JP2719393B2 - 映像中間周波信号処理装置 - Google Patents

映像中間周波信号処理装置

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JP2719393B2 JP8187289A JP8187289A JP2719393B2 JP 2719393 B2 JP2719393 B2 JP 2719393B2 JP 8187289 A JP8187289 A JP 8187289A JP 8187289 A JP8187289 A JP 8187289A JP 2719393 B2 JP2719393 B2 JP 2719393B2
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【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、映像中間周波信号を処理する装置に関
し、特に異なる放送方式に対応することができる映像中
間周波信号処理装置に関する。
〔従来の技術〕
ヨーロッパや中近東等では隣接国のテレビ放送を受信
することができる地域があり、このような地域のために
複数の放送方式に対応することができるテレビジョンセ
ットが製造されている。第6図はフランスのSECAM(s
quenticel couleur a mmoire color TV system)L
方式(音声信号はAM変調して送信される)とその隣接国
のPAL(Phase Alternation by Line)B/G方式(音声信
号はFM変調して送信される)の2つの放送方式の放送信
号を受信することができるテレビジョンセットに内蔵さ
れている従来の映像中間周波信号処理装置の回路構成を
示すブロック図である。アンテナ1で受信された放送信
号は、チューナー2で、その放送信号の種類に応じて映
像搬送波周波数fP1および音声搬送波周波数fS1,f′S1
るいは映像搬送波周波数fP2及び音声搬送波周波数fS2
有する映像中間周波信号に変換され、この映像中間周波
信号は映像SAW(acoustic surface waves)フィルタ3
及び音声SAWフィルタ4に与えられる。映像SAWフィルタ
3は、映像中間周波信号を正常な映像信号に復調するた
めに必要な周知の帯域通過特性を有するものであり、そ
の帯域通過特性は第7図に示すようになっている。映像
SAWフィルタ3により濾波された映像中間周波信号は映
像中間周波(IF)信号処理IC5に与えられる。映像IF信
号処理IC(以下VIF ICと略す)5は増幅器(以下AMPと
いう)6及び映像中間周波LLD(Low Level Detector)
(以下VIF LLDと略す)7より成り、VIF LLD7にはVIF
LLDコイル7aが接続されている。
音声SAWフィルタ4は、周波数fS1,f′S1,fP2が濾波さ
れるような帯域通過特性A及び周波数fP1,fS2が濾波さ
れるような帯域通過特性Bを持つ(第8図参照)。音声
SAWフィルタ4を通過した映像中間周波信号はピクチャ
ートラップ回路8,9及びスイッチSW1に与えられる。ピク
チャートラップ回路8,9は各々周波数fP1,fP2の成分を除
去するためのものである。スイッチSW1はスイッチ切換
端子10からの信号により、ピクチャートラップ回路8,9
あるいは音声SAWフィルタ4の出力を選択的に伝達す
る。スイッチSW1の出力側には音声中間周波信号処理IC
(以下QIF ICと略す)11が接続されている。QIF IC11
はAMP12,音声中間周波LLD(以下QIF LLDと略す)13よ
り成り、QIF LLD13にはQIF LLDコイル13aが接続され
ている。VIF LLDコイル7a及びQIF LLDコイル13aの共
振周波数はスイッチ切換端子10からの信号に応じて変化
する。
まず、PAL B/G方式の放送信号を受信した場合につい
て説明する。このとき、スイッチ切換端子10からの信号
によりスイッチSW1をXに切換えるとともに、VIF LLD
