JP3537617B2 - 細かい同調用装置を備えたディジタル衛星受信器用同調システム - Google Patents

細かい同調用装置を備えたディジタル衛星受信器用同調システム

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JP3537617B2 JP34605196A JP34605196A JP3537617B2 JP 3537617 B2 JP3537617 B2 JP 3537617B2 JP 34605196 A JP34605196 A JP 34605196A JP 34605196 A JP34605196 A JP 34605196A JP 3537617 B2 JP3537617 B2 JP 3537617B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は衛星受信器用の同調
システムに係わり、特に、ディジタル形式で伝送された
テレビジョン信号を受信、処理する能力のある同調シス
テムに関する。
【0002】
【従来の技術】衛星テレビジョン受信システムは、一般
的に、パラボラ状受信アンテナ及び“ブロック”変換器
を含む“屋外ユニット”と、チューナ及び信号処理部を
含む“屋内ユニット”とにより構成される。ブロック変
換器は、衛星により伝送された比較的高周波の無線周波
信号の全域(“ブロック”)をより処理しやすい低い方
の周波数域に変換する。
【0003】通例の衛星テレビジョン伝送システムにお
いて、テレビジョン情報はアナログ形式で伝送され、衛
星により伝送された無線周波信号は、C帯域(例えば、
3.7乃至4.2GHz)及びKu帯域(例えば、1
1.7乃至14.2GHz)に収まる。受信システムの
アンテナにより衛星から受信された無線周波信号は、ブ
ロック変換器により、L帯域(例えば、900乃至20
00MHz)に変換される。屋内ユニットのチューナの
無線周波フィルタ部は、選択されたチャンネルに対応す
るブロック変換器から受信された無線周波信号の中の一
つを選択し、チューナのミキサ/局部発振器部は、選択
された無線周波信号をフィルタ処理及び復調用の低い方
の中間周波域に変換する。典型的に、中間周波域は、4
79.5MHzの公称中間周波数を有する。アナログ衛
星テレビジョンシステムは、典型的にFM変調を利用
し、ベースバンドビデオ信号は、中間周波フィルタによ
るフィルタ処理後、FM復調器によって479.5MH
zの中間周波信号から容易に得られる。比較的簡単は表
面音響波(SAW)装置は、アナログ衛星テレビジョン
受信器における適当なフィルタ処理を提供する。
【0004】カリフォルニア州のヒューズ社により操作
されるDirecTV (登録商標)のような最新の衛星テレビ
ジョンシステムにおいて、テレビジョン情報はディジタ
ル形式で伝送される。無線周波信号はKu帯域で衛星に
より伝送され、ブロック変換器によりL帯域に変換され
る。衛星により伝送された無線周波信号の周波数域は、
アナログ衛星テレビジョンシステムに対する周波数域よ
りも幾分狭いので(例えば、12.2乃至12.7GH
z)、ブロック変換器により生成された無線周波信号の
周波数域はやや狭い(例えば、950乃至1450MH
z)。
【0005】アナログ衛星テレビジョン受信システムの
場合と同様に、選択されたチャンネルに対応する無線周
波信号は、フィルタ処理と復調のため周波数を中間周波
数域まで低下させる必要がある。ディジタル衛星受信器
の場合に、所望の無線周波信号を選択し、望まれない無
線周波信号を排除する通常の中間周波フィルタ処理に加
えて、中間周波フィルタは、帯域幅の制限により生じる
“シンボル間干渉”に起因する復号化誤差を減少させる
ため、所謂“シンボル シェーピング(形成処理)”を
行うことが望ましい。しかし、シンボル シェーピング
機能は、特に、中間周波フィルタが表面音響波装置から
なるとき、アナログ衛星テレビジョン受信器において利
用される479.5MHzの中間周波数のようなかなり
高い中間周波数で容易に行えない。その結果として、か
なり高価な別個のディジタルフィルタが要求される。中
間周波フィルタ処理の前に、かなり高周波(例えば、4
79.5MHz)の第1の中間周波信号を第2のより低
周波(例えば、100MHz未満)の中間周波信号に変
換する第2の変換段を利用してもよい。しかし、第2の
変換段は所望されないコストを受信器に追加する。
【0006】ディジタル衛星テレビジョン受信器の同調
システムは、既に市販され、従って、比較的低価格の部
品を利用して構成され得ることが望ましい。特に、この
点に関し、同調システムは、局部発振器の周波数を制御
する位相ロックドループ(PLL)を組み込む市販の集
積回路(IC)を利用して構成し得ることが望ましい。
従来の地上放送及びケーブルテレビジョン信号を受信、
処理する通常のテレビジョン受信器用の非常に多数の同
調PLL集積回路は、既に広範囲に利用されているの
で、特に、ディジタル衛星テレビジョン受信器の同調シ
ステムは、かかる従来の同調PLL集積回路を利用して
構成され得ることが望ましい。
【0007】シンボルシェーピング能力を備えた表面音
響波フィルタの使用と、地上放送及びケーブル同調シス
テムにおいて通例的に利用されるタイプのPLL集積回
路の使用とが許されるディジタル衛星テレビジョン受信
器用の単一変換チューナが、上記の米国特許出願明細書
に記載されている。基本的に、上記の二つの望ましい属
性は、(1)ブロック変換器から受信された無線信号の
最高周波数(例えば、1450MHz)と、従来の地上
放送及びケーブル同調制御PLL集積回路を利用する際
に得られる最高局部発振器周波数(例えば、1300M
Hzのオーダーに収まる)との間の差のオーダーに収ま
る中間周波中心周波数(例えば、140MHz)を選択
し、(2)受信された無線周波信号の周波数域よりも高
い方ではなく、低い方の周波数域を伴う局部発振器信号
を利用することにより実現される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記のタイプのディジ
タル衛星受信器用単一変換同調システムは、殆どの動作
条件下で満足できる性能を発揮する。しかし、屋外ユニ
ットのブロック変換器の特性と、ディジタル信号復調処
理の特性と、地上放送及びケーブルPLL同調制御集積
