JPH0531728Y2 - - Google Patents

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JPH0531728Y2
JPH0531728Y2 JP1986169379U JP16937986U JPH0531728Y2 JP H0531728 Y2 JPH0531728 Y2 JP H0531728Y2 JP 1986169379 U JP1986169379 U JP 1986169379U JP 16937986 U JP16937986 U JP 16937986U JP H0531728 Y2 JPH0531728 Y2 JP H0531728Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、ビデオテープレコーダに使用される
磁気テープカセツトであつて、特に不使用時のテ
ープリールを回り止めするリールロツク部材を備
えた磁気テープカセツトに関する。
〔従来の技術〕
ビデオテープレコーダ(以下VTRという)に
使用される従来の磁気テープカセツトでは、不使
用時にテープリールの回転を阻止して磁気テープ
の緩みや損傷を防止するリールロツク部材を備え
たものがあり、この種の従来例として、例えば実
開昭59−92478号公報に示されるものがある。
この磁気テープカセツトは、上ハーフと共にカ
セツト本体を構成する下ハーフに、磁気テープを
巻回する一対のテープリールを回転可能に収納
し、両テープリール間の下ハーフの後部側に2条
のガイドリブを平行に突設して、両ガイドリブ間
にリールロツク部材をカセツト本体の前後方向へ
スライド可能に配置している。
このリールロツク部材は、下ハーフの後壁との
間に介装されるスプリングの付勢力によつて、リ
ールロツク部材先端のリールロツク爪を両テープ
リールの下フランジ外周に形成した係合歯に係合
させて、不使用時のテープリールを回り止めする
もので、下ハーフの内面に、リールロツク部材の
一部を支承する支承面を形成すると共に、リール
ロツク部材の一部に当接作用してリールロツク部
材の上方への抜止めを図る係合面を形成してい
る。
〔考案が解決しようとする問題点〕
このような構成では、ガイドリブ間にリールロ
ツク部材を配置する場合に、ガイドリブの側方か
ら、リールロツク部材が支承面と係合面との間に
位置合わせした押込まれるため、組付けが煩雑と
なり、余分な作業時間を要していた。
また、リールロツク部材が下ハーフの内面と平
行な支承面に支承されることから、リールロツク
部材の荷重全体が支承面にかかつて、摺動抵抗が
増大するため、リールロツク部材を円滑にスライ
ドさせることができなかつた。
本考案は、このような実情を背景にしてなされ
たもので、リールロツク部材をワンタツチで簡便
に組付けでき、しかもリールロツク部材のスライ
ドを円滑に行なうことのできる磁気テープカセツ
トを提供することを目的としている。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案は、上述の目的を達成するため、上ハー
フと下ハーフとからなるカセツト本体に磁気テー
プを巻回するテープリールを収納し、該カセツト
本体内に一対のガイドリブを突設して両ガイドリ
ブ間にリールロツク部材をスライド可能に配置
し、該リールロツク部材のリールロツク爪をテー
プリールのフランジ外周に係合させて不使用時の
テープリールの回転を阻止するようになした磁気
テープカセツトにおいて、前記両ガイドリブの各
内側面またはこれと対向配置されるリールロツク
部材の両側面のいずれか一方に、リールロツク部
材の挿着を上ハーフと下ハーフの突合わせ側開口
から可能とし、且つ装着されたリールロツク部材
のスライドを案内するテーパ面と、このテーパ面
に連続して、リールロツク部材の前記開口側への
移動を規制する下ハーフの内面と平行な抜止め面
とを有する鋸歯状の係合突起を形成し、他方にこ
の係合突起のテーパ面を支承するテーパ状の支承
面と、係合突起の抜止め面と係合する該抜止め面
と平行な係合面とを有するガイド溝を形成したこ
とを特徴としている。
〔実施例〕
以下、本考案を8ミリタイプのVTRに使用さ
れる磁気テープカセツトに適用した第1実施例
を、第1図乃至第3図に基づいて説明する。
磁気テープカセツト10は、第3図に示すよう
に、合成樹脂製の上ハーフ11及び下ハーフ12
とで構成されるカセツト本体13内に、磁気テー
プ14を巻回する供給及び巻取り用の2個のテー
プリール15,16が回転可能に収納されてい
る。
カセツト本体13の前部には、両テープリール
15,16から繰り出された磁気テープ14の前
後面を前板17aと後板17bとで覆う前蓋17
が開閉可能に装着され、またテープリール15,
16間のカセツト本体13の後部には、両リール
15,16の下フランジ15a,16aの外周に
それぞれ刻設した係合歯18と係合して回転を阻
止するリールロツク部材19が配置されている。
このリールロツク部材19は、下ハーフ12の
後壁12aからカセツト本体13の前部側へ向け
て並設した一対のガイドリブ20,20間に配置
され、スプリング21の弾発力によつて係合方向
に付勢されるもので、各ガイドリブ20,20の
