(車が入っている)を登録する。ステップS4では、レーン番号対応機器番号テーブルを参照して、対応する警告灯番号を得て、SS_LAN用ケーブル7を介して、回転警告灯10に点灯を指示する。
【0098】
次にステップS5では、レーン番号対応機器番号テーブルを参照して、対応する車載情報読取装置番号を得て、LAN用ケーブル6を介して車載情報読取装置9に車載情報の読み取りを指示する。指示を受けた車載情報読取装置9は、車両に搭載されているメモリから車載情報を読み取り、読み取った車載情報をPOS端末機2に送信する。POS端末機2は、受信した車載情報を車載情報登録テーブルに登録する。
【0099】
ステップS6では、顧客が外設機3を操作して、給油油種を選択し、給油量を設定する。外設機3は、外設機番号と、給油油種および給油量とをPOS端末機2に送信する。POS端末機2は、レーン番号対応機器番号テーブルを参照し、受信した外設機番号に対応する計量機番号を得て、計量機4に対して給油許可を通知する。
【0100】
ステップS7では、設定された給油量の指定方法が、「満タン」かどうかを判断する。「満タン」であればステップS8に進み、「満タン」でなければ指定給油量処理に進む。
【0101】
ステップS8では、車載情報登録テーブルを参照し、タンク容量から残油量が減算して空き容量を算出し、空き容量と単位給油量当たりの排出時間とを乗算して給油時間を算出する。
【0102】
たとえば読み取った車載情報の残油量が20Lでタンク容量が60Lの場合、タンク容量−残油量=60L−20L=40Lが空き容量となる。単位給油量当たりの排出時間が3秒であった場合、40L×3秒=120秒(2分)となり、この時間を給油時間とする。
【0103】
ステップS9では、給油が開始されたレーンのレーン番号状態テーブルの現在状態を▲3▼(給油中)とする。ステップS10では、算出した給油時間、残油量を含む表示データをLAN用ケーブル6を介してディスプレイユニット5に送信する。ディスプレイユニット5は、受信した表示データに基づいて、図7に示したような表示を行い、レーンの状態を顧客に報知する。給油が開始されると、次にステップS11では、給油中の計量機からSS_LAN用ケーブル7を介して、現在までに給油した給油量を取得する。
【0104】
ステップS12では、取得した現在の給油量に基づいて、ステップS8と同様の算出方法で、給油時間を算出する。ステップS13では給油が完了したかどうかの判断を行う。給油が完了してなければ、ステップS10に戻り、給油が完了していれば、ステップS14に進む。ステップS14では、車両センサ8が車両を検出しなくなったかどうかを判断する。車両を検出していれば待機し、車両を検出しなくなれば、ステップS15に進む。
【0105】
ステップS15では、レーン番号対応テーブルの現在状態を▲1▼(車がない)とする。ステップS16では、回転警告灯10の停止を指示する。ステップS17では、ディスプレイユニット5の表示データを更新し、ステップS1に戻る。
【0106】
図17は、指定給油量処理を示すフローチャートである。ステップS8aでは、給油を開始すると対応するレーンのレーン番号状態テーブルの現在状態を▲3▼(給油中)とする。次にステップS9aでは。指定給油量と、単位給油量当たりの排出時間とを乗算して給油時間を算出する。たとえば、指定された給油量が20Lの場合、レーンに対応する計量機の単位給油量当たりの排出時間が3秒であった場合、20L×3秒で60秒となり、この時間を給油時間として図15のステップS10に進む。
【0107】
図18および図19は、燃料供給システム1による他の給油処理を示すフローチャートである。
【0108】
ステップS21では、車両がレーンに進入すると、車両センサ8が車両を検出し、LAN用ケーブル6を介してPOS端末機2に車両センサ番号と、車両を検出した旨を通知する。ステップS22では、レーン番号対応機器番号テーブルを参照して、車両センサ番号に対応するレーン番号を得る。
【0109】
ステップS23では、滞在時間の計時を開始する。ステップS24では、レーン番号状態テーブルのレーン番号に対応する現在状態に▲2▼(車が入っている)を登録する。ステップS25では、レーン番号対応機器番号テーブルを参照して、対応する警告灯番号を得て、SS_LAN用ケーブル7を介して、回転警告灯10に点灯を指示する。
【0110】
