JPH08251044A - 受信装置 - Google Patents

受信装置

Info

Publication number
JPH08251044A
JPH08251044A JP5255495A JP5255495A JPH08251044A JP H08251044 A JPH08251044 A JP H08251044A JP 5255495 A JP5255495 A JP 5255495A JP 5255495 A JP5255495 A JP 5255495A JP H08251044 A JPH08251044 A JP H08251044A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
signal
circuit
carrier
detection circuit
intermediate frequency
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP5255495A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuaki Suzuki
一章 鈴木
Hiroaki Ozeki
浩明 尾関
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP5255495A priority Critical patent/JPH08251044A/ja
Publication of JPH08251044A publication Critical patent/JPH08251044A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Superheterodyne Receivers (AREA)
  • Noise Elimination (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ディジタル変調された信号を、局部発振器の
位相雑音特性と中間周波信号の搬送波対雑音比に応じて
最適に受信できる受信装置を提供する。 【構成】 位相雑音検出回路13は、中間周波信号の位
相雑音を決定する第1局部発振器3の位相雑音を検出す
る。C/N検出回路11は、中間周波信号の搬送波対雑
音比を検出する。搬送波再生特性制御回路14は、第1
局部発振器3の位相雑音と搬送波対雑音比とから、復調
されたI、Q各ベースバンド信号に含まれる位相ジッタ
電力量を最小にする可変利得直流増幅器25の利得を求
め、位相ジッタ電力量が最小となるよう可変利得直流増
幅器25の利得制御を行なう。 【効果】 受信装置の構成回路や地理的条件などによる
受信条件の異なる場合においても、常に最適な受信が可
能な受信装置が提供できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、変調信号を受信する受
信装置に関し、特に多値QAM(QuadratureAmplitude
Moduration)、多値ASK(Amplitude Shift Keyin
g)、多値PSK(Phase Shift Keying)変調された信
号を受信する受信装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、テレビジョン放送はAM変調やF
M変調といったアナログの変調方式を用いたアナログ放
送が行なわれてきた。
【0003】しかしながら近年、このようなアナログ放
送に代わり、多チャンネル化やマルチメディア化が可能
である多値QAM、多値ASK、多値PSKといったデ
ィジタル変調を用いたディジタル放送が検討されている
(例えば「衛星放送用ディジタル変調方式」亀田他、昭
和61年2月、NHK技研月報)。
【0004】図9はQPSK信号を受信する従来の受信
装置のブロック図の一例である。図9において、1は受
信アンテナ、2は第1周波数変換回路、3は第1局部発
振器、4はBSコンバータ、5は第2周波数変換回路、
6は第2局部発振器、7は可変利得回路、8はBSチュ
ーナー、9はバンドパスフィルター、10はエンベロー
プ検波回路である。15、16は乗算器、17、18は
ローパスフィルター、19、20はA/D変換器、2
1、22はルートロールオフフィルター、23は90°
位相器、24は電圧制御発振器、26はローパスフィル
ター、27はD/A変換器、28、29、30は排他的
論理和回路、31は和回路、32は差回路、33は基準
搬送波再生回路、35はデコーダ、37は直流増幅器で
ある。
