JPH1191899A - 給油装置 - Google Patents

給油装置

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JPH1191899A
JPH1191899A JP26694497A JP26694497A JPH1191899A JP H1191899 A JPH1191899 A JP H1191899A JP 26694497 A JP26694497 A JP 26694497A JP 26694497 A JP26694497 A JP 26694497A JP H1191899 A JPH1191899 A JP H1191899A
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JP
Japan
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refueling
oil
oil supply
pipe
plastic container
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Application number
JP26694497A
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English (en)
Inventor
Yoshio Takahashi
芳夫 高橋
Satoshi Sakauchi
聡 坂内
Takeshi Yakuwa
剛 八鍬
Shigeru Abe
繁 阿部
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokico Ltd
Original Assignee
Tokico Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は容器の容量に応じた量の油液を能率良
く給油できることを課題とする。 【解決手段】 給油装置11は、灯油の給油作業を行う
給油ブースに設置されている。計量機12の筐体12a
の両側から左右方向に延在する一対の注油管路13,1
4が配設されている。注油管路13,14の吐出パイプ
機構22,23は、径の異なる2本のパイプが摺動可能
に嵌合された構成とされている。給油する前は2本のパ
イプが重なり合うように短くされ、ポリ容器21に給油
する際は外側のパイプが下方に摺動されてポリ容器21
の給油口21aに挿入される。プリセット操作部から給
油すべきプリセット値が入力された後、スタートキーが
押下されると、ポリ容器21へのプリセット給油が開始
される。そして、流量計により計測された給油量がプリ
セット値に等しくなったとき、ポリ容器21へのプリセ
ット給油が終了する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は給油装置に係り、特
に容器の容量に応じた量の油液を能率良く給油できるよ
う構成された給油装置に関する。
【0002】
【従来の技術】給油所では、ガソリンや軽油以外の油種
として灯油の販売も行っている。通常、ガソリンや軽油
の給油を行う計量機とは別に灯油専用の計量機が設けら
れており、自動車の燃料タンクにガソリンを給油するつ
いでに顧客が空のポリ容器を持参すると、給油所の作業
員が計量機の給油ノズルをポリ容器の給油口に差し込ん
で給油を行う。
【0003】従来、灯油専用の計量機は、地上固定式の
計量機よりなり、ガソリンや軽油等の計量機と同様に、
計量機から導出される可撓性を有する給油ホースと、そ
の給油ホース先端に設けられてポリ容器の給油口に挿入
される給油ノズルとを有している。このような計量機を
用いて灯油を給油する場合、空のポリ容器を地面に置い
た状態で作業員が計量機に接続された給油ホースを延ば
して給油ノズルの吐出パイプをポリ容器の給油口に挿入
した後、給油ノズルのノズルレバーを開弁方向に操作し
て給油を開始する。尚、ポリ容器には、容量の異なる複
数の種類があるため、作業員はその都度顧客に給油量を
確認してから給油を開始している。
【0004】そして、ポリ容器内の液面が上昇して給油
ノズルの吐出パイプに達すると自動閉弁機構が作動して
給油ノズルの主弁が閉弁する。このとき、目標とする2
0リットルあるいは18リットルに達していないので、
作業員は給油ノズルのノズルレバーを半開に操作して少
流量で給油を行う。そして、計量機の表示器に20リッ
トルあるいは18リットルが表示されるまで、追加給油
を行う。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来の給油
装置では、ポリ容器を地面に置いた状態で給油するた
め、作業員が腰を曲げて給油ノズルを操作しなければな
らず、給油操作がやりづらかった。さらに、作業員は給
油終了まで給油ノズルのグリップを把持していないと給
油ノズルがポリ容器の給油口から外れてしまうので、腰
を曲げた姿勢のまま給油ノズルを支えなければならな
い。そのため、1個のポリ容器に灯油を給油するのに多
くの労力を要する。
【0006】また、複数のポリ容器に給油する場合でも
作業員が全てのポリ容器への給油が終わるまで離れられ
ないため、作業効率が悪かった。よって、従来は、複数
のポリ容器を持った人が数人並んでしまうと、列の最後
に並んだ人の待ち時間が長くなるといった問題がある。
そこで、本発明は上記課題を解決した給油装置を提供す
ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するため、以下のような特徴を有する。上記請求項1記
載の発明は、筐体内に油液が送液される給油系路を有す
る給油装置において、該給油系路に基端部が接続され中
間部が前記筐体の外部に導出され先端部が給油装置設置
面方向に延在して先端開口から油液が吐出される構成と
なった注油管を備えたことを特徴とするものである。
【0008】従って、請求項1記載の発明によれば、筐
体の外部に延在された注油管を容器に挿入して給油する
ことができるので、給油中は給油ノズルを把持する必要
がなく、作業員の労力を軽減することができる。さら
に、作業員が給油ノズルから離れて別の給油作業を行う
こともできるので、作業効率を高めることが可能にな
る。
【0009】また、請求項2記載の発明は、前記請求項
1記載の給油装置であって、前記筐体に設けられ所望の
給油量を予め設定するプリセット設定部と、前記注油管
による給油開始を指示する給油開始指示手段と、前記プ
リセット設定部による給油量の設定操作と前記給油開始
指示手段による給油開始操作とに基づき前記給油系路へ
の送液を開始させる制御手段と、を有することを特徴と
するものである。
【0010】従って、請求項2記載の発明によれば、プ
リセット設定部による給油量の設定操作と給油開始指示
手段による給油開始操作とに基づき給油系路への送液を
開始させるため、容器の容量に応じた給油量を正確にプ
リセット給油することができる。また、請求項3記載の
発明は、前記請求項1記載の給油装置であって、前記注
油管は、径の異なる複数の管を摺動可能に嵌合させてな
ることを特徴とするものである。
【0011】従って、請求項3記載の発明によれば、径
の異なる複数の管が摺動可能に嵌合されているので、容
器の種類によって異なる給油口高さ位置に対応して注油
管の長さを伸縮させて給油口高さの異なる容器でも容易
に給油することができる。また、請求項4記載の発明
は、前記請求項2記載の給油装置であって、前記複数の
管のうち前記容器の給油口の上方に位置する管の下端開
口に液だれ防止部材を設けたことを特徴とするものであ
る。
【0012】従って、請求項4記載の発明によれば、複
数の管のうち前記容器の給油口の上方に位置する管の下
端開口に液だれ防止部材を設けたため、給油終了後に内
筒又は外筒に残留した油液が滴下することを防止でき、
給油終了時の注油管から吐出される油液の切れ具合を改
善して油だれを防止できる。また、請求項5記載の発明
は、前記請求項2記載の給油装置であって、前記複数の
管の各内周と外周との間にシール部材を設けたことを特
徴とするものである。
