JP2602437B2 - 受信機におけるノイズ抑制装置 - Google Patents

受信機におけるノイズ抑制装置

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JP2602437B2 JP62296808A JP29680887A JP2602437B2 JP 2602437 B2 JP2602437 B2 JP 2602437B2 JP 62296808 A JP62296808 A JP 62296808A JP 29680887 A JP29680887 A JP 29680887A JP 2602437 B2 JP2602437 B2 JP 2602437B2
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Description

【発明の詳細な説明】 A.産業上の利用分野 本発明は音声情報の放送波を受信する際に、受信機に
おけるノイズを抑制する装置に関する。
B.発明の概要 音声放送波の受信信号(音声信号)の位相を90゜回転
してから、それに重畳しているノイズレベルに応じて±
Δ/2以下のレベルの信号を除去し、再び位相を90゜回転
して出力信号とすることにより、音声信号の零クロスの
信号を損わずにノイズ成分を低減する。
AM変調(両側帯波)の受信機ではIF帯の上または下側
帯波を同期検波により音声信号の直交成分を復調して、
±Δ/2以下の成分を除去してから、再び90゜位相回転す
る。IF帯の片側帯波の同期検波で本発明の90゜位相回転
を達成する。
C.従来の技術 放送波を受信する場合に電界強度が低下すると検波し
た音声信号にノイズが増大し、音質の低下を招くのみで
なく、放送の内容が言語情報の場合には、伝送したい意
味が伝わらなくなる。このため、放送電波の形に応じた
種々のノイズ低減方式が提案されている。
第4図は最も単純な方式であり、信号分Sにノイズ分
Nが加わった、第4図(a)に示す信号から小レベルを
除去する(b)に示す特性を持った回路を通して、一定
レベル±Δ/2以上の信号のみ通過させて、信号分Sに較
べて低レベルのノイズNを低減させる。(b)の出力は
(c)となり、ノイズNも抑制されるが、信号Sの零ク
ロス部分も除去される。単に信号Sの波形が歪むだけで
なく、音声信号の認識には零クロスの部分が重要であ
り、この重要な部分を除去することは音声認識を不完全
にする基本的な欠点がある。
D.発明が解決しようとする問題点 本発明の目的は、音声情報の放送波を受信する際に電
界強度の低下によるノイズの増大が音声認識に及ぼす影
響を小さくしてノイズ制御を行なうことを可能にする受
信機におけるノイズ抑制装置を提供することである。
E.問題点を解決するための手段 上記目的を達成するために、本発明による受信機にお
けるノイズ抑制装置は、受信信号を検波し、前記受信信
号における音声信号成分に対して位相が90゜回転した音
声信号を得る移相手段と、前記音声信号から所定振幅レ
ベル以下の信号成分を除去した音声信号を出力する低振
幅成分除去手段と、前記低振幅成分除去手段の出力音声
信号の位相を再度90゜回転した音声信号を得る手段と、
を含むことを要旨とする。
上記本発明の装置において、上記移相手段は、例え
ば、受信信号の搬送波に対して位相が90゜回転した信号
で同期検波を行う同期検波信号を使用することができ
る。
F.作用 第2図に本発明の原理を示す。
第2図(a),(b)は入力音声信号である信号Sと
ノイズNの和を示す。信号Sが零レベルの場合のノイズ
NはΔ以下とする。すなわち、ノイズ制御回路を通すと
信号Sが零の場合にはノイズは出力されないものとす
る。第2図(a)はSが正弦波、(b)は方形波の例で
ある。従来の方式では(a),(b)をΔ以下の信号を
通さないようにすると、零クロスのA,B点が除去されて
しまう。本発明では(a),(b)を90゜位相回路によ
り(c),(d)とする。(a)のSがsin ωA tであ
れば、(c)はcos ωA tとなる。同様に方形波(b)
は(d)のように方形波の立上り、立下りにパルス状の
分布を持つことになる。S,Nの90゜位相分を,とす
る。+が(c),(d)であり、ランダムノイズは
位相回転してもレベル分布は変わらない。(c),
(d)のΔ以下のレベルを除くと(e),(f)とな
る。(e),(f)の処理では当然すなわちSが零の
状態のノイズは除去される。(g),(h)は(e),
(f)を−90゜位相回転して元の音声信号にした所であ
る。(e),(f)では入力信号の零クロスのA,B部分
は除去されないので、復元した(g),(h)でもA,B
の零クロスの部分は入力のまゝ保存され、音声の認識を
損わずに、Sが零や小レベルでのノイズNを除去して聴
き易くすることができる。
G.実施例 以下に、図面を参照しながら、実施例を用いて本発明
を一層詳細に説明するが、それらは例示に過ぎず、本発
明の枠を越えることなしにいろいろな変形や改良があり
得ることは勿論である。
第1図は(a)は本発明による装置を実施するための
受信機の構成を示すブロック図で、図中、1は高周波入
力信号、2は局部発振器、3は周波数変換器(fO
生)、4は上側帯波フィルタ、5は下側帯波フィルタ、
6は側帯波選択スイッチ、7はリミッタ、8はfO発振器
(2相出力cos ωO t,sin ωO t)、9は同期検波回
路、11はノイズ低減回路、12は振幅変調器、13は上側帯
