JPH10190356A - Fm復調装置および方法 - Google Patents

Fm復調装置および方法

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JPH10190356A
JPH10190356A JP8342870A JP34287096A JPH10190356A JP H10190356 A JPH10190356 A JP H10190356A JP 8342870 A JP8342870 A JP 8342870A JP 34287096 A JP34287096 A JP 34287096A JP H10190356 A JPH10190356 A JP H10190356A
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signal
delay
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output
demodulation
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JP8342870A
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Inventor
Masayasu Kaneko
雅保 金子
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 通過帯域を任意に可変して、S/Nの良好な
FM復調処理を行う。 【解決手段】 バンドパスフィルタ71を介して入力さ
れたFM信号を、加算器21に入力するとともに、遅延
回路22で所定の時間だけ遅延させた後、加算器21に
入力する。加算器21は、2つの入力を加算して、PL
L検波回路72に出力する。遅延回路22の遅延時間
は、FM信号の中心周波数fCにおいて、nτCに設定さ
れている。これにより、加算器21の出力においては、
相関の高いFM信号が2倍のレベルとなる。可変利得回
路73は、PLL検波回路72の出力する復調信号の振
幅を制限し、可変遅延回路32に供給し、可変遅延回路
32の可変遅延時間を制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、FM復調装置およ
び方法に関し、例えば磁気テープに記録されているオー
ディオFM信号を輝度FM信号から分離して復調する場
合に用いて好適なFM復調装置および方法に関する。
【0002】
【従来の技術】S/Nの良さ、外部雑音や妨害に対する
強さといった特徴から、FM信号は、放送通信、ビデオ
テープへの記録など、多くの分野において用いられてい
る。これらの特徴は、その専有帯域幅が広いことからも
たらされるものである。換言すれば、FM信号を復調す
るには、最高変調周波数をPmaxとし、最大周波数偏移
をΔwとすると、所要帯域の信号を抽出するのに、2
(Δw+Pmax)の帯域幅(広帯域幅)のフィルタが必
要となる。その結果、信号が微弱になると、妨害波の影
響を受け易くなり、その瞬時振幅が信号の振幅を超える
と、大きな位相変調を受け、FM復調信号中に、急激に
大きな雑音が出力される。
【0003】すなわち、雑音電力の周波数分布は、伝送
帯域内で平坦な特性を有するので、雑音は、キャリアに
対して雑音の各周波数成分で変調した変調指数が低いP
M波の側波帯とみなすことができる。従って、FM信号
を復調すると、その検波出力には、周波数に比例した、
いわゆる三角ノイズが発生する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】図22は、伝送帯域内
における希望波と妨害波の関係を表している。図22
(A)に示すように、実線で示す希望波に対して、一点
鎖線で示す妨害波がベクトル的に合成されると、破線で
示す合成波が生成される。この合成波は、妨害波が合成
されることで、φの位相変動を受けることになる。図2
2(B)に示すように、希望波のレベルが小さくなる
と、位相変動φが大きくなり、図22(C)に示すよう
に、希望波のレベルがさらに小さくなると、位相変動φ
は、さらに大きくなる。
【0005】また、妨害波と希望波の各周波数の差の周
期で、キャリアのレベルが小さくなる(場合によって
は、無くなる)ため、FM復調出力は、この周期で非常
