JPH0622582A - 材料移送制御装置 - Google Patents
材料移送制御装置Info
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- JPH0622582A JPH0622582A JP4199046A JP19904692A JPH0622582A JP H0622582 A JPH0622582 A JP H0622582A JP 4199046 A JP4199046 A JP 4199046A JP 19904692 A JP19904692 A JP 19904692A JP H0622582 A JPH0622582 A JP H0622582A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 ヘルパーロール側電動機の正味の負荷分担設
定を可能にするとともに、材料速度に変更が生じても負
荷分担の再設定を省略可能にする。 【構成】 材料速度に応じてメインロール駆動系用とヘ
ルパーロール駆動系用のメカロス設定部１９，２０を設
け、これらを使用してメインロール側の正味の負荷電流
の導出とヘルパーロール側電動機７の電流基準値の導出
を行うことで、正味の負荷分担設定を駆動系のメカロス
を考慮せずに行えるようにする。
定を可能にするとともに、材料速度に変更が生じても負
荷分担の再設定を省略可能にする。 【構成】 材料速度に応じてメインロール駆動系用とヘ
ルパーロール駆動系用のメカロス設定部１９，２０を設
け、これらを使用してメインロール側の正味の負荷電流
の導出とヘルパーロール側電動機７の電流基準値の導出
を行うことで、正味の負荷分担設定を駆動系のメカロス
を考慮せずに行えるようにする。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は、鉄鋼プラントや製紙
プラントにおいて、シート材などの材料を一対のロール
間にピンチしながら移送させるのに利用する材料移送制
御装置に関するものである。
プラントにおいて、シート材などの材料を一対のロール
間にピンチしながら移送させるのに利用する材料移送制
御装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】図２は従来の材料移送制御装置を示し、
図において、１は材料速度を決定しているメインロール
駆動用の直流電動機としてのメインロール側電動機、２
はこのメインロール側電動機１の回転速度を検出する回
転速度検出器、３はメインロール側電動機１の回転速度
を入力される基準速度になるよう制御する回転速度制御
装置である。
図において、１は材料速度を決定しているメインロール
駆動用の直流電動機としてのメインロール側電動機、２
はこのメインロール側電動機１の回転速度を検出する回
転速度検出器、３はメインロール側電動機１の回転速度
を入力される基準速度になるよう制御する回転速度制御
装置である。
【０００３】また、４はメインロール側電動機１の電機
子電流を実測する電流検出器、５は材料速度を設定する
材料速度設定器、６は材料速度設定器５で設定された速
度に応じた回転速度信号を出力する回転速度信号変換
器、７は制御されるヘルパーロール駆動用の直流電動機
としてのヘルパーロール側電動機である。
子電流を実測する電流検出器、５は材料速度を設定する
材料速度設定器、６は材料速度設定器５で設定された速
度に応じた回転速度信号を出力する回転速度信号変換
器、７は制御されるヘルパーロール駆動用の直流電動機
としてのヘルパーロール側電動機である。
【０００４】さらに、８はこのヘルパーロール側電動機
７に連結され、これの回転速度を検出する回転速度検出
器、９は入力される制御モードが速度制御モード時は、
ヘルパーロール側電動機７の回転速度が入力される基準
速度になるように、電流制御モードである時は、入力さ
れる電流基準値になるように、これらに応じた電機子電
流を上記ヘルパーロール側電動機７の電機子へ供給する
制御装置、１０はその電機子電流を実測する電流検出器
である。
７に連結され、これの回転速度を検出する回転速度検出
器、９は入力される制御モードが速度制御モード時は、
ヘルパーロール側電動機７の回転速度が入力される基準
速度になるように、電流制御モードである時は、入力さ
れる電流基準値になるように、これらに応じた電機子電
流を上記ヘルパーロール側電動機７の電機子へ供給する
