JPH05309589A - 産業用ロボット - Google Patents

産業用ロボット

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Publication number
JPH05309589A
JPH05309589A JP4144997A JP14499792A JPH05309589A JP H05309589 A JPH05309589 A JP H05309589A JP 4144997 A JP4144997 A JP 4144997A JP 14499792 A JP14499792 A JP 14499792A JP H05309589 A JPH05309589 A JP H05309589A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
temperature
industrial robot
operating
operating means
blower
Prior art date
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Pending
Application number
JP4144997A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshimi Otomo
芳視 大友
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP4144997A priority Critical patent/JPH05309589A/ja
Publication of JPH05309589A publication Critical patent/JPH05309589A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 作動部等の作動手段の機能に常温外環境の影
響が及ばない産業用ロボットを得る。 【構成】 作動部(3)の作動手段(4)に送風する温度調整
送風装置(9)を設ける。そして、作動部(3)の温度が所定
範囲値外のときに温度検出器の動作を介して温度調整送
風装置(9)により温度調整する。 【効果】 稼働許容温度から外れた設置環境で、容易に
効率よく産業用ロボットの正常機能を維持する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、冷凍室内等の常温外
環境に設置されて稼働する産業用ロボットに関する。
【0002】
【従来の技術】図4及び図5は従来の産業用ロボットを
示す図である。図において、(1)は産業用ロボットの基
体、(2)は基体(1)に設けられた腕、(3)は腕(2)に形成さ
れた関節からなる作動部、(4)は作動部(3)を駆動する電
動機からなる第1作動手段、(5)は第1作動手段(4)に給
電するケーブル、(6)は作動部(3)の回動角度を検出する
検出器からなる第2作動手段、(7)は作動部(3)に設けら
れて第1作動手段(4)の回転を減速する減速器からなる
第3作動手段、(8)は作動部(3)を腕(2)に枢持した軸受
からなる第4作動手段である。
【0003】従来の産業用ロボットは上記のように構成
され、第1作動手段(4)には作動部(3)の回動角度を検出
する第2作動手段(6)が取り付けられていて作動部(3)の
動きを制御している。また、第3作動手段(7)、第4作
動手段(8)には潤滑剤が使用され作動抵抗を減少して、
機械的効率を所定値以上に保持している。さらに、第2
作動手段(6)には一般的に電子部品が組み込まれてい
る。そして、腕(2)に固定された第1作動手段(4)が回転
すると、第3作動手段(7)により減速されて作動部(3)が
駆動されるようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来の産
業用ロボットを高温環境に設置した場合は、第2作動手
段(6)の電子部品が誤動作したり、また、第3作動手段
(7)等の潤滑剤が劣化したりして、産業用ロボットの機
能が損なわれる。このため、人の作業が困難な劣悪な環
境に、産業用ロボットを設置することが制約されるとい
う問題点があった。また、産業用ロボットが冷凍室等の
低温環境に設置された場合には、第2作動手段(6)の電
子部品が動作せず、また、低温のため第3作動手段(7)
等の潤滑剤の粘性増加のために無負荷抵抗が増大するこ
とによる障害が発生する。また、産業用ロボットの一時
停止時に作動部(3)に露結して潤滑剤を劣化させ、さら
に低温である場合には作動部(3)等が氷結して作動不能
になるという問題点があった。
【0005】この発明は、かかる問題点を解消するため
になされたものであり、作動部の作動手段の機能に常温
外環境の影響が及ばない産業用ロボットを得ることを目
的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明に係る産業用ロ
ボットにおいては、作動部に送風する温度調整送風装置
が設けられる。また、作動部に設けられて作動部の作動
手段の温度が所定範囲値を外れたときに動作する温度検