に大きな雑音妨害を受けることになる。希望波のレベル
がさらに小さくなると、キャリアの位相情報は、妨害波
が支配することになる。これを数式で示すと、次のよう
になる。
【0006】すなわち、いま、希望波(便宜上、無変調
とする)をAcoswCtとし、妨害波をBcoswtとす
る。なお、Δw=w−wCであり、β=B/Aとする。
【0007】FM復調器の出力u(t)は、次式で表す
ことができる。 u(t)=wC+βΔw(cosΔwt+β)/(1+2β
cosΔwt+β2
【0008】合成波のレベルが最小となるcosΔwt=
−1のとき、上記式は次のようになる。 u(t)=wC+βΔw/(β−1)
【0009】図22(C)に示すように、妨害波のレベ
ルが希望波のレベルに近い場合、すなわち、 β=1+ε |ε|≪1 の場合、そのときのFM復調器の出力u(t)maxは、
次のようになる。 u(t)max=wC+Δw+Δw/ε
【0010】妨害波の影響は、各周波数(離調周波数)
およびレベル比に比例するが、図22(C)に示すよう
に、妨害波などにより瞬時キャリアが無くなる場合に
は、上記式におけるΔw/εの項の値が非常に大きくな
り、復調出力を飽和するほどの波高値の雑音(著しく不
快な受信音)が発生する。この現象は、通常、”音やぶ
れ”現象と言われている。
【0011】上記式から明らかなように、FM信号は、
妨害信号のキャリア周波数からの離調が大きいほど(Δ
wが大きいほど)、また、妨害信号と希望信号のレベル
の差が小さいほど(εが小さいほど)、妨害信号の影響
を受け易くなる。従って、帯域幅を広くして、所要帯域
を抽出して、FM復調する場合ほど、弱電界では不利と
なる。
【0012】本発明は、このような状況に鑑みてなされ
たものであり、雑音による妨害を軽減するようにするも
のである。
【0013】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載のFM復
調装置は、入力されたFM信号を遅延する遅延手段と、
入力されたFM信号と、遅延手段により遅延されたFM
信号を加算する加算手段と、加算手段より出力されたF
M信号を復調する復調手段と、復調手段の出力のレベル
を制限し、制限したレベルに対応して遅延手段の遅延時
間を制御する制限手段とを備えることを特徴とする。
【0014】請求項5に記載のFM復調方法は、入力さ
れたFM信号を遅延する遅延ステップと、入力されたF
M信号と、遅延されたFM信号を加算する加算ステップ
と、加算ステップで加算出力されたFM信号を復調する
復調ステップと、復調ステップでの出力のレベルを制限
し、制限したレベルに対応して遅延ステップの遅延時間
を制御する制限ステップとを備えることを特徴とする。
【0015】請求項1に記載のFM復調装置および請求
項5に記載のFM復調方法においては、入力されたFM
信号と、遅延されたFM信号を加算した信号がFM復調
される。FM復調出力のレベルが制限され、制限された
レベルに対応して遅延時間が制御される。
【0016】請求項6に記載のFM復調装置は、入力さ
れたFM信号を遅延する遅延手段と、入力されたFM信
号と、遅延手段により遅延されたFM信号を加算する加
算手段と、加算手段より出力されたFM信号を復調する
復調手段とを備え、遅延手段は、定遅延特性を有する第
1の遅延手段と、単峰遅延特性を有する第2の遅延手段
とを備えることを特徴とする。
【0017】請求項7に記載のFM復調方法は、入力さ
れたFM信号を遅延する遅延ステップと、入力されたF
M信号と、遅延されたFM信号を加算する加算ステップ
と、加算されたFM信号を復調する復調ステップとを備
え、遅延ステップでは、入力されたFM信号を、定遅延
特性で遅延するとともに、単峰遅延特性で遅延すること
を特徴とする。
【0018】請求項6に記載のFM復調装置および請求
項7に記載のFM復調方法においては、FM信号が、定
遅延特性で遅延されるとともに、単峰遅延特性でも遅延
される。従って、所望の帯域のFM信号を抽出し、復調
することができる。
【0019】請求項8に記載のFM復調装置は、入力さ
れたFM信号を遅延する遅延手段と、入力されたFM信
号と、遅延手段により遅延されたFM信号を加算する加
算手段と、加算手段より出力されたFM信号を復調する
復調手段とを備え、遅延手段は、入力されたFM信号の
第1の周波数帯域を抽出する第1の抽出手段と、入力さ
れたFM信号、または第1の抽出手段の出力するFM信
