JPH05316448A - 映像同期検波回路 - Google Patents

映像同期検波回路

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JPH05316448A
JPH05316448A JP11889192A JP11889192A JPH05316448A JP H05316448 A JPH05316448 A JP H05316448A JP 11889192 A JP11889192 A JP 11889192A JP 11889192 A JP11889192 A JP 11889192A JP H05316448 A JPH05316448 A JP H05316448A
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JP
Japan
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video
phase
signal
output
intermediate frequency
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Pending
Application number
JP11889192A
Other languages
English (en)
Inventor
Tetsuo Ito
徹夫 伊藤
Toyohiro Shibayama
豊広 芝山
Koichi Matsunaga
晃一 松永
Toshihiko Matsumoto
俊彦 松本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 音声バズ特性の良好な映像同期検波回路を提
供する。 【構成】 位相比較器4は、映像中間周波増幅器2の出
力信号と電圧制御発振器5の出力信号との位相比較を行
い、その出力を位相切換回路9に供給する。位相比較切
換回路9は、映像同期信号入力端子8より映像同期信号
が入力された時のみ、位相比較器4の出力をループフィ
ルタ6を通して電圧制御発振器5に伝達し、映像同期信
号以外の期間は、電圧制御発振器5の制御電圧をホール
ドするように働く。映像中間周波信号において、映像同
期期間は映像変調度mがゼロであり、位相ずれθもゼロ
となり、ナイキストスロープによる位相変調を受けない
ため、電圧制御発振器5も位相変調を受けず、その結
果、音声のビート信号も位相変調を受けないこととなり
音声バズ特性を改善することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はテレビジョン信号の映
像同期検波回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】以下に従来の映像同期検波回路について
説明する。図2は従来の映像同期検波回路の構成を示す
ものである。図2において、1は映像中間周波信号入力
端子、2は映像中間周波増幅器、3は掛算回路、4は位
相比較器、5は電圧制御発振器、6はループフィルタ、
7は検波信号出力端子である。位相比較器4,電圧制御
発振器5およびループフィルタ6によりPLLを構成し
ている。
【0003】以上のように構成された従来の映像同期検
波回路について、以下その動作を説明する。まず、映像
中間周波信号入力端子1より入力された映像中間周波信
号は、映像中間周波増幅器2を通り、掛算回路3と位相
比較器4に供給される。位相比較器4は映像中間周波増
幅器2からの出力信号と電圧制御発振器5からの出力信
号との位相比較を行い、その位相差に応じた出力がルー
プフィルタ6を通して電圧制御発振器5に供給される。
このPLLによって、電圧制御発振器5の出力信号は、
映像中間周波増幅器2の出力信号と位相同期し、掛算回
路3において同期検波が行われる。この結果、検波信号
出力端子7には、映像信号と音声のビート信号(SIF
信号)が同時に取り出される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
の構成では、映像中間周波信号が映像中間周波増幅器2
内のSAWフィルタ(弾性表面波フィルタ)で作られた
ナイキストスロープを通過する時に受ける位相変調のた
めに、音声バズが悪化するという欠点を有していた。こ
れについて詳しく説明する。
【0005】テレビジョン信号は残留側波帯方式で送ら
れてくるために、平坦な周波数特性を得るためには、図
3に示すようなナイキストスロープ特性を、映像帯域に
持たせねばならない。この映像搬送波C付近の傾斜のた
めに、下側帯波Lは振幅が(1+β)倍に増加し、上側
帯波Uは振幅が(1−β)倍に減少する。これをベクト
ル図で表すと図4のようになり、合成波Mの位相は映像
搬送波Cに対して角度θだけずれ、位相変調成分が発生
する。
【0006】音声のビート信号(SIF信号)は、この
位相変調を受けた映像搬送波とこれに同期した電圧制御
発振器5の出力信号との掛算によって取り出されるた
め、結果的にSIF信号が位相変調を受けることにな
り、このSIF信号をFM検波した時バズが発生する。
ここで、位相ずれθを式で示す。
【0007】まず、映像変調信号eは次の数1で表せ
る。
【0008】
【数1】 e=(1+m cos pt )cos ωt =cos ωt + (m/2){ cos (ω−p)t+ cos (ω+p) t} 但し、ω:映像搬送波周波数 p:映像変調周波数 m:映像変調度 この信号eがナイキストスロープを通過すると数2の
e′になる。
【0009】
【数2】 e′=cos ωt + (m/2){ (1+β) cos(ω-p)t+ (1-β) cos(ω+p)t} =cos ωt + (m/2){cos(ω-p)t+cos(ω+p)t} + (m/2)β{cos(ω-p)t−cos(ω+p)t} =(1+m cos pt )cos ωt +mβ sinωt sin pt ={(1+m cos pt )2 +(mβ sin pt )2 }cos(ωt −θ) 数2におけるθは次の数3で示される。
