JPH0530707Y2 - - Google Patents

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JPH0530707Y2
JPH0530707Y2 JP2005388U JP2005388U JPH0530707Y2 JP H0530707 Y2 JPH0530707 Y2 JP H0530707Y2 JP 2005388 U JP2005388 U JP 2005388U JP 2005388 U JP2005388 U JP 2005388U JP H0530707 Y2 JPH0530707 Y2 JP H0530707Y2
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dehydration
water
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【考案の詳細な説明】 [考案の目的] (産業上の利用分野) 本考案は洗濯槽からと脱水槽からとの排水管を
共通に構成した二槽式洗濯機に関する。
(従来の技術) この種の洗濯機にあつては、洗濯槽の排水弁を
開放して排水運転を行なうと、一時的に多量の排
水が排水管に流れ込むため、脱水槽からの排水能
力が制約を受ける。一方、脱水槽において脱水籠
を高速回転させる脱水運転が開始されると、その
開始直後には特に多量の水が洗濯物から排出され
る。このため、洗濯槽における排水運転の開始直
後に脱水槽における脱水運転が開始されると、脱
水槽から排出され切れなくなつた水が脱水槽内に
溜つてしまうことがある。このような事態に至る
と洗濯物の脱水が不十分になり、また洗剤洗い後
の洗濯物に給水しながら脱水する脱水すすぎ運転
の場合にあつては、洗濯物から振り切られる水の
中に洗剤分が含まれているため、これが高速回転
する脱水籠によつて攪拌されることによりクリー
ム状の泡立ち状態となつて脱水籠に著しい回転抵
抗を及ぼし、脱水用のモータを過負荷状態として
しまうという問題が生ずる。
(考案が解決しようとする課題) そこで、斯かる問題を避けるには、洗濯槽にお
ける排水運転と脱水槽における脱水運転とが重な
るような操作が行われたときには、脱水用のモー
タを断電して脱水籠を回転させず、排水運転を優
先させる構成とすることが考えられる。
ところが、単に斯かる構成としただけでは、現
に脱水運転の開始操作を行なつてもモータに通電
されずに脱水籠が回転しないことがあるため、使
用者は故障が生じていると誤解する虞がある。
本考案は上記事情に鑑みてなされたもので、従
つてその目的は、洗濯槽における排水運転と脱水
槽における脱水運転とが重なるような操作がされ
た場合でも、排水異常によつて脱水槽に水が溜る
ことを防止でき、しかもそれでいながら故障が発
生した等の無用な不安感を使用者に与えることを
未然に防止できる二槽式洗濯機を提供するにあ
る。
[考案の構成] (課題を解決するための手段) 本考案の二槽式洗濯機は、洗濯槽における排水
運転と脱水槽における脱水運転とが重なるような
操作が行われたときには脱水用のモータを断電す
る構成となすと共に、この排水運転に伴う脱水用
のモータの断電時には給水弁を開放して脱水籠の
上方からその中の洗濯物に給水する構成としたこ
ころに特徴を有する。
(作用) 排水運転と脱水運転とが重なるような操作が行
われたときには、脱水用のモータが断電されて排
水運転のみが実行されるから、脱水槽内に水が溜
つて十分な脱水ができないにもかかわらず脱水運
転が実行されることはない。また、この場合には
給水弁が開放されて脱水籠内の洗濯物への給水が
行われ、且つその給水は脱水籠の上方からなされ
て外部からの視認が容易であるから、脱水運転開
始操作を行なつたにもかかわらず脱水籠が回転し
ないとしても、使用者が故障と誤解する虞はな
い。
(実施例) 以下本考案の一実施例につき図面を参照して説
明する。
全体的構成は第2図に示す通りであり、洗濯槽
1及び脱水槽2を一体成形してなる槽体が外箱3
内に配置され、その外箱3の上面後部に操作箱4
が立設されている。洗濯槽1の底部には駆動機構
5が配置され、これの出力軸5aは洗濯槽1内に
突出してここに容器状攪拌体6が取付けられ、入
力軸5bは外箱3の底部に設けた洗い用のモータ
7にベルト伝導機構8を介して連結されている。
一方、外箱3内のうち脱水槽2の下方には脱水用
のモータ9が取付けられ、その回転軸に縦長の円
筒容器状をなす脱水籠10が連結されている。こ
の脱水籠10の中央には無数の微細孔を有する散
水筒11が立設されており、その上端開口部に対
向して注水器12が脱水槽2の上部に開閉可能に
