JPH05307613A - 階層構造情報表示方法および階層構造情報表示装置 - Google Patents

階層構造情報表示方法および階層構造情報表示装置

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JPH05307613A
JPH05307613A JP4111160A JP11116092A JPH05307613A JP H05307613 A JPH05307613 A JP H05307613A JP 4111160 A JP4111160 A JP 4111160A JP 11116092 A JP11116092 A JP 11116092A JP H05307613 A JPH05307613 A JP H05307613A
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JP
Japan
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hierarchical structure
effective area
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specific
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Application number
JP4111160A
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English (en)
Inventor
Michimasa Aramaki
道昌 荒巻
Takeshi Ichimatsu
健 一松
Fujiki Fujii
藤樹 藤居
Yoshinori Mogi
義則 茂木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Omron Corp
Original Assignee
Omron Corp
Omron Tateisi Electronics Co
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Publication date
Application filed by Omron Corp, Omron Tateisi Electronics Co filed Critical Omron Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】階層構造情報に基づいて各々の情報の相関関係
の理解が容易となる。 【構成】階層構造情報記憶手段4は、同一階層に配置さ
れたノード、各ノードの下位に配置されているノード、
および各情報間の関係情報を有する階層構造データが記
憶される。相関関係演算手段5は、前記階層構造情報に
基づいて、各々のノードに配置する色彩を演算する。関
係線属性設定手段7は、前記各情報間の関係情報に基づ
き、特定情報とその下位に位置付けられた下位情報とを
結ぶ関係線の属性を変化させる。表示手段13は、演算さ
れた各々のノードの相関関係、および関係線の属性に基
づき、各々のノードの相関関係を表示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、階層構造情報に基づ
いて各々の情報または各々の情報の相関関係を表示する
装置に関するものであり、特に、その理解の容易性向上
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】今日、コンピューター技術の発達によ
り、複雑な階層構造を有するファイルシステムが登場し
てきた。たとえば、OSによっては、種々のリンクを用
いた複雑なファイル構造を有している。また、ハイパー
テキストにおいては、各ドキュメントファイルと関連し
たビジュアルデータ等のリンク処理等を行なっている。
すわなち、ハイパーテキストにおいても、複雑な階層構
造を有するファイル構造となっている。
【0003】一般に、階層構造のファイルシステム等の
相関関係を、視覚的に画面に表示する方法として、図9
に示すように、階層構造をいわゆるツリー構造にして表
示する方法が行なわれている。このツリー構造を基にし
て、全体のファイル構造を、把握する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ようなツリー構造の表示方法においては、次のような問
題点があった。各ファイルシステム間が線で結ばれてい
るだけであり、表現能力が低い。したがって、各ファイ
ルシステム間に特殊な関係が存在する場合、それを表現
