JP2008018965A - 燃料供給装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明はノズルに搭載された電池を非接触で充電することを課題とする。
【解決手段】ノズル表示ユニット90の表示器120、制御部130、無線受信機140は、充電池154を電源として作動する。第2ノズル掛けスイッチ110は、ノズル掛け32に設けられたマグネット112に近接すると、閉成して制御部130に給油ノズル30がノズル掛け32に掛止された状態であることを示す検出信号を出力する。制御部130は、ノズル掛けスイッチ110がオンになると、表示器120及び無線受信機140をオフにする。充電装置100は、計量機側の第1ノズル掛けスイッチ50がオフになると、電磁誘導コイル152に近接配置された充電用マグネット180を充電用モータ190により回転駆動して電磁誘導コイル152に誘導電流を発生させる。充電池154は、給油ノズル30がノズル掛け32に掛止された状態のまま非接触で充電されることになる。
【選択図】図7

Description

本発明は燃料供給装置に係り、特に表示器を有するノズルにより燃料を供給するよう構成された燃料供給装置に関する。
例えば、給油所等に設置された給油装置(燃料供給装置)では、給油ホースの先端に設けられた給油ノズルを計量機本体のノズル掛けから外して車両の給油口に給油ノズルを差し込んで燃料タンクに給油を行う。計量機本体のノズル掛けには、給油ノズルが掛止されていることを検出するノズルスイッチが設けられており、計量機本体の制御装置はノズルスイッチのオン・オフにより給油ポンプを起動または停止の制御を行っている。
そして、給油操作を行う操作者は、給油ノズルのレバーを開弁方向に操作して車両の燃料タンクに燃料を供給開始し、計量機本体に設けられた表示器に表示された給油量を見ながら油ノズルのレバーを操作し、給油ノズルの液面検知機構と自動閉弁機構の検知動作により給油が停止したことを表示器の数値表示が停止したことで確認し、追加の給油操作を行うか否かを判断していた。
近年、セルフサービス方式の給油装置が普及するのに伴って給油操作に慣れていない人が給油操作を行うケースが増えており、そのなかで計量機本体の表示器に表示された数値を見ながら給油ノズルのレバーを操作して給油ノズルが液面検知機構による液面検知により自動的に閉弁した後に少量ずつ追加給油を行う場合がある。このような場合、操作者は、例えば、計量機本体の表示器をみながら小数点以下の端数が表示されないようにノズルレバーを間欠的に操作しており、給油ノズルが挿入された給油口をみていないので、給油口から燃料が溢れてしまうおそれがあった。
このようなノズル操作を行う場合、給油ノズルに流量を表示する表示器を設けることで、表示器に表示された給油量をみながら給油口の液面上昇を確認することが可能になり、給油口から燃料が溢れることを防止することができる(例えば、特許文献1参照)。
特開平8−48396号公報
しかしながら、上記のように給油ノズルに表示器を設けた構成では、給油ノズルに連通された給油ホースに沿ってケーブルを配設しており、給油ノズルの近傍でケーブルが露出されるため、給油ノズルを操作する際にケーブルを破損しやすく、且つ給油操作者は給油ホースだけでなくケーブルを断線させないように注意しながら給油操作を行うことになり、煩わしいという問題があった。
また、上記ケーブルを無くすには、表示器を駆動するための乾電池を給油ノズルに収納させ、乾電池からの電源により表示器を駆動する方法が考えられるが、消耗した電池を交換することが面倒であるという問題が生じる。
そこで、本発明は上記事情に鑑み、上記課題を解決した燃料供給装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明は以下のような手段を有する。
本発明は、燃料を供給するノズルと、該ノズルに設けられた表示器と、前記ノズルを掛止するノズル掛けが設けられた計量機と、該計量機の内部に収容され前記ノズルにより供給された燃料の流量を計測する流量計と、該流量計により計測された流量を前記表示器に表示させる表示制御手段と、を備えた燃料供給装置において、前記表示器に電源を供給する充電池を前記ノズルに設け、前記充電池に充電を行う電磁誘導方式の充電装置を前記ノズル掛けの近傍に設けることにより、上記課題を解決するものである。
また、本発明は、前記ノズルが前記ノズル掛けに戻されたことを検出する検出手段と、該検出手段により前記ノズルが検出された場合に前記充電装置を稼動させる充電制御手段と、を有することにより、上記課題を解決するものである。