設けられている。尚、この注水器12の上方には
透視部13aを有する外蓋13が開閉可能に設け
られている。そして、操作箱4内には洗濯槽用及
び脱水槽用の各給水弁14,15を一体化した一
体形電磁弁が設けられ、その各水出口から洗濯槽
1に向けて洗濯槽用給水路16及び前記注水器1
2に向けて脱水槽用給水路17が夫々操作箱4内
に形成されている。また、洗濯槽1内にはその底
部に形成した排水口を開閉すべく排水弁機構18
が設けられ、その排水口に接続した排水管19は
途中で分岐して脱水槽2の排水口にも接続されて
いる。
次に電気的構成は第3図に示すようにマイクロ
コンピユーター20を中心に構成されており、そ
のマイクロコンピユーターには後に詳述するよう
に脱水運転に関し第1図に示すようなプログラム
が予め組込まれている。マイクロコンピユーター
20には操作回路20aから洗濯コースや運転時
間に関する各種の信号が与えられ、その各出力端
子P0〜P5は駆動回路21を介してトライアツク
22〜27のオンオフ制御を行なう。トライアツ
ク22は脱水用のモータ9の制御を行なうもの
で、脱水運転時にオンされる。トライアツク23
は脱水槽用の給水弁15の制御を行なうもので、
脱水槽2において脱水すすぎを実行するときにオ
ンされる。トライアツク24は排水弁機構18の
弁開閉用モータ28を制御するもので、洗濯槽1
からの排水運転時にオンされて排水弁機構18を
開放状態とする。トライアツク25は洗濯槽用の
給水弁14を制御するもので、洗濯槽1への給水
時にオンされる。トライアツク26,27は洗い
用のモータ7を制御するもので、洗い運転時に所
定周期で交互にオンされてモータ7ひいては容器
状攪拌体6を正逆回転させる。尚、29はマイク
ロコンピユーター20のクロツク信号発生用の発
振回路、30はマイクロコンピユーター20のた
めのイニシヤライズ回路、31はコースの選択状
況や行程実行状況等を表示するための表示回路で
ある。次に本実施例の作用につき第1図も参照し
て説明する。これによりマイクロコンピユーター
20の脱水運転に係るいわゆるソフト的構成が明
らかになる筈である。洗濯槽1における洗い運転
が終了すると、マイクロコンピユーター20の出
力端子P2がハイレベルとなつてトライアツク2
4がオンされ、これにて排水弁機構18のモータ
28が通電されて弁体18aが引上げられること
により洗濯槽1内の水を排出する排水運転が所定
時間だけ実行される。このとき、洗濯槽1にて洗
い終えた洗濯物を脱水籠10に移し入れ、排水運
転実行中に脱水すすぎ運転の開始操作が行われた
とする。すると、第1図に示すフローチヤートに
おいて、ステツプaでは「no」、ステツプbでは
「yes」となり、且つステツプcでは「yes」とな
るから、ステツプdに示すように、マイクロコン
ピユーター20の出力端子P0はローレベルに維
持され、且つ出力端子P1はハイレベルとなり、
脱水用のモータ9は断電され、且つ脱水槽用の給
水弁15が通電される。即ち、この場合には脱水
すすぎ運転の開始操作が行われたにもかかわらず
脱水籠10は回転されず、しかし脱水槽用給水路
17を通じて注水器12に水は供給される。この
結果、排水運転の実行により洗濯槽1からの多量
の排水が排水管19に流れている状態で、脱水運
転が始まつて多量の水が脱水籠10から排出され
ることが防止されるので、脱水槽2内に洗濯物か
ら排出された洗浄液が溜つてしまうことを防止で
きる。しかも、このとき脱水すすぎ運転の開始操
作と同時に脱水槽用の給水弁15が開放して注水
器12に水が供給されるため、直ちに脱水籠10
が回転を開始しないとしても使用者は故障が生じ
たと誤解する虞はない。
この後、所定時間(t秒)が経過して洗濯槽1
からの排水量が減少した頃になると、ステツプe
において「yes」となるから、脱水槽用の給水弁
15が開放した状態のまま脱水用のモータ9に通
電され(ステツプf)、脱水すすぎ運転が開始さ
れる。これにより、脱水籠10が高速回転して内
部の洗濯物から一時的に多量の水が排出される
が、この時には既に洗濯槽1からの排水量が減少
していて排水管19の排水能力に余裕が生じてい
るから、脱水槽2からの水は順調に排出され、脱
水槽2内に水が溜つて水位上昇傾向を呈すること
はない。また、脱水籠10の停止中に注水器12
に清水が供給されているから、その清水によつて
洗濯物内の洗剤液が予め洗い出されており、もつ
てすすぎ効率の向上にも寄与する。そして、所定
時間だけ脱水籠10が駆動されると、脱水すすぎ
運転が終了する。
一方、脱水すすぎ運転の開始直後に、洗濯槽1
における排水運転が開始されたとする。この場合
には、ステツプa,g,hにおいて順に「yes」
となるから、直ちにステツプeに至り、脱水槽用
