JP2010001036A - 燃料供給装置 - Google Patents

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【課題】本発明はノズルに搭載された電子機器を駆動する電池の非接触で充電することを課題とする。
【解決手段】入力操作部40を操作して入力操作が行なわれると、入力された油種に対応するノズル収納部61(61A〜61Cの何れか)に対する照明灯110を点灯、消灯を所定時間間隔で繰り返す間欠的点灯動作に切り替えると共に、それ以外の油種のノズル収納部(燃料供給を行なわない油種)に対する照明を消灯させる。これにより、入力された油種に対応するノズルのみが間欠的に点灯する照明によって明確に視認することが可能になる。また、ノズル81A〜81Cに搭載されたノズル表示ユニット190A〜190Cは、太陽電池パネル194に照明灯110A〜110Cからの光または太陽光が照射されると、太陽電池パネル194で発電された電流が電池154に充電される。
【選択図】図2

Description

本発明は燃料供給装置に係り、特に燃料供給に関する情報を得るための電子機器及び当該電子機器を駆動する電池が搭載された複数のノズルを有する燃料供給装置に関する。
燃料供給装置としては、例えば、自動車の燃料タンクの燃料供給口にノズルを挿入してガソリンなどの燃料を供給するよう構成された燃料供給装置がある(例えば、特許文献1参照)。
この種の燃料供給装置では、複数の油種(ガソリン、軽油など)を選択的に燃料供給することを可能にするため、各油種毎の燃料供給経路を有しており、各燃料供給経路に連通されたホースが筐体正面の設けられたホース継ぎ手に接続されている。そして、各ホースの先端は、自動車の燃料供給口に挿入されるノズルに接続されている。また、燃料供給装置の前面及び背面には、上記ノズルを収納するノズル収納部(「ノズル掛け」とも呼ばれる)及び燃料供給条件(油種選択や燃料供給量または燃料供給金額、満タン等)の入力を行う入力操作部(タッチパネル方式の液晶パネルまたは複数の操作釦を有する)などが設けられている。
ノズルには、燃料供給に関する情報を得るための電子機器が搭載されており、例えば、燃料供給量などを表示する表示器と、表示器を制御する制御部とが設けられている。また、これらの電子機器を駆動するための充電式の電池がノズルに搭載されている。この種の電池は、ノズルがノズル収納部に収納されると、非接触で充電されることが望ましい。
また、ノズル操作を行う操作者は、ノズルに搭載された表示器に表示された流量を確認しながら燃料供給操作が行えるので、表示器をみながら燃料供給口から燃料が溢れることがないように注意することが可能になる。
特開昭61−190498号公報
ところで、ノズルに搭載される電池は、小形であるので、燃料供給操作が連続して行なわれると、蓄電量の消耗が早くなる。そのため、ノズルがノズル収納部に収納される度に電池への充電を頻繁に行うことで表示器の作動を維持することが可能になる。
また、ノズルに搭載された電池に対して非接触で充電する充電手段として、ノズルに受光量に応じて発電を行なう太陽電池をノズルに設け、太陽電池に照明灯の光を照射する充電方法が検討されている。
しかしながら、この充電方法では、充電のための照明灯を各ノズル収納部の夫々に設けると、燃料供給装置の製造コストが上昇してしまうばかりか、複数のノズル収納部に照明灯の光を常時照射していると、ノズルをノズル収納部から外す際にどのノズルが入力操作部で設定した燃料のノズルかが分からなくなり、間違って別のノズルを取り上げてしまうという問題がある。
そこで、本発明は上記事情に鑑み、上記課題を解決した燃料供給装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明は以下のような手段を有する。
本発明は、異なる種類の燃料を供給する複数の燃料供給系路と、前記複数の燃料供給系路のうち任意の種類の燃料が供給可能となるように入力操作が行われる入力操作部と、前記複数の燃料供給系路の夫々に連通され、燃料供給に関する情報を得るための電子機器及び当該電子機器を駆動する電池が搭載された複数のノズルと、前記複数のノズルの夫々に設けられ、外部から照射された光によって前記電池を充電する充電手段と、前記複数のノズルを収納するノズル収納部と、前記複数のノズル収納部の夫々に、前記ノズルが収納されているか否かを検出するノズル検出手段と、を有する燃料供給装置において、前記複数のノズル収納部に収納された各ノズルに対して光を照射する複数の照明灯と、前記入力操作部により燃料の種類が入力された場合には、当該種類の燃料を供給するノズルが収納される前記ノズル収納部に対する前記照明灯からの光強度より他のノズルが収納された前記ノズル収納部に対する照明灯の光強度を高めるように前記複数の照明灯の点灯状態を制御する照明灯制御手段と、を備えることにより、上記課題を解決するものである。
