JP3245055B2 - 歯科治療台兼用車椅子 - Google Patents
歯科治療台兼用車椅子Info
- Publication number
- JP3245055B2 JP3245055B2 JP13584896A JP13584896A JP3245055B2 JP 3245055 B2 JP3245055 B2 JP 3245055B2 JP 13584896 A JP13584896 A JP 13584896A JP 13584896 A JP13584896 A JP 13584896A JP 3245055 B2 JP3245055 B2 JP 3245055B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- wheelchair
- backrest
- patient
- dental treatment
- support legs
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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- Dental Tools And Instruments Or Auxiliary Dental Instruments (AREA)
- Accommodation For Nursing Or Treatment Tables (AREA)
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、身的障害が生じた
り、病弱であったり、高齢となって自力で身体を動かせ
ない人(本明細書中においては患者と称する)の歯科治
療を車椅子上で行える様にした歯科治療台兼用車椅子に
関するものである。
り、病弱であったり、高齢となって自力で身体を動かせ
ない人(本明細書中においては患者と称する)の歯科治
療を車椅子上で行える様にした歯科治療台兼用車椅子に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、身的障害が生じたり、病弱であっ
たり、高齢となって自力で動けない患者の歯を治療する
場合、ベッド上では治療が困難なため、介護人が患者を
椅子等に座らせ、歯科医が治療を行うが、患者を歯科治
療に最適な姿勢、即ち頭部を後方に倒して口を上に向け
た状態に維持するのが甚だ困難であり、而も歯科医は立
ったままでの治療になってしまう欠点を有し、又患者が
出向く場合は、介護人が患者の車椅子とベット及び治療
台間の移動を行わねばならず、介護人にも大きな負担に
なって腰痛などを患い易かった。
たり、高齢となって自力で動けない患者の歯を治療する
場合、ベッド上では治療が困難なため、介護人が患者を
椅子等に座らせ、歯科医が治療を行うが、患者を歯科治
療に最適な姿勢、即ち頭部を後方に倒して口を上に向け
た状態に維持するのが甚だ困難であり、而も歯科医は立
ったままでの治療になってしまう欠点を有し、又患者が
出向く場合は、介護人が患者の車椅子とベット及び治療
台間の移動を行わねばならず、介護人にも大きな負担に
なって腰痛などを患い易かった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、患者の移動
手段として不可欠な車椅子を歯科治療台としても利用出
来る様にした歯科治療台兼用車椅子を提供せんとするも
のである。
手段として不可欠な車椅子を歯科治療台としても利用出
来る様にした歯科治療台兼用車椅子を提供せんとするも
のである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記従来技術
に基づく、歯科治療台以外では患者を歯科治療に最適な
姿勢に出来ない課題、及び歯科治療台がある診療室まで
患者を車椅子に乗せて連れていったとしても、車椅子と
歯科治療台間の移動を介護人が行わねばならず、介護人
に大きな負担をかけてしまう課題に鑑み、患者の移動に
不可欠な車椅子における背凭れの角度を調節自在にし、
該背凭れの上部に後傾自在なヘッドレストを設けた車椅
子において、上記背凭れの後部両側に一対の支持脚の上
端を枢着し、該支持脚を伸縮自在とし、背凭れを後方へ
倒したり、前輪を浮かす様に車椅子自体を後方へ倒すと
共に、ヘッドレストも後方へ倒すことによって、患者の
口を上向きにした歯科治療に最適な姿勢にすると共に、
患者の頭部の位置が低くなって歯科医も座って治療出来
る様にし、且つ伸縮自在な一対の支持脚を接地させるこ
とによって、車椅子自体の安定化を図り、車椅子自体を
歯科治療台化する様にして、上記課題を解決せんとした
ものである。
に基づく、歯科治療台以外では患者を歯科治療に最適な
姿勢に出来ない課題、及び歯科治療台がある診療室まで