コイル7a及びQIF LLDコイル13aの共振周波数を周波数f
P1に設定する。アンテナ1により受信されたPAL B/G方
式の放送信号は、チューナー2で映像搬送波周波数fP1
及び音声搬送波周波数fS1を有する映像中間周波信号に
変換され、映像SAWフィルタ3及び音声フィルタ4に与
えられる。映像中間周波信号は、これらのフィルタの帯
域通過特性で濾波され、その濾波出力は各々VIF IC5,Q
IF IC11に与えられる。
映像SAWフィルタ3の濾波出力は、AMP6により増幅さ
れた後VIF LLD7により検波、すなわちVIF LLDコイル7
aの共振周波数fP1に等しい周波数成分が除去されること
で映像信号に復調される。一方、音声SAWフィルタ4か
らの濾波出力はAMP12により増幅された後、QIF LLD13
による周波数変換を受けることによりQIF LLDコイル13
aの共振周波数fP1と音声搬送波周波数fS1との差が求め
られ、5.5MHzのPALインターキャリアが出力される。PAL
インターキャリアはその後音声検波されPAL音声信号に
復調される。
次にSECAM L方式ほ放送信号を受信する場合につい
て説明する。VHF HighチャンネルおよびUHFの場合と、
VHF Lowチャンネルに分けて説明する。前者の場合、ス
イッチ切換端子10からの信号によりスイッチSW1をYに
切り変えるとともに、VIF LLDコイル7a,QIF LLDコイ
ル13aの共振周波数を各々周波数fP1,f′S1に設定する。
SECAM L方式の放送信号は、チューナー2で上述した
周波数fP1,f′S1を有する映像中間周波信号に変換さ
れ、映像SAWフィルタ3及び音声SAWフィルタ4に与えら
れる。映像SAWフィルタ3の濾波出力は上述したのと同
様の動作により映像信号に復調される。一方、音声SAW
フィルタ4の濾波出力はスイッチSW1がYに切換えられ
ているためピクチャートラップ回路8を介しQIF IC11
に与えられる。ピクチャートラップ回路8は、音声SAW
フィルタ4の濾波出力から周波数fP1の成分を除去する
ので、QIF C11には周波数f′S1を有する信号(音声信
号)のみが入力される。この信号がAMP12で増幅され、Q
IF LLD13に与えられる。一般に、SECAM L方式におけ
る音声変調方式はAM変調であるため、QIF LLD13により
AM検波されSECAM音声信号に復調される。
後者の場合、つまりVHF Lowチャンネルの場合、スイ
ッチ切換端子10からの信号によりスイッチSW1をZに切
り換えるとともに、VIF LLDコイル7a,QIF LLDコイル1
3aの共振周波数を各々周波数fP2,fS2に設定する。この
ようにコイル7a,11aの共振周波数を変更するのは、VHF
Lowチャンネルの場合、映像搬送波周波数がfP1からf
P2に、音声搬送波周波数がf′S1からfS2に変化するか
らである。なお、周波数fP2とfS2の大小関係は第7図,
第8図に示すように、PAL B/G方式またはSECAM L方
式でのVHFのHighチャンネル若しくはUHFの場合と逆転す
る。VHF Lowチャンネルの放送信号はチューナー2で上
述した周波数fP2,fS2を有する映像中間周波信号に変換
され、映像SAWフィルタ3及び音声SAWフィルタ4に与え
られる。映像SAWフィルタ3の濾波出力は上述したのと
同様の動作により映像信号に復調される。一方、音声SA
Wフィルタ4の濾波出力は、スイッチSWがZに切換えら
れているためピクチャートラップ回路9を介しQIF IC1
1に与えられる。ピクチャートラップ回路9は、音声SAW
フィルタ4の濾波出力から周波数fP2の成分を除去する
ので、QIF IC11には周波数fS2を有する信号(音声信
号)のみが入力される。そして、VIF Highチャンネル
の場合と同様、QIF LLD13によりAM検波されSECAM音声
信号に復調される。
〔発明が解決しようとする課題〕
従来の映像中間周波信号処理装置は以上のように構成
