JPH0779390A - 受信装置 - Google Patents

受信装置

Info

Publication number
JPH0779390A
JPH0779390A JP5169731A JP16973193A JPH0779390A JP H0779390 A JPH0779390 A JP H0779390A JP 5169731 A JP5169731 A JP 5169731A JP 16973193 A JP16973193 A JP 16973193A JP H0779390 A JPH0779390 A JP H0779390A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
signal
modulation signal
digital
frequency
carrier
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP5169731A
Other languages
English (en)
Inventor
Ippei Jinno
一平 神野
Seiji Sakashita
誠司 坂下
Hiroaki Ozeki
浩明 尾関
Daisuke Hayashi
大介 林
Bauzaa Tatsudo
バウザー タツド
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP5169731A priority Critical patent/JPH0779390A/ja
Publication of JPH0779390A publication Critical patent/JPH0779390A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Digital Transmission Methods That Use Modulated Carrier Waves (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 残留側波帯振幅変調信号とディジタル変調信
号の両方を受信する場合に、チューナと帯域通過フィル
タと復調器を共用できる受信装置を実現すること。 【構成】 通過帯域の中心周波数に対して対称な周波数
特性を有する帯域通過フィルタ10をチューナ2の出力
端に設ける。この出力を直交検波器11に与え、第1の
搬送波及びこれと90度位相の変化した第2の搬送波を
生成し、同期検波を行う。これらの信号をA/D変換器
12,13を介してデジタルフィルタ14,15に与え
ると、受信信号の種別に応じてタップ係数が制御され、
アナログ信号とデジタル信号が復調される。そして復号
処理回路16から誤り訂正されたデジタルデータが復号
される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、デジタル変調信号と現
行のアナログ振幅変調TV信号を受信する受信装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、映像信号のデジタル信号処理によ
る帯域圧縮技術の進歩に伴い、デジタルデータの伝送は
通信分野だけにとどまらず、放送分野にまで広く普及す
る可能性が出てきている。例えば米国の次世代ATV
(Advanced Television )では、16QAMなどのデジ
タル変調信号と現行アナログ変調のTV信号を在来のT
V放送バンドで放送する方式が検討されている。このた
め異種の放送波を効率よく受信する受信装置が必要とな
ってきている。
【0003】以下図面を参照しながら、上述した従来の
ATVの受信装置の一例について説明する。図6は従来
の受信装置の全体構成を示すブロック図である。又図
4,図5は各回路部の周波数特性を示すスペクトラムで
ある。図6において、入力端子1はATV及び在来のT
V放送波を入力する端子で、その信号はチューナ2に与
えられる。チューナ2は放送波のチャンネルを選局する
回路で、その出力は特定の中間周波数帯に変換されてバ
ンドパスイルタ(BPF)3,6に与えられる。
【0004】BPF3は残留側波帯振幅変調(VSB変
調)された中間周波のTV信号を濾波する回路であり、
その周波数特性は図4(a)の斜線部に示すようなナイ
キスト特性を持ったものである。AM復調器4はBPF
3の信号を入力し、VSB変調された中間周波数の信号
を同期検波を用いてベースバンドのTV信号に復調する
回路であり、その信号は出力端子5から出力される。
【0005】BPF6はATVの放送時に例えば両側波