また、本発明は、前記照明灯制御手段が、前記複数のノズル収納部の全てに前記複数のノズルが収納されていることが前記ノズル検出手段によって検出された場合には、前記複数の照明灯の全てを点灯させて前記複数のノズルの充電手段に光を照射することにより、上記課題を解決するものである。
また、本発明は、前記照明灯制御手段は、前記入力操作部により選択された種類の前記ノズルが前記ノズル収納部から外れたことが前記ノズル検出手段により検出された場合には、当該ノズル収納部以外のノズル収納部に対して前記照明灯を点灯させることにより、上記課題を解決するものである。
本発明によれば、入力操作部により燃料の種類が入力された場合には、当該種類の燃料を供給するノズルが収納されるノズル収納部に対する照明灯からの光強度より他のノズルが収納されたノズル収納部に対する照明灯の光強度を高めるように複数の照明灯の点灯状態を制御するため、照明灯からの光によって入力操作部により選択された燃料の種類に応じた当該ノズルを操作者に案内して別のノズルと間違えることを防止することができると共に、ノズルに搭載された電池への充電を行なうことができる。
以下、図面を参照して本発明を実施するための最良の形態について説明する。
図1は本発明による燃料供給装置の一実施例を示す正面図である。図1に示されるように、燃料供給装置10は、コンクリート製のアイランド20上に設置された筐体30と、筐体30の前面及び背面に設けられた入力操作部40と、流量表示部50と、複数(本実施例では3種類)のノズル収納部61A〜61Cとを有する。
入力操作部40は、筐体30の上部32に設けられており、例えば、タッチパネル方式の液晶パネル42が用いられている。また、液晶パネル42の上部には、赤外線センサなどからなる人検知センサ44が設けられている。そして、燃料供給操作を行う操作者が液晶パネル42の前に立つと、人検知センサ44の検知信号がオンになることで、液晶パネル42に油種選択画面や燃料供給量をプリセットするためのプリセット画面などが順次表示される。
操作者は、液晶パネル42に表示された画面に触れることで油種選択の入力操作や燃料供給量の入力操作を行える。また、本実施例では、液晶パネル42の画面表示と共に音声ガイドにより操作手順をガイダンスする機能(詳細は省略する)も有している。
さらに、液晶パネル42の右側には、クレジットカード用のカードリーダ46、紙幣投入部47、インタホン48、レシート発行部49などの各種機器が設けられている。尚、本実施例では、入力操作部40に液晶パネル42以外の機器が配置されているが、これらの機器は入力操作部40の必須のものではなく、例えば、インタホン48を液晶パネル42の左側に配置しても良い。
また、本実施例においては、入力操作部40及び流量表示部50などの電気系統が筐体30の上部32に集中的に配置されているため、燃料供給系路と電気系路とが分離された防爆構造となっている。
また、筐体30の内部には、各油種毎の燃料供給経路(燃料供給管路、ポンプ、流量計、電磁弁などを有する)が収納されており、筐体30の前面及び背面には、各燃料供給経路に連通されたホース継ぎ手71A〜71C設けられている。尚、筐体30の左右側に配置されたホース継ぎ手71Aと71Cは、筐体30の上面近傍の高さ位置に設けられている。そして、水平方向の中央付近に配置されたホース継ぎ手71Bは筐体30の中間部34に設けられている。
さらに、中間部34に設けられたノズル収納部61A〜61Cのうちノズル収納部61Aと61Cは、筐体30の左右両端近傍に配置され、中央付近のノズル収納部61Bは筐体30の正面からみて右方向にずらして配置されている。そのため、中央付近のノズル収納部61Bは液晶パネル42の下方より右方向にずれた位置にあり、且つホース継ぎ手72も液晶パネル42の下方より右方向にずれた位置にある。
