JPH0743515Y2 - 内燃機関のベルト張力調整装置 - Google Patents

内燃機関のベルト張力調整装置

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JPH0743515Y2
JPH0743515Y2 JP1988167187U JP16718788U JPH0743515Y2 JP H0743515 Y2 JPH0743515 Y2 JP H0743515Y2 JP 1988167187 U JP1988167187 U JP 1988167187U JP 16718788 U JP16718788 U JP 16718788U JP H0743515 Y2 JPH0743515 Y2 JP H0743515Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 この考案は、自動車用内燃機関において補機類を駆動す
るベルト伝動機構のベルト張力調整装置に関する。
従来の技術 例えば自動車用内燃機関等においては、オルタネータや
空調装置用コンプレッサ等の補機類が、ベルト伝動機構
を介して機関出力にて駆動されるようになっており、従
って、そのベルト張力を適宜に調整するために、ベルト
張力調整装置を備えている。
第5図は、一例として実公昭63−24281号公報に記載の
ベルト張力調整装置を示している。
この図に示すように、従動側プーリ21を備えたオルタネ
ータ等の補機は、内燃機関本体22に揺動可能に取り付け
られた支持プレート23によって支持されている。また内
燃機関本体22に基端が固定されたアジャストバー24に
は、円弧形の長孔25が形成されており、かつ可動ピース
26が長手方向に揺動可能に組み合わされている。この可
動ピース26は、上記長孔25を貫通した取付ボルト27を介
して支持プレート23の揺動端に結合されており、かつ調
整ボルト28に螺合している。上記調整ボルト28は、アジ
ャストバー24の長孔25に沿って配設されており、かつア
ジャストバー24先端部を90°折曲してなるボルト支持部
29に、その基端部つまり頭部28a側が貫通している。
すなわち、上記調整ボルト28を回転操作すると、可動ピ
ース26が長孔25に沿って移動し、支持プレート23が揺動
する。これによって従動側プーリ21とクランクプーリ30
との間に巻き掛けられたベルト31の張力が適宜に調整さ
れるのである。
考案が解決しようとする課題 上記のように、従来のベルト張力調整装置においては、
調整ボルト28の基端部を支持するボルト支持部29がアジ
ャストバー24の先端側に形成されている。そのため、本
来必要な長孔25の形成範囲よりもアジャストバー24先端
までの長さがかなり長くなり、しかもその先端に更に調
整ボルト28の頭部28aが位置するので、内燃機関本体22
からの突出量が非常に大きい、という不具合がある。特
に、この突出量は通常内燃機関の全幅を決定するものと
なるので、車両への搭載性を悪化させる要因となる。
課題を解決するための手段 そこで、この考案は、内燃機関本体に基端が固定され、
かつ長孔が形成されたアジャストバーと、従動側プーリ
を備えた揺動部材の揺動端に、上記長孔を通る軸部材を
介して取り付けられた可動ピースと、上記長孔に沿って
配設されるとともに、上記可動ピースに螺合し、その回
転により該可動ピースを長孔に沿って移動させる調整ボ
ルトとを備えてなる内燃機関のベルト張力調整装置にお
いて、内燃機関本体に固定されるアジャストバー基端
を、上記調整ボルトの中心軸線から外れて一方に片寄っ
た形状に形成し、かつ上記中心軸線を挟んで上記基端と
は反対側となる上記アジャストバーの側縁を折り曲げ
て、上記長孔に沿った方向の補強フランジ部を形成する
とともに、アジャストバー基端側で上記補強フランジ部
を上記長孔と略直交する方向に折曲形成し、上記補強フ
ランジ部の一部として、上記調整ボルトの基端部が貫通
するボルト支持部を形成したことを特徴としている。
作用 上記構成では、ボルト支持部がアジャストバー基端側に
位置している。そのため、アジャストバー先端側は、必
要な長孔を形成し得る長さがあれば良く、必要最小限ま
で短縮化できる。しかも、ボルト頭部がアジャストバー
先端側に突出することもなく、全体として非常にコンパ
クトなものとなる。
実施例 以下、この考案の一実施例を図面に基づいて詳細に説明
する。
第1図は、この考案に係るベルト張力調整装置の一実施
例を示している。
同図において、1は内燃機関の補機の一つであるオルタ
ネータを示しており、このオルタネータ1は、そのハウ
ジング自体が揺動部材として構成されている。すなわ
ち、ハウジングの一部に一対のブラケット部1aを有する
とともに、これと180°離れた位置にプレート部1bが形
成されており、上記ブラケット部1aがピン2を介して内
燃機関本体3に揺動可能に支持されている。このオルタ
ネータ1の回転軸には従動側プーリ4が取り付けられて
おり、かつこのプーリ4にベルト5が巻き掛けられてい
る。
アジャストバー6は、細長い金属板をプレス成形したも
ので、基端6aが一対のボルト7によって内燃機関本体3
に固定されているとともに、略中央部から先端部に亙っ
て長孔7が形成されている。上記長孔7は、上記ピン2
を中心点とする円弧形をなしている。また上記基端6a
は、後述する調整ボルト12の中心軸線から外れて一方に
片寄った形状に形成されている。この例では、アジャス
トバー6が下方へ斜めに傾斜した状態で取り付けられる
ので、調整作業の作業性を考慮して、上記基端6aが上記
中心軸線の下方へ片寄った構成となっている。尚、第2
