JPH05316988A - 加工調味料 - Google Patents

加工調味料

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Publication number
JPH05316988A
JPH05316988A JP4124893A JP12489392A JPH05316988A JP H05316988 A JPH05316988 A JP H05316988A JP 4124893 A JP4124893 A JP 4124893A JP 12489392 A JP12489392 A JP 12489392A JP H05316988 A JPH05316988 A JP H05316988A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
seasoning
processed
liquid
pouch
processed seasoning
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP4124893A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshitaka Matsushita
精孝 松下
Sanae Niida
早苗 新居田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yamaki KK
Original Assignee
Yamaki KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 低温帯で販売する料理セットなどに使用する
主として業務用の加工調味料に関するものである。 【構成】 調味液に小量のゲル化剤を添加して常温では
液体状であるが10℃以下の温度になるとゲル化する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、低温帯で販売する料理
セットなどに使用する主として業務用の加工調味料に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】最近は、簡便指向ということで、例えば
うどんセットや鍋物セットなどいろいろな料理セットが
スーパー・マーケット、コンピニエンスストアなどで販
売されている。これらはうどんや、肉、野菜などの具材
と加工調味料がセットされたものが多いが、セットされ
ている加工調味料は殆どが液体状であり、プラスティッ
ク製の容器や、樹脂製フィルムのパウチなどに入ってい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような料理セット
に使用する加工調味料としては、おいしさが提供しやす
いため、一般的につゆのような液体状のものが多いが、
料理セットに組み入れるためにはその液体状加工調味料
を容器やパウチに充填し、密封しなければならない。ま
た、消費者が料理セットを購入して調理する際には、パ
ウチ入りのものでは、その一端を切って中の液状物を取
り出さなければならないが、その際、液がこぼれたりし
て、取扱いが厄介である。すなわち、液体状の加工調味
料を具材などと一緒に料理セットにする場合は、小容量
でも容器やパウチに充填しなければならず、それだけ製
造コストが高くなる。一方消費者もパウチの場合は、使
用の際に液こぼれなどが起こりやすく、取扱いが厄介で
あるという問題がある。またこれらの料理セットは、簡
便ではあるが、プラスチックの容器や合成樹脂製フィル
ムなどを使用するので、最近よく言われている環境保全
や資源利用の面でも問題がある。
【0004】そこで、本発明は、これら従来の製品に伴
う問題点を解決して、低コストで使いやすく、しかも包
装容器等の処理の問題の伴わない地球にやさしい食品造
りを可能にした加工調味料を提供することを目的として
いる。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明の加工調味料は、魚節、煮干し、畜肉、海
草及び茸等の少なくとも一つから抽出しただし汁または
混合して調整しただし汁に醤油などの調味料を加えて味
を調整した調味液に小量のゲル化剤を添加して常温では
液体状であるが10℃以下の温度になるとゲル化するよう
にしたことを特徴としている。本発明の加工調味料にお
いてはゲル化剤としては、その主成分が2〜4%のゼラ
チンと0.2 〜0.4 %の寒天から成るのが好ましい。
【0006】
【作用】本発明による加工調味料は、製品の状態でも、
また別の容器に取り出しても、10℃以下に冷却すればゲ
ル状に固形化するが、25℃前後のいわゆる常温では液体
状を呈している。
【0007】このように構成した本発明の加工調味料を
使用して、例えばうどんセットや鍋物セットを製造する
場合は、あらかじめ本発明の加工調味料をパウチに入れ
たまま10℃以下に冷却して内部の液状物をゲル化させ、
一定量を直接トレーの一角に絞り出して、うどんや、
肉、野菜などの具材と一緒にセットするか、または本発
明の加工調味料を一定量、別の容器、例えばアルミ製の
カップ状容器に取り、これを10℃以下に冷却してゲル化
させた後、カップ状にゲル化した加工調味料を直接トレ
ーの一角に移し、うどんや、肉、野菜などと一緒にセッ
トする。
【0008】これらの料理セット商品は、通常10℃以下
の低温帯で販売されており、しかも加工調味料には、ゲ
ル化剤としてゼラチンの他に寒天が配合されているの
で、容器やパウチに入っていなくても、消費者が購入し
て持ち帰る途中で、温度が10℃を少しくらいオーバーし
ても加工調味料が溶け出すことはなく、ゲル化したまま
で保持されている。
【0009】勿論、それらの商品を販売する地域や季
節、スーパー・マーケットなどの売り場の雰囲気温度な
どにより、ゲル化剤の添加量を調整する必要がある。そ
してこれらのゲル化した加工調味料は、調理の際に加熱
されて、容易に完全な液体状に溶解するので、従来の料
理セットと同様に、おいしい料理を容易に作ることがで
きる。
【0010】
【実施例】
実施例1: みそ汁用加工調味料 表1は、みそ汁用加工調味料の配合例であり、この配合
により、調整した液体状の加工調味料を製氷皿に入れ
て、5℃に冷却し、1個が10gのサイコロ状とした。表
2は、上記のサイコロ状の加工調味料1個(10g)とみ
そ及び具材をそのまま紙製コップに入れて、セットした
即席みそ汁(1人分)の配合例である。これに、熱湯18