【0010】
【数3】 θ= tan-1{mβ sin pt /(1+m cos pt )} すなわち、数3のθで表される位相変調成分(位相ず
れ)が発生し、音声バズが悪化することとなる。この発
明は上記従来の問題点を解決するもので、音声バズ特性
の良好な映像同期検波回路を提供することを目的とす
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
にこの発明の映像同期検波回路は、映像同期期間にのみ
位相比較器の出力する位相差信号をループフィルタへ出
力し、映像同期期間以外の期間は電圧制御発振器の制御
電圧をホールドするようにしたことを特徴とする。
【0012】
【作用】この発明の構成によれば、映像同期期間にのみ
位相比較器の出力する位相差信号をループフィルタへ出
力し、映像同期期間以外の期間は電圧制御発振器の制御
電圧をホールドするようにしたことにより、映像同期期
間にのみ位相比較器において映像中間周波増幅器の出力
信号と前記基準信号との位相比較が行われることにな
る。したがって、映像同期期間は、映像中間周波信号に
おいて、映像変調度がゼロであり数3より位相ずれθが
ゼロとなり、ナイキストスロープによる位相変調を受け
ないため、電圧制御発振器も位相変調を受けず、その結
果、音声のビート信号(SIF信号)も位相変調を受け
ないことになり、音声バズ特性を改善することができ
る。
【0013】
【実施例】以下この発明の一実施例について、図面を参
照しながら説明する。図1はこの発明の一実施例におけ
る映像同期検波回路の構成を示すものである。図1にお
いて、1は映像中間周波信号入力端子、2は映像中間周
波増幅器、3は掛算回路、4は位相比較器、5は電圧制
御発振器、6はループフィルタ、7は検波信号出力端子
で、これらは従来例の構成と同じである。8は映像同期
信号入力端子、9は位相比較切換回路である。
【0014】以上のように構成されたこの実施例の映像
同期検波回路について、以下主として従来と異なる部分
の動作を説明する。位相比較器4は、映像中間周波増幅
器2の出力信号と電圧制御発振器5の出力信号(基準信
号)との位相比較を行い、その出力(位相差信号)を位
相切換回路9に供給する。位相比較切換回路9は、映像
同期信号入力端子8より映像同期信号が入力された時の
み、位相比較器4の出力(位相差信号)をループフィル
タ6を通して電圧制御発振器5に伝達し、映像同期信号
以外の期間は、電圧制御発振器5の制御電圧をホールド
するように働く。
【0015】以上のようにこの実施例によれば、映像同
期期間のみでPLLの位相比較を行うことになる。映像
中間周波信号において、映像同期期間は映像変調度mが
ゼロであり、数3より位相ずれθがゼロとなり、ナイキ
ストスロープによる位相変調を受けないため、電圧制御
発振器5も位相変調を受けず、その結果、音声のビート
信号(SIF信号)も位相変調を受けないため、音声バ
ズ特性を改善することができる。
【0016】
【発明の効果】この発明の映像同期検波回路は、映像同
期期間にのみ位相比較器の出力する位相差信号をループ
フィルタへ出力し、映像同期期間以外の期間は電圧制御
発振器の制御電圧をホールドするようにしたことによ
り、映像同期期間にのみ位相比較器において映像中間周
波増幅器の出力信号と前記基準信号との位相比較が行わ
れることになる。したがって、映像同期期間は、映像中
間周波信号において、映像変調度がゼロであり数3より
位相ずれθがゼロとなり、ナイキストスロープによる位
相変調を受けないため、電圧制御発振器も位相変調を受
けず、その結果、音声のビート信号(SIF信号)も位
相変調を受けないことになり、音声バズ特性を改善する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例における映像同期検波回路
の構成図である。
【図2】従来の映像同期検波回路の構成図である。
【図3】ナイキストスロープの周波数特性図である。
【図4】位相変調発生のベクトル図である。
【符号の説明】
1 映像中間周波信号入力端子 2 映像中間周波増幅器 3 掛算回路 4 位相比較器 5 電圧制御発振器 6 ループフィルタ 7 検波信号出力端子 8 映像同期信号入力端子 9 位相比較切換回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松本 俊彦 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基準信号とナイキストフィルタ特性を有
    する映像中間周波増幅器の出力信号とを掛けて検波信号
    を出力する掛算回路と、前記映像中間周波増幅器の出力
    信号と前記基準信号との位相比較を行いその位相差に比
    例した位相差信号を出力する位相比較器と、前記位相差
    信号から高調波成分を除去するループフィルタと、この
    ループフィルタの出力信号に応答して前記基準信号を前
    記掛算回路および位相比較器へ出力する電圧制御発振器
    とを備えた映像同期検出回路であって、 映像同期期間にのみ前記位相比較器の出力する位相差信
    号をループフィルタへ出力し、映像同期期間以外の期間
    は前記電圧制御発振器の制御電圧をホールドするように
    したことを特徴とする映像同期検波回路。
JP11889192A 1992-05-12 1992-05-12 映像同期検波回路 Pending JPH05316448A (ja)

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