JP2552470B2 - 検波回路 - Google Patents

検波回路

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JP2552470B2
JP2552470B2 JP62010722A JP1072287A JP2552470B2 JP 2552470 B2 JP2552470 B2 JP 2552470B2 JP 62010722 A JP62010722 A JP 62010722A JP 1072287 A JP1072287 A JP 1072287A JP 2552470 B2 JP2552470 B2 JP 2552470B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 本発明は、テレビジョン受像機に用いられる検波回路
に関するもので、特にIC(集積回路)化に適した検波回
路に関する。
(ロ)従来の技術 テレビジョン受像機においては、映像搬送波と音声搬
送波の周波数差に相当する4.5MHzのビート成分を取り出
して、これをFM検波することによって音声信号を得てい
る。前記4.5MHzのビート成分の取り出し方には映像検波
回路を兼用して取り出す方法と、映像検波回路とは別に
独立した検波回路を用いる方法とがある。その様な、検
波方法は例えば昭和60年5月1日付で日本放送出版協会
から発行された「NHKカラーテレビ教科書(上)」第279
頁に記載されている。又、チューナの出力信号を映像信
号と音声信号とに分離してから検波する方法も提案され
ている。第2図はその様な検波方法を示す回路図で、チ
ューナ(1)からの映像IF(中間周波)信号は第1SAW
(表面弾性波フィルタ)フィルタ(2)を通過した後、
映像IF増幅器(3)で増幅される。位相比較器(4)、
ローパスフィルタ(5)及びVCO(電圧制御発振器)
(6)からなるPLL回路()は、前記映像IF増幅器
(3)からの映像IF信号にロックする。映像検波器
(8)は映像IF増幅器(3)の出力映像IF信号をPLL回
路()の出力信号により同期検波する。その為、映像
信号が出力端子(9)に発生する。
一方、チューナ(1)からの音声IF信号は、第2SAWフ
ィルタ(10)を通過し、音声IF増幅器(11)で増幅され
乗算回路(12)に印加される。乗算回路(12)にはVCO
(6)の出力信号が印加されているので両信号の乗算が
行なわれ4.5MHzのビート成分が出力端子(13)に発生す
る。
従って、第2図の回路によれば単一のVCOを用いて映
像信号を検波できるとともに4.5MHzのビート成分を得る
ことが出来る。
(ハ)発明が解決しようとする問題点 しかしながら、第2図の回路においてテレビ信号の伝
送方式が残留側波帯方式であることから、検波回路にお
ける高域強調を防止する為第3図(イ)の如く映像搬送
波周波数が第1SAWフィルタ(2)の減衰域に位置する様
に、前記第1SAWフィルタ(2)のフィルタ特性を定める
必要がある。しかしながら、そうすると映像搬送波の上
下側帯波間に不平衡が生じフィルタ通過後の映像IF信号
は位相変調を受けPLL回路()は前記位相変調を受け
た映像IF信号に同期してしまう。すると、VCO(6)か
ら位相変調を受けた映像IF信号に同期した出力信号が乗
算回路(12)に印加されるようになり、乗算回路(12)
において正しい4.5MHzのビート成分が取り出せなくなり
音質が劣化してしまうという問題があった。
尚、前記現象は、昭和47年6月1日付でテレビジョン
学会より発行された雑誌「テレビジョン」VOL.26No.6第
464頁に詳細に記述されている。
(ニ)問題点を解決するための手段 本発明は、上述の点に鑑み成されたもので映像IF信号
を通過させる第1フィルタと映像IF信号及び音声IF信号
を通過させる第2フィルタと、該第2フィルタの出力端
に得られる前記映像IF信号にロックするPLL回路と、該P
LL回路の出力信号を用いて前記第1フィルタ出力端に得
られる前記映像IF信号を同期検波する映像検波回路と、
前記PLL回路の出力信号の前記第2フィルタの出力信号
とを用いて映像搬送波と音声搬送波の周波数に相当する
4.5MHzのビート成分を取り出す乗算回路と、該乗算回路
の出力信号をFM検波するFM検波回路とからなることを特
徴とする。
(ホ)作用 本発明に依れば、第2フィルタの出力映像IF信号と該
出力映像IF信号の位相にロックしたPLL回路の出力信号
との乗算を行なって4.5MHzのビート成分を取り出して音
声信号の復調を行なうことが出来る。また前記PLL回路
の出力信号を用いて、第1フィルタから得られる映像IF
信号を検波することが出来、単一のPLL回路で映像信号
及び音声信号を検波することが出来る。
(ヘ)実施例 第1図は、本発明の一実施例を示す回路図で、(14)
は映像IF信号を通過させる第1SAWフィルタ、(15)は音
声IF信号及び映像IF信号を通過させる第2SAWフィルタ、
16)は位相比較器(17)、ローパスフィルタ(18)及
びVCO(19)から成るPLL回路、(20)は音声IF増幅器
(21)の出力信号とVCO(19)の出力信号との乗算を行
なう乗算回路、(22)はVCO(19)の出力信号を移相す
る移相量可変型の移相回路、(23)は前記移相回路(2
2)の出力信号をπ/4移相するπ/4移相回路、(24)は
映像IF増幅器(25)の出力信号とπ/4移相回路(23)の
出力信号とが印加される位相比較回路、(26)は前記位
相比較回路(24)の出力信号を平滑し移相回路(22)に
印加するローパスフィルタ、(27)は前記移相回路(2
2)の出力信号を−π/4移相した信号に基づいて前記映
