JPH0530437Y2 - - Google Patents

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JPH0530437Y2
JPH0530437Y2 JP14965388U JP14965388U JPH0530437Y2 JP H0530437 Y2 JPH0530437 Y2 JP H0530437Y2 JP 14965388 U JP14965388 U JP 14965388U JP 14965388 U JP14965388 U JP 14965388U JP H0530437 Y2 JPH0530437 Y2 JP H0530437Y2
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JP
Japan
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leg rest
dental treatment
arm
seat
treatment chair
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JPH0271527U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、歯科治療において被治療者の姿勢を
歯科医師が治療し易い姿勢に被治療者に違和感を
与えることなく移行できる歯科治療用椅子に関す
るものである。
〔従来の技術〕
従来、歯科治療において被治療者が治療を受け
る際に着座する歯科治療用椅子は、歯科医師が治
療し易い状態に被治療者の姿勢を移行できると共
に被治療者が楽な姿勢で治療を受けることができ
るように、一般に座部とこの座部に対して傾起可
能なバツクレスト部とこの座部に対して回動可能
なレツグレスト部とこのレツグレスト部の座部と
反対側の端部に枢着されているステツプ部とから
成る歯科治療用椅子が広く利用されている。
このような回動可能なレツグレスト部の座部と
反対側の端部にステツプ部が枢着されている従来
の歯科治療用椅子においては、歯の咬合状態を採
取するためには被治療者の姿勢を食事時と同じ姿
勢とすることが好ましいので被治療者を椅子に着
座した姿勢に保持できると共に、歯科医師が被治
療者を治療し易い状態は被治療者か仰臥した姿勢
であるので被治療者を椅子上に仰臥した姿勢にも
保持できることが必要である。
従来の歯科治療用椅子は側面から見て座部及び
ステツプ部に両端がそれぞれ枢着されてレツグレ
スト部を支持している2本1組のアームの各枢着
点を結んで得られる四辺形が平行四辺形にせしめ
られており、前記した如く被治療者を椅子に着座
した姿勢に維持できるためにはステツプ部の足置
面が水平であることが必要であるため、レツグレ
スト部の座部に対する回動角度に拘らずステツプ
部の足置面が常に水平を維持するように平行移動
する構造であつた。
〔考案が解決しようとする課題〕
上記したような従来の歯科治療用椅子では、歯
科医師の治療のし易さ及び被治療者を治療時に楽
な姿勢にするために、レツグレスト部が最も水平
に近い傾斜状態に回動せしめられた状態でレツグ
レスト部の足保持面が水平に対して15°〜20°爪先
下りにせしめられている。このため、水平を維持
する如く平行移動するステツプ部の足置面とレツ
グレスト部の足保持面とが直線を成しておらず、
被治療者の膝下の一部がレツグレスト部の足保持
面から浮いた状態となり被治療者は違和感を覚
え、長時間の治療には適さないという欠点があつ
た。
本考案は、上記した従来の歯科治療用椅子の欠
点を除去し、歯の咬合状態を正確に採取し得る姿
勢と歯科医師が治療し易い仰臥姿勢とに被治療者
の姿勢を移行せしめることができると共に、この
姿勢移行時に被治療者に違和感を与えない歯科治
療用椅子を提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
本考案者はかかる課題を解決すべく種々検討し
た結果、歯科治療用椅子を側面から見て座部及び
ステツプ部に両端がそれぞれ枢着されてレツグレ
スト部を支持している2本1組のアームの各枢着
点を結んで得られる四辺形が平行四辺形とするの
ではなく、それぞれのアームの両端の枢着点を結
んだ直線の間隔がステツプ部側に近付く程狭くせ
しめてレツグレスト部の足保持面が最も水平に近
い傾斜状態すなわちレツグレスト部が最も伸びた
状態に回動せしめられた状態でレツグレスト部の
足保持面とステツプ部の足置面とがほぼ直線を成
すようにすれば、被治療者が椅子に着座した姿勢
から歯科医師が治療し易い仰臥した姿勢に違和感
のない自然な状態で移行できることを究明して本
考案を完成したのである。
