JPH05310352A - 抄紙機の監視システム - Google Patents

抄紙機の監視システム

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JPH05310352A
JPH05310352A JP11900592A JP11900592A JPH05310352A JP H05310352 A JPH05310352 A JP H05310352A JP 11900592 A JP11900592 A JP 11900592A JP 11900592 A JP11900592 A JP 11900592A JP H05310352 A JPH05310352 A JP H05310352A
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JP
Japan
Prior art keywords
paper
current
monitoring system
speed
electric motor
Prior art date
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Pending
Application number
JP11900592A
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English (en)
Inventor
Motochika Shintaku
宅 基 親 新
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 紙の送り状態を客観的に判断することがで
き、習熟したオペレータでなくとも送り速度を最適に調
整することのできる抄紙機の監視システムを得る。 【構成】 電動機電流の検出機構を有する制御装置7が
紙搬送用のカレンダロール3を駆動する電動機5を速度
制御しているとき、検出された電流値を加減速トルク
分、機械的損失分および紙の張力分に分解する手段12,
13,14,15と、分解された各電流成分を併せて表示する
表示手段11とを備えたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、紙を製造する抄紙機に
係り、特に、紙の搬送状態を監視する監視システムに関
する。
【0002】
【従来の技術】抄紙機における紙の搬送状態を、張力計
の検出値に基いて監視する方法がある。しかし、張力計
を設置できないセクションでは紙搬送用のロールを駆動
する電動機の電流を検出し、その電流値に基いて監視し
ていた。
【0003】図2は電動機電流によって紙の搬送状態を
監視するセクションとして、抄紙機のドライヤ部及びカ
レンダ部をその制御系と併せて示したものである。同図
において、製品としての紙1は、複数のドライヤロール
2を有するドライヤ部と、一対のカレンダロール3を有
するカレンダ部を通して、図面の左から右の方向へ流れ
てゆく。ドライヤ部は抄き出された紙1を乾燥させる部
分で、速度設定器8で設定された速度基準に従って速度
制御装置6がドライヤロール2を駆動する電動機4を速
度制御するようになっている。一方、カレンダ部は乾燥
した紙1の表面を磨いて艶出しをする部分で、速度設定
器8によって設定された速度基準をドロー設定器9で設
定された比率で小さく(若しくは大きく)し、その速度
基準に従って速度制御装置7がカレンダロール3を駆動
する電動機5を速度制御するようになっている。
【0004】上述した速度制御装置6及び7はそれぞれ
電動機電流の検出機構を備えており、速度制御装置6の
電流検出機構に電流表示装置10を、速度制御装置7の電
流検出機構に電流表示装置11をそれぞれ接続することに
よって、現状の操業における電動機の負荷状態(トル
ク)を表示している。
【0005】オペレータは出来上がった製品に皺等が発
生しないようにドロー設定器9を微調整するが、この微
調整に際して電流表示装置10,11の表示値を紙の搬送状
態を判断する指標としていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】紙の搬送状態は、紙の
張力を検出する張力計の検出値と、電流表示装置10,11
の表示値等によって総合的に判断するのが妥当である
が、特に、カレンダセクションのように張力計を設置出
来ないセクションにあっては主に電動機の負荷状態によ
って紙の搬送状態を判断せざるを得なかった。しかし
て、紙の搬送状態を監視する従来の監視システムでは、
習熟したオペレータの経験と勘に頼らなければ最適な送
り速度の調整ができなかった。
【0007】この発明は上記の問題点を解決するために
なされたもので、紙の送り状態を客観的に判断すること
ができ、習熟したオペレータでなくとも送り速度を最適
に調整することを可能にする抄紙機の監視システムを得
ることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、紙搬送用のロ
ールを駆動する電動機を、電動機電流の検出機構を有す
る制御装置によって速度制御し、検出された電流値に基
いて紙の搬送状態を監視する抄紙機の監視システムにお
いて、検出された電流値を加減速トルク分、機械的損失
分および紙の張力分に分解する手段と、分解された各電
流成分のうち、少なくとも紙の張力分を表示する表示手
段とを備えたものである。
【0009】
【作用】この発明においては、紙搬送用のロールを駆動
する電動機の検出電流値を、加減速トルク分、機械的損
失分および紙の張力分に分解し、各電流成分のうち、少
なくとも紙の張力分を表示するようにしたので、紙の送
り状態を客観的に判断することができ、必ずしも習熟し
たオペレータでなくとも最適な送り速度の調整ができ
る。
【0010】
【実施例】以下、本発明を図面に示す実施例によって詳
細に説明する。図1は本発明の一実施例の構成を、紙の
処理セクション及びその制御系統と併せて示したブロッ
ク図で、図2で説明したものと同一の要素には同一の符
号を付してその説明を省略する。ここでは、電流表示装
置11を含めてなる負荷トルク検出装置20を備えている点