また、ノズル収納部61A〜61Cには、各油種毎のノズル81A〜81Cが収納され、ノズル81A〜81Cの把持部85にはホース継ぎ手71〜73に連通されたホース91A〜91Cが接続されている。前述したように、本実施例では、中央付近のノズル収納部62及びホース継ぎ手71Bが液晶パネル42の下方より右方向にずれた位置に設けられているため、操作者が液晶パネル42に表示された画面をみながら入力操作を行う場合にノズル収納部61Bより手前側に突出したノズル81Bの把持部85やホース91Bに接触することなく入力操作を行える。従って、操作者は、液晶パネル42を操作する際にノズル81Bの把持部85やホース91Bが邪魔にならずに液晶パネル42に近づくことができるので、例えば、手や服がノズル81Bの把持部85やホース91Bに接することを気にせずに入力操作を行える。
図2はノズル収納部に収納されたノズルに光を照射する場合を示す縦断面図である。図3はノズル収納部に収納されたノズルに光を照射する場合を示す正面図である
図2及び図3に示されるように、筐体30の上部32の下端には、油種を表示するための油種表示部100A〜100Cが設けられている。この油種表示部100A〜100Cの内側には、照明灯110A〜110Cが点灯または点滅して操作者の入力操作によって選択された油種を表示すると共に、その下方に配置されたノズル収納部61A〜61Cに収納されたノズル81A〜81Cの吐出パイプ86付近に光を照射する。また、照明灯110A〜110Cは各油種毎に設けられ、入力操作部40の操作により選択された油種に対応するノズルに対して光を照射して操作者がノズルを間違えないようにスポットライトによって報知する。
また、照明灯110A〜110Cからの光は、ノズル81A〜81Cの吐出パイプ86付近の照射領域120(図2中一点鎖線で示す)に照射されるため、操作者からみると、照射領域120が周囲よりも明るくなって見やすくなっている。従って、油種選択の入力操作をした後、ノズル81A〜81Cのうち照明灯110A〜110Cからの光が照射された一のノズルを取り上げて燃料供給操作を行うことで油種間違いを防止することができる。
また、照明灯110A〜110Cは、図2中破線で示すように油種表示部100と別個に設ける構成としても良い。
照明灯110A〜110Cの照射方向は、後述するノズル81A〜81Cに搭載された表示ユニット190A〜190Cが上記照射領域120内に入るように設定されている。
図4はノズル81A〜81Cの側面図である。図4に示されるように、ノズル81A〜81Cは、車両側の燃料供給口に挿入される吐出パイプ86と、液面検知により自動閉弁動作する自動閉弁機構を有するノズル本体87と、ノズル本体87の上部に搭載されたノズル表示ユニット190A〜190Cとを有する。また、ノズル本体87は、ノズル表示ユニット190A〜190Cの手前側に操作者が把持するグリップ部85と、グリップ部85の下方で回動操作されるノズルレバー88とを有する。
操作者は、吐出パイプ86から燃料を吐出させる燃料供給操作を行なう場合、グリップ部30cを把持してノズルレバー88を開弁方向に操作する。その際、操作者は、ノズルレバー88を操作しながら、グリップ部85の前方に配置されたノズル表示ユニット190A〜190Cと吐出パイプ86が挿入された燃料供給口とを同時にみることが可能になる。従って、燃料供給操作時には、ノズル表示ユニット190A〜190Cに表示された積算燃料供給量を確認しながら燃料供給口からの吹き溢れの有無を確認して合せ込み操作することができる。
図5はノズル表示ユニット190A〜190Cを示す図であり、(A)は平面図、(B)は側面図である。図5(A)(B)に示されるように、ノズル表示ユニット190A〜190Cは、箱状に形成された金属製ケース191の上面に太陽電池パネル194と、液晶パネル(LCD)からなる表示器196と、計量機側の無線送信機92から送信された表示データを受信するための平面アンテナ142とが設けられている。また、金属製ケース191の上部開口191aは、太陽電池パネル194及び表示器196の上面を覆う保護ガラス198がはめ込まれた防水構造になっている。平面アンテナ142は、基板上にアンテナとしての導電性金属パターンが形成された小型で薄い形状であるため、金属製ケース191の内部に配置することが可能である。また、上記平面アンテナ142の代りに金属製ケース191の内部または外部に他の形式のアンテナを設けるようにしても良いのは勿論である。尚、上記金属製ケース191の代わりに樹脂製ケースを用いても良い。
図6はノズル表示ユニット190A〜190C、筐体30内の概略構成を模式的に示すブロック図である。図6に示されるように、筐体30内の制御回路230は、入力操作部40の入力操作により供給すべき燃料の種類及び供給量が設定されると、照明灯110A〜110Cのうち当該燃料の種類に対応する照明灯110を点灯させて操作すべきノズル81A〜81Cを案内する。
