JPH05309977A - タブレット入力用伝票および伝票入力方法 - Google Patents

タブレット入力用伝票および伝票入力方法

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JPH05309977A
JPH05309977A JP11932492A JP11932492A JPH05309977A JP H05309977 A JPH05309977 A JP H05309977A JP 11932492 A JP11932492 A JP 11932492A JP 11932492 A JP11932492 A JP 11932492A JP H05309977 A JPH05309977 A JP H05309977A
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Yoshihiro Yano
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 伝票入力を効率良く且つ正確に行えるように
する。 【構成】 伝票1の各行の品名の欄にテンキーマーク
(「0」〜「9」の数値キーのマーク2と演算指示用の
「=」キーのマーク3と修正指示用の「C」キーのマー
ク4)を薄めに印刷し、また、各行の価格,消費等の欄
にそれぞれエリアマーク5を薄めに印刷する。そして、
取引時に手書きで単価とか数量とかを記入した伝票1を
タブレット上に載せ、スタイラスペンでエリアマーク5
を押して品目および項目を指定した後、テンキーマーク
を押して単価,数量等の数値情報を入力し演算指示する
ことによって合計金額を入力する。 【効果】 カーソル等による位置合わせが不要で、伝票
だけを見ながら効率良く且つ正確に情報を入力すること
ができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は座標入力用のタブレット
を用いて伝票情報を入力するためのタブレット入力用伝
票と、その伝票によって入力を行うための伝票入力方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】納品書,商品管理伝票等の記載事項であ
る伝票情報をコンピュータ入力する方法としては、入力
装置の画面に伝票フォーマットを映して、カーソルによ
り画面上の位置を指定し、手書き情報が記入された伝票
用紙を見ながらキーボードによって各項目の情報を順次
入力していくといった方法が一般的である。また、その
ほか、例えば特開平3−4362号公報等に記載されて
いるように、入力用の伝票用紙に情報としての文字を記
入して、それを入力装置で直接読み取る方法とか、装置
側からの指示に従ってオペレータがキーボード等により
順次各項目の情報を入力する方法とか、座標入力用タブ
レットと一体の表示装置に伝票のフォーマットを表示し
スタイラスペンでタブレット上に文字を手書きすること
によって情報を入力するといった方法も知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】カーソルで画面上の位
置を指定してキーボードにより情報を入力するようにし
た従来の伝票入力の方法では、例えば多数の品目を一定
の順序に並べた形の伝票について、ある特定の品目の情
報を入力しようとする場合に、カーソルをその入力しよ
うとする品目の位置に動かして所定の項目欄に位置決め
する操作に手間がかかり、また、画面と伝票用紙を見比
べながら情報を一旦頭で理解してキーボードをたたくと
いった手順にも手間がかかるし、間違いも生じ易いとい
った問題があった。また、上記公報等に示された他の方
法にも、伝票入力用の伝票用紙が別途必要であったり、
機械の指示に依存した入力操作であるため習熟が必要で
入力効率の面でも問題があるとか、タブレット上に直接
文字を書くにしても伝票用紙と見比べる作業が必要で、
やはり手間がかかり間違いも生じ易いといった問題があ
る。
【0004】本発明は上記問題点に鑑みてなされたもの
であって、伝票入力を効率良く、かつ正確に行えるよう
にすることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明に係るタブレット
入力用伝票は、座標入力用のタブレットの上に置いてス
タイラスペン等の座標通知手段により所定の情報を直接
コンピュータ入力するためのタブレット用伝票であっ
て、伝票の位置決め用の2カ所の基準点が設けられると
ともに、複数の品目について数値情報を含む各種情報を
項目別に記入する欄が設けられ、かつ、少なくとも1カ
所にテンキーマークが印刷されたものである。ここで、
