JPH0551090A - エンジンオイル交換装置 - Google Patents

エンジンオイル交換装置

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Publication number
JPH0551090A
JPH0551090A JP23224591A JP23224591A JPH0551090A JP H0551090 A JPH0551090 A JP H0551090A JP 23224591 A JP23224591 A JP 23224591A JP 23224591 A JP23224591 A JP 23224591A JP H0551090 A JPH0551090 A JP H0551090A
Authority
JP
Japan
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waste oil
oil
nozzle
waste
upper limit
Prior art date
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Pending
Application number
JP23224591A
Other languages
English (en)
Inventor
Mitsuharu Yoyasu
光晴 与安
Kenichi Fukuda
憲一 福田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokico Ltd
Original Assignee
Tokico Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Tokico Ltd filed Critical Tokico Ltd
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Publication of JPH0551090A publication Critical patent/JPH0551090A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 廃油タンクから廃油が外部に溢れ出るのを確
実に防止し、エンジンオイルの交換効率を向上できる。 【構成】 上限センサ32は、廃油タンク9に最大給油
量に応じた廃油を収容できるだけの余裕があるか否かを
検出すべく、廃油タンク9の最上面から寸法H1だけ下
側に設けられ、満杯センサ33は、廃油タンク9内の廃
油が満杯状態になったか否かを検出すべく、廃油タンク
9の最上面側に設けられている。これにより、コントロ
ールユニット36は、エンジンオイルの交換終了後に上
限センサ32からの検出信号に基づいて、オイル交換の
続行を許可するか否かを判定する。また、オイル交換中
に、満杯センサ33が作動したときには、コントロール
ユニット36は、廃油ポンプ8を速やかに停止させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば自動車用エンジ
ン等のエンジンオイルを交換するのに用いて好適なエン
ジンオイル交換装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図15ないし図17に従来技術によるエ
ンジンオイル交換装置を示す。
【0003】図において、1はエンジンオイル交換装置
のボックス本体を示し、該ボックス本体1の前面には後
述する廃油ノズル5および給油ノズル11が収容される
ノズル収容部1Aが設けられている。
【0004】2はボックス本体1内に設けられた貨幣管
理部を示し、該貨幣管理部2はボックス本体1の前面に
設けられ、硬貨が投入されるコイン投入部2Aと、該コ
イン投入部2Aの近傍に設けられ、紙幣が投入される紙
幣投入部2Bと、該紙幣投入部2Bの上側に設けられ、
金額を表示する金額表示器2Cと、コイン投入部2Aに
隣接して設けられた返却レバー2Dと、紙幣投入部2B
の下側に設けられ、釣銭等を排出する排出部2Eと、釣
銭切れ表示ランプ2Fとから構成され、該貨幣管理部2
は後述のコントロールユニット19に接続されている。
【0005】3はボックス本体1の前面上部に設けられ
たセレクトスイッチを示し、該セレクトスイッチ3は複
数個の照光式押釦スイッチ3A,3A,…から構成さ
れ、コントロールユニット19と接続されている。そし
て、該セレクトスイッチ3の各押釦スイッチ3Aのうち
一の押釦スイッチ3Aを押すことにより、後述するAコ
ースからGコースまでの7つの給油コースから一の給油
コースを選択できるようになっている。
【0006】4はボックス本体1のノズル収容部1A上
側に設けられ、コントロールユニット19と接続された
流量表示器を示し、該流量表示器4はコントロールユニ
ット19からの信号に基づいて給油量を表示するもので
ある。
【0007】5はボックス本体1のノズル収容部1Aに
収容され、ボックス本体1内の廃油ノズル掛け(図示せ
ず)に着脱可能に取付けられた廃油ノズルを示し、該廃
油ノズル5の基端側には廃油ホース5Aが接続されてい
る。そして、該廃油ノズル5は、自動車用エンジンのエ
ンジン本体内にオイルレベルゲージ穴(いずれも図示せ
ず)から挿入され、エンジン本体内の古いエンジンオイ
ル(廃油)を吸引するものである。
【0008】図16において、6はボックス本体1内に
配設された廃油配管で、該廃油配管6の一端側は廃油ノ
ズル5の廃油ホース5Aと接続され、他端側は後述の廃
油タンク9に取付けられている。また、該廃油配管6の