出器と、この温度検出器の動作を介して制御され、作動
部に送風する温度調整送風装置とが設けられる。
【0007】
【作用】上記のように構成された産業用ロボットの作動
部の温度が、所定範囲値を外れたときに温度調整送風装
置により温度調整されて作動部の機能が保持される。ま
た、産業用ロボットの作動部の温度が所定範囲値を外れ
たときの温度検出器の動作を介して制御される温度調整
送風装置により温度調整されて作動部の機能が保持され
る。
【0008】
【実施例】
実施例1.図1及び図2は、この発明の一実施例を示す
図である。図において、(1)は産業用ロボットの基体、
(2)は基体(1)に設けられた腕、(3)は腕(2)に形成された
関節からなる作動部、(4)は作動部(3)を駆動する電動機
からなる第1作動手段、(5)は第1作動手段(4)に給電す
るケーブル、(6)は作動部(3)の回動角度を検出する検出
器からなる第2作動手段、(7)は作動部(3)に設けられて
第1作動手段(4)の回転を減速する減速器からなる第3
作動手段、(8)は作動部(3)を腕(2)に枢持した軸受から
なる第4作動手段である。(9)は基体(1)近くに設けられ
た温度調整送風装置で、温風、又は冷風を発生する。(1
0)はキャップ状をなし第2作動手段(6)に冠装された温
度調整送風装置(9)の吹出し口、(11)は温度調整送風装
置(9)と吹出し口(10)の間に設けられた温度調整送風装
置(9)の可撓性ダクトである。
【0009】上記のように構成された産業用ロボットの
第1作動手段(4)には作動部(3)の回動角度を検出する第
2作動手段(6)が取り付けられていて作動部(3)の動きを
制御している。また、第3作動手段(7)、第4作動手段
(8)には潤滑剤が使用され、作動抵抗を減少して、機械
的効率を所定値以上に保持している。さらに、第2作動
手段(6)には一般的に電子部品が組み込まれている。そ
して、腕(2)に固定された第1作動手段(4)が回転する
と、第3作動手段(7)により減速され作動部(3)が駆動さ
れる。そして、産業用ロボットの周囲温度が産業用ロボ
ット稼働許容温度よりも低い場合には、温度調整送風装
置(9)が付勢されて温風を発生してダクト(11)、吹出し
口(10)を介して第2作動手段(6)等の作動部(3)箇所が加
温される。
【0010】これによって、産業用ロボットの設置環境
が稼働許容温度よりも低いことにより第2作動手段(6)
の電子部品が異常動作する不具合、また、低温のための
第3作動手段(7)等の潤滑剤の粘性増加により無負荷抵
抗が増大することによる不具合の発生を防ぐことができ
る。また、産業用ロボットの一時稼働停止時に作動部
(3)に露結して潤滑剤を劣化したり、低温のために作動
部(3)が氷結して作動不能になったりする障害発生を防
ぐことができる。したがって、産業用ロボットの設置環
境が冷凍室等であって、稼働許容温度よりも低い場合で
あっても、産業用ロボットを正常に動作させることがで
き、産業用ロボットの適用範囲を拡大することができ
る。
【0011】また、産業用ロボットの周囲温度が産業用
ロボット稼働許容温度よりも高い場合には、温度調整送
風装置(9)が付勢されて冷風を発生してダクト(11)、吹
出し口(10)を介して第2作動手段(6)等の作動部(3)箇所
が冷却される。これによって、産業用ロボットの設置環
境が稼働許容温度よりも高いことにより第2作動手段
(6)の電子部品が誤動作したり、また、第3作動手段(7)
等の潤滑剤が劣化したりすることによる産業用ロボット
の機能障害の発生が解消される。このため、人力作業困
難な劣悪な環境に産業用ロボットの設置が可能になり、
産業用ロボットの適用範囲を拡大することができる。
【0012】また、温度調整送風装置(9)の吹出し口(1
0)を第2作動手段(6)に装着する構成としたので、産業
用ロボットの動作が制約されることがなく自由に作業す
ることができる。また、作動部(3)のみを効率よく温度
調整することができ、温度調整のために余分なスペース
を要しないため費用を節減することができる。
【0013】実施例2.図3は、この発明の他の実施例
を示す図で、図中、図1及び図2と同符号は相当部分を
示し、(12)は第2作動手段(6)に埋め込まれて装着され
た温度検出器、(13)は温度検出器(12)に接続された信号
ケーブルである。
【0014】上記のように構成された産業用ロボットの
実施例において、第2作動手段(6)等関節部の温度が産
業用ロボット稼働許容温度から外れた場合に、温度検出
器(12)が動作する。そして、その動作が信号ケーブル(1
3)により制御装置(図示しない)に伝達されて、温度調
整送風装置(9)が付勢される。これにより、第2作動手
段(6)等関節部の温度が産業用ロボット稼働許容温度よ
りも低い場合には温度調整送風装置(9)から温風を発生
してダクト(11)、吹出し口(10)を介して第2作動手段
(6)等の作動部(3)箇所が加温される。また、第2作動手
段(6)等関節部の温度が産業用ロボット稼働許容温度よ
りも高い場合には、温度調整送風装置(9)が付勢されて
冷風を発生してダクト(11)、吹出し口(10)を介して第2
作動手段(6)等の作動部(3)箇所が冷却される。したがっ
て、詳細な説明を省略するがこの実施例においても図1
