JPH092739A - コイル巻取りラインにおける制御方法 - Google Patents
コイル巻取りラインにおける制御方法Info
- Publication number
- JPH092739A JPH092739A JP15027595A JP15027595A JPH092739A JP H092739 A JPH092739 A JP H092739A JP 15027595 A JP15027595 A JP 15027595A JP 15027595 A JP15027595 A JP 15027595A JP H092739 A JPH092739 A JP H092739A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- bridle
- tension
- coil winding
- speed
- winding line
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Tension Adjustment In Filamentary Materials (AREA)
- Filamentary Materials, Packages, And Safety Devices Therefor (AREA)
- Winding, Rewinding, Material Storage Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 コイル巻き取りラインで巻き取り材料の張力
が変化しても、ブライドルロールの速度変動やをトルク
変動を迅速に抑制する。 【構成】 ブライドルロール31に対して張力検出手段
としてのロードセル14を設けるとともに、張力設定値
とロードセル出力との偏差ΔTに制御ゲインα1〜α3
を乗じる乗算器12A〜12Cを設け、その各出力値を
速度調節器10A〜10Cの出力であるトルク指令に加
算して、電流調節器(ACR)8A〜8Cによりブライ
ドルモータ7A〜7Cの電流制御を行なうことで、巻き
取り材料の張力が変動しても速度やトルク変動を迅速に
抑制し得るようにする。
が変化しても、ブライドルロールの速度変動やをトルク
変動を迅速に抑制する。 【構成】 ブライドルロール31に対して張力検出手段
としてのロードセル14を設けるとともに、張力設定値
とロードセル出力との偏差ΔTに制御ゲインα1〜α3
を乗じる乗算器12A〜12Cを設け、その各出力値を
速度調節器10A〜10Cの出力であるトルク指令に加
算して、電流調節器(ACR)8A〜8Cによりブライ
ドルモータ7A〜7Cの電流制御を行なうことで、巻き
取り材料の張力が変動しても速度やトルク変動を迅速に
抑制し得るようにする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、複数のブライドルロ
ールを含むコイル巻取りラインの制御方法に関する。
ールを含むコイル巻取りラインの制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のシステムでは、各ブライ
ドルロールの張力および回転速度を一定となるように制
御しているのが一般的である。
ドルロールの張力および回転速度を一定となるように制
御しているのが一般的である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うなシステムでは、材料切断時または材料が巻取り機に
巻き込んだ瞬間等に発生する張力変動などが材料を伝播
し、ブライドルロールの回転速度やトルクを変化させて
しまうという問題がある。なお、このような変化は制御
によって時間の経過とともに次第に元に戻るが、最初の
変化が材料等に多大な影響を及ぼす場合は問題である。
したがって、この発明の課題はブライドルロールの回転
速度やトルクの変動を迅速に抑制し得るようにすること
にある。
うなシステムでは、材料切断時または材料が巻取り機に
巻き込んだ瞬間等に発生する張力変動などが材料を伝播
し、ブライドルロールの回転速度やトルクを変化させて
しまうという問題がある。なお、このような変化は制御
によって時間の経過とともに次第に元に戻るが、最初の
変化が材料等に多大な影響を及ぼす場合は問題である。
したがって、この発明の課題はブライドルロールの回転
速度やトルクの変動を迅速に抑制し得るようにすること
にある。
【0004】
【課題を解決するための手段】このような課題を解決す
るため、この発明では、コイル巻取りラインに設けられ
る複数のブライドルロールに対し、その駆動用モータ
(ブライドルモータ)の回転速度を一定となるように制
御する複数の速度制御手段と、これら速度制御手段から
