JPH066139A - Am復調器 - Google Patents

Am復調器

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JPH066139A
JPH066139A JP15710592A JP15710592A JPH066139A JP H066139 A JPH066139 A JP H066139A JP 15710592 A JP15710592 A JP 15710592A JP 15710592 A JP15710592 A JP 15710592A JP H066139 A JPH066139 A JP H066139A
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JP
Japan
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output
phase
carrier
input signal
vco
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP15710592A
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English (en)
Inventor
Tatsuo Hiramatsu
達夫 平松
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Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Publication date
Application filed by Sanyo Electric Co Ltd filed Critical Sanyo Electric Co Ltd
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Publication of JPH066139A publication Critical patent/JPH066139A/ja
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  • Digital Transmission Methods That Use Modulated Carrier Waves (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 過変調AM信号を復調可能にする。 【構成】 入力信号を2乗器20によって2乗する。そ
して、VCO22の出力もそれに合わせて2乗器24で
2乗する。この2乗器20および24の出力を位相比較
器26で位相比較し、位相比較器26の出力でVCO2
2を制御する。そして、VCO22から出力される再生
キャリアと入力信号とを乗算器18で乗算して同期検波
を行い復調出力とする。この場合、2乗器20での2乗
処理によって過変調伝送によるキャリアの位相の180
°回転成分が除去され、位相比較が可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、AM復調器に関し、
特にテレビジョン放送信号のような残留側波帯AM信号
を受信する受信機に用いられる、AM復調器に関する。
【0002】
【従来の技術】テレビジョン放送において用いられてい
る残留側波帯AM信号を受信するための受信機には、従
来、図3に示すようなAM復調器1が用いられている。
AM復調器1においては、入力端子2から入力される残
留側波帯AM信号が周波数変換器3においてIF信号に
変換される。そして、ナイキストフィルタ4によって、
残留側波帯AM信号の残留側波成分がナイキスト特性に
従って除去する。このナイキストフィルタ4の出力は、
乗算器5および位相比較器6に与えられる。位相比較器
6の出力は、VCO(電圧制御発振器)7に与えられ
る。VCO7の出力がまた位相比較器6に与えられ、位
相比較器6でVCO7の出力とナイキストフィルタ4か
らの出力との位相を比較して、その比較出力をたとえば
ローパスフィルタ(図示せず)を通してVCO7の制御
電圧として印加する。これによって、VCO7の出力位
相とナイキストフィルタ4の出力位相が一致するように
VCO7が制御される。VCO7の出力がさらに乗算器
5にも与えられ、乗算器5においてVCO7の出力とナ
イキストフィルタ4の出力とを乗算することによって同
期検波が行われ、入力残留側波帯AM信号が復調され、
復調出力が出力端子8から出力される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】残留側波帯AM方式に
よる信号伝送はテレビジョン放送のほかに広帯域を必要
とするCATVにも使用されている。また、同じく広帯
域を必要とするハイビジョン画像の伝送にも残留側波帯
AM方式による信号伝送を用いる試みがなされている。
これらのような広帯域の伝送ではノイズ成分が多くなり
S/N比が劣化する。
【0004】これを解決するための手段としてAM信号
の信号成分をキャリア成分より大きくする過変調伝送が
考えられる。しかし、過変調伝送ではキャリアの位相が
180°回転する場合があり、位相比較器がそれに対応
できないためにキャリアとVCOの出力との位相比較が
できず、再生キャリアが得られないという問題が生じ
る。
【0005】それゆえに、この発明の主たる目的は、キ
ャリアの位相が180°回転した場合でも再生キャリア
を得ることができる、AM復調器を提供することであ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】第1の発明は、残留側波
帯AM信号を復調するAM復調器において、入力信号を
2乗する第1の2乗手段、第1の2乗手段の出力から入
力信号のキャリアを再生するキャリア再生手段、および
入力信号とキャリア再生手段の出力とを乗算して復調出
力を得る乗算手段を備えることを特徴とする、AM復調
器である。
【0007】第2の発明は、残留側波帯AM信号を復調
するAM復調器において、キャリアを再生する電圧制御
発振器、電圧制御発振器の出力と入力信号とを乗算して
復調出力を得る第1の乗算手段、電圧制御発振器の出力
を90°移相する移相手段、移相手段の出力と入力信号
とを乗算する第2の乗算手段、および第1の乗算手段の
出力と第2の乗算手段の出力とを乗算して入力信号と電
圧制御発振器との位相が一致するように電圧制御発振器
を制御する第3の乗算手段を備えることを特徴とする、
AM復調器である。
【0008】
【作用】第1の発明では、第1の2乗手段によって入力
信号を2乗して過変調伝送による入力信号の180°の
位相の回転成分を除去する。一方、電圧制御発振器の出
