JP2941321B2 - 内燃機関のベルトテンション装置 - Google Patents
内燃機関のベルトテンション装置Info
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- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02B—INTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
- F02B67/00—Engines characterised by the arrangement of auxiliary apparatus not being otherwise provided for, e.g. the apparatus having different functions; Driving auxiliary apparatus from engines, not otherwise provided for
- F02B67/04—Engines characterised by the arrangement of auxiliary apparatus not being otherwise provided for, e.g. the apparatus having different functions; Driving auxiliary apparatus from engines, not otherwise provided for of mechanically-driven auxiliary apparatus
- F02B67/06—Engines characterised by the arrangement of auxiliary apparatus not being otherwise provided for, e.g. the apparatus having different functions; Driving auxiliary apparatus from engines, not otherwise provided for of mechanically-driven auxiliary apparatus driven by means of chains, belts, or like endless members
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16H—GEARING
- F16H7/00—Gearings for conveying rotary motion by endless flexible members
- F16H7/08—Means for varying tension of belts, ropes, or chains
- F16H2007/0802—Actuators for final output members
- F16H2007/0808—Extension coil springs
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
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- F16H2007/0863—Finally actuated members, e.g. constructional details thereof
- F16H2007/0874—Two or more finally actuated members
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- F16H7/10—Means for varying tension of belts, ropes, or chains by adjusting the axis of a pulley
- F16H7/14—Means for varying tension of belts, ropes, or chains by adjusting the axis of a pulley of a driving or driven pulley
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- Devices For Conveying Motion By Means Of Endless Flexible Members (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は、内燃機関の回転力を補機に伝達するための
