JP2513289Y2 - 電磁波障害除去フィルタ - Google Patents

電磁波障害除去フィルタ

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JP2513289Y2
JP2513289Y2 JP1990126102U JP12610290U JP2513289Y2 JP 2513289 Y2 JP2513289 Y2 JP 2513289Y2 JP 1990126102 U JP1990126102 U JP 1990126102U JP 12610290 U JP12610290 U JP 12610290U JP 2513289 Y2 JP2513289 Y2 JP 2513289Y2
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JP
Japan
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case
pair
magnetic core
signal line
core pieces
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将孝 小原
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Taiyo Yuden Co Ltd
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Taiyo Yuden Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、一対の磁性体コア片から成り、その接合面
を互いに接合したとき、該一対の磁性体コア片間に信号
線挿入孔が形成される磁性体コアを信号線挿通孔を有す
るケース内に収納保持した電磁波障害除去フィルタに関
する。
(従来の技術) 従来より、電子機器の本体とその端末例えばパーソナ
ルコンピュータとディスプレイ又はプリンタ等を接続す
る信号線に配設し、その信号線に流れる信号に重畳する
ノイズを除去する電磁波障害除去フィルタが知られてい
る。
このフィルタは配線された信号線に装着し、ノイズ除
去効果を確認しながら最適の磁性体コアを選択できるま
で装着と離脱を繰返す。
第4図は従来の電磁波障害除去フィルタの一例を示
す。同図において、a1,a2は接合面を有する磁性体コア
片、b1,b2は一方に係止片c,他方に係止突起dを有する
ケース部材で、ケース部材b1とb2はヒンジにより連結さ
れて開閉自在であり、各ケース部材b1,b2の側壁には信
号線挿通孔用凹部eとこの凹部eの両側に形成された溝
fとの間に一対の信号線挟持用片gが形成されている。
この構成によれば、一対の磁性体コア片a1,a2を接合
し、ケースを閉成してフィルタを信号線hに装着したと
き、信号線hはケース部材b1,b2の信号線挟持用片gの
弾性によって挟持され、磁性体コアaは信号線hに固定
される。
(考案が解決しようとする課題) 上述した従来の電磁波障害除去フィルタによれば、柔
軟性がないケースと一体に形成された信号線挟持用片g
の弾性によって信号線を挟持して、フィルタを信号線に
固定していたので、信号線が弯曲しているところでは、
信号線への装着が困難であるという課題があった。
本考案は、折曲自在な信号線の湾曲部にも装着するこ
とができ、ノイズ除去を施すことが可能な電磁波障害除
去フィルタを提供することをその目的とするものであ
る。
(課題を解決するための手段) 本考案は、上述の目的を達成するために、磁性体コア
とケースから成り、該磁性体コアは、複数の磁性体コア
ユニットから成り、該磁性体コアユニットは、各々接合
面を有する一対の磁性体コア片から成り、該一対の磁性
体コア片の一方の接合面を他方の磁性体コア片の接合面
に接合したとき該一対の磁性体コア片間に信号線挿通孔
が形成されるものであり、前記ケースは、前記一対の磁
性体コア片を各々収納する複数のケースユニットから成
り、該ケースユニットは、前記一対の磁性体コア片の一
方及び他方を各々収納する一対のケース部材から成り、
該一対のケース部材は、ヒンジで互いに連結されて開閉
自在で、各々の両側壁の接合部には閉じたとき信号挿通
孔を形成する凹部が形成されたものであり、前記複数の
ケースユニットの一方のケース部材と他方のケース部材
は、各々該ケース部材と一体に成型された可撓性の連結
部材で互いに連結されたものであることを特徴とする。
(作用) 信号線の湾曲している部分にフィルタを装着するとき
はケースの連結部は撓んで複数対の磁性体コア片の貫通
孔に湾曲した信号線を挿通することができ、信号線の湾
曲が変化しても、これに追従することができる。
(実施例) 以下本考案の実施例を図面につき説明する。
第1図乃至第3図は本考案の一実施例を示す。
同図において、11,12…15は各々磁性体コアユニット
で、この例えば5個の磁性体コアユニット11,12…15