の給水弁15が開放されたまま脱水用のモータ9
が断電され、排水運転を優先して脱水すすぎ運転
が中断される。従つて、この場合にも、洗濯槽1
における排水運転と脱水槽2における脱水運転と
が重なつて排水管19の排水能力不足により脱水
槽2内の水位が異常上昇する虞はない。しかも、
この脱水運転の中断中には脱水槽用の給水弁15
が開放されて注水器12に水が供給され続けてい
るから、排水運転の開始と共にモータ9が断電さ
れて脱水籠10の回転の勢いが弱くなつても、使
用者は故障が生じたと誤解する虞はない。
そして、この後所定時間(t秒)が経過すると
ステツプeにおいて「yes」となるから、脱水槽
用の給水弁15が開放した状態のままモータ9に
通電され(ステツプf)、脱水運転が再開される。
この時には既に洗濯槽1からの排水量が減少して
いて排水管19の排水能力に余裕が生じているか
ら、脱水槽2からの水は順調に排出されて脱水槽
2内に水が溜つてしまうことはない。しかも、モ
ータ9が断電されて脱水籠10の回転が緩やかに
なつたところで注水器12から清水が供給されて
いるから、その清水は洗濯物に効率的に浸透し再
開後の脱水すすぎを効率化ならしめ得る。
尚、排水運転が終了した後に脱水運転の開始操
作が行われたとき、或は脱水運転が終了した後に
排水運転の開始操作が行われたときには、直ちに
脱水運転或は排水運転が開始される。
[考案の効果] 以上述べたように、本考案は洗濯槽における排
水運転と脱水槽における脱水運転とが重なるよう
な操作が行われたときには、脱水用のモータを断
電して排水運転を実行させるようにしたから、洗
濯槽からの排水により排水能力に余裕がなくなつ
ているときに脱水槽からの排水が始まつて排水異
常を来たすことを未然に防止できる。しかも、こ
の排水運転に伴う脱水用のモータの断電時には給
水弁を開放して脱水籠の上方からその中の洗濯物
に給水するようにしたから、上述のように脱水運
転を行なわないものでありながら、使用者に故障
が生じたと誤解させて無用な不安感を抱かせる虞
もないという実用上優れた効果を奏するものであ
る。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示し、第1図はフロ
ーチヤート、第2図は二槽式洗濯機の全体的構成
を示す縦断正面図、第3図は電気的構成を示す回
路図である。 図面中、1は洗濯槽、2は脱水槽、6は容器状
攪拌体、9は脱水用のモータ、10は脱水籠、1
5は脱水槽用の給水弁、18は排水弁機構、19
は排水管、20はマイクロコンピユーターであ
る。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 洗濯槽及びこれと共通の排水管に連結された脱
    水槽を備え、その脱水槽内に配設した脱水籠をモ
    ータにより回転させて脱水籠内の洗濯物を脱水し
    且つ給水弁を開放して脱水籠の上方より前記洗濯
    物に給水できるように構成すると共に、前記洗濯
    槽における排水運転と前記脱水槽における脱水運
    転とが重なるような操作が行われたときには脱水
    用の前記モータを断電して排水運転を実行するよ
    うにしたものにおいて、この排水運転に伴う脱水
    用のモータの断電時には前記給水弁を開放して前
    記脱水籠内の洗濯物に給水するように構成したこ
    とを特徴とする二槽式洗濯機。
JP2005388U 1988-02-18 1988-02-18 Expired - Lifetime JPH0530707Y2 (ja)

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JP2005388U JPH0530707Y2 (ja) 1988-02-18 1988-02-18

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JP2005388U JPH0530707Y2 (ja) 1988-02-18 1988-02-18

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JPH01127587U JPH01127587U (ja) 1989-08-31
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CN106192290B (zh) * 2014-12-12 2020-06-30 青岛海尔滚筒洗衣机有限公司 一种多滚筒洗衣机排水-脱水控制方法

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