号から第2の周波数帯域を抽出する第2の抽出手段とを
備え、第1の抽出手段と第2の抽出手段の一方は、遅延
手段として機能することを特徴とする。
【0020】請求項9に記載のFM復調方法は、入力さ
れたFM信号を遅延する遅延ステップと、入力されたF
M信号と、遅延ステップにより遅延されたFM信号を加
算する加算ステップと、加算ステップで加算されたFM
信号を復調する復調ステップとを備え、遅延ステップで
は、入力されたFM信号の第1の周波数帯域を抽出する
第1の抽出ステップと、入力されたFM信号、または第
1の抽出ステップで抽出されたFM信号から第2の周波
数帯域を抽出する第2の抽出ステップとを備え、第1の
抽出ステップと第2の抽出ステップの一方の抽出による
遅延を、遅延ステップにおける遅延としても利用するこ
とを特徴とする。
【0021】請求項8に記載のFM復調装置および請求
項9に記載のFM復調方法においては、FM信号から所
定の帯域を抽出するのに必要な時間が、所定の遅延時間
を得るための処理としても利用される。従って、構成を
簡略化し、低コスト化することが可能となる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を説明
するが、特許請求の範囲に記載の発明の各手段と以下の
実施の形態との対応関係を明らかにするために、各手段
の後の括弧内に、対応する実施の形態(但し一例)を付
加して本発明の特徴を記述すると、次のようになる。但
し勿論この記載は、各手段を記載したものに限定するこ
とを意味するものではない。
【0023】請求項1に記載のFM復調装置は、入力さ
れたFM信号を遅延する遅延手段(例えば、図7の遅延
回路22)と、入力されたFM信号と、遅延手段により
遅延されたFM信号を加算する加算手段(例えば、図7
の加算器21)と、加算手段より出力されたFM信号を
復調する復調手段(例えば、図7のPLL検波回路7
2)と、復調手段の出力のレベルを制限し、制限したレ
ベルに対応して遅延手段の遅延時間を制御する制限手段
(例えば、図7の可変利得回路73)とを備えることを
特徴とする。
【0024】請求項3に記載のFM復調装置は、加算手
段の出力するFM信号のキャリアのレベルを検出し、そ
の検出結果に対応して、制限手段によるレベルの制限値
を制御する検出手段(例えば、図7のRF検出回路7
5)をさらに備えることを特徴とする。
【0025】請求項4に記載のFM復調装置は、遅延手
段は、一定の遅延時間を与える固定遅延手段(例えば、
図7の固定遅延回路31)と、制限手段の出力に対応す
る可変の遅延時間を与える可変遅延手段(例えば、図7
の可変遅延回路32)とを備えることを特徴とする。
【0026】請求項5に記載のFM復調装置は、入力さ
れたFM信号の第1の周波数帯域を抽出する第1の抽出
手段(例えば、図6の狭帯域フィルタ51)と、入力さ
れたFM信号、または第1の抽出手段の出力するFM信
号から第2の周波数帯域を抽出する第2の抽出手段(例
えば、図6の広帯域フィルタ52)とを備え、第1の抽
出手段と第2の抽出手段の一方は、遅延手段として機能
することを特徴とする。
【0027】この発明においては、近接する周波数帯域
の2つのFM信号を、その相関を利用して分離し、復調
する。
【0028】図1は、所謂8mm方式のビデオカセットレ
コーダ(商標)の磁気テープ上に記録される信号のスペ
クトラムを表している。同図に示すように、最も高い周
波数帯域には、輝度信号で、所定のキャリアを、周波数
変調したFM輝度信号(YFM信号)が配置されてい
る。FM輝度信号より低い743.444kHzのキャ
リアは、低域変換色度信号で振巾変調されている。低域
変換色度信号よりさらに低い周波数には、4つの周波数
のトラッキングパイロット信号(ATF信号)が配置さ
れている。
【0029】さらにまた、FM輝度信号と低域変換色度
信号の間には、1.5MHzのキャリアを、左(L)と
右(R)のステレオ信号の和信号(L+R信号)で周波
数変調したFMオーディオ信号(AFM信号)と、差信
号(L−R信号)で1.7MHzのキャリアを周波数変
調したFMオーディオ信号(AFM信号)が配置されて
いる。
【0030】水平同期周期さらには垂直同期周期におい
ては無相関のAFM信号も、例えば数μs以内の周期に
おいては、比較的高い相関を有している。これに対し
て、この周期に相当するような輝度信号(YFM信号)