【0013】従って、請求項5記載の発明によれば、複
数の管の各内周と外周との間にシール部材を設けたた
め、容器の給油口に内筒又は外筒を挿入して給油する
際、内筒と外筒との隙間から油液が噴き出すこと防止で
きる。また、請求項6記載の発明は、前記請求項2記載
の給油装置であって、前記複数の管のうち前記容器の給
油口に挿入される管の外周に前記給油口に当接するスト
ッパを設けたことを特徴とするものである。
【0014】従って、請求項6記載の発明によれば、複
数の管のうち容器の給油口に挿入される管の外周に給油
口に当接するストッパを設けたため、内筒又は外筒を容
器の給油口に深く挿入し過ぎてしまうことがなく、給油
終了後に内筒又は外筒を容器の給油口から引き抜く際の
油だれを減らすことができる。また、請求項7記載の発
明は、前記請求項6記載の給油装置であって、前記スト
ッパが、前記容器の給油口を覆うように形成され、前記
給油口と大気とを連通する開口が設けられていることを
特徴とするものである。
【0015】従って、請求項7記載の発明によれば、ス
トッパが容器の給油口を覆うように形成され、給油口と
大気とを連通する開口が設けられているため、給油口か
ら給油された油液あるいは液面に発生した泡が溢れるこ
とを防止できると共に、開口から給油口に液面が上昇し
て容器内が満タン状態になったことを目視でき、且つス
トッパの開口を介して液面上昇に伴う空気の流通を促進
することができる。
【0016】また、請求項8記載の発明は、前記請求項
1記載の給油装置であって、前記複数の管のうち前記容
器の給油口に挿入される管には、その端部開口に液面を
検知する液面検知手段が設けられていることを特徴とす
るものである。従って、請求項8記載の発明によれば、
複数の管のうち容器の給油口に挿入される管には、その
端部開口に液面を検知する液面検知手段が設けられてい
るため、給油口の近傍まで液面が上昇したことを検知す
ることができ、この液面検知手段から出力された液面検
知信号に基づいて給油を停止させることにより、油液が
容器の給油口から溢れるといったオーバフローを防止で
きる。
【0017】また、請求項9記載の発明は、前記請求項
2記載の給油装置であって、前記複数の管のうち前記容
器の給油口に挿入される管には、その端部開口に油液の
吐出方向を分散させる油液分散部材が設けられているこ
とを特徴とするものである。従って、請求項9記載の発
明によれば、複数の管のうち前記容器の給油口に挿入さ
れる管には、その端部開口に油液の吐出方向を分散させ
る油液分散部材が設けられているため、注油管から吐出
された油液が容器内壁に吹き付けられて容器内での泡発
生を抑制することができる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、図面と共に本発明の実施の
形態について説明する。図1は本発明になる給油装置の
一実施例を示す斜視図、図2は給油装置の側面図であ
る。給油装置11は、灯油の給油作業を行う給油ブース
に設置されている。本実施例では、計量機12の筐体1
2aの両側から左右方向に延在する一対の注油管路1
3,14が配設されている。この注油管路13,14
は、灯油をポリ容器21に吐出するための管路であり、
先端部分が下方に向かって延在するように形成されてい
る。尚、本実施例では、注油管路13,14の先端部が
垂下方向に延在形成されているが、これに限らず、注油
管路13,14の先端部を筐体12aの側面から離間す
る方向、あるいは筐体12aの前後方向に所定角度傾斜
させるように形成することもできる。
【0019】また、注油管路13,14は、給油系路に
基端部が接続され、中間部が計量機12の筐体12aの
外部に導出され、先端部が給油装置設置面方向に延在し
て先端開口から油液が吐出される構成である。すなわ
ち、計量機12には、従来のように給油ホースや給油ノ
ズルが設けられていない。そのため、作業員は、給油開
始から給油終了まで給油ノズルを把持する必要がなく、
給油中に労力が軽減されている。また、給油する際に給
油ホースが地面に引きずられないように注意する必要も
ない。
【0020】注油管路13,14には、手動式の開閉弁
15,16が配設されている。そして、開閉弁15,1
6の下流側にはエルボ17,18が連通されている。さ
らに、エルボ17,18の下端には、逆流を防止する逆
止弁19,20が配設されている。また、逆止弁19,
20の下方には、吐出パイプ機構22,23が連通され
ている。この吐出パイプ機構22,23は、後述するよ
うに径の異なる2本のパイプが摺動可能に嵌合された構
成とされている。すなわち、給油する前は2本のパイプ
が重なり合うように短くされ、ポリ容器21に給油する
際は外側のパイプが下方に摺動されてポリ容器21の給
油口21aに挿入される。
【0021】また、注油管路13,14の左右方向に延
在する給油位置間隔は、計量機12の両側で2列に並ん
だ顧客が支障なく給油できるように設定されている。
尚、注油管路13,14は、計量機12の両側に限ら
ず、計量機12の前面に並設することもできる。この場
合、1人の顧客が2個のポリ容器21へ同時給油でき
る。ポリ容器21は、給油口21aが給油しやすい高さ
位置となるように容器載置台24の載置部25に載置さ
れる。この載置部25は、格子状に形成されている。そ
して、載置部25の下方には、万が一ポリ容器21の給
油口21aから油液が溢れた場合、油液を回収するため
のオイルパン26が設置されている。このオイルパン2
6の容量は、ポリ容器21の最大容量と同様な容積が確
保されている。そのため、例えばポリ容器21に残油が
ある状態で給油量がプリセットされた場合に油液が溢れ
てもオイルパン26に回収されて周囲に漏出することが
防止される。
【0022】計量機12の正面の上部には、給油量を表
示する表示器27,28が設けられている。また、計量
機12の左右側面には、緊急停止用スイッチ釦29とプ
リセット操作部(プリセット設定部)30とが配設され
ている。図3はプリセット給油制御部にブロック図であ
る。図3に示されるように、プリセット給油制御部31
は、上記プリセット操作部30と、制御回路32とを有
する。プリセット操作部30は、ポリ容器21の種類に
応じた容量を設定するためのプリセットキー33〜36
が配設されている。プリセットキー33〜36は、夫々
10,15,18,20リットルの各プリセット値を設
定するためのスイッチである。そのため、作業員は、容
器載置台24に載置されたポリ容器21の容量を確認し
た後、プリセットキー33〜36の何れかを押下するこ
とにより簡単に給油すべき給油量をプリセットすること
ができる。
【0023】また、プリセット操作部30には、任意の
数値をプリセットするためのテンキー37が設けられて
いる。このテンキー37は、上記プリセットキー33〜
36以外の給油量をプリセットする場合に操作されるキ
ーである。そして、プリセットキー33〜36又はテン
キー37により設定されたプリセット値を表示する表示
器38が設けられている。さらに、プリセット操作部3
0には、スタートキー(給油開始指示手段)39、リッ
ターキー40、切換キー41、登録キー42、読出しキ
ー43、設定キー44が配設されている。
【0024】制御回路32は、プリセット操作部30か
ら給油すべきプリセット値が入力された後、スタートキ
ー39が押下されると、ポンプ45を起動させると共に
電磁弁46を開弁させる。これで、ポリ容器21へのプ
リセット給油が開始される。そして、流量計47により
計測された給油量がプリセット値に等しくなったとき、
制御回路32は、ポンプ45を停止させると共に電磁弁
46を閉弁させる。これで、プリセットされた給油量が
ポリ容器21に給油され、プリセット給油が終了する。
【0025】尚、顧客は、作業ブースの隣に設置された
自動券売機(図示せず)で希望する給油量に対応する給
油チケット(例えば20リットル券、あるいは18リッ
トル券等)を購入してからポリ容器21を容器載置台2
4に載置して作業員に給油チケットを手渡す。そして、
作業員は、給油チケットに記載された給油量をプリセッ
ト操作部30のプリセットキー33〜36又はテンキー
37により設定した後、スタートキー39を押下する。
