JPH09249296A - 給油装置 - Google Patents

給油装置

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Publication number
JPH09249296A
JPH09249296A JP5739296A JP5739296A JPH09249296A JP H09249296 A JPH09249296 A JP H09249296A JP 5739296 A JP5739296 A JP 5739296A JP 5739296 A JP5739296 A JP 5739296A JP H09249296 A JPH09249296 A JP H09249296A
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JP
Japan
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nozzle
refueling
oil
oil type
oil supply
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JP5739296A
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Inventor
Hideaki Maeda
英明 前田
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Tokico Ltd
Original Assignee
Tokico Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は複数の給油系統を有する給油装置に
おいて、油種の異なる給油ノズルを間違えて給油口に挿
入してしまうといった問題を解決するものである。 【解決手段】 給油装置1は、給油ノズル3A〜3Cに
は、夫々発光素子(LED)よりなるノズルランプ10
A〜10Cが設けられている。制御装置14は、設定器
11の操作パネル12の操作により設定された給油モー
ド(満タン給油モード又はプリセット給油モード)に応
じた給油制御を行う。また、制御装置14は、設定器1
1の操作パネル12の操作により設定された油種に対応
するノズルランプ10A〜10Cの一つを点灯させると
共に、設定された油種以外の給油ノズル3A〜3Cがノ
ズル掛け5A〜5Cから外されたときその給油ノズル3
A〜3Cのノズルランプ10A〜10Cを点滅させる。
そのため、設定された油種以外の油液が給油されること
を防止できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は給油装置に係り、特
に複数の給油系統の給油ノズルうち任意の油種の給油ノ
ズルをノズル掛けから外して車両の燃料タンクに給油を
行う給油装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、給油所等に設置されている給油装
置では、複数の油種(例えばレギュラーガソリン、ハイ
オクガソリン、軽油等)の給油系統が設けられ、どの油
種の車両が到着しても給油することができるようになっ
ている。
【0003】そして、給油所の合理化を図るため、給油
作業のセルフサービス化が検討されている。通常の給油
装置では、給油所の所員が給油作業を行うのに対してセ
ルフサービスの場合、車両の運手者自身が給油作業を行
うことになるため、給油する油種の間違いに注意しなけ
ればならない。
【0004】また、セルフサービスで給油を行う場合、
給油作業に慣れていない初心者が給油ノズルを操作する
ことがあるので、異なる油種の給油ノズルをノズル掛け
から外してしまうと、レギュラーガソリン車の燃料タン
クに軽油を給油してしまうおそれがある。その場合、燃
料タンクにおいてレギュラーガソリンと軽油が混合され
てしまう。
【0005】そのため、給油装置では、ノズル掛けの近
傍に油種を表示させると共に給油ホースや給油ノズルの
色を各油種毎に変えたりして、別の油種が給油されるこ
とを防止するようにしている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、各油種毎に
設けられた複数のノズル掛けが近接配置されている場
合、隣接して設けられたノズル掛けに隣の給油ノズルが