制御装置、１０はその電機子電流を実測する電流検出器
である。
【０００５】また、１１は負荷分担設定器１２による設
定値より負荷分担を導出する演算器、１３は電流検出器
４からのメインロール側電動機１の電機子電流値と上記
演算器１１の出力とを乗算演算し、その演算結果を電流
基準として制御装置９へ供給する乗算器である。
定値より負荷分担を導出する演算器、１３は電流検出器
４からのメインロール側電動機１の電機子電流値と上記
演算器１１の出力とを乗算演算し、その演算結果を電流
基準として制御装置９へ供給する乗算器である。
【０００６】１４は材料１８を移送させるために配置さ
れた上下のメインロール１６，ヘルパーロール１７の接
触状態（加圧状態）を検出する検出器、１５は検出器１
４からロール加圧信号に応じてヘルパーロール側電動機
７の制御モードを出力する制御モード設定部である。
れた上下のメインロール１６，ヘルパーロール１７の接
触状態（加圧状態）を検出する検出器、１５は検出器１
４からロール加圧信号に応じてヘルパーロール側電動機
７の制御モードを出力する制御モード設定部である。
【０００７】次に動作について説明する。材料１８の速
度は材料速度設定器５により設定され、それに応じた回
転速度信号が回転速度信号変換器６より変換出力され、
その設定された回転速度になるように、回転速度制御装
置３によりメインロール電動機１が駆動制御される。材
料１８を最初各ロール１６，１７間を通過させる時は、
これらのロール１６，１７は相互に開放状態にあり、こ
の状態が検出器１４により検出されて、制御モード設定
部１５に出力される。
度は材料速度設定器５により設定され、それに応じた回
転速度信号が回転速度信号変換器６より変換出力され、
その設定された回転速度になるように、回転速度制御装
置３によりメインロール電動機１が駆動制御される。材
料１８を最初各ロール１６，１７間を通過させる時は、
これらのロール１６，１７は相互に開放状態にあり、こ
の状態が検出器１４により検出されて、制御モード設定
部１５に出力される。
【０００８】このため、制御モード設定部１５はその検
出信号を受けてヘルパーロール側電動機７の制御モード
を速度制御モードと決定し、その決定結果を制御装置９
へ出力する。このため制御装置９はその決定に従って、
そのヘルパーロール側電動機７を回転速度信号変換器６
の出力信号に応じた回転速度になるよう制御する。
出信号を受けてヘルパーロール側電動機７の制御モード
を速度制御モードと決定し、その決定結果を制御装置９
へ出力する。このため制御装置９はその決定に従って、
そのヘルパーロール側電動機７を回転速度信号変換器６
の出力信号に応じた回転速度になるよう制御する。
【０００９】一方、材料１８が各ロール１６，１７間を
通過したら、これらのロール１６，１７は材料１８をピ
ンチする状態となり、検出器１４により検出されたロー
ル加圧信号が制御モード設定部１５に出力される。この
ため、制御モード設定部１５はヘルパーロール側電動機
７の制御モードを電流制御モードと決定し、その決定結
果を制御装置９へ出力する。
通過したら、これらのロール１６，１７は材料１８をピ
ンチする状態となり、検出器１４により検出されたロー
ル加圧信号が制御モード設定部１５に出力される。この
ため、制御モード設定部１５はヘルパーロール側電動機
７の制御モードを電流制御モードと決定し、その決定結
果を制御装置９へ出力する。
【００１０】そして、この制御装置９は電流制御モード
ならばメインロール側電動機１の負荷を分担するよう
に、電流検出器１０によって実測される電機子電流と、
負荷分担設定器１２により演算器を通じて導出される負
荷分担値とを乗算器１３により乗算し、求まる電流基準
値に応じた電機子電流を、ヘルパーロール側電動機７の
電機子へ供給するように制御する。
ならばメインロール側電動機１の負荷を分担するよう
に、電流検出器１０によって実測される電機子電流と、
負荷分担設定器１２により演算器を通じて導出される負
荷分担値とを乗算器１３により乗算し、求まる電流基準
値に応じた電機子電流を、ヘルパーロール側電動機７の
電機子へ供給するように制御する。
【００１１】
【発明が解決しようとする課題】従来の材料移送制御装
置は以上のように構成されているので、ヘルパーロール
側電動機７の負荷分担設定は、メインロール駆動系のメ
カロスとヘルパーロール系のメカロスを考慮して設定を
