JPH05318312A - ｃＢＮホイール用ツルーイング材 - Google Patents
ｃＢＮホイール用ツルーイング材Info
- Publication number
- JPH05318312A JPH05318312A JP14677692A JP14677692A JPH05318312A JP H05318312 A JPH05318312 A JP H05318312A JP 14677692 A JP14677692 A JP 14677692A JP 14677692 A JP14677692 A JP 14677692A JP H05318312 A JPH05318312 A JP H05318312A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- truing
- cbn
- wheel
- cbn wheel
- silicon
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
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- Grinding-Machine Dressing And Accessory Apparatuses (AREA)
- Polishing Bodies And Polishing Tools (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 ｃＢＮホイールに用いられるツルーイング材
を目的とする。 【構成】 ツルーイング材は台金の上に固定され、この
ツーリング材は円筒状をなし、所謂カップ形ツーリング
材である。ｃＢＮホイールはツーリング材の端面に対し
垂直方向からｃＢＮホイールの周速と異なる周速のツー
リングに押しつけられる。カップ形のツルーイング材は
自転するとともに、これを固定したテーブルを往復運動
させて、効果的にｃＢＮホイールをツルーイングする。
ツルーイング砥石は１００％シリコンの場合もあり、シ
リコン粒を２０〜８０％混入した樹脂系ボンドで固めた
ものがある。
を目的とする。 【構成】 ツルーイング材は台金の上に固定され、この
ツーリング材は円筒状をなし、所謂カップ形ツーリング
材である。ｃＢＮホイールはツーリング材の端面に対し
垂直方向からｃＢＮホイールの周速と異なる周速のツー
リングに押しつけられる。カップ形のツルーイング材は
自転するとともに、これを固定したテーブルを往復運動
させて、効果的にｃＢＮホイールをツルーイングする。
ツルーイング砥石は１００％シリコンの場合もあり、シ
リコン粒を２０〜８０％混入した樹脂系ボンドで固めた
ものがある。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明はｃＢＮホイールのツルー
イング材に関する。
イング材に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来からｃＢＮホイールのツルーイング
にはダイヤモンド砥粒を用いたツルーイング材、又Ｓｉ
Ｃ砥粒を用いたＧＣドレッサが使用されているが、これ
らダイヤモンドのツルーイング材、ＧＣドレッサは砥粒
が硬いためｃＢＮ砥粒を脆性的にツルーイングする。そ
の結果、ｃＢＮ砥粒にはクラックが残留し、加工中に刃
こぼれをおこして、脱落した砥粒片をかみこんでスクラ
ッチの原因となり精密な加工ができない。
にはダイヤモンド砥粒を用いたツルーイング材、又Ｓｉ
Ｃ砥粒を用いたＧＣドレッサが使用されているが、これ
らダイヤモンドのツルーイング材、ＧＣドレッサは砥粒
が硬いためｃＢＮ砥粒を脆性的にツルーイングする。そ
の結果、ｃＢＮ砥粒にはクラックが残留し、加工中に刃
こぼれをおこして、脱落した砥粒片をかみこんでスクラ
ッチの原因となり精密な加工ができない。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】本発明はかゝる欠点を
解決しｃＢＮ砥粒にクラックを残留させないツルーイン
グ材の提供を目的とする。
解決しｃＢＮ砥粒にクラックを残留させないツルーイン
グ材の提供を目的とする。
【０００４】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明はシリ
コン１００％の固体、又はシリコン粒をボンドで固めた
ツルーイング材によってｃＢＮをツルーイングするもの
である。
コン１００％の固体、又はシリコン粒をボンドで固めた
ツルーイング材によってｃＢＮをツルーイングするもの
である。
【０００５】
【作用】本発明はシリコン粒がｃＢＮ砥粒を摩滅的に摩
耗させてツルーイングするため、極めて精度の高いツル
ーイングが可能となる。このように砥粒を摩滅させて整
形する結果、残留亀裂がなく高精度の加工が可能とな
る。
耗させてツルーイングするため、極めて精度の高いツル
ーイングが可能となる。このように砥粒を摩滅させて整
形する結果、残留亀裂がなく高精度の加工が可能とな
る。
【０００６】次に図面を示して説明する。ツルーイング
材１は台金２の上に固定される。ツルーイング材は円筒
状をなしており、いわゆるカップ型のツルーイング材で
ある。台金２は回転軸３に固定され、この回転軸３は図
示しないがテーブルに固定され例えば矢印４の方向に往
復動できるようになっている。ツルーイング材は、シリ
コン粒をボンドで固めたもの、あるいは１００％シリコ
ンで作られる。
材１は台金２の上に固定される。ツルーイング材は円筒