途中にはオイルフィルタ7が設けられている。
【0009】8はオイルフィルタ7の下流側に位置して
廃油配管6の途中に設けられた廃油ポンプで、該廃油ポ
ンプ8はコントロールユニット19と接続されている。
そして、該廃油ポンプ8はコントロールユニット19か
らの制御信号により駆動され、廃油を廃油ノズル5から
廃油配管6等を介して吸引し、廃油タンク9内に吐出す
るものである。
【0010】9はボックス本体1内に設けられた廃油タ
ンク、10は該廃油タンク9の上部側に設けられ、静電
容量式レベルスイッチ等からなる満杯センサを示し、該
満杯センサ10は、廃油タンク9内の廃油の液面レベル
がほぼ満杯状態に達すると作動し、これを満杯検出信号
としてコントロールユニット19に出力するものであ
る。
【0011】11は廃油ノズル5と共にボックス本体1
のノズル収容部1Aに収容され、給油ノズル掛け(図示
せず)に着脱可能に取付けられた給油ノズルを示し、該
給油ノズル11の基端側には給油ホース11Aが接続さ
れている。そして、該給油ノズル11は、エンジン本体
内から廃油ノズル5等によって廃油が吸引された後、オ
イル注入口(図示せず)からエンジン本体内に挿入さ
れ、操作レバー11Bを操作することにより、該エンジ
ン本体内に新しいエンジンオイル(新油)を給油するも
のである。
【0012】12はボックス本体1内に配設された給油
配管を示し、該給油配管12の一端側は給油ノズル11
の給油ホース11Aと接続され、他端側は後述の給油タ
ンク14内に長く伸長して取付けられている。
【0013】13は給油配管12の途中に設けられた給
油ポンプを示し、該給油ポンプ13はコントロールユニ
ット19からの制御信号によって駆動され、給油タンク
14内の新油を吸引して給油配管12に吐出し、この新
油を給油ノズル11等を介してエンジン本体内に給油す
るものである。
【0014】14はボックス本体1内に設けられ、新油
を貯蔵した給油タンク、15は該給油タンク10内に軸
方向に設けられた液面計を示し、該液面計15は静電容
量式のレベルセンサ等から構成されている。そして、該
液面計15は給油タンク14内の新油の液面レベルをア
ナログ的に検出し、これを残量検出信号としてコントロ
ールユニット19に出力するものである。
【0015】16は給油ポンプ13の下流側に位置して
給油配管12の途中に設けられた流量計を示し、該流量
計16は給油配管12内を給油ノズル11に向けて流通
する新油の流量を検出し、これを流量検出信号としてコ
ントロールユニット19に出力するものである。
【0016】17は廃油ノズル5の近傍に設けられた廃
油ノズルスイッチ、18は給油ノズル11の近傍に設け
られた給油ノズルスイッチをそれぞれ示し、該各ノズル
スイッチ17,18は例えばマイクロスイッチ等から構
成され、コントロールユニット19に接続されている。
そして、該各ノズルスイッチ17,18は各ノズル5,
11がノズル収容部1Aから外されると作動し、これを
コントロールユニット19に出力するものである。
【0017】19はボックス本体1内に設けられ、マイ
クロコンピュータとして構成されたコントロールユニッ
トを示し、該コントロールユニット19の記憶エリア1
9A内には、図17に示す給油マップ20等が記憶され
ている。そして、該コントロールユニット19は貨幣管
理部2に所定の金銭が投入され、セレクトスイッチ3に
より給油コースが選択されると、廃油ポンプ8を駆動し
てエンジン本体の廃油を廃油タンク9内に吸引し、廃油
吸引の終了後に、給油ノズル11がノズル収容部1Aか
ら外されると、給油ポンプ13を駆動して給油タンク1
4内の新油をエンジン本体に給油するようになってい
る。
【0018】ここで、前記給油マップ20には、例えば
AコースからGコースまでの7コースが用意され、該各
コースA,B,C,D,E,F,Gには、5リットルか
ら0.5リットルまで段階的に設定された各給油量F1
,F2 ,F3 ,F4 ,F5 ,F6 ,F7 が記憶されて
いる。
【0019】21はコントロールユニット19に接続さ
れた警報ブザーで、該警報ブザー21はコントロールユ
ニット19からの制御信号により、廃油の吸引中、新油
の給油中に作動して警報を発し、操作者に注意を促すも
のである。
【0020】22は貨幣管理部2の金額表示器2C上側
に位置してボックス本体1に設けられた販売停止ランプ
を示し、該販売停止ランプ22は、給油タンク14内の
新油が空になったとき等に、コントロールユニット19
からの制御信号によって点灯されるものである。
【0021】23はボックス本体1に設けられた操作手
順指示ランプを示し、該操作手順指示ランプ23は、コ
ントロールユニット19からの制御信号により順次点灯
し、操作者にオイル交換の操作手順を指示するものであ
る。
【0022】従来技術によるエンジンオイル交換装置は
上述の如き構成を有するもので、まず、操作者はボック
ス本体1の近くに自動車を停車した後、貨幣管理部2の
コイン投入部2A、紙幣投入部2Bから貨幣を投入し、
AコースからGコースまでのうち希望する給油コースを
セレクトスイッチ3の各押釦スイッチ3Aによって選択
する。これにより、コントロールユニット19は、貨幣
管理部2からの入金信号とセレクトスイッチ3からの選
択信号とから釣銭金額を計算し、この釣銭を貨幣管理部
2の排出部2Eから返却すると共に、給油マップ20内
から選択された給油コースに応じた一の給油量Fをセッ
トする。
【0023】そして、操作者が廃油ノズル5を廃油ノズ
ル掛けから外し、オイルレベルゲージ穴を介してエンジ
ン本体内に挿入すると、廃油ノズルスイッチ17は廃油
ノズル5が外されたことを検出する。これにより、コン
