JPH0648636Y2 - ディスク駆動装置の緩衝装置 - Google Patents

ディスク駆動装置の緩衝装置

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JPH0648636Y2
JPH0648636Y2 JP11825288U JP11825288U JPH0648636Y2 JP H0648636 Y2 JPH0648636 Y2 JP H0648636Y2 JP 11825288 U JP11825288 U JP 11825288U JP 11825288 U JP11825288 U JP 11825288U JP H0648636 Y2 JPH0648636 Y2 JP H0648636Y2
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JP
Japan
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shock absorber
disk drive
elastic body
rubber elastic
present
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JP11825288U
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JPH01174790U (ja
Inventor
雅英 関
Original Assignee
昭和電線電纜株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、携帯用CDプレーヤなどの小型軽量の光ディス
ク駆動装置を防振支持するのに好適な緩衝装置に関す
る。
(従来の技術) 従来、光ディスク駆動装置の緩衝装置としては第10図に
示されるような側面中央部にくびれ1aを有する中空のゴ
ム円筒体1あるいは第11図に示されるような側面中央部
にくびれ2aを有しかつ内部にコイルばね3を嵌入した中
空ゴム円筒体2が使用されている。
(考案が解決しようとする課題) しかしながら、第10図に示された緩衝装置は、固有振動
数が垂直方向では66〜67Hz、水平方向では36〜37Hzであ
り、共振倍率が垂直方向では7.1dB、水平方向では5dBの
ばね特性となるため、垂直方向の固有振動数が大きくメ
カニズム本体の共振点と合致するので好ましくない。
また、第11図に示された緩衝装置は固有振動数が垂直方
向では28〜30Hz、水平方向では40〜42Hzであり、共振倍
率が垂直方向では10〜12dB、水平方向では5〜6dBであ
るため、水平方向の共振倍率が大きくなり好ましくな
い。またこの緩衝装置はゴム体とコイルばねの組合せな
のでコスト高となり、しかもメカニズム本体の組み込み
工数がかかるなどの難点がある。
本考案は、かかる難点を解消すべくなされたもので、水
平、垂直両方向のばね特性がほぼ同じにされたディスク
駆動装置の緩衝装置を安価に提供することを目的とす
る。
(課題を解決するための手段) 本考案のディスク駆動装置の緩衝装置は、軸心に取付軸
を挿通させる貫通孔を有する円筒状のゴム弾性体であっ
て、このゴム弾性体の外周面にメカニズム本体を嵌着す
る周溝が設けられ、両端面に、軸方向に突出しかつベー
スフレームに当接される突起部が設けられたことを特徴
とするものである。
(実施例) 以下、実施例に基づき本考案を説明する。
第1図ないし第3図は本考案の一実施例を示す図であ
る。
図において、10は軸心に貫通孔11を有する円筒状のゴム
弾性体であり、外周面に周溝12が設けられ、両端面にそ
れぞれ軸方向に突出する3個の突起部13が設けられてい
る。これらの突起部13はゴム弾性体10の各端面の外縁に
沿って設けられている。貫通孔11の内周面には径方向に
突出する突起部14が3ヵ所に設けられている。なお第2
図中、符号12a、12b、12cは周溝12内に放射状に設けら
れた隆起部を示す。
上記のように構成された緩衝装置は、使用する際には第
4図に示すように、ゴム弾性体10の周溝12にメカニズム
本体のフレーム15を嵌着し、貫通孔11にベースフレーム
16の取付軸17を挿通させる。そして取付軸17の先端部に
設けられたナット18を締めつけることにより、各突起部
13がベースフレーム16に当接される。
このようにされた緩衝装置のばね特性を測定したとこ
ろ、固有振動数が垂直方向では38〜40Hz、水平方向では
36〜38Hzであり、共振倍率が垂直方向では7〜8dB、水
平方向では6dBであった。
第5図および第6図は本考案の他の実施例を示す図であ
り、第1図と共通する部分には同一符号を付している。
この実施例は、円筒状のゴム弾性体10の下端面に6個の
突起部13を設けると共に、貫通孔11の内周面に径方向に
突出する突起部14を4ヵ所に設けたものである。
このように構成した実施例においては、第4図に示すよ
うに使用した際に突起部14が3ヵ所から4ヵ所に増えた