しなければならず、材料通し毎または、材料速度が変る
毎に負荷分担設定が必要になるほか、設定作業を忘れる
と、負荷分担量の過少または過多を招き、材料１８が切
れるなどの問題点があった。
置は以上のように構成されているので、ヘルパーロール
側電動機７の負荷分担設定は、メインロール駆動系のメ
カロスとヘルパーロール系のメカロスを考慮して設定を
しなければならず、材料通し毎または、材料速度が変る
毎に負荷分担設定が必要になるほか、設定作業を忘れる
と、負荷分担量の過少または過多を招き、材料１８が切
れるなどの問題点があった。
【００１２】この発明は上記のような問題点を解消する
ためになされたものであり、メインロール駆動系および
ヘルパーロール駆動系のメカロスをオペレータが気にせ
ずに、ヘルパーロール側電動機の正味の負荷分担設定を
行えるとともに、材料速度の変更が生じても、負荷分担
の再設定を省略できる材料移送制御装置を得ることを目
的とする。
ためになされたものであり、メインロール駆動系および
ヘルパーロール駆動系のメカロスをオペレータが気にせ
ずに、ヘルパーロール側電動機の正味の負荷分担設定を
行えるとともに、材料速度の変更が生じても、負荷分担
の再設定を省略できる材料移送制御装置を得ることを目
的とする。
【００１３】
【課題を解決するための手段】この発明に係る材料移送
制御装置は、メインロールを駆動するメインロール側電
動機と、上記メインロールとの間に材料を挟んで送出す
るヘルパーロールを駆動するヘルパーロール側電動機
と、上記メインロール側電動機の回転速度および材料の
速度設定値にもとづいて、該メインロール側電動機を基
準速度になるように駆動制御する回転速度制御装置と、
上記メインロールおよびヘルパーロールの離接状態に応
じて、上記ヘルパーロール側電動機の制御モードを速度
制御モードまたは電流制御モードに設定する制御モード
設定部と、上記材料の速度設定値をパラメータとして、
上記メインロール駆動系およびヘルパーロール駆動系の
各メカロスを設定するメインロール側メカロス設定部お
よびヘルパーロール側メカロス設定部と、上記メインロ
ール側メカロス設定部の設定出力および上記メインロー
ル側電動機の電機子電流値を減算する減算器と、該減算
器の減算出力および外部設定された負荷分担値を乗算す
る乗算器と、該乗算器の乗算出力および上記ヘルパーロ
ール側メカロス設定部の設定出力を加算して電流基準値
を出力する加算器とを備え、制御装置に、上記速度制御
モード時には、ヘルパーロール側電動機の回転速度およ
び上記材料の速度設定値にもとづいて、そのヘルパーロ
ール側電動機を速度制御させるとともに、上記電流制御
モード時には、ヘルパーロール側電動機の電機子電流値
および上記電流基準値にもとづいて、そのヘルパーロー
ル側電動機を電流制御させるようにしたものである。
制御装置は、メインロールを駆動するメインロール側電
動機と、上記メインロールとの間に材料を挟んで送出す
るヘルパーロールを駆動するヘルパーロール側電動機
と、上記メインロール側電動機の回転速度および材料の
速度設定値にもとづいて、該メインロール側電動機を基
準速度になるように駆動制御する回転速度制御装置と、
上記メインロールおよびヘルパーロールの離接状態に応
じて、上記ヘルパーロール側電動機の制御モードを速度
制御モードまたは電流制御モードに設定する制御モード
設定部と、上記材料の速度設定値をパラメータとして、
上記メインロール駆動系およびヘルパーロール駆動系の
各メカロスを設定するメインロール側メカロス設定部お
よびヘルパーロール側メカロス設定部と、上記メインロ
ール側メカロス設定部の設定出力および上記メインロー
ル側電動機の電機子電流値を減算する減算器と、該減算
器の減算出力および外部設定された負荷分担値を乗算す
る乗算器と、該乗算器の乗算出力および上記ヘルパーロ
ール側メカロス設定部の設定出力を加算して電流基準値
を出力する加算器とを備え、制御装置に、上記速度制御
モード時には、ヘルパーロール側電動機の回転速度およ
び上記材料の速度設定値にもとづいて、そのヘルパーロ
ール側電動機を速度制御させるとともに、上記電流制御
モード時には、ヘルパーロール側電動機の電機子電流値
および上記電流基準値にもとづいて、そのヘルパーロー
ル側電動機を電流制御させるようにしたものである。
【００１４】
【作用】この発明における材料移送制御装置は、メイン
ロールおよびヘルパーロールにより移送される材料の速