回路の制限とに起因して、処理された画像が妨げられる
場合のあることが分かった。
【0009】より詳細に言うと、屋外ユニットのブロッ
ク変換器の変換段は、通常、温度及び年数の変化に対し
安定ではない局部発振器を含む。その結果として、ブロ
ック変換器の局部発振器信号の周波数は変化し、対応し
た屋内ユニットのチューナにより受信される無線周波信
号の搬送信号の周波数の変化を生じさせる。従って、チ
ューナにより生成される中間周波信号の周波数は、その
公称値から変化する。中間周波信号の周波数がその公称
値から大きく変化し過ぎるならば、その中間周波信号上
に変調されたディジタル信号は適当に復調されず、その
ディジタル信号が表わす情報は適当に再現され得ない。
上記の問題を解決するため、屋内ユニットのチューナの
局部発振器の周波数は、中間周波信号の周波数の変化を
補償するため、細かい同調動作の間に変更される。局部
発振器周波数が十分に小さい刻み幅で変化させられるな
らば、ディジタル復調器の動作は、その変化に追従する
ことが可能であり、ディジタル信号は細かい同調動作中
に適当に復調され続ける。しかし、局部発振器信号の周
波数が非常に大きい刻み幅で変えられたとき、ディジタ
ル復調器の動作は、その変化に追従できず、ディジタル
信号は細かい同調動作中に適当に復調されない。残念な
がら、地上放送及びケーブル同調システムにおいて通常
利用されるPLL集積回路は、典型的に、比較的大きな
刻み幅、例えば、62.5kHzのオーダーの変化を局
部発振器周波数に与える。従って、かかる従来の地上同
調制御PLL集積回路をディジタル衛星テレビジョン受
信器に使用することにより、ビデオ及びオーディオ応答
の中断が生じる。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の一面によれば、
本発明の好ましい一実施例において、ディジタル衛星テ
レビジョン受信器のチューナは、局部発振器周波数を制
御する従来の地上同調制御PLL集積回路を利用する単
一の変換段からなり、上記PLL配置が局部発振器信号
の周波数を制御するスピードは、細かい同調モードの間
に低下される。この結果として、ディジタルデータ復調
器は、細かい同調モードの間に中間周波信号の周波数変
化に非常に容易に追従し得るようになり、これにより、
ビデオ及びオーディオ応答の中断の可能性が減少する。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の上記及び他の面
は、添付図面を参照してより詳細に説明される。添付図
面において、同一又は類似の参照名は、同一又は類似の
素子を識別するため使用される。以下、テレビジョン情
報がMPEG方式のような所定のディジタル圧縮規格に
従って符号化及び圧縮された形式で伝送されるディジタ
ル衛星テレビジョンシステムに関して本発明の説明を行
う。MPEG方式は、動画像専門家グループ(Motion Pi
ctures Expert Group)により開発された動画像及び関連
したオーディオ情報の符号化表現の国際規格である。カ
リフォルニア州のヒューズ社によって管理されるDirect
TV(登録商標)衛星テレビジョン伝送システムは、上記
のディジタル衛星テレビジョン伝送システムである。
【0012】送信器において、テレビジョン情報は、デ
ィジタル化され、圧縮され、テレビジョン情報のビデオ
及びオーディオの各部分に対応したデータパケットの系
列又はストリームに構造化される。ディジタルデータ
は、周知のQPSK(直交位相シフトキ−イング)とし
て無線搬送波信号上に変調され、無線周波信号は、地球
の軌道にある衛星に伝送され、衛星から地上に再伝送さ
れる。QPSK変調において、2個の直交した位相信号
I及びQの位相は、夫々のディジタルデータストリーム
のビットに応答して制御される。例えば、位相は、低い
論理レベル(“0”)に応答して0度(°)に設定さ
れ、位相は、高い論理レベル(“1”)に応答して18
0°に設定される。位相シフト変調後のI及びQ信号は
合成され、得られた結果が、QPSK変調された無線周
波搬送波信号として伝送される。従って、変調されたQ
PSK搬送波の各サイクルは、4個の論理状態、即ち、
00、01、10及び11の中の一つを指定する。
【0013】衛星は、典型的に、夫々の変調された無線
周波搬送波を受信し、再送信する多数のトランスポンダ
を含む。従来の地上テレビジョンシステムにおいて、各
無線周波搬送波又は“チャンネル”は、同時に1個のテ
レビジョン番組だけに対する情報を含む。従って、1個
の番組を観るため、対応する無線周波信号だけを選択す
る必要がある。ディジタル衛星テレビジョンシステムの
場合に、変調された各無線周波搬送波は、数個の番組に
対する情報を同時に搬送する。各番組は、番組を識別す
るパケットに付加された固有のヘッダにより区別された
ビデオパケット及びオーディオパケットのグループに対
応する。従って、番組を観るため、対応する無線周波信
号と、対応するパケットの両方を選択する必要がある。
【0014】図1に示されたディジタル衛星テレビジョ
ン受信器において、衛星(図示しない)により送信され
たビデオ及びオーディオ情報を表わすディジタル信号で
変調された無線周波信号は、パラボラ状アンテナ1によ
り受信される。(例えば、12.2乃至12.7GHz
のKu周波数域に収まる)比較的高周波の受信無線周波
信号は、無線周波増幅器3−1と、ミキサ3−3と、発
振器3−5とを含むブロック変換器3によって、(例え
ば、950乃至1450MHzのL帯域に収まる)比較
的低周波の無線周波信号に変換される。増幅器3−1
は、“低ノイズ”増幅器であるので、ブロック変換器3
は、屡々、“低ノイズブロック変換器”を表わす“LN
B”のように略記される。アンテナ1及び低ノイズブロ
ック変換器3は、受信システムの所謂“屋外ユニット”
5に収容される。受信器の残りの部分は、所謂“屋内ユ
ニット”7に含まれる。
【0015】屋内ユニット7は、屋外ユニット5から受
信された複数の無線周波信号の中から所望の番組に対す
るパケットを格納する無線周波信号を選択し、選択され
た無線周波信号を対応する低い方の中間周波(IF)信
号に変換する同調システム9を含む。以下、同調システ
ム9の構造に関係した本発明を詳細に説明する。屋内ユ
ニット7の残りの部分は、所望の番組に対応したディジ