【0005】以上の様に構成された受信装置について、
以下その動作について説明する。受信アンテナ1で受信
されたQPSK受信信号はBSコンバータ4に入力さ
れ、第1周波数変換回路2で第1局部発振器3の出力信
号と混合され、1GHz帯〜12GHz帯のBS第1中
間周波信号に周波数変換される。BS第1中間周波信号
はBSチューナー8に入力され、BSチューナー8では
第2周波数変換回路5で第2局部発振器6の出力信号と
混合され、BS第2中間周波数(例えば、中心周波数4
03MHz、帯域幅27MHz)に変換され、バンドパ
スフィルター9で不要なスペクトラムが除かれた後、乗
算器15、16およびエンベロープ検波回路10に入力
される。エンベロープ検波回路10は、例えばダイオー
ドと出力端子にコンデンサを接続した整流回路を用いて
検波を行ない、エンベロープの大きさに応じて、可変利
得回路7の利得を調整し、乗算器15、16に一定振幅
の中間周波信号を入力する。
【0006】乗算器15では中間周波信号と直交基準搬
送波信号が、そして乗算器16では中間周波信号と基準
搬送波信号がそれぞれ乗算され、発生する高周波成分は
それぞれローパスフィルター17、18で除去され、そ
の後それぞれがA/D変換器19、20に入力され、ル
ートロールオフフィルター21、22をそれぞれ通過し
てI軸、Q軸の各ベースバンド信号が得られる。ルート
ロールオフフィルター21、22は送信側のルートロー
ルオフフィルターと合わせてナイキストの第1基準を満
足し、符号間干渉を避けるためのものである。最後にI
軸、Q軸の各ベースバンド信号はデコーダ35に入力さ
れて、出力データに変換される。
【0007】次に上記した基準搬送波信号を得る方法を
述べる。「ディジタルマイクロ波通信」(桑原監修;企
画センター)によれば、排他的論理和回路28の出力に
おいては、変調位相によらず基準搬送波信号と入力信号
の位相ずれに対して直流電圧を発生し、再生した基準搬
送波信号と中間周波信号の位相ずれθに対する排他的論
理和回路28での直流電圧出力Gは、
【0008】
【数1】
【0009】と表されることが知られている。ただし、
Cは定数である。したがって、乗算器15、ローパスフ
ィルター17、A/D変換器19、和回路31、差回路
32、排他的論理和回路28、29、30、D/A変換
器27、ローパスフィルター26、直流増幅器37、電
圧制御発振器24、90°位相器23、及び乗算器1
6、ローパスフィルター18、A/D変換器20、和回
路31、差回路32、排他的論理和回路28、29、3
0、D/A変換器27、ローパスフィルター26、直流
増幅器37、電圧制御発振器24、で構成されるループ
は位相同期回路(PLL回路)であると考えることがで
き、入力信号と同期した基準搬送波信号を得ることがで
きる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
たようなディジタル受信機においては、受信機に用いる
局部発振器の位相雑音によって受信性能が劣化すること
が報告されている(例えば、「市販BSアンテナODU
の位相雑音量の調査」大槻他、1993年、電子情報通
信学会春季大会誌)。上記した従来の構成では、第1局
部発振器3や第2局部発振器6の位相雑音特性が悪い場
合には符号誤り率が劣化してしまうという問題点があ
る。
【0011】そこで本発明は、上記従来の問題を解決
し、局部発振器の位相雑音が悪い場合においても、良好
な受信が可能な受信装置を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に第1の発明の受信装置は、受信信号を局部発振器の出
力信号と混合し中間周波信号に周波数変換する周波数変
換回路と、前記中間周波信号と基準搬送波信号とを乗じ
てベースバンド信号を得る乗算器と、前記ベースバンド
信号から変調成分を除去して基準搬送波を再生し、その
搬送波再生特性を制御信号により可変可能な基準搬送波
再生回路と、前記中間周波信号の搬送波対雑音電力比を
検出するC/N検出回路と、前記周波数変換に用いる前
記局部発振器の位相雑音を検出する位相雑音検出回路
と、前記C/N検出回路の出力信号と前記位相雑音検出
回路の出力信号とから前記ベースバンド信号の位相ジッ
タ量を最小とする前記基準搬送波再生回路のパラメータ
ーを演算し、前記基準搬送波再生回路の特性を変える前
記制御信号を前記基準搬送波再生回路に出力する搬送波
再生特性制御回路とを備えることを特徴とする。
【0013】また、第2の発明の受信装置は、受信信号
を局部発振器の出力信号と混合し中間周波信号に周波数
変換する周波数変換回路と、前記中間周波信号と基準搬
