JPH0531941A - 画像記録方法 - Google Patents

画像記録方法

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JPH0531941A
JPH0531941A JP3188665A JP18866591A JPH0531941A JP H0531941 A JPH0531941 A JP H0531941A JP 3188665 A JP3188665 A JP 3188665A JP 18866591 A JP18866591 A JP 18866591A JP H0531941 A JPH0531941 A JP H0531941A
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JP
Japan
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image
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color
recorded
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Pending
Application number
JP3188665A
Other languages
English (en)
Inventor
Mitsuru Sawano
充 沢野
Eiichi Sakai
栄一 酒井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 画像濃度データと記録エネルギとの関係の補
正を行なうときに生じる記録材料の無駄を極力減少させ
た画像記録方法を提供すること。 【構成】 フレームメモリ34aから入力される画像濃
度データをLUT36aが熱エネルギのデータの変換す
る。サーマルヘッド46は入力されたデータに応じて熱
エネルギを感熱記録材料12に供給しY色の画像が形成
される。このY色の画像の記録前に、画像記録範囲外に
階調画像を記録する。この記録された階調画像の濃度を
濃度計28によって測定し、測定された階調画像の濃度
測定値と濃度理想値とが等しくなるようにLUTを変更
する。このため、補正に用いた階調画像により、感熱記
録材料12を無駄に消費することことなく、希望する画
像を記録でき、記録される画像の濃度は、適正になる。
これをM色及びC色について行なうことで、各色のLU
Tは変更され、適正なカラー画像を記録できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、画像記録方法にかか
り、特に、多色感熱記録材料へ画像を順次重ねて記録す
る画像記録方法に関する。
【0002】
【従来の技術】現在、発熱体を用いて記録紙へ画像を記
録する方法として、感熱記録方法がある。この感熱記録
方法は、紙や合成紙等の支持体に発色剤、顕色剤を塗布
した感熱記録材料を用い、サーマルヘツドによりこの感
熱記録材料を加熱処理するプロセスにより記録するもの
である。例えば、複数の電子供与性染料前駆体と電子授
容性化合物を共存させた感熱記録材料を作成し、各電子
供与性染料前駆体の発色開始温度が異なることを利用し
て異なった温度を加えることにより異なった色相の画像
を得ることが提案されている(特公昭49−69号)。
【0003】このような記録分野において、情報産業の
急速な発展に伴い、計算機、フアクシミリをはじめとす
る情報機器の端末機から簡単にカラーハードコピーを得
たいという要求がある。この要求を満たすプリンタとし
てデジタルカラープリンタがある。このデジタルカラー
プリンタでは、カラー画像を色成分毎にY(イエロ)、
M(マゼンタ)、C(シアン)色等の画像データに基づ
いて対応する各感熱層に画像を記録する。ところが、感
熱記録材料の多色化を行うためには発色色数に応じた発
色機構を同一支持体上に組み込み、各発色機構を制御し
て作用させる必要があるために、従来多くの努力がなさ
れてきたにも拘らず発色の色相、色分離の点で充分なも
のはなかった。
【0004】ここで、本出願人は支持体の片側の面に実
質的に透明で相異なる色相に発色する発色層を設けるこ
とにより、従来になく良好な感熱発色画像を得ることが
できる多色感熱記録材料を提案した(特願昭63−29
3714号)。これによれば、感熱記録方式によっては
従来得ることのできなかった優れた色相、優れた色分離
性及び画像保存性も良好な多色画像を得ることができ
る。また、支持体を選択することにより得られた画像を
透過画像とすることも、反射画像とすることもできる。
【0005】このような感熱記録材料には、多重に発色
層が設けられているため、最上層(最も表面に近い層)
を他の層が加熱されない程度の熱エネルギで加熱発色さ
せ、この発色層を定着して他の発色層の加熱処理を順次
行う。
【0006】ところが、感熱記録材料の特性、すなわ
ち、熱エネルギと発色濃度との関係は、直線的関係でな
い場合が多い。このため、画像のデータに応じた発色濃
度が得られないことにより、画像が適正に記録されない
場合がある。これを解決するために、画像のデータと濃
度とを対応させたルックアップテーブル(LUT)を利