波フィルタ、14は同期検波器、15は音声出力を表わす。
高周波入力信号1と局部発振器2の出力を周波数変換
器3で中間周波数fOのIF帯に変換する。選択スイッチ6
でノイズ分布の大小により上側帯波フィルタ4と下側帯
波フィルタ5の何れかを選択する。一方、周波数変換器
3の出力である。IF信号にリミッタ7を通過させ、IFの
中心周波数fO(搬送信号)を発振器8で得る。この出力
にはsin ωO tとcos ωO tの直交している2成分があ
る。先ず、側帯波選択スイッチ6の出力(例えば上側帯
波成分)を同期検波回路9に加えてfO発振器8の出力の
sin ωO tで同期検波回路9で同期検波してSのsin ωO
tを作り、Δ振幅除去回路11を通す。Δ以下のノイズお
よびSを除去してAM変換器12でsin ωO tで振幅変調
し、上側帯波フィルタ13でsin ωA t,sin ωO tの上側
帯波(ω+ω)tを取り出し、これをfO発振器8の
出力のcos ωO tで同期検波器14で同期検波して、cos
ωA tが音声出力15となる。
ノイズ低減回路11は例えば第1図(b)に示すように
構成される。図中、16は音声信号、17,18はダイオー
ド、19,20はバイアス回路、21は合成回路を表わす。同
期検波回路9の出力を非直線素子(折線特性素子)17,1
8で+Δ/2以上と−Δ/2以下の成分のみ取り出す。バイ
アス回路19,20はダイオード17,18の動作点を制御する。
ダイオード17,18の出力は合成回路21で加算され、振幅
変調器12に加えられる。
すなわち、第1図(b)の入出力の特性は、第4図
(b)に示すように、±Δ/2の範囲の成分を除去する特
性となっている。
放送波ではAM(振幅変調)が中波やFMのステレオ成分
の伝送に使用されているので、第3図にAM変調波での同
相成分と直交成分の関係を説明する。
第3図(a)は両側帯波伝送の周波数分布を示す。例
えばAM受信機のIF段の信号である。(a)では中心周波
数fO(角周波数ω)を中心に上側帯波にω+ω
下側帯波にω−ω成分が対称に分布している。ω
は音声周波数である。(b)は上側帯波成分を帯域フィ
ルタIで取り出した所である。(b)は(c)と(d)
の両側帯波信号の合成である。すなわち、(c)と
(d)の下側帯波成分は打ち消し合って上側帯波成分の
みとなる。(c)は同相成分であり、cos ωO tで同期
検波するとcos ωA tが得られる。一方(d)はsin ωO
tで、同期検波するとsin ωA tが得られる。
第3図のようにAM変調波を作り、その上(または下)
側帯波を分離して変調波の搬送波cos ωO tで同期検波
すれば、同相成分cos ωA tが、sin ωO tで同期検波す
ると直交成分sin ωA tが得られる。
H.発明の効果 以上説明した通り、本発明によれば、音声放送波のノ
イズ除去を一定振幅以下の除去で達成する際に、音声信
号について90゜位相回転しているので、音声認識に不可
欠の零クロス成分を損わないでノイズ抑制が可能となる
という利点が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による装置を実施するための受信機の構
成を示すブロック図、第2図は本発明の原理を説明する
ための波形図、第3図は直交成分の発生説明図、第4図
は従来の小レベルノイズの制御方式の一例の説明図であ
る。 1……高周波入力信号、2……局部発振器、3……周波
数変換器(fO発生)、4……上側帯波フィルタ、5……
下側帯波フィルタ、6……側帯波選択スイッチ、7……
リミッタ、8……f0発振器(2相出力cos ωO t,sin ω
O t)、9……同期検波回路、11……ノイズ低域回路、1
2……振幅変調器、13……上側帯波フィルタ、14……同
期検波器、15……音声出力、16……音声信号、17,18…
…ダイオード、19,20……バイアス回路、21……合成回
路。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】受信信号を検波し、前記受信信号における
    音声信号成分に対して位相が90゜回転した音声信号を得
    る程相手段と、前記音声信号から所定振幅レベル以下の
    信号成分を除去した音声信号を出力する低振幅成分除去
    手段と、前記低振幅成分除去手段の出力音声信号の位相
    を再度90゜回転した音声信号を得る手段と、を含むこと
    を特徴とする受信機におけるノイズ抑制装置。
  2. 【請求項2】上記移相手段が、受信信号の搬送波に対し
    て位相が90゜回転した信号で同期検波を行う同期検波回
    路であることを特徴とする、特許請求の範囲第1項記載
    の受信機におけるノイズ抑制装置。
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JPS5940725A (ja) * 1982-08-31 1984-03-06 Pioneer Electronic Corp Fm検波回路
JPS5950141U (ja) * 1982-09-25 1984-04-03 東光株式会社 Fm受信機
JPS607207A (ja) * 1983-06-24 1985-01-16 Clarion Co Ltd 移相相乗形fm復調器

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