の高域成分は、たまたまその画像が、その周期において
相関を有するような特殊な場合を除いて、一般的には相
関性は低い。従って、くし型フィルタに、相関性の高い
AFM信号と相関性の低いYFM信号を含む磁気テープ
からの再生信号(周波数多重信号)を供給し、処理する
ことで、相関性の低いYFM信号のレベルを抑圧し、相
関性の高いAFM信号のレベルを大きくすることができ
る。
【0031】図2は、このような処理を行うくし型フィ
ルタの構成例を表している。8mm方式のビデオカセット
テープ20には、上述したように、図1に示すようなフ
ォーマットで信号(周波数多重信号)が記録されてい
る。このビデオカセットテープ20の再生信号は、端子
Xからくし型フィルタに入力され、加算器21に供給さ
れる。また、端子Xより入力された信号の一部は、遅延
回路22において、時間τ(秒)だけ遅延された後、加
算器21に供給される。加算器21は、端子Xより入力
された遅延されていない信号と、遅延回路22により時
間τだけ遅延された信号を加算し、端子Yから出力す
る。上述したように、ビデオカセットテープ20の再生
信号にはAFM信号とYFM信号が含まれているが、遅
延時間τを、AFM信号が充分な相関を有する時間に設
定すれば、端子Yから出力される信号中のAFM信号の
レベルを、YFM信号に較べて充分大きくすることがで
きる。
【0032】いま、このくし型フィルタの入出力をそれ
ぞれx,y、その伝達関数をG(w)、その振幅特性を
|G(w)|とすると、それぞれの値は、次式で表され
る。 伝達関数G(w)=y/x =1−e^(−jwτ) …(1) 振幅特性|G(w)|=2|SIN wτ/2| …(2)
【0033】ここで、図2のくし型フィルタで抽出され
るFM信号の角周波数(抽出角周波数)wCと遅延時間
τの関係を求めると、|G(wC)|=1より、次のよ
うになる。 wC・τ/2=nπ …(3) τ=nτc …(4) ここで、 n=0,1,2・・・ である。また、抽出周波数をfCとすると、次式が成立
する。 2πfC=wC τc =1/fC
【0034】なお、加算器21の加算を、逆極性の信号
を減算することで実行する場合は、 n=(2m+1)τc/2 (m=0,1,2,…) となる。
【0035】すなわち、非相関信号を抑圧し、相関信号
を抽出するには、遅延回路22の遅延時間τは、抽出し
たい周波数fCの周期τcのn倍の遅延時間に設定する必
要がある。これを抽出遅延時間τfと呼ぶことにする。
【0036】次に、FM信号に対する抽出遅延時間につ
いて考察する。FM信号の瞬時角周波数をwi、変調信
号をa・COS pt、比例定数をKfとすると、次式
が成立する。 wi=wC+Kf・a・COS pt =wC+Δw・COS pt …(5) ここでaは変調レベル、pは変調角周波数である。Δw
(=a・Kf=2πΔf)は角周波数偏位であり、変調
レベルaに比例する。また、Δfは周波数偏位である。
【0037】FM信号の抽出遅延時間τfは、(3)式
におけるwCを、(5)式のwi で置換することによ
り、また、Δw/wC≪1であるから、次のように表さ
れる。 τf =2nπ/wi=2nπ/wC(1+(Δw/wC)・COS pt) ≒2nπ(1−(Δw/wC)・COS pt)/wC …(6) また、wC=2πfC,Δw=2πΔf,1/fC=τc
あるから、(6)式は次のようになる。 τf≒nτc(1−(Δf/fC)・COS pt) ≒τ−τa・COS pt …(7) ここでτa=τ・(Δf/fC)=τ・(Δw/wC)で
ある。
【0038】(5)式と(7)式を比較すると、角周波
数wiと遅延時間τfが対応しているのが判る。
【0039】(7)式を(4)式と比較すると明らかな
ように、相関を利用してFM信号を抽出するには、図3
に示すように、遅延回路22を、固定遅延回路31と可
変遅延回路32とに区分し、固定遅延回路31による固
定遅延τに加えて、さらに、可変遅延回路32により、
変調レベルに対応する復調レベルに比例する可変遅延を
逆極性で施せば良いことが判る。いま、図3の遅延回路
22に、仮に、e^(jwC t)を入力すると、その出
力は、 e^(j(wC(t−τ)+τ・Δw・COS p
t)) となり、遅延回路22では、 τ・Δw・COS pt の位相変調が行われていることになる。換言すれば、こ
のことは、FM信号を遅延時間τf秒後の相関性を利用