送波信号とを乗じてベースバンド信号を得る乗算器と、
前記ベースバンド信号から変調成分を除去して基準搬送
波を再生し、その搬送波再生特性を制御信号により可変
可能な基準搬送波再生回路と、前記中間周波信号の搬送
波対雑音電力比を検出するC/N検出回路と、前記周波
数変換に用いる前記局部発振器の位相雑音から前記C/
N検出回路の出力信号と各搬送波からの離調周波数にお
ける位相雑音データとから前記ベースバンド信号の位相
ジッタ量を最小とする前記基準搬送波再生回路のパラメ
ーターを演算し、前記基準搬送波再生回路の特性を変え
る前記制御信号を前記基準搬送波再生回路に出力する搬
送波再生特性制御回路とを備えることを特徴とする。
【0014】上記した第1および第2の発明の受信装置
において、C/N検出回路は、中間周波信号の存在する
周波数帯域である中間周波帯域を通過帯域とするバンド
パスフィルターの出力を入力して検波し、中間周波帯域
における搬送波電力の大きさに応じた直流電圧を利得制
御信号として出力する第1エンベロープ検波回路と、前
記バンドパスフィルターに接続され、かつ前記バンドパ
スフィルターとは異なる通過帯域を持つ第2バンドパス
フィルターと、前記第2バンドパスフィルターの出力を
検波し雑音電力の大きさに応じた直流電圧を出力する第
2エンベロープ検波回路と、前記第1エンベロープ検波
回路の出力と前記第2エンベロープ検波回路の出力とか
ら搬送波対雑音電力比を演算するC/N演算回路とを備
えて構成することができる。
【0015】
【作用】本発明によれば、上記の構成により、ベースバ
ンド信号の位相ジッタ電力量を最小にするため、局部発
振器の位相雑音の大きい場合でも、ディジタル変調され
た信号を良好に受信することが可能になる。
【0016】
【実施例】以下、本発明の第1の実施例について、図面
を参照しながら説明する。
【0017】図1は本発明の第1の実施例における受信
装置のブロック図、図2は局部発振器の位相雑音スペク
トラムの例を示す図、図3は異なる2つの局部発振器の
位相雑音に対する可変利得直流増幅器25の利得とI、
Q各ベースバンド信号に含まれる位相ジッタ電力量の関
係を表す図、図4は異なる2つのC/N比に対する可変
利得直流増幅器25の利得とI、Q各ベースバンド信号
に含まれる位相ジッタ電力量の関係を表す図である。
【0018】図1において、1は受信アンテナ、2は第
1周波数変換回路、3は第1局部発振器、4はBSコン
バータ、5は第2周波数変換回路、6は第2局部発振
器、7は可変利得回路、8はBSチューナー、9はバン
ドパスフィルター、10はエンベロープ検波回路、11
はC/N演算回路、12はC/N検出回路、13は位相
雑音検出回路、14は搬送波再生特性制御回路、15、
16は乗算器、17、18はローパスフィルター、1
9、20はA/D変換器、21、22はルートロールオ
フフィルター、23は90°位相器、24は電圧制御発
振器、25は可変利得直流増幅器、26はローパスフィ
ルター、27はD/A変換器、28、29、30は排他
的論理和回路、31は和回路、32は差回路、33は基
準搬送波再生回路、34はD/A変換器、35はデコー
ダである。
【0019】なお、図1において、図9に示した従来の
受信装置のブロック図と同じ符号を付したブロックは同
様の動作をするので説明を略する。
【0020】受信信号の位相雑音が十分に小さい時、中
間周波信号の位相雑音は第1局部発振器3と第2局部発
振器6の位相雑音で決定され、特に第1局部発振周波数
は例えばBSアンテナの場合には10.678GHzと
高いので位相雑音が大きく、ほぼ第1局部発振信号の位
相雑音S(fm)となる。ここでfmは搬送波からの離
調周波数である。第1局部発振器3の位相雑音の特性は
図2のようになることが報告されている。
【0021】図2において、(a)は位相雑音が小さい
第1局部発振器の位相雑音特性であり、(b)は位相雑
音が大きい第1局部発振器の位相雑音特性である(「市
販BSアンテナODUの位相雑音量の調査」大槻他、1
993年、電子情報通信学会春季大会誌)。
【0022】そこで、第1局部発振信号の位相雑音を検
出するために、第1局部発振器3の出力に位相雑音検出
回路13を接続する。位相雑音検出回路13において、
入力された第1局部発振信号は位相検波が行なわれ、搬
送波からの各離調周波数fmにおける位相雑音S(f
m)の連続値で検出され、その後A/D変換されて離散
S(fm)信号として出力される。このような事項は例
えば「標準信号発生器とモジュレーション・アナライ
ザ」;平田著、横河ヒューレット・パッカード株式会社