するためにコメント等を用いる必要があった。
【0005】また、他人が作成したファイルシステムを
利用して、情報処理作業を行なう場合には、当該ファイ
ルのツリー構造を理解する必要があった。しかし、ファ
イルシステムの名称の付け方には、個人差がある。した
がって、他人が作成したファイルシステムのツリー構造
を理解することが困難であり、他人が作成したファイル
システムを利用することが容易ではなかった。特に、ツ
リー構造が複雑になるほど問題となる。
【0006】この発明は、上記のような問題点を解決
し、階層構造情報に基づいて、各々の情報または各々の
情報の相関関係について、理解が容易な階層構造情報表
示方法および装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1にかかる階層構
造情報表示装置においては、相関関係演算手段が、階層
が上位から下位になるにつれて、配色彩度または明度を
変化するように各情報の配色を演算することを特徴とす
る。
【0008】請求項2にかかる階層構造情報表示装置に
おいては、相関関係演算手段が、 a)原点からの距離で彩度または明度を決定し、基準線と
の角度で色相を決定する色彩座標系を有し、 b)特定の情報の有効領域を決定するにあたって、前記特
定情報のすぐ上位に接続されている上位情報の有効領域
を、前記上位情報のすぐ下位に接続されている情報の数
によって分割することにより、前記特定情報の有効領域
を付与し、 c)その情報に付与された有効領域内の任意の座標を選択
することにより、当該情報に配色される色彩を演算する
こと、を特徴とする。
【0009】請求項3にかかる階層構造情報表示装置に
おいては、階層構造情報記憶手段は各情報間の関係情報
を記憶するとともに、階層構造情報記憶手段に記憶され
ている各情報間の関係情報に基づき、特定情報とその下
位に位置付けられた下位情報とを結ぶ関係線の属性を変
化させる関係線属性設定手段を備えたことを特徴とす
る。
【0010】請求項4にかかる階層構造情報表示装置に
おいては、相関関係演算手段が、 a)原点からの距離で彩度または明度を決定し、基準線と
の角度で色相を決定する色彩座標系を有し、 b)特定の情報の有効領域を決定するにあたって、前記特
定情報のすぐ上位に接続されている上位情報の有効領域
を、前記上位情報のすぐ下位に接続されている情報の数
によって分割することにより、前記特定情報の有効領域
を付与し、 c)前記特定情報に付与された有効領域内の座標によっ
て、前記特定情報の色相を演算するとともに、前記特定
情報の位置する階層が上位から下位になるにつれて、前
記特定情報に付与する彩度または明度を変化させること
により、前記特定情報に配色される色彩を演算するこ
と、を特徴とする。
【0011】請求項5にかかる階層構造情報表示方法に
おいては、原点からの距離で彩度または明度を決定し、
基準線との角度で色相を決定する色彩座標系を有し、特
定の情報の有効領域を決定するにあたって、前記特定情
報のすぐ上位に接続されている上位情報の有効領域を、
前記上位情報のすぐ下位に接続されている情報の数によ
って分割することにより、前記特定情報の有効領域を付
与し、前記特定情報に付与された有効領域内の座標によ
って、前記特定情報の色相を演算するとともに、前記特
定情報の位置する階層が上位から下位になるにつれて、
前記特定情報に付与する彩度または明度を変化させるこ
とにより、前記特定情報に配色される色彩を演算するこ
と、を特徴とする。
【0012】請求項6にかかる階層構造情報表示方法に
おいては、原点からの距離で彩度または明度を決定し、
基準線との角度で色相を決定する色彩座標系を有し、特
定の情報の有効領域を決定するにあたって、前記特定情
報のすぐ上位に接続されている上位情報の有効領域を、
前記上位情報のすぐ下位に接続されている情報の数によ
って分割することにより、前記特定情報の有効領域を付
与し、前記特定情報に付与された有効領域内の座標によ
って、前記特定情報の色相を演算するとともに、前記特
定情報の位置する階層が上位から下位になるにつれて、
前記特定情報に付与する彩度または明度を変化させるこ
とにより、前記特定情報に配色される色彩を演算するこ
とを特徴とする。
【0013】
【作用】請求項1にかかる階層構造情報表示装置におい
ては、相関関係演算手段は、階層が上位から下位になる
につれて、配色彩度または明度を変化するように各情報
の配色を演算する。したがって、演算された各情報の配
色を表示することにより、各々の情報の階層構造の深さ
について、直感的理解ができる。
【0014】請求項2にかかる階層構造情報表示装置ま
たは請求項5にかかる階層構造情報表示方法において