して抽出するためには、図3に示すように、固定遅延回
路31により時間τだけ遅延させるだけでなく、可変遅
延回路32で τ・Δw・COS pt の位相変調を行う必要があることを示している。
【0040】次に、図4を参照して、加算器21と遅延
回路22よりなるくし型フィルタによる妨害信号に対す
る改善効果をベクトル的に説明する。図4において、入
力されたFM信号が遅延回路22で遅延されると、その
遅延時間は、nτCであるから、希望波の位相は、本信
号系における希望波の位相と同相となる。従って、加算
器21の出力するFM信号の希望波は、本信号系の希望
波のレベルと、遅延信号系の希望波のレベルとが加算さ
れるため、元のレベルの2倍となる。
【0041】これに対して、遅延回路22で遅延され
た、相関を有しない妨害波の位相は、本信号系(遅延さ
れていない信号系)に対して、Δwτfだけ遅延され
る。妨害波は相関を有しないため、この位相は、本信号
系の位相とは異なっている。その結果、加算器21で遅
延信号系の妨害波と本信号系の妨害波とがベクトル的に
合成されると、合成された妨害波は、そのレベルが元の
レベルより小さくなる。従って、合成された希望波と合
成された妨害波とをベクトル的に合成して得た合成波が
受ける位相変動φは、入力の段階(本信号系)における
位相変動φより、充分小さくなる。
【0042】妨害波が希望波と同一周波数である場合、
Δw=0であるから、ΔwnτC=0となり、雑音特性
は改善されないが、離調周波数Δwがπ/nτC近傍の
値である場合、妨害信号は、本信号系に対して逆相とな
るので、加算器21で加算することで相殺される。この
相殺される周波数が抽出する周波数帯域の限界周波数に
なるようにくし型フィルタの特性を設定するのが好まし
い。
【0043】相関時間後も本信号系と遅延信号系の両方
に妨害信号が同時に存在することは稀であり、通常は、
例えばイグニッションノイズのようにランダムな妨害信
号は、遅延回路22の遅延時間後においても、まだ存在
することはほとんど無い。従って、加算器21で時系列
的にノイズを加算すると、ノイズの数は倍となるが、そ
のレベルは変化しない。これに対して、上述したよう
に、希望波は、そのレベルが2倍となるので、希望波の
妨害波に対する比がFM所要帯域幅全般に渡って6dB
だけ改善されたことになり、FM復調ノイズは、大幅に
低減される。
【0044】また、希望波が瞬時的に欠落(ドロップア
ウト)したとしても、希望波は、相関的に補間されるの
で、欠落による影響を軽減することができる。
【0045】遅延回路22の遅延時間は、FM信号の基
本周期の整数倍に設定する必要がある。従って、例えば
FM信号の所定の周波数帯域を抽出するためのバンドパ
スフィルタの群遅延が一定(定遅延特性)であるとする
と、減衰極の周波数が一意的に決定されるため、復調時
に要求される所要帯域幅に合わない場合が発生する。
【0046】例えば遅延回路22として、図5(C)の
曲線aに示す線形な特性の可変遅延回路32だけを設け
ると、くし型フィルタの通過帯域幅は、図5(A)に示
すように、その減衰極が等間隔に発生することになる。
その結果、必要な通過帯域幅に較べて、必要以上に広い
帯域幅となってしまい、ノイズによる影響を受け易くな
る。
【0047】これに対して、遅延回路22に、図5
(C)の曲線bで示すような、非線形な遅延特性(単峰
遅延特性)、または所定の帯域においてのみ定遅延特性
を有する固定遅延回路31を付加することで、くし型フ
ィルタの通過帯域を、図5(B)に示すように、その減
衰極が等間隔に発生せず、希望する通過帯域幅に丁度合
った幅に設定することが可能となる。これにより、通過
帯域幅が必要以上に広くなってしまうことが防止され、
ノイズに対する特性を改善することができる。
【0048】ところで、FM信号の受信復調時に、変調
信号の周波数偏移などの帯域幅に応じて、入力信号か
ら、復調するのに必要な帯域の信号を抽出するフィルタ
の通過帯域を切り替えるようにする場合がある。例え
ば、図6(A)に示すように、より狭い通過帯域を有す
る狭帯域フィルタ51と、より広い通過帯域を有する広
帯域フィルタ52とを並列に設け、スイッチ53で一方
のフィルタ出力を選択するようにする構成が知られてい
る。
【0049】このような構成を実現する場合、本発明に
おいては、図6(B)または図6(C)に示すように、
各フィルタが配置される。
【0050】すなわち、図6(B)に示す構成において