また、制御回路230は、ノズル81A〜81Cによる燃料供給が開始されると、流量計250から出力された流量パルスを積算し、その積算流量値を流量表示部50に表示させると共に、無線送信機290を介してノズル81A〜81Cに搭載されたノズル表示ユニット190A〜190Cにも同じ積算流量値を表示させるように流量表示データを送信する。
ノズル表示ユニット190A〜190Cは、小型の表示器196と、マイクロコンピュータからなる制御部130と、無線送信機290から送信された無線信号を受信する無線受信機140と、無線受信機140に接続された平面アンテナ142と、太陽電池ユニット150とを有する。太陽電池ユニット150は、太陽電池パネル194と、太陽電池パネル194から発電された電流を蓄える充電式の電池154とを有する。ノズル表示ユニット190A〜190Cの表示器196、制御部130、無線受信機140は、電池154を電源として作動する。
図7はノズル表示ユニット190A〜190Cの構成を示すブロック図である。図7に示されるように、ノズル表示ユニット190A〜190Cは、太陽電池パネル194に上記照明灯110A〜110Cからの光または太陽光が照射されると、太陽電池パネル194で発電された電流が電池154に充電される。制御部130は、後述するように筐体30内に設置された燃料供給装置10の制御回路230と給油量、給油金額などを含む燃料供給データの通信を行なう平面アンテナ142とも接続されている。制御部130は、受信したデータを表示するように表示器196を制御する。
このように、ノズル81A〜81Cには、表示器196以外の電子機器として制御部130、無線受信機140,平面アンテナ142等の電気機器が搭載されている。
図8は燃料供給装置10の制御系の構成を示すブロック図である。図8に示されるように、燃料供給装置10に搭載された制御回路230は、上記人検知センサ44からの検知信号が入来すると、記憶手段232に格納された制御プログラムを起動させ、操作手順のガイダンス(液晶モニタ42に表示させる画像によるガイダンス、及び音声による音声ガイダンスを含む)を行う。さらに、制御回路230は、入力操作部40により入力された設定データ(油種、燃料供給量、燃料供給金額などの入力データを含む)を記憶手段232に記憶させる。
また、制御回路230は、各油種毎の燃料供給経路に設けられた機器を制御しており、本実施例では、油種A〜Cを供給するためのポンプ240A〜240C、流量計250A〜250C、ノズルスイッチ260A〜260C、照明灯110A〜110Cが接続されている。尚、ノズルスイッチ260A〜260Cは、ノズル収納部61A〜61Cに設けられたスイッチであり、ノズル81A〜81Cがノズル収納部61A〜61Cに掛止された状態のときオン(検出信号出力)となり、ノズル81A〜81Cがノズル収納部61A〜61Cから取り上げられるとオフ(検出信号なし)となる。
また、照明灯110A〜110Cは、図2に示されるように、筐体30の上部32の下側に設けられ、且つ、上部32の下方で装置内側に傾斜した中間部34にノズル収納部61A〜61Cが設けられているため、ノズル収納部61A〜61Cに太陽光が直接照射されることがない。そのため、照明灯110A〜110Cからの光がノズル収納部61A〜61Cに収納されたノズル81A〜81Cに照射されると、日中でもスポットライトのようにノズル81A〜81Cの存在を浮かび上がらせることができる。
よって、操作者は、照明灯110A〜110Cのうち何れかの光が照射されることにより入力操作部40で入力した油種に対応したノズルがノズル81A〜81Cの中のどれであるかを視覚的に確認することが可能になる。これにより、操作者が入力操作部40で入力した油種と異なる油種のノズルを誤って取り上げることを未然に防止することができる。
図9は照明灯110A〜110Cの点灯、消灯のパターンを示すタイムチャートである。図9に示されるように、待機中の照明灯110A〜110Cは、全て点灯しており、ノズル81〜83のノズル表示ユニット190A〜190Cの太陽電池パネル194に光を照射して電池154に充電を行なう。