は、 a)原点からの距離で彩度または明度を決定し、基準線と
の角度で色相を決定する色彩座標系を有し、 b)特定の情報の有効領域を決定するにあたって、前記特
定情報のすぐ上位に接続されている上位情報の有効領域
を、前記上位情報のすぐ下位に接続されている情報の数
によって分割することにより、前記特定情報の有効領域
を付与し、 c)その情報に付与された有効領域内の任意の座標を選択
することにより、当該情報に配色される色彩を演算す
る。 したがって、同一情報の下位に配置されている情報は、
その上位情報の色彩と似た配色が設定される。これによ
り、各々の情報の相関関係を表示手段に表示した場合
に、全体構造の把握が容易になる。
【0015】請求項3にかかる階層構造情報表示装置に
おいては、階層構造情報記憶手段は各情報間の関係情報
を記憶する。また、関係線属性設定手段は、階層構造情
報記憶手段に記憶されている各情報間の関係情報に基づ
き、特定情報とその下位に位置付けられた下位情報とを
結ぶ関係線の属性を変化させる。したがって、かかる関
係線によって、前記特定情報と前記下位情報間の属性情
報を直感的に知ることができる。
【0016】請求項4にかかる階層構造情報表示装置ま
たは、請求項6にかかる階層構造情報表示方法において
は、 a)原点からの距離で彩度または明度を決定し、基準線と
の角度で色相を決定する色彩座標系を有し、 b)特定の情報の有効領域を決定するにあたって、前記特
定情報のすぐ上位に接続されている上位情報の有効領域
を、前記上位情報のすぐ下位に接続されている情報の数
によって分割することにより、前記特定情報の有効領域
を付与し、 c)前記特定情報に付与された有効領域内の座標によっ
て、前記特定情報の色相を演算するとともに、前記特定
情報の位置する階層が上位から下位になるにつれて、前
記特定情報に付与する彩度または明度を変化させること
により、前記特定情報に配色される色彩を演算するこ
と、を特徴とする。 したがって、同一情報の下位に配置されている情報は、
その上位情報の色彩と似た配色が設定される。これによ
り、情報を表示手段に表示した場合に、どの情報を表示
しているかを直感的に知ることができる。
【0017】
【実施例】本発明の一実施例を図面に基づいて説明す
る。図1に、この発明に係る階層構造情報表示装置の一
実施例をブロック図で示す。階層構造情報表示装置1
は、階層構造情報記憶手段4、相関関係演算手段5、関
係線属性設定手段7、および表示手段13を備えている。
【0018】階層構造情報記憶手段4には、同一階層に
配置された情報、各々の情報の下位に配置されている情
報、および各情報間の関係情報を有する階層構造情報が
記憶される。相関関係演算手段5は、階層構造情報記憶
手段4に記憶された階層構造情報に基づいて、各々の情
報に配置する色彩を演算する。
【0019】関係線属性設定手段7は、階層構造情報記
憶手段4に記憶されている各情報間の関係情報に基づ
き、特定情報とその下位に位置付けられた下位情報とを
結ぶ関係線の属性を変化させる。
【0020】表示手段13は、演算された各々の情報の相
関関係、および関係線の属性に基づき、各々の情報の相
関関係を表示する。
【0021】図2に、図1の各機能をCPUを用いて実
現したハードウェアー構成の一例を示す。キーボード57
から、各ノードの名前および親ノード等のツリー構造を
作成するため必要なデータが入力される。なお、本明細
書においては、かかる各ノードの名前等のツリー構造を
作成するための必要データを情報という。キーボード57
から入力された入力データはRAM52に記憶される。C
PU51は、ROM54のプログラムに従い、バスライン50
を介して、各部を制御する。なお、ROM54には、CP
U51の制御プログラム等が記憶される。CRT59は、演
算によって得られたツリー構造を表示する。
【0022】なお、この実施例では、キーボード57から
ツリー構造作成のための情報を入力するようにしている
が、他のプログラム等からデータとして与えてもよい。
【0023】次に、RAM52に記憶された階層構造デー
タに基づいて、各々のデータに配置する色彩を演算する
方法について説明する。
【0024】図3は、全ての色彩を平面上に配置した色
彩座標系である。同図において、原点P0からの距離dに
よって、彩度が決定され、角度θにより色相または明度
が決定される。本実施例においては、角度60.7°にマゼ
ンタ、角度103.5°に赤、角度167°に黄、角度240.7°
に緑、角度283.5°にシアン、角度347°に青を配置し
た。なお、原点P0は白であり、原点P0から離れるにした
がって彩度が増していく。 たとえば、図4に示すよう
な構造の階層データの配色を演算する場合について説明