は、FM信号が狭帯域フィルタ51に入力され、所定の
帯域の成分が抽出される。そして、その出力が加算器6
2に供給されるとともに、広帯域フィルタ52にも供給
される。広帯域フィルタは、入力された信号から、所定
の帯域を抽出し、可変遅延回路61を介して、加算器6
2に供給する。加算器62は、狭帯域フィルタ51の出
力と可変遅延回路61の出力を加算し、出力する。
【0051】すなわち、この構成例においては、加算器
62が、図3における加算器21に対応しており、広帯
域フィルタ52が、図3における固定遅延回路31に対
応しており、可変遅延回路61が、図3における可変遅
延回路32に対応している。広帯域フィルタ52と可変
遅延回路61の遅延時間の合計は、通過帯域の中心の周
波数fCにおいて、nτCとなるように設定される。これ
により、図3に示した構成と同様に、加算器62からS
/Nの良好なFM信号を得ることができる。
【0052】また、図6(C)に示す構成例において
は、FM信号が狭帯域フィルタ51と広帯域フィルタ5
2の両方に入力される。狭帯域フィルタ51の出力は、
加算器62に入力される。また、広帯域フィルタ52の
出力は、可変遅延回路61を介して、加算器62に入力
される。この構成の場合、広帯域フィルタ52と可変遅
延回路61の合計の遅延時間と、狭帯域フィルタ51の
遅延時間の差が、通過帯域の中心周波数fCにおいて、
nτCとなるように設定される。これにより、図6
(B)に示す場合と同様の効果を実現することができ
る。
【0053】図6(B)または図6(C)に示す構成
は、変周比(=周波数偏移/キャリア周波数)が大きい
場合には適用することが困難であるが、周波数偏移が小
さい場合には、このような構成を採用することができ
る。このようにすると、帯域フィルタを遅延回路の一部
として利用することができるので、構成を簡略化し、低
コスト化することが可能となる。
【0054】図7は、以上の原理に従って、伝送路を介
して伝送されてきた(例えば、ビデオカセットテープ2
0から再生された)FM信号を受信し、これを復調する
場合のFM復調装置の具体的な構成例を表している。こ
の構成例においては、FM信号がバンドパスフィルタ
(BPF)71に入力され、所定の周波数帯域の成分が
分離された後、加算器21と遅延回路22に入力され
る。遅延回路22は、図3における場合と同様に、固定
遅延回路31と可変遅延回路32で構成されている。そ
して、可変遅延回路32の出力が加算器21に供給さ
れ、バンドパスフィルタ71からの信号と加算される。
【0055】加算器21の出力は、PLL検波回路72
に入力され、FM検波される。そして、PLL検波回路
72の出力は、ディエンファシス回路74に入力され、
ディエンファシス処理された後、図示せぬ回路に出力さ
れる。また、PLL検波回路72の出力する復調信号
は、可変利得回路73に入力され、その振幅(レベル)
が所定の値に制限された後、可変遅延回路32に入力さ
れ、可変遅延回路32の遅延時間を制御する。
【0056】すなわち、この図7に示す構成例のくし型
フィルタの通過帯域特性は、可変利得回路73で、その
振幅を制限しない場合には、図8(A)において、太い
破線で示すような広い通過帯域の特性となっている。こ
れに対して、可変利得回路73で復調信号の振幅を制限
するようにした場合には、その通過帯域特性は、図8
(B)に示すように、図8(A)に示す場合より狭くな
る。
【0057】そこで、加算器21の出力するFM信号の
レベル(キャリアのレベル)をRF検出回路75で検出
し、その検出結果に対応して、可変利得回路73の振幅
制限値を制御するようにすることで、帯域通過特性を自
動的に制御することができる。雑音は、所要帯域幅にお
いて一定であるが、信号は、中心周波数fC付近におい
て、最大の相関を有するものとなる。そこで、RF検出
回路75が検出するFM信号の(RF信号の)レベルが
小さくなった場合には、可変利得回路73を制御して、
その振幅値を小さい値に設定させるように制御すれば、
図8(B)に示すような通過帯域特性が実現されるの
で、結果的にS/Nを重視したFM復調処理を行うこと
ができる。
【0058】次に、以上の各回路の具体的な特性例につ
いて説明する。図9は、図3の固定遅延回路31の遅延
特性を表している。同図に示すように、遅延特性は、図
5(C)の曲線bに対応して、中心周波数fC(=1.