用して画像のデータと濃度との関係が理想に近くなるよ
うに補正する方法が一般に行なわれている。
【0007】また、感熱記録材料や装置が常時一定の状
態にあるとは限らず、感熱記録材料のロット間差、記録
時の環境条件の変化等によって、実際の記録時には上記
LUTの関係からズレてしまい、適正な濃度の画像が得
られないことがある。そこで、記録の前に上記のLUT
で諧調パターンを印刷し、濃度計で濃度を測定する。こ
の各諧調の理想的な濃度値と測定された実測値との比率
を計算し、各諧調のLUTの数値に積算することにより
補正されたLUTを用いて実画像を印刷することが行な
われている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ように、記録の前に予め諧調パターンを記録し、濃度計
で濃度を測定する場合には、実際の記録の前に補正用に
最低1枚の感熱記録材料を使用するため、この補正用の
感熱記録材料が無駄になる。
【0009】本発明は、上記事実を考慮して、画像濃度
データと記録エネルギとの関係の補正を行なうときに生
じる記録材料の無駄を極力減少させた画像記録方法を提
供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1に記載の発明は、熱エネルギが供給されるこ
とにより発色する発色層が設けられた感熱記録材料に、
記録する画像の濃度情報と前記感熱記録材料へ供給する
熱エネルギ情報との関係を表すテーブルを参照して画像
を記録するにあたり、前記感熱記録材料の画像記録範囲
外に予め基準値として記憶される高濃度から低濃度まで
の濃度情報に基づいて濃淡画像を記録し、記録された濃
淡画像の濃度を測定し、測定された濃淡画像の濃度の測
定値と該濃淡画像の濃度の基準値とが等しくなるように
前記テーブルを変更し、変更された該テーブルに基づい
て画像を記録することを特徴としている。
【0011】請求項2に記載の発明は、熱エネルギが供
給されることにより異なる色を発色する複数の発色層が
積層された感熱記録材料に、記録する各々の色に対して
画像の濃度情報と前記感熱記録材料へ供給する熱エネル
ギ情報との関係を表すテーブルを記憶すると共に記憶さ
れた該テーブルを参照して単色の画像を重ねて記録する
にあたり、前記感熱記録材料の画像記録範囲外に予め基
準値として記憶される高濃度から低濃度までの濃度情報
に基づいて各々の色の濃淡画像を記録し、記録された色
の濃淡画像の濃度を測定し、測定された濃淡画像の濃度
の測定値と該濃淡画像の濃度の基準値とが等しくなるよ
うに前記対応する色のテーブルを変更し、変更された該
テーブルに基づいて画像を記録することを特徴としてい
る。
【0012】
【作用】請求項1に記載した発明によれば、熱エネルギ
が供給されることにより発色する発色層が設けられた感
熱記録材料に、画像の濃度情報に基づいて画像を記録す
る。この画像を記録するときには、記録する画像の濃度
情報と感熱記録材料へ供給する熱エネルギ情報との関係
を表すテーブルを参照する。ここで、画像の記録を行な
う前に、感熱記録材料の画像記録範囲外に予め基準値と
して記憶される高濃度から低濃度までの濃度情報に基づ
いて濃淡画像を記録する。この記録された濃淡画像の濃
度を測定する。そして、測定された濃淡画像の濃度の測
定値と該濃淡画像の濃度の基準値とが等しくなるように
前記テーブルを変更する。したがって、入力された画像
の濃度情報によって記録される画像の濃度は、適正な濃
度で記録される。このように、感熱記録材料の画像記録
範囲外に基準値に応じた画像を記録するため、感熱記録
材料を濃度補正用に無駄に消費することことなく、希望
する画像を記録できる。また、この基準値に応じて記録
された画像の濃度を測定し、この測定値と基準値とが等
しくなるようにテーブルを変更するため、得られる感熱
記録材料の濃度は適正になる。これにより、濃度補正を
行なうために使用する感熱記録材料を最小限に抑えるこ
とができる。
【0013】請求項2に記載した発明によれば、熱エネ
ルギが供給されることにより異なる色に発色する複数の
発色層が積層された感熱記録材料に、画像の濃度情報に
基づいて単色の画像を重ねて記録する。この画像を記録
するときには、記録する各々の色に対して画像の濃度情
報と感熱記録材料へ供給する熱エネルギ情報との関係を
表すテーブルを記憶すると共に記憶された該テーブルを
参照する。ここで、画像を記録する前に、感熱記録材料
の画像記録範囲外に予め基準値として記憶される高濃度
から低濃度までの濃度情報に基づいて各々の色の濃淡画
像を記録する。この記録された色の濃淡画像の濃度を測
定する。そして、測定された濃淡画像の濃度の測定値と
該濃淡画像の濃度の基準値とが等しくなるように対応す
る色のテーブルを変更する。この変更された該テーブル
に基づいて画像を記録する。このように、感熱記録材料
の画像記録範囲外に基準値に応じた各々の色の画像を記
録するため、感熱記録材料を濃度補正用に無駄に消費す
ることことなく、希望するカラー画像を記録できる。ま
た、この基準値に応じて記録された画像の濃度を測定
し、この測定値と基準値とが等しくなるように対応する
色のテーブルを変更するため、得られる感熱記録材料の
各濃度は適正になる。これにより、濃度補正を行なうた
めに使用する感熱記録材料を最小限に抑えることができ