する。階層データの階層の深さをレベルとよぶ。図4に
示すデータであれば、ノード2、ノード3、ノード4、
およびノード5は、レベル2に属し、ノード6、ノード
7、ノード8、およびノード9は、レベル3に属し、ノ
ード10、ノード11、ノード12、およびノード13は、レベ
ル4に属し、ノード14、およびノード15は、レベル5に
属し、ノード16は、レベル6に属する。
【0025】階層データの階層のレベルのうち最深のレ
ベル数を調べる。得られたレベル数に基づいて、(最深
レベル数−1)の同心円を、上記色彩座標系上に描く。
この場合は、最深レベル数は6であるので、同心円は5
つ描かれる。この同心円の円周を、レベル分割線とい
う。
【0026】つぎに、ノード1のすぐ下位に位置するノ
ード数で、原点P0を中心に色彩座標系を放射状に分割す
る分割ラインを設定し、各々の分割ラインによって形成
される角度を、各ノードの有効エリア角とする。この場
合であれば、ノード1の有効エリア角θe1は360°で
あり、前記有効エリア角θe1は、すぐ下位のノード数で
ある4つで分割され、各ノードに順次割り当てられる。
したがって、ノード2の有効エリア角θe2は0〜90°
となる。同様に、ノード3の有効エリア角θe3は、90
°〜180°、ノード4の有効エリア角θe4は、180
°〜270°、ノード5の有効エリア角θe5は、270
°〜360°となる。
【0027】なお、図5に、ノード2の有効エリア角θ
e2(0〜90°)を示す。ここで各有効エリア角θe2を
2分割する軸をエリア軸Bという。この場合であれば、
ノード2のエリア軸B2の角度は45°である。
【0028】特定のノードにおけるエリア軸および当該
ノードのレベル分割線との交点に当該特定ノードが配置
される。たとえば、ノード2であれば、レベル2のレベ
ル分割線LV2と、エリア軸B2の交点に配置される。
【0029】同様にして、ノード2にすぐ下位のノード
数で、ノード2の有効エリア角θe2を分割する。この場
合、ノード6の有効エリア角θe6は0〜45°となり、
ノード7の有効エリア角θe7は、45°〜90°とな
る。したがって、ノード6のエリア軸B6の角度は2
2.5°であり、ノード7のエリア軸B7の角度は6
7.5°である。ここで、ノード6、およびノード7
は、レベル3に属する。したがって、ノード6は、レベ
ル3のレベル分割線LV3と、エリア軸B6の交点に配置
され、ノード7は、レベル3のレベル分割線LV3と、
エリア軸B7の交点に配置される。
【0030】なお、当該ノードの有効エリア角と最深の
レベル分割線によって形成される領域を有効領域とい
う。たとえば、ノード6の有効領域は、図5に示すエリ
アE6であり、ノード10の有効領域は、エリアE10であ
る。
【0031】同様にして、全てのノードが配置される。
このようにして得られた配置情報に基づき、R(赤),
G(緑),B(青)の3要素の構成比率を演算する。演
算結果に基づき、各ノード間の相関関係がCRT59に表
示される。CRT59に表示されたツリー構造の一例を図
6に示す。なお、同図においては、レベルが深くなるに
つれて、彩度が増すように表示される。
【0032】このようにして得られたカラーのツリー構
造は、階層の深さに応じて、配色の彩度が変化してい
る。したがって、直感的に、階層の深さを知ることがで
きる。これにより、階層の深さに制限がある場合等にそ
の制限を直感的に知ることができる。
【0033】また、ツリー構造が横方向に広がって行く
につれて、当該情報の色相または明度が変化する。した
がって、各ファイルシステムの横方向に広がりを容易に
把握することができる。これにより、得られたカラーの
ツリー構造を画面上に表示することにより、各ファイル
システムの構造を容易に把握することができる。
【0034】さらに、本実施例においては、各ノード間
の関係線の属性も演算するようにしている。かかる関係
線の属性の演算方法について、以下説明する。RAM52
には各ノード間の関係を表わす属性値およびそのデータ
テーブル(各属性値の値の上限と下限の幅)が記憶され
る。記憶された属性値およびそのデータテーブルに基づ
き、各ノード間の関係を示す関係線の属性が決定され
る。
【0035】本実施例においては、関係線の属性として
関係線の長さ、太さ、および矢印の向きを採用した。そ
して、関係線の長さ属性値L、太さ属性値M、および矢
印の向き属性値Vとした。長さ属性値Lおよび太さ属性
値Mの値のデータテーブルについては属性値レベルa〜
jの値を割り当て、矢印の向き属性値Vとしては、上向
き、下向き、矢印の無しの3種類の属性値レベルを採用
した。
【0036】関係線の長さについては、その上位のノー
ドとの関係に応じて、変化させればよい。具体的に、図