プーリに掛け渡されたベルトに所定のテンションを与え
るための内燃機関のベルトテンション装置に関する。
プーリに掛け渡されたベルトに所定のテンションを与え
るための内燃機関のベルトテンション装置に関する。
［従来の技術］ 周知のように、内燃機関の補機、例えばオルタネータ
やカークーラコンプレッサを駆動するためのプーリに掛
け渡されたベルトには、ベルト着脱作業時にベルトを緩
めると共に、常時はベルトに所定のテンションを与える
ベルトテンション装置が設けられている。
やカークーラコンプレッサを駆動するためのプーリに掛
け渡されたベルトには、ベルト着脱作業時にベルトを緩
めると共に、常時はベルトに所定のテンションを与える
ベルトテンション装置が設けられている。
その一例を第10図について説明すると、クランクプー
リ１、カークーラコンプレッサのプーリ２、オルタネー
タ３のプーリ４及びその他の補機のプーリ12、13に掛け
渡されたベルト14には、全体を符号Ａで示すベルトテン
ション装置が設けられている。
リ１、カークーラコンプレッサのプーリ２、オルタネー
タ３のプーリ４及びその他の補機のプーリ12、13に掛け
渡されたベルト14には、全体を符号Ａで示すベルトテン
ション装置が設けられている。
その装置Ａは、テンションプーリ９と、アジャストシ
ャフト８とから概略構成されている。そのテンションプ
ーリ９は、一端が図示しないエンジン本体に設けられた
固定部材に枢着されたアーム10aの中程に回転自在に支
持され、アーム10の他端と固定部材との間には、プーリ
９をベルト14側に付勢する圧縮スプリング11が介装され
ている。他方、オルタネータ３の両側には、フランジ部
５、６が設けられ、一方のフランジ部５はボルトａによ
り固定部材に枢着され、他方のフランジ部にはボス部７
がボルトｂにより固着されている。前記アジャストシャ
フト８は、このボス部７に挿通され、シャフト８のねじ
部に螺合するダブルナットｄ、ｅによりボス部７に固定
され、スプリング11側の端部は、ボルトｃにより固定部
材に枢着されている。
ャフト８とから概略構成されている。そのテンションプ
ーリ９は、一端が図示しないエンジン本体に設けられた
固定部材に枢着されたアーム10aの中程に回転自在に支
持され、アーム10の他端と固定部材との間には、プーリ
９をベルト14側に付勢する圧縮スプリング11が介装され
ている。他方、オルタネータ３の両側には、フランジ部
５、６が設けられ、一方のフランジ部５はボルトａによ
り固定部材に枢着され、他方のフランジ部にはボス部７
がボルトｂにより固着されている。前記アジャストシャ
フト８は、このボス部７に挿通され、シャフト８のねじ
部に螺合するダブルナットｄ、ｅによりボス部７に固定
され、スプリング11側の端部は、ボルトｃにより固定部
材に枢着されている。
このように構成され、ベルト装着時はオルタネータを
鎖線位置3Aに回動し、ベルト14にかかるテンションを小
さくしてベルト14を装着したのち、オルタネータ３を実
線位置に回動しベルト14に所定のテンションを与えるよ
うになっている。
鎖線位置3Aに回動し、ベルト14にかかるテンションを小
さくしてベルト14を装着したのち、オルタネータ３を実
線位置に回動しベルト14に所定のテンションを与えるよ
うになっている。
しかしながら、オルタネータ３を回動してベルト14の
テンションを調整するには、ボルトａ〜ｃ及びナット
ｄ、ｅを緩めたり締め込んだりする必要があり、調整作
業が面倒で、作業時間が長い。また、オルタネータ３の
回動範囲が広いので、レイアウトのスペースが大きくな
り、したがって、大出力の大型のオルタネータを装着す
ることができない。
テンションを調整するには、ボルトａ〜ｃ及びナット
ｄ、ｅを緩めたり締め込んだりする必要があり、調整作
業が面倒で、作業時間が長い。また、オルタネータ３の
回動範囲が広いので、レイアウトのスペースが大きくな
り、したがって、大出力の大型のオルタネータを装着す
ることができない。
ベルトテンション装置に関し本出願人は実開昭64−45
052号公報において、目盛りを付した板材を、テンショ
ンプーリの外周と交わるようにエンジン本体のブラケッ
トの位置に設け、テンションの大きさを目盛りにより表
示できるようにする技術を提案している。この提案自体