その後、作業員は、注油管路13,14に配設された手
動式の開閉弁15,16を開弁操作して給油を開始す
る。
【0026】図4は計量機12の内部構成を示す縦断面
図である。図4に示されるように、計量機12の筐体1
2a内部には、地下タンク(図示せず)に連通された給
油経路51が配設されている。この給油経路51には、
ベーンポンプ45と、2段閉弁式の電磁弁46と、4ピ
ストン式の流量計47とが配設されている。また、筐体
12aの支柱12bには、ポンプ45を駆動するモータ
48と、流量計47のロータ回転が伝達されて流量パル
スを出力する流量パルス発振器52とよりなる。そし
て、電磁弁46の流出口から引き出された管路53、5
4が夫々筐体12aの左右側面に延在されている。
【0027】図5は吐出パイプ機構22,23の構成を
示す縦断面図である。図5に示されるように、吐出パイ
プ機構22,23は、径の異なる内管61と外管62と
が摺動可能に嵌合されてなる。内管61は上端がエルボ
17,18に連通された固定管路である。また、外管6
2は内管61の外側で上下方向に摺動可能に取り付けら
れており、その上端に操作レバー63が水平方向に突出
している。この操作レバー63は、外管62を昇降させ
る際に上下方向に押圧操作されると共に、外管62が上
昇した位置にあるとき、回動操作により内管61の外周
に設けられた係止部64に係止される。
【0028】また、内管61の外周と外管62の内周と
の間には、Oリングからなるシール部材65,66が介
在している。そのため、内管61と外管62との間から
油液の噴き出しが防止されている。また、シール部材6
5,66は、内管61の外周に固定されているので、内
管61と外管62との相対変位が生じた場合の抵抗とな
る。そのため、外管62を昇降させる際は、シール部材
65,66の抵抗により外管62を任意の高さ位置に停
止させることができる。
【0029】さらに、外管62の上端には、シール部材
65に当接するように内側に曲げられたストッパ67が
設けられている。そのため、ストッパ67は、外管62
が最下位まで降下されると、シール部材65に当接して
脱落が防止される。シール部材65,66は、外管62
の内壁に摺接しているため、給油終了後に外管62が上
方向に引き上げられると共に、外管62の内壁に付着し
た油液を掻き落とす役目も有している。そのため、給油
終了後、ポリ容器21に挿入された外管62の内壁に
は、油液が付着しているが、外管62が引き上げられる
ことにより付着した油液が除去されて液だれが防止され
る。
【0030】また、外管62の下端近傍の外周には、鍔
状に突出するストッパ68が設けられている。このスト
ッパ68は、ポリ容器21の給油口21aに当接して外
管62の挿入高さを規制している。そのため、外管62
の下端がポリ容器21の給油口21aから所定長さだけ
挿入された状態で停止されることになり、外管62に付
着した油液の液だれが抑制される。
【0031】さらに、内管61の下端開口には、液だれ
防止用の網69が設けられている。この網69は給油が
終了して電磁弁46が閉弁した後、表面張力により内管
61に残留する油液の液だれを防止する。尚、液だれ防
止部材としては、網69以外のもの、例えば細管の集合
体あるいはシャワーキャップ等でも良い。また、外管6
2の流出口となる下端開口62aには、油液の吐出方向
を分散させるためのピン(油液分散部材)70が横架さ
れている。内管61から吐出された油液は、網69を通
過する際に減速され、さらに外管62を通過して吐出さ
れる際にピン70により左右方向に分散される。そし
て、外管62から吐出された油液は、ポリ容器21の内
壁に向かう流れとなってポリ容器21内の液面に直接る
衝突することが防止される。これにより、液面に発生す
る泡を抑制することができるので、満タン時にポリ容器
21の給油口21aから油液が吹き出すことを防止でき
る。
【0032】図6は容量の異なるポリ容器に外管62が
挿入された状態を示す図である。図6に示されるよう
に、比較的高さの低い10L用ポリ容器21Aの場合、
外管62が低位置まで降下してポリ容器21Aの給油口
21aに挿入される。また、比較的高さの高い18L用
ポリ容器21Bの場合、外管62が比較的高い位置でポ
リ容器21Bの給油口21aに挿入される。
【0033】このように、内管61に対し外管62が上
下方向に摺動できるので、ポリ容器21の容量または高
さに応じて外管62の高さ位置を任意に調整することが
でき、上記以外のポリ容器21にも対応できるように構
成されている。図7はポリ容器に給油する状態を示す正
面図である。ここで、上記のように構成された給油装置
11の給油操作について説明する。
【0034】顧客は自動券売機で給油チケットを購入し
た後、図7に示されるように、ポリ容器21を容器載置
台24に載置して作業員に給油チケットを手渡す。そし
て、作業員は操作レバー63を回して係止解除すると共
に外管62を降下させてポリ容器21Bの給油口21a
に挿入する。そして、手動式の開閉弁15,16を開弁
させる。
【0035】この後、作業員は、給油チケットに記載さ
れた給油量をプリセット操作部30を操作してプリセッ
ト値を設定する。このとき、作業員は、18リットル入
りのポリ容器21であるのに顧客が間違って20リット
ル券を購入してしまうおそれがあるので、ポリ容器21
の容量を確認してから給油量をプリセット設定する。プ
リセット操作部30のスタートキー39がオンに操作さ
れると、ポンプ45を起動させると共に電磁弁46を開
弁させてポリ容器21へのプリセット給油が開始され
る。そして、プリセットされた給油量が流量計47によ
り計測されると、ポンプ45が停止されると共に電磁弁
46が閉弁される。これで、ポリ容器21へのプリセッ
ト給油が終了する。
【0036】このようにポリ容器21が容器載置台24
に載置され、外管62を降下させてポリ容器21の給油
口21aに挿入するため、作業員は従来装置のように腰
を曲げて給油ノズルを操作せずに済み、給油操作が容易
に行える。そのため、従来装置よりも作業員の労力が軽
減されている。さらに、作業員は給油開始した後は、別
の給油作業を行うことができ、1人の作業員が複数のポ
リ容器21への給油を行えるので、給油作業効率を高め
ることができる。
【0037】図8は本発明の給油装置で給油する場合の
レイアウト1を示す平面図である。図8に示されるよう
に、レイアウト1では、2台の給油装置11の両側に顧
客71が4列A〜Dに並んでいる。各顧客71は、空の
容器21を持って給油装置11の前に並び順番に前へ移
動する。給油装置11の側方で容器21へ灯油を給油す
る。そして、給油が終了した顧客71は、矢印で示すよ
うに給油装置11の後ろ側へ移動して出口へ向かう。こ
のレイアウト1では、給油待ちの顧客71と給油終了し
た顧客71とが交差しないため、顧客71の流れがスム
ーズとなる。そのため、順番待ちをしている顧客71同
士が混乱しないようにできると共に、給油作業効率を高
めることができる。
【0038】図9は本発明の給油装置で給油する場合の
レイアウト2を示す平面図である。図9に示されるよう
に、レイアウト2では、2台の給油装置11の前側に顧
客71が4列A〜Dに並んでいる。容器21への給油
は、給油装置11の側方で行う。そして、給油が終了し
た顧客71は、矢印で示すように給油装置11の前側へ
Uターンして出口へ向かう。このレイアウト2では、給
油装置11の後ろ側に顧客71が移動しないため、給油
装置11の後方に通路を設ける必要がない。そのため、
狭い場所に給油装置11を設置するのに適している。
【0039】図10は本発明の給油装置で給油する場合
のレイアウト3を示す平面図である。図10に示される
ように、レイアウト3では、給油装置11の前側に一対
の注油管路13,14が配設されている。顧客71は、
各給油装置11の前側に一列に並んでいる。この場合、
1人の顧客71は、2個の容器21に同時に給油するこ
とができる。そのため、顧客71が給油終了するまでの
時間が短縮され、各顧客71が複数の容器21を持って
いても短時間で給油できるので、後ろに並んだ顧客71
の待ち時間が短くて済む。