掛けられていることがあると、セルフサービスで運転者
が給油操作を行う際、ノズル掛け近傍の油種表示によっ
て異なる油種の給油ノズルをノズル掛けから外して燃料
タンクに給油してしまうおそれがある。
【0007】例えば、レギュラーガソリンのノズル掛け
に軽油用の給油ノズルが掛止されていると、運転者はそ
れに気付かずに油種表示を信用して軽油用の給油ノズル
をレギュラーガソリン用の給油ノズルと思って車両の燃
料タンクに軽油を給油してしまうおそれがある。
【0008】そのため、給油装置に各ノズル掛けの油種
が表示されているにも拘わらず、運転者が異なる油種の
給油ノズルであることに気付かずに給油して燃料タンク
内でコンタミネーション(異油種混合事故)が生じてし
まう。そこで、本発明は上記課題を解決した給油装置を
提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明は以下のような特徴を有する。また、請求項
1の発明は、油種の異なる複数の給油系統の各給油ホー
スに給油ノズルが接続され、該複数の給油ノズルの夫々
が筐体の一の面に設けられた複数のノズル掛けに掛止さ
れる給油装置において、前記複数の給油ノズルの夫々に
は発光体が設けられ、給油に先立って給油すべき油種を
設定する油種設定部と、該油種設定部により設定された
油種に該当する給油ノズルに設けられた発光体を発光さ
せる制御手段とが設けられたことを特徴とするものであ
る。
【0010】従って、請求項1によれば、油種設定部に
より設定された油種の給油系統の給油ノズルに設けられ
た発光体を発光させるため、油種の異なる給油ノズルが
複数設けられていても給油すべき油種の給油ノズルを一
目で識別することができる。よって、給油ノズルが別の
油種のノズル掛けに掛けられていても、給油すべき油種
の給油ノズルがどこにあるのかを容易に判別することが
できる。
【0011】また、請求項2の発明は、前記制御手段が
前記油種設定部により設定された油種以外の給油ノズル
がノズル掛けから外された場合、当該給油ノズルに設け
られた発光体を点滅させることを特徴とするものであ
る。従って、請求項2によれば、設定された油種以外の
給油ノズルをノズル掛けから外した場合、発光体の点滅
により給油ノズルが違っていることを知らせることがで
き、油種設定部により設定された油種以外の油液が給油
されてしまうことを防止できる。
【0012】また、請求項3の発明は、前記制御手段が
前記油種設定部により設定された油種の給油ノズルがノ
ズル掛けから外された場合、当該油種の給油ポンプを起
動させることを特徴とするものである。従って、請求項
3によれば、油種設定部により設定された油種の給油ノ
ズルがノズル掛けから外された場合に当該油種の給油ポ
ンプを起動させるため、油種設定部により設定されてい
ない油種の給油ノズルがノズル掛けから外されても給油
ポンプが起動されず、油種設定部により設定された油種
以外の油液が給油されてしまうことを防止できる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、図面と共に本発明の一実施
例について説明する。尚、図1は本発明になる給油装置
の斜視図、図2は給油装置の内部構成を示す縦断面図で
ある。給油装置1はセルフサービス用の給油装置で、複
数の給油系統(本実施例では、3系統)が設けられてい
る。装置本体2の両側面には、一端が各給油系統の給油
ノズル3A〜3Cに接続された給油ホース4A〜4Cが
引き出されている。給油ノズル3A〜3Cは通常、装置
本体2の側面に設けられたノズル掛け5A〜5Cに掛止
されており、例えば顧客の自動車が給油所に到着する
と、後述するように運転者は給油ノズル3A〜3Cの中
から所望の油種を選択して当該油種の給油ノズル3をノ
ズル掛け5から外し自動車の燃料タンクの給油口(図示
せず)に挿入して給油を行う。
【0014】装置本体2内において、給油ホース4A〜
4Cは他端が各給油系統の給油管路6A〜6Cに接続さ
れている。この給油管路6A〜6Cは地下タンク(図示
せず)まで延在して挿入されており、その途中には給油
ポンプ7A〜7C,流量計8A〜8Cが配設されてい
る。また、装置本体2の前面には、給油量表示器9A〜
9Cが配設されている。
【0015】また、上記給油ノズル3A〜3Cには、夫
々発光素子(LED)よりなるノズルランプ(発光体)