トロールユニット19は制御信号を出力して廃油ポンプ
8を駆動し、該廃油ポンプ8によりエンジン本体内の廃
油を吸引して廃油タンク9内に収容すると共に、警報ブ
ザー21を鳴動させて廃油の吸引が開始されたことを報
知する。
【0024】次に、エンジン本体内の廃油が抜き取ら
れ、操作者が廃油ノズル5を廃油ノズル掛けに戻すと、
コントロールユニット19は廃油ノズルスイッチ17か
らの検出信号に基づいて廃油ポンプ8を停止させる。そ
して、操作者が給油ノズル11を給油ノズル掛けから外
し、該給油ノズル11をオイル注入口からエンジン本体
内に挿入すると、コントロールユニット19は制御信号
を出力して給油ポンプ13を駆動すると共に、警報ブザ
ー21を鳴動させて給油中であることを周囲に報知す
る。これにより、給油タンク14内の新油は給油配管1
2,給油ノズル11等を介してエンジン本体内に給油さ
れると共に、流量計16は給油配管12内を流通する新
油の流量を検出する。そして、コントロールユニット1
9は、流量計16からの流量検出信号がセレクトスイッ
チ3で選択されたF1 〜F7 のうちの一の給油量Fに達
すると、給油ポンプ13を停止させて給油を終了する。
【0025】一方、液面計15は給油タンク14内の新
油の残量を検出し、満杯センサ10は廃油タンク9が満
杯状態になったかどうかを検出している。これにより、
コントロールユニット19は、給油タンク14内の新油
の残量がAコースからGコースまでの選択された給油コ
ースの給油量Fを満たさない場合や、廃油タンク9内の
廃油が満杯になった場合等に、販売停止ランプ22を点
灯して以後の販売を中止する。
【0026】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来技術によるものでは、廃油タンク9に単一の満杯セン
サ10を設け、該満杯センサ10によって廃油タンク9
がほぼ満杯になったか否かを検出し、満杯状態になった
ときには以後の販売を停止している。しかし、該満杯セ
ンサ10を廃油タンク9の最上面に設けた場合には、廃
油の吸引中に廃油タンク9が満杯になると廃油モータ8
が強制的に停止するから、完全に廃油の抜取りを行うこ
とができず、市場クレームが発生するという問題があ
る。
【0027】また、上記問題を解消すべく、満杯センサ
10を廃油タンク9の最上面から寸法hだけ下側に取付
けることも考えられる。即ち、この場合には、満杯セン
サ10が作動しても、実際に廃油タンク9が満杯となる
までに、廃油タンク9の底面積Sと寸法hとの積から求
まる容量だけ余裕量V(V=S・h)が生じる。従っ
て、廃油の抜取り作業中に満杯センサ10が作動した場
合でも、現在の廃油吸引作業が終了してから販売停止ラ
ンプ22を点灯させ、以後の販売を停止させることによ
り、吸引作業中に廃油ポンプ8が停止するという市場ク
レームを解消することができる。
【0028】しかし、例えば悪意の者の仕業により、食
用油等の多量の廃油がポリタンク等で持込まれた場合に
は、余裕量Vを越える多量の廃油が吸引されても廃油ポ
ンプ8は停止しないから、廃油タンク9から廃油が外部
に溢れ出て、周囲の環境が大幅に劣化するという問題が
ある。また、たとえDコース(3.5リットル),Eコ
ース(3リットル)等、比較的少量のオイル交換の頻度
が多い場合でも、余裕量Vを最大給油量であるAコース
(5リットル)とほぼ等しいかそれ以上に設定しなけれ
ばならないから、少量のオイル交換なら可能であるにも
関わらず、販売停止となってしまい、販売効率が大幅に
低下するという問題がある。
【0029】本発明は上述した従来技術の問題に鑑みな
されたもので、廃油タンクから廃油が外部に溢れ出るの
を確実に防止し、エンジンオイルの交換効率を向上でき
るようにしたエンジンオイル交換装置を提供することを
目的とする。
【0030】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために、本発明が採用する構成の特徴は、廃油タンクに
設けられ、該廃油タンク内の廃油量が所定量に達したと
きに検出信号を出力する第1の上限検出手段と、前記廃
油タンクに設けられ、該廃油タンク内の廃油が満杯にな
ったときに検出信号を出力する第2の上限検出手段と、
前記第1の上限検出手段が検出信号を出力したときに
は、現在の廃油吸引動作終了後に廃油ポンプを停止させ
て新たなエンジンオイルの交換を停止するオイル交換停
止手段と、前記第2の上限検出手段が検出信号を出力し
たときには、前記廃油ポンプを停止させる廃油ポンプ停
止手段とを設けたことにある。
【0031】
【作用】上記構成により、廃油の吸引作業中に廃油タン
ク内の廃油が所定量に達すると、第1の上限検出手段は
検出信号を出力し、オイル交換停止手段は、この廃油の
吸引作業が終了した後、廃油ポンプを停止させて新たな
エンジンオイルの交換を停止する。また、廃油の吸引作
業中に廃油タンク内の廃油が満杯になると、第2の上限
検出手段は検出信号を出力し、廃油ポンプ停止手段は廃
油ポンプを停止させ、廃油の吸引作業を強制的に終了さ
せる。
【0032】
【実施例】以下、本発明の実施例を図1ないし図14に
基づいて説明する。なお、実施例では前述した図15な
いし図17に示す従来技術と同一の構成要素に同一の符
号を付し、その説明を省略するものとする。
【0033】まず、図1ないし図7は本発明の第1の実
施例を示している。
【0034】図において、31はオイルフィルタ7と廃
油ポンプ8との間に位置し、廃油配管6の途中に設けら
れた吸引センサを示し、該吸引センサ31は例えば半導
体式圧力センサ、ダイヤフラム式圧力センサ等から構成