テンキーマークとは、少なくとも、「0」〜「9」の数
字キーのマークと演算指示用のマーク、例えば「=」キ
ーと修正指示用のマーク、例えば「C」キーとを含むも
のである。
【0006】また、上記伝票を使用した入力方法は、こ
の伝票を座標入力用のタブレットの上に置き、位置決め
用の基準点をスタイラスペン等の座標通知手段を用いて
指示することにより位置決めした後、該座標通知手段に
より品目および項目を指定し、テンキーマークを押して
数値データを入力することを特徴とする。
【0007】また、上記入力方法においては、タブレッ
ト入力用伝票をタブレットの上に置いた後、該タブレッ
ト入力用伝票を固定するよう透明性を有するシートで覆
うようにすることができる。
【0008】
【作用】本発明によれば、伝票をタブレット上に置き、
スタイラスペン等を用いて位置決め用の基準点を指示す
ることにより位置決めした後、スタイラスペン等によっ
て伝票面で品目および項目を直接指定する。そして、テ
ンキーマークをスタイラスペン等で押すことにより、指
定項目の数値データを入力する。その際、コンピュータ
では、位置決め用の2カ所の基準点の位置関係や伝票の
種類別番号の入力等によって伝票の種類が判別される。
そして、スタイラスペン等によってタブレットに与えら
れた座標情報に対応するX,Y座標値が出力され、この
X,Y座標値が予め設定されたフォーマットのどの領域
に含まれるかが判別される。そして、指定された項目に
ついてテンキーマークによる演算指示によって演算処理
が行われ、その結果が演算結果の所定領域に入力され
る。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。
【0010】図1は本発明の一実施例に係る伝票のフォ
ーマットを示している。この伝票1は問屋等において得
意先別に作成する商品管理伝票であって、この種の従来
の伝票と同様、所要項目を品目毎に行を変えて記入する
表が設けられ項目名等が印刷されている。また、この伝
票1の各行の品名の欄には、「0」から「9」までの数
字キーのマーク2と演算指示用の「=」キーのマーク3
と修正処理用の「C」キーのマーク4が薄めに印刷さ
れ、また、各行の価格,消費等の欄にはそれぞれエリア
マーク5が印刷されている。なお、図では数字キーのマ
ーク2を表示するエリアは全て同じ大きさとなっている
が、これらは全てが同じ大きさである必要はなく、使用
頻度に対応させて、例えば「1」〜「5」を大きくし他
を小さくするようなことも可能である。また、図左上隅
の二重丸マークは位置決め用の基準点である。
【0011】図2は上記伝票1を用いた伝票入力のシス
テム図である。図において6は座標入力用のタブレット
であり、7はタブレット6上の位置を指定して座標情報
を通知するためのスタイラスペン(以下、ペンと称す
る)である。また、8はタブレット6によって生成され
た座標信号を演算処理するコンピュータであって、これ
に入力情報確認用のディスプレイ9が接続されている。
【0012】コンピュータ8には例えば図1の伝票1の
フォーマットが設定され、また、そのフォーマットに対
し品目の領域が設定され、品名等が予め入力されてい
る。
【0013】そして、ある品目について取引があった時
に、伝票1に手書きで単価とか数量とかを記入し、その
後、この伝票1をタブレット6上に載せる。そして、ま
ず、伝票の左上と右下の2カ所に設けられた基準点マー
ク(図3に+印で示す)をペン7で押すことによって座
標の基準点を設定し、つぎに、該当する品目のエリアマ
ーク5を押して項目を指定した後、品名欄の数値キーの
マーク2を押して単価,数量等の数値情報を入力する。
また、単価および数量を入力した後「=」キーのマーク
3を押すことによって合計金額を入力する。
【0014】なお、上記実施例ではテンキーマークを各
品名欄毎に設定したが、テンキーマークはこのように品
名毎に設けなくてよく、伝票1上に少なくとも1カ所あ
ればよい。
【0015】また、上記実施例ではディスプレイ9にて
入力確認を行うようにしているが、このほか、音声合成
装置により音で確認するようにすることも可能である。
【0016】また、上記実施例において、伝票1をタブ
レット6上に置いた後、伝票1を固定するように透明性
を有するシートで覆うようにすることができる。その場
合、上記シートには、ペンで指示する時のすべりを防止
し入力位置を限定するため、微細なへこみを等間隔に設
けたり、あるいは、伝票1を例えば左上を基準として設
定位置にセットすることを条件とした場合、各入力点に
対してのみ多少大きめの穴を上記シートに設けることに
より位置決め用の入力操作を省略でき、また伝票1の載
せる位置が多少ずれても問題なく座標入力ができる。