ことから取付軸17が突起部間に食込むということが防止
され、また6個の突起部13がベースフレーム16に堅固に
支持されるから、水平および垂直両方向に安定した防振
特性を発揮する。
なおこの実施例ではばね定数が大きくなることから所定
の防振特性が得がたいことがあるが、この場合はゴム表
面にふっ素樹脂をコーティングすることにより、少なく
とも摩擦抵抗によるばね作用を軽減することができる。
第7図および第8図は本考案のさらに他の実施例を示す
図であり、第1図と共通する部分には同一符号を付して
いる。
この実施例は、円筒状のゴム弾性体10の両端面にそれぞ
れ6個の突起部13を設けると共に、貫通孔11の内周面に
径方向に突出する突起部14を4ヵ所に設けたものであ
る。
このように構成したことにより、第5図に示した実施例
に比べてさらに水平および垂直両方向に安定した防振特
性を発揮する。
本考案は第9図に示すように使用することにより偏荷重
を生じるディスク駆動装置にも対応可能である。
すなわち第9図において、符号20はコンパクトディスク
のセンター、21はピックアップ用レンズを示しており、
ピックアップ用レンズ21が矢印のように動くことにより
偏荷重が発生するディスク駆動装置を示している。この
装置のA部に第5図あるいは第7図に示した緩衝装置
(第1図に示した緩衝装置に比べてばね定数が1.2〜1.4
倍大きい)を取付け、またB部およびC部に第1図に示
した緩衝装置を取付けるようにする。このようにすれ
ば、所定の振動特性が得られると共に、偏荷重に対して
も所定の耐振性が得られる。なおA部に取付けた緩衝装
置とB部、C部に取付けた緩衝装置を色別しておくこと
により組立て時の混乱を防止できる。
(考案の効果) 以上本考案のディスク駆動装置の緩衝装置によれば、水
平、垂直両方向のばね特性がほぼ同じであり、メカニズ
ム本体重量が軽量でも良好な防振効果が得られる。
また本考案の緩衝装置は、ゴム体とコイルばねの組合せ
ではなくゴム体単独の構成であること、およびこれに伴
いメカニズム本体への組み込みが簡易化されることか
ら、コストの低減を図ることが可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の緩衝装置の一実施例を示す断面図、第
2図は第1図II-II線に沿う断面図、第3図は同平面
図、第4図は同実施例の使用状態の説明図、第5図は本
考案の他の実施例を示す断面図、第6図は同底面図、第
7図は本考案のさらに他の実施例を示す正面図、第8図
は同平面図、第9図は他の実施例の使用状態の説明図、
第10図および第11図はそれぞれ従来の緩衝装置を示す断
面図である。 10……ゴム弾性体 11……貫通孔 12……周溝 13、14……突起部 15……メカニズム本体のフレーム 16……ベースフレーム

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】軸心に取付軸を挿通させる貫通孔を有する
    円筒状のゴム弾性体であって、このゴム弾性体の外周面
    にメカニズム本体を篏着する周溝が設けられ、両端面
    に、軸方向に突出しかつベースフレームに当接される突
    起部が設けられたことを特徴とするディスク駆動装置の
    緩衝装置。
JP11825288U 1988-01-28 1988-09-08 ディスク駆動装置の緩衝装置 Expired - Lifetime JPH0648636Y2 (ja)

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JP11825288U JPH0648636Y2 (ja) 1988-01-28 1988-09-08 ディスク駆動装置の緩衝装置

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JP63-10142 1988-01-19
JP1014288 1988-01-28
JP11825288U JPH0648636Y2 (ja) 1988-01-28 1988-09-08 ディスク駆動装置の緩衝装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH01174790U JPH01174790U (ja) 1989-12-12
JPH0648636Y2 true JPH0648636Y2 (ja) 1994-12-12

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JP5341021B2 (ja) * 2010-05-21 2013-11-13 株式会社椿本チエイン ケーブル類保護案内装置

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JPH01174790U (ja) 1989-12-12

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