は有効なものであるが、しかし、目盛りを読み取って調
整する作業は煩しい。
052号公報において、目盛りを付した板材を、テンショ
ンプーリの外周と交わるようにエンジン本体のブラケッ
トの位置に設け、テンションの大きさを目盛りにより表
示できるようにする技術を提案している。この提案自体
は有効なものであるが、しかし、目盛りを読み取って調
整する作業は煩しい。
また、実開昭57−113751号公報には、調整ねじによる
ベルトの張力の調整装置が開示されている。しかしなが
ら、かかる公知技術では調整装置の可動長さに制限があ
るためにベルトのセットを容易にするとベルトの張力の
調整に際してその移動距離を長くしなければならず、し
たがって、大型車両に対してはベルトのセットと張力の
調整とを同時に満足させることはできなかった。
ベルトの張力の調整装置が開示されている。しかしなが
ら、かかる公知技術では調整装置の可動長さに制限があ
るためにベルトのセットを容易にするとベルトの張力の
調整に際してその移動距離を長くしなければならず、し
たがって、大型車両に対してはベルトのセットと張力の
調整とを同時に満足させることはできなかった。
［発明が解決しようとする課題］ したがって、本発明の目的は、ベルトの取付けおよび
ベルトの張力の調整を容易に実施することができる内燃
機関のベルトテンション装置を提供するにある。
ベルトの張力の調整を容易に実施することができる内燃
機関のベルトテンション装置を提供するにある。
［課題を解決するための手段］ 本発明によれば、内燃機関の回転力を補機に伝達する
ためのプーリに掛け渡されたベルトに所定のテンション
を与えるための内燃機関のベルトテンション装置におい
て、前記プーリにより駆動される補機の上部にブラケッ
トを取付けて該ブラケットに設けた取付けプレートに右
ねじ孔を設けてアジャストナットを螺合させ、該アジャ
ストナットに設けた左ねじ孔に螺合するアジャストシャ
フトが該ブラケットに設けたストッパプレートを挿通し
ており、そしてそのアジャストシャフトのストッパプレ
ートの両側にそれぞれ第１のストッパと第２のストッパ
とが間隔を設けて固定され、ストッパプレートに切欠部
を有するロックプレートが取付けられ、該アジャストシ
ャフトの端部にスプリングを備えたダンパの一端を連結
し、該ダンパの他端をテンションプーリのアームに連結
してある。
ためのプーリに掛け渡されたベルトに所定のテンション
を与えるための内燃機関のベルトテンション装置におい
て、前記プーリにより駆動される補機の上部にブラケッ
トを取付けて該ブラケットに設けた取付けプレートに右
ねじ孔を設けてアジャストナットを螺合させ、該アジャ
ストナットに設けた左ねじ孔に螺合するアジャストシャ
フトが該ブラケットに設けたストッパプレートを挿通し
ており、そしてそのアジャストシャフトのストッパプレ
ートの両側にそれぞれ第１のストッパと第２のストッパ
とが間隔を設けて固定され、ストッパプレートに切欠部
を有するロックプレートが取付けられ、該アジャストシ
ャフトの端部にスプリングを備えたダンパの一端を連結
し、該ダンパの他端をテンションプーリのアームに連結
してある。
なお、本発明の実施に際して、ダンパは、所定ストロ
ークで伸縮自在な外筒及び内筒と、両筒間に張設された
圧縮スプリングとで構成するのが好ましい。
ークで伸縮自在な外筒及び内筒と、両筒間に張設された
圧縮スプリングとで構成するのが好ましい。
［作用］ 上記のように構成された内燃機関のベルトテンション
装置においては、アジャストシャフトをストッパプレー
トに挿通して第２のストッパをストッパプレートに当接
し、ナットを左回転してシャフトに螺合し、ナットが取
付プレートに当接したら、ナットを右回転して第１のス
トッパがストッパプレートに当接するまで締め込み、次
いで、ナットを左回転し、第２のストッパがストッパプ
レートに取付けたロックプレートに当接するまでナット
を緩め、その状態で、アジャストシャフトとアームとを
ダンパで連結する。この状態では、ダンパがナット側に
移動しているので、アームはナット側に回動され、した
がって、ベルトに与えるテンションは小さく、容易にベ
ルトを各プーリ間に掛け渡すことができる。
装置においては、アジャストシャフトをストッパプレー
トに挿通して第２のストッパをストッパプレートに当接
し、ナットを左回転してシャフトに螺合し、ナットが取
付プレートに当接したら、ナットを右回転して第１のス
トッパがストッパプレートに当接するまで締め込み、次
いで、ナットを左回転し、第２のストッパがストッパプ