ここで、入力操作部40を操作して入力操作が行なわれると(時間T1)、入力された油種に対応するノズル収納部61(61A〜61Cの何れか)に対する照明灯110を点灯、消灯を所定時間間隔t1で繰り返す間欠的点灯動作に切り替えると共に、それ以外の油種のノズル収納部(燃料供給を行なわない油種)に対する照明を消灯させる。これにより、入力された油種に対応するノズルのみが間欠的に点灯する照明によって明確に視認することが可能になる。
時間T2になると、入力された油種以外の油種のノズル収納部61(61A〜61Cの何れか)に対する照明を点灯させる。これにより、燃料供給を行なわない他のノズルの電池154に対する充電が再開される。
時間T3になると、入力された油種の燃料が車両の燃料タンクに供給される。これと共に、燃料供給中のノズルのノズル収納部に対する照明灯の点滅間隔がt2に短くなり、点滅ピッチが加速される(t1>t2)。このとき、燃料供給を行なわない他のノズルの電池154に対する充電は継続される。
時間T4で燃料供給が終了すると、燃料供給が終了したノズルのノズル収納部に対する照明灯の点滅間隔がt1に長くなり、点滅ピッチが減速される(t1>t2)。このとき、燃料供給を行なわない他のノズルの電池154に対する充電は継続される。
時間T5になると、待機中の照明灯110A〜110Cは、全て点灯した状態になり、全てのノズル81A〜81Cの電池154に充電を行なう。
ここで、制御回路230が実行する制御処理について図10に示すフローチャートを参照して説明する。図10のS11において、人検知センサ44からの検知信号が出力されない待機中は、S11aに進み、照明灯110A〜110Cを全て点灯させており、全てのノズル81A〜81Cの電池154に充電を行なう。
また、S11において、人検知センサ44からの検知信号が入来すると、S12に進み、入力操作部40の操作によって入力された供給予定情報としての設定データ(油種、燃料供給量、燃料供給金額などの入力データを含む)を読み込む。
続いて、S13において、供給予定情報の入力が完了したことが、例えば、確認釦(図示せず)の操作により確認されると、S14に進み、照明灯110A〜110Cのうち入力操作部40で入力された供給予定油種に対応する照明灯110を所定時間間隔t1で間欠的に点灯(消灯と点灯とを繰り返す点滅動作)に切り替えると共に、それ以外の油種のノズル収納部61に対応する照明灯110を消灯させる(時間T1、図9参照)。これにより、ノズル収納部61A〜61Cに収納されたノズル81A〜81Cのうち供給予定油種に対応するノズル81の照射領域120のみに照明灯110の光が照射されており、燃料供給すべき油種のノズル81を周囲よりも明るくして操作者に対して視覚的に表示することができる。
次のS15では、入力操作部40で入力された供給予定油種に対応するノズル81A〜81Cがノズル収納部61A〜61Cから外されたか否かをチェックする。
S15において、入力操作部40で入力された供給予定油種に対応するノズル61(61A〜61Cの何れか)がノズル収納部61(61A〜61Cの何れか)から外されないときは、S16に進み、入力操作部40で入力された供給予定油種に対応しないノズル81A〜81Cがノズル収納部61A〜61Cから外されたか否かをチェックする。S16において、何れのノズルも外されないときは、上記S14に戻り、S14以降の処理を再度実行する。
また、S16において、供給予定油種に対応しないノズル81A〜81Cがノズル収納部61A〜61Cから外されたときは、S17に進み、全ての照明灯110A〜110Cを点滅させて全てのノズル収納部61A〜61Cに対して照明を間欠的に照射する。これにより、操作者は、入力操作部40で入力した油種と違ったノズルを取り上げたことが分かる。そのため、操作者は、全照明灯110A〜110Cの点滅により間違いに気付き、一旦取り上げたノズルをノズル収納部に戻すことになる。
次のS18では、間違って取り上げたノズル81(81A〜81Cの何れか)が当該ノズル収納部61(61A〜61Cの何れか)に戻されたか否かをチェックする。S18において、間違って取り上げたノズル81(81A〜81Cの何れか)が当該ノズル収納部61(61A〜61Cの何れか)に戻されないときは、上記S17に戻り、全ての照明灯110A〜110Cを点滅させる。
また、S18において、間違って取り上げたノズル81(81A〜81Cの何れか)が当該ノズル収納部61(61A〜61Cの何れか)に戻されたときは、S19に進み、全ての照明灯110A〜110Cを消灯させる。そして、上記S14の処理に戻る。