されている。そして、該吸引センサ31は廃油配管6内
の圧力(真空度合)を検出し、この検出圧力を後述のコ
ントロールユニット36に出力するものである。
【0035】32は廃油タンク9の上面から寸法H1 だ
け下側に位置して設けられ、静電容量式レベルスイッチ
等から構成された第1の上限検出手段としての上限セン
サを示し、該上限センサ32は廃油タンク9内の廃油が
所定量(所定レベル)に達すると、検出信号をコントロ
ールユニット36に出力するものである。ここで、前記
寸法H1 は、上限センサ32が廃油レベルを検出したと
きにAコースの給油量F1 とほぼ等しい余裕量を確保す
べく、
【0036】
【数1】H1 =F1 /S として求められている。
【0037】33は廃油タンク9の最上面側に設けら
れ、静電容量式レベルスイッチ等から構成された第2の
上限検出手段としての満杯センサを示し、該満杯センサ
33は廃油タンク9内の廃油が満杯状態となり、オーバ
ーフロー直前になると、検出信号をコントロールユニッ
ト36に出力するものである。
【0038】34はセレクトスイッチ3に設けられた照
光式押釦スイッチからなるレシートスイッチ、35はレ
シート発行部を示し、該レシート発行部35は、図2に
示す如くボックス本体1に設けられ、レシートスイッチ
34が押されることにより、レシートを発行するもので
ある。
【0039】36はマイクロコンピュータとして構成さ
れたコントロールユニットを示し、該コントロールユニ
ット36には従来技術で述べたコントロールユニット1
9とほぼ同様に、貨幣管理部2、セレクトスイッチ3、
各ポンプ8,13等が接続されているものの、該コント
ロールユニット36には吸引センサ31、各センサ3
2,33等が接続されている。また、該コントロールユ
ニット36の記憶エリア36A内には、前記給油マップ
20の他に、図3ないし図7に示すプログラム等が記憶
されている。
【0040】本実施例によるエンジンオイル交換装置は
上述の如き構成を有するもので、次に、オイル交換処理
について図3ないし図7を参照しつつ詳述する。
【0041】まず、図3および図4に示すプログラムは
給油コース選択処理を示し、ステップ1では、貨幣管理
部2のコイン投入部2A、紙幣投入部2Bから入金され
た金額を検出し、ステップ2では、この投入金額を金額
表示器2Cを介して表示し、ステップ3では、貨幣管理
部2の返却レバー2Dの状態を読込む。そして、次のス
テップ4では、返却レバー2Dが操作されたか否かを判
定し、このステップ4で「YES」と判定したときは、
操作者が返金を希望している場合だから、ステップ5に
移って貨幣管理部2の排出部2Eから投入金額を返却す
ると共に、ステップ6では、金額表示器2Cを消灯して
次回の販売に備える。
【0042】一方、前記ステップ4で「NO」と判定し
たときは、操作者がエンジンオイルの交換を希望してい
る場合だから、ステップ7に移ってレシートスイッチ3
4の状態を読込み、ステップ8では、レシートスイッチ
34がオンしたか否かを判定する。このステップ8で
「YES」と判定したときは、操作者がレシート発行を
希望している場合だから、ステップ9に移ってレシート
発行フラグを立てる等の発行準備を行った後、図4に示
すステップ10に移る。また、前記ステップ8で「N
O」と判定したときは、レシートの発行を希望しない場
合だから、即座に次のステップ10に移る。
【0043】そして、ステップ10では、セレクトスイ
ッチ3の状態を読込み、ステップ11では、操作者がセ
レクトスイッチ3の各照光式押釦スイッチ3Aを押し
て、AコースからGコースまでの7つの給油コースから
一の給油コースを選択するまで待機する。そして、この
ステップ11で「YES」と判定したときは、一の給油
コースが選択された場合だから、ステップ12に移り、
レシート発行準備がされたか否かを判定する。このステ
ップ12で「YES」と判定したときは、レシート発行
フラグが立っている場合だから、ステップ13に移って
レシート発行部35からレシートを発行する。
【0044】次に、ステップ14では、前記ステップ1
0で選択された給油コースの照光式押釦スイッチ3Aを
点灯し、ステップ15では、F1 〜F7までの各給油量
のうち、選択された給油コースに対応する給油量Fを給
油マップ20から呼び出してセットする。そして、ステ
ップ16では流量カウンタCをリセットし、ステップ1
7では、釣銭を貨幣管理部2の排出部2Eから返却する
と共に、ステップ18では金額表示器2Cを消灯し、図
5に示すステップ19に移る。
【0045】次に、図5に示すプログラムは廃油吸引処
理を示している。
【0046】まず、ステップ19では、次のステップ2
0で「YES」と判定されるまで廃油ノズルスイッチ1
7の状態を読込み、ステップ20では、廃油ノズルスイ
ッチ17のオン,オフ状態により廃油ノズル5が廃油ノ
ズル掛けから外されたか否かを判定する。このステップ
20で「YES」と判定したときは、廃油ノズル5が廃
油ノズル掛けから外された場合だから、ステップ21に
移って廃油ポンプ8を駆動する。
【0047】次に、ステップ22では、吸引センサ31
からの検出信号を読込み、ステップ23では、該吸引セ
ンサ31からの検出信号に基づいて廃油の吸引中か否か
を判定する。ここで、廃油の吸引が開始される前は、廃
油ノズル5は大気に開放されているから、廃油配管6内
の圧力はほぼ大気圧と等しく、廃油ノズル5がエンジン
本体内の廃油中に挿入されたときには、廃油ポンプ8の
駆動により廃油配管6内の圧力は大気圧以下に低下す
る。従って、廃油配管6内の圧力を吸引センサ31によ
って検出することにより、この検出圧力が所定の圧力