る。
【0014】
【実施例】以下、図面を参照して、本発明の実施例を詳
細に説明する。本実施例はデジタルカラープリンタ10
に本発明を適用したものである。
【0015】先ず、本発明の実施例に利用した記録材料
としての感熱記録材料12について説明する。
【0016】図3に示したように、本実施例に用いた感
熱記録材料12は、支持体22上に第1、第2及び第3
の感熱記録層20、18、16からなる感熱発色層が順
に積層されている。また、発色層に傷等が生じないよう
に保護するために第3の感熱記録層16の表面には保護
層14が塗布されている。また、同様に支持体22の表
面にはバックコート層24が塗布されている。第1の感
熱発色層20は電子供与性染料前駆体と電子受容性化合
物を主成分としている。第2の感熱層18は、最大吸収
波長が360±20nmであるジアゾニウム塩化合物と該
ジアゾニウム塩化合物と熱時反応して呈色するカプラを
含有している。第3の感熱層16は、最大吸収波長が4
20±20nmであるジアゾニウム塩化合物と該ジアゾニ
ウム塩化合物と熱時反応して呈色するカプラを含有して
いる。
【0017】この感熱記録材料12への画像の記録手順
は、先ず、第3の感熱記録層16に記録するに充分な熱
1を加え、第3の感熱記録層16に含有されるジアゾニ
ウム塩とカプラを発色させる。次いで、420±20nm
の光UV1を感熱記録材料12に照射して第3の感熱記
録層16に含有されるジアゾニウム塩を分解し、第2の
感熱記録層18が記録されるに充分な熱2を与え、第2
の感熱記録層18中に含有されるジアゾニウム塩とカプ
ラを発色させる。このとき、第3の感熱記録層16には
強い熱エネルギが印加されるが、すでにジアゾニウム塩
が分解し発色能力が失われているために発色しない。次
いで360±20nmの光UV2を感熱記録材料12に照
射して第2の感熱記録層18に含有されるジアゾニウム
塩を分解し、第1の感熱記録層20が記録されるに充分
な熱3を与え、第1の感熱記録層20中に含有されるジ
アゾニウム塩とカプラを発色させる。このとき、第3の
感熱記録層16及び第2の感熱記録層18には強い熱エ
ネルギが印加されるが、すでにジアゾニウム塩が分解し
発色能力が失われているために発色しない。
【0018】ここで、本実施例では第1、第2及び第3
の各感熱記録層の発色色相を、減色混合における3原
色、シアン、マゼンタ及びイエロとなるように選択す
る。すなわち、第1の各感熱記録層がシアンの発色色相
であるC層20、第2の各感熱記録層がマゼンタの発色
色相であるM層18及び第3の各感熱記録層がイエロの
発色色相であるY層16になっている。したがって、上
記手順によって記録を行えば感熱記録材料12にはフル
カラーの画像記録が可能になる。
【0019】また、本実施例に用いた感熱記録材料12
は、図4に示すように、Y層16、M層18及びC層2
0は、異なる印字エネルギ(熱エネルギ)に応じた発色
濃度に発色するようになっている。例えば、Y、M及び
Cの各々を同一濃度Daに発色させるためには、Y層1
6にはP1、M層18にはP2及びC層20にはP3の
印字エネルギを供給する。
【0020】次に、本発明の実施例に適応可能なデジタ
ルカラープリンタ10について、図2に示した概略構造
を参照して説明する。
【0021】ケーシング50の図2右側面からは、感熱
記録材料12の載置台52が突出されている。この載置
台52へ感熱記録材料12を記録層を上面にし、感熱記
録材料12の先端をケーシング50内へ挿入することに
より感熱記録材料12が図2矢印A方向へ搬送される。
【0022】載置台52の下流側には、一対の搬送ロー
ラ54が配設されており、感熱記録材料12を挟持搬送
するようになっている。搬送ローラ54の下流側には、
複数のガイド板56が順に配設されており、感熱記録材
料12が案内されるようになっている。したがって、複
数のガイド板56により感熱記録材料12は略C字状に
搬送される。
【0023】搬送ローラ54は、図示しないモータの回
転軸へ連結されている。モータは制御装置26に接続さ
れており、感熱記録材料12の挿入または搬出に応じて
制御装置26によってモータの正逆方向の回転が制御さ
れるようになっている。
【0024】複数のガイド板56の各々の間には、一対
の搬送ローラ58が配設されている。これらの搬送ロー
ラ58はベルトにより連結されており、このベルトはモ
ータ66の回転軸に連結されている。モータ66は制御
装置26へ接続され、制御装置26からの信号により1
方向(図2反時計方向)へ回転されるようになってい
る。
【0025】感熱記録材料12の搬送路の一方には、感
熱記録材料12の発色層が形成されない側に対応して、
プラテンローラ60が配置されている。プラテンローラ
60は、駆動ベルトを介してモータ68の回転軸に連結
されている。モータ68は、制御装置26からの信号に
よって1方向へ回転されるようになっている。
【0026】感熱記録材料12の搬送路の他方には、記
録ヘツドとしてのライン型のサーマルヘッド46が配設
されている。このサーマルヘッド46の一方の端部には
発熱体62が取付けられ、制御装置26から画像信号が
供給されると、画像信号に応じて発熱し、感熱記録材料
12を加熱するようになっている。なお、発熱体62へ
