JPH0531281U - 無線機筺体の構造 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】無線機筺体に備えているコネクタにケーブルを
接続する場合に、ケーブルの引き廻し方向に対応して無
線機筺体を取付具に固定できるようにする。 【構成】取付具１２に無線機筺体１１の表面を上にして
固定する時は、取付具１２の引換部１２ａ−１２−ｂ，
フック１２−ｃ，凸部１２−ｄ，１２−ｅに無線機筺体
１１の引掛用凹部１１−ｂ，１１−ｄ，固定用凹部１１
−ｆ，に位置決め用凹部１１−ｈ，１１−ｊにそれぞれ
係合させ、固定する。取付具１２に無線機筺体１１の裏
面を上にして固定する時は、取付具１２の引掛部１２−
ａ，１２−ｂ，フック１２−ｃ，凸部１２−ｄ，１２−
ｅに無線機筺体１１の引掛用凹部１１−ａ，１１−ｃ，
固定用凹部１１−ｅ，位置決め用凹部１１−ｇ，１１−
ｉにそれぞれ係合させ固定する。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は無線機筺体の構造に関する。

【０００２】

【従来の技術】

従来の無線機筺体の構造は、図３に示すように、無線機筺体２１の表裏が明確 であり、側面と相対する面に、それぞれ引掛用凹部２１−ａ，２１−ｂ及び固定 用凹部２１−ｃを設け、無線機筺体２１の裏面に位置決め用凹部１２−ｄ，１２ −ｅを具備し、無線機筺体２１を固定する取付具１２の一端には、引掛用凹部２ １−ａ，２１−ｂそれぞれに係合する金具の上に柔弾性部料でおおった引掛部１ ２−ａ，１２−ｂと、底板１３上に位置決め用凹部２１−ｄ，２１−ｅそれぞれ に挿入する金具の上に柔弾性部料でおおった凸部１２−ｄ，１２−ｅと、更に引 掛部１２−ａ，１２−ｂの対面端に無線機筺体２１の固定用凹部２１−ｃに回転 嵌合するフック１２−ｃで固定する構造となっている。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

この従来の無線機筺体の構造は、図３に示すように取付具１２に固定する際に 、無線機筺体２１に具備しているコネクタに接続されるケーブルの引き回し方向 に対応して、固定方向を変える必要がある場合が生じるが、図４に示すように取 付具１２を水平１８０°の範囲で回転固定させるだけに限られてしまうなどの問 題点がある。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

本考案の無線機筺体の構造は、第１の側面に複数の引掛部と、前記第１の側面 に対向する第２の側面に嵌合用フックと、底板上に複数の凸部とを備える取付具 に固定される無線機筺体の構造において、前記無線機筺体の表面と裏面との仮想 中心面に対して互いに面対称となる位置に設けられた、前記複数の引掛部に係合 する複数の引掛凹部と、前記フックに嵌合する複数の固定用凹部と、前記複数の 凸部が挿入する複数の位置決め用凹部とを有している。

【０００５】

【実施例】

次に、本考案について図面を参照して説明する。

【０００６】 図１は本考案の一実施例を適用する無線機筺体の斜視図である。

【０００７】 図１において、本適用例の無線機筺体１１は、第１の側面に引掛部１２−ａ， １２−ｂと、第１の側面に対向する第２の側面に嵌合用フック１２ｃと、底板１ ３上に凸部１２−ｄ，１２−ｅとを備える取付具１２に対して、無線機筺体１１ の表面と裏面との仮想中心面に対して互いに面対称となる位置に設けられた、引 掛部１２−ａ，１２−ｄに係合する引掛用凹部１１−ａ，１１−ｂ，１１−ｃ， １１−ｄと、フック１２−ｃに嵌合する固定用凹部１１−ｅ，１１−ｆと、凸部 １２−ｄ，１２−ｅが挿入する位置決め用凹部１１−ｉ，１１−ｇ，１１−ｊ， １１−ｈとを有する構造となっている。