度をパラメータとして、メインロール側およびヘルパー
ロール側メカロス設定部により、メインロール駆動系お
よびヘルパーロール駆動系の各メカロスを設定し、これ
らのメカロスを使用して、ヘルパーロール側電動機の負
荷分担値を導出することにより、オペレータがメカロス
を意識せずに、正味の負荷分担設定を行えるようにし、
材料の移送を材料の破損なく安全かつ効率的に実施可能
にする。
ロールおよびヘルパーロールにより移送される材料の速
度をパラメータとして、メインロール側およびヘルパー
ロール側メカロス設定部により、メインロール駆動系お
よびヘルパーロール駆動系の各メカロスを設定し、これ
らのメカロスを使用して、ヘルパーロール側電動機の負
荷分担値を導出することにより、オペレータがメカロス
を意識せずに、正味の負荷分担設定を行えるようにし、
材料の移送を材料の破損なく安全かつ効率的に実施可能
にする。
【００１５】
【実施例】 実施例１．以下、この発明の一実施例を図について説明
する。図１において、１は材料速度を決定しているメイ
ンロール駆動用の直流電動機としてのメインロール側電
動機、２はこのメインロール側電動機１の回転速度を検
出する回転速度検出器、３はメインロール側電動機１の
回転速度を入力される基準速度になるよう制御する回転
速度制御装置である。
する。図１において、１は材料速度を決定しているメイ
ンロール駆動用の直流電動機としてのメインロール側電
動機、２はこのメインロール側電動機１の回転速度を検
出する回転速度検出器、３はメインロール側電動機１の
回転速度を入力される基準速度になるよう制御する回転
速度制御装置である。
【００１６】また、４はメインロール側電動機１の電機
子電流を実測する電流検出器、５は材料速度を設定する
材料速度設定器、６は材料速度設定器５で設定された速
度に応じた回転速度信号を出力する回転速度信号変換
器、７は制御されるヘルパーロール駆動用の直流電動機
としてのヘルパーロール側電動機である。
子電流を実測する電流検出器、５は材料速度を設定する
材料速度設定器、６は材料速度設定器５で設定された速
度に応じた回転速度信号を出力する回転速度信号変換
器、７は制御されるヘルパーロール駆動用の直流電動機
としてのヘルパーロール側電動機である。
【００１７】さらに、８はこのヘルパーロール側電動機
７に連結され、これの回転速度を検出する回転速度検出
器、９は入力される制御モードが速度制御モード時は、
ヘルパーロール側電動機７の回転速度が入力される基準
速度になるように、電流制御モードである時は、入力さ
れる電流基準値になるように、これらに応じた電機子電
流を上記ヘルパーロール側電動機７の電機子へ供給する
制御装置、１０はその電機子電流を実測する電流検出器
である。
７に連結され、これの回転速度を検出する回転速度検出
器、９は入力される制御モードが速度制御モード時は、
ヘルパーロール側電動機７の回転速度が入力される基準
速度になるように、電流制御モードである時は、入力さ
れる電流基準値になるように、これらに応じた電機子電
流を上記ヘルパーロール側電動機７の電機子へ供給する
制御装置、１０はその電機子電流を実測する電流検出器
である。
【００１８】また、１１は負荷分担設定器１２による設
定値より負荷分担値を導出する演算器、１９は材料速度
をパラメータとしてメインロール駆動系のメカロスを設
定するメインロール側メカロス設定部、２０は材料速度
をパラメータとしてヘルパーロール駆動系のメカロスを
設定するヘルパーロール側メカロス設定部である。
定値より負荷分担値を導出する演算器、１９は材料速度
をパラメータとしてメインロール駆動系のメカロスを設
定するメインロール側メカロス設定部、２０は材料速度
をパラメータとしてヘルパーロール駆動系のメカロスを
設定するヘルパーロール側メカロス設定部である。
【００１９】さらに、２１は電流検出器４からのメイン
ロール側電動機１の電機子電流値より上記メインロール
側メカロス設定部１９の出力を減算演算する減算器、１
３はこの減算器２１の出力と演算器１１からの負荷分担
値とを乗算する乗算器、２２は乗算器１３の出力に上記
ヘルパーロール側メカロス設定部２０の出力を加算演算
する加算器である。
ロール側電動機１の電機子電流値より上記メインロール
側メカロス設定部１９の出力を減算演算する減算器、１
３はこの減算器２１の出力と演算器１１からの負荷分担
値とを乗算する乗算器、２２は乗算器１３の出力に上記