にも記載されている。ここで、離調周波数が小さい場
合はAM雑音に比べ位相雑音が大きいので、各離調周波
数でのスペクトラムを測定することによっても得られ
る。
【0023】次に、乗算器15、16に入力される信号
の搬送波対雑音電力比(C/N比)は、第1周波数変換
回路2の入力レベルをCo、ボルツマン定数をK、絶対
温度をT、受信信号帯域幅をB、BSコンバータ4、B
Sチューナー8の従属接続した雑音指数をFとすると、
【0024】
【数2】
【0025】となり、1Hz当たりのC/N比は、
【0026】
【数3】
【0027】となる。以下、搬送波対雑音電力比をC/
N比と略記する。次に、中間周波信号のC/N比を検出
するためにBSチューナー8の出力にC/N検出回路1
2を接続する。C/N検出回路12ではCoをエンベロ
ープ検波回路10で検出し、その出力をC/N演算回路
11で上記の(数3)を用いることにより演算し、C/
Noを表す離散C/N信号として出力される。ただし、
K、T、Fの値は内部に有するものとする。
【0028】搬送波再生特性制御回路14では、離散S
(fm)信号と離散C/N信号とから基準搬送波再生回
路33のループゲインを、I、Q各ベースバンド信号の
位相ジッタ電力量を最小とするよう制御するループゲイ
ン制御信号を出力する。ループゲイン制御信号はD/A
変換器34でD/A変換され、可変利得直流増幅器25
の利得を調整する制御信号となる。
【0029】以下、搬送波再生特性制御回路14でのル
ープゲイン制御信号の生成方法について述べる。
【0030】今、乗算器15、ローパスフィルター1
7、A/D変換器19、和回路31、差回路32、排他
的論理和回路28、29、30、D/A変換器27、ロ
ーパスフィルター26、電圧制御発振器24、90°位
相器23、及び、乗算器16、ローパスフィルター1
8、A/D変換器20、和回路31、差回路32、排他
的論理和回路28、29、30、D/A変換器27、ロ
ーパスフィルター26、電圧制御発振器24、で構成さ
れる基準搬送波再生回路33の閉ループ伝達関数をそれ
ぞれH(s)とすると、位相同期ループの性質からI、
Q各ベースバンド信号に含まれる位相ジッタ電力量σ2
は、
【0031】
【数4】
【0032】で表される。そしてこの(数4)が大きい
ほど、出力データのビットエラーレートの劣化が大きく
なる。図3の(a)は図2の(a)の場合の可変利得直
流増幅器25の利得Kに対する位相ジッタ電力量((数
4)で表わされるもの)を示している。図3の(b)は
図2の(b)の場合の可変利得直流増幅器25の利得K
に対する位相ジッタ電力量((数4)で表されるもの)
を示している。そして図3の(a)の場合はK=5.6
の時に、I、Q各ベースバンド信号に含まれる位相ジッ
タ電力量が最小となり、劣化が最小となる。図4の
(b)の場合はK=8.4の時に、I、Q各ベースバン
ド信号の位相ジッタ電力量は最小となり、劣化が最小と
なる。
【0033】次に、図4は、第1局部発振器3の位相雑
音特性が図2の(a)の場合の異なる2つのC/N比に
対する、可変利得直流増幅器25の利得Kと、I、Q各
ベースバンド信号に含まれる位相ジッタ電力量((数
4)で表されるもの)の関係を示す図である。S(f
m)が図2の(a)の場合、(数4)は可変利得直流増
幅器25の利得Kに応じてNo/Cが小さい時は図4の
(c)となり、No/Cが大きい時は図4の(d)とな
る。そして、図4の(c)の場合はK=5.6の時に
I、Q各ベースバンド信号の位相ジッタ電力量は最小に
なり、劣化は最小となる。図4の(d)の場合はK=
4.2の時に、I、Q各ベースバンド信号の位相ジッタ
電力量は最小になり、劣化は最小となる。
【0034】したがって、各C/N比と各S(fm)値
によって最小となるKの値は一意に定まる。この演算を
搬送波再生特性制御回路14で行ない、Kの値を変える
ことにより、(数4)を最小にすることができ、S(f
m)とC/N比に対して最適な受信が可能である。
【0035】次に、本発明の第2の実施例について説明
する。図5は本発明の第2の実施例における受信装置の
ブロック図である。図5において、36は位相雑音デー
タである。図5において、図1、図9に示した図と同じ
符号を付したブロックは同様の動作をするので説明を略
する。
【0036】第1の実施例においては、S(fm)は常
時検出していたが、実際には例えば衛星放送の場合のよ
うに第1局部発振周波数は固定であり、第2局部発振周
波数は中間周波信号周波数を一定に保つため、受信装置
に入力される有限の選局信号数だけ存在すればよく、第
1局部発振器3の位相雑音は有限の状態しか存在しな