の発熱量は、加熱時間によって変更することができるよ
うになっている。
【0027】また、制御装置26からは、位置決め信号
もサーマルヘッド46へ出力されるようになっており、
最初の色素層(本実施例ではY層16)の加熱記録時に
位置決め信号を出力し、バー状の位置決めマークが記録
されるようになっている。なお、この位置決めマーク
は、第1の光電センサ70で感熱記録材料12の先端部
を検出した時点から所定時間後に記録される。この位置
決めマークに基づいて他の色層(M層18、C層20)
の記録時の記録時期を定めるようにしている。なお、詳
細は後述するが本実施例では、ルックアップテーブル変
更用として、感熱記録材料12へ階調画像90を記録す
る。この階調画像90を位置決めマークに用いることも
できる。
【0028】プラテンローラ60の下流側には一対の搬
送ローラ64が配設されており、感熱記録材料12が搬
送ローラ64に挟持されるようになっている。プラテン
ローラ60と搬送ローラ64との間には第2の光電セン
サ72が取付けられている。この第2の光電センサ72
は、前記位置決めマークを検出して検出した信号を出力
するように制御装置26へ接続されている。
【0029】2組の搬送ローラ64は、駆動ベルトを介
して連結されている。搬送ローラ64は、図示しないモ
ータの回転軸と連結されており、制御装置26からの信
号に応じて1方向へ回転するようになっている。
【0030】2組の搬送ローラ64の間には、感熱記録
材料12の表面(発色層側)に紫外光を照射する2つの
光源78が設けられている。この光源78は、制御装置
26からの信号に応じて点灯、消灯するようになってい
る。また、この光源78から照射される光の波長は、約
365nmと420nmとに切換可能とされ、各々感熱
記録材料12のY色素層とM色素層の定着用とされてい
る。
【0031】搬送ローラ64の下流側には、感熱記録材
料12に記録された画像の濃度を測定することができる
位置に、レンズ27および濃度計28が配設されてい
る。
【0032】また、搬送ローラ64の下流側には、カム
76を備えた搬送経路切換手段74が設けられており、
制御装置26からの信号に応じてカム76が回転するこ
とにより感熱記録材料12の搬送経路を排出方向(図2
右方)またはループ方向(図2上方)に切り換えるよう
になっている。
【0033】排出方向に案内された感熱記録材料12
は、搬送ローラ54の近傍へと搬送される。ここで、搬
送ローラ54を逆転させることにより、ガイド板に案内
されて搬送されてくる感熱記録材料12を挟持して、載
置台52上へと搬送するようになっている。
【0034】また、排出方向の搬送路には、カッタ82
を備えた切断手段80が設けられている。この切断手段
80は、制御装置26に接続されており、制御装置26
から出力される制御信号によってカッタ82が作動し、
感熱記録材料12を切断するようになっている。
【0035】一方、ループ方向に案内された感熱記録材
料12は、ガイド板56に設けられた孔を通過して、再
度搬送ローラ58へ挟持され、ループ状搬送経路へ至る
ようになっている。すなわち、本実施例では、同一面を
Y色、M色、C色の少なくとも3回のスキヤニング(加
熱処理)を行なうため、載置台52から挿入された感熱
記録材料12をカム76によってループ状搬送経路へ案
内し、3回目のスキヤニング後に、カム76を排出方向
にして、感熱記録材料12を載置台52へ取り出すよう
にしている。
【0036】次に、図1を参照し、制御装置26につい
て説明する。制御装置26にはホストコンピュータ30
が接続されている。
【0037】ホストコンピュータ30には画像濃度デー
タがデジタル画像信号として記憶されており、ホストコ
ンピュータ30から供給されるデジタル画像信号は変換
回路32に入力される。
【0038】変換回路32では、入力されたデジタル画
像信号をY、M及びC色の各色に対する信号に変換す
る。ここで、本実施例の変換回路32における、画像の
濃度データの扱いについて説明する。先ず、減色混合の
場合には、Y、M、C各色を所定の混合比で混色するこ
とにより黒色になることが知られている。例えば、黒色
(文字)のデータをY、M、C各色同一濃度として出力
することによって黒色(文字)のデータを変換出力でき
る。また、他の色は、YMCの各色の混合比(混色比)
を変更することによって形成することができる。したが
って、変換回路32では、入力されたデジタル画像信号
をY、M及びC色の各色に対する信号に変換し、その後
変換されたY、M、Cの各色の信号を対応するフレーム
メモリ34a、34b、34cへ出力している。
【0039】各フレームメモリ34a、34b、34c
には、各フレームメモリ34に対応する色の1画像分の
画像信号がメモリされる。また、ホストコンピュータ3
0は、コントローラ40と接続されており、コントロー
ラ40にはホストコンピュータ30からの水平同期信号
及び垂直同期信号が入力されている。この水平同期信号
及び垂直同期信号は、変換回路32及びフレームメモリ
34a、34b、34cへ出力され、同期がとられてい
る。
【0040】各フレームメモリ34a、34b、34c
から出力されるY色、M色、C色の各信号、すなわち、