前端には、その両側で両テープリール15,16
の外周を覆う円弧状の補強壁22,22に延設さ
れたストツパ突部23,23が離間して設けられ
ている。
リールロツク部材19のブロツク24と下ハー
フ12の後壁12aとの間には、上述のスプリン
グ21が縮設され、リールロツク部材19は、こ
のスプリング21の付勢力により、先端のリール
ロツク爪25,25を常時係合歯18に係合させ
て、テープリール15,16の回転を阻止する。
また、VTR装着時には、下ハーフ12の貫通孔
12bからリールロツク部材19の凹部24a内
に進入するVTRのロツク解除ピンが、該ロツク
部材19をスプリング21の付勢力に抗してカセ
ツト本体13の後部側へ後退させ、テープリール
15,16の係合歯18とリールロツク爪25の
係合を解除する。
2条のガイドリブ20,20間に配置されるリ
ールロツク部材19には、ブロツク24の下部に
ロツク解除用の凹部24aが設けられ、該ブロツ
ク24の前部に、上記ストツパ突部23,23間
の間隙から突出してテープリール15,16の係
合歯18,18と係合する先開き状のリールロツ
ク爪25,25が一体形成される。リールロツク
部材19の両側面24b,24bには、下ハーフ
12の内面と平行な抜止め面26aと、該抜止め
面26aの先端に連続して、下方内側へ傾斜する
テーパ面26bとで形成される鋸歯状の係合突起
26が前後部に亙つてそれぞれ突設されている。
また前記ガイドリブ20,20の内側面20
a,20aには、上記リールロツク部材19の係
合突起26と係合する鋸歯状のガイド溝27が、
前後端に亙つて対向して設けられている。このガ
イド溝27は、係合突起26の抜止め面26aと
平行な係合面27aと、この係合面27aの奥部
端に連続して、内側面20aの下方へ向け係合突
起26のテーパ面26bと平行に傾斜するテーパ
状の支承面27bとからなつている。
本実施例は、以上のように構成されており、リ
ールロツク部材19のブロツク24を、両ガイド
リブ20,20間の上部開口から挿入して行く
と、両係合突起26,26のテーパ面26b,2
6bが、ガイドリブ20,20を外方へ撓ませな
がら、その内側面20a,20aを滑動して下方
へ進入して行き、係合突起26がそれぞれガイド
溝27に嵌入して、ブロツク24のテーパ面26
bがガイド溝27の支承面27bに支承され、ガ
イドリブ20,20が原位置に復帰して、ガイド
溝27,27間に、リールロツク部材19が下ハ
ーフ12の前後方向へ移動可能に配置される(第
2図参照)。
本実施例はこのように、リールロツク部材19
をワンタツチで簡便に組付けすることができ、組
付け時間を大幅に短縮することができる。また、
下ハーフ12に装着されたリールロツク部材19
は、係合突起26の抜止め面26aがガイド溝2
7の係合面27aと係合して、ブロツク24の上
方への抜けを確実に防止するから、下ハーフ12
に上ハーフ11を組付ける場合や、組付けによる
搬送にもリールロツク部材19が妄りに飛び出す
ことがない。
更に、リールロツク部材19とガイド溝27と
は、係合突起26のテーパ面26とガイド溝27
の支承面27bとで係合するため、リールロツク
部材19の荷重がガイド溝27の支承面27bに
分散され、摩擦抵抗が小さくなるので、リールロ
ツク部材19の摺動を円滑でスムーズに行なうこ
とができる。
第4図及び第5図は第2実施例を示し、上記第
1実施例と同様に、下ハーフ12の各ガイドリブ
20には、係合面27aと支承面27bとを持つ
ガイド溝27が、またリールロツク部材28のブ
ロツク24には、抜止め面26aとテーパ面26
bとを持つ係合突起26がそれぞれ形成されると
共に、ブロツク24の上部両側には、ガイドリブ
20の上部を抱持するL字形の支持腕29,29
が延設されている。
本実施例のリールロツク部材28は、係合突起
26とガイド溝27の係合に加えて、ブロツク2
4の支持腕29がガイドリブ20の上部を抱持す
るので、リールロツク部材28の横方向のガタ付
きが抑えられ、安定したスライド走行が得られ
る。
更に、磁気テープカセツト10が万一落下等に
より衝撃を受けた場合でも、支持腕29,29が
ガイドリブ20,20を両側から挾持しているた
め、ガイドリブ20,20は同一方向に揺動する
結果、リールロツク部材30の抜け出しが防止さ
れる。
第6図は上記第2実施例の変形例を示す第3実
施例で、本実施例では、係合突起とガイド溝とを
上記両実施例と反対関係に設けると共に、これら
の天地を逆に配置している。
即ち、リールロツク部材30は、上部両側にL
字形の支持腕29,29を備えたブロツク24の
側面24b,24bに、下方内側へ傾斜する支承
面31aと、下ハーフ12の内面と平行な係合面
31bとを連ねた鋸歯状のガイド溝31が形成さ
れ、また、ガイドリブ20,20の各内側面20
aには、上記ガイド溝31と係合するテーパ面3
2aと下ハーフ12の内面と平行な抜止め面32
bとを持つ鋸歯状の係合突起32が前後部に亙つ
て対向して設けられ、第2実施例と同様に、リー
ルロツク部材30をワンタツチで組付けでき、し
かも円滑なスライドを行なえると共に、更に支持
腕29によりスライド中の横方向のガタ付きを防
止することができる。
尚、上記各実施例では、リールロツク部材を下