ヘルパーロール側メカロス設定部２０の出力を加算演算
する加算器である。
【００２０】１４は材料１８を移送させるために配置さ
れた上下のメインロール１６，ヘルパーロール１７の接
触状態（加圧状態）を検出する検出器、１５は検出器１
４からのロール加圧信号に応じてヘルパーロール側電動
機７の上記制御モードを出力する制御モード設定部であ
る。
れた上下のメインロール１６，ヘルパーロール１７の接
触状態（加圧状態）を検出する検出器、１５は検出器１
４からのロール加圧信号に応じてヘルパーロール側電動
機７の上記制御モードを出力する制御モード設定部であ
る。
【００２１】次に動作について説明する。まず、従来と
同じく、材料１８の速度は材料速度設定器５により設定
され、それに応じた回転速度信号が回転速度信号変換器
６より変換出力され、その設定された回転速度になるよ
うに、回転速度制御装置３によりメインロール電動機１
が駆動制御される。材料１８を最初各ロール１６，１７
間を通過させる時は、これらのロール１６，１７は相互
に開放状態にあり、この状態が検出器１４により検出さ
れて、制御モード設定部１５に出力される。
同じく、材料１８の速度は材料速度設定器５により設定
され、それに応じた回転速度信号が回転速度信号変換器
６より変換出力され、その設定された回転速度になるよ
うに、回転速度制御装置３によりメインロール電動機１
が駆動制御される。材料１８を最初各ロール１６，１７
間を通過させる時は、これらのロール１６，１７は相互
に開放状態にあり、この状態が検出器１４により検出さ
れて、制御モード設定部１５に出力される。
【００２２】このため、制御モード設定部１５はその検
出信号を受けヘルパーロール側電動機７の制御モードを
速度制御モードと決定し、その決定結果を制御装置９へ
出力する。このため、制御装置９はその決定に従って、
そのヘルパーロール側電動機７を回転速度信号変換器６
の出力信号に応じた回転速度になるよう制御する。
出信号を受けヘルパーロール側電動機７の制御モードを
速度制御モードと決定し、その決定結果を制御装置９へ
出力する。このため、制御装置９はその決定に従って、
そのヘルパーロール側電動機７を回転速度信号変換器６
の出力信号に応じた回転速度になるよう制御する。
【００２３】一方、材料１８が各ロール１６，１７間を
通過したら、これらのロール１６，１７は材料１８をピ
ンチする状態となり、検出器１４により検出されたロー
ル加圧信号が制御モード設定部１５に出力される。この
ため、制御モード設定部１５はヘルパーロール側電動機
７の制御モードを電流制御モードと決定し、その決定結
果を制御装置９へ出力する。
通過したら、これらのロール１６，１７は材料１８をピ
ンチする状態となり、検出器１４により検出されたロー
ル加圧信号が制御モード設定部１５に出力される。この
ため、制御モード設定部１５はヘルパーロール側電動機
７の制御モードを電流制御モードと決定し、その決定結
果を制御装置９へ出力する。
【００２４】そして、この制御装置９は制御モードが電
流制御モードならば、メインロール側電動機１の負荷を
分担するように決定され、電流基準値に応じた電機子電
流をヘルパーロール側電動機７の電機子へ供給するよう
に制御する。この電流基準値は次のようにして導出され
る。
流制御モードならば、メインロール側電動機１の負荷を
分担するように決定され、電流基準値に応じた電機子電
流をヘルパーロール側電動機７の電機子へ供給するよう
に制御する。この電流基準値は次のようにして導出され
る。
【００２５】まず、電流検出器４によって実測されるメ
インロール側電動機１の電機子電流からメインロール側
メカロス設定部１９によってその時の材料速度に応じて
出力されるメカロスを減算器２１によって減算演算し、
メインロール側電動機１の正味の負荷電流を導出する。
インロール側電動機１の電機子電流からメインロール側
メカロス設定部１９によってその時の材料速度に応じて
出力されるメカロスを減算器２１によって減算演算し、
メインロール側電動機１の正味の負荷電流を導出する。
【００２６】次に、負荷分担設定器１２による設定値に
より演算器１１を通じて導出される負荷分担値と、上記
減算器２１の出力とを乗算器１３によって乗算演算し、
これを上記ヘルパーロール側メカロス設定部２０によっ
てその時の材料速度に応じて出力されるメカロスと加算
器２２において加算演算する。こうして、導出された加