の各出力をそれぞれトルク指令としてブライドルモータ
の電流制御を行なう複数の電流制御手段とを設けてコイ
ル巻取りラインを制御するに当たり、前記ブライドルロ
ールに巻取り材料の張力を検出するための検出手段と、
この検出手段からの出力と張力設定値との偏差にそれぞ
れ所定の係数を乗じる複数の乗算手段とを設け、これら
乗算手段からの各出力を前記トルク指令にそれぞれ加算
して制御することを特徴としている。
るため、この発明では、コイル巻取りラインに設けられ
る複数のブライドルロールに対し、その駆動用モータ
(ブライドルモータ)の回転速度を一定となるように制
御する複数の速度制御手段と、これら速度制御手段から
の各出力をそれぞれトルク指令としてブライドルモータ
の電流制御を行なう複数の電流制御手段とを設けてコイ
ル巻取りラインを制御するに当たり、前記ブライドルロ
ールに巻取り材料の張力を検出するための検出手段と、
この検出手段からの出力と張力設定値との偏差にそれぞ
れ所定の係数を乗じる複数の乗算手段とを設け、これら
乗算手段からの各出力を前記トルク指令にそれぞれ加算
して制御することを特徴としている。
【0005】
【作用】ブライドルロールに張力検出手段としてのロー
ドセルを設け、ロードセルの検出値と張力設定値との偏
差に制御ゲインを乗じた値を、ブライドルロールのトル
ク指令の補正値に加算して制御することにより、ブライ
ドルロールの回転速度やトルクの変動を迅速に抑制し得
るようにする。
ドセルを設け、ロードセルの検出値と張力設定値との偏
差に制御ゲインを乗じた値を、ブライドルロールのトル
ク指令の補正値に加算して制御することにより、ブライ
ドルロールの回転速度やトルクの変動を迅速に抑制し得
るようにする。
【0006】
【実施例】図1はこの発明の実施例を示す構成図であ
る。同図1において、1は材料等の巻出し機、2は各種
の処理を行なう処理装置、31,32はブライドルロー
ル、4は材料の切断装置としてのシャー、5,6は巻取
り機、7A〜7Cはブライドルロールの駆動用モータ
(ブライドルモータ)、8A〜8Cはブライドルモータ
の電流制御を行なう電流調節器(ACR)、9A〜9C
は加算器、10A〜10Cはブライドルモータの回転速
度を制御する速度調節器(ASR)、11は減算器、1
2A〜12Cは乗算器、13A〜13Cは設定器、14
は張力検出センサとしてのロードセルである。
る。同図1において、1は材料等の巻出し機、2は各種
の処理を行なう処理装置、31,32はブライドルロー
ル、4は材料の切断装置としてのシャー、5,6は巻取
り機、7A〜7Cはブライドルロールの駆動用モータ
(ブライドルモータ)、8A〜8Cはブライドルモータ
の電流制御を行なう電流調節器(ACR)、9A〜9C
は加算器、10A〜10Cはブライドルモータの回転速
度を制御する速度調節器(ASR)、11は減算器、1
2A〜12Cは乗算器、13A〜13Cは設定器、14
は張力検出センサとしてのロードセルである。
【0007】すなわち、コイル巻取りラインは巻取り材
料を処理装置2内を或る一定の条件で通過させるための
ラインであり、巻出し機1、複数のブライドルロール3
1,32、シャー4および2つの巻取り機5,6等より
構成される。ここに、巻取り機5は製品材料を巻取るた
めの主巻取り機として作用し、巻取り機6は巻取ったコ
イルを製品として搬出している間に、巻取りを停止させ
ないようにするための屑巻取り機として作用するもので
ある。
料を処理装置2内を或る一定の条件で通過させるための
ラインであり、巻出し機1、複数のブライドルロール3
1,32、シャー4および2つの巻取り機5,6等より
構成される。ここに、巻取り機5は製品材料を巻取るた
めの主巻取り機として作用し、巻取り機6は巻取ったコ
イルを製品として搬出している間に、巻取りを停止させ
ないようにするための屑巻取り機として作用するもので
ある。
【0008】このようなコイル巻取りラインでは、処理
装置2内の材料張力を一定に保つことが、品質を一定に
保つためにも重要な条件となる。特に、炉などの場合は
サポートロールを設けられないため、張力の変動は材料
の高さの変動として現れ、上下の構造物と接触したりし
てきずが付き、製品として通用しなくなったり、設備に
損傷を与えることになる。
装置2内の材料張力を一定に保つことが、品質を一定に
保つためにも重要な条件となる。特に、炉などの場合は
サポートロールを設けられないため、張力の変動は材料
の高さの変動として現れ、上下の構造物と接触したりし
てきずが付き、製品として通用しなくなったり、設備に
損傷を与えることになる。
【0009】そこで、この発明では、ブライドルロール
31に張力を検出するためのロードセル14を設け、そ