レートに取付けたロックプレートに当接するまでナット
を緩め、その状態で、アジャストシャフトとアームとを
ダンパで連結する。この状態では、ダンパがナット側に
移動しているので、アームはナット側に回動され、した
がって、ベルトに与えるテンションは小さく、容易にベ
ルトを各プーリ間に掛け渡すことができる。
テンションを大きくする際は、ナットを第１のストッ
パがストッパプレートに当接するまでナットを右回転
し、アジャストシャフトをプーリ側に移動すると、アー
ムはダンパにより押されて回動し、ベルトに所定のテン
ションを与える。
パがストッパプレートに当接するまでナットを右回転
し、アジャストシャフトをプーリ側に移動すると、アー
ムはダンパにより押されて回動し、ベルトに所定のテン
ションを与える。
［実施例］ 以下図面を参照して本発明の実施例を説明する。な
お、第１図において第10図に対応する部分については、
同じ符号を付して重複説明を省略する。
お、第１図において第10図に対応する部分については、
同じ符号を付して重複説明を省略する。
第１図において、テンションプーリ９は、一端がシリ
ンダブロック15に枢着されたアーム10の他端に回転自在
に支持され、シリンダブロック15に固設されたオルタネ
ータ３のフランジ部６には、テンションブラケット20が
固設されている。そして、このブラケット20のプーリ９
側に形成された長孔23とアーム10の中程との間には、全
体を符号40で示すダンパが介装されている。
ンダブロック15に枢着されたアーム10の他端に回転自在
に支持され、シリンダブロック15に固設されたオルタネ
ータ３のフランジ部６には、テンションブラケット20が
固設されている。そして、このブラケット20のプーリ９
側に形成された長孔23とアーム10の中程との間には、全
体を符号40で示すダンパが介装されている。
第２図において、ダンパ40には、外筒41と内筒42とが
ストロークＳの範囲で摺動自在に設けられ、両筒41、42
の間には圧縮スプリング43が張設され、自由長L1に形成
されている。そして、外筒41と内筒42との端部には、そ
れぞれ取付孔45、47を備えた取付部44、46が一体に形成
されている。
ストロークＳの範囲で摺動自在に設けられ、両筒41、42
の間には圧縮スプリング43が張設され、自由長L1に形成
されている。そして、外筒41と内筒42との端部には、そ
れぞれ取付孔45、47を備えた取付部44、46が一体に形成
されている。
第３図ないし第５図において、ベルトテンションブラ
ケット20は、上縁に折曲げ部21aが形成された平板状の
本体21の一側面に突設されたＬ字状の取付部22によりオ
ルタネータ３のフランジ部６に固設されている。
ケット20は、上縁に折曲げ部21aが形成された平板状の
本体21の一側面に突設されたＬ字状の取付部22によりオ
ルタネータ３のフランジ部６に固設されている。
その本体21の中心線Ｌ上のプーリ９側の端部には、長
孔23が穿設されている。この本体21の中程と長孔23に対
向する端部には、それぞれ平板状のストッパプレート24
及び取付プレート25が中心線Ｌに直角に立設されてい
る。その一方のプレート24には、側方から中心線Ｌ上方
までの切欠部26（第５図）が形成され、また長孔23側の
側面には、切欠部27a（第５図）が形成されたロックプ
レート27がボルト28により固着されている。他方、取付
プレート25には、中心線Ｌの上方に例えば外径25mm、ピ
ッチ2.5mmのねじ孔29（第６図）が設けられ、このねじ
孔29には、アジャストナット30が螺合されている。その
ナット30には、例えば外径10mm、ピッチ1.5mmの左ねじ
のねじ孔31（第６図）が設けられ、このねじ孔31には、
アジャストシャフト32のねじ部33が螺合されている。こ
のシャフト32の軸部34は、ボス部24の切欠部27を通って
直角に折曲げられ、その折曲げ部35の長孔23を貫通した
端部には、ねじ部36が形成されている。そして、折曲げ
部35の軸部34側には、本体21の表面に当接するガイドリ
ング37が設けられている。また、軸部34にはプレート24
のナット30側の側面に当接するリング状の第１のストッ
パ38が固設され、折曲げ部35側の軸部34の中程には、第
２のストッパ39が固設されている。そして、ダンパ10
は、取付孔45を介して折曲げ部35に連結され、取付孔47
を介してアーム10の中程に連結されている。
孔23が穿設されている。この本体21の中程と長孔23に対