タルビデオ及びオーディオサンプルのストリームを生成
するため、中間周波信号によりQPSK変調形式で搬送
されたディジタル情報を復調、復号化、及び圧縮解除
し、次いで、ディジタルサンプルストリームを、再生又
は記録のため適当なアナログビデオ及びオーディオの各
信号に変換する。より詳細に言うと、QPSK復調器1
1は、送信器において発生させられた位相シフト変調後
のI及びQ信号により表わされたデータに対応するデー
タビットの夫々のストリームを含む2個のパルス信号I
P及びQPを生成するため、中間周波信号を復調する。
復号器13は、IP及びQP信号のビットをデータブロ
ックに構造化し、送信器の送信されたデータに埋め込ま
れた誤差コードに基づいてデータブロック内の伝送誤差
を補正し、伝送されたMPEG方式のビデオパケット及
びオーディオパケットを再生成する。ビデオパケット及
びオーディオパケットは、輸送ユニット15により、デ
ータ処理ユニット17の夫々のビデオ及びオーディオ部
に供給され、データ処理ユニットにおいて、ビデオパケ
ット及びオーディオパケットは、圧縮解除され、夫々の
アナログ信号に変換される。マイクロプロセッサ19
は、屋内ユニット17の種々の部分の動作を制御する。
しかし、本発明が直接関係したマイクロプロセッサ19
により生成され、受信された制御信号だけが、図1に示
される。
【0016】上記のディジタル衛星テレビジョン受信器
は、インディアナ州インディアナポリスのトムソン コ
ンシューマ エレクトロニクス社から商業的に入手可能
なRCA(登録商標)形のDSS(登録商標)ディジタ
ル衛星システムテレビジョン受信器に類似する。上記の
如く、本発明は同調システム9の構造に関係する。同調
システム9は、低ノイズブロック変換器3によって入力
901に供給された無線周波信号を受信する。無線周波
入力信号は、広帯域フィルタ903によりフィルタ処理
され、無線周波増幅器905により増幅され、調整可能
帯域通過フィルタ(BPF)907によりフィルタ処理
される。調整可能帯域通過フィルタ907は、所望の無
線周波信号を選択し、所望されていない無線周波信号を
排除する。得られた無線周波信号はミキサ909の第1
の入力に結合される。局部発振器(LO)911により
生成された局部発振器信号は、ミキサ909の第2の入
力に結合される。ミキサ909の出力は、増幅器913
により増幅され、表面音響波装置からなる中間周波フィ
ルタ915の入力に結合される。中間周波フィルタ91
5の出力は同調システム9の出力917に結合される。
【0017】局部発振器911の周波数は、位相ロック
ドループ(PLL)集積回路(IC)921と、外部周
波数基準水晶923と、外部フィルタ回路網925とか
らなる位相ロックドループ(PLL)配置919により
制御される。局部発振器信号の周波数は、マイクロプロ
セッサ19により発生されたデータに従ってPLL91
9により制御される。PLL919の細部は図2に示さ
れる。
【0018】図2に示されているように、PLL集積回
路921は、プログラマブル分周器(÷N)921−3
が後に続く局部発振器信号の周波数を分割する“プリス
ケーラ”分周器921−1を含む。PLL集積回路は、
増幅器921−5を更に有し、増幅器921−5は、外
部水晶923と共に、基準周波数発振器を構成する。基
準周波数発振器の出力は、基準周波数分周器(÷R)9
21−7の入力に結合される。プログラマブル分周器
(÷N)921−3及び基準分周器(÷R)921−7
の出力信号は、位相検波器921−9の各入力に結合さ
れる。位相検波器921−9の出力信号は、プログラマ
ブル分周器(÷N)921−3の出力に生成された局部
発振器信号の分周された周波数バージョンと、基準分周
器(÷R)921−7の出力に生成された基準信号との
間の周波数差及び位相差を表わす誤差信号である。誤差
信号は、位相検波器921−9の入力信号の間の位相差
及び周波数差の向きに依存する相対的に正又は相対的に
負のいずれかの極性と、位相差及び周波数差の大きさに
依存する可変期間とを有するパルスを含む。誤差信号は
増幅器921−11に結合され、増幅器921−11
は、外部フィルタ回路網925と共に、局部発振器91
1用の同調制御電圧を生成するため誤差信号をフィルタ
処理するループフィルタ927を構成する。同調制御電
圧は、調整可能帯域通過フィルタ907を制御する。以
下に詳細に説明するループフィルタ927は、本発明の
一面に従って構成される。
【0019】動作中に、プログラマブル分周器(÷N)
921−3の出力に生成された局部発振器信号の分周さ
れたバージョンの周波数及び位相が、基準分周器(÷
R)921−7の出力に生成された基準信号の周波数及
び位相と実質的に一致するまで、局部発振器信号の周波
数は同調電圧に応答して制御される。その時点で、位相
ロックドループは“ロックされ”、局部発振器信号の周
波数は、プログラマブル分周器(÷N)921−3のプ
ログラム可能な分周比(N)で、基準周波数分周器(÷
R)921−7により生成された基準周波数信号の周波
数と比例的な関係がある。プログラム可能な分周比N
は、無線周波周波数を制御するため、マイクロプロセッ
サ19によって発生されたデータに応答して制御され
る。
【0020】コスト的な理由のため、同調システム9は
以下の三つの特徴を有することが望ましい。即ち、
(1)同調システム9には中間周波フィルタ段の前に単
一の変換段しかない。(2)同調システム9は、表面音
響波装置が通常の中間周波フィルタリングと共に、所謂
“ディジタル シンボル シェーピング”のため使用さ
れ得るように十分に低い周波数を中間周波信号に与え
る。(3)同調システム9は、放送及びケーブル受信器
のために従来使用されたPLL同調制御集積回路を用い
て構成することができる。基本的に上記の目標は、
(1)ブロック変換器から受信された無線周波信号の最
高周波数(例えば、1450MHz)と、従来の地上放
送及びケーブル同調制御PLL集積回路を利用すること
により得られる最高局部発振器周波数(例えば、130
0MHzのオーダーに収まる)との差のオーダー(例え
ば、140MHz)に収まる中間周波中心周波数を選択
し、(2)受信された無線周波信号の周波数域よりも高
い方ではなく、低い方の周波数域と共に局部発振器周波
数を利用することにより達成される。上記実施例の同調