帯(DSB)変調された中間周波のデジタル変調信号を
入力し、その信号を濾波する回路である。その周波数特
性は図4(b)に示すように、搬送波を中心として上側
波帯及び下側波帯で対称となるものである。デジタル変
調信号復調器7は、DSB変調された16QAMの信号
から送信データを復調する回路で、識別回路や誤り訂正
回路を含んで構成される。復号されたデジタルデータは
出力端子8より出力される。
【0006】以上のように構成された従来の受信装置の
動作について説明する。一般のTV放送局から音声を含
む映像信号が各チャンネルで放送される。又特定の放送
局から例えばタブーチャンネルを利用してATVサービ
スが提供されているとする。これらの信号はTV受信装
置に入力され、一般のTV受信であれば現行のチャンネ
ルが選局され、ATVサービスであればタブーチャンネ
ルが選局される。
【0007】入力端子1から入力された信号は、現行ア
ナログ変調放送波である残留側波帯振幅変調信号と、デ
ジタル変調信号のいずれであっても、チューナ2によっ
て特定の中間周波数帯域に変換される。ここでは米国の
場合を例にとって説明を行うので、その周波数帯域は41
MHz〜47MHzの6MHzを指すことになる。次に残
留側波帯振幅変調信号の受信時には、図5(c)の斜線
部で示すように残留側波帯部分がAM復調後に折り返さ
れて、低域の復調振幅が2倍になる。これを防止するた
めBPF3によりナイキスト特性の濾波を行う。
【0008】即ち図4(a)の斜線部に示すように、4
5.75 Mzの映像搬送波より上側波帯の部分を下側へ折
り返す。この曲線の右肩のスロープがナイキスト特性で
ある。BPF3を通過した信号はAM復調器4に与えら
れてAM復調される。その出力は、図5(e)のように
ベースバンドの0〜4.2 MHzの帯域で振幅特性が平坦
化され、出力端子5より音声を含む映像信号が出力され
る。
【0009】一方、デジタル変調信号の受信時は、チュ
ーナ2の出力はBPF6に与えられる。ここでは図4
(b)に示すように通過帯域の中心周波数(ここでは44
MHz)に対して対称な周波数特性を有するような濾波
が行われる。BPF6の出力がデジタル変調信号復調器
7に与えられると、元の「0」,「1」で表現されるデ
ジタルデータに復調され、出力端子8から出力される。
【0010】このように中間周波数帯域において必要と
されBPF3,6の周波数特性が異なるのは、残留側波
帯振幅変調信号は映像搬送波に対して変調スペクトルが
非対称であり、デジタル変調信号は変調スペクトルが対
称であるからである。
【0011】尚、残留側波帯振幅変調信号の復調につい
ては、例えば「NHKカラーテレビ教科書(上)」日本
放送協会編に、デジタル変調信号の復調については、例
えばW.H.Paik, S.A.Lery and J.M.Fox, "A High Perfor
mance, Robust HDTV Transmission System-DigiCiphe
r", International Workshop on HDTV '92, vol. ,pp.
25-1, November 18-20,1992に述べられている。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記のよ
うな受信装置の構成では、残留側波帯振幅変調信号とデ
ジタル変調の信号の両方に対応したものを実現する場合
に、中間周波数帯域が夫々異なる帯域通過フィルタを2
種類必要とする欠点があった。従って、従来の受信装置
ではチューナ2だけしか共用できなかった。
【0013】本発明はこのような従来の問題点に鑑みて
なされたものであって、チューナのみならず帯域通過フ
ィルタおよび復調器も共用できるATVの受信装置を実
現することである。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明は第1の周波数を
搬送波とする残留側波帯振幅変調信号、又は第2の周波
数を搬送波とするデジタル変調信号を受信し、アナログ
信号又はデジタル信号を復調する受信装置であって、入
力信号が与えられ、その中心周波数に対して対称な周波
数特性を有する帯域通過フィルタと、帯域通過フィルタ
で濾波された残留側波帯振幅変調信号又はデジタル変調
信号が入力され、第1の搬送波成分、及びこの信号と9
0度位相のずれた第2の搬送波成分を発振し、同期検波
を行う直交検波器と、直交検波器から出力される第1の
搬送波成分との同期検波信号を入力し、タップ係数を変
更することにより周波数等化を行う第1のフィルタ部