10A〜10Cが設けられている。このノズルランプ1
0A〜10Cは図3に示されるように、各給油ノズル3
A〜3Cの本体背面3aに埋設されており、半球状のレ
ンズ部分だけが突出している。そのため、給油ノズル3
A〜3Cが周囲の機器等に当接してもノズルランプ10
A〜10C自体の破損が防止される。
【0016】また、ノズルランプ10A〜10Cは、各
給油ノズル3A〜3Cの本体背面3aに設けられている
ので、ノズル掛け5A〜5Cに掛止された状態で装置本
体2の正面を向くようになる。そのため、各給油ノズル
3A〜3Cがノズル掛け5A〜5Cに掛止されていると
きは、各ノズルランプ10A〜10Cが給油作業を行う
運転者に対向することになり、運転者から見やすい位置
となる。
【0017】しかも、各ノズルランプ10A〜10C
は、給油ノズル3A〜3Cのグリップ部3bの近傍に配
設されているため、運転者は給油のため給油ノズル3A
〜3Cのグリップ部3bを把持する際に必ずノズルラン
プ10A〜10Cを確認することができる。
【0018】11は油種及び給油モードを設定するため
の設定器(油種設定部)で、装置本体2の近傍に配設さ
れている。この設定器11は、装置本体2の給油側に対
応して自動車の停車位置に向けて傾斜した傾斜面に操作
パネル12が設けられている。設定器11の操作パネル
12は、タッチパネル式のディスプレイであり、運転者
が設定器11に近づくと、画面上に操作スイッチが表示
されるようになっている。
【0019】図4は操作パネル12の表示例を示す設定
器11の正面図である。操作パネル12には、レギュラ
ー、ハイオク、軽油のなかから油種と設定する油種設定
キー12a〜12cと、満タン給油、給油量プリセッ
ト、給油金額プリセットのなかから給油モードを設定す
る給油モード設定キー13a〜13cと、給油量又は給
油金額を入力するテンキー13dと、テンキー13dに
より入力された給油量又は給油金額の数値を表示する表
示部13eと、各キーの設定を確認する確認キー13f
と、各キーの設定を取り消す取消キー13gとが表示さ
れる。
【0020】図5は制御装置14に接続された各機器を
示すブロック図である。制御装置14は、給油ポンプ7
A〜7Cと、流量計8A〜8Cと、ノズルランプ10A
〜10Cと、設定器11の操作パネル12と、上記ノズ
ル掛け5A〜5Cに設けられたノズルスイッチ15A〜
15Cとが接続されている。
【0021】また、制御装置14には、設定器11の操
作パネル12の操作により設定された給油モード(満タ
ン給油モード又はプリセット給油モード)に応じた給油
制御を行う制御プログラムが入力されている。また、制
御装置14には、設定器11の操作パネル12の操作に
より設定された油種に対応するノズルランプ10A〜1
0Cの一つを点灯させる制御プログラムと、設定器11
で設定された油種以外の給油ノズル3A〜3Cがノズル
掛け5A〜5Cから外されたときその給油ノズル3A〜
3Cのノズルランプ10A〜10Cを点滅させる制御プ
ログラムが入力されている。
【0022】ここで、制御装置14が実行する制御処理
につき図6を併せ参照して説明する。自動車の運転者
は、給油所に到着すると自動車を装置本体2の前に停車
させ、給油ノズル3A〜3Cをノズル掛け5A〜5Cか
ら外す前に設定器11の操作パネル12を操作して給油
すべき油種を設定した後、給油モードを設定する。
【0023】制御装置14は、ステップS1(以下「ス
テップ」を省略する)で設定器11の操作パネル12に
より入力された油種、給油モード(プリセット給油の場
合には、給油量又は給油金額)が設定されると、S2に
進み、設定された油種がレギュラーガソリンであるか否
かを判定する。
【0024】S2において、設定された油種がレギュラ
ーガソリンであるときは、S3に進み、レギュラーガソ
リン用の給油ノズル3Aのノズルランプ10Aを点灯さ
せる。操作パネル12の操作により設定された油種の給
油ノズル3Aに設けられたノズルランプ10Aが点灯す
るため、設定されなかった別の油種の給油ノズル3B,
3Cが間違ってノズル掛け5B,5Cから外されること
が防止され、運転者が初心者であっても自動車の燃料タ
ンクに異なる油種を給油してしまうことを防止できる。
【0025】そのため、例えば給油ノズル3Aと3Bと
が入れ代わってノズル掛け5A,5Bに掛止されている
場合でも、給油ノズル3Aに設けられたノズルランプ1