以下、図面により本考案に係る歯科治療用椅子
を詳細に説明する。
図面は本考案に係る歯科治療用椅子の1実施例
の要部を示す説明図である。
図中、1は座部、2は座部1の後端に枢着され
ており座部1の下部に設置されているシリンダ8
よりの力を受けて座部1に対して傾起するバツク
レスト部、3は座部1の前端に枢着されており座
部1の下方に設けられているシリンダ7よりの力
を受けて座部1に対して回動するレツグレスト部
である。4はレツグレスト部3の座部1と反対側
の端部に枢着されているステツプ部であり、この
ステツプ部4は前記レツグレスト部3が座部1に
対して最も屈曲した状態に回動せしめられた状態
でステツプ部4の足置面4aがほぼ水平になる如
く枢着されている。5及び6は両端が座部1とス
テツプ部4とにそれぞれ枢着されてレツグレスト
部3を支持している2本1組の第1アーム及び第
2アームであり、この第1アーム5及び第2アー
ム6は歯科治療用椅子を側面から見て座部1及び
ステツプ部3における枢着点が共に近接せしめら
れており第1アーム5の両端の枢着点を結ぶ直線
と第2アーム6の両端の枢着点を結ぶ直線との間
隔がステツプ部4側に近付く程狭くせしめられて
いる。更にこの第1アーム5及び第2アーム6は
座部1の両側にそれぞれ設けられていると、1組
のアームに働く荷重を軽減することができるばか
りでなく椅子全体の安定性確保の面で好ましい。
上記したような第1アーム5及び第2アーム6
それぞれの両端の座部1及びステツプ部4におけ
る枢着点の位置関係は、レツグレスト部3の回動
範囲(レツグレスト部3が最も水平に近い傾斜状
態に回動せしめられた状態から最も屈曲した状態
に回動せしめられた状態との間の範囲)、レツグ
レスト部3の足保持面3a及びステツプ部4の足
置面4aの形状、チルト機構の有無、チルト機構
が存在する場合にはそのチルト機構による座部の
起伏の程度、その他の条件により異なるが、レツ
グレスト部3が最も水平に近い傾斜状態に回動せ
しめられた状態でレツグレスト部3の足保持面3
aとステツプ部4の足置面4aとほぼ直線を成す
如き関係である。
更に、バツクレスト部2の傾起位置が最も起き
た状態から所定角度傾斜したことを検知してレツ
グレスト部3を回動せしめるシリンダ7に作動信
号を送る位置検知器(図示なし)が例えばシリン
ダ8の近傍に設けられていると、バツクレスト部
2を傾斜せしめる初期段階ではレツグレスト部3
はバツクレスト部2と連動しないでそのままの位
置に留まつていて、バツクレスト部2が最も起き
た状態から所定角度例えば10°程度傾斜するとレ
ツグレスト部3が屈曲状態から急速に水平状態に
近い状態まで回動するようになるため、被治療者
の姿勢に無理が生じなくて好ましい。
〔作用〕
このような構造の本考案に係る歯科治療用椅子
は、座部1及びステツプ部4に両端がそれぞれ枢
着されている第1アーム5及び第2アーム6の各
枢着点を結んで得られる四辺形が平行四辺形を成
しておらず、且つ第1アーム5の両端の枢着点を
結んだ直線と第2アーム6の両端の枢着点を結ん
だ直線との間隔がステツプ部4側に近付く程狭く
せしめられているので、レツグレスト部3が屈曲
状態から水平状態に近い状態に回動する程、ステ
ツプ部4の先端は水平に対して下る動作をする。
このためレツグレスト部3が最も水平に近い状態
に回動せしめられた状態で、レツグレスト部3の
足保持面3aとステツプ部4の足置面4aとをほ
ぼ直線となるようにせしめることができるのであ
る。
また、バツクレスト部2を傾起せしめるシリン
ダ8とは別にレツグレスト部3を回動せしめるシ
リンダ7が設けられているので、バツクレスト部
2の傾起位置によりレツグレスト部3を回動せし
めるシリンダ7に信号を送る位置検知器が設けら
れている場合はバツクレスト部2がこの位置検知
器の作動する傾起位置よりも傾斜しないと、レツ
グレスト部3は水平に近い傾斜状態側に回動せし
められないので、被治療者の姿勢を椅子に着座し
た姿勢から被治療者に違和感を与えることなく歯
科医師が治療し易い被治療者が仰臥した姿勢に移
行できるのである。更にレツグレスト部3を回動
せしめるシリンダ7の圧力を制御するスイツチが
設けられていると、レツグレスト部3を単独で回
動せしめることができるので、老人や体の不自由
な人の治療時にバツクレスト部2の傾起位置に拘
らずレツグレスト部3を回動せしめることができ
て好ましい。
〔考案の効果〕
以上詳述した如く本考案に係る歯科治療用椅子
は、レツグレスト部が最も水平に近い傾斜状態に
回動せしめられた状態でレツグレスト部の足保持
面とステツプ部の足置面とがほぼ直線状にせしめ
られている構造であるので、歯科医師が被治療者
を治療し易い状態である被治療者が仰臥した姿勢