(大気圧程度)以下になったときに、廃油の吸引状態で
あると判定することができる。
【0048】そして、前記ステップ23で「YES」と
判定したときは、廃油ノズル5がエンジン本体内の廃油
中に挿入された場合だから、ステップ24に移って満杯
センサ33からの検出信号を読込み、次のステップ25
では、該満杯センサ33からの検出信号に基づき廃油タ
ンク9内の廃油が満杯か否かを判定する。このステップ
25で「YES」と判定したときは、廃油タンク9が満
杯となってオーバーフローする直前の状態であるから、
ステップ26に移って速やかに廃油ポンプ8を停止させ
ると共に、次のステップ27では、エンジンオイル交換
装置を管理する事務所等に廃油タンク9が満杯であるこ
とを連絡し、販売を停止する等のエラー処理を行って異
常終了する。また、前記ステップ25で「NO」と判定
したときは、廃油タンク9が満杯になっていない場合だ
から、ステップ28に移って警報ブザー21を鳴動さ
せ、廃油の吸引が開始されたことを周囲に報知し、ステ
ップ22に戻る。従って、廃油の吸引作業中に、廃油タ
ンク9内が満杯状態となって満杯センサ33が作動した
場合は、即座に廃油モータ8が停止し、廃油の吸引作業
は強制的に終了することになる。
【0049】一方、廃油の吸引作業中に廃油ノズル5が
エンジン本体から引抜かれたり、廃油が完全に抜取られ
たりした場合には、廃油配管6内が大気圧となって吸引
センサ31の検出圧力が上昇するから、前記ステップ2
3では「NO」と判定され、次のステップ29に移って
警報ブザー21を停止する。そして、ステップ30で
は、廃油ノズルスイッチ17の状態を読込み、ステップ
31では、該廃油ノズルスイッチ17の状態から廃油ノ
ズル5が廃油ノズル掛けに戻されたか否かを判定する。
このステップ31で「YES」と判定したときは、廃油
の吸引作業が終了し、廃油ノズル5が廃油ノズル掛けに
戻された場合だから、ステップ32に移って廃油ポンプ
8を停止する。また、前記ステップ31で「NO」と判
定したときは、廃油ノズル5が廃油ノズル掛けに戻され
ていない場合だから、前記ステップ22に戻って吸引セ
ンサ31からの検出信号を読込み、前記各ステップ2
3,25で「YES」と判定されるまで、廃油の吸引を
繰返す。
【0050】次に、図6に示すプログラムは給油処理を
示している。
【0051】まず、ステップ33では、次のステップ3
4で「YES」と判定されるまで給油ノズルスイッチ1
8の状態を読込み、ステップ34では、該給油ノズルス
イッチ18のオン,オフ状態から給油ノズル11が給油
ノズル掛けから外されたか否かを判定する。このステッ
プ34で「YES」と判定したときは、給油ノズル11
が給油ノズル掛けから外された場合だから、次のステッ
プ35に移って給油ポンプ13を駆動する。
【0052】そして、ステップ36では、流量計16か
らの流量検出信号を読込み、ステップ37では、前記ス
テップ16でリセットした流量カウンタCをスタート
し、ステップ38では、この流量カウンタCで積算した
流量を流量表示器4を介して表示すると共に、ステップ
39では、警報ブザー21を鳴動させて周囲に給油中で
あることを報知する。ここで、前記流量カウンタCは、
流量計16が検出した瞬時流量を積算し、新油の積算流
量を求めるものである。
【0053】そして、ステップ40では、流量カウンタ
Cが前記ステップ15でセットされた給油量Fに達して
「YES」と判定するまで待機し、このステップ40で
「YES」と判定したときは、操作者の選択した給油コ
ースに応じた新油がエンジン本体内に給油された場合だ
から、ステップ41に移って給油ポンプ13を停止し、
次のステップ42では、流量カウンタCをストップする
と共に、ステップ43では、警報ブザー21の鳴動を停
止し、給油作業が完了したことを報知する。
【0054】そして、ステップ44では、次のステップ
45で「YES」と判定されるまで給油ノズルスイッチ
18の状態を読込み、ステップ45では、給油ノズルス
イッチ18のオン,オフ状態から給油ノズル11が給油
ノズル掛けに戻されたか否かを判定する。このステップ
45で「YES」と判定したときは、給油が終了し、給
油ノズル11が給油ノズル掛けに戻された場合だから、
ステップ46に移って流量表示器4を消灯し、給油処理
を終了する。
【0055】次に、図7に示すプログラムは販売停止処
理を示している。この販売停止手段は、前述したように
給油ノズル11が給油ノズル掛けに戻され、1回のオイ
ル交換が終了したら、次回の給油可否を判定するために
行われるものである。
【0056】まず、ステップ47では、上限センサ32
からの検出信号を読込み、次のステップ48では、該上
限センサ32からの検出信号に基づき廃油タンク9内の
廃油が所定量に達したか否か、即ち、廃油タンク9内に
最大給油量であるF1 と等しい廃油を受け入れるだけの
余裕(空間)があるか否かを判定する。このステップ4
8で「YES」と判定したときは、廃油タンク9内の廃
油が所定量以上に達し、該廃油タンク9内に最大給油量
F1 に応じた新たな廃油を収容するだけの余裕が無い場
合だから、次のステップ49に移る。そして、ステップ
49では、販売停止ランプ22を点灯させる等して、販
売を停止すると共に、ステップ50では、セレクトスイ
ッチ3の各照光式押釦スイッチ3Aを消灯し、ステップ
51では、管理事務所に販売が停止されたことを報知す
るエラー処理を行ってプログラムを終了する。
【0057】一方、前記ステップ48で「NO」と判定
したときには、廃油の液面が上限センサ32まで達して
いない場合だから、ステップ1にリターンし、次回のオ
イル交換に備える。従って、エンジンオイル交換装置の