0Aが点灯するため、ノズル掛け5Aに掛止された給油
ノズル3Bを間違えてノズル掛け5Aから外すことが防
止され、ノズル掛け5Bに掛止された給油ノズル3Aを
取り出すことができる。
【0026】続いて、S4でノズル掛け5Aのノズルス
イッチ15Aがオンに切り換わったか否かを判定する。
ここで、運転者は、設定器11の操作パネル12を操作
して給油すべき油種を設定した後、給油モードを設定し
た後、ノズルランプ10Aが点灯した給油ノズル3Aを
ノズル掛け5Aから外して給油ノズル3Aの吐出パイプ
を自動車の給油口(図示せず)に挿入する。そのため、
ノズル掛け5Aに設けられたノズルスイッチ15Aがオ
ンに切り換わった場合には、ノズルランプ10Aが点灯
した油種に対応するノズル掛け5Aのノズルスイッチ1
5Aがオンになったため、S5に進み、レギュラーガソ
リンの給油系統に配設された給油ポンプ7Aを起動させ
る。
【0027】そして、S6でノズルランプ10Aを消灯
させる。これで、レギュラーガソリンが給油可能な状態
となる。次に、運転者が給油ノズル3Aのノズルレバー
を操作して主弁を開弁させると、給油ポンプ7Aにより
送液されたレギュラーガソリンが自動車の燃料タンクに
給油される。
【0028】給油ノズル3Aから燃料タンクに吐出され
た給油量は、流量計8Aにより計測される。そのため、
給油開始と共に流量計8Aから流量パルスが出力され、
この流量パルスを積算することにより流量が求まる。次
のS7では、流量計8Aから流量パルスが出力された否
かを判定しており、流量計8Aから流量パルスが出力さ
れたときは、給油ノズル3Aによる給油が開始されたも
のと判断する。そして、S8に進み、給油ノズル3Aに
設けられたノズルランプ10Aを長サイクル(本実施例
では、3.0secの周期)で点滅させて給油中である
ことを運転者に知らせる。
【0029】S9では、満タン給油モードが設定された
場合は満タンになったか否かを判定し、あるいはプリセ
ット給油が設定された場合は設定数量(給油量)に達し
たか否かを判定する。このS9において、満タンになっ
ていないときあるいは給油量が設定数量(給油量)に達
していないときは、上記S8に戻り、ノズルランプ10
Aの長サイクルの点滅が継続される。そのため、運転者
はノズルランプ10Aの長サイクルの点滅により給油中
であることを給油ノズル3Aによって確認することがで
き、給油中であるのに誤って給油ノズル3Aを給油口か
ら抜いてしまうことを防止できる。
【0030】また、S9において、満タンになったかあ
るいは給油量が設定数量(給油量)に達したとき、すな
わち、給油ノズル3Aからの油液の吐出が停止したとき
は、S10に進み、給油ノズル3Aに設けられたノズル
ランプ10Aを短サイクル(本実施例では、0.5se
cの周期)で点滅させて給油終了であることを運転者に
知らせる。ここで、満タンになったか否かの判定は、所
定時間内(本実施例では、約3.0sec)に流量パル
スが出力されなかったときに満タンとなったことを判定
する。
【0031】次のS11では、ノズル掛け5Aのノズル
スイッチ15Aがオフに切り換わったか否かを判定す
る。S11でノズルスイッチ15Aがオンのままである
ときは、S10に戻り、ノズルランプ10Aの点滅動作
が繰り返される。すなわち、給油が終了した給油ノズル
3Aがノズル掛け5Aに掛け戻されてノズルスイッチ1
5Aがオフに切り換わるまでノズルランプ10Aの短サ
イクルの点滅が継続される。そのため、給油ノズル3A
を見ることによって給油が停止しているか否かが確認で
きるので、運転者が給油が停止していることに気付かな
いといった不都合を解消することができ、給油作業の効
率化が図れる。
【0032】そして、S11において、ノズルスイッチ
15Aがオフに切り換わると、S12に進み、給油ポン
プ7Aを停止させ、続いてS13でノズルランプ10A
を消灯させる。これで、一連の給油処理を終了する。ま
た、上記S4において、ノズル掛け5Aのノズルスイッ
チ15Aがオンに切り換わらなかった場合はS14に移
行してハイオクガソリン用のノズル掛け5Bのノズルス
イッチ15Bがオンに切り換わったか否かを判定する。
もし、このS14で、ノズル掛け5Bのノズルスイッチ
15Bがオンに切り換わったときは、S15に進み、給
油ノズル3Bに設けられたノズルランプ10Bを短サイ
クル(本実施例では、0.5secの周期)で点滅させ