次にステップS26では、レーン番号対応機器番号テーブルを参照して、対応する車載情報読取装置番号を得て、LAN用ケーブル6を介して車載情報読取装置9に車載情報の読み取りを指示する。指示を受けた車載情報読取装置9は、車両に搭載されているメモリから車載情報を読み取り、読み取った車載情報をPOS端末機2に送信する。POS端末機2は、受信した車載情報を車載情報登録テーブルに登録する。
【0111】
ステップS27では、顧客が外設機3を操作して、給油油種を選択し、給油量を設定する。外設機3は、外設機番号と、給油油種および給油量とをPOS端末機2に送信する。POS端末機2は、レーン番号対応機器番号テーブルを参照し、受信した外設機番号に対応する計量機番号を得て、計量機4に対して給油許可を通知する。
【0112】
ステップS28では、設定された給油量の指定方法が、「満タン」かどうかを判断する。「満タン」であればステップS29に進み、「満タン」でなければ指定給油量処理に進む。
【0113】
ステップS29では、車載情報登録テーブルを参照し、タンク容量から残油量を減算して空き容量を算出し、空き容量と単位給油量当たりの排出時間とを乗算して給油時間を算出する。車載情報の車番に基づいて、車両滞在時間履歴テーブルから平均時間を取得し、算出した給油残り時間に平均時間を加算して待ち時間を算出する。
【0114】
ステップS30では、滞在時間の計時を一時停止し、レーン番号状態テーブルの現在状態を▲3▼(給油中)とする。ステップS31では、算出した待ち時間を含む表示データをLAN用ケーブル6を介してディスプレイユニット5に送信する。ディスプレイユニット5は、受信した表示データに基づいて、図7に示したような表示を行い、レーンの状態を顧客に報知する。
【0115】
給油が完了すると、ステップS32では、滞在時間の計時を再開する。ステップS33では、車両センサ8が車両を検出しなくなったかどうかを判断する。車両を検出していれば待機し、車両を検出しなくなれば、ステップS34に進む。
【0116】
ステップS34では、滞在時間の計時を停止し、車両滞在時間履歴テーブルを更新する。ステップS35ではレーン番号対応テーブルの現在状態を▲1▼(車がない)とする。ステップS36では、回転警告灯10の停止を指示する。ステップS37では、ディスプレイユニット5の表示データを更新し、ステップS21に戻る。
【0117】
図20は、燃料供給システム1aを設置したSS200の概略を示す図である。図21は、燃料供給システム1aの全体構成を示すブロック図である。燃料供給システム1aは、図1に示した燃料供給システム1に加えて、入場口付近にも車載情報読取装置9aを設置している。車載情報読取装置9a以外の構成については、図1に示した燃料供給システム1と同様であるので説明は省略する。
【0118】
本実施形態では、入場口に進入してきた車両の車載情報のうち、少なくとも油種の情報を車載情報読取装置9aで読み取り、図14に示した計量機ノズル対応油種テーブルに基づいて、車両の油種に対応した計量機についての待ち時間や空きレーンの表示を行う。図22は、燃料供給システム1aによる油種対応処理を示すフローチャートである。
【0119】
ステップS41では、車両がSS200の入場口に進入すると、入場車両センサ11で車両を検出する。ステップS42では、車載情報読取装置9aで車載情報のうち、少なくとも油種情報を読み取る。
【0120】
ステップS43では、計量機ノズル対応油種テーブルを参照して、読み取った油種情報に対応するノズルを有している計量機4を抽出する。ステップS44では、レーン番号状態テーブルを参照して、抽出した計量機4の中に空いている計量機4があるかどうかを判断する。あればステップS45でその計量機4のレーンが空きレーンであることをディスプレイ5に表示する。なければステップS46で抽出した各計量機4について待ち時間を算出してディスプレイ5に表示する。
【0121】
予め車両に対応する油種のノズルを有する計量機4についてのみ報知されるので顧客は、自分の車両の油種に応じた計量機4を探す必要が無くなる。また外設機3で給油油種指定を入力する必要が無い。このように顧客の負担を軽減することができる。
【0122】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、算出された供給時間を、たとえば、給油所に入場しようとする車両に搭乗した顧客に対して報知することで、顧客は給油の待ち時間を知ることができる。また給油時間に応じて車両を適切なレーンに誘導することができる。