算演算値がヘルパーロール側電動機７の電流基準値とな
る。
より演算器１１を通じて導出される負荷分担値と、上記
減算器２１の出力とを乗算器１３によって乗算演算し、
これを上記ヘルパーロール側メカロス設定部２０によっ
てその時の材料速度に応じて出力されるメカロスと加算
器２２において加算演算する。こうして、導出された加
算演算値がヘルパーロール側電動機７の電流基準値とな
る。
【００２７】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、メイ
ンロールを駆動するメインロール側電動機と、上記メイ
ンロールとの間に材料を挟んで送出するヘルパーロール
を駆動するヘルパーロール側電動機と、上記メインロー
ル側電動機の回転速度および材料の速度設定値にもとづ
いて、該メインロール側電動機を基準速度になるように
駆動制御する回転速度制御装置と、上記メインロールお
よびヘルパーロールの離接状態に応じて、上記ヘルパー
ロール側電動機の制御モードを速度制御モードまたは電
流制御モードに設定する制御モード設定部と、上記材料
の速度設定値をパラメータとして、上記メインロール駆
動系およびヘルパーロール駆動系の各メカロスを設定す
るメインロール側メカロス設定部およびヘルパーロール
側メカロス設定部と、上記メインロール側メカロス設定
部の設定出力および上記メインロール側電動機の電機子
電流値を減算する減算器と、該減算器の減算出力および
外部設定された負荷分担値を乗算する乗算器と、該乗算
器の乗算出力および上記ヘルパーロール側メカロス設定
部の設定出力を加算して電流基準値を出力する加算器と
を備え、制御装置に、上記速度制御モード時には、ヘル
パーロール側電動機の回転速度および上記材料の速度設
定値にもとづいて、そのヘルパーロール側電動機を速度
制御させるとともに、上記電流制御モード時には、ヘル
パーロール側電動機の電機子電流値および上記電流基準
値にもとづいて、そのヘルパーロール側電動機を電流制
御させるように構成したので、ヘルパーロール側電動機
の負荷分担設定を行う際、オペレータがメカロスを考慮
せずに、正味の負荷の分担のみを設定することが可能と
なり、また、材料速度の変更が生じても、負荷分担の再
設定の必要がなくなり、これにより省力化および設定忘
れによる材料切れなどの従来の問題点を解決できるもの
が得られる効果がある。
ンロールを駆動するメインロール側電動機と、上記メイ
ンロールとの間に材料を挟んで送出するヘルパーロール
を駆動するヘルパーロール側電動機と、上記メインロー
ル側電動機の回転速度および材料の速度設定値にもとづ
いて、該メインロール側電動機を基準速度になるように
駆動制御する回転速度制御装置と、上記メインロールお
よびヘルパーロールの離接状態に応じて、上記ヘルパー
ロール側電動機の制御モードを速度制御モードまたは電
流制御モードに設定する制御モード設定部と、上記材料
の速度設定値をパラメータとして、上記メインロール駆
動系およびヘルパーロール駆動系の各メカロスを設定す
るメインロール側メカロス設定部およびヘルパーロール
側メカロス設定部と、上記メインロール側メカロス設定
部の設定出力および上記メインロール側電動機の電機子
電流値を減算する減算器と、該減算器の減算出力および
外部設定された負荷分担値を乗算する乗算器と、該乗算
器の乗算出力および上記ヘルパーロール側メカロス設定
部の設定出力を加算して電流基準値を出力する加算器と
を備え、制御装置に、上記速度制御モード時には、ヘル
パーロール側電動機の回転速度および上記材料の速度設
定値にもとづいて、そのヘルパーロール側電動機を速度
制御させるとともに、上記電流制御モード時には、ヘル
パーロール側電動機の電機子電流値および上記電流基準
値にもとづいて、そのヘルパーロール側電動機を電流制
御させるように構成したので、ヘルパーロール側電動機
の負荷分担設定を行う際、オペレータがメカロスを考慮
せずに、正味の負荷の分担のみを設定することが可能と
なり、また、材料速度の変更が生じても、負荷分担の再
設定の必要がなくなり、これにより省力化および設定忘
れによる材料切れなどの従来の問題点を解決できるもの
が得られる効果がある。
【図１】この発明の一実施例による材料移送制御装置を
示すブロック図である。
示すブロック図である。
【図２】従来の材料移送制御装置を示すブロック図であ
る。
る。