と、直交検波器から出力される第2の搬送波成分との同
期検波信号を入力し、タップ係数を変更することにより
周波数等化を行う第2のフィルタ部と、第1及び第2の
フィルタ部の信号を入力してデジタル信号の波形等化と
誤り訂正を行い、デジタルデータを復号する復号処理回
路と、を具備することを特徴とするものである。
【0015】
【作用】このような特徴を有する本発明によれば、同一
伝送バンドでアナログの残留側波帯振幅変調信号又はデ
ジタル変調信号が放送されるとき、帯域通過フィルタは
チューナで選局されたチャンネル信号を入力し、中心周
波数に対して対称な周波数特性で濾波を行う。次に直交
検波器は残留側波帯振幅変調信号又はデジタル変調信号
を入力し、第1の搬送波成分、及びこの信号と90度位
相のずれた第2の搬送波成分を発振して同期検波を行
う。そして第1のフィルタ部は直交検波器から出力され
る第1の搬送波成分との同期検波信号を入力し、タップ
係数を変更することにより周波数等化を行う。同様に第
2のフィルタ部は第2の搬送波成分との同期検波信号を
入力し、周波数等化を行う。残留側波帯振幅変調信号の
受信時には、第1のフィルタ部の信号を用いてアナログ
信号を再生する。デジタル変調信号の受信時には、復号
処理回路は第1及び第2のフィルタ部の信号を用いてデ
ジタル信号の波形等化と誤り訂正を行い、デジタルデー
タを復号する。こうすると1つの受信装置でアナログ映
像信号とデジタル信号を受信できる。
【0016】
【実施例】本発明の一実施例における受信装置につい
て、図面を参照しながら説明する。図1は本実施例にお
ける受信装置の全体構成を示すブロック図である。本図
において従来例と同様、入力端子1はATV及び現行の
TV放送波を入力する端子で、その信号はチューナ2に
与えられる。チューナ2は放送波のチャンネルを選局す
る回路で、その出力は特定の中間周波数に変換されてB
PF10に与えられる。
【0017】BPF10はVSB変調された中間周波数
のTV信号、及びDSB変調された中間周波数の信号を
濾波する回路であり、その周波数特性は図4(b)に示
す特性を持つものである。直交検波器11は一般のTV
チャンネルの選局時にBPF10から中間周波の信号を
入力し、映像搬送波の検出及び同期検波により映像信号
(TV信号)を抽出する回路である。又直交検波器11
はデジタル放送を行うATVチャンネルの選局時に、90
°位相差を有する2つの搬送波を生成し、直交検波を行
う回路である。その構成例の詳細は後述する。
【0018】直交検波器11の出力は2つのA/D変換
器12,13に与えられる。A/D変換器12,13は
アナログ入力信号を、復調に必要な精度(8ビット)で
デジタル信号に変換する回路である。デジタルフィルタ
14,15は夫々、複数の遅延回路,一定のタップ係数
する乗算器,加算器を含むもので、そのタップ係数は受
信信号の種類によって設定されている。具体的にはデジ
タルフィルタ14,15はデジタル変調信号の受信時に
は符号間干渉を最小にするためのコサイン・ロールオフ
特性を有するものとなり、残留側波帯振幅変調信号の受
信時には図5(d)に示す周波数特性を有するものとな
る。
【0019】デジタルフィルタ14の出力は映像信号の
出力端子17と復号処理回路16の一方の入力端に与え
られ、デジタルフィルタ15の出力は復号処理回路18
の他方の入力端に与えられる。復号処理回路18は位相
差の異なる2つの信号から、送信データを復号する回路
である。復号処理回路18は波形等化器、識別回路,誤
り訂正回路等により構成され、その信号は出力端子18
から出力される。ここでA/D変換器12とデジタルフ
ィルタ14は、入力信号の周波数等化を行う第1のフィ
ルタ部を構成し、A/D変換器13とデジタルフィルタ
15は第2のフィルタ部を構成している。
【0020】このように構成された本実施例の受信装置
の動作について図4,図5を用いて説明する。まず入力
端子1からデジタル変調信号が入力された場合を考え
る。この変調信号はチューナ2で中間周波数帯域に変換
され、BPF10に入力される。この場合、図4(b)
に示すようにデジタル変調搬送波はBPF10の通過帯
域の中心にあり、この帯域以外の信号成分は取り除かれ
る。
【0021】次に直交検波器11では直交検波が行われ
て、同一周波数で互いに90度の位相差を有する一対の
変調波が取り出される。これらの信号はA/D変換器1
2,13に夫々入力される。A/D変換器12,13は
入力信号をサンプリングし、デジタルフィルタ14,1
5にデジタル信号を夫々与える。デジタルフィルタ1
4,15は、コサイン・ロールオフ特性となるタップ係