前記充電制御手段は、前記充充電池の充電を開始してから所定時間が経過した時点で前記充電装置による充填を終了させることが望ましい。
また、本発明は、前記計量機に設けられ、前記流量計により計測された流量を含む燃料供給の情報を無線により送信する送信機と、前記ノズルに設けられ、前記送信機からの無線信号を受信する受信機と、を有し、前記表示制御手段は前記受信機により受信した情報を前記表示器に表示させることが望ましい。
本発明によれば、表示器に電力を供給する充電池をノズルに設け、充電池に充電を行う電磁誘導方式の充電装置をノズル掛けの近傍に設けるため、ノズルをノズル掛けに掛止させることで、ノズル側に設けられた充電池を非接触で充電することができる。このため、従来問題となっている充電池に電力を供給するためのケーブルの断線による動作不良を排除することができると共に、電池の電気切れによる電池交換が不要であるので、メンテナンスの回数を低減できる。また、給油ノズルにケーブルを接続する必要がなくなるので、表示器及び充電池などの電装部品の収納部を防水構造及び防爆構造にしやすいので、信頼性をより高めることができる。
以下、図面を参照して本発明を実施するための最良の形態について説明する。
図1は本発明による燃料供給装置の一実施例を示す斜視図である。図1に示されるように、燃料供給システム10は、給油エリア12に設置された燃料供給装置16と、事務所18内に設置された管理コンピュータ20とを有する。管理コンピュータ20は、給油所に設置された各機器を管理しており、燃料供給装置16から給油要求信号が出力されると、係員が当該燃料供給装置16の周囲の状態が異常ないことを確認して給油許可を出力するための許可釦を操作することにより許可信号を当該燃料供給装置16へ送信する。
尚、管理コンピュータ20と燃料供給装置16に搭載された制御回路との間は、SS−LAN22を介して双方向で通信可能に接続されている。
燃料供給装置16は、セルフサービス給油方式の計量機24と、計量機24に搭載された設定器26と、油種単価、給油量を表示する表示器27とを有する。また、計量機24は、計量機本体28の前面及び背面に設定器26が設けられており、さらに各油種(本実施例では、例えば、軽油、ハイオクガソリン、レギュラーガソリンの3種類の油種)毎の給油ノズル30が保持されるノズル掛け32が設けられている。
給油ノズル30は、後述するようにノズル表示ユニット90が設けられている。ノズル表示ユニット90は、給油している流量や油種などの給油に関する情報を表示するものであり、給油ノズル30を操作する操作者が給油口を見ながら給油量を確認できるように設けられている。
また、ノズル表示ユニット90は、後述する表示器や制御部を樹脂モールドにより保持すると共に、給油ノズル30の背面側に密着した状態で取り付けられている。従って、給油ノズル30が給油するために背面側が上方を向くように操作する状態になると、表示ユニット90が操作者と対向する向きとなり、操作者は表示ユニット90に表示された流量などの情報を視認することができる。
さらに、計量機本体28には、ノズル表示ユニット90に表示器27に表示される流量や油種などの給油に関する情報を無線により送信する無線送信機92が設けられている。尚、無線送信機92では、狭域通信またはDSRC(Dedicated Short Range Communication)と呼ばれる通信方式を用いて無線通信を行なっており、他の計量機と混信しないようになっている。
また、各給油ノズル30には、燃料が供給される給油ホース34が接続されており、給油ホース34は計量機本体28の上部に設けられたホース支持部35から吊下されている。
各給油ホース34は計量機本体28の内部に配置された給油管路(図示せず)に連通されており、各給油管路には流量計、電磁弁、給油ポンプなどの機器が設けられている。
図2はノズル掛け32に給油ノズル30が掛止された状態を示す正面図である。図2に示されるように、ノズル掛け32の近傍には、ノズル掛け32に掛止された給油ノズル30のノズル表示ユニット90に装着された充電池(図1では隠れて見えない)を非接触で充填する電磁誘導式の充電装置100が設けられている。尚、ノズル表示ユニット90及び充電装置100の詳細は、後述する。
図3は燃料供給装置16の各機器の構成を示すブロック図である。図3に示されるように、燃料供給装置16の制御回路36は、マイクロコンピュータから構成されており、設定器26、表示器27、電源回路37、各給油管路に設けられた電磁弁38、給油ポンプ40、流量計42、メモリ44、人検出センサ46、インタホン48、ノズル掛け32に設けられた第1ノズル掛けスイッチ(検出手段)50、静電気除去検出スイッチ54、設定器26、伝票を発行する伝票発行機58、音声案内を行うスピーカ60、無線送信機92、充電装置100と接続されている。