システムにおいて、中間周波信号の中心周波数は140
MHzである。しかし、上記のガイドラインを利用して
別の中間周波周波数を実現することが可能である。
【0021】比較的低い、例えば、140MHzのオー
ダーの中間周波中心周波数によって、中間周波フィルタ
部の前に、高価な2重変換チューナではなく単一変換チ
ューナが使用可能になる。更に、通常の中間周波フィル
タ処理と共に、所謂“ディジタル シンボル シェーピ
ング”を提供する表面音響波装置が使用され得る。ディ
ジタル伝送システムにおいて、所謂“ディジタル シン
ボル シェーピング”は、伝送帯域幅の制限に起因する
シンボル間の干渉を低減するため送信器において行われ
る。更に、送信器で行われたディジタルシンボルシェー
ピングを補うため、受信器においてディジタルシンボル
シェーピングを行うことが望ましい。その上、中間フィ
ルタは、別個のディジタルフィルタが必要にならないよ
うに、通常の中間周波フィルタリング機能と共に、シン
ボルシェーピング機能を提供することが望ましい。例え
ば、ディジタルフィルタ技術において“ルート レイズ
ドコサイン(root raised cosine)”として知られる応答
は、ディジタルシンボルシェーピングに適当である。中
間周波表面音響波フィルタ915はかかる応答を有す
る。表面音響波フィルタ915の振幅対周波数特性は図
1に示されている。表面音響波フィルタ915は、14
0MHzの中心周波数と、受信された無線周波信号の帯
域場と対応するかなり平坦な約24MHzの通過域とを
有する。リチウムタンタレートの基板を利用する上記特
性を備えた表面音響波フィルタは、1995年6月6日
にケー ジェー リヒター(K. J. Richter) 、エム エ
ー プゲル(M. A. Pugel) 、及び、ジェー エス スチ
ュワート(J. S. Stewart) により出願され、本願出願人
に譲受された発明の名称“ディジタル衛星受信器のチュ
ーナ用の表面音響波フィルタ”の米国特許出願第08/
467,095号明細書に詳細に記載される。
【0022】更に、140MHzの中間周波中心周波数
と、950乃至1450MHzの範囲の無線周波入力周
波数域の場合に、局部発振器周波数域は810乃至13
10MHzである。局部発振器信号の810乃至131
0MHzの周波数域により、衛星受信器のため特別に設
計されたPLL同調制御集積回路ではなく、放送及びケ
ーブル受信器に従来より広く使用され、即ち、比較的に
低価格のPLL同調制御集積回路の方を使用することが
可能になる。かかる放送及びケーブルPLL同調制御集
積回路は、オランダ国のフィリップスセミコンダクタか
ら商業的に入手可能なTSA5515T等である。TS
A5515T及び類似した集積回路を用いて得られる最
大の局部発振器周波数は、1300MHzの適切なオー
ダーに収まる。
【0023】同調システム9の中の上記の部分は、19
95年6月6日にエム エー プゲル及びケー ジェー
リヒターにより出願され、本願出願人に譲受された発
明の名称“ディジタル衛星受信器のチューナ”の米国特
許出願第08/467,097号明細書の課題である。
本発明は、以下に説明するように、特に、捕捉及び細か
い同調動作の間に局部発振器911を制御する装置に関
係する。
【0024】衛星により送信され、アンテナ1により受
信された無線周波信号の搬送波は、“公称”値を持続す
る非常に安定な周波数を有する。従って、低ノイズブロ
ック3の発振器3−5の周波数が安定であり、かつ、そ
の公称値を維持する限り、屋内ユニット7の同調システ
ム9により受信される無線周波信号の搬送波の周波数
は、その公称値である。残念ながら、発振器3−5の周
波数は、時間及び温度と共に変化する。発振器3−5の
その公称周波数に関する周波数オフセットは、同調シス
テム9により受信された無線周波信号の搬送波周波数の
対応するオフセットを生じさせる。上記の周波数オフセ
ットを補償するため、同調システム9の局部発振器91
1の周波数は、二つの探索動作中にQPSK復調器から
受信された周波数状態情報に応答してマイクロプロセッ
サ19の制御下で変更される。上記の探索動作を含む同
調システム9のマイクロプロセッサ19の制御プログラ
ムのフローチャートは、図3に示される。
【0025】第1の探索は、新しい番組が最初に選択さ
れた後の捕捉モード中に行われる。新しい番組が選択さ
れたとき、マイクロプロセッサ19は、局部発振器周波
数を、新しい番組に対するトランスポンダの公称無線周
波周波数に対応する公称局部発振器周波数に設定する。
次いで、QPSK復調器11により発生されたロック信
号LOCKの状態が監視される。ロック信号LOCK
は、QPSK復調器11が中間周波信号により搬送され
たディジタルデータを復調するため正確に動作している
かどうかを示す。例えば、ロック信号LOCKは、QP
SK復調器11がディジタルデータを適切に復調してい
ないとき低い論理レベルを有し、QPSK復調器11が
ディジタルデータを適切に復調しているとき高い論理レ
ベルを有する。局部発振器周波数が選択されたトランス
ポンダに対する公称局部発振器周波数に設定された後、
ロック信号LOCKが低い論理レベルを有するならば、
局部発振器911の周波数は、ロック信号LOCKが高
い論理レベルを有するまで公称局部発振器周波数の周囲
の範囲で変更される。ロック信号LOCKの発生は、同
調システム9の安定状態動作モードの開始を示す。
【0026】安定状態モードの間に、QPSK復調器1
1により発生された周波数信号FREQUENCYは、
中間周波信号の搬送波の周波数が中間周波表面音響波フ
ィルタ915の通過域内の中心に置かれているかどう
か、即ち、上記の実施例において、中間周波信号の搬送
波の周波数が公称中間周波中心周波数、例えば、140
MHzであるかどうかを判定するため監視される。中間
周波搬送波の周波数が公称中心周波数の周辺の所定の範
囲の外側に外れたならば、QPSK復調器11の性能は
低下し、誤差が発生する。周波数信号FREQUENC
Yが所定の周波数オフセットを超えていないことを示す
ならば、局部発振器911の周波数は、捕捉モードの間
に確定された初期値から左側に変更される。しかし、周
波数信号FREQUENCYが所定の周波数オフセット
が超えたことを示すならば、局部発振器911の周波数
は、第2又は“細かい同調”探索モードの間に、状況が