各色の画像濃度データは、ルックアップテーブル(以
下、LUT)36a、36b、36cの各々に入力され
るようになっている。
【0041】各々の色の画像濃度データは、対応するL
UT36a、36b、36cで発色濃度に応じたYMC
色の各々の色に対応するサーマルヘッド46の駆動値に
変換された後、スイッチ38を介して1行分毎にライン
バッファ42へ出力される。なお、スイッチ38はコン
トローラ40と接続されており、コントローラ40から
の信号に応じて記録時の色の記録データがラインバッフ
ァ42へ供給されるように接続可能になっている。
【0042】このルックアップテーブル(LUT)は、
感熱記録材料12の特性に応じて異なったテーブルにな
る。すなわち、本実施例に用いた感熱記録材料12で
は、例えば、図5に示されるように画像濃度データに応
じた印字エネルギEに対する発色濃度Dの特性は、適正
にならない。これにより、希望する発色濃度を得るため
に記録を行っても感熱記録材料12の発色濃度が異なっ
てしまい希望する濃度の画像が得られない。このため、
印字エネルギ(熱エネルギ)Eに対する発色濃度Dの特
性が適正になるようにテーブルを作成する。例えば、印
字エネルギEaでは、感熱記録材料12は発色濃度Da
になる。この印字エネルギEaにおいて希望する発色濃
度Dは濃度Da’であるため、印字エネルギEa’が必
要になる。したがって、印字エネルギEaにおいて発色
濃度Dが濃度Da’に対応する印字エネルギEa’をと
りだすテーブルを用意する。すなわち、図6に示すよう
に、画像濃度データに応じて適正な発色濃度が得られる
ようなサーマルヘッドの駆動値(熱エネルギ)の特性を
用意し、この特性をLUTとして記憶する。
【0043】なお、本実施例では、異なる色を発色させ
るため、感熱記録材料に異なる熱エネルギを色毎に所定
の熱エネルギ分だけシフトして供給するようになってい
る。したがって、このシフトする熱エネルギも考慮に入
れる。なお、この熱エネルギのシフトについては別個の
回路を付加するようにしてもよい。
【0044】また、LUT36a、36b、36cの各
々は、コントローラ40と接続されており、詳細は後述
するが、濃度計28によって測定された測定値と基準値
との比に基づいて上記LUT36a、36b、36cの
各々の内容を変更できるようになっている。
【0045】ラインバッファ42には、コントローラ4
0から垂直同期信号が入力され、この垂直同期信号に基
づいてドライバ44を介してサーマルヘッド46へ信号
が出力されて、サーマルヘッド46が加熱される。この
熱によって感熱記録材料12へ画像が記録される。
【0046】コントローラ40はドライバ69を介して
モータ68に接続されており、プラテンローラ60を回
転させるように信号を送出する。また、コントローラ4
0はドライバ79を介して光源78に接続されており、
感熱記録材料12の記録した色の画像に応じて制御信号
を送出する。これにより、光源78は、365nmと4
20nmの波長の紫外光とに切り換えて感熱記録材料1
2を照射するようになっている。
【0047】また、コントローラ40には、濃度計28
および濃度メモリ33が接続されている。濃度計28
は、記録された画像の濃度に応じた信号をコントローラ
40に出力する。この濃度計28から出力された濃度値
は、濃度メモリ33に記憶されるようになっている。ま
た、濃度メモリ33には、予め記録可能な画像の階調数
に応じた理想的画像濃度データが各色に対応して記録さ
れている。
【0048】ここで、本実施例における、画像濃度デー
タと発色濃度との関係について説明する。
【0049】すでに述べたように、Y、M、C各色を順
次重ねて記録するときには、各色の記録毎に対応する色
のLUT36a、36b、36cの何れかを参照し、画
像濃度データを印字エネルギに変換する。これは以下の
式(1)、 Ei (j)=fi (Ci (j)) −−−(1) 但し、i=1、2、3(Y、M、Cに対応) j=1、2・・・・256(階調数と同じ) Ei (j):i色の画像を記録する時のj階調の画像濃
度データを記録する印字エネルギ fi (X):i色のLUTの基づいて、入力された画像
濃度データXに対応する印字エネルギを算出する関数 Ci (j):入力される画像濃度データ(階調) で表すことができる。したがって、入力された画像濃度
データに応じた熱エネルギを発熱できるデータが出力さ
れる。しかしながら、記録時の状態は、上記LUTを作
成した状態(周囲の環境や感熱記録材料の種類等)であ
るとは限らないため、その状況に応じて発色濃度が変化
する。すなわち、各色のLUTから出力される値は、周
囲の環境や記録材料の種類に関係なく所定の値を出力す
る。
【0050】ここで、本実施例では、複数の画像を重ね
て記録するときにおいて、特定の色層に画像を記録する
場合には、感熱記録材料の画像記録範囲外に予め基準値
として記憶される高濃度から低濃度までの画像濃度デー
タに基づいた補正用の濃淡画像を記録する。そして、こ
の記録された濃淡画像の濃度を測定し、測定された濃淡
画像の濃度の測定値と該濃淡画像の濃度の基準値との比
i (j)を求め、すでに記憶されている各階調データ
のLUTに積算したものを新たにLUTとして記憶する
ようにしている。すなわち、補正データとしての濃淡画