に移行させても被治療者の膝下の一部がレツグレ
スト部の足保持面から浮くことによる違和感のあ
る姿勢を防いで被治療者に楽な姿勢で治療を受け
させることができるのである。
またレツグレスト部を支持している2本1組の
アームが座部の両側に設けられていると、1本の
アームに働く荷重を軽減することができるばかり
でなく椅子全体の安定性が向上して好ましい。
そして、バツクレスト部を傾起せしめるシリン
ダとレツグレスト部を回動せしめるシリンダとは
別体を成しており、バツクレスト部の傾起位置が
最も起きた状態から所定角度傾斜したことを検知
してレツグレスト部を回動せしめるシリンダに作
動信号を送る位置検知器が設けられていると、バ
ツクレスト部を傾斜せしめる初期段階ではレツグ
レスト部はバツクレスト部と連動しないでそのま
まの位置に留まつていて、バツクレスト部が最も
起きた状態から所定角度傾斜するとレツグレスト
部が屈曲状態から急速に水平状態に近い状態まで
回動するようになるため、被治療者の姿勢に無理
が生じないのである。
更にレツグレスト部を回動せしめるシリンダの
圧力を制御せしめるスイツチが設けられている場
合は、バツクレスト部の傾起位置に拘らずレツグ
レスト部を単独で回動せしめることができるの
で、老人や体の不自由な人の治療時にレツグレス
ト部を回動せしめることができて好ましい。
このように歯科治療において種々の利点を有し
ている本考案に係る歯科治療用椅子の実用的価値
は非常に大きなものである。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案に係る歯科治療用椅子の1実施例
の要部を示す説明図である。 図面中、1……座部、2……バツクレスト部、
3……レツグレスト部、3a……足保持面、4…
…ステツプ部、4a……足置面、5……第1アー
ム、6……第2アーム、7……シリンダ(レツグ
レスト部作動用)、8……シリンダ(バツクレス
ト部作動用)。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 座部1の後部に傾起可能なバツクレスト部2
    がまた前部に回動可能なレツグレスト部3がそ
    れぞれ枢着されており該レツグレスト部3の座
    部1と反対側の端部には該レツグレスト部3が
    座部1に対して最も屈曲すると足置面4aがほ
    ぼ水平になるステツプ部4が枢着されており更
    にレツグレスト部3を回動せしめるシリンダ7
    とバツクレスト部2を傾起せしめるシリンダ8
    とが座部1の下方に設けられて成る歯科治療用
    椅子において、歯科治療用椅子を側面から見て
    両端が座部1とステツプ部4とに枢着されて前
    記レツグレスト部3を支持している第1アーム
    5及び第2アーム6の座部1及びステツプ部4
    におけるそれぞれの枢着点が共に近接せしめら
    れており且つ第1アーム5両端の枢着点を結ん
    だ直線と第2アーム6両端の枢着点を結んだ直
    線との間隔がステツプ部4側に近付く程狭くさ
    れてレツグレスト部3の足保持面3aが最も水
    平に近い傾斜状態に回動せしめられた状態でレ
    ツグレスト部3の足保持面3aとステツプ部4
    の足置面4aとがほぼ直線状を成すことを特徴
    とする歯科治療用椅子。 2 レツグレスト部3を支持する第1アーム5及
    び第2アーム6が座部1の両側にそれぞれ設け
    られている請求項1に記載の歯科治療用椅子。 3 バツクレスト部2が座部1に対して最も起き
    た状態から所定角度傾斜したことを検知してレ
    ツグレスト部3を回動せしめるシリンダ7に作
    動信号を送る位置検知器が設けられている請求
    項1又は2に記載の歯科治療用椅子。 4 レツグレスト部3を回動せしめるシリンダ7
    の圧力を制御せしめるスイツチが設けられてい
    る請求項1から3までのいずれか1項に記載の
    歯科治療用椅子。
JP14965388U 1988-11-18 1988-11-18 Expired - Lifetime JPH0530437Y2 (ja)

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JP14965388U JPH0530437Y2 (ja) 1988-11-18 1988-11-18

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JPH0271527U JPH0271527U (ja) 1990-05-31
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