訂正されるまで、変更される。以下に説明するように、
本発明は細かい同調モードの間に発生する問題の解決を
目的としている。
【0027】地上放送及びPLL集積回路921からな
る同調システム9は、殆どの状況下で非常に満足できる
性能を発揮する。しかし、地上の同調PLL集積回路9
21には、ビデオ及び/又はオーディオ情報の一時的な
損失を生じる制限がある。位相ロックドループにより制
御された局部発振器の最小周波数変化のサイズは、プロ
グラマブル分周器(÷N)のプログラム可能な分周比
(N)の最小の可能な増分の値と、PLL集積回路92
1の基準信号の周波数とに関係する。TSA5515T
のような地上同調PLL集積回路は、局部発振器信号の
周波数を、比較的大きい増加的な周波数の刻み幅、例え
ば、62.5kHzで変更させ得る。その結果として、
二つの探索動作中に、中間周波信号の搬送波の周波数
は、同一の比較的大きい刻み幅で変化する。残念なが
ら、QPSK復調器11は、かかる比較的大きい周波数
の刻み幅に追従できないので、適当な復調動作の中断
と、ビデオ及びオーディオデータの損失とを生じさせる
可能性がある。
【0028】第1の探索モードが捕捉モード中に発生す
るならば、新しい番組の捕捉処理にある程度の時間が要
することを視聴者は予測しているので、データの損失は
目立たない。しかし、第2又は細かい同調動作が安定状
態モードの間に要求されるならば、現在視聴中の番組の
ビデオ及び/又はオーディオの応答は中断される。本発
明の一面によれば、かかる中断の可能性は、PLL配置
919の“スルーレート”、即ち、細かい同調動作中に
同調電圧が振幅を変えるレートを低下させることにより
減少する。より詳しく言うと、ループフィルタ927の
応答時間は、マイクロプロセッサ19により発生された
細かい制御信号FINE TUNINGに応じて増加す
る。以下、図4を参照してこの解決法が向けられた問題
を更に詳細に説明する。図4にはQPSK復調器11の
実装のブロック図が示される。
【0029】図4に示される如く、中間周波表面音響波
915により生成された中間周波信号は、ミキサ110
1I及び1101Qの夫々の第1の入力に結合される。
文字“I”及び“Q”は、夫々、“同相”及び“直交”
を表わす。かなり安定な周波数発振器1103の出力信
号は、ミキサ1101Iに直接結合され、90度(90
°)位相偏移回路網1105を介してミキサ1101Q
に間接的に結合される。ミキサ1101Iは、“同
相”、中間周波信号の“近傍”ベースバンド(非常に低
い周波数)バージョン(IA)を生成し、一方、ミキサ
1101Qは、“同相”信号(IA)に対し90°偏移
させられた“直交”、即ち、中間周波信号のベースバン
ドの近傍のバージョン(QA)を生成する。文字“A”
は“アナログ”を表わす。
【0030】同相アナログ信号IA及び直交アナログ信
号QAは、夫々のアナログ/ディジタル変換器1107
I及び1107Qに結合される。アナログ/ディジタル
変換器1107I及び1107Qは、“タイミング再現
ループ”1109からクロック信号を受け、ディジタル
サンプルID及びQDの各系列を生成する。文字“D”
は“ディジタル”を表わす。クロック信号の周波数及び
位相は、ディジタルサンプルの周波数と、アナログ信号
IA及びQAに対するディジタル信号ID及びQDのデ
ィジタルサンプルの位相とを定める。タイミング再現ル
ープ1109は、制御された発振器(図示しない)を含
み、そこからA/D変換器1107I及び1107Qの
クロック信号が得られる。制御された発振器は、ディジ
タル位相ロックドループ(図示しない)により制御され
るので、ディジタルサンプルは、対応するアナログ信号
IA及びQAの振幅レベル、即ち、アナログ信号の最大
及び最小振幅に対応する最大及び最小サンプル値と同期
させられる。換言すると、タイミング再現ループ110
9は、A/D変換器1107I及び1107Qのサンプ
リング動作を中間周波信号と同期させる。
【0031】同相ディジタル信号ID及び直交ディジタ
ル信号QDは、“搬送波再現ループ”1111に結合さ
れる。搬送波再現ループ1111は、夫々のパルス信号
IP及びQPを形成するため、アナログ信号IA及びQ
Aの位相偏移が表わされたディジタルサンプル信号ID
及びQDを復調する。各パルス信号IP及びQPは、デ
ータビットに対応するパルスの系列を含む。上記データ
ビットは、伝送されたQPSK無線周波搬送波の信号I
及びQの0°及び180°の位相偏移のいずれかに夫々
対応する論理的ロー(“0”)レベル又は論理的ハイ
(“1”)レベルを有する。信号成分IP及びQPは復
号器13に結合され、復号器13において種々のデータ
ビットはMPEG方式データパケットに形成される。
【0032】搬送波再現ループ1111は、制御された
発振器1111−1と、位相検波器1111−3と、ル
ープフィルタ1111−5とからなるディジタル位相ロ
ックドループ(PLL)を含む。位相検波器1111−
3は、信号ID及びQDに応答して位相誤差信号を発生
する。制御された発振器1111−1の公称周波数及び
公称位相は、中間周波信号の公称周波数及び公称位相、
従って、アナログ信号IA及びQAの公称周波数及び位
相と、対応するディジタルサンプル信号ID及びQDと
に対応する。
【0033】動作中に、信号ID及びQDにより表わさ
れた信号の位相偏移は、中間周波信号の位相及び周波数
が正確な場合に位相誤差信号から容易に判定される。し
かし、信号IA及びQAの位相及び周波数が正しくない
ならば、検出された位相偏移は0°及び180°ではな
く、それらの値から偏移させられる。本質的に、位相誤
差は、所謂データの“配置”内の理想的な2ビットのデ
ータの位置に対し、2ビットの変調されたデータの“位
置”の“チルト”を生じさせる。例えば、選択された無
線周波信号の低ノイズブロックにより生じた周波数オフ
セットに起因した周波数誤差は、時間に関しQPSK信
号の2ビットの復調されたデータの位置の所謂“回転”
を生じさせる。図4に示されているように、QPSK変
調のデータ配置は、信号I及びQの2個の実現可能な位
相偏移の値により表わされた4個の可能な論理的組合せ
(00,01,10及び11)に対応する4点を有す
る。位相検波器1111−3は、データ配置内の理想的
な位置に対する復調されたデータの位置を測定する。デ