【０００８】 図１に示すように、取付具１２に無線機筺体１１の表面を上にして固定する時 は取付具１２の引換部１２ａ−１２ｂ，フック１２−ｃ，凸部１２−ｄ，１２− ｅに無線機筺体１１の引掛用凹部１１−ｂ，１１−ｄ，固定用凹部１１−ｆ，位 置決め用凹部１１−ｈ，１１−ｊにそれぞれ係合させ、固定する。

【０００９】 取付具１２に無線機筺体１１の裏面を上にして固定する時は、取付具１２の引 掛部１２−ａ，１２−ｂ，フック１２−ｃ，凸部１２−ｄ，１２−ｅに無線機筺 体１１の引掛用凹部１−ａ，１１−ｃ，固定用凹部１１−ｅ，位置決め用凹部１ １−ｇ，１１−ｉにそれぞれ係合させ固定する。

【００１０】 図２は本適用例の無線機筺体のコネクタにケーブルを接続したときの向きを示 し、（ａ）は正規の状態の向きを示す図、（ｂ）は（ａ）の状態を１８０度回転 した場合を示す図、（ｃ）は（ａ）の状態を表裏回転した場合を示す図、（ｄ） は（ｃ）の状態を１８０度回転した場合を示す図である。

【００１１】 図２おいて、無線機筺体１１のコネクタＴ_a ，Ｔ_b のそれぞれにケーブルを接 続した場合、ケーブルの引き回し方向に対し、４種類のケーブル引き回し方向に 対応して無線機筺体１１を取付具１２に固定することができる。

【００１２】

【考案の効果】

以上説明したように本考案は、第１の側面に複数の引掛部と、第１の側面に対 向する第２の側面に嵌合用フックと、底板上に複数の凸部とを備える取付具に固 定される無線機筺体の構造において、無線機筺体の表面と裏面との仮想中心面に 対して互いに面対称となる位置に設けられた、複数の引各部に係合する福の引掛 用凹部と、フックに嵌合する複合の固定用凹部と、複数の凸部が挿入する複数の 位置決め用凹部とを有することにより、無線機筺体を表裏関係なく反転固定でき 、無線機筺体に備えているコネクタにケーブル引き廻し方向等に対応してケーブ ルを接続して取付具に固定できるという効果がある。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の一実施例を適用する無線機筺体の斜視
図である。

【図２】本適用例の無線機筺体のコネクタにケーブルを
接続したときの向きを示し、（ａ）は正規の状態の向き
を示す図、（ｂ）は（ａ）の状態を１８０度回転した場
合を示す図、（ｃ）は（ａ）の状態を表裏回転した場合
を示す図、（ｄ）は（ｃ）の状態を１８０度回転した場
合を示す図である。

【図３】従来の無線機筺体の一例を示す斜視図である。

【図４】図３に示す無線機筺体のコネクタにケーブルを
接続したときの向きを示し（ａ）は正規の状態の向きを
示す図、（ｂ）は（ａ）の状態を１８０度回転した場合
を示す図である。

【符号の説明】

１１，２１ 無線機筺体 １２ 取付具 １１−ａ，１１−ｂ，１１−ｃ，１１−ｄ，２１−ａ，
２１−ｂ 引掛用凹部 １１−ｅ，１１−ｆ，２１−ｃ 固定用凹部 １１−ｇ，１１−ｈ，１１−ｉ，１１−ｊ，２１−ｄ，
２１−ｅ 位置決め用凹部 １２−ａ，１２−ｂ 引掛部 １２−ｃ フック １２−ｄ，１２−ｅ 凸部 １３ 底板 Ｔ_a ，Ｔ_b コネクタ

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 第１の側面に複数の引掛部と、前記第１
   の側面に対向する第２の側面に嵌合用フックと、底板上
   に複数の凸部とを備える取付具に固定される無線機筺体
   の構造において、前記無線機筺体の表面と裏面との仮想
   中心面に対して互いに面対称となる位置に設けられた、
   前記複数の引掛部に係合する複数の引掛凹部と、前記フ
   ックに嵌合する複数の固定用凹部と、前記複数の凸部が
   挿入する複数の位置決め用凹部とを有することを無線機
   筺体の構造。