JPH0530596U - オルタネータの取付構造 - Google Patents
オルタネータの取付構造Info
- Publication number
- JPH0530596U JPH0530596U JP7803991U JP7803991U JPH0530596U JP H0530596 U JPH0530596 U JP H0530596U JP 7803991 U JP7803991 U JP 7803991U JP 7803991 U JP7803991 U JP 7803991U JP H0530596 U JPH0530596 U JP H0530596U
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- alternator
- mounting
- intake manifold
- mounting portion
- mounting structure
- Prior art date
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 サポート部材及びアジャストレバーを使用し
ないオルタネータの取付構造を提供するものである。 【構成】 オルタネータ15の第2取付部15bをイン
テークマニホールド18の側面部18aに設けたガイド
部19に対して係動自在に取付けるようにしたため、従
来のアジャストレバーを廃止することが可能となり、そ
の分重量及びコストの面で有利となる。また、このオル
タネータ15によりインテークマニホールド18の振動
防止が図られるために、従来のサポート部材を廃止する
ことも可能となる。
ないオルタネータの取付構造を提供するものである。 【構成】 オルタネータ15の第2取付部15bをイン
テークマニホールド18の側面部18aに設けたガイド
部19に対して係動自在に取付けるようにしたため、従
来のアジャストレバーを廃止することが可能となり、そ
の分重量及びコストの面で有利となる。また、このオル
タネータ15によりインテークマニホールド18の振動
防止が図られるために、従来のサポート部材を廃止する
ことも可能となる。
Description
【0001】
この考案はオルタネータの取付構造に関する。
【0002】
従来のオルタネータの取付構造としては、例えば図6に示すようなものがある (実開昭59−37458号公報)。 1がエンジン本体で、主にオイルパン2、シリンダブロック3、シリンダヘッ ド4より構成されている。そして、このエンジン本体1のシリンダヘッド4にお ける前側には吸気用のインテークマニホールド5が、また後側には排気用のエキ ゾーストマニホールド6が、それぞれ備えられている。インテークマニホールド 5の前端部にはコレクタ7が設けられており、そしてこのコレクタ7は比較的大 きい金属製のサポート部材8を介して下方のオイルパン2に連結されている。コ レクタ7とオイルパン2とを、このようにサポート部材8にて連結することによ り、インテークマニホールド5及びコレクタ7の振動防止が図られる。
【0003】 また、このエンジン本体1のクランクプーリ9が設けられている右側には、エ ンジン補機であるエアコンコンプレッサ10とオルタネータ11が前側へ突出し た状態で取付けてある。このエアコンコンプレッサ10及びオルタネータ11と 、前記クランクプーリ9の三者間には、ファンベルト12が掛け回してあり、ク ランクプーリ9の駆動力を前記エアコンコンプレッサ10及びオルタネータ11 へ伝達するようになっている。尚、13はアイドラプーリを示している。
【0004】 そして、前記オルタネータ11は前記ファンベルト12の張力を調整するため に、その取付位置が変更できるようになっている。即ち、このオルタネータ11 には第1取付部11aと第2取付部11bが設けられており、まずこの第1取付 部11aをシリンダブロック3の取付ブラケット3aにボルト・ナット手段によ り回動自在に取付けている。そして、他方の第2取付部11bをシリンダブロッ ク3に固定されているアジャストレバー14の湾曲状の長孔14aに対してボル ト・ナット手段により取付けている。従って、この長孔14aに対する第2取付 部11bの取付位置を移動することにより、オルタネータ11の取付位置を変更 することができ、ファンベルト13の張力を調整することが可能となる。
【0005】
しかしながら、このような従来の技術にあっては、インテークマニホールド5 の振動防止を図るために、コレクタ7を比較的大きい金属製のサポート部材8に より支持していたため、その分重量及びコストの面で不利であった。また、この ような大きなサポート部材8の存在はエンジン本体1周辺のスペース効率の面で も好ましくない。
【0006】 更に、オルタネータ11の取付位置を変更するために、アジャストレバー14 を設けていたが、オルタネータ11の第2取付部11bを確実に固定すべく、最 近ではこのアジャストレバー14もますます大型化する傾向にあるため、この点 においても、重量及びコストの面で不利となる。
【0007】 この考案はこのような従来の技術に着目してなされたものであり、サポート部 材及びアジャストレバーを使用しないオルタネータの取付構造を提供するもので ある。
【0008】
この考案に係るオルタネータの取付構造は、上記の目的を達成するために、第 1取付部と第2取付部とを有するオルタネータの第1取付部をエンジン本体に回 動自在に設け、第2取付部を、インテークマニホールドの側面部に形成された前 記第1取付部を中心としたオルタネータの第2取付部の回動軌跡に相応する円弧 状のガイド部に沿って係動可能に設けたものである。