電源回路37は、制御回路36だけでなく燃料供給装置16を構成する他の全て機器の電源供給を行うように電源ケーブル(図示せず)を介して接続されている。
さらに、制御回路36には、静電気除去ランプ52、伝票発行ランプ56、油種選択釦64〜66、満タン選択釦68、プリセット給油量選択釦70〜74、プリセット給油金額量選択釦76〜79などの各種表示ランプが接続されている。
そして、制御回路36は、操作者の入力操作に応じて次に行う操作に対応するランプを点灯または点滅させると共に、スピーカ60から音声案内を発声させる。
ここで、図4を参照して設定器26に設けられた各操作部の配置及び操作手順について説明する。
図4に示されるように、設定器26には、人検出センサ46、静電気除去シート62、静電気除去ランプ52、インタホン48、油種選択釦64〜66、満タン選択釦68、プリセット給液量選択釦70〜74、プリセット給液金額量選択釦76〜79、スピーカ60、伝票発行機58、伝票発行ランプ56が設けられている。
また、設定器26には、左側から操作手順の順番に静電気除去、設定、給液、精算を行うように各操作部が設けられており、顧客(操作者)は設定器26に記載された手順及びスピーカ60からの音声案内に応じて操作する。
人検出センサ46は、赤外線センサあるいは超音波センサ等からなり、設定器26の前に人が立つと、人からの反射波を検知して人検出信号を制御回路36に出力する。
制御回路36は、人検出信号の入来により音声案内をスタートさせると共に静電気除去ランプ52を点滅させる。顧客(操作者)が静電気除去シート62に触れると、静電気除去検出スイッチ54がオンになり、静電気除去ランプ52を消灯させる。
続いて、顧客(操作者)は、油種選択釦64〜66の何れかを押圧操作して油種設定を行う。そして、満タン選択釦68、プリセット給液量選択釦70〜74、プリセット給液金額量選択釦76〜79の何れかを押圧操作して給液モードを設定する。
この後、顧客(操作者)が、給液ノズル30をノズル掛け32から外すことにより、ノズル掛けスイッチ50がオフになると、給液ポンプ40が起動される。そして、顧客(操作者)が車両の給液口(図示せず)に給液ノズル30を挿入して、ノズルレバーを開弁方向に操作することにより給液が開始される。その後、給液が終了して給液ノズル30をノズル掛け32に戻すと、ノズル掛けスイッチ50がオンになって給液ポンプ40が停止されると共に伝票発行機58から伝票が発行される。
図5はノズル掛け32に給油ノズル30が掛止された状態を示す構成図である。また、図6は給油ノズル30がノズル掛け32から外された状態を説明するための構成図である。
図5に示されるように、給油ノズル30は、ノズルレバー102及びグリップ103を囲むように形成されたガード部材104をノズル掛け32の載置部32aに載置して掛止される。ノズル掛け32の載置部32aには、ガード部材104に当接する当接板1066が軸107を中心に回動可能に取り付けられている。そして、当接板106は、軸107に巻装されたトーションバネ108のバネ力によりA方向に付勢されている。
また、軸107の端部には、カム109が連結されており、カム109の先端部分はノズル掛けスイッチ50の接触片50aに対向するように延在している。ノズル掛けスイッチ50は、接触片50aが可動接点(図示せず)に連結されているため、接触片50aの回動位置によりオンまたはオフに切り替わる。そのため、給油ノズル30がノズル掛け32の載置部32aに載置されると、当接板106が給油ノズル30のガード部材104に押圧されると共に、カム109がB方向に回動してノズル掛けスイッチ50の押圧を解除する。これにより、ノズル掛けスイッチ50は、オフからオンに切り替わり、給油ノズル30がノズル掛け32に掛止されたことを検出する。
さらに、給油ノズル30には、ノズル掛け32に掛止された状態であるか否かを検出する第2ノズル掛けスイッチ(検出手段)110が設けられている。このノズル掛けスイッチ110は、例えば、磁力によって切り替わるリードスイッチ、あるいは磁気センサなどからなり、ノズル掛け32の載置部32aに載置されるガード部材104の底部に設けられている。そして、ノズル掛け32の載置部32aには、マグネット112が埋設されており、ガード部材104が載置部32aに載置されると、ノズル掛けスイッチ110がマグネット112に近接対向することになる。そのため、ノズル掛けスイッチ110は、給油ノズル30がノズル掛け32に掛止された状態になった場合にマグネット112の磁力により閉成(オン状態)に切り替わって検出信号を出力する。