ータの回転とチルトを補正するため、制御された発振器
1111−1の周波数、従って、位相は、回転が停止
し、チルトが除去されるまで、位相検波器1111−3
の出力信号に応答して変えられる。この点で復調された
データは信頼性が高く、ループは“ロックされた”と言
われる。高い論理レベルの信号LOCKは、データが高
い信頼性で復調され、復号化が可能であることを示すた
め発生させられる。信号LOCKは、位相誤差の変化が
所定の限界よりも低下したとき、位相誤差信号の微係数
を調べることにより発生させられる。上記の如く、捕捉
モードの間に、信号LOCKはマイクロプロセッサ19
により監視され、局部発振器911の周波数は、信号L
OCKが高い論理レベルを有するまで、マイクロプロセ
ッサ19により調整される。
【0034】限界の範囲内で、搬送波再現ループ111
1は、中間周波数の周波数、従って、信号IA及びQA
の周波数が不正確又はオフセットしているときでも、Q
PSKデータを復調することができる。しかし、周波数
オフセットが非常に大きいならば、中間周波信号の周波
数スペクトルの一部は、表面音響波フィルタ915の中
心周波数に対する中間周波信号の偏移に起因して、表面
音響波フィルタ915の通過域の外側に逸れる。これに
より、受信器のSN比の劣化が生じる。従って、上記の
如く、マイクロプロセッサ19は、中間周波信号の周波
数オフセットを知らせるため、搬送波再現ループ111
1により発生させられた信号FREQUENCYを監視
する。周波数オフセットが所定の限界を超えたとき、マ
イクロプロセッサ19は、細かい同調モードの間に周波
数オフセットを減少させるため、局部発振器周波数を調
整することが可能になる。信号FREQUENCYは、
位相検波器1111−3により検出された位相誤差を積
分することにより発生される。
【0035】上記の如く、局部発振器信号の周波数、従
って、中間周波信号の周波数は、比較的大きな周波数の
刻み幅、例えば、62.5kHzで変化し、QPSK復
調器11は、このような比較的大きい周波数の刻み幅を
追従し得ない。その結果として、適当な復調動作の中断
と、ビデオ及びオーディオデータの損失が生じる。QP
SK復調器11が比較的大きい周波数の変化を追従し得
る可能性は、搬送波再現ループ1111のループ帯域
幅、より詳しく言うと、ループフィルタ1111−5の
応答の関数である。搬送波再現ループ1111のループ
帯域幅は、応答時間を短縮するため任意に大きくするべ
きではない。その理由は、増加したループ帯域幅は、受
信器のSN比、即ち、受信器が低レベルの信号を受信す
る能力を劣化させるからである。更に、応答時間を縮小
するためPLL919のループ帯域幅を減少させること
は望ましくない。その理由は、応答時間の短縮により、
新しいトランスポンダの周波数が選択されたとき、過度
に長い捕捉時間が生じるからである。上記の如く、細か
い同調動作中に復調処理の中断の可能性を低下させるた
め、同調制御PLP919の応答時間は、同調電圧、従
って、局部発振器911の周波数が細かい同調動作中に
変更され得るレートを短縮するため、選択的に増加させ
られる。以下、この解決法を説明する。
【0036】再度、図2、特に、上記の“ループフィル
タ927”という名前の回路をを参照するに、ループフ
ィルタ927は、PLL集積回路921内の増幅器92
1−11と、外部フィルタ回路網925とを含む。外部
フィルタ回路網は、内部増幅器921−11と局部発振
器911との間に縦続接続された第1のフィルタ段92
5−1と、第2の制御可能なフィルタ段925−2とを
含む。
【0037】第1のフィルタ段925−1と、PLL集
積回路921の増幅器921−11は、積分器を形成す
る。より詳細に言うと、第1のフィルタ段925−1
は、コモンエミッタ増幅器として設けられたバイポーラ
トランジスタQ1を含む。トランジスタQ1のベース
は、集積回路端子を介して増幅器921−11の出力に
接続される。トランジスタQ1のエミッタは信号接地に
接続される。負荷抵抗R6は、トランジスタQ1のコレ
クタと、電源電圧源(+VCC)との間に接続される。
抵抗R1と、キャパシタC1及びC2とを含むフィルタ
部は、積分器を完成するため、集積回路端子を介してト
ランジスタQ1のコレクタと増幅器921−11との間
の負帰還路に接続される。コモンエミッタ構造のトラン
ジスタQ1により与えられる信号の反転のため、帰還は
負帰還である。
【0038】負帰還構造の形で接続された増幅器921
−11と第1のフィルタ段925−1とからなる積分器
の使用は、PLL回路919をタイプIIの位相ロックド
ループを形成する。タイプIIの位相ロックドループは、
プログラマブル周波数分周器(÷N)921−3の出力
に発生された局部発振器信号の分周されたバージョン
と、基準周波数分周器(÷R)921−7の出力に発生
された基準周波数信号との間の位相及び周波数の両方の
差を最小限に抑えるので、局部発振器911の位相及び
周波数の両方を安定化させる。
【0039】第2のフィルタ段925−2は、抵抗R
2、R4及びR5と、キャパシタC3及びC4とからな
る2重の極、2重の零点のフィルタ部と、電界効果トラ
ンジスタQ2と比較的小さい値の抵抗R3とからなる電
気的に制御されたスイッチ部とを含む。トランジスタQ
2の導通状態は、マイクロプロセッサ19により発生さ
せられた細かい同調信号FINE TUNEに応答して
制御される。第2のフィルタ部925−2は、2重の
極、2重の零点のフィルタ部(R2、R4、R5、C3
及びC4)を効果的にバイパスするか、或いは、第1の
フィルタ部925−1と局部発振器911との間に2重
の極、2重の零点のフィルタ部を含むため選択的に制御
される。より詳細に言うと、同調システム9が細かい同
調の動作モードではないとき、信号FINE TUNE
は低い論理レベルを有し、トランジスタQ2の導通チャ
ンネルは、低インピーダンス状態、又は、“オン”にさ
れる。その結果として、第2のフィルタ部925−2の
要素の抵抗R2、R4及びR5と、キャパシタC4及び
C5は、“オン”状態のトランジスタQ2と比較的小さ
い値の抵抗R3とに起因して効果的にバイパスされる。
細かい同調モードにおいて、信号FINE TUNE
は、高い論理レベルを有し、トランジスタQ2の導通チ
ャンネルは、高インピーダンス状態、又は、“オフ”に