像の測定値から記憶されている基準値を変更する。この
比Fi (j)は、以下の式(2)によって、 Fi (j)=Di (j)/Ti (j) −−−(2) 但し、i=1、2、3(Y、M、Cに対応) j=1、2・・・・256(階調数と同じ) F(i) :C(i)の画像データで記録したときの適
正な濃度 Di (j):i色における各階調の理想的な画像濃度デ
ータ(基準値) Ti (j):基準値Di (j)に基づいて記録した画像
濃度の測定値 と表すことができる。したがって、通常のLUTのデー
タに上記式(2)で求めた比を積算したデータに基づい
て発色させれば、適正な濃度が得られる。これは、以下
の式(3)、 Ei ’(j)=Fi (j)・fi (Ci (j)) −−−(3) 但し、i=1、2、3(Y、M、Cに対応) j=1、2・・・・256(階調数と同じ) Ei ’(j):補正後のi色の画像を記録する時のj階
調の画像濃度データを記録する印字エネルギ と表すことができる。したがって、上記式(3)に基づ
いて変更されたLUTを参照して画像を記録することに
より、適正な濃度の画像を記録できる。
【0051】以下、本実施例の作用を制御装置26に記
憶された制御プログラムのフローチャートにしたがって
図7及び図8を参照して説明する。
【0052】まず、図7に示したメインルーチンが実行
されると、ステップ102において、装置が初期化され
る。初期化が終了すると、ステップ104へ進む。ステ
ップ104では、1画素データを取り込み、ステップ1
06へ進む。ステップ106では、入力される画像デー
タを記録時におけるY、M、Cの3色各々のデータに変
換し、ステップ108において各々対応するフレームメ
モリ34a、34b、34cの何れかに記憶する。ステ
ップ110では、全ての画素データの読み取りが終了し
たか否かを判断し、終了していない場合にはステップ1
04へ戻り、繰り返し1画面分の画素データの変換を実
行する。したがって、フレームメモリ34a、34b、
34cの各々にはY、M、C色の各色の1画面分の画素
データが記憶される。1画面について画素データの変換
が終了するとステップ112へ進み、後述する画像の記
録サブルーチンを実行する。このサブルーチンにおいて
LUT36a、36b、36cの各々が適正に変更され
ると共に順次画像が感熱記録材料12に記録される。画
像の記録が終了すると本メインルーチンを終了する。
【0053】次に、画像の記録サブルーチンについて図
8を参照し説明する。本サブルーチンでは、フレームメ
モリ34内の画像データを重ねて記録するときに、上記
で説明した、実質的なLUTに変更すると共に、変更さ
れたLUTを参照して感熱記録材料12へ各々の色の画
像を記録する制御を行なうものである。
【0054】本サブルーチンが実行されると、ステップ
150へ進み、カウンタ値iに1が設定される。また、
このとき、濃度メモリ33の内容がクリア(階調画像デ
ータ以外の全てを0)される。なお、このカウンタ値i
として、1にはY色が、2にはM色が、3にはC色の記
録時の色が対応されている。設定が終了するとステップ
152へ進む。ステップ152では、濃度メモリ33に
記憶されているi色における各階調の理想的な画像濃度
データ(基準値)としての階調データDi (j)が取り
込まれる。この基準値の取り込みが終了すると、ステッ
プ154へ進む。ステップ154では、ステップ152
で取り込んだ理想的な画像濃度データに基づいて、感熱
記録材料12へ(階調)画像90が記録される。
【0055】図9に示すように、感熱記録材料12に階
調画像90が記録される位置は、感熱記録材料12の先
端部分であり、画像の記録には妨げにならないようにな
っている。
【0056】階調画像90の記録が終了するとステップ
156へ進み、濃度計28によって記録した階調画像9
0の画像濃度Ti (j)を測定する。測定が終了すると
ステップ158へ進む。ステップ158では、記録され
た階調画像90の濃度の測定値と階調画像の濃度の基準
値、すなわち階調データDi (j)との比Fi (j)を
求める(上記の式(2)参照)。この比Fi (j)の算
出が終了するとステップ160へ進む。ステップ160
では、上記に述べたようにLUTを変更するために式
(3)にしたがって、補正された新たなLUTを算出
し、この算出されたLUTに変更する。LUTの変更が
終了するとステップ162へ進む。
【0057】ステップ162では、画像濃度データが変
更されたLUTによって変換されたサーマルヘッド46
の作動値をラインバッファ42に記憶する。このとき、
ラインバッファ42には、画像データに応じたサーマル
ヘッド46の作動値が1ライン分記憶される。ステップ
164では、ラインバッファ42に記憶された作動値に
応じ、1ライン分の画像記録が行なわれる。1ライン分
の画像記録が終了するとステップ166へ進み、1つの
色について1画面の記録が終了したか否かを判断し、終
了していない場合にはステップ162へ戻って1画面の
記録が終了するまで繰り返し記録が行なわれる。なお、
サーマルヘッド46によって記録するときには、記録時
の色のLUT36とラインバッファ42とが電気的に接
続されるように、コントローラ40が制御信号をスイッ