【0040】そして、給油が終了した顧客71は、矢印
で示すように給油装置11の前側へUターンして出口へ
向かう。このレイアウト3では、上記レイアウト2の場
合と同様に給油装置11の後ろ側に顧客71が移動しな
いため、給油装置11の後方に通路を設ける必要がな
い。そのため、狭い場所に給油装置11を設置するのに
適している。
【0041】図11は本発明の給油装置で給油する場合
のレイアウト4を示す平面図である。図11に示される
ように、レイアウト4では、横方向に延在する給油装置
72内に複数の計量機12が収納されている。この給油
装置72の前面には、4本の注油管路73〜76が並設
されている。給油装置72は横方向の幅寸法が十分に大
きいので、各注油管路73〜76の間隔を広くできる。
顧客71は、各注油管路73〜76の前側に一列に並ん
でいる。
【0042】また、レイアウト4では、各注油管路73
〜76の間隔を広くとることができるため、4列A〜D
に並んでいる顧客71が互いに接触せず、余裕をもって
順番待ちできる。そして、給油が終了した顧客71は、
矢印で示すように給油装置11の前側へUターンして出
口へ向かう。図12は本発明の給油装置の変形例1の構
成を示す正面図である。尚、変形例1において、上記実
施例と同一部分には同一符号を付してその説明を省略す
る。
【0043】図12に示されるように、給油装置81
は、給油経路51に連通された管路54には負圧導入に
より開弁状態を保持する自動閉弁機構82が設けられて
いる。この自動閉弁機構82では、スタートキー39が
オンに操作されると共に、開弁動作する。そして、自動
閉弁機構82では、油液の流速に生じた負圧により開弁
状態を保持し、負圧導入が停止されると閉弁動作するよ
うに構成されている。
【0044】尚、自動閉弁機構82の詳細な構成は、周
知であるので、ここではその説明を省略する。管路54
の先端には、第1回動継手83が接続されている。この
第1回動継手83は、上方傾斜して延在するアームパイ
プ84を上下方向に回動可能に支持している。そして、
アームパイプ84の上端は第2回動継手85に接続され
ている。さらに、第2回動継手85は、垂下方向に延在
するドロップパイプ86を回動自在に支持している。
【0045】ドロップパイプ86は、第1回動継手83
及び第2回動継手85の回動動作に伴って昇降移動でき
るように支持されている。また、ドロップパイプ86の
下端開口86aには、大気導入用チュープ87が開口し
ている。この大気導入用チュープ87は、図12におい
て破線で示すようにドロップパイプ86及びアームパイ
プ84,管路54に挿通されて自動閉弁機構82に連通
されている。
【0046】ドロップパイプ86の下端は、ポリ容器2
1の給油口21aに挿入される。この状態で給油が開始
されると、自動閉弁機構82の開弁動作と共に油液がア
ームパイプ84及びドロップパイプ86を介してポリ容
器21に給油される。その際、自動閉弁機構82におい
ては油液の流速により負圧が発生し、大気導入用チュー
プ87を介してポリ容器21内の空気を吸引する。
【0047】そして、ポリ容器21への給油が行われて
液面が上昇すると、やがてドロップパイプ86の下端開
口及び大気導入用チュープ87の端部開口が液面により
閉塞される。これにより、自動閉弁機構82への空気供
給が停止する。その結果、自動閉弁機構82は、弁部の
係止が解除されて閉弁動作する。よって、ポリ容器21
では、給油口21aから油液が溢れるオーバフロー事故
が防止される。
【0048】従って、ポリ容器21に残油があるのにポ
リ容器21の満タン容量をプリセットした場合でも、自
動閉弁機構82の液面検知に伴う自動閉弁動作によりオ
ーバフロー事故を未然に防止できる。図13は本発明の
給油装置の変形例2の構成を示す正面図である。尚、変
形例1において、上記実施例と同一部分には同一符号を
付してその説明を省略する。
【0049】給油装置85は、給油経路51に連通され
た管路54の端部に給油ノズル88が接続されている。
給油ノズル88は負圧導入により開弁状態を保持する自
動閉弁機構が内蔵されている。この給油ノズル88に設
けられた自動閉弁機構は、油液の流速に生じた負圧によ
り開弁状態を保持し、負圧導入が停止されると閉弁動作
するように構成されている。
【0050】尚、給油ノズル88の詳細な構成は、周知
であるので、ここではその説明を省略する。給油ノズル
88は、ノズルレバー88aを開弁操作することにより
開弁動作して給油開始が行われる。給油ノズル88の吐
出パイプ89は垂下方向に延在形成され、ポリ容器21
の給油口21aに挿入されている。そして、吐出パイプ
89の先端には、図13中破線で示すように大気導入パ
イプ90が開口している。
【0051】そして、ポリ容器21への給油が行われて
液面が上昇すると、やがて吐出パイプ89の下端開口及
び大気導入パイプ90の端部開口が液面により閉塞され
る。これにより、自動閉弁機構への空気供給が停止す
る。その結果、給油ノズル88は、弁部の係止が解除さ
れて閉弁動作する。よって、ポリ容器21では、給油口
21aから油液が溢れるオーバフロー事故の発生が防止
される。
【0052】図14は本発明の給油装置の変形例3の構
成を示す縦断面図である。尚、変形例3において、上記
実施例と同一部分には同一符号を付してその説明を省略
する。図14に示されるように、吐出パイプ機構22,
23の外管62の下端開口には、ポリ容器21の液面上
昇又は液面に発生した泡を検知するためのセンサ91が
設けられている。このセンサ91としては、例えばフロ
ートスイッチや超音波センサや光センサなどが使用され
る。
【0053】例えばセンサ91に超音波センサ又は光セ
ンサが用いられた場合、送信器92と受信器93とが対
向するように取り付けてなる。センサ91は、送信器9
2と受信器93との間に油液又は泡が侵入すると、受信
器93の受信レベルが変化して液面検知信号を制御回路
32に出力する。これにより、制御回路32は、電磁弁
46を閉弁させて給油を停止させる。
【0054】よって、ポリ容器21では、残油量に拘わ
らず給油口21aから油液が溢れるオーバフロー事故の
発生が防止される。図15はセンサ91を有する外管6
2がポリ容器21の給油口21aに挿入された状態を示
す図である。図15に示されるように、外管62は外周
に設けられたストッパ68が給油口21aの上端に当接
する位置まで挿入される。この状態で外管62の挿入長
さが一定になり、ポリ容器21に対するセンサ91の位
置が規制される。そのため、比較的高さの低い10L用
ポリ容器21Aの場合、外管62が低位置まで降下して
ストッパ68が給油口21aに当接するまでポリ容器2
1Aの給油口21aに挿入される。
【0055】また、比較的高さの高い18L用ポリ容器
21Bの場合も、ストッパ68が給油口21aに当接す
るまで外管62をポリ容器21Bの給油口21aに挿入
させる。このように、ポリ容器21の容量または高さに
かかわりなくセンサ91の挿入位置を一定に保つことが
できる。そして、センサ91により液面が検知されたと
き、電磁弁46が閉弁されて給油が自動的に停止され
る。そのため、ポリ容器21の容量に関係なく、給油口
21aの直前位置まで給油が行われ、自動的に給油が停
止される。
【0056】図16は本発明の給油装置の変形例4の構
成を示す縦断面図である。尚、変形例4において、上記
実施例と同一部分には同一符号を付してその説明を省略
する。図16に示されるように、給油装置95は、筐体
96の前面上部96aにプリセット操作部97〜100
と、給油を表示する表示器101〜104とが配設され
ている。また、筐体96の前面下部96bに注油管路1
05〜108が並設されている。
【0057】尚、筐体96の前面上部96aは、筐体9
6の前面下部96bより前側に突出しているため、プリ
セット操作部97〜100が操作し易い位置に設けられ
ている。図17は本発明の給油装置の変形例5の構成を
示す縦断面図である。尚、変形例5において、上記実施
例と同一部分には同一符号を付してその説明を省略す
る。
【0058】図17に示されるように、給油装置110
は、筐体111の前後面にプリセット操作部112と、