されており、2つのピクチャートラップ回路8,9、コイ
ル7a,13aの共振周波数を変えるための部品及びスイッチ
SW1が必要であるので、部品点数が増加し、QIF IC11の
周辺回路の構成が複雑になるとともに、コスト高になる
という問題点があった。
この発明は、上記のような問題点を解消するためにな
されたもので、部品数が少ない映像中間周波信号処理装
置を得ることを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
この発明に係る映像中間周波処理装置は、放送方式ご
とに定められた映像搬送波周波数の映像信号成分及び音
声搬送波周波数の音声信号成分を有する映像中間周波信
号を入力する入力手段と、前記入力手段に接続され、前
記映像中間周波信号から前記映像信号成分を通過させて
第1の濾波出力を出力する映像フィルタと、電圧制御発
振器を含み、前記映像フィルタに接続されて、前記映像
搬送波周波数を有し前記第1の濾波出力に位相ロックさ
れたロック信号を前記電圧制御発振器から出力する位相
ロックループ回路と、前記映像フィルタ及び前記位相ロ
ックループ回路に接続され、前記第1の濾波出力を前記
ロック信号を用い検波して前記映像信号を出力する映像
検波器と、前記放送方式のそれぞれの前記音声搬送波周
波数を中心とした帯域通過特性を有する複数の音声フィ
ルタを有し、前記入力手段に接続され、前記映像中間周
波信号を濾波し、複数の第2の濾波出力を出力する音声
フィルタ群と、前記音声フィルタ群に接続され、前記映
像中間周波信号が則る前記放送方式に応じて、前記音声
フィルタ群の前記複数の第2の濾波出力のうちの一つを
選択的に伝達するスイッチング手段と、前記電圧制御発
振器及び前記スイッチング手段に接続され、前記ロック
信号と前記スイッチング手段を介して与えられる前記第
2の濾波出力との掛算を行い第1の音声信号を出力する
掛算器と、前記音声搬送波周波数を有し前記音声信号成
分と同期した信号を発生する発振器を含み、前記スイッ
チング手段に接続され、前記スイッチング手段を介して
与えられる前記第2の濾波出力を前記発振器の出力信号
を用いて検波し、第2の音声信号を出力する音声検波器
とを備えている。
〔作用〕
この発明においては、映像信号処理側に設けられた電
圧制御発振器を含んだ位相ロックループ回路は、映像搬
送波周波数を有し前記第1の濾波出力に位相ロックされ
たロック信号を電圧制御発振器から出力し、これを音声
信号処理側に設けられた掛算器に与える。音声フィルタ
群は、各々異なる音声搬送波周波数を中心とした帯域通
過特性で映像中間周波信号を濾波し、複数の第2の濾波
出力を出力する。スイッチング手段は映像中間周波信号
が則る前記放送方式に応じて切換わり、複数の第2の濾
波出力のいずれか一つを選択的に出力する。掛算器には
スイッチング手段を介して複数の第2の濾波出力のうち
の一つが与えられる。掛算器は映像信号処理側からのロ
ック信号と第2の濾波出力の掛算処理を行い、第1の音
声信号、例えばPALインターキャリアを出力する。音声
検波器は、前記スイッチング手段を介して与えられる前
記第2の濾波出力を、前記音声搬送波周波数を有し音声
信号成分と同期した信号を用いて検波し、第2の音声信
号、例えばSECAM音声信号を出力する。
〔実施例〕
第1図はこの発明に係る映像中間周波信号処理装置の
一構成例を示すブロック図である。アンテナ1で受信さ
れた放送信号は、従来同様、チューナー2でその放送信
号の種類に応じて映像搬送波周波数fP1及び音声搬送波
周波数fS1,f′S1あるいは映像搬送波周波数fP2及び音声
搬送波周波数fS2を有する映像中間周波信号に変換さ
れ、映像SAWフィルタ3、音声SAWフィルタ4a,4bに与え
られる。映像SAWフィルタ3は従来と同様の帯域通過特
性(第7図参照)を有している。映像SAWフィルタ3の
濾波出力は中間周波処理IC(以下IF ICと略す)20に与
えられる。
音声フィルタ4aの帯域通過特性は第2図に示すよう
に、PAL B/G方式及びSECAM L方式の音声搬送波周波