販売中は、必ず最低1回分のオイル交換が可能であるこ
とになる。
【0058】かくして、本実施例によれば、エンジンオ
イルの交換作業終了後に、廃油タンク9内の廃油量を上
限センサ32によって検出し、廃油タンク9内に最大給
油量F1 に相当する新たな廃油を受け入れるだけの余裕
があるか否かを判定することにより、確実に最低1回分
のオイル交換が可能な状態で、販売を続行することがで
きる。この結果、正当なオイル交換作業中に廃油ポンプ
8が停止するのを防止して、確実に廃油の抜取り作業を
行うことができ、市場クレームの発生を防止できる。
【0059】また、廃油タンク9の最上面側に満杯セン
サ33を設け、廃油タンク9がオーバーフロー直前状態
まで満杯になったかどうかを監視する構成としたから、
確実に1回分のオイル交換が可能な状態で販売している
にも関わらず、満杯センサ33が作動したときには、不
正な廃油吸引作業が行われているとみなして、廃油吸引
作業中でも強制的に廃油ポンプ8を停止させることがで
きる。この結果、従来技術で述べた如く、悪意の者が食
用油等の多量の廃油を持込んだ場合でも、予め廃油タン
ク9内に確保された最大給油量F1 に相当する容量しか
吸引せず、廃油タンク9から外部に廃油が溢れ出るのを
確実に防止し、周囲の環境が劣化するのを防止できる。
【0060】さらに、本実施例では、吸引センサ31、
上限センサ32、満杯センサ33と、図3ないし図7に
示すプログラムとで構成しているから、比較的低コスト
で、当該エンジンオイル交換装置の信頼性を大幅に向上
できる。
【0061】次に、図8ないし図14は本発明の第2の
実施例を示し、本実施例の特徴は、複数の上限センサを
廃油タンクに設けたことにある。なお、本実施例では、
上述した前記第1の実施例と同一の構成要素に同一の符
号を付し、その説明を省略するものとする。
【0062】図中、41,42,43,44,45,4
6は廃油タンク9に設けられた第1の上限検出手段とし
ての上限センサを示し、該各上限センサ41〜46は、
静電容量式レベルスイッチ等から構成されている。ま
た、該各上限センサ41〜46は、図8に示す如く、そ
れぞれ廃油タンク9の最上面から所定の寸法H1 ,H
2,H3 ,H4 ,H5 ,H6 だけ離間して取付けられて
いる。そして、該各上限センサ41〜46は、廃油タン
ク9内の廃油が所定量(所定レベル)に達すると作動
し、後述のコントロールユニット47に検出信号を出力
するものである。
【0063】ここで、前記寸法H1 は、廃油タンク9内
にAコースの給油量F1 と等しい容量の廃油を受け入れ
るだけの余裕があるか否かを検出すべく、前記数1に基
づいて求められ、同様に、残りの各寸法H2 〜H6は、
廃油タンク9内に、それぞれBコースからFコースまで
の各給油量F2〜F6 に相当する容量の廃油を収容する
だけの余裕があるか否かを検出すべく、下記数2〜数6
に基づいて定められている。なお、本実施例では、最小
給油量であるGコースの場合は、新油の補給のみ行い廃
油の吸引を行わないものとして、Gコースの給油量F7
に応じた上限センサは設けていない。
【0064】
【数2】H2 =F2 /S
【0065】
【数3】H3 =F3 /S
【0066】
【数4】H4 =F4 /S
【0067】
【数5】H5 =F5 /S
【0068】
【数6】H6 =F6 /S
【0069】47は本実施例によるコントロールユニッ
トを示し、該コントロールユニット47は、前記第1の
実施例で述べたコントロールユニット36とほぼ同様
に、マイクロコンピュータとして構成され、各ポンプ
8,13(廃油ポンプ8のみ図示)、各ノズルスイッチ
17,18(廃油ノズルスイッチ17のみ図示)、吸引
センサ31等が接続されているものの、該コントロール
ユニット47には各上限センサ41〜46が接続され、
その記憶エリア47Aには図9〜図13に示すプログラ
ムが記憶されている。
【0070】本実施例によるエンジンオイル交換装置は
上述の如き構成を有するもので、次に、その作動につい
て説明する。然るに、図9および図10に示す給油コー
ス選択処理のステップ61〜78は、前記第1の実施例
で述べた図3および図4に示すステップ1〜18と同様
であり、また、図11に示す廃油吸引処理のステップ7
9〜92は、前記第1の実施例で述べた図5に示すステ
ップ19〜32と同様であり、さらに、図12に示す給
油処理のステップ93〜106は、前記第1の実施例で
述べた図6に示すステップ33〜46と同様であるの
で、その説明を省略するものとし、本実施例の特徴とす
る販売停止処理について、図13および図14を参照し
つつ説明する。
【0071】まず、ステップ107では、上限センサ4
6からの検出信号を読込み、ステップ108では、該上
限センサ46がオンしているか否かを判定する。このス
テップ108で「YES」と判定したときは、廃油タン
ク9内の廃油が該廃油タンク9の最上面から寸法H6 以
内のレベルまで達している場合、即ち、廃油タンク9に
Fコースの給油量F6 に相当するだけの新たな廃油を受
け入れる余裕が無い場合だから、次のステップ109に
移り、このステップ109では、販売停止ランプ22を
点灯して販売を停止する共に、ステップ110では、全
照光式押釦スイッチ3Aを消灯させ、ステップ111で
は、管理事務所に販売が停止したことを報知する等のエ
ラー処理を行って異常終了する。
【0072】一方、前記ステップ108で「NO」と判
定したときは、廃油タンク9内の廃油が該廃油タンク9
の最上面から寸法H6 よりも下側にある場合だから、ス
テップ112に移って上限センサ45からの検出信号を