【0123】
また本発明によれば、単位体積当たりの給油時間を予め記憶しておくことで、容易に給油時間を算出することができる。
【0124】
また本発明によれば、単位体積当たりの支払金額を予め記憶しておくことで、容易に給油すべき燃料の体積を算出することができる。
【0125】
また本発明によれば、供給量決定情報が満タンで設定された場合であっても、正確に給油時間を算出することができる。
【0126】
また本発明によれば、容易に車両の燃料容器の空き容量を取得することができる。
【0127】
また本発明によれば、非供給時間を加えた車両滞在時間を算出することで、顧客はより正確な待ち時間を知ることができる。
【0128】
また本発明によれば、顧客は計量機ごとに算出された供給時間を比較することが可能で、最も待ち時間が短い計量機を知ることができる。
【0129】
また本発明によれば、算出された供給時間が顧客に対して報知された場合、顧客は供給時間を知ることで待ち時間を知ることができ、特に複数の計量機の供給時間を知ることでこれらを比較し、最も短い待ち時間の計量機を選択することができる。また、係員に対して報知された場合、係員は最も短い待ち時間の計量機に車両を誘導することができる。
【0130】
また本発明によれば、供給時間を視覚的に報知することで、よりわかりやすく報知することができる。
【0131】
また本発明によれば、ディスプレイユニットは、車両検出手段が車両を検出してから供給が完了した計量機、すなわち、金銭の領収が終れば、すぐに空きレーンとなるレーンの計量機の位置や名称などを表示するので、表示を見た者に、最も早く空きレーンとなるレーンを知らせることができる。
【0132】
また本発明によれば、表示を見た者に、空きレーンがあることを知らせることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】燃料供給システム1を設置したSS(サービスステーション)100の概略を示す図である。
【図2】燃料供給システム1の全体構成を示すブロック図である。
【図3】POS端末機2の構成を示すブロック図である。
【図4】外設機3の構成を示すブロック図である。
【図5】表示装置33の表示例を示す図である。
【図6】ディスプレイユニット5の構成を示すブロック図である。
【図7】ディスプレイユニット5の表示例を示す図である。
【図8】車載情報読取装置9の構成を示すブロック図である。
【図9】レーン対応機器番号テーブルを示す図である。
【図10】レーン状態テーブルを示す図である。
【図11】計量機別給油時間テーブルを示す図である。
【図12】車両滞在時間履歴テーブルを示す図である。
【図13】車載情報登録テーブルを示す図である。
【図14】計量機ノズル対応油種テーブルを示す図である。
【図15】燃料供給システム1による給油処理を示すフローチャートである。
【図16】燃料供給システム1による給油処理を示すフローチャートである。
【図17】指定給油量処理を示すフローチャートである。
【図18】燃料供給システム1による他の給油処理を示すフローチャートである。
【図19】燃料供給システム1による他の給油処理を示すフローチャートである。
【図20】燃料供給システム1aを設置したSS200の概略を示す図である。
【図21】燃料供給システム1aの全体構成を示すブロック図である。
【図22】燃料供給システム1aによる油種対応処理を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 給油システム
2 POS端末
3 外設機
4 計量機
5 ディスプレイ
6 LAN用ケーブル
7 SS_LAN用ケーブル
8 車両センサ
9 車載情報読取装置
10 パトライト
11 入場車両センサ
20 車両
21,31,51,91 CPU(中央演算処理装置)
22,32 入力装置
23,33,52 表示装置
24,34 印字装置
25,35,53,92 RAM(Random Access Memory)
26,36,54,93 ROM(Read Only Memory)
27,37 記憶装置
28,38,55,95 通信制御装置
29 SS_LAN制御装置
94 読取装置
100 SS(サービスステーション)