い。そこで図5においては、位相雑音データ36を第2
局部発振器6の入力と並列に接続し、選曲信号を入力と
して各選局信号の状態に対応する離散S(fm)信号を
搬送波再生特性制御回路14に出力する。これにより、
位相雑音の状態が有限の数しか存在しない場合、第1の
実施例と同様の受信が可能となる。
【0037】以下、本発明の第3の実施例について説明
する。図6は本発明の第3の実施例における受信装置の
ブロック図、図7は本発明の第3、第4の実施例におけ
る受信装置の説明図である。図6において、37は第1
エンベロープ検波回路、38は第2バンドパスフィルタ
ー、39は第2エンベロープ検波回路である。
【0038】図6において、図1、図9に示した図と同
じ符号を付したブロックは同様の動作をするので説明を
略する。
【0039】C/N検出回路12においては、以下の検
出を行なう。図7において、(a)は中間周波信号の電
力スペクトラム、(b)はバンドパスフィルター9の通
過帯域特性図、(c)は第2バンドパスフィルターの通
過帯域特性図である。図7(a)の信号は、図7(b)
の特性を有するフィルタを通過しており、信号電力と共
に雑音電力の一部を有している。第1エンベロープ検波
回路37は、図7(a)の信号を入力して検波してC/
N演算回路11に出力し、また搬送波電力の大きさに応
じた直流電圧を利得制御信号として可変利得回路7にも
出力する。一方、図7(c)の特性を有するフィルタ3
8は図7(a)の信号を入力し、雑音電力だけを有する
信号を出力し、これを第2エンベロープ検波回路39が
検波してC/N演算回路11に出力する。C/N演算回
路11は、信号電力、雑音電力共に有する検波された信
号と、雑音電力だけを有する検波された信号で演算を行
ない、離散C/N信号を搬送波再生特性制御回路14に
出力する。
【0040】最後に、本発明の第4の実施例について説
明する。図8は本発明の第4の実施例における受信装置
のブロック図である。図8において、すべてのブロック
は図1、図5、図6、図9に示した図と同じ符号が付さ
れており、同様の動作をするので説明を略する。
【0041】本実施例の構成においても、上記した第1
〜第3の実施例と同様の効果を発揮する。
【0042】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の受信装置
によれば、ディジタル変調された信号の受信において、
局部発振器の位相雑音特性や中間周波信号の搬送波対雑
音比に応じて、基準搬送波再生回路の利得を変えること
により、受信装置からの出力データの位相ジッタ電力量
を最小とし、劣化を最小とすることができる。これによ
り、受信装置の構成回路や地理的条件などによる受信条
件の異なる場合においても、常に最適な受信が可能な受
信装置が提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例における受信装置のブロ
ック図
【図2】パラボラアンテナ内の局部発振器の位相雑音の
特性図
【図3】異なる2つの局部発振器の位相雑音に対する可
変利得直流増幅器25の利得Kと、I、Q各ベースバン
ド信号に含まれる位相ジッタ電力量の関係を表す図
【図4】異なる2つのC/N比に対する可変利得直流増
幅器25の利得Kと、I、Q各ベースバンド信号に含ま
れる位相ジッタ電力量の関係を表す図
【図5】本発明の第2の実施例における受信装置のブロ
ック図
【図6】本発明の第3の実施例における受信装置のブロ
ック図
【図7】本発明の第3、第4の実施例における受信装置
の説明図
【図8】本発明の第4の実施例における受信装置のブロ
ック図
【図9】従来例における受信装置のブロック図
【符号の説明】
1 受信アンテナ 2 第1周波数変換回路 3 第1局部発振器 4 BSコンバータ 5 第2周波数変換回路 6 第2局部発振器 7 可変利得回路 8 BSチューナー 9 バンドパスフィルター 10 エンベロープ検波回路 11 C/N演算回路 12 C/N検出回路 13 位相雑音検出回路 14 搬送波再生特性制御回路 15、16 乗算器 17、18 ローパスフィルター 19、20 A/D変換器 21、22 ルートロールオフフィルター 23 90°位相器 24 電圧制御発振器 25 可変利得直流増幅器 26 ローパスフィルター 27 D/A変換器 28、29、30 排他的論理和回路 31 和回路 32 差回路 33 基準搬送波再生回路 34 D/A変換器 35 デコーダ 36 位相雑音データ 37 第1エンベロープ検波回路 38 第2バンドパスフィルター 39 第2エンベロープ検波回路