6を用いて説明する。たとえば、各々同一レベル(レベ
ル3)に属するノード6とノード7について、ノード2
とノード6間の関係より、ノード2とノード7間の関係
の方が近いとする。この場合、線の長さL6より、ノー
ド2とノード7間の関係線の長さL7の方が長くなるよ
うに、長さ属性値レベルを決定すればよい。
【0037】太さ属性値レベルについても、同様にノー
ド間の関係が近いか遠いかで、属性値レベルを決定すれ
ばよい。また、階層深さレベルが深くなるにつれて、太
さを細くするようにしてもよい。
【0038】また、矢印の向き属性値Vとしては、下位
ノードと上位ノードでどちらのノードが基準となるかで
矢印の向きを決定すればよい。特に関係がない場合は、
矢印無しとすればよい。本実施例においては、矢印の向
きが上向きの場合には矢印の向き属性値VはVu、矢印
の向きが下向きの場合には矢印の向き属性値VはVd、
矢印無しの場合には矢印の向き属性値VをV0とした。
【0039】図6の例では、ノード7はノード10、ノー
ド11、およびノード12の基準ノードであり、さらにノー
ド2はノード7の基準ノードである。また、ノード9は
ノード5の基準ノードであり、ノード8もノード5の基
準ノードである。
【0040】上記、各ノードの配置情報および各ノード
間の関係線の属性情報は、RAM52に記憶される。記
憶する情報の一例を図7に示す。たとえば、ノード3の
ノード名はGHH、親ノードはノード1、座標値は(θ
3,d3)、属性は(Le,Ma,V0)である。
【0041】このようにして得られたカラーのツリー構
造は、階層の深さに応じて、関係線の属性が変化してい
る。したがって、直感的に、各ノード間の関係を知るこ
とができる。
【0042】図8に他の実施例を示す。この実施例にお
いては、特定ノードにおけるファイルシステムを画面に
表示する際、得られたツリー構造を基にして、画面の背
景の色彩を当該ノードに配色された色彩となるようにし
ている。これにより、現在利用中のシステムを直感的に
認識することができる。とくに、同図に示すように、一
画面中に複数のウインドウを設定し、複数のシステムを
稼働させている場合、現在利用中のシステムをより容易
に認識することができる。
【0043】なお、特定ノードのシステムを画面に表示
する際、当該ノードに配色された色彩に応じて、画面の
背景の色彩を変更するのではなく、表示するキャラクタ
の色彩を変更するようにしてもよい。このように、得ら
れたツリー構造は、各ノード間の相関関係を表示するだ
けでなく、特定ノードに位置する情報を表示する場合に
も、用いることができる。
【0044】また、本発明はファイル検索が容易となる
効果も有する。すなわち、従来、ファイル検索において
は、正しいファイル名を覚えておき、1つ1つ検索する
ようにしていた。しかし、本発明によれば、当該ファイ
ルに配置された色彩を大体覚えておけば、目的のファイ
ルを検索することができる。従来でも、各ファイルに特
定のアイコンを対応させ、そのアイコンを用いて直感的
に目的のファイルを検索する方法があった。しかし、こ
のようなアイコンの作成作業は煩雑である。本発明によ
り得られたツリー構造により、新たにアイコンを作成す
ることなく、ファイル検索が容易となる。
【0045】なお、本実施例においては、関係線の属性
として関係線の長さ、太さ、および矢印の向きを採用し
たが、いずれか1つ以上でもよく、また他の属性、たと
えば色彩等を属性として採用してもよい。
【0046】なお、本実施例においては、ノード1の有
効エリアを360°としたが、特にこれに限られることな
く、表示可能な色彩範囲に応じて、自由に設定すればよ
い。
【0047】また、本実施例においては、階層レベルが
深くなるにつれて、各ノードに割り当てる色彩を濃くす
るようにしているが、逆に薄くするようにしてもよい。
【0048】なお、本実施例においては、特定のノード
を配置する際、当該ノードにおける有効エリアとレベル
分割線との交点に配置するようにしたが、特にこれに限
られることはなく、有効エリア内で、当該ノードの下位
のノードよりも、原点に近ければどこに配置してもよ
い。したがって、当該ノードのレベルより下位のレベル
分割線上に配置してもよい。
【0049】特に、階層の深さが深くなく、かつ、同レ
ベルのノードと比較して上位ノードとの関連があまり近
くない場合は、より下位の数レベル飛ばしたレベルに位
置させることにより、より全体構造を容易に把握でき
る。
【0050】また、本実施例においては、有効エリア角
を2分割する軸をエリア軸としている。しかし、特にこ
れに限られることなく、当該エリアの有効エリア角の範
囲内であれば、任意の角度としてもよい。