図6に示されるように、給油ノズル30がノズル掛け32から外されると、当接板106がトーションバネ108のバネ力によりA方向に回動し、これに連動してカム109がノズル掛けスイッチ50の接触片50aを押圧する。これにより、ノズル掛けスイッチ50は、オンからオフに切り替わり、給油ノズル30がノズル掛け32から外されたことを検出する。
また、給油ノズル30に設けられたノズル掛けスイッチ110は、ノズル掛け32の載置部32aに設けられたマグネット112から離間することで開成(オフ状態)に切り替わる。
図7はノズル表示ユニット90、充電装置100の構成を模式的に示すブロック図である。図7に示されるように、制御回路36は、前述したように給油ノズル30がノズル掛け32に掛止されて計量機本体28の第1ノズル掛けスイッチ50がオンになると、充電装置100に充電信号を出力して充電動作を開始する。
ノズル表示ユニット90は、液晶パネル(LCD)からなる表示器120と、マイクロコンピュータからなる制御部130と、計量機24から送信された無線信号を受信する無線受信機140と、充電池ユニット150と、ノズル位置センサ160を有する。充電池ユニット150は、電磁誘導コイル152と、電磁誘導コイル152からの誘導電流を蓄える充電池154とを有する。ノズル表示ユニット90の表示器120、制御部130、無線受信機140は、充電池154を電源として作動する。
ノズル掛けスイッチ110は、前述したようにノズル掛け32に設けられたマグネット112に近接すると、閉成(オン状態)して制御部130に給油ノズル30がノズル掛け32に掛止された状態であることを示す検出信号を出力する。
制御部130は、ノズル掛けスイッチ110がオンになると、表示器120及び無線受信機140をオフにして充電池154の充電効率を高めるようにする。
充電装置100は、前述した計量機側のノズル掛けスイッチ50がオフになると、電磁誘導コイル152に近接配置された充電用マグネット180を充電用モータ190により回転駆動して電磁誘導コイル152に誘導電流を発生させる構成になっている。従って、充電池154は、給油ノズル30がノズル掛け32に掛止された状態のまま非接触で充電されることになる。
そのため、給油ノズル30のノズル表示ユニット90に表示のための信号を供給するケーブルが不要になり、ケーブルが断線しないように注意して操作する必要もなく、ケーブルのメンテナンスも不要になる。また、ノズル表示ユニット90は、非接触で充電される充電池154と、計量機側から送信された給油データを受信する無線受信機140とを有するため、給油ノズル30にケーブルを接続する必要がなくなり、その分表示器120及び充電池154などの電装部品の収納部を防水構造及び防爆構造にしやすいので、信頼性をより高めることができる。
ここで、上記計量機24の制御回路36が実行する制御処理について図8に示すフローチャートを参照して説明する。図8に示されるように、制御回路36は、S11で給油ノズル30がノズル掛け32から外されたか否かをチェックする。S11において、給油ノズル30がノズル掛け32から外されて計量機側の第1ノズル掛けスイッチ50がオフになると(S11でYESの場合)、S12に進み、計量機24の表示器27の給油量表示をゼロにリセットする。
次のS13では、無線送信機92の電源をオンにする。続いて、S14に進み、流量計42から出力された流量パルスを積算して給油ノズル30から車両(図示せず)に給油された燃料の流量を演算する。そして、S15では、計測された給油量を表示器27に表示すると共に、無線送信機92から流量情報を無線で送信する。
そして、S16において、給油ノズル30がノズル掛け32から外されてノズル掛けスイッチ50がオフの場合(S16でNOの場合)、給油ノズル30による給油が行われて給油量の表示が更新されており、S14〜S16の処理が繰り返される。また、S16において、給油ノズル30がノズル掛け32に戻されてノズル掛けスイッチ50がオンの場合(S16でYESの場合)、S17に進み、タイマをゼロリセットする。
続いて、S18では、無線送信機92の電源をオフにする。そして、S19に進み、充電信号を充電装置100に出力すると共に、タイマをスタートさせる。これにより、充電装置100は充電用モータ190を駆動させて充電用マグネット180を回転させて充電を開始する。この給油ノズル30がノズル掛け32に掛止された状態では、前述した図2示すように給油ノズル30のノズル表示ユニット90と充電装置100とが近接した状態であり、充電用マグネット180の回転に伴う磁界変化によりノズル表示ユニット90の電磁誘導コイル152に誘導電流が発生して充電池154が充電される。