力を第2の2乗手段で2乗する。そして、第1の2乗手
段および第2の2乗手段のそれぞれの出力の位相を位相
比較手段で比較して、その両者の位相差に応じて電圧制
御発振器を制御する。これによって、過変調伝送の場合
であっても180°回転成分がなくなるので、入力信号
と電圧制御発振器の出力との位相比較が行え、この結果
に基づいて電圧制御発振器を制御することにより再生キ
ャリアが得られ、同期検波が可能となる。
【0009】第2の発明では、第1の乗算手段で入力信
号と電圧制御発振器の出力とを乗算する。その一方で電
圧制御発振器の出力を移相手段によって90°移相し、
その90°移相された電圧制御発振器の出力と入力信号
とを第2の乗算手段で乗算する。そして、第1の乗算手
段の出力と第2の乗算手段の出力とを第3の乗算手段で
乗算し、その出力を電圧制御発振器に印加することによ
って電圧制御発振器を制御する。この場合、第3の乗算
手段での乗算処理によって過変調伝送による入力信号の
180°の位相の回転成分が除去される。したがって、
過変調伝送による180°の位相の回転がキャリアの再
生に影響せず、入力信号と電圧制御発振器の出力との位
相比較を行わないで再生キャリアが得られ、同期検波が
可能となる。
【0010】
【発明の効果】この発明によれば、180°の位相の回
転成分が影響しないので、過変調されたAM信号にも対
応することができる。したがって、広帯域伝送のために
残留側波帯AM信号を用いても、S/N比の劣化がな
い。この発明の上述の目的,その他の目的,特徴および
利点は、図面を参照して行う以下の実施例の詳細な説明
から一層明らかとなろう。
【0011】
【実施例】図1を参照して、この実施例のAM復調器1
0には入力端子12から残留側波帯AM信号が入力信号
として入力される。この入力信号は周波数変換器14で
IF帯に変換され、ナイキストフィルタ16で残留側波
帯AM信号の残留側波成分がナイキスト特性に従って除
去される。ナイキストフィルタ16からの出力は、同期
検波のための乗算器18に与えられるとともに、2乗器
20にも与えられる。
【0012】2乗器20では入力信号が2乗される。こ
のとき、入力信号のキャリアを cos(ωt+φ)とし、
φを0またはπとすると、2乗器20によってキャリア
が2乗され、{ cos(2ωt+2φ)+1}/2とな
る。ここで、φは過変調伝送の際のキャリアの位相の回
転を表している。すなわち、φは、正常時には0であ
り、キャリアが180°回転した場合にはπとなる。2
乗器20による2乗処理によって、φの項は2φとな
り、φがπである場合、2φ=2πとなり、キャリアの
位相の180°の回転成分は消去される。
【0013】一方、VCO22の出力は、2乗器20で
の処理に対応して、2乗器24で2乗される。そして、
2乗器20の出力と2乗器24の出力とがそれぞれ位相
比較器26に入力されて位相比較が行われる。そして、
位相比較器26の出力はVCO22に印加される。VC
O22はこの位相比較器26からの出力によって制御さ
れ、2乗器20の出力と2乗器24の出力との位相が一
致する。したがって、入力信号とVCO22の出力との
間で位相同期がとられ、両者の位相が一致して、VCO
22の出力が再生キャリアとして得られる。
【0014】そして、VCO22から出力される再生キ
ャリアは乗算器18に与えられる。乗算器18では、入
力信号と再生キャリアとを乗算して同期検波が行われ、
復調出力が出力端子28から出力される。このように、
この実施例のAM復調器10においては、2乗器20で
の2乗処理によって過変調伝送によるキャリアの位相の
180°回転成分が除去されるので、入力信号とVCO
22の出力との位相比較が可能となり、過変調AM信号
も復調できる。
【0015】次に、図2を参照して、他の実施例のAM
復調器30には、入力端子32から残留側波帯AM信号
が入力信号として入力される。そして、入力信号は周波
数変換器34でIF帯に変換され、ナイキストフィルタ
32で残留側波帯AM信号の残留側波成分がナイキスト
特性に従って除去される。ナイキストフィルタ36から
の出力は、同期検波が行われる乗算器38に入力される
とともに、乗算器40にも入力される。また、VCO4
2の出力は、乗算器38に与えられるとともに、90°
移相器44にも与えられる。そして、90°移相器44
ではVCO42の出力が90°移相され、その出力は乗
算器40に与えられる。乗算器38の出力はローパスフ
ィルタ46に入力され、ここで高周波成分が除去されて
乗算器48に与えられる。また、乗算器40の出力がロ
ーパスフィルタ50に入力されてここで高周波成分が除
去され、乗算器48に与えられる。
【0016】ここで、入力信号のキャリアを cos(ωt
+φ)とし、VCO42の出力を cos(ωt+e)
(e:キャリアからの位相ずれ)とすると、乗算器38
でのキャリアとVCO42の出力との乗算は数1で表さ
れる。
【0017】
【数1】cos(ωt+φ)× cos(ωt+e) ∝ cos(2ωt+e+φ)+ cos(e−φ) また、90°移相器44で90°移相されたVCO42
の出力の90°移相成分は sin(ωt+e)となる。し
たがって、乗算器40でのこのVCO42の出力の90
°移相成分とキャリアとの乗算は、数2で表される。
【0018】
【数2】cos(ωt+φ)× sin(ωt+e) ∝ sin(2ωt+e+φ)+ sin(e−φ) そして、数1で表されるVCO42の出力とキャリアと
の乗算結果および数2で表されるVCO42の出力の9
0°移相成分とキャリアとの乗算結果をローパスフィル
タ46および50を通して乗算器48に与えると、この
乗算器48での乗算は数3で表される。
【0019】
【数3】cos(e−φ)× sin(e−φ) ∝ sin(2(e−φ))= sin(2e)≒2e この結果がVCO42に印加されてVCO42が制御さ
れる。したがって、VCO42は数3に示すeが0とな
るように制御されてVCO42から再生キャリアが出力
される。そして、この再生キャリアと入力信号とが乗算
器38で乗算されて同期検波が行われ、復調出力が出力
端子52から出力される。
【0020】このように、この実施例のAM復調器30
においては、再生キャリアの生成にφすなわち過変調伝
送によるキャリアの位相の180°回転成分が影響しな
いため、先の実施例と同様に過変調AM信号も復調が行
える。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を示すブロック図である。
【図2】この発明の他の実施例を示すブロック図であ
る。
【図3】従来技術を示すブロック図である。
【符号の説明】
10,30 …AM復調器 18,38,40,48 …乗算器 20,24 …2乗器 22,42 …VCO 26 …位相比較器 44 …90°移相器