読込み、次のステップ113では、該上限センサ45が
オンしているか否かを判定する。このステップ113で
「YES」と判定したときは、廃油の液面レベルが廃油
タンク9の最上面から寸法H6 以上で、かつ寸法H5 以
内にあり、該廃油タンク9がFコースの給油量F6 に相
当する容量しか確実に受け入れることができない場合だ
から、ステップ114に移ってA〜Eコースの販売を停
止すると共に、ステップ115では、該各A〜Eコース
に応じた各照光式押釦スイッチ3Aを消灯する。そし
て、ステップ116では、A〜Eコースの販売が停止さ
れたことを管理事務所に報知するエラー処理を行ってか
ら、リターンする。従って、この場合には、給油のみの
Gコースの他、Fコースの販売を続行することができ
る。
【0073】また、前記ステップ113で「NO」と判
定したときは、廃油が廃油タンク9の最上面から寸法H
5 よりも下側にある場合だから、ステップ117に移っ
て上限センサ44からの検出信号を読込み、ステップ1
18では、該上限センサ44がオンしているか否かを判
定する。このステップ118で「YES」と判定したと
きは、廃油タンク9の最上面から寸法H5 以上で、かつ
寸法H4 以内に廃油の液面レベルが達し、廃油タンク9
がE,Fコースの給油量F5 ,F6 に相当する分の廃油
しか確実に受け入れることができない場合だから、ステ
ップ119に移ってA〜Dコースの販売を停止し、ステ
ップ120では、該各A〜Dコースに応じた照光式押釦
スイッチ3Aを消灯する。そして、ステップ121で
は、A〜Dコースの販売が停止されたことを管理事務所
に報知する等のエラー処理を行ってから、リターンす
る。従って、この場合には、Gコースの他、E,Fコー
スの販売を続行することができる。
【0074】一方、前記ステップ118で「NO」と判
定したときは、廃油の液面レベルが廃油タンク9の最上
面から寸法H4 よりも下側にある場合だから、図14に
示すステップ122に移って上限センサ43からの検出
信号を読込み、ステップ123では、該上限センサ43
がオンしているか否かを判定する。そして、このステッ
プ123で「YES」と判定したときは、廃油の液面レ
ベルが廃油タンク9の最上面から寸法H4 以上で、かつ
寸法H3 以内まで上昇し、廃油タンク9がD〜Fコース
の各給油量F4 〜F6 に相当する廃油しか確実に収容す
ることができない場合だから、ステップ124に移って
A〜Cコースの販売を停止する。そして、ステップ12
5では、該各A〜Cコースに応じた照光式押釦スイッチ
3Aを消灯し、ステップ126では、A〜Cコースの販
売が停止されたことを管理事務所に報知するエラー処理
を行ってから、リターンする。従って、この場合には、
Gコースの他、D〜Fコースの販売が続行される。
【0075】一方、前記ステップ123で「NO」と判
定したときは、廃油タンク9の最上面から寸法H3 より
も下側に廃油の液面レベルがある場合だから、ステップ
127に移って上限センサ42からの検出信号を読込
み、次のステップ128では、該上限センサ42がオン
しているか否かを判定する。このステップ128で「Y
ES」と判定したときは、廃油タンク9の最上面から寸
法H3 以上で、かつ寸法H2 以内まで廃油の液面レベル
が上昇し、廃油タンク9がC〜Fコースの各給油量F3
〜F6 に相当する廃油しか新たに収容することができな
い場合だから、ステップ129に移ってA,Bコースの
販売を停止し、ステップ130では、該各A,Bコース
に応じた照光式押釦スイッチ3Aを消灯すると共に、ス
テップ131では、管理事務所にA,Bコースの販売が
停止されたことを報知するエラー処理を行って、リター
ンする。従って、この場合には、Gコースの他、C〜F
コースの販売が続行されることになる。
【0076】また、前記ステップ128で「NO」と判
定したときは、廃油の液面レベルが廃油タンク9の最上
面から寸法H2 よりも下側にある場合だから、ステップ
132に移って上限センサ41からの検出信号を読込
み、次のステップ133では、該上限センサ41がオン
しているか否かを判定する。そして、このステップ13
3で「YES」と判定したときは、廃油の液面レベルが
廃油タンク9の最上面から寸法H1 以上で、かつ寸法H
2 以内にある場合だから、Aコースの給油量F1以外の
各給油量F2 〜F6 に相当する新たな廃油を収容できる
場合である。従って、次のステップ134では、Aコー
スの販売のみ停止し、ステップ135では、Aコースを
選択する照光式押釦スイッチ3Aだけを消灯させると共
に、ステップ136では、Aコースの販売が停止された
ことを管理事務所に報知してからリターンする。
【0077】かくして、このように構成される本実施例
でも、前記第1の実施例とほぼ同様の作用効果を得るこ
とができるものの、特に、本実施例では、廃油タンク9
に、各給油コースA〜Fに応じた各上限センサ41〜4
6を設ける構成としたから、廃油タンク9の廃油量を正
確に検出し、廃油タンク9が新たに受け入れられる廃油
量に相当する分だけ、オイル交換を続行することがで
き、オイル交換の販売効率、稼動率を大幅に向上するこ
とができる。
【0078】なお、前記各実施例では、図5,図11に
示すプログラムのうち、ステップ24〜27と、ステッ
プ84〜87が本発明の構成要件である廃油ポンプ停止
手段の具体例を示し、また、図7に示すステップ47〜
51と、図13,図14に示すステップ107〜136
が本発明の構成要件であるオイル交換停止手段の具体例
である。
【0079】また、前記各実施例では、AコースからG
コースまでの7つの給油コースを設けるものとして述べ
たが、これに替えて、給油コースを7つ以下、8つ以上