図および第3図に、このアジャストバー6のみを示して
ある。
また上記のように円弧形をなす長孔7の外周側となるア
ジャストバー6側縁には、母材を90°折曲してなる補強
フランジ部8が、アジャストバー6の略全長に亙って形
成されている。詳しくは、上記補強フランジ部8は、第
2図に示すように、長孔7付近の部分8aでは直線状をな
し、かつ基端6aのボルト貫通孔9付近の部分8bでは円弧
形をなしている。そして、その直線部8aの基端側で、該
直線部8aに対し略90°折れ曲がっており、これによって
長孔7と略直交する平坦なボルト支持部10が補強フラン
ジ部8の一部として形成されている。このボルト支持部
10は、第3図に示すように、他の補強フランジ部8に比
較して幅広となっており、かつボルト貫通孔11が貫通形
成されている。
上記ボルト貫通孔11には、第1図に示すように調整ボル
ト12の基端部が回転自在に貫通しており、その頭部12a
が上記ボルト支持部10によって支持されている。この調
整ボルト12は、ブロック状の可動ピース13に螺合してい
る。そして、オルタネータ1のプレート部1bがアジャス
トバー6の裏面側に配設されているとともに、上記長孔
7を貫通した軸部材としてのボルト14によって、上記プ
レート部1bと上記可動ピース13とが結合されている。
従って、調整ボルト12を回転操作すると、可動ピース13
が長孔7に沿って移動し、オルタネータ1全体が揺動す
る。これによって、ベルト5の張力を適宜に調整するこ
とができる。
ここで上記構成では、ボルト支持部10がアジャストバー
6の基端側に位置し、これに伴って調整ボルト12の頭部
12aもアジャストバー6基端側に位置するので、アジャ
ストバー6先端側は、長孔7先端よりも僅かに長い程度
の長さで足りる。従って、内燃機関本体3からの突出量
をそれだけ小さくでき、内燃機関のコンパクト化に寄与
することができる。
また上記ボルト支持部10は、補強フランジ部8の一部に
形成されているため、非常に剛性が高いものとなる。
また、上記構成では、アジャストバー6の基端6aが調整
ボルト12の中心軸線から外れて下方へ片寄った形状をな
し、調整ボルト12の頭部12aが位置する部分は切り欠か
れたような形となるので、頭部12aが基端6a側に位置し
ていても、その調整作業は容易に行うことができる。
尚、上記実施例では、ベルト5が図示するように従動側
プーリ4をアジャストバー6先端側から引っ張るような
ベルトレイアウトとなっており、従って調整ボルト12頭
部12aがボルト支持部10に圧接している。これに対し、
ベルト5がアジャストバー6基端側から引っ張るような
ベルトレイアウトの場合には、第4図に示すように、調
整ボルト12基端部にフランジ部15を形成するとともに、
ボルト貫通孔11に代えてボルト支持部10に切欠部16を形
成し、この切欠部16に上記フランジ部15を係合させて調
整ボルト12を支持するようにすれば良い。
考案の効果 以上の説明で明らかなように、この考案に係る内燃機関
のベルト張力調整装置においては、アジャストバーのボ
ルト支持部をアジャストバー基端側に設けたので、内燃
機関本体からアジャストバー先端部までの突出量を非常
に小さくでき、内燃機関のコンパクト化に寄与するとと
もに、補機類のレイアウトが容易となる。しかも、アジ
ャストバーの基端を一方へ片寄らせ、側縁を折り曲げた
補強フランジ部の一部としてボルト支持部を形成したの
で、ボルト頭部をアジャストバー基端側に配置しても調
整作業の作業性が悪化することがない。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例を示す正面図、第2図はそ
のアジャストバーのみを示す正面図、第3図は同じく平
面図、第4図はこの考案の異なる実施例を示す正面図、
第5図は従来のベルト張力調整装置を示す正面図であ
る。 1……オルタネータ、4……従動側プーリ、5……ベル
ト、6……アジャストバー、7……長孔、8……補強フ
ランジ部、10……ボルト支持部、12……調整ボルト、13
……可動ピース。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】内燃機関本体に基端が固定され、かつ長孔
    が形成されたアジャストバーと、従動側プーリを備えた
    揺動部材の揺動端に、上記長孔を通る軸部材を介して取
    り付けられた可動ピースと、上記長孔に沿って配設され
    るとともに、上記可動ピースに螺合し、その回転により
    該可動ピースを長孔に沿って移動させる調整ボルトとを
    備えてなる内燃機関のベルト張力調整装置において、内
    燃機関本体に固定されるアジャストバー基端を、上記調
    整ボルトの中心軸線から外れて一方に片寄った形状に形
    成し、かつ上記中心軸線を挟んで上記基端とは反対側と
    なる上記アジャストバーの側縁を折り曲げて、上記長孔
    に沿った方向の補強フランジ部を形成するとともに、ア
    ジャストバー基端側で上記補強フランジ部を上記長孔と
    略直交する方向に折曲形成し、上記補強フランジ部の一
    部として、上記調整ボルトの基端部が貫通するボルト支
    持部を形成したことを特徴とする内燃機関のベルト張力
    調整装置。
JP1988167187U 1988-12-23 1988-12-23 内燃機関のベルト張力調整装置 Expired - Fee Related JPH0743515Y2 (ja)

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