される。その結果として、第2のフィルタ部925−2
の抵抗R2、R4及びR5と、キャパシタC4及びC5
は、第1のフィルタ部925−1と局部発振器911と
の間の経路に接続される。
【0040】第2のフィルタ925−2のボード式振幅
対周波数特性が図5に特性#1として示されている。振
幅レベルはデジベル(dB)で表わされ、周波数軸は対
数目盛である。特性#1は、2個の“極”P1及びP2
と、2個の“零点”Z1及びZ2とを有し、極P1、零
点Z1、零点Z2及び極P2が順次に周波数が高くなる
順番に現れる。極P1は抵抗R2及びキャパシタC4に
起因し、零点Z1は抵抗R2及びキャパシタC3に起因
し、零点Z2は抵抗R5及びキャパシタC4に起因し、
極Pは抵抗R5及びキャパシタC3に起因する。
【0041】PLL919の全体の一巡応答の2個のボ
ード式振幅対周波数特性が図5に示される。特性#2
は、同調システム9が細かい同調モードではなく、ルー
プフィルタ927が第1のフィルタ段925−1だけを
含むとき、即ち、第2のフィルタ段925−2の2重の
極、2重の零点のフィルタ部(R2、R4、R5、C3
及びC4)がバイパスされたときのループ応答である。
特性#3は、同調システム9が細かい同調モードであ
り、ループフィルタ927が縦続接続された第1のフィ
ルタ段925−1と、第2のフィルタ段925−2の2
重の極、2重の零点のフィルタ部(R2、R4、R5、
C3及びC4)とを含むときの一巡応答である。特性#
2は、特性の重なり合いを回避するため特性#1及び#
2に関して振幅の点で明確にスケーリングされていな
い。
【0042】縦続された2段の全体の振幅対周波数特性
は、二つの個別の特性の乗算的な積、或いは、振幅がデ
シベル(dB)レベルで表わされたときには加算的な積
を生じ、特性#3は特性#1と特性#2の加算的な結合
により得られることに注意する必要がある。特性#1の
極は、特性#3の(負方向の)勾配の増加を生じさせ
る。特性#1の零点は、特性#3の(負方向の)勾配の
減少を生じさせる。極P1は全体の一巡利得、即ち、全
体の一巡帯域幅を減少させる。零点Z1及びZ2が無い
場合に、特性#3の勾配は、周波数の1ディケード(dec
ade)につき20dBよりも大きい勾配で0dBの振幅レ
ベルと交差し、ループを不安定にされ、これにより、発
振しがちになる。極P2は、抵抗R5及びキャパシタC
3を必要とする回路のトポロジーに起因して付随的に生
じる。それにもかかわらず、極P2は、PLL919の
基準周波数信号のような帯域の外側の信号の一巡利得を
減少させる(即ち、減衰を増加させる)点で有利であ
る。
【0043】同調システム9が細かい同調モードではな
いとき(特性#2)、一巡帯域幅はかなり広いので、P
LL919の応答は比較的高速であることが図5から分
かる。これに対し、同調システム9が細かい同調モード
であるとき(特性#3)、一巡帯域幅はかなり狭いの
で、PLL919の応答はかなり遅い。図2に示された
第2のフィルタ段925−2を実現する際に、抵抗R4
は、以下の理由のため、トランジスタQ1のコレクタで
第1のフィルタ段925−1の出力をキャパシタC4か
ら絶縁することが望ましい。キャパシタC4は、かなり
大きい容量を有する。抵抗R4が無い場合(即ち、抵抗
R4が直接接続により置換された場合)に、同調システ
ムが捕捉モードにあり、かつ、スイッチングトランジス
タが“オン”状態であるとき、キャパシタC4と抵抗R
5の直列接続は、第1のフィルタ段925−1の出力と
分路内で直接的に接続される。これは、捕捉時間の所望
されない増加を生じる傾向がある。しかし、比較的大き
い値の抵抗R4は、第1のフィルタ段925−1の出力
をキャパシタC4から絶縁させ、これにより、キャパシ
タCが捕捉時間を著しく増大させることを阻止する。
【0044】更に、かなり大きい値が与えられたキャパ
シタC4に関して、捕捉モードがキャパシタC4を捕捉
モード中に発生させられた同調電圧まで充電(又は放
電)させた後、細かい同調動作の開始を許可する前に、
所定の時間の遅延を設けることが望ましい。かかる遅延
は、図3のフローチャートに示されたようにプログラム
制御下のマイクロプロセッサ19により得られる。
【0045】捕捉動作を高速化させるべくPLL919
の応答時間を変えるため、図2に示されているように動
的な“スピードアップ”回路925−3を第1のフィル
タ段925−1に追加することが望ましい。スピードア
ップ回路925−3は、プッシュ・プル構造の対抗した
導通タイプのバイポーラトランジスタQ3及びQ4と、
抵抗R7とを含む。共通に接続されたトランジスタQ3
及びQ4のベースは、キャパシタC1の一方の側に接続
され、共通に接続されたエミッタは、抵抗R7を介して
キャパシタC1のもう一方の側に接続される。トランジ
スタQ3及びQ4のコレクタは、逆の極性の夫々の電源
電圧源+VCC及び−VCCに接続される。
【0046】外部フィルタ回路網925の成分値の一例
は以下の表に示される。
【0047】
【表1】
【0048】動作中に、新しいトランスポンダ周波数が
選択されるときのように大きい周波数変化が生じたと
き、大きい誤差信号が発生され、対応する大きい電圧が
抵抗R1の両端に発生する。変化の極性に依存して、ト
ランジスタQ3又はQ4の一方がターンオンし、電流を
“供給”又は“減少”させる。これにより、一巡利得に
有効な増加が生じ(即ち、特性#2が上方に移動さ
れ)、結果的に捕捉時間の短縮が得られる。PLL91
9が所望の周波数に接近し、かつ、誤差信号が減少する
と共に、“オン”状態のトランジスタはターン“オフ”
される。スピードアップ回路925−3と類似したスピ
ードアップ回路は、他のスピードアップ回路と共に、1
995年6月20日にデビッド エム バッドガー(Dav
id M. Badger)により出願され、本願出願人に譲受され
た発明の名称“高速動作制御システム”の米国特許出願
第08/504,849号明細書に詳細に記載されてい
る。
【0049】本発明は、特定の応用の特定の実施例に関
する例により説明されたが、他の応用に適合するよう変
更がなされることは当業者により認められる。例えば、
本発明は衛星受信器用の同調システムにおける用途に限
定されることはなく、局部発振器の刻み幅が搬送波再現
ループの追従能力に対し非常に大きい場合に利用するこ
