JP2544227Y2 - ディスクプレーヤの防振装置 - Google Patents

ディスクプレーヤの防振装置

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JP2544227Y2
JP2544227Y2 JP8230689U JP8230689U JP2544227Y2 JP 2544227 Y2 JP2544227 Y2 JP 2544227Y2 JP 8230689 U JP8230689 U JP 8230689U JP 8230689 U JP8230689 U JP 8230689U JP 2544227 Y2 JP2544227 Y2 JP 2544227Y2
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JP
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chassis
sub
vibration isolator
vibration
disk player
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武 青木
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Sanyo Electric Co Ltd
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【考案の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 本考案は、ディスクプレーヤの機構部の防振を行うデ
ィスクプレーヤの防振装置に関する。
(ロ)従来の技術 CDプレーヤのディスクプレーヤにおいては、ピックア
ップやディスク等に外部振動が伝達されることにより正
しく再生が出来なくなることを防止する為に、前記ピッ
クアップを駆動する駆動機構やディスクを載置するター
ンテーブル等の防振を行う防振装置が備えられている。
その様なディスクプレーヤの防振装置は、例えば実開昭
63-168692号公報に示される如く、ピックアップの駆動
機構やターンテーブル等をサブシャーシに設け、筐体に
固定されるメインシャーシに該サブシャーシを取付ける
のに際し、前記メインシャーシ及びサブシャーシ間に防
振体を介在することにより構成されている。前記防振体
としては、前記公報の如く、ゴム製等の弾性材で構成さ
れているものが良く知られている。その様な防振体を用
いた防振装置は、弾性材が有する内部損失で振動を減衰
させることによりサブシャーシの防振を行うことが出来
る。
また、弾性材の防振体を中空構造にし、防振体内部に
空気室を設けた構成の防振体を用いた防振装置が存在す
る。その様な防振装置は、ゴムにより振動を減衰させる
他に、前記空気室の空気圧により振動を制動させること
によりサブシャーシの防振を行うことが出来る。
(ハ)考案が解決しようとする課題 しかしながら、単に防振体に空気室を設けるだけで
は、サブシャーシの防振を効率良く行うことが出来な
い。すなわち、ディスクプレーヤの構造や防振体による
サブシャーシの支持の仕方等により該サブシャーシに伝
達され易い振動に方向性が生じるが、ディスクプレーヤ
においては、一般的にサブシャーシの面方向の垂直方向
における防振性が特に重要である。その為、その方向の
防振性を高めなければ、前記サブシャーシの防振を効率
良く行うことが出来なかった。
(ニ)課題を解決するための手段 本考案は、前述の点に鑑み成されたもので、防振体に
サブシャーシが係合される様にくびれている係合部と、
該係合部を挾んで前記サブシャーシの一方の面を支持す
る第1支持部と、該サブシャーシの他方の面を支持する
第2支持部とを設けるとともに、前記第1及び第2支持
部を中空構造にし、該第1支持部の内部に第1空気室
を、前記第2支持部の内部に第2空気室をそれぞれ形成
している。
(ホ)作用 本考案は、弾性材から成る防振体に空気室を形成する
に当り、独立した第1及び第2の空気室を形成し、それ
らの空気室がそれぞれサブシャーシのそれぞれの面に配
置される様に前記サブシャーシを支持し、該サブシャー
シの面方向の垂直方向の振動を前記第1及び第2の空気
室により制動する様にしている。
(ヘ)実施例 第1図は本考案の一実施例を示す側面からの断面図で
ある。第1図において、(1)は合成樹脂製のメインシ
ャーシであり、一体的に形成された複数の台座部(2)
を有し、先端にネジ孔を有するボス(3)が前記台座部
(2)にそれぞれ一体的に形成されている。
(4)は金属板により構成されるサブシャーシであ
り、ディスクが載置されるターンテーブル(5)、該タ
ーンテーブル(5)を駆動するスピンドルモータ
(6)、及びガイドシャフト(7)に応じて摺動可能に
支持された光ピックアップ(8)が取付けられている。
(9)は前記メインシャーシ(1)及び前記サブシャ
ーシ(4)間に介在されるゴム製の防振体である。
前記防振体(9)は、第2図の斜視図に示す如く、中