【0009】
【作用】 この考案に係るオルタネータの取付構造によれば、オルタネータの第2取付部 をインテークマニホールドの側面部に設けたガイド部に対して係動自在に取付け るようにしたため、このインテークマニホールドが従来のアジャストレバーと同 様の機能を果たすこととなる。従って、アジャストレバーを廃止することが可能 となり、その分重量及びコストの面で有利となる。
【0010】 また、このようにしてオルタネータをエンジン本体とインテークマニホールド との間へ介在させることにより、オルタネータが従来のサポート部材と同様の機 能を果たし、インテークマニホールドの振動防止が確実に図られるようになるた め、従来のサポート部材を廃止することが可能となり、その分重量及びコストの 面で有利となる。
【0011】
以下この考案の好適な実施例を図面に基づいて説明する。尚、従来と共通する 部分には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
【0012】 図1〜図4はこの考案の第1実施例を示す図である。エンジン本体1のシリン ダブロック3には従来よりも若干低い位置に取付ブラケット3bが設定されてお り、この取付ブラケット3bにオルタネータ15の第1取付部15aがボルト1 6及びナット17により取付けられている。また、オルタネータ15の他方の第 2取付部15bは上方のインテークマニホールド18に対応する位置に設けられ ており、このインテークマニホールド18の右側面部18aには該第2取付部1 5bの回動軌跡に相応する円弧状で且つ所定長さのガイド部である溝部19が形 成してある。そして、この溝部19内には第2取付部15bを取付けるためのボ ルト20と螺合するナット21が該溝部19の長手方向に沿って移動自在に挿入 されている。即ち、ボルト20とナット21とで係動手段を構成している。
【0013】 この溝部19はインテークマニホールド18の右側面部18a内に凹設された ものであり、その開口部19aの幅dはナット21の幅よりも小さく設定してあ る。また、この溝部19の内部の高さhはナット21の幅に略相応させてあるた め(ナット21と溝部19の高さとの差は1〜2mm程度以内にしてあるため) 、ナット21は溝部19内においてその長手方向へは移動可能ではあるが、溝部 19内では回転できないようになっている。そして溝部19の後端にはナット2 1のサイズよりも十分に大きな円形の陥凹部22が形成してあり、該陥凹部22 から前記溝部19内へのナット21の出し入れが行なえるようになっている。
【0014】 このようなオルタネータ15の取付構造において、実際にファンベルト12の 張力を調整する場合について述べると、張力を強める場合も、弱める場合も、先 ず第1取付部15a及び第2取付部15bのボルト16、20を若干弛め、特に 第2取付部15bのボルト20は、溝部19内のナット21へゆるく螺合させた 状態のまま溝部19の長手方向に沿って移動可能な状態としておく。そして、フ ァンベルト12の張力を強める場合には、第2取付部15bのボルト20をナッ ト21ごと後方(図中A方向)へ移動させ、オルタネータ15の位置を全体的に 上方へ移動させることにより、ファンベルト21の張力を強める。そして、ファ ンベルト12に所望の張力がかかったところで、第1取付部15a及び第2取付 部15bの両ボルト16、20を締めつけてオルタネータ15の取付位置を固定 し、ファンベルト12の張力調整を完了するものである。また、反対に、ファン ベルト12の張力を弱める場合には、第2取付部15bのボルト20をナット2 1ごと前方(図中B方向)へ移動させ、オルタネータ15の位置を全体的に下方 へ移動させることにより、ファンベルト12の張力を弱めることができる。
【0015】 このように、インテークマニホールド18自体がファンベルト12の張力を調 整するためのアジャストレバーと同じ機能を果たすこととなるため、従来のアジ ャストレバーの如き部品が不要となる。従って、その分だけ従来の比べて、重量 及びコストの面で有利となる。また、このようにオルタネータ15をエンジン本 体1とインテークマニホールド18との間へ介在させるようにしたことにより、 オルタネータ15が従来のサポート部材と同様の機能を果たすこととなり、イン テークマニホールド18の振動防止がこのオルタネータ15により図られること となるために、従来のサポート部材の如き部品が不要となり、この点においても 、重量及びコストの面で有利となる。
【0016】 図5はこの考案の第2実施例を示す図である。先の実施例では、インテークマ ニホールド18の右側面部18a内に凹設した溝部19を例に説明したが、この 実施例ではインテークマニホールド23の右側面部23aに凸部24を形成し、 該凸部24内に先の実施例とサイズ・形状が同様の溝部19を形成したものであ る。また、凸部24を設けたことに対応して、オルタネータ25の第2取付部2 5bには前記凸部24の下面に当接する受部26が形成してある。
【0017】 この実施例によれば、溝部19がインテークマニホールド23の右側面部23 aに形成した凸部24内に設けられているため、インテークマニホールド23の 右側面部23aの裏側の内側面23bが先の実施例のように内側へ出っ張らずに 平坦となる。また、インテークマニホールド23の振動は、ボルト20・ナット 21との螺合だけでなく、特にインテークマニホールド23の下向きの振動は第 2取付部25bの受部26でも受け止められるため、振動防止効果の面で優れて いる。その他の構成及び作用効果については、先の実施例と同様に付き重複説明 を省略する。