また、上記S15において、入力操作部40で入力された供給予定油種に対応するノズル61(61A〜61Cの何れか)がノズル収納部61(61A〜61Cの何れか)から外されたときは、S20に進み、供給予定油種に対応しない照明灯110(110A〜110Cのうち2つ)を点灯させる(時間T2、図9参照)。
次のS21では、燃料供給許可が事務所に設置された管理コンピュータから燃料供給許可が入力されたか否かをチェックする。S21で管理コンピュータから燃料供給許可が入力された場合は、S22に進み、指定された油種のポンプ240(240A〜240Cの何れか)を起動させる。
続いて、S23に進み、供給予定油種(設定油種)に対応するノズルがノズル収納部61(61A〜61Cの何れか)に戻されたか否かをチェックする。
もし、S23において、供給予定油種(設定油種)に対応するノズルがノズル収納部61(61A〜61Cの何れか)に戻されて対応するノズルスイッチ260(260A〜260Cの何れか)がオンになった場合は、燃料供給操作を中止したものと判断して後述するS32に移行する。
また、上記S23において、供給予定油種(設定油種)に対応するノズル81がノズル収納部61(61A〜61Cの何れか)に戻されていない場合は、S24に進み、管理コンピュータから燃料供給許可取り消しが入力されたか否かをチェックする。
そして、S24において、燃料供給許可取り消しが入力された場合は、S25に進み、全照明灯110A〜110Cを点灯させて燃料供給が禁止されたことを報知する。
また、上記S24において、燃料供給許可取り消しが入力されない場合は、S26に進み、燃料供給開始されたか否かをチェックする。すなわち、S26では、設定された油種の流量計250(250A〜250Cの何れか)から流量パルスが入力されたか否かをチェックしており、流量パルスが入力された場合に燃料供給が開始されたものと判断する。また、S26において、流量パルスが入力されない場合は、操作者がノズルのノズルレバーを開弁操作しない可能性があるので、上記S23に戻り、S23以降の処理を再度実行する。
S26で流量パルスが入力された場合は、燃料供給が開始されたので、S27に進み、当該燃料供給中のノズル81(81A〜81Cの何れか)に対応する照明灯110(110A〜110Cの何れか)の点滅周期をt1からt2に変更する(時間T3、図9参照)。これにより、照明灯110の点滅周期が加速されてS14の点滅周期t1と異なるため、操作者は入力操作部40で入力した油種に対応するノズル81(81A〜81Cの何れか)が燃料供給中であることを認識することができる。
次のS28では、当該ノズル81(81A〜81Cの何れか)による燃料供給が停止したか否かをチェックする。このS28において、流量計250(250A〜250Cの何れか)からの流量パルスが入力された場合は、燃料供給中であるので、S29に移行して流量計により計測された流量積算値(実供給量)が入力操作部40の操作によって設定された供給予定量(プリセット値)に達したか否かをチェックする。そして、S29において、流量計250により計測された流量積算値(実供給量)が供給予定量(プリセット値)に達していないときは、上記S28の処理に戻り、S28、S29の処理を繰り返す。
また、上記S27において、流量計250(250A〜250Cの何れか)からの流量パルスが入力されない場合、あるいは上記S29において、流量計250により計測された流量積算値(実供給量)が供給予定量(プリセット値)に達したときは、S30に進み、燃料供給を終了した当該ノズル81に対応する油種の照明灯110(110A〜110Cのうち何れか)の点滅周期をt2からt1に変更する(時間T4、図9参照)。これにより、当該ノズル81を戻すべきノズル収納部61に照射される光の点滅周期が減速されるため、操作者は、燃料供給終了したノズル81を当該油種に対応するノズル収納部61に間違いなく戻すことができる。
次のS31では、当該ノズル収納部61のノズルスイッチ260(260A〜260Cの何れか)がオンになったか否かをチェックする。このS31において、燃料供給終了した油種のノズルスイッチ260がオンになった場合、S32に進み、当該油種のポンプ240(240A〜240Cの何れか)を停止させると共に、すべての照明灯110(110A〜110C)を点灯させて各ノズル81の電池154に充電を行なう。
このように、入力操作部40で入力された供給予定油種に対応するノズル81A〜81Cを照明によって案内する照明灯110(110A〜110C)を利用して各ノズル81の電池154に充電することが可能になるので、充電のための照明灯を別個に設ける必要がなく、その分製造コストを安価に抑えることができる。