空構造の偏平された球形を2段に重ねた形状を有し、そ
の重ね部分にサブシャーシ(4)を係合する為にくびれ
られた係合部(10)が形成される。そして、前記係合部
(10)を挾んで上部が前記サブシャーシ(4)の一方の
面を支持する第1支持部(11)となり、下部が該サブシ
ャーシ(4)の他方の面を支持する第2支持部(12)と
なる。また、前記防振体(9)には、前記第1及び第2
支持部(11)及び(12)を貫ぬく様に中央に孔(13)が
形成されている。
組立てを行う場合は、まず、防振体(9)をサブシャ
ーシ(4)に形成された孔に嵌入する。ここで、前記孔
は、前記防振体(9)の係合部(10)の径に応じて形成
されており、前記防振体(9)の径は、前記孔の径より
大であるが、該防振体(9)はゴム製であり、しかも中
空構造であるので、容易に変形することが出来、前記防
振体(9)を前記孔に嵌入することが出来る。この場
合、前記防振体(9)を係合部(10)まで前記孔に嵌入
し、該係合部(10)にサブシャーシ(4)を係合させ
る。その為、前記サブシャーシ(4)に前記防振体
(9)が取付けられる。
その後、メインシャーシ(1)のそれぞれのボス
(3)がそれぞれの防振体(9)の孔(13)に挿通され
る様にサブシャーシ(4)を前記メインシャーシ(1)
に取付ける。そして、最後に前記ボス(3)にワッシャ
ー(14a)付のネジ(14)をネジ止めすることにより前
記サブシャーシ(4)が前記メインシャーシ(1)に取
付けられ、組立てが完了する。
組立てが完了した状態において、第3図の部分断面図
に示す如く、防振体(9)は台座(2)及びネジ(14)
のワッシャー(14a)間に介在されて支持されている。
また、ボス(3)の径は、防振体(9)の孔(13)の
径より少許大に成されている。その為、前記防振体
(9)は孔(13)の周縁部が前記ボス(3)に密着さ
れ、前記防振体(9)には、前記ボス(3)との間に互
いに独立した第1及び第2空気室(15)及び(16)が形
成される。ここで、前記ボス(3)の周囲には、前記第
1及び第2空気室(15)及び(16)の空気漏れを防止す
る為にグリス(17)が塗布されている。尚、前記グリス
(17)は防振体(9)をボス(3)に嵌入する際の潤滑
剤としての効果もある。
ところで、第1空気室(15)はサブシャーシ(4)の
一方の面側に配置される第1支持部(11)内に形成さ
れ、第2空気室(16)は該サブシャーシ(4)の他方の
面側に配置される第2支持部(12)内に形成され、前記
サブシャーシ(4)は前記第1及び第2支持部(11)及
び(12)により両面から支持されている。その為、前記
サブシャーシ(4)の面方向の垂直方向の振動は、前記
第1及び第2空気室(15)及び(16)の空気圧により制
動されるので、防振体(9)を構成するゴムが有する内
部損失と相俟ってメインシャーシ(1)に伝達される外
部振動が効率良く吸収される。
(ト)考案の効果 以上述べた如く、本考案に依れば、防振体に独立した
第1及び第2空気室を形成し、それらの空気室がそれぞ
れサブシャーシのそれぞれの面に配置される様に前記サ
ブシャーシを支持しているので、外部振動を効率良く吸
収することが出来るディスクプレーヤの防振装置が提供
出来る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す側面からの断面図、第
2図は第1図に使用される防振体の斜視図、第3図は第
1図の主要部分を示す部分断面図である。 主な図番の説明 (1)……メインシャーシ、(3)……ボス、(4)…
…サブシャーシ、(9)……防振体、(10)……係合
部、(11)(12)……支持部、(15)(16)……空気
室。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ディスクプレーヤの機構部が設けられるサ
    ブシャーシを、弾性材により構成される防振体を介して
    メインシャーシに取付け、前記機構部の防振を行うディ
    スクプレーヤの防振装置において、前記防振体に前記サ
    ブシャーシが係合される様にくびれている係合部と、該
    係合部を挾んで前記サブシャーシの一方の面を支持する
    第1支持部と、該サブシャーシの他方の面を支持する第
    2支持部とを設けるとともに、前記第1及び第2支持部
    を中空構造にし、該第1支持部の内部に第1空気室を、
    前記第2支持部の内部に第2空気室をそれぞれ形成した
    ことを特徴とするディスクプレーヤの防振装置。
JP8230689U 1989-07-13 1989-07-13 ディスクプレーヤの防振装置 Expired - Lifetime JP2544227Y2 (ja)

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JPH0323885U JPH0323885U (ja) 1991-03-12
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