給油を表示する表示器113とが配設されている。ま
た、筐体111の前後面の下方に注油管路114が配設
されている。この給油装置110では、前後方向に顧客
が並ぶため、各顧客の列が180度の方向に延在して相
互に干渉することがないので、順番待ちの顧客が混乱し
ないで済む。
【0059】図18は本発明の給油装置の変形例6の構
成を示す縦断面図である。尚、変形例6において、上記
実施例と同一部分には同一符号を付してその説明を省略
する。図18に示されるように、給油装置115は、筐
体116の前面にプリセット操作部117と、給油を表
示する表示器118とが配設されている。また、筐体1
16の前面には、注油管路119と、コイン投入器12
0とが配設されている。各ポリ容器21の容量に応じた
大きさのコイン(例えば10L用コイン、15L用コイ
ン、18L用コイン、20L用コイン等)が販売されて
いる。そして、コイン投入器120には、予め購入され
たコインが使用される。
【0060】すなわち、給油装置115は、コイン投入
器120に投入されたコインの大きさに応じた給油量が
自動的に給油される。尚、コインの代わりにカードを使
用する構成とすることも可能である。図19は本発明の
給油装置の変形例7の構成を示す縦断面図である。尚、
変形例7において、上記実施例と同一部分には同一符号
を付してその説明を省略する。
【0061】図19に示されるように、給油装置121
は、計量機122と、金銭自動支払機123とを通信ケ
ーブル124により接続してなる。金銭自動支払機12
3は、正面にタッチパネル125を有し、その下方に支
払用窓126と釣銭用窓127が配設されている。顧客
は金銭自動支払機123の支払用窓126に紙幣を投入
する。その次に前述したプリセット操作を行ってポリ容
器21への給油を開始する。給油が終了すると、金銭自
動支払機123では、給油量に相当する金額が差し引か
れた釣銭が釣銭用窓127から支払われる。
【0062】このように、現金で直接支払うように構成
することができるので、上記実施例のように券を購入し
たり、あるいはコインを購入する必要がない。また、金
銭自動支払機123の代わりにプリペイドカードを読み
取るカードリーダライタを設置する構成とすることもで
きる。図20は本発明の給油装置の変形例8の構成を示
す縦断面図である。尚、変形例8において、上記実施例
と同一部分には同一符号を付してその説明を省略する。
【0063】図20に示されるように、注油管路13,
14の外管62は、下端開口に油液を拡散するためのシ
ャワーキャップ130が嵌合固定されている。外管62
がポリ容器21の給油口21aに挿入されて給油が開始
されると、シャワーキャップ130の各小孔130aか
ら噴射された油液がポリ容器21の内壁21bに向かっ
て吹き付けられる。
【0064】そのため、外管62から吐出された油液
は、一部が直接液面に衝突し、一部が内壁21bに衝突
する。これにより、ポリ容器21において、油液に空気
を巻き込む量が減少して液面に発生する泡量が減少す
る。よって、ポリ容器21が満タンになるとき給油口2
1aから油液の泡が噴き出すことが防止される。図21
は本発明の給油装置の変形例9の構成を示す縦断面図で
ある。尚、変形例9において、上記実施例と同一部分に
は同一符号を付してその説明を省略する。
【0065】図21に示されるように、注油管路13,
14の外管62は、下端にテーパ状の傾斜面131を有
する。この傾斜面131には、外管62の軸線に対し所
定角度傾斜した方向に貫通された複数の小孔132が設
けられている。外管62がポリ容器21の給油口21a
に挿入されて給油が開始されると、傾斜面131に設け
られた小孔132から噴射された油液がポリ容器21の
内壁21bに向かって斜めに吹き付けられる。
【0066】そのため、外管62から吐出された油液
は、内壁21bに衝突する。これにより、ポリ容器21
において、油液に空気を巻き込む量が減少して液面に発
生する泡量が減少する。よって、ポリ容器21が満タン
になるとき給油口21aから油液の泡が噴き出すことが
防止される。図22は本発明の給油装置の変形例10の
構成を示す縦断面図である。尚、変形例10において、
上記実施例と同一部分には同一符号を付してその説明を
省略する。
【0067】図22に示されるように、注油管路13,
14の外管62は、下端開口が底板133により閉塞さ
れている。そして、外管62の先端近傍の外周には、側
方に貫通する複数の小孔134が設けられている。外管
62がポリ容器21の給油口21aに挿入されて給油が
開始されると、外管62の外周に設けられた複数の小孔
134から噴射された油液がポリ容器21の内壁21b
に向かって吹き付けられる。
【0068】そのため、外管62から吐出された油液
は、内壁21bに衝突する。これにより、ポリ容器21
において、油液に空気を巻き込む量が減少して液面に発
生する泡量が減少する。よって、ポリ容器21が満タン
になるとき給油口21aから油液の泡が噴き出すことが
防止される。図23は本発明の給油装置の変形例11の
構成を示す縦断面図である。図24は変形例11の構成
を示す側面図である。図25は外管62がポリ容器21
の給油口21aに挿入された状態を示す縦断面図であ
る。尚、変形例11において、上記実施例と同一部分に
は同一符号を付してその説明を省略する。
【0069】図23に示されるように、注油管路13,
14の外管62の外側に筒状のカバー135が嵌合され
ている。カバー135は、上端が内管61に固着されて
いる。また、カバー135には、操作レバー63が上下
方向に移動するためのガイド溝136が設けられてい
る。そして、内管61と外管62との間には、Oリング
からなるシール部材65,66が介在すると共に、外管
62とカバー135との間には、Oリングからなるシー
ル部材137が介在されている。
【0070】シール部材137は、カバー135の下端
開口の内周に固定されている。そのため、外管62の内
周には、シール部材66が摺接し、外管62の外周に
は、シール部材137が摺接している。図24に示され
るように、ガイド溝136は上端に横方向に延在するス
トッパ部136aを有する。そのため、外管62は、操
作レバー63が横方向に回動操作されてストッパ部13
6aに嵌合されると、上方に移動した待機位置に係止さ
れる。また、ガイド溝136の周縁部には、上下方向に
沿って所定間隔毎の目盛り136bが設けられている。
従って、操作レバー63が下方に押し下げる際は、操作
レバー63の位置を目盛り136bで確認することがで
きる。そのため、例えばポリ容器21の容量、高さに応
じた外管62の降下位置を目盛り136bに対する操作
レバー63の位置から容易に割り出すことができる。
【0071】そして、外管62をポリ容器21の給油口
21aに挿入させる際は、図25に示されるように、操
作レバー63をストッパ部136aから離間させる方向
に回動させた後、下方に摺動させる。これにより、外管
62は各シール部材65,66,137を摺接しながら
降下してポリ容器21の給油口21aに挿入される。外
管62は各シール部材65,66,137との摺接によ
り負荷が付与されているので、任意の位置で停止するこ
とができる。そのため、作業員は、操作レバー63を押
し下げるだけ、外管62をポリ容器21の給油口21a
に挿入することができる。
【0072】外管62は、その下端開口がポリ容器21
の底部に近接する位置まで挿入される。このように、ポ
リ容器21の底部に近接されまで、外管62が挿入され
た状態で給油が開始される。図26は外管62がポリ容
器21の底部に挿入されて給油する状態を示す縦断面図
である。
【0073】図26に示されるように、外管62の下端
開口がポリ容器21の底部に近接する位置まで挿入され
た状態で給油が開始されると、給油開始直後に外管62
の下端開口が油液中に潜ってしまう。その後は、外管6
2の下端開口が油液中に浸された状態で給油が行われる
ため、外管62から吐出された油液に空気が混入せず、
液面の泡発生が抑制される。
【0074】よって、ポリ容器21が満タンになるとき
給油口21aから油液の泡が噴き出すことが防止され
る。図27は本発明の給油装置の変形例12の構成を示