【0051】
【発明の効果】請求項1にかかる階層構造情報表示装置
においては、相関関係演算手段は、階層が上位から下位
になるにつれて、配色彩度または明度を変化するように
各情報の配色を演算する。これにより、階層構造情報に
基づいて、各々の情報の階層構造の深さについて、直感
的理解ができる。
【0052】請求項2にかかる階層構造情報表示装置ま
たは請求項5にかかる階層構造情報表示方法において
は、 a)原点からの距離で彩度または明度を決定し、基準線と
の角度で色相を決定する色彩座標系を有し、 b)特定の情報の有効領域を決定するにあたって、前記特
定情報のすぐ上位に接続されている上位情報の有効領域
を、前記上位情報のすぐ下位に接続されている情報の数
によって分割することにより、前記特定情報の有効領域
を付与し、 c)その情報に付与された有効領域内の任意の座標を選択
することにより、当該情報に配色される色彩を演算す
る。 したがって、同一情報の下位に配置されている情報は、
その上位情報の色彩と似た配色が設定される。これによ
り、各々の情報の相関関係を表示手段に表示した場合
に、各々の情報の相関関係について、直感的理解ができ
る。
【0053】請求項3にかかる階層構造情報表示装置に
おいては、階層構造情報記憶手段は各情報間の関係情報
を記憶する。また、関係線属性設定手段は、階層構造情
報記憶手段に記憶されている各情報間の関係情報に基づ
き、特定情報とその下位に位置付けられた下位情報とを
結ぶ関係線の属性を変化させる。したがって、かかる関
係線によって、前記特定情報と前記下位情報間の属性情
報をより直感的に知ることができる。
【0054】請求項4にかかる階層構造情報表示装置ま
たは、請求項6にかかる階層構造情報表示方法において
は、 a)原点からの距離で彩度または明度を決定し、基準線と
の角度で色相を決定する色彩座標系を有し、 b)特定の情報の有効領域を決定するにあたって、前記特
定情報のすぐ上位に接続されている上位情報の有効領域
を、前記上位情報のすぐ下位に接続されている情報の数
によって分割することにより、前記特定情報の有効領域
を付与し、 c)前記特定情報に付与された有効領域内の座標によっ
て、前記特定情報の色相を演算するとともに、前記特定
情報の位置する階層が上位から下位になるにつれて、前
記特定情報に付与する彩度または明度を変化させること
により、前記特定情報に配色される色彩を演算するこ
と、を特徴とする。 したがって、同一情報の下位に配置されている情報は、
その上位情報の色彩と似た配色が設定される。これによ
り、情報を表示手段に表示した場合に、どの情報を表示
しているかを直感的に知ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である階層構造情報表示装置
1の構成を示すブロック図である。
【図2】階層構造情報表示装置1の各機能をCPUを用
いて実現したハードウェアー構成の一例を示す図であ
る。
【図3】全ての色彩を平面上に配置した色彩座標系を示
す図である。
【図4】階層データの一例を示す図である。
【図5】ノード2の有効エリアを示す図である。
【図6】得られた配置情報に基づき、CRT59に表示さ
れるツリー構造の一例を示す図である。
【図7】RAM52に記憶された情報の一例を示す図であ
る。
【図8】一画面中に複数のウインドウを設定し、ノード
位置が異なる複数のシステムを稼働させている状態を示
す図である。
【図9】従来のツリー構造の表示例を示す図である。
【符号の説明】
4・・・階層構造情報記憶手段 5・・・相関関係演算手段 7・・・関係線属性設定手段 13・・・表示手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 茂木 義則 京都府京都市右京区花園土堂町10番地 オ ムロン株式会社内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】同一階層に配置された情報および各々の情
    報の下位に配置された情報を有する階層構造情報を記憶
    する階層構造情報記憶手段、 階層構造情報記憶手段に記憶された階層構造情報に基づ
    いて、各々の情報の相関関係を演算する相関関係演算手
    段、 相関関係演算手段により演算された演算結果に基づき、
    各々の情報の相関関係を表示する表示手段、を備えた階
    層構造情報表示装置において、 相関関係演算手段は、階層が上位から下位になるにつれ
    て、配色彩度または明度を変化するように各情報の配色
    を演算すること、を特徴とする階層構造情報表示装置。
  2. 【請求項2】請求項1の階層構造情報表示装置におい