数fS1,f′S1がともに濾波されるようにしている。音声
フィルタ4aの濾波出力はスイッチSW2に与えられる。
音声SAWフィルタ4bは第3図に示すように、周波数fS2
を中心とする左右対称の帯域通過特性を有し、その濾波
出力はスイッチSW2に与えられる。スイッチSW2はスイッ
チ切換端子10からの信号により切り換えられる。IF IC
20は、AMP21,22、位相ロックループ(以下PLLという)
回路を含んだPLL映像検波器23,PLL回路を含んだPLL AM
検波器24,掛算器25より成る。AMP21は映像SAWフィルタ
3の濾波出力を増幅してPLL映像検波器23に与える。PLL
映像検波器23は、後述するように電圧制御発振器(以下
VCOという)を含んでおり、VCOはスイッチ切換端子10か
らの信号に応じて発振周波数が変化する。AMP22はスイ
ッチSW2に接続され、スイッチSW2を介して与えられる濾
波出力を増幅してPLL AM検波器24及び掛算器25に与え
る。PLL AM検波器24は、後述するようにVCOを含んでお
り、このVCOもスイッチ切換端子10からの信号に応じて
その発振周波数が変化する。
掛算器25は、PLL映像検波器23のVCO出力と、AMP22の
出力の掛算を行うためのものである。
第4図,第5図は各々PLL映像検波器23,PLL AM検波
器24の一構成例を示すブロック図であり、これらの構成
は、一般に市販されているPLL VIF ICと同様のもので
ある。第4図において、AMP21から与えられた映像中間
周波信号は、自動位相比較器(以下APCと略す)23a,映
像検波器23bに与えられる。映像検波器23bは、映像中間
周波信号を検波し、その検波出力は映像AMP23cにより増
幅され映像信号として出力される。一方、APC23aは、映
像中間周波信号の周波数ならびに位相と、VCO23dの発振
周波数ならびに位相とを比較し、その誤差に比例した平
均直流電圧を発生する。この誤差電圧は、ローパスフィ
ルタ23eを介しVCO23dの制御端子に加えられ、映像中間
周波信号とVCO23dの発振周波数差ならびに位相差を低減
する方向にVCO23dの発振周波数を変化させ、最終的に発
振周波数は映像搬送波周波数にロックされる。ロックさ
れたVCO23dの発振周波数(VCO出力)が掛算器25に与え
られる。
第5図に示したPLL AM検波器24の構成は、第4図に
示したPLL映像検波器23のうち映像検波器23bをAM検波器
24bに、映像AMP23cを音声AMP24cに置き換えたものと同
等である。AM検波器24bはAMP22からの音声中間周波信号
をAM検波し、そのAM検波出力は音声AMP24cにより増幅さ
れ、音声信号として出力される。その他の構成及び動作
はPLL映像検波器23と同様である。なお、VCO24dの発振
周波数は最終的に音声搬送波周波数にロックされる。
上記のように、映像中間周波信号と音声中間周波信号
を別々に入力し、PLL回路を用いて各信号を処理する方
式は、一般にPLLスプリット方式と呼ばれている。
第1図の回路の動作において、まず、PAL B/G方式の
放送信号を受信した場合について説明する。このときは
スイッチ切換端子10からの信号によりスイッチSW2をX1
に切換える。これに応答してVCO23d,24dの自走発振周波
数が設定され、PLL映像検波器23,PLL AM検波器24内のP
LLループは各々PAL B/G方式の映像搬送波周波数fP1,音
声搬送波周波数fS1にロックする。アンテナ1により受
信されたPAL B/G方式の放送信号はチューナー2で映像
搬送波周波数fP1及び音声搬送波周波数fS1を有する映像
中間周波信号に変換され、映像SAWフィルタ3及び音声S
AWフィルタ4a,4bに与えられる。AMP21は映像SAWフィル
タ3の濾波出力を増幅し、PLL映像検波器23に与え、PLL
映像検波器23はVCO23dの発振出力を用いて前記濾波出力
を映像信号に復調する。
スイッチSW2がX1に切り換えられているので、音声SAW