１ メインロール側電動機 ３ 回転速度制御装置 ７ ヘルパーロール側電動機 ９ 制御装置 １３ 乗算器 １５ 制御モード設定部 １６ メインロール １７ ヘルパーロール １８ 材料 １９ メインロール側メカロス設定部 ２０ ヘルパーロール側メカロス設定部 ２１ 減算器 ２２ 加算器
Claims (1)
- 【請求項１】 メインロールを駆動するメインロール側
電動機と、上記メインロールとの間に材料を挟んで送出
するヘルパーロールを駆動するヘルパーロール側電動機
と、上記メインロール側電動機の回転速度および材料の
速度設定値にもとづいて、該メインロール側電動機を基
準速度になるように駆動制御する回転速度制御装置と、
上記メインロールおよびヘルパーロールの離接状態に応
じて、上記ヘルパーロール側電動機の制御モードを速度
制御モードまたは電流制御モードに設定する制御モード
設定部と、上記材料の速度設定値をパラメータとして、
上記メインロール駆動系およびヘルパーロール駆動系の
各メカロスを設定するメインロール側メカロス設定部お
よびヘルパーロール側メカロス設定部と、上記メインロ
ール側メカロス設定部の設定出力および上記メインロー
ル側電動機の電機子電流値を減算する減算器と、該減算
器の減算出力および外部設定された負荷分担値を乗算す
る乗算器と、該乗算器の乗算出力および上記ヘルパーロ
ール側メカロス設定部の設定出力を加算して電流基準値
を出力する加算器と、上記速度制御モード時には、ヘル
パーロール側電動機の回転速度および上記材料の速度設
定値にもとづいて、そのヘルパーロール側電動機を速度
制御するとともに、上記電流制御モード時には、ヘルパ
ーロール側電動機の電機子電流値および上記電流基準値
にもとづいて、そのヘルパーロール側電動機を電流制御
する制御装置とを備えた材料移送制御装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4199046A JPH0622582A (ja) | 1992-07-03 | 1992-07-03 | 材料移送制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4199046A JPH0622582A (ja) | 1992-07-03 | 1992-07-03 | 材料移送制御装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0622582A true JPH0622582A (ja) | 1994-01-28 |
Family
ID=16401217
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4199046A Pending JPH0622582A (ja) | 1992-07-03 | 1992-07-03 | 材料移送制御装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0622582A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2010214343A (ja) * | 2009-03-19 | 2010-09-30 | Toyo Electric Mfg Co Ltd | 粉砕機の駆動制御方法およびその装置 |
| US8081454B2 (en) | 2004-03-18 | 2011-12-20 | Sony Corporation | Gas ejector, electronic device, and gas-ejecting method |
-
1992
- 1992-07-03 JP JP4199046A patent/JPH0622582A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US8081454B2 (en) | 2004-03-18 | 2011-12-20 | Sony Corporation | Gas ejector, electronic device, and gas-ejecting method |
| JP2010214343A (ja) * | 2009-03-19 | 2010-09-30 | Toyo Electric Mfg Co Ltd | 粉砕機の駆動制御方法およびその装置 |
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