数を内蔵の乗算器に与え、入力信号の符号間干渉を最小
にする。復号処理回路16はデジタルフィルタ14,1
5の各出力から、送信データを復号して出力端子18か
ら出力する。
【0022】次に入力端子1から残留側波帯振幅変調信
号が入力された場合を考える。この信号はチューナ2で
中間周波数帯域に変換され、BPF10に与えられる。
この場合はデジタル変調信号の受信時と同様、図4
(b)に示す周波数帯域の成分が濾波される。この場
合、残留側波帯振幅変調信号の映像搬送波は濾波帯域の
中心からずれた位置(45.75 MHz・・・第1の周波
数)にあり、この帯域以外の成分は取り除かれる。
【0023】次に直交検波器11で映像搬送波の再生、
及びこの再生映像搬送波を用いて同期検波が行われる。
そしてこの復調信号はA/D変換器12に送られる。
尚、残留側波帯振幅変調の信号では、通常は映像信号と
直交した搬送波は無変調である。従ってA/D変換器1
3に入力される信号はないが、変調されている場合はそ
の信号を復調することができる。
【0024】さてBPF10が前述したナイキスト特性
を有していないために、図5(c)の斜線部に示すよう
に、A/D変換器12の復調出力は、残留側波帯の存在
する周波数部分で信号振幅が2倍になる。このためデジ
タルフィルタ14ではタップ係数を変化させ、周波数特
性を図5(d)に示すようなものに制御する。こうする
と残留側波帯の折り返しが発生しても、低域の周波数の
振幅を1/2に低減することができる。
【0025】結局、出力端子17に取り出される信号
は、図5(c)の周波数特性に図5(d)の特性を掛け
た信号になる。従って図5(e)に示すように所望帯域
で振幅が平坦な復調映像信号が得られることになる。
【0026】次に本実施例の受信装置における直交検波
器11の具体的な構成例(その1)について説明する。
図2は本実施例の直交検波器(その1)の構成を示すブ
ロック図である。図2において、乗算器21,22は図
1のBPF10の出力信号を入力し、同期検波用の搬送
波信号と入力信号とを乗算する回路である。制御回路2
3は乗算器22の信号を入力し、搬送波の切換信号を出
力する回路である。即ち制御回路23は切換信号として
2種類の制御電圧を電圧制御回路(VCO)24に出力
する。一方の制御電圧は残留側波帯振幅変調の信号用で
あり、他方の制御電圧はデジタル変調信号用である。
【0027】VCO24は制御回路23からの制御電圧
に基づき、同期検波の搬送波信号を生成する回路であ
る。即ちVCO24は残留側波帯振幅変調の信号の受信
時には、47.75 MHzの搬送波を発振し、デジタル変調
信号の受信時には44MHz(第2の周波数)の搬送波を
発振する。VCO24の出力は乗算器22と90°移相
器25に与えられる。90°移相器25は入力信号を9
0°位相をずらす回路であり、その出力は乗算器21に
与えられる。
【0028】さて図1に示すBPF10の出力信号は図
2の乗算器21,22に入力される。乗算器22は、V
CO24で生成された搬送波を乗算して同期検波を行
い、ベースバンドの信号を出力する。一方乗算器21で
は、90°移相器25からの90°位相がずれた搬送波
と入力信号とを乗算して同期検波を行う。
【0029】尚、制御回路23は残留側波帯振幅変調の
信号の受信時には、乗算器22とVCO24のループ回
路により、位相同期ループ(PLL)を構成する。VC
O24の出力は、このPLL機能により映像搬送波の周
波数および位相が同期する。但しPLLの特性として、
VCO24の出力信号の位相は入力映像搬送波の位相と
90°ずれた所でロックする。従ってVCO24の出力
を90°移相器25を介して90°位相をずらせた信号
は入力映像搬送波と同位相になり、乗算器21で映像信
号の同期検波が行われることになる。以上のように制御
回路23は搬送波再生の動作も行う。
【0030】次にデジタル変調信号の受信時には、位相
同期までの搬送波再生は不要であり、周波数だけを入力
デジタル変調信号の搬送波に合わせれば良い。これは図
1の復号処理回路16に内設された波形等化器が、再生
搬送波の位相誤差を補償するためである。従ってデジタ
ル変調信号の受信時には、制御回路23は一定電圧を発
生して、VCO24の出力周波数のみを固定するだけで
良い。
【0031】次に本実施例の受信装置における直交検波
器11の他の構成例について説明する。図3は本実施例
の直交検波器(その2)の構成を示すブロック図であ
る。直交検波器(その1)と同様、乗算器31,32は
図1のBPF10の出力信号を入力し、同期検波用の搬
送波信号と入力信号とを乗算する回路である。制御回路