状をなしており、いわゆるカップ型のツルーイング材で
ある。台金２は回転軸３に固定され、この回転軸３は図
示しないがテーブルに固定され例えば矢印４の方向に往
復動できるようになっている。ツルーイング材は、シリ
コン粒をボンドで固めたもの、あるいは１００％シリコ
ンで作られる。
【０００７】ツルーイングしようとするｃＢＮホイール
５は回転方向６の方向に回転させながら、ツルーイング
材１の端面に対し垂直方向７から、ｃＢＮホイールの周
速と異なる周速のツルーイングに押つけられる。このと
き、カップ形のツルーイング材は自転するとともに、こ
れを固定したテーブルを矢印の方向に往復動させて効果
的にｃＢＮホイールをツルーイングする。その結果ホイ
ールの砥粒面を摩耗させツルーイングは完了する。
５は回転方向６の方向に回転させながら、ツルーイング
材１の端面に対し垂直方向７から、ｃＢＮホイールの周
速と異なる周速のツルーイングに押つけられる。このと
き、カップ形のツルーイング材は自転するとともに、こ
れを固定したテーブルを矢印の方向に往復動させて効果
的にｃＢＮホイールをツルーイングする。その結果ホイ
ールの砥粒面を摩耗させツルーイングは完了する。
【０００８】ツルーイング砥石は１００％シリコンの場
合もあり、この１００％シリコンはシリコン単結晶、シ
リコン粉を焼結したものが使用できる。又シリコン粒を
重量比が２０％〜８０％の割合で樹脂系ボンドに混合す
る。２０％以下ではツルーイング効果が低く、８０％以
上では砥石が脆くなって強度が低くなる。この場合シリ
コン粒の大きさは１０〜２００μｍを使用する。１０μ
ｍ以下ではツルーイング効果をしにくいし、２００μｍ
以上にするとホイール全面にわたって、破砕やクラック
が生ずる恐れが有る。
合もあり、この１００％シリコンはシリコン単結晶、シ
リコン粉を焼結したものが使用できる。又シリコン粒を
重量比が２０％〜８０％の割合で樹脂系ボンドに混合す
る。２０％以下ではツルーイング効果が低く、８０％以
上では砥石が脆くなって強度が低くなる。この場合シリ
コン粒の大きさは１０〜２００μｍを使用する。１０μ
ｍ以下ではツルーイング効果をしにくいし、２００μｍ
以上にするとホイール全面にわたって、破砕やクラック
が生ずる恐れが有る。
【０００９】
（実施例１）シリコン単結晶を粉砕して得た平均粒径が
１００μｍのＳｉ粒子を、熱硬化性のエポキシ樹脂と混
合して、外径が１００ｍｍで内径が８０ｍｍで高さが１
０ｍｍの金型に流し込んで、約２００℃に保持した炉に
いれて硬化させてカップ型のツルーイング材を得た。こ
のとき、Ｓｉ粒子とエポキシ樹脂との混合重量比は７０
％：３０％とした。
１００μｍのＳｉ粒子を、熱硬化性のエポキシ樹脂と混
合して、外径が１００ｍｍで内径が８０ｍｍで高さが１
０ｍｍの金型に流し込んで、約２００℃に保持した炉に
いれて硬化させてカップ型のツルーイング材を得た。こ
のとき、Ｓｉ粒子とエポキシ樹脂との混合重量比は７０
％：３０％とした。
【００１０】（実施例２）実施例１で得たツルーイング
材を用いて、図１に示す方法でｃＢＮ研削ホイールをツ
ルーイングした。用いたｃＢＮ研削ホイールは、１４０
番のｃＢＮ砥粒をビトリファイドボンドで保持したスト
レート型のもので、外径が２５０ｍｍで幅が１０ｍｍで
ある。ｃＢＮホイールの回転数を約２５０ｒｐｍとし、
カップ型のツルーイング材の回転数を３０００ｒｐｍに
設定して、ツルーイング装置を固定した横送りテーブル
を約５ｍ／ｍｉｎで往復動させ、テーブルが１０往復す
る毎に１μｍずつｃＢＮホイールを下降させ、総計１０
０μｍの下降量を与えた。比較用に実施例１と同じ形状
のＧＣドレッサをもちいて、同じツルーイング条件でツ
ルーイングを行った。
材を用いて、図１に示す方法でｃＢＮ研削ホイールをツ
ルーイングした。用いたｃＢＮ研削ホイールは、１４０
番のｃＢＮ砥粒をビトリファイドボンドで保持したスト
レート型のもので、外径が２５０ｍｍで幅が１０ｍｍで
ある。ｃＢＮホイールの回転数を約２５０ｒｐｍとし、
カップ型のツルーイング材の回転数を３０００ｒｐｍに
設定して、ツルーイング装置を固定した横送りテーブル
を約５ｍ／ｍｉｎで往復動させ、テーブルが１０往復す
る毎に１μｍずつｃＢＮホイールを下降させ、総計１０
０μｍの下降量を与えた。比較用に実施例１と同じ形状
のＧＣドレッサをもちいて、同じツルーイング条件でツ
ルーイングを行った。
【００１１】まず、本発明のツルーイング材の場合、ｃ
ＢＮホイールのツルーイング精度すなわち、研削ホイー
ルの半径振れは約３μｍであり極めて高精度のツルーイ
ングが可能であった。また、砥粒の状態を顕微鏡で観察
したところ、砥粒は摩滅的に摩耗しておりクラックのな
い状態でツルーイングされていた。一方、比較材のＧＣ
ドレッサの場合はツルーイング精度は２０μｍであり、
砥粒にはホイール全面にわたって破砕やクラックが生じ
ており脱落している部分も認められ、ダメージが大きか
った。
ＢＮホイールのツルーイング精度すなわち、研削ホイー
ルの半径振れは約３μｍであり極めて高精度のツルーイ
ングが可能であった。また、砥粒の状態を顕微鏡で観察
したところ、砥粒は摩滅的に摩耗しておりクラックのな
い状態でツルーイングされていた。一方、比較材のＧＣ
ドレッサの場合はツルーイング精度は２０μｍであり、
砥粒にはホイール全面にわたって破砕やクラックが生じ
ており脱落している部分も認められ、ダメージが大きか
った。
【００１２】（実施例３）実施例２でツルーイングされ
た各々のｃＢＮホイールを用いて、焼き入れ鋼をトラバ
ース方式で平面研削した。一往復当たりの切り込み量を