フィルタ4aの濾波出力がAMP22に与えられ、増幅され、
掛算器25に与えられる。掛算器25は、PLL映像検波器23
のVCO出力とAMP22の出力との掛算を行い、周波数fP1とf
S1との差(5.5MHz)、つまりPAL インターキャリアを
出力する。
次に、SECAM L方式の放送信号を受信した場合につ
いて説明する。VHF HighチャンネルおよびUHFの場合
と、VHF Lowチャンネルの場合に分けて説明する。前者
の場合、PAL B/G方式の場合と同様にスイッチSW2をX1
に切り換える。これに応答してVCO23d,24dの自走発振周
波数が設定され、PLL映像検波器23及びPLL AM検波器24
内のPLLループは各々SECAM L方式VHF Highチャンネ
ルの映像搬送波周波数fP1,音声搬送波周波数f′S1にロ
ックする。アンテナ1により受信された放送信号はPAL
B/G方式の場合と同様チューナー2で映像搬送波周波
数fP1及び音声搬送波周波数f′S1を有する映像中間周
波信号に変換され、映像SAWフィルタ3及び音声SAWフィ
ルタ4a,4bに与えられる。そして、PAL G/B方式の場合
と同様の動作で映像中間周波信号は映像信号に復調され
る。またスイッチSW2を介して音声SAWフィルタ4aの濾波
出力がAMP22に与えられる。一般にSECAM L方式の音声
変調方式はAM変調であるため、PLL AM検波器24はVCO24
dの発振出力を用いてAMP22の出力をSECAM音声信号に復
調する。
後者の場合、つまりVHF Lowチャンネルの場合ではス
イッチ切換端子10からの信号によりスイッチSW2をY1に
切り換える。これに応答してVCO23d,24dの自由発振周波
数が設定され、PLL映像検波器23及びPLL AM検波器24内
のPLLループは各々SECAM L方式VHF Lowチャンネルの
映像搬送波周波数fP2,音声搬送波周波数fS2にロックす
る。アンテナ1により受信された放送信号はチューナー
2により周波数fP2,fS2を有する映像中間周波信号に変
換され、映像SAWフィルタ3及び音声SAWフィルタ4a,4b
に与えられる。そして、映像中間周波信号はPLL映像検
波器23により上述したのと同様の動作により映像信号に
復調される。スイッチSW2はY1に切り換えられているの
で、AMP22には周波数fS2を中心とした帯域通過特性の音
声SAWフィルタ4bで映像中間周波信号を濾波した濾波出
力が与えられ、AMP22は該濾波出力を増幅してPLL AM検
波器24に与える。PLL AM検波器24は、VCO24dの発振出
力を用いてAMP22の出力をを検波し、SECAM音声信号を出
力する。
上記実施例によれば、音声SAWフィルタ4a,4bにより音
声搬送波周波数fS1(fS1′)およびfS2の音声信号を個
別に抽出し、PAL B/G方式の場合には映像中間周波信号
中の映像搬送波周波数fP1成分の位相及び周波数にロッ
クされたPLL映像検波器23内のVCO23dの出力を利用し
て、PALインターキャリアを得るようにしているので、
従来使用していたピクチャートラップ回路を用いる必要
がなくなり、部品数が少なくなる。そのため、回路構成
が簡単になり低コスト化が図れる。また、PLLスプリッ
ト方式を用いているので音声感度及びバズ特性が良くな
る。
なお、上記実施例では2つの放送方式の放送信号を受
信する場合について説明したが、3つ以上の放送方式の
放送信号を受信する場合にもこの発明は適用できる。
〔発明の効果〕
以上のように、この発明によれば、電圧制御発振器を
含み、映像フィルタに接続されて、映像搬送波周波数を
有し前記第1の濾波出力に位相ロックされたロック信号
を前記電圧制御発振器から出力する位相ロックループ回
路と、映像フィルタ及び位相ロックループ回路に接続さ
れ、映像フィルタからの第1の濾波出力をロック信号を
用い検波して映像信号を出力する映像検波器と、各々異
なる音声搬送波周波数を中心とした帯域通過特性を有す
る複数の音声フィルタを有し、入力手段に接続され、映