の実施例と同様な作用が得られることは明白である。
【0015】なお、温度調整送風装置(9)により温度調
整された第2作動手段(6)等関節部の温度が産業用ロボ
ット稼働許容温度に達すると、温度検出器(12)が動作
し、この動作を介して制御装置により温度調整送風装置
(12)が消勢される。また、産業用ロボットが休止中であ
って、温度調整送風装置(9)による温度調整により第2
作動手段(6)等関節部の温度が産業用ロボット稼働許容
温度に達することにより、温度検出器(12)の動作を介し
て産業用ロボットを付勢することも可能である。また、
産業用ロボットが稼働すると第1作動手段(4)の回転に
よる発熱により第2作動手段(6)等関節部の温度が上昇
する。この温度上昇により第2作動手段(6)等関節部の
温度が産業用ロボット稼働許容温度を超えた場合には、
温度検出器(12)が動作して温度調整送風装置(9)が付勢
されて第2作動手段(6)等関節部が冷却される。また、
産業用ロボットの稼働頻度が少なく第2作動手段(6)等
関節部の温度が、産業用ロボット稼働許容温度よりも低
くなった場合には、温度検出器(12)が動作して温度調整
送風装置(9)が付勢され、第2作動手段(6)等の関節部が
加熱される。
【0016】また、第2作動手段(6)等関節部のみの温
度を調整することも可能である。このため、産業用ロボ
ットが設置される冷凍室などの常温外環境において、熱
的影響を最小限にして産業用ロボットを正常に動作させ
ることができる。また、産業用ロボットの稼働前に第2
作動手段(6)等関節部のみの温度を調整することも可能
である。このため、産業用ロボットが設置される冷凍室
などの常温外環境において、熱的影響を最小限にして産
業用ロボットを有効、かつ正常に動作させることができ
る。また、関節部に温度検出器(12)を装着したことによ
り、産業用ロボットの作動部の温度を容易に検出するこ
とができ、適度に温度調整送風装置(9)を制御すること
ができる。このように、作動部(3)の温度が温度検出器
(12)により産業用ロボット稼働許容範囲内に保たれて、
効率よく容易に産業用ロボットの動作を正常に維持する
ことができる。
【0017】
【発明の効果】この発明は、以上説明したように作動部
に送風する温度調整送風装置とを設けたものである。ま
た、作動部に設けられて作動部の作動手段の温度が所定
範囲値を外れたときに動作する温度検出器と、この温度
検出器の動作を介して制御され、作動部に送風する温度
調整送風装置とを設けたものである。これによって、産
業用ロボットの作動部の温度が所定範囲値を外れたとき
に温度調整送風装置により温度調整されて機能が保持さ
れる。また、産業用ロボットの作動部の温度が所定範囲
値を外れたときに温度検出器の動作を介して制御される
温度調整送風装置により温度調整されて機能が保持され
る。
【0018】したがって、産業用ロボットの稼働許容温
度を外れた設置環境であっても、作動手段の誤動作、作
動手段の潤滑剤の劣化等による産業用ロボットの機能障
害の発生を解消することができる。このため、人力作業
困難な劣悪な常温外環境に産業用ロボットの設置が可能
になり、産業用ロボットの適用範囲を拡大する効果があ
る。また、作動部の温度が温度検出器を介して産業用ロ
ボット稼働許容範囲内に保たれ、効率よく容易に産業用
ロボットの動作を正常に維持する効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例1を示す正面図。
【図2】図1の作動部を一部縦断して示す拡大図。
【図3】この発明の実施例2を示す図で、図2相当図。
【図4】従来の産業用ロボットを示す正面図。
【図5】図4の作動部を一部縦断して示す拡大図。
【符号の説明】
3 作動部 4 第1作動手段 6 第2作動手段 7 第3作動手段 8 第4作動手段 9 温度調整送風装置 12 温度検出器

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 作動部と、この作動部に送風する温度調
    整送風装置とを備えた産業用ロボット。
  2. 【請求項2】 作動部と、上記作動部に設けられて上記
    作動部の作動手段の温度が所定範囲値を外れたときに動
    作する温度検出器と、この温度検出器の動作を介して制
    御され、上記作動部に送風する温度調整送風装置とを備
    えた産業用ロボット。
JP4144997A 1992-05-12 1992-05-12 産業用ロボット Pending JPH05309589A (ja)

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JP4144997A JPH05309589A (ja) 1992-05-12 1992-05-12 産業用ロボット

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ID=15375072

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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