チ38へ出力する。なお、このとき画像は、図9に示し
た位置に記録される。
【0058】1つの色について1画面の記録が終了した
場合には、ステップ168へ進み、i=3か否かを判断
することにより全ての色(Y、M、C)に対しての画像
データの記録が終了したか否かを判断する。終了してい
ない場合には、ステップ170に進み、i=1か否かを
判断することにより記録の終了した色がY色であるか否
かを判断する。Y色記録が終了したの後にはステップ1
72において波長420nmの紫外光UV1を所定時間照
射し、ステップ176へ進む。この波長420nmの紫外
光UV1の照射により、Y色の画像が記録されていない
部位が次回以降の記録時の熱エネルギ、すなわち、M、
C色の記録時の熱エネルギによって発色されることが抑
制される。また、M色記録が終了した後にはステップ1
74において波長365nmの紫外光UV2を所定時間照
射し、ステップ176へ進む。この波長365nmの紫外
光UV2の照射により、M色の画像が記録されていない
部位が次回のC色の記録時の熱エネルギによって発色さ
れることが抑制される。
【0059】ステップ176ではカウンタ値iが1イン
クリメントされ、ステップ152へ戻る。なお、ステッ
プ174においてi=3の場合には、全ての色(Y、
M、C)に対しての画像の記録が終了したと判断し、本
サブルーチンを終了する。
【0060】なお、このサブルーチンが終了するときに
は、搬送路切換手段72が感熱記録材料12を排出方向
に案内すると共に、切断手段80のカッタ82によって
案内された感熱記録材料12の先端部が、図9に示した
切断位置で切断される。
【0061】したがって、Y色の画像の記録を行ない、
Y色の画像の記録が終了するとY色の未記録部分が発色
しないように波長420nmの紫外光UV1を所定時間照
射し定着を行なったのち画像の濃度を測定し、次に、M
色の画像の記録を行ない、M色の画像の記録が終了する
とM色の未記録部分が発色しないように波長365nmの
紫外光UV2を所定時間照射し定着を行なったのち画像
の濃度を測定して、最後にC色の画像を記録する。
【0062】ここで、上記説明したように各色の記録を
行なう前に、階調画像90を記録し、記録した階調画像
90の測定濃度と基準値との比に基づいて発色する濃度
が適正な濃度になるようにLUTを変更している。した
がって、各色の画像を記録すると、希望する所定の濃度
である画像が得られる。また、LUTの変更用に記録し
た階調画像90は切断され、デジタルカラープリンタか
ら出力される感熱記録材料12には希望する画像のみが
記録されている。
【0063】このように、本実施例では、感熱記録材料
にY、M、C色の画像を順に記録するときにおいて、各
々の画像を記録する以前に画像濃度データと熱エネルギ
との関係が適正になるように変更するため、複数の画像
を重ねて記録しても濃度が変化することなく記録するこ
とができる。更に、上記LUTを変更するために、用い
た感熱記録材料12の部位は画像を記録する感熱記録材
料12の一部を利用しかつ画像記録の範囲外であるた
め、感熱記録材料を無駄なく使用できる。
【0064】本発明者は、記録材料の端部に記録材料の
最高濃度を16に分割した16階調のデータを記録し、
上記方法にしたがって画像を記録する以前にLUTを変
更し、変更したのち画像を記録することを、YMC各々
のについて繰り返し行なった結果、従来の方法に対して
色再現の良好な画像を得ることができたことを実験によ
り確認している。
【0065】上記実施例では、LUTを変更するため
に、階調画像を感熱記録材料に記録する部位を、感熱記
録材料の先端部としたが、本発明はこれに限定されるも
のではなく、後端部でもよい。この場合には、画像を記
録した感熱記録材料の後端部に階調画像を記録し、これ
から記録する画像に対して適正な補正が行なえる。記録
材料を連続供給するものに適応することにより、更なる
効果を発揮できる。
【0066】また、上記実施例では、LUTを変更する
ために、階調画像を感熱記録材料に記録する部位を、感
熱記録材料の先端部あるいは後端部としたが、図10に
示したように、側縁部に階調画像を形成するようにしも
よい。この場合には、例えば、カッタ82を感熱記録材
料12の側縁部の所定の位置に設け、感熱記録材料の搬
送に伴って階調画像を記録した不要な部分を削除するよ
うにすることにより、特別な切断手段を設けて制御を行
なうことなく、上記切断手段を簡略化することができ
る。
【0067】なお、上記実施例では、感熱記録材料1枚
毎にLUTを変更した場合の例について説明したが、変
更する時期を限定するものではなく、所定時間あるい
は、変更の指示によってLUTを変更してもよい。
【0068】上記実施例では、サーマルヘッド46を利
用して感熱記録材料12に異なる熱エネルギを付与する
ことにより異なる色を発色させる場合の例について説明
したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例え
ば、光ビームの照射によっての熱エネルギが感熱記録材
料に供給されて異なる色が発色するように記録させる場
合に用いることができる。この場合には、上記実施例の
サーマルヘッド46を光ビームを発光する光ヘッドに置
き換え、光ビームの照射エネルギ、すなわち、熱エネル