０．２μｍとし、横送り量を２．５ｍｍとして、総研削
量を３μｍとした。本発明のツルーイング材を用いてツ
ルーイングしたｃＢＮホイールで研削した場合は、研削
面の表面粗さはＲｍａｘで０．９μｍの鏡面が得られ
た。比較材のＧＣドレッサでツルーイングしたｃＢＮホ
イールで研削した場合は、脱落した砥粒により加工面に
スクラッチが入り、表面粗さはＲｍａｘで約４μｍと荒
れた面となった。
た各々のｃＢＮホイールを用いて、焼き入れ鋼をトラバ
ース方式で平面研削した。一往復当たりの切り込み量を
０．２μｍとし、横送り量を２．５ｍｍとして、総研削
量を３μｍとした。本発明のツルーイング材を用いてツ
ルーイングしたｃＢＮホイールで研削した場合は、研削
面の表面粗さはＲｍａｘで０．９μｍの鏡面が得られ
た。比較材のＧＣドレッサでツルーイングしたｃＢＮホ
イールで研削した場合は、脱落した砥粒により加工面に
スクラッチが入り、表面粗さはＲｍａｘで約４μｍと荒
れた面となった。
【００１３】
【発明の効果】本発明はｃＢＮホイール表面層のｃＢＮ
砥粒を摩滅的に摩耗させて効果的に整形するためｃＢＮ
粒に残留亀裂がなく高精度のｃＢＮホイールによる加工
が可能になる。
砥粒を摩滅的に摩耗させて効果的に整形するためｃＢＮ
粒に残留亀裂がなく高精度のｃＢＮホイールによる加工
が可能になる。
【図１】ｃＢＮホイールとカップ型ツルーイング材の位
置関係を示す斜視図。
置関係を示す斜視図。
１ ツルーイング材 ２ 台金 ３ 回転軸 ４ テーブルの往復動の方向 ５ ｃＢＮホイール ６ 回転方向 ７ 切り込み方向
Claims (2)
- 【請求項１】 シリコンよりなるｃＢＮホイール用ツル
ーイング材 - 【請求項２】 シリコン粒をボンド材で成形したｃＢＮ
ホイール用ツルーイング材
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4146776A JP2534951B2 (ja) | 1992-05-14 | 1992-05-14 | ｃＢＮホイ―ル用ツル―イング材 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4146776A JP2534951B2 (ja) | 1992-05-14 | 1992-05-14 | ｃＢＮホイ―ル用ツル―イング材 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05318312A true JPH05318312A (ja) | 1993-12-03 |
| JP2534951B2 JP2534951B2 (ja) | 1996-09-18 |
Family
ID=15415282
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4146776A Expired - Lifetime JP2534951B2 (ja) | 1992-05-14 | 1992-05-14 | ｃＢＮホイ―ル用ツル―イング材 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2534951B2 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006218571A (ja) * | 2005-02-10 | 2006-08-24 | Disco Abrasive Syst Ltd | ドレッシングボードおよびドレッシング方法 |
| JP2008207302A (ja) * | 2007-02-28 | 2008-09-11 | Disco Abrasive Syst Ltd | 研削砥石のドレッシング方法およびドレッシング工具 |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5461386A (en) * | 1977-10-21 | 1979-05-17 | Shibayama Kikai Kk | Dressing and truing system for diamond grinding wheel |
-
1992
- 1992-05-14 JP JP4146776A patent/JP2534951B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5461386A (en) * | 1977-10-21 | 1979-05-17 | Shibayama Kikai Kk | Dressing and truing system for diamond grinding wheel |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006218571A (ja) * | 2005-02-10 | 2006-08-24 | Disco Abrasive Syst Ltd | ドレッシングボードおよびドレッシング方法 |
| JP2008207302A (ja) * | 2007-02-28 | 2008-09-11 | Disco Abrasive Syst Ltd | 研削砥石のドレッシング方法およびドレッシング工具 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2534951B2 (ja) | 1996-09-18 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19960409 |