また、本実施例では、照明灯110(110A〜110C)を消灯と点灯または点滅周期の変更について説明したが、これに限らず、例えば、照明灯110(110A〜110C)が調光機能を有する場合には、燃料供給すべき油種に対応する照明灯の明るさを周期的に変化させたり、あるいは、明暗の周期を変化させる方法も考えられる。
また、指定した油種のノズルを目立つように、当該油種に対応する照明灯の光強度を瞬間的に高めることでストロボ発光のようにして強調することも可能である。
上記実施例では、ガソリンや軽油などの燃料を供給する場合を例に挙げて説明したが、これに限らず、他の燃料(例えば、液化天然ガス(LNG)や液化石油ガス(LPG)や都市ガスなど)あるいは燃料電池で使用される水素などを供給する装置にも本発明を適用できるのは勿論である。
また、上記実施例では、ノズルやノズル収納部が3系統有する場合を一例として挙げたが、これに限らず、4系統以上を有する装置にも適用することができるのは言うまでもない。
本発明による燃料供給装置の一実施例を示す正面図である。 ノズル収納部に収納されたノズルに光を照射する場合を示す縦断面図である。 ノズル収納部に収納されたノズルに光を照射する場合を示す正面図である。 入力操作部とノズル収納部の位置関係を拡大して示す縦断面図である。 ノズル表示ユニット190A〜190Cを示す図であり、(A)は平面図、(B)は側面図である。 ノズル表示ユニット190A〜190C、筐体30内の概略構成を模式的に示すブロック図である。 ノズル表示ユニット190A〜190Cの構成を示すブロック図である。 燃料供給装置10の制御系の構成を示すブロック図である。 照明灯110A〜110Cの点灯、消灯のパターンを示すタイムチャートである。 制御回路230が実行する制御処理を説明するためのフローチャートである。
符号の説明
10 燃料供給装置
30 筐体
40 入力操作部
42 液晶パネル
44 人検知センサ
50 流量表示部
61,61A〜61C ノズル収納部
71A〜71C ホース継ぎ手
81,81A〜81C ノズル
91A〜91C ホース
100A〜100C 油種表示部
110,110A〜110C 照明灯
130 制御回路
132 記憶手段
150 太陽電池ユニット
154 電池
190A〜190C ノズル表示ユニット
194 太陽電池パネル
196 表示器
240,240A〜240C ポンプ
250,250A〜250C 流量計
260,260A〜260C ノズルスイッチ

Claims (3)

  1. 異なる種類の燃料を供給する複数の燃料供給系路と、
    前記複数の燃料供給系路のうち任意の種類の燃料が供給可能となるように入力操作が行われる入力操作部と、
    前記複数の燃料供給系路の夫々に連通され、燃料供給に関する情報を得るための電子機器及び当該電子機器を駆動する電池が搭載された複数のノズルと、
    前記複数のノズルの夫々に設けられ、外部から照射された光によって前記電池を充電する充電手段と、
    前記複数のノズルを収納するノズル収納部と、
    前記複数のノズル収納部の夫々に、前記ノズルが収納されているか否かを検出するノズル検出手段と、を有する燃料供給装置において、
    前記複数のノズル収納部に収納された各ノズルに対して光を照射する複数の照明灯と、
    前記入力操作部により燃料の種類が入力された場合には、当該種類の燃料を供給するノズルが収納される前記ノズル収納部に対する前記照明灯からの光強度より他のノズルが収納された前記ノズル収納部に対する照明灯の光強度を高めるように前記複数の照明灯の点灯状態を制御する照明灯制御手段と、
    を備えたことを特徴とする燃料供給装置。
  2. 前記照明灯制御手段は、前記複数のノズル収納部の全てに前記複数のノズルが収納されていることが前記ノズル検出手段によって検出された場合には、前記複数の照明灯の全てを点灯させて前記複数のノズルの充電手段に光を照射することを特徴とする請求項1に記載の燃料供給装置。
  3. 前記照明灯制御手段は、前記入力操作部により選択された種類の前記ノズルが前記ノズル収納部から外れたことが前記ノズル検出手段により検出された場合には、当該ノズル収納部以外のノズル収納部に対して前記照明灯を点灯させることを特徴とする請求項2に記載の燃料供給装置。
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