向する端部には、それぞれ平板状のストッパプレート24
及び取付プレート25が中心線Ｌに直角に立設されてい
る。その一方のプレート24には、側方から中心線Ｌ上方
までの切欠部26（第５図）が形成され、また長孔23側の
側面には、切欠部27a（第５図）が形成されたロックプ
レート27がボルト28により固着されている。他方、取付
プレート25には、中心線Ｌの上方に例えば外径25mm、ピ
ッチ2.5mmのねじ孔29（第６図）が設けられ、このねじ
孔29には、アジャストナット30が螺合されている。その
ナット30には、例えば外径10mm、ピッチ1.5mmの左ねじ
のねじ孔31（第６図）が設けられ、このねじ孔31には、
アジャストシャフト32のねじ部33が螺合されている。こ
のシャフト32の軸部34は、ボス部24の切欠部27を通って
直角に折曲げられ、その折曲げ部35の長孔23を貫通した
端部には、ねじ部36が形成されている。そして、折曲げ
部35の軸部34側には、本体21の表面に当接するガイドリ
ング37が設けられている。また、軸部34にはプレート24
のナット30側の側面に当接するリング状の第１のストッ
パ38が固設され、折曲げ部35側の軸部34の中程には、第
２のストッパ39が固設されている。そして、ダンパ10
は、取付孔45を介して折曲げ部35に連結され、取付孔47
を介してアーム10の中程に連結されている。
第６図ないし第８図において、ナット30のねじ孔31の
長さｌは、ナット30のねじ部の長さl1と、先端部の長さ
l2との和に等しく形成されている。また、第１及び第２
のストッパ28、29の内方間隔をl3、ロックプレート27の
厚さをl4、プレート24の厚さをl5とすると、折曲げ部35
の長孔23の左端部から右方への移動距離l6は、 l6＝l3−（l4＋l5） ・・・（１） で示され、また、ナット30のねじ孔31をシャフト32のね
じ部33に螺合し、ナット30の先端部がプレート25に当接
した時点から、ナット30のねじ部をプレート25のねじ孔
29に螺合し、ねじ込んで第１のストッパ38が左行してプ
レート24に当接するまでのねじ込み距離l7は、 l7＝｛l6/（ナット30のピッチ2.5 ＋ねじ孔31のピッチ1.5）｝×ナット30のピッチ2.5 ＝0.625l6 ・・・（２） で示されるように、寸法l3〜l5が決められている。
長さｌは、ナット30のねじ部の長さl1と、先端部の長さ
l2との和に等しく形成されている。また、第１及び第２
のストッパ28、29の内方間隔をl3、ロックプレート27の
厚さをl4、プレート24の厚さをl5とすると、折曲げ部35
の長孔23の左端部から右方への移動距離l6は、 l6＝l3−（l4＋l5） ・・・（１） で示され、また、ナット30のねじ孔31をシャフト32のね
じ部33に螺合し、ナット30の先端部がプレート25に当接
した時点から、ナット30のねじ部をプレート25のねじ孔
29に螺合し、ねじ込んで第１のストッパ38が左行してプ
レート24に当接するまでのねじ込み距離l7は、 l7＝｛l6/（ナット30のピッチ2.5 ＋ねじ孔31のピッチ1.5）｝×ナット30のピッチ2.5 ＝0.625l6 ・・・（２） で示されるように、寸法l3〜l5が決められている。
アジャストシャフト32の組付けに際し第６図に示すよ
うに、シャフト32の折曲げ部35を長孔23に挿通し、軸部
34を回動してプレート24の切欠部26に挿入し、第２のス
トッパ39をプレート24に当接して図示しない治具等で固
定する。次いで、ナット30を手回しで左回転しシャフト
32にねじ込む。
うに、シャフト32の折曲げ部35を長孔23に挿通し、軸部
34を回動してプレート24の切欠部26に挿入し、第２のス
トッパ39をプレート24に当接して図示しない治具等で固
定する。次いで、ナット30を手回しで左回転しシャフト
32にねじ込む。
そして、第７図に示すようにナット30の先端部がプレ
ート25に当接したら、ナット30を右回転してプレート25
のねじ孔29にねじ込む。この際、ナット30は１回転以内
にねじ孔29にねじ掛りさせる。
ート25に当接したら、ナット30を右回転してプレート25
のねじ孔29にねじ込む。この際、ナット30は１回転以内
にねじ孔29にねじ掛りさせる。
ナット30を更に右回転して第８図に示すように、シャ
フト32が左行して第１のストッパ38がプレート24に当接
したら、ロックプレート27の切欠部27aがシャフト32に
当接するようにプレート24に固定する。