設けてもよい。また、前記第1の実施例において、最小
給油量のGコースの場合は、新油の補給のみと考えて廃
油の吸引を行なわないようにしてもよい。
【0080】さらに、前記第2の実施例では、Gコース
の場合は、新油の補給と考えて該Gコースに対応する上
限センサを設けていないが、これに替えて、Gコースに
対応する上限センサを設けてもよく、この場合には、よ
り一層販売効率を向上することができる。
【0081】また、前記各実施例では、満杯センサ3
3、各上限センサ32,41〜46は、静電容量式レベ
ルスイッチから構成するものとして述べたが、これに替
えて、例えばフロート式レベルスイッチ等の他のレベル
スイッチを用いてもよい。
【0082】さらに、前記第2の実施例では、第1の上
限検出手段として6個の上限センサ41〜46を設ける
ものとして述べたが、本発明はこれに限らず、寸法H1
以上の検出範囲を有するアナログ式の静電容量式レベル
センサを用い、該レベルセンサによって廃油の液面レベ
ルを検出する構成としてもよい。また、同様に、満杯セ
ンサ33と、各上限センサ32,41〜46を同一のア
ナログ式レベルセンサで兼用する構成としてもよい。
【0083】また、前記各実施例では、吸引センサ31
は半導体式圧力センサ等から構成するものとして述べた
が、これに替えて、例えば廃油の流れによって作動する
フロースイッチ、フローセンサ等を用いてもよい。この
場合には、フローセンサとしてタービン式流量計を用
い、流量パルス信号の未到来時間(パルス間隔)から廃
油の吸引検出を行なうことができる。
【0084】さらにまた、前記各実施例では、警報ブザ
ー21を設け、廃油の吸引中、新油の給油中に鳴動させ
るものとして述べたが、これに替えて、音声合成装置等
の他の警報手段を設けてもよい。
【0085】
【発明の効果】以上詳述した通り、本発明によれば、廃
油タンクに、該廃油タンク内の廃油が所定量に達すると
検出信号を出力する第1の上限検出手段と、廃油タンク
内の廃油が満杯になると検出信号を出力する第2の上限
検出手段とを設ける構成としたから、第1の上限検出手
段が検出信号を出力したときは、オイル交換停止手段に
よって、第1の上限検出手段が検出信号を出力したとき
に、現在の廃油の吸引作業が終了した後、廃油ポンプを
停止させて新たなエンジンオイルの交換を停止すること
ができ、廃油の吸引作業中に廃油ポンプが停止するとい
う市場クレームが生じるのを確実に防止することができ
る。また、第2の上限検出手段が検出信号を出力したと
きは、廃油ポンプ停止手段によって、廃油ポンプを停止
させ、強制的に廃油の吸引動作を停止させることがで
き、廃油タンク内の廃油が外部に溢れ出て周囲の環境を
劣化させるのを確実に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例によるエンジンオイル交
換装置の回路構成を示すブロック図である。
【図2】エンジンオイル交換装置の正面図である。
【図3】エンジンオイルの交換処理を示す流れ図であ
る。
【図4】図3に続く流れ図である。
【図5】図4に続く流れ図である。
【図6】図5に続く流れ図である。
【図7】図6に続く流れ図である。
【図8】本発明の第2の実施例によるエンジンオイル交
換装置の回路構成の要部を拡大して示すブロック図であ
る。
【図9】エンジンオイルの交換処理を示す流れ図であ
る。
【図10】図9に続く流れ図である。
【図11】図10に続く流れ図である。
【図12】図11に続く流れ図である。
【図13】図12に続く流れ図である。
【図14】図13に続く流れ図である。
【図15】従来技術によるエンジンオイル交換装置の正
面図である。
【図16】エンジンオイル交換装置の回路構成を示すブ
ロック図である。
【図17】給油マップを示す説明図である。
【符号の説明】
5 廃油ノズル 8 廃油ポンプ 9 廃油タンク 11 給油ノズル 13 給油ポンプ 14 給油タンク 31 吸引センサ 32,41,42,43,44,45,46 上限セン
サ(第1の上限検出手段) 33 満杯センサ(第2の上限検出手段) 36,47 コントロールユニット

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジン本体内に挿入される廃油ノズル
    と、該廃油ノズルを介してエンジン本体内の廃油を吸引
    し、廃油タンク内に収容する廃油ポンプと、前記エンジ
    ン本体内に挿入される給油ノズルと、給油タンク内の新
    油を吸込み、該給油ノズルを介して前記エンジン本体内
    に給油する給油ポンプとからなるエンジンオイル交換装
    置において、前記廃油タンクに設けられ、該廃油タンク
    内の廃油量が所定量に達したときに検出信号を出力する
    第1の上限検出手段と、前記廃油タンクに設けられ、該
    廃油タンク内の廃油が満杯になったときに検出信号を出
    力する第2の上限検出手段と、前記第1の上限検出手段
    が検出信号を出力したときには、現在の廃油吸引動作終
    了後に前記廃油ポンプを停止させて新たなエンジンオイ
    ルの交換を停止するオイル交換停止手段と、前記第2の
    上限検出手段が検出信号を出力したときには、前記廃油
    ポンプを停止させる廃油ポンプ停止手段とを設けたこと
    を特徴とするエンジンオイル交換装置。
JP23224591A 1991-08-20 1991-08-20 エンジンオイル交換装置 Pending JPH0551090A (ja)

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