て油種の異なるノズルであることを運転者に知らせる。
【0033】次のS16では、給油ノズル3Bがノズル
掛け5Bに戻されてノズル掛け5Bのノズルスイッチ1
5Bがオフに切り換わったか否かを判定する。このS1
6でノズルスイッチ15Bがオンであるときは、給油ノ
ズル3Bがノズル掛け5Bに戻されていないのでS15
に戻り、ノズルランプ10Bの短サイクルの点滅が継続
される。そして、給油ノズル3Bがノズル掛け5Bに戻
されてノズル掛け5Bのノズルスイッチ15Bがオフに
切り換わったとき、S17に進み、ノズルランプ10B
を消灯させる。この後、再びS4に戻る。
【0034】また、上記S14において、ノズル掛け5
Bのノズルスイッチ15Bがオンに切り換わらなかった
場合はS18に移行して軽油用のノズル掛け5Cのノズ
ルスイッチ15Cがオンに切り換わったか否かを判定す
る。もし、このS18で、ノズル掛け5Cのノズルスイ
ッチ15Cがオンに切り換わったときは、S19に進
み、給油ノズル3Cに設けられたノズルランプ10Cを
短サイクル(本実施例では、0.5secの周期)で点
滅させて油種の異なるノズルであることを運転者に知ら
せる。
【0035】次のS20では、給油ノズル3Cがノズル
掛け5Cに戻されてノズル掛け5Cのノズルスイッチ1
5Cがオフに切り換わったか否かを判定する。このS2
0でノズルスイッチ15Cがオンであるときは、給油ノ
ズル3Cがノズル掛け5Cに戻されていないのでS19
に戻り、ノズルランプ10Cの短サイクルの点滅が継続
される。そして、給油ノズル3Cがノズル掛け5Cに戻
されてノズル掛け5Cのノズルスイッチ15Cがオフに
切り換わったとき、S21に進み、ノズルランプ10C
を消灯させる。この後、再びS4に戻る。
【0036】従って、レギュラーガソリン用が操作パネ
ル12の操作により設定された場合、S3で給油ノズル
3Aのノズルランプ10Aを点灯させた後、S4,S1
4,S18の処理を繰り返すことによりどの給油ノズル
3A〜3Cがノズル掛け5A〜5Cから外されたどうか
を監視しており、設定されたレギュラーガソリン以外の
油種の給油ノズル3B,3Cが間違ってノズル掛け5
B,5Cから外されたときは、ノズルランプ10B,1
0Cを短サイクルで点滅させてノズルが間違っているこ
とを運転者に知らせることができる。そのため、運転者
が油種の異なるノズルを取り出したとしても、ノズルラ
ンプ10B,10Cを短サイクルで点滅により運転者に
ノズル間違いを知らせることができる。
【0037】さらに、操作パネル12の操作により設定
された油種以外の給油ノズル3B,3Cが間違ってノズ
ル掛け5B,5Cから外された場合、給油ポンプ7B,
7Cは起動されないため、運転者がノズルランプ10
B,10Cの短サイクルの点滅に気付かない場合でも、
燃料タンクに異なる油種を給油してしまうことを防止で
きる。
【0038】また、上記S1で油種がハイオクガソリン
に設定された場合、S2からS22に移行してS23で
ハイオクガソリン用の給油ノズル3Bのノズルランプ1
0Bを点灯させる。尚、S23以降は、前述したレギュ
ラーガソリンの場合と同様にS4〜S21の処理をハイ
オクガソリンに対して実行する。
【0039】また、上記S1で油種が軽油に設定された
場合、S22からS24に移行して軽油用の給油ノズル
3Cのノズルランプ10Cを点灯させる。尚、S24以
降は、前述したレギュラーガソリンの場合と同様にS4
〜S21の処理を軽油に対して実行する。
【0040】このように、運転者自身が複数の油種のな
かから一の油種を選択して給油する場合でも、設定器1
1の操作パネル12の操作により設定された油種に対応
するノズルランプ10A〜10Cの一つを点灯させるこ
とにより油種を間違えずに給油することができ、燃料タ
ンクに異なる油種を給油してコンタミネーション(異油
種混油事故)が生じることを防止できる。
【0041】尚、上記実施例では、設定器11の操作パ
ネル12の操作により油種や給油モードを設定したが、
これに限らず、例えば磁気カードあるいはICカードに
油種や給油モードの情報を記録し、給油所のカードリー
ダに読み込ませることにより油種や給油モードを設定で
きるようにしても良い。
【0042】また、上記実施例では、各給油ノズル3A
〜3Cにノズルランプ10A〜10Cを設けたが、これ
に限らず、例えばノズルランプ10A〜10Cの代わり