次のS20では、タイマによる計時(カウント値)が予め設定された所定充電時間(例えば、1〜2分間程度)を経過したか否かをチェックする(充電制御手段)。尚、上記所定時間は、充電池154に1回の給油で消費する電力分を充電するのに要する時間である。
上記S20において、所定充電時間を経過していない場合(S20でNOの場合)は、S21に進み、給油ノズル30がノズル掛け32から外されたか否かをチェックする。このS21において、給油ノズル30がノズル掛け32に外されたままでノズル掛けスイッチ50がオフの場合(S21でNOの場合)は、上記S20に戻り、S20,S21の処理を繰り返す。
また、上記S20において、所定充電時間を経過した場合 (S20でYESの場合) は、充電池154に1回の給油で消費する電力分を充電が完了したため、S22に進み、充電装置100に出力された充電信号の出力を停止する。これにより、充電装置100は、充電用モータ190の駆動を停止させて充電を終了する。このように、充電装置100による充電処理が所定充電時間によって管理されることで、充電池154に必要以上に充電することがなく、充電効率を高められる。
また、上記S21において、給油ノズル30がノズル掛け32から外されてノズル掛けスイッチ50がオフの場合(S21でYESの場合)、給油ノズル30が充電可能位置から離脱されたため、S23に進み、充電装置100に出力された充電信号の出力を停止する。これにより、充電装置100は、充電用モータ190の駆動を停止させて充電を終了する。この後は、当該給油ノズル30による給油操作が行われるため、前述したS12に戻り、S12以降の処理を実行する。このように、上記所定充電時間が経過する前に給油を行う場合には、給油ノズル30がノズル掛け32から外された時点で充電装置100による充電を終了させる。
次にノズル表示ユニット90の制御部130が実行する制御処理について図9に示すフローチャートを参照して説明する。
制御部130は、S31で給油ノズル30がノズル掛け32から外されたか否かをチェックする。S31において、給油ノズル30がノズル掛け32から外されて給油ノズル側の第2ノズル掛けスイッチ110がオフになると(S31でYESの場合)、S32に進み、無線受信機140を駆動状態にして無線信号(無線送信機92から送信された流量を含む情報)を受信可能にする。次のS33では、タイマをゼロリセットする。
そして、S34で、表示器120に無線送信機92から送信された流量を表示する(表示制御手段)。次のS35では、給油ノズル30がノズル掛け32から外されたか否かをチェックする。このS35において、給油ノズル30がノズル掛け32に戻されずノズル掛けスイッチ110がオフの場合(S35でNOの場合)は、まだ給油中なので、上記S36に進み、タイマによる計時(カウント値)が予め設定された所定待機時間(例えば、2〜3秒間程度)を経過したか否かをチェックする。そして、上記S36において、所定待機時間を経過していない場合は、上記S35に戻り、S35,S36の処理を繰り返す。
上記S35において、給油ノズル30がノズル掛け32に戻されてノズル掛けスイッチ110がオンの場合(S35でYESの場合)は、S37に進み、表示器120の電源をオフにして表示を停止させる。これにより、充電池154の充電中は、表示器120による電力消費を防止して充電池154の充電効率を高められる。これで、今回の処理を終了する。
また、上記S36において、所定待機時間を経過した場合は、給油ノズル30がノズル掛け32に戻されていないので、前述したS32以降の処理を繰り返す。
図10は変形例を示す図である。図10に示されるように、給油ノズル30の背面側には、傾斜角センサ200が設けられている。この傾斜角センサ200は、重力方向(垂下方向)に対する傾き角αを検出するセンサであり、給油ノズル30がノズル掛け32に掛止された状態での傾き角度(ノズルを上方に向けた状態の角度)を検出した場合に充電可能と判断することができる。
そして、傾斜角センサ200により給油ノズル30が水平状態の角度(例えば、垂直に対して135度)に変化させたことが検出された場合には、当該給油ノズル30が給油中の姿勢になったものと判断して、ノズル表示ユニット90に給油量を表示させ、傾斜角センサ200により給油ノズル30が垂直状態の角度(例えば、垂直に対して45度)に変化させたことが検出された場合には、給油が終了したものと判断し、ノズル表示ユニット90の表示を停止させる。
このように、給油ノズル30の傾斜角度(姿勢)の変化に応じてノズル表示ユニット90の表示器120をオンまたはオフに切り替えることが可能になると共に、充電池154の充電制御も行えるので、省電力化を促進することができる。