101 建物
102 給油エリア
103 レーン
104 アイランド

Claims (14)

  1. 燃料供給施設に設置され、車両に燃料を供給する計量機と、計量機と通信を行う情報端末機とを有する燃料供給システムであって、
    前記計量機が供給する供給量を決定するための供給量決定情報を入力する入力手段と、
    前記入力手段によって入力された供給量決定情報に基づいて、供給時間を算出する供給時間算出手段とを有することを特徴とする燃料供給システム。
  2. 前記供給時間算出手段は、前記供給量決定情報に基づいて供給すべき燃料の体積を算出し、算出した燃料の体積と予め記憶している単位体積当たりの供給時間とを乗算して供給時間を算出することを特徴とする請求項1記載の燃料供給システム。
  3. 前記入力手段は、供給量決定情報を、燃料の体積または支払金額によって入力し、
    前記供給時間算出手段は、供給量決定情報が支払金額によって入力されたときは、入力された支払金額を、予め記憶している単位体積当たりの支払金額で除算して燃料の体積を算出することを特徴とする請求項2記載の燃料供給システム。
  4. 前記入力手段は、供給量決定情報を満タンで入力し、
    前記供給時間算出手段は、供給量決定情報が満タンで入力されたときは、車両の燃料容器の空き容量を取得し、取得した空き容量を供給すべき燃料の体積とすることを特徴とする請求項2または3記載の燃料供給システム。
  5. 車両の記憶手段に記憶されている車載情報を読み取る車載情報読取装置を有し、
    前記供給時間算出手段は、読み取った車載情報の燃料容器容量から残量を減算して空き容量を算出すること特徴とする請求項4記載の燃料供給システム。
  6. 燃料供給施設に設置され、車両に燃料を供給する計量機と、計量機と通信を行う情報端末機とを有する燃料供給システムであって、
    前記計量機が供給する供給量を決定するための供給量決定情報を入力する入力手段と、
    前記供給量決定情報と供給時間とを関連付けた供給時間テーブルを記憶する記憶手段と、
    前記入力手段によって入力された供給量決定情報に基づいて、前記供給時間テーブルを参照して供給時間を決定する供給時間決定手段とを有することを特徴とする燃料供給システム。
  7. 供給時間以外の時間を車両滞在時間として記憶し、
    前記情報端末機は、前記供給時間に前記車両滞在時間を加えた全滞在時間を算出することを特徴とする請求項1〜6のいずれか1つに記載の燃料供給システム。
  8. 前記計量機は複数あり、前記供給時間は、計量機ごとに算出されることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1つに記載の燃料供給システム。
  9. 前記供給時間または前記全滞在時間を報知する報知手段を有することを特徴とする請求項1〜8のいずれか1つに記載の燃料供給システム。
  10. 前記情報端末機は、前記供給時間または前記全滞在時間から現在までの経過時間を引いた時間を待ち時間として報知することを特徴とする請求項8記載の燃料供給システム。
  11. 前記情報端末機から送信される表示データを表示するディスプレイユニットを有し、
    前記情報端末機は、前記供給時間または前記全滞在時間を表示する表示データをディスプレイユニットに送信することを特徴とする請求項9または10記載の燃料供給システム。
  12. 計量機が供給可能な範囲に車両があることを検出する車両検出手段を有し、
    前記車両検出手段が車両を検出してから燃料供給が完了した計量機があるときは、前記情報端末機は、前記燃料供給が完了した計量機を表示する表示データを前記ディスプレイユニットに送信することを特徴とする請求項11記載の燃料供給システム。
  13. 前記車両検出手段が車両を検出していないときは、計量機が供給可能な範囲に車両が無いことを表示する表示データをディスプレイユニットに送信することを特徴とする請求項12記載の燃料供給システム。
  14. 前記燃料は複数種類あり、前記計量機は供給可能な燃料の種類が設定されており、
    前記情報端末機は、車両の燃料種別に応じて、供給時間を算出する計量機を選択することを特徴とする請求項1〜13のいずれか1つに記載の燃料供給システム。
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