の検出出力Tを減算器11に入力して張力設定値T0と
の偏差ΔTを求め、これを乗算器12A〜12Cに入力
する。乗算器12A〜12Cでは、偏差ΔTに設定器1
3A〜13Cから与えられる制御ゲインα1,α2,α
3をそれぞれ乗算し、加算器9A〜9Cに入力すること
により、ブライドルモータ7A〜7Cのトルク指令に対
する補正値として用いるようにしている。なお、電流制
御手段としての電流調節器8A〜8Cでは、この補正に
もとづいてブライドルモータ7A〜7Cの電流制御を行
なうのは言うまでもない。
31に張力を検出するためのロードセル14を設け、そ
の検出出力Tを減算器11に入力して張力設定値T0と
の偏差ΔTを求め、これを乗算器12A〜12Cに入力
する。乗算器12A〜12Cでは、偏差ΔTに設定器1
3A〜13Cから与えられる制御ゲインα1,α2,α
3をそれぞれ乗算し、加算器9A〜9Cに入力すること
により、ブライドルモータ7A〜7Cのトルク指令に対
する補正値として用いるようにしている。なお、電流制
御手段としての電流調節器8A〜8Cでは、この補正に
もとづいてブライドルモータ7A〜7Cの電流制御を行
なうのは言うまでもない。
【0010】なお、上記では張力検出手段としてロード
セルを用いたが、張力を検出し得るものならばロードセ
ルに限らないことは勿論である。以上の如くすることに
より、コイル巻取りラインで張力が急変しても、ブライ
ドルロールの速度が変化する前に張力補正制御が行なわ
れるので、ブライドルロールの速度変動を抑制すること
ができる。
セルを用いたが、張力を検出し得るものならばロードセ
ルに限らないことは勿論である。以上の如くすることに
より、コイル巻取りラインで張力が急変しても、ブライ
ドルロールの速度が変化する前に張力補正制御が行なわ
れるので、ブライドルロールの速度変動を抑制すること
ができる。
【0011】
【発明の効果】この発明によれば、コイル巻取りライン
で張力が急変したときは、速度が変化する前に張力補正
制御を行なうようにしたので、迅速にブライドルロール
の速度変動を抑制することができ、製品の品質を損なう
おそれを無くすことが可能となる利点が得られる。
で張力が急変したときは、速度が変化する前に張力補正
制御を行なうようにしたので、迅速にブライドルロール
の速度変動を抑制することができ、製品の品質を損なう
おそれを無くすことが可能となる利点が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例を示す構成図である。
1…巻出し機、2…処理装置、31,32…ブライドル
ロール、4…シャー、5,6…巻取り機、7A〜7C…
ブライドルモータ、8A〜8C…電流調節器(AC
R)、9A〜9C…加算器、10A〜10C…速度調節
器(ASR)、11…減算器、12A〜12C…乗算
器、13…設定器、14…ロードセル。
ロール、4…シャー、5,6…巻取り機、7A〜7C…
ブライドルモータ、8A〜8C…電流調節器(AC
R)、9A〜9C…加算器、10A〜10C…速度調節
器(ASR)、11…減算器、12A〜12C…乗算
器、13…設定器、14…ロードセル。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 藤本 潔 神奈川県川崎市川崎区田辺新田1番1号 富士電機株式会社内
Claims (1)
- 【請求項1】 コイル巻取りラインに設けられる複数の
ブライドルロールに対し、その駆動用モータ(ブライド
ルモータ)の回転速度を一定となるように制御する複数
の速度制御手段と、これら速度制御手段からの各出力を
それぞれトルク指令としてブライドルモータの電流制御
を行なう複数の電流制御手段とを設けてコイル巻取りラ
インを制御するに当たり、 前記ブライドルロールに巻取り材料の張力を検出するた
めの検出手段と、この検出手段からの出力と張力設定値
との偏差にそれぞれ所定の係数を乗じる複数の乗算手段
とを設け、これら乗算手段からの各出力を前記トルク指
令にそれぞれ加算して制御することを特徴とするコイル
巻取りラインにおける制御方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15027595A JPH092739A (ja) | 1995-06-16 | 1995-06-16 | コイル巻取りラインにおける制御方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15027595A JPH092739A (ja) | 1995-06-16 | 1995-06-16 | コイル巻取りラインにおける制御方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH092739A true JPH092739A (ja) | 1997-01-07 |