【0018】 尚、本第1実施例、第2実施例ではガイド部を溝部とし、また係動手段をボル トとナットで構成したが、本考案はこれに限られるものでなく、ガイド部はイン テークマニホールドの側面部に形成され前記第1取付部を中心としたオルタネー タの第2取付部の回動軌跡に相応する円弧状であればどのようなものでも良い。 また、係動手段もガイド部に沿って係動可能なものであればどのようなものでも 良い。更に、本考案のインテークマニホールドとはこれに連結されるコレクタを 排除するものではない。
【0019】
この考案に係るオルタネータの取付構造は、以上説明して如き内容のものであ って、オルタネータの第2取付部をインテークマニホールドの側面部に設けたガ イド部に対して係動自在に取付けるようにしたため、このインテークマニホール ドが従来のアジャストレバーと同じ機能を果たすこととなる。従って、アジャス トレバーを廃止することが可能となり、その分重量及びコストの面で有利となる 。
【0020】 また、このようにしてオルタネータをエンジン本体とインテークマニホールド との間へ取付けることにより、オルタネータが従来のサポート部材と同様の機能 を果たすこととなり、インテークマニホールドの振動防止が図られるために、従 来のサポート部材を廃止することが可能となり、その分重量及びコストの面で有 利となる。
【図1】この考案の第1実施例に係るオルタネータの取
付構造を示す側面図である。
付構造を示す側面図である。
【図2】図1中DA方向から側面図である。
【図3】図1中矢示SA−SA線に沿う断面図である。
【図4】溝部の構造を示す拡大斜視図である。
【図5】この考案の第2実施例に係るオルタネータの取
付構造を示す図3相当の断面図である。
付構造を示す図3相当の断面図である。
【図6】従来のオルタネータの取付構造を示す側面図で
ある。
ある。
1 エンジン本体 15a 第1取付部 15b、25b 第2取付部 15、25 オルタネータ 16 ボルト 17 ナット 18、23 インテークマニホールド 18a、23a 右側面部(側面部) 19 溝部 20 ボルト(係動手段) 21 ナット(係動手段)
Claims (1)
- 【請求項1】 第1取付部と第2取付部とを有するオル
タネータの第1取付部をエンジン本体に回動自在に設
け、第2取付部を、インテークマニホールドの側面部に
形成された前記第1取付部を中心としたオルタネータの
第2取付部の回動軌跡に相応する円弧状のガイド部に沿
って係動可能に設けたことを特徴とするオルタネータの
取付構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7803991U JPH0530596U (ja) | 1991-09-26 | 1991-09-26 | オルタネータの取付構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7803991U JPH0530596U (ja) | 1991-09-26 | 1991-09-26 | オルタネータの取付構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0530596U true JPH0530596U (ja) | 1993-04-23 |
Family
ID=13650689
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7803991U Pending JPH0530596U (ja) | 1991-09-26 | 1991-09-26 | オルタネータの取付構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0530596U (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH09300983A (ja) * | 1996-05-20 | 1997-11-25 | Iseki & Co Ltd | 動力農機 |
JP2004245129A (ja) * | 2003-02-14 | 2004-09-02 | Kubota Corp | エンジンの製造方法 |
JP2016160955A (ja) * | 2015-02-26 | 2016-09-05 | ダイハツ工業株式会社 | 内燃機関の補機の取付構造 |
-
1991
- 1991-09-26 JP JP7803991U patent/JPH0530596U/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH09300983A (ja) * | 1996-05-20 | 1997-11-25 | Iseki & Co Ltd | 動力農機 |
JP2004245129A (ja) * | 2003-02-14 | 2004-09-02 | Kubota Corp | エンジンの製造方法 |
JP2016160955A (ja) * | 2015-02-26 | 2016-09-05 | ダイハツ工業株式会社 | 内燃機関の補機の取付構造 |
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