フト32が左行して第１のストッパ38がプレート24に当接
したら、ロックプレート27の切欠部27aがシャフト32に
当接するようにプレート24に固定する。
最後に、第９図に示すようにナット30を左回転して折
曲げ部35を右行させ、第２のストッパ39をロックプレー
ト27に当接させて終る。
曲げ部35を右行させ、第２のストッパ39をロックプレー
ト27に当接させて終る。
この状態において第１図に示すように、アジャストシ
ャフト32の折曲げ部35と鎖線位置40Aのアームとを鎖線
で示す自由長L1のダンパ40Aで連結する。したがって、
テンションプーリは鎖線位置9Aに位置し、各プーリに掛
け渡したベルト14Aに与えるテンションは、小さく抑え
られる。
ャフト32の折曲げ部35と鎖線位置40Aのアームとを鎖線
で示す自由長L1のダンパ40Aで連結する。したがって、
テンションプーリは鎖線位置9Aに位置し、各プーリに掛
け渡したベルト14Aに与えるテンションは、小さく抑え
られる。
ベルト14に所定のテンションを与える際は、第８図に
示すようにアジャストナット30を右回転して折曲げ部35
を左行させる。これにより、ダンパ40は圧縮長L2に圧縮
させると共に、アーム10を時計方向に回動し、テンショ
ンプーリ９をベルト14に圧接してベルト14に所定のテン
ションを与える。この際、ダンパ40は圧縮され、かつ、
式１、２から、自由長L1と圧縮長L2との差（L1−L2）
は、アジャストナット30の調整ねじ込み量l7より大き
い。すなわち、小さい調整ねじ込み量で広い範囲のテン
ションを調整することができる。また、テンションの値
は、ストッパプレート24が、第１のストッパ38に近い程
大きいことを容易に読み取ることができる。
示すようにアジャストナット30を右回転して折曲げ部35
を左行させる。これにより、ダンパ40は圧縮長L2に圧縮
させると共に、アーム10を時計方向に回動し、テンショ
ンプーリ９をベルト14に圧接してベルト14に所定のテン
ションを与える。この際、ダンパ40は圧縮され、かつ、
式１、２から、自由長L1と圧縮長L2との差（L1−L2）
は、アジャストナット30の調整ねじ込み量l7より大き
い。すなわち、小さい調整ねじ込み量で広い範囲のテン
ションを調整することができる。また、テンションの値
は、ストッパプレート24が、第１のストッパ38に近い程
大きいことを容易に読み取ることができる。
［発明の効果］ 以上の通り本発明によれば、下記のすぐれた効果を奏
する。
する。
（ａ） アジャストシャフトが第１のストッパと第２の
ストッパとの間の距離が移動でき、ベルトを各プーリに
容易に掛け渡すことができ、ベルトのセットが容易であ
る。
ストッパとの間の距離が移動でき、ベルトを各プーリに
容易に掛け渡すことができ、ベルトのセットが容易であ
る。
（ｂ） 第１のストッパとストッパプレートに当接させ
てアジャストシャフトのテンションがかかるので、テン
ションの調整も容易である。
てアジャストシャフトのテンションがかかるので、テン
ションの調整も容易である。
（ｃ） アジャストナットは取付けプレートと右ねじ、
アジャストシャフトと左ねじで螺合しているので、僅か
な回転で大きく調整でき作業が容易である。
アジャストシャフトと左ねじで螺合しているので、僅か
な回転で大きく調整でき作業が容易である。
（ｄ） 補機を固定した状態でベルトの張力の調整がで
きるので、同一のスペースで大型・大出力の補機を取り
付けることができる。
きるので、同一のスペースで大型・大出力の補機を取り
付けることができる。
第１図は本発明の一実施例を示す全体構成図、第２図は
ダンパの一部を断面図で示した側面図、第３図はベルト
テンションブラケットを示す正面図、第４図及び第５図
はそれぞれ第３図の側面図及び右側面図、第６図ないし
第９図はそれぞれアジャストシャフトの組付け手順を示
す側面図、第10図は従来装置を示す全体構成図である。 １、２、４……プーリ、３……オルタネータ、14……ベ
ルト、９……テンションプーリ、10……アーム、20……
ベルトテンションブラケット、21……本体、23……長
孔、24……ストッパプレート、25……取付プレート、29
……ねじ孔、30……アジャストナット、31……ねじ孔、
32……アジャストナット、33……ねじ部、38……第１の
ストッパ、39……第２のストッパ、40……ダンパ、43…
…圧縮スプリング
ダンパの一部を断面図で示した側面図、第３図はベルト
テンションブラケットを示す正面図、第４図及び第５図