    て、 相関関係演算手段は、 a)原点からの距離で彩度または明度を決定し、基準線と
    の角度で色相を決定する色彩座標系を有し、 b)特定の情報の有効領域を決定するにあたって、前記特
    定情報のすぐ上位に接続されている上位情報の有効領域
    を、前記上位情報のすぐ下位に接続されている情報の数
    によって分割することにより、前記特定情報の有効領域
    を付与し、 c)その情報に付与された有効領域内の任意の座標を選択
    することにより、当該情報に配色される色彩を演算する
    こと、を特徴とする階層構造情報表示装置。
  3. 【請求項3】請求項1の階層構造情報表示装置におい
    て、 階層構造情報記憶手段は各情報間の関係情報を記憶する
    とともに、 階層構造情報記憶手段に記憶されている各情報間の関係
    情報に基づき、特定情報とその下位に位置付けられた下
    位情報とを結ぶ関係線の属性を変化させる関係線属性設
    定手段、を備えたことを特徴とする階層構造情報表示装
    置。
  4. 【請求項4】同一階層に配置された情報および各々の情
    報の下位に配置されている情報を有する階層構造情報を
    記憶する階層構造情報記憶手段、 階層構造情報記憶手段に記憶された階層構造情報に基づ
    いて、各々の情報の相関関係を演算する相関関係演算手
    段、 相関関係演算手段により演算された演算結果に基づき、
    各々の情報を表示する表示手段、を備えた階層構造情報
    表示装置において、 相関関係演算手段は、 a)原点からの距離で彩度または明度を決定し、基準線と
    の角度で色相を決定する色彩座標系を有し、 b)特定の情報の有効領域を決定するにあたって、前記特
    定情報のすぐ上位に接続されている上位情報の有効領域
    を、前記上位情報のすぐ下位に接続されている情報の数
    によって分割することにより、前記特定情報の有効領域
    を付与し、 c)前記特定情報に付与された有効領域内の座標によっ
    て、前記特定情報の色相を演算するとともに、前記特定
    情報の位置する階層が上位から下位になるにつれて、前
    記特定情報に付与する彩度または明度を変化させること
    により、前記特定情報に配色される色彩を演算するこ
    と、を特徴とする階層構造情報表示装置。
  5. 【請求項5】同一階層に配置された情報および各々の情
    報の下位に配置されている情報を有する階層構造情報を
    記憶し、 記憶された階層構造情報に基づいて、各々の情報の相関
    関係を演算し、 演算結果に基づき、各々の情報の相関関係を表示する階
    層構造情報表示方法において、 原点からの距離で彩度または明度を決定し、基準線との
    角度で色相を決定する色彩座標系を有し、 特定の情報の有効領域を決定するにあたって、前記特定
    情報のすぐ上位に接続されている上位情報の有効領域
    を、前記上位情報のすぐ下位に接続されている情報の数
    によって分割することにより、前記特定情報の有効領域
    を付与し、 前記特定情報に付与された有効領域内の座標によって、
    前記特定情報の色相を演算するとともに、前記特定情報
    の位置する階層が上位から下位になるにつれて、前記特
    定情報に付与する彩度または明度を変化させることによ
    り、前記特定情報に配色される色彩を演算すること、を
    特徴とする階層構造情報表示方法。
  6. 【請求項6】同一階層に配置された情報および各々の情
    報の下位に配置されている情報を有する階層構造情報を
    記憶し、 記憶された階層構造情報に基づいて、各々の情報の相関
    関係を演算し、 演算結果に基づき、各々の情報を表示する階層構造情報
    表示方法において、 原点からの距離で彩度または明度を決定し、基準線との
    角度で色相を決定する色彩座標系を有し、 特定の情報の有効領域を決定するにあたって、前記特定
    情報のすぐ上位に接続されている上位情報の有効領域
    を、前記上位情報のすぐ下位に接続されている情報の数
    によって分割することにより、前記特定情報の有効領域
    を付与し、 前記特定情報に付与された有効領域内の座標によって、
    前記特定情報の色相を演算するとともに、前記特定情報
    の位置する階層が上位から下位になるにつれて、前記特
    定情報に付与する彩度または明度を変化させることによ
    り、前記特定情報に配色される色彩を演算すること、を
    特徴とする階層構造情報表示方法。
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