が図2と異なっている。
【0011】この負荷トルク検出装置20は、ドロー設定
器9から出力される速度基準を微分してカレンダロール
3の加減速率を求める微分器12と、この加減速率および
内部に予め設定されたカレンダ部のGD2 により加減速
に必要なトルク分電流を求める関数発生器13と、ドロー
設定器9から出力される速度基準に対応する機械的損失
(以下、メカロスと言う)分電流を求める関数発生器14
と、速度制御装置7による電動機の検出電流値から上記
トルク分電流およびメカロス分電流を減算して、紙の張
力分電流を演算する減算器15とを有し、分解された各電
流成分を併せて電流表示装置11に表示する構成になって
いる。
【0012】上記のように構成された本実施例の動作を
以下に説明する。カレンダロールの加減速分トルクと速
度との間には次式の関係がある。
【0013】 ただし、 τA :電動機の加減速分トルク K :加減速分トルク変換係数 V :電動機速度 t :時間 である 。
【0014】微分器12および関数発生器13は上記 (1)式
に基いて加減速に必要なトルク分電流を求めるようにな
っており、微分器12がドロー設定器9の速度基準を微分
して出力すると、関数発生器13はカレンダ部のGD2
対応する係数Kを微分値に掛け算したと同様な加減速ト
ルク分電流を求める。
【0015】一方、カレンダロールのメカロス分トルク
と速度との間には次式の関係がある。
【0016】 τM =fx ・V … (2) ただし τM :メカロス分トルク fx :メカロス分トルク変換係数 である 。
【0017】関数発生器14は上記 (2)式に基いてメカロ
ス分電流を求めるもので、ドロー設定器9の速度基準を
入力して、係数fx を掛け算したと同様なメカロス分電
流を求める。
【0018】一方、減算器15は電動機5の出力トルクτ
に対応する電動機5の検出電流値から上記加減速トルク
分およびメカロス分を減算して、紙の張力分を求める。
そこで、減算器15は電動機5の出力トルクτ、加減速分
トルクτA 、メカロス分トルクτM 、張力分トルクτT
にそれぞれ対応する電流値を併せて表示する。
【0019】オペレータは電流表示装置11の表示状態か
ら、紙1の張力を正確に把握することができると同時
に、カレンダ部の動作特性を細かく監視することがで
き、必ずしも習熟したオペレータでなくとも紙の送り速
度を最適に調整することができる。
【0020】なお、上記実施例ではカレンダ部にのみ負
荷トルク検出装置20を設けたが、その前段のドライヤ部
は勿論、必要であれば他のセクションにもこれと同様な
負荷トルク検出装置を設けることにより、紙の送り状態
を客観的に監視する抄紙機の監視システムが得られる。
【0021】また、上記実施例では分解された電流成分
を全て表示したが、紙の張力分のみを表示するようにし
ても紙の送り速度の調整が容易になる。
【0022】
【発明の効果】以上の説明によって明らかなようにこの
発明によれば、紙搬送用のロールを駆動する電動機の電
流値を加減速トルク分、機械的損失分および紙の張力分
に分解する手段と、分解された各電流成分のうち、少な
くとも紙の張力分を表示する表示手段とを備えているの
で、紙の送り状態を客観的に判断することができ、必ず
しも習熟したオペレータでなくとも送り速度の最適な調
整ができる。
【0023】また、従来装置では得られない細かな動作
特性が把握でき、カレンダ部等、張力計を設置すること
のできないセクショクの保守も容易になるという効果が
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の構成を、被監視セクション
及びその制御系統と併せて示したブロック図。
【図2】従来の監視システムを説明するために、制御系
統と併せて示した抄紙機のドライヤ部及びカレンダ部の
概略構成図。
【符号の説明】
2 ドライヤロール 3 カレンダロール 4,5 電動機 6,7 速度制御装置 8 速度設定器 9 ドロー設定器 10,11 電流表示装置 12 微分器 13,14 関数発生器 15 減算器 20 負荷トルク検出装置

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】紙搬送用のロールを駆動する電動機を、電
    動機電流の検出機構を有する制御装置によって速度制御
    し、検出された電流値に基いて紙の搬送状態を監視する
    抄紙機の監視システムにおいて、検出された電流値を加
    減速トルク分、機械的損失分および紙の張力分に分解す
    る手段と、分解された各電流成分のうち、少なくとも紙
    の張力分を表示する表示手段とを備えたことを特徴とす
    る抄紙機の監視システム。
JP11900592A 1992-05-12 1992-05-12 抄紙機の監視システム Pending JPH05310352A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11900592A JPH05310352A (ja) 1992-05-12 1992-05-12 抄紙機の監視システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11900592A JPH05310352A (ja) 1992-05-12 1992-05-12 抄紙機の監視システム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05310352A true JPH05310352A (ja) 1993-11-22

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ID=14750641

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11900592A Pending JPH05310352A (ja) 1992-05-12 1992-05-12 抄紙機の監視システム

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