フィルタの磁性体コアを構成する。各磁性体コアユニッ
ト11,12,…15は一対の磁性体コア片(11a,11b)(12
a,12b)…(15a,15b)から成っている。各対の磁性体
コア片(11a,11b)…は各々接合面を有し、接合したと
き信号線挿通孔が形成される凹部2を有している。31
32…35は各々ケースユニットで、この例えば5個のケー
スユニット31,32…35がフィルタのケースを構成する。
各ケースユニット31,32…35はヒンジ10によって開閉自
在に連結された一対のケース部材(31a,31b),(32a,
32b)…(35a,35b)から成り、5個のケース部材31a,
32a,…35aと5個のケース部材31b,32b…35bはそれぞ
れケース部材と一体で小径の円弧状連結部材4で連結さ
れている。このケース部材(31a,31b),…(35a,3
5b)及び連結部材4は樹脂製で且つ柔軟であって、連
結部材4のところで自由に曲げることができる。
第1図示のようにケースが開放された状態で信号線5
を磁性体コア片11b,12b…15bの凹部2内に配置し、第
2図図示のようにケースを閉成し、各ケースユニット
31,32…35の一方のケース部材31a,32a…35aの係止片
6の孔7を他方のケース部材31b,32b…35bの係止突起
8に嵌入することによりケースを閉成状態に係止する。
第4図及び第5図は本考案の第2図の実施例を示す。
この実施例では、5個のケース部材31a,32a…35aと
5個のケース部材31b,32b…35bをそれぞれ連結する連
結部材4Aは、ケース部材31a,32a…35a及び31b,32b…
35bと同径の円弧状をなし、該円弧面に沿って複数の窓
9が形成されている。
第6図及び第7図に示す本考案の第3の実施例では、
連結部材4Bは蛇腹状に形成されている。
尚、前記各実施例において、11は前記一対のケース部
材31aと31b、32aと32b、・・・35aと35bをそれぞ
れ閉じたとき信号線挿通孔を形成するケース部材31a、
31b、32a、32b、・・・35a、35bの各両側壁の接合
部に形成された凹部である。
(考案の効果) 本考案は、上述の通り構成されているから、折曲自在
な信号線の湾曲部にも装着することができ、且つ従来の
ものに比べて部品点数が少なく、組み立てが簡単であっ
て製造コストが低廉であり、ノイズの除去に有効である
等の効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は、信号線に装着する前の本考案の一実施例の斜
面図、第2図は信号線に装着した状態のその斜面図、第
3図はその断面図、第4図はケースを閉成した状態の本
考案の第2の実施例の斜面図、第5図はケースを開放し
た状態のその要部の斜面図、第6図はケースを閉成した
状態の本考案の第3の実施例の斜面図、第7図はケース
を開放した状態のその要部の斜面図、第8図はケースを
開放した状態の従来のフィルタの斜面図である。 11,12…15……磁性体コアユニット 11a,11b,12a,12b…15a,15b……磁性体コア片 2……凹部 31,32…35……ケースユニット 31a,31b,32a,32b…35a,35b……ケース部材 4,4A,4B……連結部材

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】磁性体コアとケースとから成り、該磁性体
    コアは、複数の磁性体コアユニットから成り、該磁性体
    コアユニットは、各々接合面を有する一対の磁性体コア
    片から成り、該一対の磁性体コア片の一方の接合面を他
    方の磁性体コア片の接合面に接合したとき該一対の磁性
    体コア片間に信号線挿通孔が形成されるものであり、前
    記ケースは、前記一対の磁性体コア片を各々収納する複
    数のケースユニットから成り、該ケースユニットは、前
    記一対の磁性体コア片の一方及び他方を各々収納する一
    対のケース部材から成り、該一対のケース部材は、ヒン
    ジで互いに連結されて開閉自在で、各々の両側壁の接合
    部には閉じたとき信号挿通孔を形成する凹部が形成され
    たものであり、前記複数のケースユニットの一方のケー
    ス部材と他方のケース部材は、各々該ケース部材と一体
    に成型された可撓性の連結部材で互いに連結されたもの
    であることを特徴とする電磁波障害除去フィルタ。
JP1990126102U 1990-11-28 1990-11-28 電磁波障害除去フィルタ Expired - Lifetime JP2513289Y2 (ja)

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JPH0482814U JPH0482814U (ja) 1992-07-20
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