JP3630531B2 - 歯科治療椅子 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、歯科治療椅子に係り、より詳細には、フットレストを有する歯科治療椅子において、老人や肢体不自由者等が容易に乗降でき、しかも、治療中、安定(安心)して座ること(フットレストに足を載せること)ができる歯科治療椅子に関する。
【0002】
【従来の技術】
図4は、本発明が適用される歯科治療椅子の一例を説明するための要部概略構成図で、図中、10は歯科治療椅子、11は安頭台、12はバックレスト、13はコンタシート、14はレッグレスト、15はフットレスト、16は基台で、周知のように、常時は、起状態にあり、この状態で患者は、フットレスト15の上に乗って、その後、コンタシート13に腰掛ける。その後、ドクターは、椅子を倒状態に(寝状態)にして治療を行い、或いは、起状態にするとともに、椅子を上昇させて患者がうがいがしやすいようにする等、椅子10を起、或いは、倒状態にして歯科治療を行う。
【0003】
上記歯科治療椅子においては、患者は、フットレスト15の上に乗って、その後、コンタシート13に腰掛けるようにしており、また、うがい時には、椅子を上昇させてうがいしやすい状態にするが、この時、患者は、足をフットレスト15の上に載せることができ、これによって、安定して腰掛けていることができるようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上述のように、従来の歯科治療椅子においては、フットレストを有し、このフットレストの上に足を載せることによって、安定して腰掛けることができるようになっているが、乗降時、このフットレストの上に乗ってからコンタシートに腰掛けるようになっているため、老人や肢体不自由の患者は、狭いフットレストの上に乗ってから腰掛けなければならず、治療椅子への乗降が大変であった。勿論、フットレストがなければ、治療椅子への乗降は楽にできるが、治療中、特に、椅子が上昇された時に、足が宙ぶらりんになり、患者に不安感を与えてしまう。
【0005】
本発明は、上述のごとき実情に鑑みてなされたもので、治療椅子への乗降に際し、フットレストに乗ることなく乗降でき、かつ、治療椅子に座っている時は、フットレスト上に足を載せることができるようにして、老人や肢体不自由者にやさしい歯科治療椅子を提供することを目的としてなされたものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明は、安頭台,バックレスト,コンタシート,レッグレスト,フットレストを有し、かつ、上下動可能な歯科治療椅子において、前記フットレストは、前記レッグレストの下端部に前後に出し入れ可能に取り付けられ、治療椅子への乗降時、レッグレストの裏側に収納され、歯科治療椅子が上昇した歯科治療時に、前記レッグレストの裏側に収納されていたフットレストが患者の足の下から持ち上がり、該フットレストに足の裏を載せることができるようにしたことを特徴としたものである。
【0009】
【発明の実施の形態】
図1は、歯科治療椅子の一例を説明するための全体斜視図で、図中、フットレストを除いて、全図を通して同様の作用をする部分には、同一の参照番号が付してある。而して、この例において、17はフットレストで、このフットレスト17は、レッグレスト14の下端部の一方の端に水平方向に(レッグレスト14から延長する垂直軸まわりに)矢印方向に回動可能に取り付けられており、患者が治療椅子10に乗降する時は、図示のように、開いた状態、つまり、患者が乗降する領域Aにフットレスト17が存在せず、従って、患者は、フットレスト17の上に乗ることなく、床面から直接治療椅子に腰掛けることができ、或いは、治療椅子から直接床面に降りることができ、安心(安定)して治療椅子に乗降することができるようになっている。患者が治療椅子に腰掛けた後は、フットレスト17を矢印方向に回転し、その先端部を係止具171に係止させることで、フットレスト17を安定して固定することができ、この状態で、患者は、フットレスト17の上に足の裏を載せた状態で治療を受けることができる。
【0010】
図2は、歯科治療椅子の他の例を説明するための図で、この例は、フットレストを垂直・水平面間(水平軸の軸まわり)で回動可能に取り付けたもので、図示例の場合、2つのフットレスト181,182が回動可能に取り付けられており、図示の開状態で乗降し、治療中は、矢印方向に倒して閉状態にし、足を載せることができるようになっている。なお、図1に示した例においては、フットレスト17を1つとし、レッグレスト14の一方の側にのみ設けた例を示したが、図2に示したフットレスト181,182のように、レッグレスト14の両下端部に設けるようにしてもよく、また、図2に示した例においては、フットレスト181,182を2つ設けた例を示したが、図1に示した例のように、レッグレスト14の一方の下端部のみに設けるようにしてもよい。
【0011】
図3は、本発明の一実施例を説明するための図で、この実施例においては、治療中、フットレスト19は、図3(A)に示すように、通常のフットレストと同様に、レッグレスト14の下端部より前方に延長しているが、治療椅子への乗降時は、矢印方向に移動してレッグレスト14の裏側に移動するようになっている。図3(B)は、フットレスト19の動作説明をするための図で、例えば、フットレスト19を矢印A方向に倒して鎖線にて示す状態とし、この状態で矢印B方向に移動させてレッグレスト14の裏側に収納し、この状態で、椅子を下げて乗降し、その後、椅子を上昇させ、前記と逆の手順を辿って図3(A)の状態にし、この状態で治療を受ける。この実施例によると、足の下側からフットレスト19が持ち上がってくるので、患者は足を持ち上げる等の配慮をする必要はない。なお、図1及び図2で示した例においては、場合によっては、フットレストを足の下にもってくる時、患者は足を上げ、フットレストが足に当らないようにする必要がある。
【0012】
【発明の効果】
上記の説明から明らかなように、本発明によると、老人や肢体不自由者等にとって、乗降時、フットレストが乗降の邪魔にならず、乗降が容易で、しかも、歯科治療中は、足をフットレストの上に載せ、安定(安心)した状態で歯科治療を受けることのできる歯科治療椅子を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 歯科治療椅子の一例を説明するための図である。
【図2】 歯科治療椅子の他の例を説明するための図である。
【図3】本発明の歯科治療椅子の一実施例を説明するための図である。
【図4】従来の歯科治療椅子の一例を説明するための図である。
【符号の説明】
10…歯科治療椅子、11…安頭台、12…バックレスト、13…コンタシート、14…レッグレスト、15…フットレスト、16…基台、17,181,182,19…フットレスト。
Claims (1)
- 安頭台,バックレスト,コンタシート,レッグレスト,フットレストを有し、かつ、上下動可能な歯科治療椅子において、前記フットレストは、前記レッグレストの下端部に前後に出し入れ可能に取り付けられ、治療椅子への乗降時、レッグレストの裏側に収納され、歯科治療椅子が上昇した歯科治療時に、前記レッグレストの裏側に収納されていたフットレストが患者の足の下から持ち上がり、該フットレストに足の裏を載せることができるようにしたことを特徴とする歯科治療椅子。
Priority Applications (1)
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JP19596997A JP3630531B2 (ja) | 1997-07-22 | 1997-07-22 | 歯科治療椅子 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP19596997A JP3630531B2 (ja) | 1997-07-22 | 1997-07-22 | 歯科治療椅子 |
Publications (2)
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JPH1133066A JPH1133066A (ja) | 1999-02-09 |
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Family Applications (1)
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Country Status (1)
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Families Citing this family (2)
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1997
- 1997-07-22 JP JP19596997A patent/JP3630531B2/ja not_active Expired - Fee Related
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