5MHz)においてピークを呈し、それより低い周波
数、およびそれより高い周波数において、遅延時間が少
なくなるノンリニア特性となっている。遅延回路31の
ゲインは、ほぼ一定とされている。
【0059】図10は、固定遅延回路31の位相特性を
表している。同図に示すように、中心周波数fC±10
0kHzにおいて、位相が大きく変化する特性となって
いる。
【0060】図11は、図3の加算器21の出力の特性
(すなわち、くし型フィルタの出力特性)を表してい
る。ゲインと位相が、それぞれ中心周波数fC±100
kHz付近において、減衰極を構成していることがわか
る。
【0061】図12は、図6(B)の広帯域フィルタ5
2のゲインと位相の特性を表している。また、図13
は、図6(B)の加算器62の出力のゲインと位相の特
性を表している。
【0062】図14は、図3の固定遅延回路31の群遅
延時間を変更した場合の特性を表している。同図に示す
ように、群遅延の遅延時間を短くすると、通過帯域が広
くなり、長くすると、通過帯域が狭くなる。
【0063】図15は、固定遅延回路31の中心周波数
Cをシフトした場合の減衰極のシフトの様子を表して
いる。
【0064】図16は、図3の加算器21に対して、可
変遅延回路32の出力を供給した場合(オンした場合)
と、供給しない場合(オフした場合)の加算器21の出
力特性を表している。オンした場合、中心周波数から離
れた帯域に減衰極が形成されていることがわかる。
【0065】図17は、図7のPLL検波回路72の出
力の特性を表している。この場合においても、加算器2
1に可変遅延回路32の出力を供給した場合(オンした
場合)、供給しない場合(オフした場合)に較べて、広
域の周波数帯域におけるノイズが抑制されていることが
わかる。
【0066】図18は、FM信号にイグニッションノイ
ズを付加した場合における図7のPLL検波回路72の
出力の特性を表している。この場合においても、可変遅
延回路32をオフした場合より、オンした場合の方が、
ノイズを抑制することができることがわかる。
【0067】図19と図20は、イグニッションノイズ
を付加したFM信号をPLL検波回路72で復調して得
られたFM復調信号の波形を観測した状態を表してい
る。図19は、可変遅延回路32をオフした場合であ
り、図20は、オンした場合を表している。図20に示
す場合、図19に示す場合に較べて、パルス状のノイズ
が抑制されていることがわかる。
【0068】図21は、図3の加算器21の出力特性を
示す。曲線bは、加算器21に入力される本線系の信号
を表しており、曲線aは、可変遅延回路32をオンした
場合の加算器21の出力特性を表している。曲線aは、
曲線bに対して、6dBだけ出力が増加していることが
わかる。曲線cは、可変遅延回路32を停止状態とした
(復調信号をオフとした)場合を表している。この場
合、通過帯域幅が狭くなっていることがわかる。この場
合、FM信号は、振幅変動分をもち、復調信号は、瞬時
的に歪みを伴うが、信号が雑音に埋もれるような弱電界
の環境下では、雑音を抑制することができる。
【0069】以上の実施の形態においては、ビデオカセ
ットテープ20が再生したFM信号を復調する場合を例
としたが、この他、チューナなどで受信したFM信号を
復調する場合にも、本発明は適用することが可能であ
る。
【0070】
【発明の効果】以上の如く、請求項1に記載のFM復調
装置および請求項5に記載のFM復調方法によれば、復
調信号のレベルを制限し、制限したレベルに対応して遅
延時間を制御するようにしたので、通過帯域幅を任意に
変更しつつ、S/Nの良好なFM復調処理を行うことが
可能となる。
【0071】請求項6に記載のFM復調装置および請求
項7に記載のFM復調方法によれば、FM信号を、定遅
延特性で遅延するとともに、単峰遅延特性でも遅延する
ようにしたので、所望の帯域のFM信号を抽出し、復調
することができる。
【0072】請求項8に記載のFM復調装置および請求
項9に記載のFM復調方法によれば、FM信号から所定
の帯域を抽出するのに必要な時間を、所定の遅延時間を
得るための処理としても利用するようにしたので、構成
を簡略化し、低コスト化することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】8mm方式の記録信号のスペクトラムを説明する
図である。
【図2】本発明のFM復調装置を構成するくし型フィル
タの原理的構成を示すブロック図である。
【図3】本発明のFM復調装置を構成するくし型フィル
タの構成例を示すブロック図である。
【図4】妨害波の影響を軽減する動作を説明する図であ
る。
【図5】図3のくし型フィルタの特性を説明する図であ
る。
【図6】本発明のくし型フィルタの他の構成例を示すブ
ロック図である。
【図7】本発明のFM復調装置の構成例を示すブロック
図である。
【図8】図7の実施の形態の通過帯域特性を示す図であ
る。
【図9】固定遅延回路31の遅延特性を示す図である。
【図10】固定遅延回路31の位相特性を示す図であ
る。
【図11】図3の加算器21の出力特性を示す図であ
る。
【図12】図6(B)の広帯域フィルタ52のゲインと
位相特性を示す図である。
【図13】図6(B)の加算器62の出力特性を示す図
である。
【図14】図3の固定遅延回路31の群遅延特性を示す
図である。
【図15】図3の加算器21の出力特性を示す図であ
る。
【図16】図3の加算器21の出力特性を示す図であ
る。
【図17】図7のPLL検波回路72の出力特性を示す
図である。