ギを制御することによって上記実施例と同様の効果が得
られる。また、波長の異なる光ビームを画像の記録順に
照射することにより異なる色が発色する記録材料、例え
ば、異なる波長λ1、λ2、λ3の光ビームを照射する
ことによって、YMCの各色を発色する記録材料を用い
た場合にも容易に適応できる。
【0069】なお、上記実施例では、異なる色を発色す
る発色層を複数備えた感熱記録材料について説明した
が、本発明は、これに限定されるものではなく、単一色
の発色層を備えた記録材料、同一色を発色する発色層を
複数積層した記録材料にも適応可能である。
【0070】また、上記実施例では、画像データとして
画素毎にデジタルデータが入力される場合の例について
説明したが、本発明はデータの種類に限定されるもので
はなく、画像の濃度を直接読み取るスキャナ等を用い、
スキャナ等から出力されるアナログデータに本発明を適
応することもできる。
【0071】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、画
像の記録を行なう前に、感熱記録材料の画像記録範囲外
に濃淡画像を記録して適正な濃度で画像が発色するよう
にテーブルを変更するため、濃度補正を行なうために使
用する感熱記録材料を最小限に抑えることができる、と
いう効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例におけるデジタルカラープリン
タの制御装置の構成を示したブロック図である。
【図2】デジタルカラープリンタの概略構成を表す断面
略図である。
【図3】本発明の実施例に利用した感熱記録材料を表す
断面図である。
【図4】感熱記録材料における印字エネルギ(画像デー
タ)と発色濃度との関係を示した線図である。
【図5】感熱記録材料の特定の色における印字エネルギ
(画像データ)と発色濃度との関係を示した線図であ
る。
【図6】感熱記録材料の特定の色における印字エネルギ
(画像データ)と駆動値との関係を示した線図である。
【図7】本発明の実施例の制御メインルーチンを示した
流れ図である。
【図8】画像記録を制御するサブルーチンを示す流れ図
である。
【図9】感熱記録材料における記録画像と補正用の階調
画像との位置関係の例を示すイメージ図である。
【図10】感熱記録材料における記録画像と補正用の階
調画像との位置関係の他の例を示すイメージ図である。
【符号の説明】
10 デジタルカラープリンタ 12 感熱記録材料 26 制御装置 28 濃度計 33 濃度メモリ 36 ルックアップテーブル(テーブル) 46 サーマルヘッド

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 熱エネルギが供給されることにより発色
    する発色層が設けられた感熱記録材料に、記録する画像
    の濃度情報と前記感熱記録材料へ供給する熱エネルギ情
    報との関係を表すテーブルを参照して画像を記録するに
    あたり、 前記感熱記録材料の画像記録範囲外に予め基準値として
    記憶される高濃度から低濃度までの濃度情報に基づいて
    濃淡画像を記録し、 記録された濃淡画像の濃度を測定し、 測定された濃淡画像の濃度の測定値と該濃淡画像の濃度
    の基準値とが等しくなるように前記テーブルを変更し、 変更された該テーブルに基づいて画像を記録することを
    特徴とする画像記録方法。
  2. 【請求項2】 熱エネルギが供給されることにより異な
    る色を発色する複数の発色層が積層された感熱記録材料
    に、記録する各々の色に対して画像の濃度情報と前記感
    熱記録材料へ供給する熱エネルギ情報との関係を表すテ
    ーブルを記憶すると共に記憶された該テーブルを参照し
    て単色の画像を重ねて記録するにあたり、 前記感熱記録材料の画像記録範囲外に予め基準値として
    記憶される高濃度から低濃度までの濃度情報に基づいて
    各々の色の濃淡画像を記録し、 記録された色の濃淡画像の濃度を測定し、 測定された濃淡画像の濃度の測定値と該濃淡画像の濃度
    の基準値とが等しくなるように前記対応する色のテーブ
    ルを変更し、 変更された該テーブルに基づいて画像を記録することを
    特徴とする画像記録方法。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6283663A (ja) * 1985-10-09 1987-04-17 Hitachi Ltd 水棲生物監視装置
JPH02161352A (ja) * 1989-10-20 1990-06-21 Hitachi Ltd 水棲生物の監視装置
US6169966B1 (en) 1996-12-27 2001-01-02 Kabushiki Kaisha Toshiba Apparatus for detecting a moving state of an object
JP2011523914A (ja) * 2008-06-13 2011-08-25 ジンク イメージング,インク. 多色印刷のための熱応答補正システム

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