【0017】また、上記実施例ではタブレット6上に伝
票1が完全に載る場合について説明したが、伝票がタブ
レット6からはみ出す大きさのものである場合には、例
えば伝票を左右に分けて、左側の領域Aでは位置決め用
の基準点を左上と右下の2カ所に設定し、右側の領域B
では基準点を左下と右上の2カ所に設定して、領域Aの
2カ所の基準点が入力されると領域Aと判定し、領域B
の2カ所の基準点が入力されると領域Bと判定するよう
にすることが可能である。また、その際、上記のように
領域Aと領域Bとで基準点の位置関係を変えるのではな
くて、位置関係は同じでも基準点の間隔を変えたものと
することもできる。
【0018】つぎに、上記実施例においてタブレット6
に与えられた座標情報を処理する上記コンピュータ8の
処理制御を図4のフローチャートによって説明する。な
お、以下、S1〜S8はこの制御フローの各ステップを
示す。
【0019】この処理制御では、スタートしてS1で初
期化処理を実行し、S2でペン7によって指定された基
準点の読み込みを行う。そして、S3へ進んで、読み込
まれた基準点とX,Y座標の原点との相対距離を演算
し、次いで、S4でその相対距離をもとに原点を移動し
て新たにX,Y座標の原点を設定する。
【0020】つぎに、S5でペン7により入力された座
標情報を読み込み、S6でその情報が数値入力であるか
どうかを判別する。
【0021】S6の判定で数値入力でないというとき
は、S7へ進んで、X,Y座標をもとにどの項目を指定
するものであるかの意味付けを行う。そして、S8でエ
ンドキーによる入力終了指定があったかどうかを判定し
て、NOであればS5へ戻る。そしてさらに次の入力を
読み込み、S6で数値入力であるかどうかを判定して、
今度は数値入力であるということであれば、S9で数値
情報を演算し指定項目に入力する。
【0022】
【発明の効果】本発明は以上のように構成されているた
め、カーソル等による位置合わせが不要で、しかも伝票
だけを見ながら直接入力を行うことができ、正確で効率
の良い伝票入力を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る伝票のフォーマットを
示す説明図
【図2】本発明の一実施例における伝票入力のシステム
【図3】本発明の一実施例における座標情報の処理制御
を実行するフローチャート
【符号の説明】
1 伝票 2 テンキーマーク 5 エリアマーク 6 タブレット 7 スタイラスペン 8 コンピュータ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 座標入力用のタブレットの上に置いて座
    標通知手段により所定の情報をコンピュータ入力するた
    めの伝票であって、該伝票の位置決め用の2カ所の基準
    点が設けられるとともに、複数の品目について数値情報
    を含む各種情報を項目別に記入する欄が設けられ、か
    つ、少なくとも1カ所にテンキーマークが印刷されてな
    るタブレット入力用伝票。
  2. 【請求項2】 位置決め用の2カ所の基準点および複数
    の品目について数値データを含む各種データを項目別に
    記入する欄が設けられ、かつ、少なくとも1カ所にテン
    キーマークが印刷されてなるタブレット入力用伝票を座
    標入力用のタブレットの上に置き、前記位置決め用の基
    準点を座標通知手段を用いて指示することにより位置決
    めした後、該座標通知手段を用いて品目および項目を指
    定し、前記テンキーマークを押して数値データを入力す
    ることを特徴とする伝票入力方法。
  3. 【請求項3】 タブレット入力用伝票を座標入力用のタ
    ブレットの上に置いた後、該タブレット入力用伝票を固
    定するよう透明性を有するシートで覆うことを特徴をす
    る伝票入力方法。
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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01122978U (ja) * 1988-02-16 1989-08-21
JPH0251720A (ja) * 1988-08-16 1990-02-21 Sharp Corp タッチパネル装置
JPH034362A (ja) * 1989-05-31 1991-01-10 Toshiba Corp 伝票入力装置及び伝票入力方法

Patent Citations (3)

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