す縦断面図である。尚、変形例12において、上記実施
例と同一部分には同一符号を付してその説明を省略す
る。
【0075】図27に示されるように、内管61の下端
開口には網69が設けられると共に、外管62の下端開
口には網140が設けられる。内管61に設けられた網
69は、油液の流速を減速すると共に給油終了後の液だ
れ防止を目的とし設けられている。また、外管62に設
けられた網140は、外管62に残留した油液の液だれ
を防止すると共にポリ容器21に吐出される油液の流速
を減速して液面の泡発生を抑制することを目的としてい
る。
【0076】従って、外管62の下端開口に網140を
設けるといった簡単な構成で、給油中の泡発生を抑制で
きると共に、給油終了後の液だれを防止することができ
る。図28は本発明の給油装置の変形例13の構成を示
す縦断面図である。尚、変形例13において、上記実施
例と同一部分には同一符号を付してその説明を省略す
る。
【0077】図28に示されるように、外管62の下端
開口62aは、テーパ状に広げられている。そして、下
端開口62aの内部には、弁支持部材141が支持され
ている。この弁支持部材141の中央孔には、チャッキ
弁142の弁軸142aが摺動自在に挿入されている。
さらに、チャッキ弁142の弁体142bは、円錐状に
形成されている。
【0078】チャッキ弁142は、給油が停止される
と、コイルバネ143のバネ力により弁体142bが下
端開口62aの内壁に当接して外管62を遮断する。こ
のように、本変形例では、チャッキ弁142が外管62
の先端に設けられているので、給油停止と同時にチャッ
キ弁142が閉弁動作して外管62内に残留する油液の
液だれを防止することができる。
【0079】また、チャッキ弁142は、給油が開始さ
れると、外管62を流れる油液に圧力に押圧されて下方
に変位する。これにより、外管62を流れる油液は、弁
体142bと下端開口62aとの間に形成された流路1
44を通過して弁支持部材141に設けられた複数の小
孔145から斜め方向に吐出される。このように弁支持
部材141の小孔145から吐出された油液は、ポリ容
器21の内壁に衝突して流速が減速されるため、空気を
油液中に巻き込まない。そのため、給油による油液の泡
発生が抑制される。よって、ポリ容器21が満タンにな
るとき給油口21aから油液の泡が噴き出すことが防止
される。
【0080】図29は本発明の給油装置の変形例14の
構成を示す縦断面図である。尚、変形例14において、
上記実施例と同一部分には同一符号を付してその説明を
省略する。図29に示されるように、吐出パイプ機構1
49は、径の異なる内管61と外管62とが摺動可能に
嵌合されてなる。内管61は上端がエルボ17,18に
連通された固定管路である。また、外管62は内管61
の外側で上下方向に摺動可能に取り付けられており、そ
の上端外周にコ字状の把持部150が設けられている。
この把持部150は、外管62の上端から下方に延在さ
れたブラケット151に固定されており、作業員が外管
62を上下動させるために掴みやすいように取り付けら
れている。
【0081】外管62の下端に開口する吐出口152に
は、液面検知手段としてのフロートスイッチ153が設
けられている。このフロートスイッチ153は、吐出口
152に収容された状態で固定された筒状の支持部材1
54の天板に取り付けられたリードスイッチ155と、
リードスイッチ155の下方に設けられたフロート15
6とからなる。
【0082】フロート156の上面には、円盤状に形成
されたマグネット157が固着されている。フロート1
56は、支持部材154の天板から下方に延在するよう
に設けられた軸158が貫通される中央孔156aを有
し、軸158に沿って上下方向に摺動可能に取り付けら
れている。また、フロート156は、内部に中空な空気
室が形成されているため、液面に接すると浮力を受けて
上方に移動する。
【0083】軸158の下端には、フロート156を係
止するストッパ159が半径方向に突出している。その
ため、フロート156は、液面に接するまでストッパ1
59に当接して脱落が防止され、且つマグネット157
がリードスイッチ155から十分に離間位置に保持され
ている。リードスイッチ155は、密閉された防爆ケー
ス内に収容された状態で支持部材154の天板に取付け
られており、油液が吐出される吐出口152にあっても
安全性及び耐油性が確保されている。そして、リードス
イッチ155は、給油による液面上昇に伴って給油油液
の液面が給油口21aに達してその浮力によりフロート
156が上昇すると、マグネット157が相対的に近接
するため、マグネット157からの磁界により閉成す
る。
【0084】よって、このような液面検知動作によりリ
ードスイッチ155が閉成すると、制御回路32に液面
検知信号が出力される。制御回路32は、リードスイッ
チ155からの液面検知信号に基づいてポンプ45を停
止させると共に、電磁弁46を閉弁させる。これで、ポ
リ容器21が満タンになるとき給油口21aから油液が
噴き出すオーバフローが防止される。
【0085】また、外管62の外周には、防爆構造とさ
れた結線用ケース160が取り付けられている。この結
線用ケース160の下端側には、リードスイッチ155
から引き出されたリード線161が接続されている。ま
た、結線用ケース160の上端側には、外管62の摺動
動作に応じて伸縮するコイル状に形成されたカールケー
ブル162が接続されている。そして、カールケーブル
162の他端が上記制御回路32に接続されている。
【0086】外管62の内側に挿入された内管61の下
端開口には、液垂れ防止用のチャッキ弁163が設けら
れている。チャッキ弁163は、コイルバネ164のバ
ネ力により上方に付勢された内管61の内壁に環状に形
成された弁座165に当接して流路を遮断する。尚、コ
イルバネ164のバネ定数は、バネ力が内管61に残留
する油液の重量よりも大となるように設定されている。
そのため、ポンプ45により加圧された油液が内管61
に供給される給油中は、チャッキ弁163が下方に移動
して弁座165から離間する。そして、ポリ容器21に
油液が吐出される。
【0087】また、チャッキ弁163は、弁軸163a
が内管61の下端開口に締結されたガイド部材166の
ガイド孔166aに挿通され、給油時又は給油停止に伴
う開閉動作がガイドされる。図30は図29中A−A線
に沿う横断面図である。図30に示されるように、支持
部材154は吐出口152の内壁に接した状態で固定さ
れる。そのため、支持部材154の外周と吐出口152
の内壁との間に油液吐出用の流路167が形成される。
そして、支持部材154と吐出口152の内壁とが接す
る部分には、フロート156の移動方向である軸線方向
に延在するスリット168、169が設けられている。
【0088】このスリット168、169は、支持部材
154の内側と外管62の外側とを連通することによ
り、支持部材154内に流入した油液及びフロート15
6上部の支持部材154内の空気を横方向に逃がすため
のものである。これにより、フロート156は、給油中
でも支持部材154内に流入した油液に邪魔されずに液
面の上昇と共に上動できる。
【0089】図31は図29中B−B線に沿う横断面図
である。図31に示されるように、チャッキ弁163の
開閉動作をガイドするガイド部材166には、チャッキ
弁163の開弁動作により供給される油液が通過するた
めの流路用孔166bが複数設けられている。そのた
め、給油開始によりチャッキ弁163が開弁動作する
と、弁座165を通過した油液は、ガイド部材166の
流路用孔166bを通過して外管62へ流出する。
【0090】また、外管62の外周に設けられたストッ
パ68は、ポリ容器21の給油口21aを覆うように形
成されており、給油時には給油口21aに当接する。そ
のため、ストッパ68には、外管62の外周に近接する
位置に貫通孔68aが設けられている。この貫通孔68
aは、給油時には液面の上昇とに伴ってポリ容器21の
空気を外部に逃がすための通路として機能し、満タン直
前には液面に発生する泡を目視するための満タン確認用
窓として機能するものである。
