JPH0531753Y2 - - Google Patents

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JPH0531753Y2
JPH0531753Y2 JP4015787U JP4015787U JPH0531753Y2 JP H0531753 Y2 JPH0531753 Y2 JP H0531753Y2 JP 4015787 U JP4015787 U JP 4015787U JP 4015787 U JP4015787 U JP 4015787U JP H0531753 Y2 JPH0531753 Y2 JP H0531753Y2
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JP
Japan
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rubber member
hollow rubber
vibration
vibration isolator
end surface
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JP4015787U
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JPS63149494U (ja
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  • Combined Devices Of Dampers And Springs (AREA)
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、コンパクトデイスク(CD)プレー
ヤなどの光学デイスクプレーヤにおけるメカデツ
キをフレームに対してフローテイング状態に防振
支持するのに好適な光学デイスク用防振体に関す
る。
(従来の技術) 据え置きタイプのCDプレーヤにおける防振体
は、振動の小さい室内で使用されるため防振特性
の比較的規格の緩いものが使用されている。また
スペース、重量等の制限もあまりないため、フレ
ームの剛性を高める等の防振対策がなされてい
る。
しかして、例えば車載用等の振動の大きい所で
使用されるCDプレーヤは車体等の振動や水平方
向の重力加速度を受けても音飛び等があつてはな
らないとされているから、できるだけ高減衰でし
かも低固有振動数の防振体を使用することが望ま
しい。
一方、車載用CDプレーヤの防振構成としては
車体のキヤビネツトとCD本体との間に防振体を
介在するものと、CDプレーヤにおけるメカデツ
キとフレームとの間に対してフローテイング状態
で支持する防振体を介在するものとがある。
前者はスペース的にある程度余裕があることか
らほとんど問題がないが、後者はスペースがほん
の僅かしかないため防振体に対する規格は非常に
厳しい。
従来、後者に属する光学デイスク用防振体とし
て、例えば実開昭61−76593号公報に記載される
ものがある。この防振体は鉛直方向には4個のコ
イルばねで対処し、水平方向には粘性流体を封入
した中空弾性体からなるダンパにより対処するも
のである。
しかしながら、このような従来の防振体は部品
点数が多くて組立工数が多いだけでなく、コイル
ばねによる支持のためメカデツキの位置決めが困
難であり、また中空弾性体からの液漏れのおそれ
がある等の難点がある。
なお、この種の光学デイスク用防振体として粘
性流体を封入しない中空弾性体を使用した場合
は、固有振動数を低くすることができるが、共振
倍率が大きくてメカデツキがフレームに突き当た
り音飛びが起こり易い。また水平方向のばね定数
が小さ過ぎてCD挿入時や加速走行時等にもメカ
デツキがフレームに突き当たり易く実用的でな
い。
本考案は、かかる点に着目してなされたもの
で、高減衰でしかも低固有振動数の光学デイスク
用防振体を提供することを目的とする。
(問題点を解決するための手段) 即ち本考案の光学デイスク用防振体は、一端面
が閉塞され、他端面が開口された筒形を呈し、か
つ両端部の各外面に取付溝が設けられ、中腹部の
外面に湾曲部が設けられた中空ゴム部材と、中間
部にオリフイスを有し、前記中空ゴム部材の開口
端面を覆うように取付けられた蓋部材と、前記中
空ゴム部材内に組み込まれたコイルばねとを備え
たことを特徴とする。
(実施例) 以下、実施例に基づき本考案を説明する。
図は本考案の一実施例を示す図である。
図において、中空ゴム部材10は減衰特性の高
いゴム、例えばブチルゴムからなり、一端面が閉
塞されかつ他端面が開口された、長さ17mm、最大
外径16mmの筒形をなしている。この中空ゴム部材
10の両端部の各外面に取付溝11,12がそれ
ぞれ設けられ、中腹部の外面に外方に膨らんだ湾
曲部13が形成されている。
中空ゴム部材10の開口端面にはその開口を覆
う黄銅製の蓋部材14が取付けられている。蓋部
材14は中空ゴム部材10の一端内周に設けた周
溝内に嵌入されシアノアクリレート系接着材によ
り固着されている。蓋部材14の中心には適宜大
きさのオリフイス15が設けられている。
中空ゴム部材10内にコイルばね16が組み込
まれている。コイルばね16は中空ゴム部材10
の両端に係止されている。
このようにされた光学デイスク用防振体は、使
用する際は例えば中空ゴム部材10の一方の取付
溝11をCDプレーヤのメカデツキ17に、他方
の取付溝12を同フレーム18にそれぞれ篏着す
ることにより取付けられ、メカデツキ17をフレ
ーム18にフローテイング状態で支持する。
(考案の効果) 以上、本考案の光学デイスク用防振体よれば、
中腹部の外面に湾曲部が設けられた中空ゴム部材
内にコイルばねを組み込み、中間部にオリフイス
を有する蓋部材を中空ゴム部材の開口端面を覆う
ように取付けたことにより、大きな減衰機能を発
揮し共振周波数における共振倍率が低く振動を短
時間で減衰し得る。
中空ゴム部材の中腹部外面の湾曲部は長さ方向
の撓みを均一にする機能があり、荷重を受けて変
形したときゴムどうしの摩擦による寿命低下を防
止するものである。
また中空ゴム部材中腹部の肉厚、コイルばねの
ばね定数、蓋部材のオリフイスの口径を変えるこ
とにより本考案の防振特性を適宜調整することが
可能である。また本考案によれば、部品数が少な
いことから組み立てが容易でありま液漏れ等のお
それがない。
【図面の簡単な説明】
図は本考案の光学デイスク用防振体の一実施例
を示す断面図である。 10……中空ゴム部材、11,12……取付
溝、13……湾曲部、14……蓋部材、15……
オリフイス、16……コイルばね。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 一端面が閉塞され、他端面が開口された筒形を
    呈し、かつ両端部の各外面に取付溝が設けられ、
    中腹部の外面に湾曲部が設けられた中空ゴム部材
    と、中間部にオリフイスを有し、前記中空ゴム部
    材の開口端面を覆うように取付けられた蓋部材
    と、前記中空ゴム部材内に組み込まれたコイルば
    ねとを備えたことを特徴とする光学デイスク用防
    振体。
JP4015787U 1987-03-19 1987-03-19 Expired - Lifetime JPH0531753Y2 (ja)

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JP4015787U JPH0531753Y2 (ja) 1987-03-19 1987-03-19

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JPS63149494U JPS63149494U (ja) 1988-10-03
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JPS63149494U (ja) 1988-10-03

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