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】受信信号を局部発振器の出力信号と混合し
    中間周波信号に周波数変換する周波数変換回路と、前記
    中間周波信号と基準搬送波信号とを乗じてベースバンド
    信号を得る乗算器と、前記ベースバンド信号から変調成
    分を除去して基準搬送波を再生し、その搬送波再生特性
    を制御信号により可変可能な基準搬送波再生回路と、前
    記中間周波信号の搬送波対雑音電力比を検出するC/N
    検出回路と、前記周波数変換に用いる前記局部発振器の
    位相雑音を検出する位相雑音検出回路と、前記C/N検
    出回路の出力信号と前記位相雑音検出回路の出力信号と
    から前記ベースバンド信号の位相ジッタ量を最小とする
    前記基準搬送波再生回路のパラメーターを演算し、前記
    基準搬送波再生回路の特性を変える前記制御信号を前記
    基準搬送波再生回路に出力する搬送波再生特性制御回路
    とを備えることを特徴とする受信装置。
  2. 【請求項2】受信信号を局部発振器の出力信号と混合し
    中間周波信号に周波数変換する周波数変換回路と、前記
    中間周波信号と基準搬送波信号とを乗じてベースバンド
    信号を得る乗算器と、前記ベースバンド信号から変調成
    分を除去して基準搬送波を再生し、その搬送波再生特性
    を制御信号により可変可能な基準搬送波再生回路と、前
    記中間周波信号の搬送波対雑音電力比を検出するC/N
    検出回路と、前記周波数変換に用いる前記局部発振器の
    位相雑音から前記C/N検出回路の出力信号と各搬送波
    からの離調周波数における位相雑音データとから前記ベ
    ースバンド信号の位相ジッタ量を最小とする前記基準搬
    送波再生回路のパラメーターを演算し、前記基準搬送波
    再生回路の特性を変える前記制御信号を前記基準搬送波
    再生回路に出力する搬送波再生特性制御回路とを備える
    ことを特徴とする受信装置。
  3. 【請求項3】C/N検出回路は、中間周波信号の存在す
    る周波数帯域である中間周波帯域を通過帯域とするバン
    ドパスフィルターの出力を入力して検波し、中間周波帯
    域における搬送波電力の大きさに応じた直流電圧を利得
    制御信号として出力する第1エンベロープ検波回路と、
    前記バンドパスフィルターに接続され、かつ前記バンド
    パスフィルターとは異なる通過帯域を持つ第2バンドパ
    スフィルターと、前記第2バンドパスフィルターの出力
    を検波し雑音電力の大きさに応じた直流電圧を出力する
    第2エンベロープ検波回路と、前記第1エンベロープ検
    波回路の出力と前記第2エンベロープ検波回路の出力と
    から搬送波対雑音電力比を演算するC/N演算回路とを
    備えることを特徴とする請求項1記載の受信装置。
  4. 【請求項4】C/N検出回路は、中間周波信号の存在す
    る周波数帯域である中間周波帯域を通過帯域とするバン
    ドパスフィルターの出力を入力して検波し、中間周波帯
    域における搬送波電力の大きさに応じた直流電圧を利得
    制御信号として出力する第1エンベロープ検波回路と、
    前記バンドパスフィルターに接続され、かつ前記バンド
    パスフィルターとは異なる通過帯域を持つ第2バンドパ
    スフィルターと、前記第2バンドパスフィルターの出力
    を検波し雑音電圧の大きさに応じた直流電圧を出力する
    第2エンベロープ検波回路と、前記第1エンベロープ検
    波回路の出力と前記第2エンベロープ検波回路の出力と
    から搬送波対雑音電力比を演算するC/N演算回路とを
    備えることを特徴とする請求項2記載の受信装置。
JP5255495A 1995-03-13 1995-03-13 受信装置 Pending JPH08251044A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5255495A JPH08251044A (ja) 1995-03-13 1995-03-13 受信装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5255495A JPH08251044A (ja) 1995-03-13 1995-03-13 受信装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08251044A true JPH08251044A (ja) 1996-09-27