【図18】図7のPLL検波回路72の出力特性を示す
図である。
【図19】図7のPLL検波回路72の出力する信号の
波形を示す図である。
【図20】図7のPLL検波回路72の出力する信号の
波形を示す図である。
【図21】図3の加算器21の出力特性を示す図であ
る。
【図22】希望波に対する妨害波の妨害を説明する図で
ある。
【符号の説明】
21 加算器, 22 遅延回路, 31 固定遅延回
路, 32 可変遅延回路, 51 狭帯域フィルタ,
52 広帯域フィルタ, 61 可変遅延回路, 6
2 加算器, 71 バンドパスフィルタ, 72 P
LL検波回路,73 可変利得回路, 74 ディエン
ファシス回路, 75 RF検出回路

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力されたFM信号を遅延する遅延手段
    と、 前記入力されたFM信号と、前記遅延手段により遅延さ
    れたFM信号を加算する加算手段と、 前記加算手段より出力された前記FM信号を復調する復
    調手段と、 前記復調手段の出力のレベルを制限し、制限したレベル
    に対応して前記遅延手段の遅延時間を制御する制限手段
    とを備えることを特徴とするFM復調装置。
  2. 【請求項2】 前記遅延手段の遅延時間は、前記加算手
    段の一方の入力と他方の入力の時間差が、前記FM信号
    の基本周期の整数倍となるように設定されていることを
    特徴とする請求項1に記載のFM復調装置。
  3. 【請求項3】 前記加算手段の出力するFM信号のキャ
    リアのレベルを検出し、その検出結果に対応して、前記
    制限手段によるレベルの制限値を制御する検出手段をさ
    らに備えることを特徴とする請求項1に記載のFM復調
    装置。
  4. 【請求項4】 前記遅延手段は、 一定の遅延時間を与える固定遅延手段と、 前記制限手段の出力に対応する可変の遅延時間を与える
    可変遅延手段とを備えることを特徴とする請求項1に記
    載のFM復調装置。
  5. 【請求項5】 入力されたFM信号を遅延する遅延ステ
    ップと、 前記入力されたFM信号と、前記遅延されたFM信号を
    加算する加算ステップと、 前記加算ステップで加算出力された前記FM信号を復調
    する復調ステップと、 前記復調ステップでの出力のレベルを制限し、制限した
    レベルに対応して前記遅延ステップの遅延時間を制御す
    る制限ステップとを備えることを特徴とするFM復調方
    法。
  6. 【請求項6】 入力されたFM信号を遅延する遅延手段
    と、 前記入力されたFM信号と、前記遅延手段により遅延さ
    れたFM信号を加算する加算手段と、 前記加算手段より出力された前記FM信号を復調する復
    調手段とを備え、 前記遅延手段は、 定遅延特性を有する第1の遅延手段と、 単峰遅延特性を有する第2の遅延手段とを備えることを
    特徴とするFM復調装置。
  7. 【請求項7】 入力されたFM信号を遅延する遅延ステ
    ップと、 前記入力されたFM信号と、前記遅延されたFM信号を
    加算する加算ステップと、 前記加算された前記FM信号を復調する復調ステップと
    を備え、 前記遅延ステップでは、 前記入力されたFM信号を、定遅延特性で遅延するとと
    もに、単峰遅延特性で遅延することを特徴とするFM復
    調方法。
  8. 【請求項8】 入力されたFM信号を遅延する遅延手段
    と、 前記入力されたFM信号と、前記遅延手段により遅延さ
    れたFM信号を加算する加算手段と、 前記加算手段より出力された前記FM信号を復調する復
    調手段とを備え、 前記遅延手段は、 前記入力されたFM信号の第1の周波数帯域を抽出する
    第1の抽出手段と、 前記入力されたFM信号、または前記第1の抽出手段の
    出力するFM信号から第2の周波数帯域を抽出する第2
    の抽出手段とを備え、 前記第1の抽出手段と第2の抽出手段の一方は、前記遅
    延手段として機能することを特徴とするFM復調装置。
  9. 【請求項9】 入力されたFM信号を遅延する遅延ステ
    ップと、 前記入力されたFM信号と、前記遅延ステップにより遅
    延されたFM信号を加算する加算ステップと、 前記加算ステップで加算された前記FM信号を復調する
    復調ステップとを備え、 前記遅延ステップでは、 前記入力されたFM信号の第1の周波数帯域を抽出する
    第1の抽出ステップと、 前記入力されたFM信号、または前記第1の抽出ステッ
    プで抽出されたFM信号から第2の周波数帯域を抽出す
    る第2の抽出ステップとを備え、 前記第1の抽出ステップと第2の抽出ステップの一方の
    抽出による遅延を、前記遅延ステップにおける遅延とし
    ても利用することを特徴とするFM復調方法。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7706452B2 (en) 2004-04-20 2010-04-27 Panasonic Corporation Reception device, transmission device, and radio system

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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