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】残留側波帯AM信号を復調するAM復調器
    において、 入力信号を2乗する第1の2乗手段、 前記第1の2乗手段の出力から前記入力信号のキャリア
    を再生するキャリア再生手段、および前記入力信号と前
    記キャリア再生手段の出力とを乗算して復調出力を得る
    乗算手段を備えることを特徴とする、AM復調器。
  2. 【請求項2】前記キャリア再生手段は、電圧制御発振
    器、前記電圧制御発振器の出力を2乗する第2の2乗手
    段、および前記第1の2乗手段の出力と前記第2の2乗
    手段との位相を比較して前記電圧制御発振器を制御する
    位相比較手段を含む、請求項1記載のAM復調器。
  3. 【請求項3】残留側波帯AM信号を復調するAM復調器
    において、 キャリアを再生する電圧制御発振器、 前記電圧制御発振器の出力と入力信号とを乗算して復調
    出力を得る第1の乗算手段、 前記電圧制御発振器の出力を90°移相する移相手段、 前記移相手段の出力と前記入力信号とを乗算する第2の
    乗算手段、および前記第1の乗算手段の出力と前記第2
    の乗算手段の出力とを乗算して前記入力信号と前記電圧
    制御発振器との位相が一致するように前記電圧制御発振
    器を制御する第3の乗算手段を備えることを特徴とす
    る、AM復調器。
JP15710592A 1992-06-17 1992-06-17 Am復調器 Withdrawn JPH066139A (ja)

Priority Applications (1)

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JP15710592A JPH066139A (ja) 1992-06-17 1992-06-17 Am復調器

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JP15710592A JPH066139A (ja) 1992-06-17 1992-06-17 Am復調器

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Publication Number Publication Date
JPH066139A true JPH066139A (ja) 1994-01-14

Family

ID=15642344

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP15710592A Withdrawn JPH066139A (ja) 1992-06-17 1992-06-17 Am復調器

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JP (1) JPH066139A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6985540B2 (en) 2001-06-26 2006-01-10 Renesas Technology Corp. AM demodulator

Cited By (1)

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Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 19990831