Family

ID=12918040

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5255495A Pending JPH08251044A (ja) 1995-03-13 1995-03-13 受信装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH08251044A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100769603B1 (ko) * 2005-05-23 2007-10-23 알프스 덴키 가부시키가이샤 왜곡저감, 수신감도 향상 및 전력의 절약을 도모한 차량탑재용 수신장치

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100769603B1 (ko) * 2005-05-23 2007-10-23 알프스 덴키 가부시키가이샤 왜곡저감, 수신감도 향상 및 전력의 절약을 도모한 차량탑재용 수신장치

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0574273B1 (en) A receiver compriser a combined AM-FM demodulator
US7664203B2 (en) Simultaneous tuning of multiple channels using intermediate frequency sub-sampling
US6980609B1 (en) Matched filter, filtering method and digital broadcast receiver using the same
US5440587A (en) Demodulator for digitally modulated wave
JP3560750B2 (ja) 制御可能な応答時間を備えた位相ロックドループ
US5610948A (en) Digital demodulation apparatus
JP3405619B2 (ja) 無線受信機
US7787630B2 (en) FM stereo decoder incorporating Costas loop pilot to stereo component phase correction
JP3537617B2 (ja) 細かい同調用装置を備えたディジタル衛星受信器用同調システム
US20090104886A1 (en) Signal processing device, control method of signal processing device, digital broadcast receiving device, and control method of digital broadcast receiving device
JP2001077871A (ja) 復調装置の位相ロックループ回路
US6665355B1 (en) Method and apparatus for pilot-aided carrier acquisition of vestigial sideband signal
US20020058487A1 (en) Same channel frequency interference reducing circuit and television broadcasting receiver
EP1209872B1 (en) Frequency control in a PSK receiver
JPH08251044A (ja) 受信装置
JP3350068B2 (ja) デジタル変調波の復調装置
US6088401A (en) QAM signal receiver
JP3383318B2 (ja) デジタル変調波の復調装置
JP4449144B2 (ja) キャリア再生装置およびその方法と受信装置
JPH0779390A (ja) 受信装置
JP2001345869A (ja) キャリア再生回路とデジタル信号受信装置
KR100413412B1 (ko) 디지탈 잔류측파대(vsb) 복조장치
JP2932289B2 (ja) 4位相復調回路
JPH0823290A (ja) 受信装置
AU1841399A (en) Recovery of a carrier signal from a modulated input signal