33は乗算器32の信号を入力し、搬送波の出力を指示
する制御信号を出力する回路である。
【0032】VCO34は、制御回路33から制御信号
が与えられると、デジタル変調信号の搬送波を発振する
回路で、その出力は乗算器32と90°移相器36に与
えられる。同様にしてVCO35は制御回路33から制
御信号が与えられると、映像信号の搬送波を発振する回
路で、その出力は乗算器32と90°移相器36に与え
られる。90°移相器36は位相を90°ずらせた搬送
波を乗算器31に与える回路である。
【0033】直交検波器(その1)では受信信号に応じ
てVCOの発振周波数をシフトしていたが、図3の直交
検波器では発振の中心周波数が、夫々の受信信号の中間
周波数帯域での搬送波に一致したものに設定されてい
る。但し2種類のVCO34,35を同時に動作させる
と互いに干渉するので、制御回路33は不要な方のVC
Oの電源を切る制御を行う。また制御回路33は、残留
側波帯振幅変調信号の受信時には、図2と同様にPLL
回路の構成要素の一部となり、搬送波再生を行う。
【0034】図3に示す直交検波器の特徴は、VCOが
2個必要になりコストアップになる反面、夫々のVCO
の可変幅が小さくてよいので、発振のジッタが少なくな
り、スペクトル純度の高い発振出力が得られるという利
点がある。
【0035】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、チューナ
のみならず直交検波器及び帯域通過フィルタを共用でき
るATVの受信装置が実現できる。このためデジタル変
調信号と現行のアナログ振幅変調のTV信号を1台の受
信装置で受信することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における受信装置の全体構成
を示すブロック図である。
【図2】本実施例の受信装置に用いられる直交検波器
(その1)の構成を示ブロック図である。
【図3】本実施例の受信装置に用いられる直交検波器
(その2)の構成を示ブロック図である。
【図4】本実施例及び従来例の受信装置の機能を説明す
るための周波数スペクトル図(その1)である。
【図5】本実施例及び従来例の受信装置の機能を説明す
るための周波数スペクトル図(その2)である。
【図6】従来例の受信装置の全体構成を示すブロック図
である。
【符号の説明】
1 入力端子 2 チューナ 10 BPF 11 直交検波器 12,13 A/D変換器 14,15 デジタルフィルタ 16 復号処理回路 17,18 出力端子 21,22,31,32 乗算器 23,33 制御回路 24,34,35 VCO 25,36 90°移相器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 林 大介 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 タツド バウザー 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の周波数を搬送波とする残留側波帯
    振幅変調信号、又は第2の周波数を搬送波とするデジタ
    ル変調信号を受信し、アナログ信号又はデジタル信号を
    復調する受信装置であって、 入力信号が与えられ、その中心周波数に対して対称な周
    波数特性を有する帯域通過フィルタと、 前記帯域通過フィルタで濾波された残留側波帯振幅変調
    信号又はデジタル変調信号が入力され、第1の搬送波成
    分、及びこの信号と90度位相のずれた第2の搬送波成
    分を発振し、同期検波を行う直交検波器と、 前記直交検波器から出力される第1の搬送波成分との同
    期検波信号を入力し、タップ係数を変更することにより
    周波数等化を行う第1のフィルタ部と、 前記直交検波器から出力される第2の搬送波成分との同
    期検波信号を入力し、タップ係数を変更することにより
    周波数等化を行う第2のフィルタ部と、 前記第1及び第2のフィルタ部の信号を入力してデジタ
    ル信号の波形等化と誤り訂正を行い、デジタルデータを
    復号する復号処理回路と、を具備することを特徴とする
    受信装置。
  2. 【請求項2】 前記直交検波器は、 残留側波帯振幅変調信号の受信時とデジタル変調信号の
    受信時とで、制御電圧を切り換えて夫々前記第1及び第
    2の周波数の信号を発振する電圧制御発振器を含むもの
    であることを特徴とする請求項1記載の受信装置。
  3. 【請求項3】 前記直交検波器は、 残留側波帯振幅変調信号の受信時に前記第1の周波数の