像IF増幅器(25)の出力信号を同期検波する映像検波回
路である。尚、第1SAWフィルタ(14)のフィルタ特性
は、映像搬送波周波数がその減衰域に位置する様、設定
されている。
第1図の回路において、チューナ(28)の出力信号は
第1SAWフィルタ(14)に印加され、前記出力信号中の映
像IF信号のみが取り出され、該映像IF信号は映像IF増幅
器(25)にて増幅される。又、前記出力信号は第2SAWフ
ィルタ(15)に印加され、前記出力信号中の映像IF信号
及び音声IF信号が取り出され、前記映像及び音声IF信号
が音声IF増幅器(21)にて増幅される。そして、音声IF
増幅器(21)の出力信号は乗算回路(20)及び位相比較
回路(17)に印加される。位相比較回路(17)は前記出
力信号とVCO(19)の映像搬送波周波数の発振出力信号
との位相比較を行ない、両信号の位相差に応じた制御信
号をローパスフィルタ(18)を介してVCO(19)に印加
する。すると、VCO(19)からは音声IF増幅器(21)の
出力信号中の映像IF信号に位相がロックした映像搬送波
周波数の出力信号が発生する。その為、乗算回路(20)
において音声IF増幅器(21)の出力信号とVCO(19)の
出力信号との乗算が行なわれると、音声搬送波と映像搬
送波との周波数差に相当する4.5MHzのビート成分がその
出力端に得られる。そして、前記ビート成分はFM検波回
路(30)にてFM検波され出力端子(31)に音声信号が導
出される。
尚、この時VCO(19)の出力信号の位相を音声IF増幅
器(21)の出力映像IF信号の位相とπ/2異ならせれば、
乗算回路(20)において映像信号成分が検出されず、後
段のFM検波回路(30)等にダイナミックレンジでの悪影
響を与えない。
第2フィルタ(15)のフィルタ特性は第3図(ロ)の
如きものである。図から明らかな様に映像信号成分はフ
ィルタの位相変調の影響を受けずに通過出来る。従っ
て、VCO(19)の出力信号を正しい位相の映像搬送波に
同期させることが出来、その発振周波数も映像搬送波周
波数と等しくなる。一方、VCO(19)の出力信号は移相
回路(22)にて所定移相された後、更にπ/4移相回路
(23)で+π/4移相させられ、位相比較回路(24)に印
加される。すると、位相比較回路(24)において、前記
出力信号と映像IF増幅器(25)からの映像搬送波信号と
の位相比較が行なわれ、両信号の位相差に応じた制御信
号がローパルフィルタ(26)を介して移相回路(22)に
印加され移相回路(22)の移相量が所定位相となる。そ
の結果、移相回路(22)の出力信号は所定移相させら
れ、−π/4移相回路(28)で更に−π/4移相させられる
ことより、映像検波回路(27)の両入力信号間の位相差
はπとなる。その為、映像IF増幅器(25)からの映像IF
信号は、映像検波回路(27)にて、その位相及び周波数
が前記映像IF信号に一致した信号に基づき検波され、映
像信号が出力端子(29)に導出される。
尚、第1図の回路においては移相回路(22)の出力信
号をπ/4移相回路(23)及び−π/4移相回路(28)に印
加することにより映像搬送波信号と位相が180度異なる
信号を作成しているが、本発明はこれに限定されるもの
でなく、例えば第4図に示す如く移相回路(22)の出力
信号をπ/2移相回路(30)を介して位相比較回路(24)
に印加するとともに前記出力信号を直接映像検波回路
(27)に印加してもよい。
(ト)発明の効果 以上述べた如く本発明によれば、音声信号を得る為の
第2フィルタを出力端に得られる映像IF信号にロックす
るPLL回路を設け、前記PLL回路の出力信号を用いて4.5M
Hzのビート成分を取り出すとともに映像検波を行なって
いるので理想的な状態で映像及び音声信号の検波を行な
う事が出来る。又、本発明によれば単一のVCOを用いて
映像及び音声信号の検波を行なうことが出来るので、IC
化に最適である。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の一実施例を示す回路図、第2図は従
来の検波回路を示す回路図、第3図はフィルタ特性を示
す特性図、及び第4図は本発明の別の実施例を示す回路
図である。 (14)……第1SAWフィルタ、(15)……第2SAWフィル
タ、(16)……PLL回路、(20)……乗算回路、(22)
……移相回路、(24)……位相比較回路、(26)……ロ
ーパスフィルタ、(27)……映像検波回路、(30)……
FM検波回路。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】映像IF信号を通過させる第1フィルタと、
    映像IF信号及び音声IF信号を通過させる第2フィルタ
    と、該第2フィルタの出力端に得られる前記映像IF信号
    にロックするPLL回路と、該PLL回路の出力信号と前記第
    2フィルタの出力信号とを乗算して映像搬送波と音声搬
    送波との周波数差成分を取り出す乗算回路と、該乗算回
    路に出力信号をFM検波するFM検波回路と、前記第1フィ
    ルタの出力信号と前記PLL回路の出力信号との位相差を
    検出し、その差に応じて前記PLL回路の出力信号位相を
    前記第1フィルタの出力信号位相に一致させる移相回路
    と、該移相回路の出力信号を用いて前記第1フィルタの
    出力端に得られる前記映像IF信号を同期検波する映像検
    波回路とを備えることを特徴とする検波回路。
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