上記実施例では、ガソリンなどの燃料を車両に給油する給油ノズルについて説明したが、これに限らず、ガソリン以外の燃料(例えば、LPGやLNGやCNGなどのガス)を供給するガス充填ノズルにも本発明を適用できるのは勿論である。
また、上記実施例では、給油ノズル30がノズル掛け32に掛止される度に充電が行われる場合について説明したが、これに限らず、充電池154の容量が大きくなると、例えば、10回給油する度に、充電を1回行うようにしても良い。
また、上記実施例では、ノズル表示ユニット90に計量機24から送信された流量を表示する場合を例に挙げて説明したが、ノズル表示ユニット90の表示器120に流量以外の情報(例えば、油種や支払い方法など)を表示させることも可能である。
また、上記実施例では、給油ノズルに設けられた表示器に電源を供給する充電池を充電する構成を例に挙げて説明したが、上記表示器以外の機器(例えば、油種センサの検出信号に基づいて油種判別を行う油種判別ユニットなど)への電源供給を併せて行う場合にも本発明を適用できるのは、勿論である。
また、上記実施例では、ノズル表示ユニット90の表示器120として液晶パネル(LCD)からなるものとしたが、これに限らず、例えば、発光ダイオードなどを点灯または点滅させて表示する方式のものにも適用できるのは勿論である。
また、上記実施例では、ノズル表示ユニット90は給油ノズル30に一体に取り付けられているが、ノズル表示ユニット90は給油ノズル30に着脱可能に取り付けられるようにしても良い。このように構成すれば、例えば、給油ノズル30の操作中においてはノズル表示ユニット90を給油ノズル30より外すことにより、給油ノズル30自体の重量を軽くすることができ、その分、給油ノズル30の操作性を向上させることができる。
本発明による燃料供給装置の一実施例を示す斜視図である。 ノズル掛け32に給油ノズル30が掛止された状態を示す正面図である。 燃料供給装置16の各機器の構成を示すブロック図である。 設定器26に設けられた各操作部の配置及び操作手順を説明するための図である。 ノズル掛け32に給油ノズル30が掛止された状態を示す構成図である。 給油ノズル30がノズル掛け32から外された状態を説明するための構成図である。 ノズル表示ユニット90、充電装置100の構成を模式的に示すブロック図である。 計量機24の制御回路36が実行する制御処理を説明するためのフローチャートである。 ノズル表示ユニット90の制御部130が実行する制御処理を説明するためのフローチャートである。 変形例を示す図である。
符号の説明
10 燃料供給システム
16 燃料供給装置
24 計量機
26 設定器
27 表示器
30 給油ノズル
32 ノズル掛け
36 制御回路
50 第1ノズル掛けスイッチ
90 ノズル表示ユニット
92 無線送信機
100 充電装置
112 マグネット
110 第2ノズル掛けスイッチ
120 表示器
130 制御部
140 受信機
150 充電池ユニット
152 電磁誘導コイル
154 充電池
160 ノズル位置センサ
180 充電用マグネット
190 充電用モータ
200 傾斜角センサ

Claims (4)

  1. 燃料を供給するノズルと、
    該ノズルに設けられた表示器と、
    前記ノズルを掛止するノズル掛けが設けられた計量機と、
    該計量機の内部に収容され前記ノズルにより供給された燃料の流量を計測する流量計と、
    該流量計により計測された流量を前記表示器に表示させる表示制御手段と、を備えた燃料供給装置において、
    前記表示器に電源を供給する充電池を前記ノズルに設け、
    前記充電池に充電を行う電磁誘導方式の充電装置を前記ノズル掛けの近傍に設けたことを特徴とする燃料供給装置。
  2. 前記ノズルが前記ノズル掛けに戻されたことを検出する検出手段と、
    該検出手段により前記ノズルが検出された場合に前記充電装置を稼動させる充電制御手段と、
    を有することを特徴とする請求項1に記載の燃料供給装置。
  3. 前記充電制御手段は、前記充電池の充電を開始してから所定時間が経過した時点で前記充電装置による充填を終了させることを特徴とする請求項2に記載の燃料供給装置。
  4. 前記計量機に設けられ、前記流量計により計測された流量を含む燃料供給の情報を無線により送信する送信機と、
    前記ノズルに設けられ、前記送信機からの無線信号を受信する受信機と、を有し、
    前記表示制御手段は前記受信機により受信した情報を前記表示器に表示させることを特徴とする請求項1に記載の燃料供給装置。
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