    信号を発振する第1の電圧制御発振器と、 デジタル変調信号の受信時に前記第2の周波数の信号を
    発振する第2の電圧制御発振器と、を含むものであるこ
    とを特徴とする請求項1記載の受信装置。
  4. 【請求項4】 前記直交検波器は、 前記帯域通過フィルタで濾波された残留側波帯振幅変調
    信号又はデジタル変調信号を入力し、前記第1の搬送波
    成分で同期検波を行う第1の乗算器と、 前記帯域通過フィルタで濾波された残留側波帯振幅変調
    信号又はデジタル変調信号を入力し、前記第2の搬送波
    成分で同期検波を行う第2の乗算器と、 前記第2の乗算器の出力信号を入力し、発振周波数を指
    示する制御電圧を発生する制御回路と、 前記制御回路の制御電圧に基づいて前記第1又は第2の
    周波数の信号を発振し、その出力信号を第2の搬送波と
    して出力する電圧制御発振器と、 前記電圧制御発振器より得られる第2の搬送波と90度
    位相のずれた第1の搬送波を生成する90度移相器と、
    を具備するものであり、 残留側波帯振幅変調信号の受信時には、前記第2の乗算
    器と前記電圧制御発振器で位相同期ループを形成するこ
    とを特徴とする請求項1記載の受信装置。
  5. 【請求項5】 前記直交検波器は、 前記帯域通過フィルタで濾波された残留側波帯振幅変調
    信号又はデジタル変調信号を入力し、前記第1の搬送波
    成分で同期検波を行う第1の乗算器と、 前記帯域通過フィルタで濾波された残留側波帯振幅変調
    信号又はデジタル変調信号を入力し、前記第2の搬送波
    成分で同期検波を行う第2の乗算器と、 前記第2の乗算器の出力信号を入力し、前記第1又は第
    2の周波数の信号の内何れか一方を指示する制御電圧を
    夫々発生する制御回路と、 前記制御回路の制御電圧に基づいて択一的に駆動され、
    夫々第1及び第2の周波数の信号を発振する第1及び第
    2の電圧制御発振器と、 前記第1又は第2の電圧制御発振器の出力信号を第2の
    搬送波とし、前記第2の搬送波と90度位相のずれた第
    1の搬送波を生成する90度移相器と、を具備するもの
    であり、 残留側波帯振幅変調信号の受信時には、前記第2の乗算
    器と前記第1の電圧制御発振器で位相同期ループを形成
    することを特徴とする請求項1記載の受信装置。
JP5169731A 1993-06-15 1993-06-15 受信装置 Pending JPH0779390A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5169731A JPH0779390A (ja) 1993-06-15 1993-06-15 受信装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5169731A JPH0779390A (ja) 1993-06-15 1993-06-15 受信装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0779390A true JPH0779390A (ja) 1995-03-20

Family

ID=15891810

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5169731A Pending JPH0779390A (ja) 1993-06-15 1993-06-15 受信装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0779390A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004304756A (ja) * 2003-03-14 2004-10-28 Maspro Denkoh Corp 直交検波回路及びオフセットビートキャンセラ
JP2005136848A (ja) * 2003-10-31 2005-05-26 Maspro Denkoh Corp ディジタル信号処理回路,及び妨害波除去装置
US7289566B2 (en) 2000-11-30 2007-10-30 Sharp Kabushiki Kaisha Cable modem tuner
US7363648B2 (en) 2000-02-14 2008-04-22 Sharp Kabushiki Kaisha Cable modem tuner