【0091】そのため、満タン給油を行う際、作業員は
貫通孔68aから泡の上昇を見た時点でポリ容器21内
が油液で満タンになったことを確認できる。また、貫通
孔68aは、ポリ容器21の給油口21aがストッパ6
8により閉塞されているので、ポリ容器21内の液面が
給油と共に上昇する際に空気を排気させるための空気流
通孔としても機能する。
【0092】ここで、上記のように構成された吐出パイ
プ機構149を用いて給油する場合の動作について説明
する。図32は本発明の給油装置の変形例14の給油状
態を示す縦断面図である。図32に示されるように、作
業員は、把持部150を把持して外管62を下方に移動
させる。これにより、外管62の下端部がポリ容器21
の給油口21aに挿入される。外管62の挿入深さは、
外管62の外周に設けられたストッパ68がポリ容器2
1の給油口21aに当接する位置によって決まる。
【0093】この後、作業員は、給油チケットに記載さ
れた給油量をプリセット操作部30(図3参照)を操作
してプリセット値を設定する。このとき、作業員は、ポ
リ容器21の容量を確認してから給油量をプリセット設
定する。プリセット設定後にプリセット操作部30のス
タートキー39がオンに操作されると、ポンプ45が起
動されると共に電磁弁46が開弁されてポリ容器21へ
のプリセット給油が開始される。
【0094】これにより、ポンプ45による加圧された
油液が内管61に供給され、油液の流入圧力により内管
61の下端に設けられたチャッキ弁163が開弁動作す
る。さらに、チャッキ弁163の開弁動作により、弁座
165を通過した油液は、ガイド部材166の流路用孔
166bを通過して外管62へ供給され、支持部材15
4の外周と吐出口152の内壁との間に形成された流路
167を通過してポリ容器21内へ吐出される。
【0095】やがて、ポリ容器21内の液面が上昇す
る。ポリ容器21の給油口21aに挿入された外管62
の吐出口152には、前述したフロートスイッチ153
が設けられている。そのため、ポリ容器21内の液面が
上昇すると共に、フロートスイッチ153のフロート1
56が油液による浮力を受けてリードスイッチ155に
近接する方向に移動する。
【0096】そして、フロート156の上面に設けられ
たマグネット157がリードスイッチ155に近接した
とき、リードスイッチ155はマグネット157からの
磁界により閉成して制御回路32へリード線161及び
カールケーブル162を介して液面検知信号を出力す
る。これにより、制御回路32は、ポンプ45を停止さ
せると共に、電磁弁46を閉弁させて油液の供給を停止
して給油口21aから油液が噴き出すことを防止する。
【0097】また、ポンプ45の停止により内管61の
下端開口に設けられたチャッキ弁163が油液の流入圧
力を受けなくなるとによってコイルバネ164のバネ力
により弁座165に当接して内管61に残留する油液の
液垂れが阻止される。そして、作業員は、ストッパ68
の貫通孔68aから液面に発生する泡を視認することに
より、満タン給油の終了を自ら確認する。この後、作業
員は、把持部150を把持して外管62を上方に移動さ
せて、給油口21aから外管62を引き上げる。これ
で、ポリ容器21へのプリセット給油が終了する。
【0098】図33は図29中B−B線に沿う変形例の
横断面図である。ストッパ68の貫通孔68aは、前述
したような円形に限るものではなく、例えば図33に示
されるように、四角形状に形成しても良い。また、ポリ
容器21の給油口21aが比較的小さくできている場合
が多いので、貫通孔68aは外管62の外周に隣接する
位置に設ける。これで、給油口21a内部の液面上昇を
視認できる。
【0099】また、貫通孔68aは、上記円形又は四角
形以外の形状としても良いし、また複数設けるようにし
ても良いのは勿論である。尚、上記実施例では、灯油を
販売する場合を一例として挙げたが、これに限らず、灯
油以外の油液をポリ容器に給油して販売する場合にも適
用できるのは言うまでもない。
【0100】また、上記実施例では、作業員が外管62
の挿入操作及びプリセット操作を行うものとして説明し
たが、顧客自身が挿入操作及びプリセット操作を行って
セルフ給油することも可能である。
【0101】
【発明の効果】上述の如く、請求項1記載の発明によれ
ば、筐体の外部に延在された注油管を容器に挿入して給
油することができるので、給油中は給油ノズルを把持す
る必要がなく、作業員の労力を軽減することができる。
さらに、作業員が給油ノズルから離れて別の給油作業を
行うこともできるので、作業効率を高めることが可能に
なる。
【0102】また、請求項2記載の発明によれば、プリ
セット設定部による給油量の設定操作と給油開始指示手
段による給油開始操作とに基づき給油系路への送液を開
始させるため、容器の容量に応じた給油量を正確にプリ
セット給油することができる。また、請求項3記載の発
明によれば、径の異なる複数の管が摺動可能に嵌合され
ているので、容器の種類によって異なる給油口高さ位置
に対応して注油管の長さを伸縮させて給油口高さの異な
る容器でも容易に給油することができる。
【0103】また、請求項4記載の発明によれば、複数
の管のうち前記容器の給油口の上方に位置する管の下端
開口に網を設けたため、給油終了後に内筒又は外筒に残
留した油液が滴下することを防止でき、給油終了時の注
油管から吐出される油液の切れ具合を改善して油だれを
防止できる。また、請求項5記載の発明によれば、複数
の管の各内周と外周との間にシール部材を設けたため、
容器の給油口に内筒又は外筒を挿入して給油する際、内
筒と外筒との隙間から油液が噴き出すこと防止できる。
【0104】また、請求項6記載の発明によれば、複数
の管のうち容器の給油口に挿入される管の外周に給油口
に当接するストッパを設けたため、内筒又は外筒を容器
の給油口に深く挿入し過ぎてしまうことがなく、給油終
了後に内筒又は外筒を容器の給油口から引き抜く際の油
だれを減らすことができる。また、請求項7記載の発明
によれば、ストッパが容器の給油口を覆うように形成さ
れ、給油口と大気とを連通する開口が設けられているた
め、給油口から給油された油液あるいは液面に発生した
泡が溢れることを防止できると共に、開口から給油口に
液面が上昇して容器内が満タン状態になったことを目視
でき、且つストッパの開口を介して液面上昇に伴う空気
の流通を促進することができる。
【0105】また、請求項8記載の発明によれば、複数
の管のうち容器の給油口に挿入される管には、その端部
開口に液面を検知する液面検知手段が設けられているた
め、給油口の近傍まで液面が上昇したことを検知するこ
とができ、この液面検知手段から出力された液面検知信
号に基づいて給油を停止させることにより、油液が容器
の給油口から溢れるといったオーバフローを防止でき
る。
【0106】また、請求項9記載の発明によれば、複数
の管のうち前記容器の給油口に挿入される管には、その
端部開口に油液の吐出方向を分散させる油液分散部材が
設けられているため、注油管から吐出された油液が容器
内壁に吹き付けられて容器内での泡発生を抑制すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明になる給油装置の一実施例を示す斜視図
である。
【図2】給油装置の側面図である。
【図3】プリセット給油制御部にブロック図である。
【図4】計量機の内部構成を示す縦断面図である。
【図5】吐出パイプ機構の構成を示す縦断面図である。
【図6】容量の異なるポリ容器に外管が挿入された状態
を示す図である。
【図7】ポリ容器に給油する状態を示す正面図である。
【図8】本発明の給油装置で給油する場合のレイアウト
1を示す平面図である。
【図9】本発明の給油装置で給油する場合のレイアウト
2を示す平面図である。
【図10】本発明の給油装置で給油する場合のレイアウ
ト3を示す平面図である。
【図11】本発明の給油装置で給油する場合のレイアウ
ト4を示す平面図である。
【図12】本発明の給油装置の変形例1の構成を示す正
面図である。
【図13】本発明の給油装置の変形例2の構成を示す正
面図である。
【図14】本発明の給油装置の変形例3の構成を示す縦