像中間周波信号を濾波し、第2の濾波出力を出力する音
声フィルタ群と、映像フィルタ群に接続され、映像中間
周波信号が則る前記放送方式に応じて、音声フィルタ群
の複数の第2の濾波出力のうちの一つを選択的に伝達す
るスイッチング手段と、電圧制御発振器及びスイッチン
グ手段に接続され、位相ロック信号とスイッチング手段
を介して与えられる第2の濾波出力との掛算を行い第1
の音声信号を出力する掛算器と音声搬送波周波数を有し
音声信号成分と同期した信号を発生する発振器を含み、
スイッチング手段に接続され、スイッチング手段を介し
て与えられる第2の濾波出力を発振器の出力信号を用い
て検波し、第2の音声信号を出力する音声検波器とを備
えピクチャートラップ回路を用いることなく例えばPAL
B/G方式のインターキャリアおよびSECAM L方式の音
声信号を得るようにしているので、回路構成が簡単にな
り、低コスト化が図れるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明に係る映像中間周波信号処理装置の一
実施例の構成を示すブロック図、第2図及び第3図はこ
の発明に適用される音声SAWフィルタの帯域通過特性を
示す図、第4図はPLL映像検波器の一構成例を示すブロ
ック図、第5図はPLL AM検波器の一構成例を示すブロ
ック図、第6図は従来の映像中間周波信号処理装置の構
成を示すブロック図、第7図は第6図に示した装置に含
まれる映像SAWフィルタの帯域通過特性を示す図、第8
図は第6図に示した装置に含まれる音声SAWフィルタの
帯域通過特性を示す図である。 図において、1はアンテナ、2はチューナー、3は映像
SAWフィルタ、4a及び4bは音声SAWフィルタ、10はスイッ
チ切換端子、23はPLL映像検波器、24はPLL AM検波器、
25は掛算器、SW2はスイッチである。 なお、各図中同一符号は同一または相当部分を示す。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】放送方式ごとに定められた映像搬送波周波
    数の映像信号成分及び音声搬送波周波数の音声信号成分
    を有する映像中間周波信号を入力する入力手段と、 前記入力手段に接続され、前記映像中間周波信号から前
    記映像信号成分を通過させて第1の濾波出力を出力する
    映像フィルタと、 電圧制御発振器を含み、前記映像フィルタに接続され
    て、前記映像搬送波周波数を有し前記第1の濾波出力に
    位相ロックされたロック信号を前記電圧制御発振器から
    出力する位相ロックループ回路と、 前記映像フィルタ及び前記位相ロックループ回路に接続
    され、前記第1の濾波出力を前記ロック信号を用い検波
    して前記映像信号を出力する映像検波器と、 前記放送方式のそれぞれの前記音声搬送波周波数を中心
    とした帯域通過特性を有する複数の音声フィルタを有
    し、前記入力手段に接続され、前記映像中間周波信号を
    濾波し、複数の第2の濾波出力を出力する音声フィルタ
    群と、 前記音声フィルタ群に接続され、前記映像中間周波信号
    が則る前記放送方式に応じて、前記音声フィルタ群の前
    記複数の第2の濾波出力のうちの一つを選択的に伝達す
    るスイッチング手段と、 前記電圧制御発振器及び前記スイッチング手段に接続さ
    れ、前記ロック信号と前記スイッチング手段を介して与
    えられる前記第2の濾波出力との掛算を行い第1の音声
    信号を出力する掛算器と、 前記音声搬送波周波数を有し前記音声信号成分と同期し
    た信号を発生する発振器を含み、前記スイッチング手段
    に接続され、前記スイッチング手段を介して与えられる
    前記第2の濾波出力を前記発振器の出力信号を用いて検
    波し、第2の音声信号を出力する音声検波器と を備えた映像中間周波信号処理装置。
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