とが可能である。更に、本発明は、搬送波再現ループが
局部発振器の周波数変化による中間周波信号の周波数変
化に追従し、中間周波信号の適切な復調を維持し得るよ
う、細かい同調モード中の同調制御位相ロックドループ
と搬送波再現ループの相対的な応答時間を選択的に変更
するため、同調制御位相ロックドループの応答時間が細
かい同調モード中に増加される受信器に関し説明されて
いるが、細かい同調モード中に搬送波再現ループの応答
時間を短縮することも可能である。しかし、同調制御位
相ロックドループの応答時間を増加させる方が好ましい
と考えられる。その理由は、上記の如く、搬送波再現ル
ープの応答時間を短縮することは、復調器のSN比性能
の低下によるビデオ及びオーディオ応答の劣化を生じる
からである。更に、本発明は、QPSK変調搬送波を復
調する搬送波再現ループを利用するシステムに関して説
明されたが、本発明は、QAM(直交周波数変調)のよ
うな方法でディジタルデータで変調された搬送波を復調
する搬送波再現ループを利用するシステムにも適用され
る。上記及び他の変更は、特許請求の範囲の請求項によ
り定義された本発明の精神の範囲内に含まれることが意
図されている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一面に従って構成された同調システム
を含むディジタル衛星テレビジョン受信器のブロック図
である。
【図2】図1に示された同調システムに使用された位相
ロックドループ同調制御集積回路のブロック図と、本発
明の他の面に従って構成された制御可能な位相ロックド
ループフィルタの回路実装の概略図とを含む図である。
【図3】本発明の他の面による図1に示された同調シス
テム用のマイクロプロセッサ制御プログラムのフローチ
ャートである。
【図4】図1に示された衛星受信器に使用され、本発明
の一面に従って解決された問題を理解するために有用な
ディジタルデータ復調器のブロック図である。
【図5】図2に示された制御可能な位相ロックドループ
フィルタと関係した振幅の周波数応答特性のグラフであ
る。
【符号の説明】
1 アンテナ 3 低ノイズブロック変換器 3−1,905 無線周波増幅器 3−3,909,1101I,1101Q ミキサ 3−5 発振器 5 屋外ユニット 7 屋内ユニット 9 同調システム 11 QPSK復調器 13 復号器 15 輸送ユニット 17 データ処理ユニット 19 マイクロプロセッサ 901 入力 903 広帯域フィルタ 907 調整可能帯域通過フィルタ 911 局部発振器 913 中間周波増幅器 915 中間周波フィルタ 919 位相ロックドループ配置 921 位相ロックドループ集積回路 921−1 プリスケーラ分周器 921−3 プログラマブル分周器(÷N) 921−5 発振器増幅器 921−7 基準周波数分周器(÷R) 921−9,1111−3 位相検波器 921−11 増幅器 923 外部周波数基準水晶 925 外部フィルタ回路網 925−1 第1のフィルタ段 925−2 第2のフィルタ段 925−3 スピードアップ回路 927 ループフィルタ 1103 発振器 1105 位相偏移回路網 1107I,1107Q アナログ/ディジタル変換
器 1109 タイミング再現ループ 1111 搬送波再現ループ 1111−1 制御された発振器 1111−5 ループフィルタ
フロントページの続き (72)発明者 デーヴィッド マーク バジャー アメリカ合衆国 インディアナ州 イン ディアナポリス コーネリアス・アヴェ ニュー 5255 (72)発明者 ジョン シドニー スチュアート アメリカ合衆国 インディアナ州 イン ディアナポリス ウエスト・セヴンティ ファースト・ストリート 3655 (72)発明者 マイケル アンソニー プゲル アメリカ合衆国 インディアナ州 ノー ブルズヴィル クリーク・ロード 20925 (56)参考文献 特開 平7−283748(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 5/50 H04B 1/16 H03L 7/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の無線周波信号の中の信号上に変調
    されたディジタル信号を処理する装置であって、 上記複数の変調された無線周波信号を受ける無線周波入
    力と、 局部発振器信号を発生する局部発振器を含む第1の閉ル
    ープ手段と、 上記無線周波入力及び上記局部発振器に接続され、上記
    複数の無線周波信号の中の選択された無線周波信号に対
    応するディジタル信号と共に変調された中間周波信号を
    生成するミキサと、 上記中間周波信号の公称周波数に対応する中心周波数を
    有する中間周波フィルタと、 上記中間周波により搬送された上記ディジタル信号を生
    成するため上記中間周波を復調する第2の閉ループ手段
    を含むディジタル信号復調器と、 上記第2の閉ループ手段により発生された上記第2の閉
    ループ手段の動作の状態を示す少なくとも1個の制御信
    号に応答して上記第1の閉ループ手段の動作を制御する
    手段とにより構成され、 上記制御手段は、上記選択された無線周波信号が最初に
    選択されたとき始まり、上記第2の閉ループ手段が上記
    中間周波信号を適切に復調したとき終わる捕捉モード中
    に上記選択された無線周波信号に対応する初期局部発振
    器周波数を確定し、安定状態モード中に上記初期局部発
    振器周波数を維持し、細かい同調モード中に上記公称中
    間周波周波数からの上記中間周波信号の周波数オフセッ
    トを低下させるべく上記初期局部発振器周波数から上記
    局部発振器周波数を変化させるため、上記第1の閉ルー
    プ手段を制御し、 上記制御手段は、上記第2の閉ループ手段が上記局部発
    振器の周波数変化に起因した上記中間周波信号の周波数
    変化に追従し、これにより、上記細かい同調モード中に
    上記中間周波信号の適切な復調を維持するよう上記第1
    の閉ループ手段の応答時間を増加させるため、上記第1
    の閉ループ手段を更に制御する装置。
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