ハーフに設けたが、本考案の構成によれば、リー
ルロツク部材を逆さに設けても脱落することがな
いから、上ハーフに装着することも可能である。
〔考案の効果〕 本考案の磁気テープカセツトは、以上説明した
ように、カセツト本体に形成された一対のガイド
リブの各内側面またはこれと対向するリールロツ
ク部材の両側面のいずれか一方に、リールロツク
部材の挿着を上ハーフと下ハーフの突合わせ側開
口から可能とし、且つ装着されたリールロツク部
材のスライドを案内するテーパ面を、このテーパ
面に連続して、リールロツク部材の前記開口側へ
の移動を規制する下ハーフの内面と平行な抜止め
面とを有する鋸歯状の係合突起を形成し、他方に
この係合突起のテーパ面を支承するテーパ状の支
承面と、係合突起の抜止め面と係合する該抜止め
面と平行な係合面とを有するガイド溝を形成した
ので、リールロツク部材の装着がワンタツチで簡
便に行なえ、組付け時間を大幅に短縮することが
できる共に、リールロツク部材は、係合突起の下
ハーフの内面と平行な抜止め面がガイド溝の該抜
止め面と平行な係合面と係合して、リールロツク
部材の上方への抜けを確実に防止するから、下ハ
ーフに上ハーフを組付ける場合や、組付けによる
搬送にもリールロツク部材が妄りに飛び出すこと
がない。
また、係合突起のテーパ面とガイド溝のテーパ
状の支承面とによつてリールロツク部材が支承さ
れることから、リールロツク部材の摩擦抵抗を小
さくできて、リールロツク部材の円滑なスライド
を行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第3図は本考案の第1実施例を示
し、第1図は下ハーフの要部とリールロツク部材
及びリールロツク部材用スプリングの分解斜視
図、第2図は下ハーフにリールロツク部材を装着
した断面正面図、第3図は磁気テープカセツトの
一部切欠き平面図、第4図及び第5図は第3実施
例を示し、第4図はリールロツク部材の斜視図、
第5図は下ハーフにリールロツク部材を装着した
断面正面図、第6図は第3実施例を示す下ハーフ
にリールロツク部材を装着した断面正面図であ
る。 10……磁気テープカセツト、11……上ハー
フ、12……下ハーフ、12a……後壁、12b
……貫通孔、13……カセツト本体、14……磁
気テープ、15,16……テープリール、18…
…係合歯、19……リールロツク部材、20……
ガイドリブ、20a……ガイドリブ20の内側
面、21……リールロツク部材用スプリンク、2
2……補強壁、23……ストツパ突部、24……
リールロツク部材19のブロツク、24a……ロ
ツク解除用の凹部、24b……側面、25……リ
ールロツク爪、26……係合突起、26a……抜
止め面、26b……テーパ面、27……ガイド
溝、27a……係合面、27b……支承面、2
8,30……リールロツク部材、29……支持
腕、31……ガイド溝、31a……支承面、31
b……係合面、32……係合突起、32a……テ
ーパ面、32b……抜止め面。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 上ハーフと下ハーフとからなるカセツト本体に
    磁気テープを巻回するテープリールを収納し、該
    カセツト本体内に一対のガイドリブを突設して両
    ガイドリブ間にリールロツク部材をスライド可能
    に配置し、該リールロツク部材のリールロツク爪
    をテープリールのフランジ外周に係合させて不使
    用時のテープリールの回転を阻止するようになし
    た磁気テープカセツトにおいて、前記両ガイドリ
    ブの各内側面またはこれと対向配置されるリール
    ロツク部材の両側面のいずれか一方に、リールロ
    ツク部材の挿着を上ハーフと下ハーフの突合わせ
    側開口から可能とし、且つ装着されたリールロツ
    ク部材のスライドを案内するテーパ面と、このテ
    ーパ面に連続して、リールロツク部材の前記開口
    側への移動を規制する下ハーフの内面と平行な抜
    止め面とを有する鋸歯状の係合突起を形成し、他
    方にこの係合突起のテーパ面を支承するテーパ状
    の支承面と、係合突起の抜止め面と係合する該抜
    止め面と平行な係合面とを有するガイド溝を形成
    したことを特徴とする磁気テープカセツト。
JP1986169379U 1986-11-04 1986-11-04 Expired - Lifetime JPH0531728Y2 (ja)

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JP1986169379U JPH0531728Y2 (ja) 1986-11-04 1986-11-04

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JPS6374779U JPS6374779U (ja) 1988-05-18
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JPS6374779U (ja) 1988-05-18

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