に液晶ディスプレイを設け、バックライトで発光させる
と共に液晶ディスプレイに運転者へのメッセージを表示
させる構成としても良い。
【0043】また、上記実施例では、セルフサービスの
給油装置として説明したが、これに限らず、給油所の作
業者が給油作業を行う通常の給油装置にも本発明を適用
することができるのは勿論である。
【0044】
【発明の効果】上述の如く、請求項1によれば、油種設
定部により設定された油種の給油系統の給油ノズルに設
けられた発光体を発光させるため、油種の異なる給油ノ
ズルが複数設けられていても給油すべき油種の給油ノズ
ルを一目で識別することができる。よって、給油ノズル
が別の油種のノズル掛けに掛けられていても、給油すべ
き油種の給油ノズルがどれであるのかを容易に判別する
ことができ、異なる油種の油液を間違えて給油してしま
うことを防止できる。
【0045】また、請求項2によれば、設定された油種
以外の給油ノズルをノズル掛けから外した場合、発光体
の点滅により給油ノズルが違っていることを知らせるこ
とができ、油種設定部により設定された油種以外の油液
が給油されてしまうことを防止できる。
【0046】また、請求項3によれば、油種設定部によ
り設定された油種の給油ノズルがノズル掛けから外され
た場合に当該油種の給油ポンプを起動させるため、油種
設定部により設定されていない油種の給油ノズルがノズ
ル掛けから外されても給油ポンプが起動されず、油種設
定部により設定された油種以外の油液が給油されてしま
うことを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明になる給油装置の一実施例の概略構成図
である。
【図2】給油装置の正面図である。
【図3】給油ノズルがノズル掛けに掛止された状態を示
す拡大図である。
【図4】設定器の操作パネルの表示例を示す図である。
【図5】制御装置と各機器の接続を示すブロック図であ
る。
【図6】制御装置が実行する処理のフローチャートであ
る。
【符号の説明】
1 給油装置 2 装置本体 3A〜3C 給油ノズル 4A〜4C 給油ホース 5A〜5C ノズル掛け 7A〜7C 給油ポンプ 8A〜8C 流量計 10A〜10C ノズルランプ 11 設定器 12 操作パネル 14 制御装置 15A〜15C ノズルスイッチ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 油種の異なる複数の給油系統の各給油ホ
    ースに給油ノズルが接続され、該複数の給油ノズルの夫
    々が筐体の一の面に設けられた複数のノズル掛けに掛止
    される給油装置において、 前記複数の給油ノズルの夫々には発光体が設けられ、 給油に先立って給油すべき油種を設定する油種設定部
    と、 該油種設定部により設定された油種に該当する給油ノズ
    ルに設けられた発光体を発光させる制御手段とが設けら
    れたことを特徴とする給油装置。
  2. 【請求項2】 前記制御手段は、前記油種設定部により
    設定された油種以外の給油ノズルがノズル掛けから外さ
    れた場合、当該給油ノズルに設けられた発光体を点滅さ
    せることを特徴とする請求項1の給油装置。
  3. 【請求項3】 前記制御手段は、前記油種設定部により
    設定された油種の給油ノズルがノズル掛けから外された
    場合、当該油種の給油ポンプを起動させることを特徴と
    する請求項1の給油装置。
JP5739296A 1996-03-14 1996-03-14 給油装置 Pending JPH09249296A (ja)

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JP5739296A JPH09249296A (ja) 1996-03-14 1996-03-14 給油装置

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007253959A (ja) * 2006-03-20 2007-10-04 Tokiko Techno Kk 燃料供給装置
JP2012153387A (ja) * 2011-01-25 2012-08-16 Tatsuno Corp 給油システム

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