JP2561817Y2 - 内燃機関における補機の取付け装置 - Google Patents

内燃機関における補機の取付け装置

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JP2561817Y2
JP2561817Y2 JP1991061221U JP6122191U JP2561817Y2 JP 2561817 Y2 JP2561817 Y2 JP 2561817Y2 JP 1991061221 U JP1991061221 U JP 1991061221U JP 6122191 U JP6122191 U JP 6122191U JP 2561817 Y2 JP2561817 Y2 JP 2561817Y2
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bolt
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bracket
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正一 久布白
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、オルタネータやカーク
ーラーのようにベルトを介してクランク軸にて駆動され
る補機を、機関本体に対して、前記ベルトの張力を調節
可能にして取り付けるための装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】このようなベルト駆動式の補機を機関本
体に取付けるに当っては、例えば実開平1−11313
8号公報等に記載されているように、補機を、ベルトを
巻き掛けしたプーリがクランク軸に対して遠近移動自在
となるよう機関本体の一側面に対してピンを介して枢支
する一方、前記機関本体に、前記補機の自由端に向けて
延びるブラケット板を固着し、このブラケット板に前記
補機の自由端をボルトにて締結するにおいて、ブラケッ
ト板におけるボルト挿通孔を、ブラケット板の長手方向
に沿って延びる円弧状の長溝孔に形成して、この長溝孔
にボルトを挿入した状態で補機を回動できるようにする
ことにより、前記ベルトの張力を調節できるようにして
いる。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】ところで、前記ブラケ
ット板は、平面視で一直線状に延びるように形成して、
その基端部を、機関本体における一側面と連接した他側
面に複数本のボルトにて締結するとか、或いは、ブラケ
ット板を平面視でL字状に形成して、その基端部を機関
本体の一側面にボルトにて締結するとかしている。
【0004】ところが、このように、ブラケット板を平
面視で一直線状に延びるように形成して複数本のボルト
にて機関本体に締結したり、ブラケット板を平面視でL
字状に形成して、その基端部を機関本体の一側面に固着
したりすると、ブラケット板の取付け姿勢が規制されて
しまって、取付け姿勢を調節することができなくなるた
め、ブラケット板の加工や取付け位置の誤差に起因して
ブラケット板の取付け姿勢に誤差があると、ブラケット
板におけるボルト挿通用の長溝孔が所定の高さ位置から
ずれてしまって、補機を、その枢着用ピンを中心にして
回動させることができなくなり、ひいては、補機を駆動
するベルトの張力の調節をすることができなくなること
があると言う問題があった。
【0005】この問題に対しては、ブラケット板におけ
るボルト挿通用の長溝孔の溝幅を広幅に形成することに
より、ブラケット板の取付け姿勢の誤差を吸収できるよ
うにすれば良いと考えられるが、ボルト挿通用の長溝孔
の溝幅を全長にわたって広幅に形成すると、ブラケット
板の強度が低下するため、ブラケット板を大型化しなけ
ればならなくなると言う問題が発生する。
【0006】本考案は、ブラケット板を大型化すること
なく、ブラケット板の取付け姿勢に誤差があってもベル
トの張力を調節できるようにすることを目的とするもの
である。
【0007】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
本考案は、「機関本体の一側面に、ベルト駆動式の補機
を、前記ベルトの張力を調節し得るようにピンを介して
回転自在に枢支し、前記機関本体に、前記補機の自由端
に向けて延びるブラケット板を固着し、該ブラケット板
に、長溝孔を、前記ピン軸を中心とする円弧状に穿設
し、この長溝孔内に、前記補機の自由端を前記ブラケッ
ト板に対して締結するためのボルトを、当該ボルトが長
溝孔における一端から他端まで自在に移動し得るように
挿入して成る補機の取付け装置において、前記ブラケッ
ト板における長溝孔のうち前記ボルトが嵌まって移動す
る部分を、ブラケット板の基端寄り部位から先端寄り部
位に向けて溝幅が次第に広がるように形成する。」と言
う構成にした。
【0008】
【作 用】ところで、ブラケット板の加工誤差や取付
けの誤差に起因してその取り付け姿勢が所定の姿勢に対
してずれる場合、そのずれの程度は、ブラケット板の基
端から先端に行くに従って大きくなるものである。従っ
て、前記ブラケット板におけるボルト挿通用の長溝孔
を、その全長にわたって広幅に形成しなくても、上記の
ように、ブラケット板におけるボルト挿通用の長溝孔の