断面図である。
【図15】センサを有する外管がポリ容器の給油口に挿
入された状態を示す図である。
【図16】本発明の給油装置の変形例4の構成を示す縦
断面図である。
【図17】本発明の給油装置の変形例5の構成を示す縦
断面図である。
【図18】本発明の給油装置の変形例6の構成を示す縦
断面図である。
【図19】本発明の給油装置の変形例7の構成を示す縦
断面図である。
【図20】本発明の給油装置の変形例8の構成を示す縦
断面図である。
【図21】本発明の給油装置の変形例9の構成を示す縦
断面図である。
【図22】本発明の給油装置の変形例10の構成を示す
縦断面図である。
【図23】本発明の給油装置の変形例11の構成を示す
縦断面図である。
【図24】変形例11の構成を示す側面図である。
【図25】外管がポリ容器の給油口に挿入された状態を
示す縦断面図である。
【図26】外管がポリ容器の底部に挿入されて給油する
状態を示す縦断面図である。
【図27】本発明の給油装置の変形例12の構成を示す
縦断面図である。
【図28】本発明の給油装置の変形例13の構成を示す
縦断面図である。
【図29】本発明の給油装置の変形例14の構成を示す
縦断面図である。
【図30】図29中A−A線に沿う横断面図である。
【図31】図29中B−B線に沿う横断面図である。
【図32】本発明の給油装置の変形例14の給油状態を
示す縦断面図である。
【図33】図29中B−B線に沿う変形例の横断面図で
ある。
【符号の説明】
11,72,81,85,110,115,121 給
油装置 12,122 計量機 13,14,73〜76,105〜108,114 注
油管路 15,16 開閉弁 17,18 エルボ 19,20 逆止弁 21 ポリ容器 22,23 吐出パイプ機構 24 容器載置台 26 オイルパン 27,28,101〜104,113 表示器 30,97〜100,112,117 プリセット操作
部 31 プリセット給油制御部 32 制御回路 33〜36 プリセットキー 37 テンキー 39 スタートキー 45 ポンプ 46 電磁弁 47 流量計 52 流量パルス発振器 51 給油経路 61 内管 62 外管 63 操作レバー 65,66 シール部材 67,68 ストッパ 68a 貫通孔 69 網 70 ピン 82 自動閉弁機構 83 第1回動継手 84 アームパイプ 85 第2回動継手 86 ドロップパイプ 87 大気導入用チュープ 88 給油ノズル 89 吐出パイプ 90 大気導入パイプ 91 センサ 120 コイン投入器 123 金銭自動支払機 126 支払用窓 127 釣銭用窓 130 シャワーキャップ 131 傾斜面 132 小孔 135 カバー 136 ガイド溝 137 シール部材 140 網 141 弁支持部材 142 チャッキ弁 149 吐出パイプ機構 150 把持部 152 吐出口 153 フロートスイッチ 154 支持部材 155 リードスイッチ 156 フロート 157 マグネット 163 チャッキ弁 165 弁座 166 ガイド部材 168,169 スリット
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成9年10月14日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図29
【補正方法】変更
【補正内容】
【図29】
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図30
【補正方法】変更
【補正内容】
【図30】
【手続補正3】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図31
【補正方法】変更
【補正内容】
【図31】
【手続補正4】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図32
【補正方法】変更
【補正内容】
【図32】
【手続補正5】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図33
【補正方法】変更
【補正内容】
【図33】
フロントページの続き (72)発明者 阿部 繁 静岡県掛川市淡陽13 トキコ株式会社静岡 工場内

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筐体内に油液が送液される給油系路を有
    する給油装置において、 該給油系路に基端部が接続され中間部が前記筐体の外部
    に導出され先端部が給油装置設置面方向に延在して先端
    開口から油液が吐出される構成となった注油管を備えた
    ことを特徴とする給油装置。
  2. 【請求項2】 前記請求項1記載の給油装置であって、 前記筐体に設けられ所望の給油量を予め設定するプリセ
    ット設定部と、 前記注油管による給油開始を指示する給油開始指示手段
    と、 前記プリセット設定部による給油量の設定操作と前記給
    油開始指示手段による給油開始操作とに基づき前記給油
    系路への送液を開始させる制御手段と、 を有することを特徴とする給油装置。
  3. 【請求項3】 前記請求項1記載の給油装置であって、 前記注油管は、径の異なる複数の管を摺動可能に嵌合さ
    せてなることを特徴とする給油装置。
  4. 【請求項4】 前記請求項2記載の給油装置であって、 前記複数の管のうち少なくとも一の管の先端側開口に液
    だれ防止部材を設けたことを特徴とする給油装置。
  5. 【請求項5】 前記請求項2記載の給油装置であって、 前記複数の管の各内周と外周との間にシール部材を設け
    たことを特徴とする給油装置。
  6. 【請求項6】 前記請求項1記載の給油装置であって、 前記複数の管のうち前記容器の給油口に挿入される管の
    外周に前記給油口に当接するストッパを設けたことを特
    徴とする給油装置。
  7. 【請求項7】 前記請求項6記載の給油装置であって、 前記ストッパは、前記容器の給油口を覆うように形成さ
    れ前記給油口と大気とを連通する開口が設けられている
    ことを特徴とする給油装置。
  8. 【請求項8】 前記請求項1記載の給油装置であって、 前記複数の管のうち前記容器の給油口に挿入される管に
    は、その端部開口に液面を検知する液面検知手段が設け
    られていることを特徴とする給油装置。
  9. 【請求項9】 前記請求項1記載の給油装置であって、 前記複数の管のうち前記容器の給油口に挿入される管に
    は、その端部開口に油液の吐出方向を分散させる油液分
    散部材が設けられていることを特徴とする給油装置。
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Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013039959A (ja) * 2011-08-19 2013-02-28 Tokiko Techno Kk 給液ノズル
JP2013151306A (ja) * 2012-01-25 2013-08-08 Yoshimasa Miyasaka 液体吐出具および注液装置
JP2014024565A (ja) * 2012-07-25 2014-02-06 Hanshin Foods Co Ltd ビール等の酒類注ぎ装置
JP2014084143A (ja) * 2012-10-23 2014-05-12 Yoshimasa Miyasaka 液体吐出具
JP2014137056A (ja) * 2013-01-18 2014-07-28 Yachiyo Industry Co Ltd 車両搭載装置用液体注入ノズル
WO2015190006A1 (ja) * 2014-06-12 2015-12-17 株式会社タツノ 給油装置
CN114436198A (zh) * 2022-02-10 2022-05-06 广州市坚毅机电设备有限公司 内置电池座桶式智能电动液体加注机

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