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7363648B2 (en) 2000-02-14 2008-04-22 Sharp Kabushiki Kaisha Cable modem tuner
US7289566B2 (en) 2000-11-30 2007-10-30 Sharp Kabushiki Kaisha Cable modem tuner
JP2004304756A (ja) * 2003-03-14 2004-10-28 Maspro Denkoh Corp 直交検波回路及びオフセットビートキャンセラ
JP2005136848A (ja) * 2003-10-31 2005-05-26 Maspro Denkoh Corp ディジタル信号処理回路,及び妨害波除去装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6137545A (en) Reception mode control in radio receivers for receiving both VSB and QAM digital television signals
US5966188A (en) Decimation of baseband DTV signals prior to channel equalization in digital television signal receivers
US6333767B1 (en) Radio receivers for receiving both VSB and QAM digital television signals with carriers offset by 2.69 MHz
US5610948A (en) Digital demodulation apparatus
JPH0856339A (ja) 高品位テレビジョン受信機において、記号レートの約数で最後の中間周波数搬送波を有するディジタル残留側波帯(vsb)検出器
JP3148197B2 (ja) ディジタルシンクロダインされるvsb及びqam最終中間周波数信号に対する個別的な中間周波数増幅器を備えるテレビジョン受信機
KR0124594B1 (ko) 고선명 텔레비젼 수상기의 복조시스템
TW480833B (en) Integrated receiver with digital signal processing
AU714240B2 (en) Synchrodyning of VSB and QAM final I-F signals supplied by separate converters in a QAM/VSB digital TV receiver
KR100260421B1 (ko) 최종 중간 주파수 신호 포락선의 필드 동기화 코드에 응답하는정합필터를 구비한 디지털 수신기
JPH07250115A (ja) デジタルデータ受信装置
JPH0779390A (ja) 受信装置
AU8712198A (en) Decimation of baseband DTV signals prior to channel equalization in digital television signal receivers
KR100510632B1 (ko) 디지털 잔류측파대 복조장치
KR100463502B1 (ko) 에이치디티브이의디지탈복조기
KR100413412B1 (ko) 디지탈 잔류측파대(vsb) 복조장치
JP3038280B2 (ja) 受信装置
KR100413413B1 (ko) 디지털 잔류측파대(vsb) 복조장치
JP3495662B2 (ja) 受信装置
JPH10304276A (ja) デジタル衛星放送用受信機
JP2002290868A (ja) 周波数変換回路、復調回路及びテレビ受信装置
JPH07240728A (ja) デジタルアナログ共用受信装置
JPH08251044A (ja) 受信装置
MXPA99002654A (es) Receptor de televisión con amplificadores de frecuencia intermedia separados por banda lateral vestigial y señales de televisión digitales de amplitud modulada en cuadratura que son sincrodinizadas digitalmente
JPH09294151A (ja) ディジタル変復調器