うち前記ボルトが嵌まって移動する部分を、ブラケット
板の基端寄り部位から先端寄り部位に向けて溝幅が次第
に広がるように形成することにより、長溝孔の面積を過
度に大きくすることなく、ブラケット板の取付け姿勢の
誤差を吸収して、長溝孔にボルトを挿通した状態で補機
を回動させること、すなわち、ベルトの張力を調節する
ことができることになる。
【0009】
【考案の効果】このように、本考案によると、ブラケッ
ト板におけボルト挿通用の長溝孔の面積を過度に増大す
ることなく、換言すると、ブラケット板の強度を殆ど低
下することなく、ブラケット板の取付け姿勢の誤差を吸
収できるから、ブラケット板の取付け姿勢に関係なく補
機に対するベルトの張力を調節できるようにすること
を、ブラケット板の大型化を招来することなく達成でき
る効果を有する。
【0010】
【実施例】次に、本考案の実施例を、図面(図1〜4)
に基づいて説明する。図において符号1は、クランク軸
2を内蔵した機関本体(シリンダブロック)を示し、該
機関本体1の側面のうちクランク軸2と平行に延びる一
側面1aに、前記クランク軸2からベルト3を介して動
力を伝達するようにした補機4を、その回転軸5がクラ
ンク軸2と平行に延びるように配設し、該補機4の下端
を、機関本体1の一側面1aに固着した支持部材6に、
クランク軸2と平行に延びるピン7を介して回動自在に
枢支する。
【0011】また、前記機関本体1の側面のうち前記一
側面1aと連接した他側面1bに、前記補機4の上端に
向けて延びるブラケット板8を2本のボルト9にて固着
し、このブラケット板8に、長溝孔10を、前記ピン7
を中心とする円弧状に延びるように穿設し、該長溝孔1
0に挿入したボルト11とこれに螺合するナット12と
にて、前記補機4の上端をブラケット板8に締結する。
符号13は座金である。
【0012】このとき、前記長溝孔10のうち前記ボル
ト11が嵌まって移動する部分を、その溝幅Wがブラケ
ット板8の基端寄り部位が小さくブラケット板8の先端
寄り部位に向かって徐々に拡大するように形成する。以
上の構成において、補機4を回動してベルト3の張力を
調節する場合、補機4の上端に対するボルト11は、ピ
ン7を中心とした円弧状の長溝孔10に嵌まった状態
で、当該長溝孔10の全長にわたって移動する一方、ブ
ラケット板8は、機関本体1への取付け用ボルト9に対
する雌ねじ孔の加工誤差等により、図3及び図4に一点
鎖線及び二点鎖線で示すように、取り付け姿勢が所定の
姿勢から上下方向にずれることがある。
【0013】その場合、ブラケット板8が所定の姿勢か
ら上下方向にずれる程度は、ブラケット板8の基端から
先端に行くに従って大きくなるものであるから、長溝孔
10を全長にわたって広幅に形成しなくても、長溝孔1
0を、ブラケット板8の基端寄り部位から先端寄り部位
に向けて溝幅Wが広がるように形成すると、長溝孔10
の面積を過度に大きくすることなく、ブラケット板8の
取付け姿勢の誤差を吸収して、長溝孔10にボルト11
を挿通した状態で補機4を回動させ得るのである。
【0014】上記の実施例は、ブラケット板8を平面視
で一直線状に延びるように形成した場合であったが、本
考案は、図5に示すように、ブラケット板8を平面視で
L字状に形成して、その基端部8aを機関本体1の一側
面1aにボルト9にて固着するようにした形態の取付け
装置にも適用できることは言うまでもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】補機の取付け状態を示す斜視図である。
【図2】図1の要部平面図である。
【図3】図2のIII − III視側面図である。
【図4】作用を示す図である。
【図5】他の実施例を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 機関本体 2 クランク軸 3 ベルト 4 補機 7 枢支用のピン 8 ブラケット板 10 長溝孔 11 ボルト

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】機関本体の一側面に、ベルト駆動式の補機
    を、前記ベルトの張力を調節し得るようにピンを介して
    回転自在に枢支し、前記機関本体に、前記補機の自由端
    に向けて延びるブラケット板を固着し、該ブラケット板
    に、長溝孔を、前記ピン軸を中心とする円弧状に穿設
    し、この長溝孔内に、前記補機の自由端を前記ブラケッ
    ト板に対して締結するためのボルトを、当該ボルトが長
    溝孔における一端から他端まで自在に移動し得るように
    挿入して成る補機の取付け装置において、 前記ブラケット板における長溝孔のうち前記ボルトが嵌
    まって移動する部分を、ブラケット板の基端寄り部位か
    ら先端寄り部位に向けて溝幅が次第に広がるように形成
    したことを特徴とする内燃機関における補機の取付け装
    置。
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JPS60192934U (ja) * 1984-05-31 1985-12-21 スズキ株式会社 自動車のコンプレツサ取付装置
JPS63190656U (ja) * 1987-05-29 1988-12-08

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