Family
ID=15493407
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15027595A Pending JPH092739A (ja) | 1995-06-16 | 1995-06-16 | コイル巻取りラインにおける制御方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH092739A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6438035B2 (en) | 2000-06-15 | 2002-08-20 | Sharp Kabushiki Kaisha | Nonvolatile semiconductor storage device |
US20110183192A1 (en) * | 2010-01-26 | 2011-07-28 | Sungkab Kim | Case for secondary battery and method of manufacturing case |
-
1995
- 1995-06-16 JP JP15027595A patent/JPH092739A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6438035B2 (en) | 2000-06-15 | 2002-08-20 | Sharp Kabushiki Kaisha | Nonvolatile semiconductor storage device |
US20110183192A1 (en) * | 2010-01-26 | 2011-07-28 | Sungkab Kim | Case for secondary battery and method of manufacturing case |
US9166210B2 (en) * | 2010-01-26 | 2015-10-20 | Samsung Sdi Co., Ltd. | Case for secondary battery and method of manufacturing case |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5230509B2 (ja) | 圧延機の制御装置およびその制御方法 | |
US3863478A (en) | System for controlling rolling mills | |
JPH05212422A (ja) | タンデム圧延機の板厚制御装置 | |
JPH092739A (ja) | コイル巻取りラインにおける制御方法 | |
US2590491A (en) | Control system | |
JP2752559B2 (ja) | ディジタル比例積分及び微分制御方法 | |
JPH061533A (ja) | 巻取・巻出機の張力制御装置 | |
JP2877633B2 (ja) | リワインダ制御装置 | |
JPH0349591A (ja) | 加工システムの制御装置 | |
JPH10277618A (ja) | 冷間圧延機の張力制御装置 | |
JP3018903B2 (ja) | ブライドルロールの運転制御方法及びその装置 | |
JP3533780B2 (ja) | 巻取り機用電動機の制御方法及びその制御装置 | |
JPH05116823A (ja) | シート状材料の張力制御装置 | |
JP3073633B2 (ja) | 圧延機の自動板厚制御方法 | |
JP2001058212A (ja) | 帯状材の張力制御方法及び装置 | |
JP3073637B2 (ja) | 圧延設備のスリップ検出方法及び圧延機の自動板厚制御方法 | |
JPH06305617A (ja) | 張力制御方法 | |
JPH0646586A (ja) | 電動機の速度制御装置 | |
JPS59185521A (ja) | ブライドルロ−ルによる張力制御装置 | |
JPH02215641A (ja) | ループ位置制御装置 | |
JPH0867385A (ja) | ブライドルロールの負荷分担装置 | |
JPH03173390A (ja) | 巻取機制御装置 | |
JP2000144263A (ja) | 連続焼鈍ラインのヘルパーロール速度制御方法及び装置 | |
JPS6260490A (ja) | 圧延機の異速制御方法 | |
JPH0857536A (ja) | 巻取材の張力制御装置 |