はそれぞれ第３図の側面図及び右側面図、第６図ないし
第９図はそれぞれアジャストシャフトの組付け手順を示
す側面図、第10図は従来装置を示す全体構成図である。 １、２、４……プーリ、３……オルタネータ、14……ベ
ルト、９……テンションプーリ、10……アーム、20……
ベルトテンションブラケット、21……本体、23……長
孔、24……ストッパプレート、25……取付プレート、29
……ねじ孔、30……アジャストナット、31……ねじ孔、
32……アジャストナット、33……ねじ部、38……第１の
ストッパ、39……第２のストッパ、40……ダンパ、43…
…圧縮スプリング
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6，ＤＢ名) F16H 7/00 - 7/24 F02B 67/06
Claims (1)
- 【請求項１】内燃機関の回転力を補機に伝達するための
プーリに掛け渡されたベルトに所定のテンションを与え
るための内燃機関のベルトテンション装置において、前
記プーリにより駆動される補機の上部にブラケットを取
付けて該ブラケットに設けた取付けプレートに右ねじ孔
を設けてアジャストナットを螺合させ、該アジャストナ
ットに設けた左ねじ孔に螺合するアジャストシャフトが
該ブラケットに設けたストッパプレートを挿通してお
り、そしてそのアジャストシャフトのストッパプレート
の両側にそれぞれ第１のストッパと第２のストッパとが
間隔を設けて固定され、ストッパプレートに切欠部を有
するロックプレートが取付けられ、該アジャストシャフ
トの端部にスプリングを備えたダンパの一端を連結し、
該ダンパの他端をテンションプーリのアームに連結した
ことを特徴とする内燃機関のベルトテンション装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1323977A JP2941321B2 (ja) | 1989-12-15 | 1989-12-15 | 内燃機関のベルトテンション装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1323977A JP2941321B2 (ja) | 1989-12-15 | 1989-12-15 | 内燃機関のベルトテンション装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH03186642A JPH03186642A (ja) | 1991-08-14 |
| JP2941321B2 true JP2941321B2 (ja) | 1999-08-25 |
Family
ID=18160742
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1323977A Expired - Lifetime JP2941321B2 (ja) | 1989-12-15 | 1989-12-15 | 内燃機関のベルトテンション装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2941321B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100730973B1 (ko) * | 2002-03-15 | 2007-06-22 | 더 게이츠 코포레이션 | 이니셜 벨트 텐셔너 |
| DE102004058770A1 (de) * | 2004-12-07 | 2006-06-08 | Schaeffler Kg | Spannvorrichtung für einen Zugmitteltrieb |
| DE102006023773A1 (de) * | 2006-05-20 | 2007-11-22 | Schaeffler Kg | Riementrieb |
| CN110594373B (zh) * | 2019-08-13 | 2024-02-13 | 上海海尔洗涤电器有限公司 | 一种皮带张紧机构、干衣机及干衣机的皮带的张紧方法 |
-
1989
- 1989-12-15 JP JP1323977A patent/JP2941321B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH03186642A (ja) | 1991-08-14 |
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