0 mlを入れて、よくかき混ぜてから試食した。結果は従
来のもの(例:ドライの具材とみそに「だし」や調味料
などを配合した「だし入りみそ」をセットしたもの)に
比べて、簡便性も高く風味の点でも優れていた。
【0011】
【0012】
【0013】実施例2: うどん用加工調味料 表3は、煮込みうどん用の加工調味料の配合例であり、
この配合により調整した液体状の加工調味料を合成樹脂
製フィルムのパウチに入れて、5℃に冷却し、5℃に冷
却し、内部の液状物をゲル状とした。表4は、上記ゲル
状のパウチ入り加工調味料を、パウチの隅を少し切断し
て、内部のゲル状物をアルミの鍋状トレーに33g絞り出
し、うどん・具材と一緒にセットにした即席うどんセッ
ト(1人分)の配合例である。これに水または湯を200
ml注ぎ、3分程煮込んで試食した結果は、従来のもの
(例:樹脂製フィルムのパウチにいれた「つゆ」をうど
ん・具材と一緒にセットしたもの)に比べて、パウチを
切って「つゆ」を流し出す手間が不要であるため調理が
簡単であり、風味の点でも有意差がなかった。
【0014】
【0015】
【0016】実施例3: 寄せ鍋用加工調味料 表5は、寄せ鍋用の加工調味料の配合例であり、この配
合により調整した液体状の加工調味料を合成樹脂製フィ
ルムのパウチに入れて、5℃に冷却し、内部の液状物を
ゲル状とした。表6は、上記ゲル状のパウチ入り加工調
味料を、パウチの隅を少し切断して、内部のゲル状物を
アルミの鍋状トレーに50g絞り出し、野菜、魚などの具
材と一緒にセットにした寄せ鍋セット(1人分)の配合
例である。これに水または湯を200 ml注ぎ、5分程煮込
んで試食した結果は、従来のもの(例:樹脂製フィルム
のパウチにいれた「つゆ」と野菜、魚などの具材をセッ
トしたもの)に比べて、パウチを切って「つゆ」を流し
出す手間が不要であるため調理が簡単であり、風味の点
でも有意差がなかった。
【0017】
【0018】
【0019】
【発明の効果】以上説明してきたように本発明の加工調
味料は、従来のものに比べて、ゲル化剤を小量使用する
ので、料理セットなどを製造する際には液体状の加工調
味料を入れる容器やパウチが不要で、充填工程もないの
で、製造コストを低減することができる。またゲル化剤
としてゼラチンの他に溶融点の高い寒天を配合している
ので、雰囲気温度が10℃を少々オーバーしても、調味液
が溶け出すことがない。また消費者が、調理する際にパ
ウチの一端を切断して液状物を取り出す手間も不要であ
り、その際に液こぼしをすることもなく、取り扱いやす
い。さらに、本発明の加工調味料は常温帯では液体状で
あり、低温帯ではゲル状にしたことによって、次のよう
な効果が得られる。 1.常温帯では液体になっているので、容器の選択が自
由であり、製造も行いやすい。 2.本発明による加工調味料を用いて、食品メーカーが
料理セットなどの最終製品を生産する場合は、その味付
けについては、メーカー独自のレシピーで行なうことが
多く、その場合、常温帯では液体になっているので、調
整しやすい。 3.常温帯では液体になっているので、食品メーカーが
独自に、例えば料理セットの種類や容器の形状に合わせ
たゲル状加工調味料にして、料理セットすることができ
る。 さらにまた、本発明による加工調味料を使用すれば、そ
れを小容量のプラスチックの容器や合成樹脂製のパウチ
に充填する必要がなく、直接最終製品にゲル状の固形加
工調味料としてセットできるので、それだけ食品が廃棄
物の量が少なくなり、地球環境や資源の面でも有利であ
る。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】魚節、煮干し、畜肉、海草及び茸等の少な
    くとも一つから抽出しただし汁または混合して調整した
    だし汁に醤油などの調味料を加えて味を調整した調味液
    に小量のゲル化剤を添加して常温では液体状であるが10
    ℃以下の温度になるとゲル化するようにしたことを特徴
    とする加工調味料。
  2. 【請求項2】ゲル化剤の主成分が、ゼラチンと寒天であ
    る請求項1に記載の加工調味料。
JP4124893A 1992-05-18 1992-05-18 加工調味料 Pending JPH05316988A (ja)

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JP4124893A JPH05316988A (ja) 1992-05-18 1992-05-18 加工調味料

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JP4124893A JPH05316988A (ja) 1992-05-18 1992-05-18 加工調味料

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JPH05316988A true JPH05316988A (ja) 1993-12-03

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ID=14896716

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JP (1) JPH05316988A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100614461B1 (ko) * 2004-11-24 2006-08-21 해강물산 주식회사 콜라겐 성분을 함유한 마른 멸치 제조방법과 상기 방법에의해 제조된 마른멸치
JP2013128419A (ja) * 2011-12-20 2013-07-04 Asahi Kasei Chemicals Corp ゼリー状調味料及び該ゼリー状調味料を含む食肉加工食品
CN107028161A (zh) * 2017-05-31 2017-08-11 江苏新顺福食品有限公司 一种方便面调味酱

Cited By (3)

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JP2013128419A (ja) * 2011-12-20 2013-07-04 Asahi Kasei Chemicals Corp ゼリー状調味料及び該ゼリー状調味料を含む食肉加工食品
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