患者を車椅子に乗せて連れていったとしても、車椅子と
歯科治療台間の移動を介護人が行わねばならず、介護人
に大きな負担をかけてしまう課題に鑑み、患者の移動に
不可欠な車椅子における背凭れの角度を調節自在にし、
該背凭れの上部に後傾自在なヘッドレストを設けた車椅
子において、上記背凭れの後部両側に一対の支持脚の上
端を枢着し、該支持脚を伸縮自在とし、背凭れを後方へ
倒したり、前輪を浮かす様に車椅子自体を後方へ倒すと
共に、ヘッドレストも後方へ倒すことによって、患者の
口を上向きにした歯科治療に最適な姿勢にすると共に、
患者の頭部の位置が低くなって歯科医も座って治療出来
る様にし、且つ伸縮自在な一対の支持脚を接地させるこ
とによって、車椅子自体の安定化を図り、車椅子自体を
歯科治療台化する様にして、上記課題を解決せんとした
ものである。
【0005】
【発明の実施の形態】以下本発明の一実施例を図面に基
づいて説明すると、図1乃至図3に示す様に、1は歯科
治療台兼用の車椅子であり、左右一対のサイドフレーム
2、2aの外側に前後輪3、3a、4、4aを、サイドフレー
ム2、2a間に座席5を夫々設けて車椅子1と成し、前輪
3、3aは後輪4、4aにより小径にして方向転換可能に取
付け、又後輪4、4aは夫々が独自に回動する様にサイド
フレーム2、2aに夫々軸着している。
づいて説明すると、図1乃至図3に示す様に、1は歯科
治療台兼用の車椅子であり、左右一対のサイドフレーム
2、2aの外側に前後輪3、3a、4、4aを、サイドフレー
ム2、2a間に座席5を夫々設けて車椅子1と成し、前輪
3、3aは後輪4、4aにより小径にして方向転換可能に取
付け、又後輪4、4aは夫々が独自に回動する様にサイド
フレーム2、2aに夫々軸着している。
【0006】座席5は背凭れ6の角度が調節自在なリク
ライニングシートとし、背凭れ6の上部に後傾自在なヘ
ッドレスト7を設けている。
ライニングシートとし、背凭れ6の上部に後傾自在なヘ
ッドレスト7を設けている。
【0007】8、8aは背凭れ6後部両側に揺動自在に取
付けた伸縮自在な一対の支持脚であり、該支持脚8、8a
は上端を背凭れ6に枢着している。
付けた伸縮自在な一対の支持脚であり、該支持脚8、8a
は上端を背凭れ6に枢着している。
【0008】9、9aは支持脚8、8aを背凭れ6後部に固
定するためのフックである。
定するためのフックである。
【0009】次に本発明に係る歯科治療台兼用車椅子の
作用について説明すると、先ず、後輪4、4aにブレーキ
(図示せず)を掛け、次にフック9、9aから支持脚8、
8aを外して背凭れ6に対し吊り下げ状態とした後、背凭
れ6を後方へ倒し、支持脚8、8aを下端を接地させ、且
つ床面に対し垂直になる様に収縮させ、最後にヘッドレ
スト7を背凭れ6の後方側へ倒して患者の口を上向きに
する。
作用について説明すると、先ず、後輪4、4aにブレーキ
(図示せず)を掛け、次にフック9、9aから支持脚8、
8aを外して背凭れ6に対し吊り下げ状態とした後、背凭
れ6を後方へ倒し、支持脚8、8aを下端を接地させ、且
つ床面に対し垂直になる様に収縮させ、最後にヘッドレ
スト7を背凭れ6の後方側へ倒して患者の口を上向きに
する。
【0010】又、後輪4、4aの回転軸を中心に車椅子1
全体を後方へ倒して、支持脚8、8aにより支持しても良
く、この場合、車椅子1を倒す前に背凭れ6を若干後方
へ倒した方が患者が楽な姿勢が取れ、又患者の頭部の位
置が低くなるため、歯科医は座って治療を行うことが出
来る。
全体を後方へ倒して、支持脚8、8aにより支持しても良
く、この場合、車椅子1を倒す前に背凭れ6を若干後方
へ倒した方が患者が楽な姿勢が取れ、又患者の頭部の位
置が低くなるため、歯科医は座って治療を行うことが出
来る。
【0011】
【発明の効果】要するに本発明は、背凭れ6の角度を調
整自在にしたリクライニング式の車椅子であって、上記
背凭れ6の上部に後傾自在なヘッドレスト7を設けたの
で、車椅子をリクライニングさせると共に、ヘッドレス
ト7を背凭れ6の後方側へ倒し、患者の口を上に向けさ
せ、患者を歯科治療に最適な姿勢に維持することが出来
る。 又、上記背凭れ6の後部両側に一対の支持脚8、8a
の上端を枢着し、該支持脚8、8aを伸縮自在としたの
で、背凭れ6を後傾させた後、支持脚8、8aをその上端
を軸にして揺動させた後、支持脚8、8aを伸長させて下
端を接地させれば、例え患者の重心が後輪4、4aの軸よ
り後方へ移動したとしても、垂直に立てた支持脚8、8a
で背凭れ6の背面を支持して車椅子1を安定した姿勢に
維持することが出来、よって後傾状態の背凭れ6を安定
させることが出来、且つ後輪4、4aの回転軸を中心に全
体を後傾させた車椅子1の背凭れ6を支持して車椅子1
を安定させること出来、治療時の患者及び歯科医の姿勢
を楽なものにすることが出来る。 従って、本発明に係る
車椅子1に乗せれば、その場で治療を行うことが出来、
而も車椅子1に乗せて診療室へ出向けばそのまま治療を
受けることが出来るため、従来の様に治療台と車椅子間
の患者の移動がなくなり、介護人の負担を軽減させるこ
とが出来る等その実用的効果甚だ大なるものである。
整自在にしたリクライニング式の車椅子であって、上記
背凭れ6の上部に後傾自在なヘッドレスト7を設けたの
で、車椅子をリクライニングさせると共に、ヘッドレス
ト7を背凭れ6の後方側へ倒し、患者の口を上に向けさ
せ、患者を歯科治療に最適な姿勢に維持することが出来
る。 又、上記背凭れ6の後部両側に一対の支持脚8、8a
の上端を枢着し、該支持脚8、8aを伸縮自在としたの
で、背凭れ6を後傾させた後、支持脚8、8aをその上端
を軸にして揺動させた後、支持脚8、8aを伸長させて下
端を接地させれば、例え患者の重心が後輪4、4aの軸よ
り後方へ移動したとしても、垂直に立てた支持脚8、8a
で背凭れ6の背面を支持して車椅子1を安定した姿勢に
維持することが出来、よって後傾状態の背凭れ6を安定
させることが出来、且つ後輪4、4aの回転軸を中心に全
体を後傾させた車椅子1の背凭れ6を支持して車椅子1
を安定させること出来、治療時の患者及び歯科医の姿勢
を楽なものにすることが出来る。 従って、本発明に係る
車椅子1に乗せれば、その場で治療を行うことが出来、
而も車椅子1に乗せて診療室へ出向けばそのまま治療を
受けることが出来るため、従来の様に治療台と車椅子間
の患者の移動がなくなり、介護人の負担を軽減させるこ
とが出来る等その実用的効果甚だ大なるものである。
【図1】本発明に係る車椅子の側面図である。
【図2】車椅子の使用状態を示す側面図である。
【図3】車椅子の他の使用状態を示す側面図である。
1 車椅子 6 背凭れ 7 ヘッドレスト 8、8a 支持脚
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A61G 15/00 A61G 5/00 - 5/14
Claims (1)
- 【請求項1】 背凭れの角度を調節自在にしたリクライ
ニング式の車椅子であって、上記背凭れの上部に後傾自
在なヘッドレストを設けた車椅子において、上記背凭れ
の後部両側に一対の支持脚の上端を枢着し、該支持脚を
伸縮自在としたことを特徴とする歯科治療台兼用車椅
子。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13584896A JP3245055B2 (ja) | 1996-05-01 | 1996-05-01 | 歯科治療台兼用車椅子 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13584896A JP3245055B2 (ja) | 1996-05-01 | 1996-05-01 | 歯科治療台兼用車椅子 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09294785A JPH09294785A (ja) | 1997-11-18 |
JP3245055B2 true JP3245055B2 (ja) | 2002-01-07 |
Family
ID=15161185
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13584896A Expired - Fee Related JP3245055B2 (ja) | 1996-05-01 | 1996-05-01 | 歯科治療台兼用車椅子 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3245055B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR102319758B1 (ko) * | 2021-07-23 | 2021-11-01 | 양원석 | 장애인 구강 진료용 휠체어 리프트 |
-
1996
- 1996-05-01 JP JP13584896A patent/JP3245055B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH09294785A (ja) | 1997-11-18 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
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LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |