JPH05304222A - 半導体素子収納用パッケージ - Google Patents
半導体素子収納用パッケージInfo
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- JPH05304222A JPH05304222A JP4107505A JP10750592A JPH05304222A JP H05304222 A JPH05304222 A JP H05304222A JP 4107505 A JP4107505 A JP 4107505A JP 10750592 A JP10750592 A JP 10750592A JP H05304222 A JPH05304222 A JP H05304222A
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Abstract
を接合して使用したときでも半導体素子の動作不良が起
こりにくくすること。 【構成】 半導体素子収納用パッケージ1は、金属基体
2と、金属基体2上に配置されかつ半導体素子20を収
納するための収納部9を形成する金属枠体3と、金属枠
体3の切欠き部7と金属基体2とにより形成された開口
部8を封止する絶縁性の端子取り付け部材4とから主に
構成されている。端子取り付け部材4は、金属枠体3の
内外に延びる複数のメタライズストリップライン14を
備えている。金属基体2の端部は、半導体素子収納用パ
ッケージ1同士を並べて接合するときに双方のメタライ
ズストリップライン14間の電圧定在波比が50GHz
以下で1.3以下になるよう端子取り付け部材4の平板
部10の端部と位置合わせされている。
Description
導体素子収納用パッケージに関する。
情報処理に使用される半導体装置に関しても、より高い
周波数においてより大きな電力を扱い得るよう改良の努
力がなされている。例えば、能動半導体素子として、従
来のシリコンを素材とした半導体素子に代え、ガリウム
・砒素半導体を素材としたショットキーバリア型電界効
果トランジスタ等が開発され、高周波域において大電力
を扱えるように改良されつつある。
半導体素子を収納するためのパッケージとして、熱伝導
性の良好な金属材料からなる板状体と、その板状体上に
配置されかつ半導体素子を収納し得る収納部を形成する
ための金属枠体と、板状体上に配置されかつ金属枠体の
内外に延びる複数の端子取り付け電極を有する絶縁性部
材とを備えたものが提供されている。
取り付け電極は、信号を伝播するためのストリップライ
ンである。この種の半導体素子収納用パッケージは、収
納部内の板状体上に半導体素子が固定される。そして、
半導体素子の端子は、ボンディングワイヤーにより端子
取り付け電極に接続される。このように半導体素子を収
納した収納部は、金属枠体上に装着される蓋体により気
密に封止される。
収納用パッケージは、パッケージ内部に収容する半導体
素子の信号増幅量が小さいため、信号を大きく増幅した
い場合には複数個のパッケージに半導体素子を個々に収
容し、これを複数個接合させることによって大きな増幅
量が得られるようにしている。この場合、各パッケージ
内に収容される半導体素子の接続は、半導体素子収納用
パッケージの板状体同士及び絶縁性部材同士を互いに密
着させ、端子取り付け電極間を金属リボンを用いて接続
する。
ジは、製造誤差により板状体と絶縁性部材との端面が位
置ずれしていることが多い。このような位置ずれは、半
導体素子収納用パッケージを接合する際に、板状体同士
間及び絶縁性部材同士間に隙間を形成することになる。
このような隙間は、金属リボンにより接続された端子取
り付け電極間の特性インピーダンスを変化させるので、
端子取り付け電極間のVSWR(電圧定在波比)が大き
くなる原因となる。VSWRが大きくなると、半導体素
子が誤動作したり出力低下を起こす場合がある。
ージに関し、複数個を接合したときでも半導体素子の動
作不良が起こりにくくすることにある。
用パッケージは、半導体素子を気密に封止し得るもので
ある。この半導体素子収納用パッケージは、金属製の板
状体と、板状体上に配置されかつ半導体素子を収納する
ための収納部を形成する金属枠体と、板状体上に配置さ
れかつ金属枠体の内外に延びる複数の端子取り付け電極
を有する絶縁性部材とを備えている。板状体の端部は、
半導体素子収納用パッケージ同士を並べて接合するとき
に端子取り付け電極間の電圧定在波比が50GHz以下
で1.3以下になるよう絶縁性部材の端部と位置合わせ
されている。
個を並べて接合するときに、板状体及び絶縁性部材がそ
れぞれ接合の相手側となる半導体素子収納用パッケージ
の板状体及び絶縁性部材に当接され、双方の端子取り付
け電極間が接続される。ここで、当接された板状体間又
は絶縁性部材間には、半導体素子収納用パッケージの製
造誤差によりわずかな隙間が発生する。しかし、この隙
間は、板状体の端部と絶縁性部材の端部とが位置合わせ
されている結果、接合された半導体素子収納用パッケー
ジの端子取り付け電極間の電圧定在波比が50GHz以
下で1.3以下になるよう規制されているため、半導体
素子の動作不良の原因にはなりにくい。
に係る半導体素子収納用パッケージ1を示す。図におい
て、半導体素子収納用パッケージ1は、矩形平板状の金
属基体2と、金属基体2上に取り付けられた金属枠体3
と、金属基体2上に配置されかつ金属枠体3に固定され
た端子取り付け部材4,4と、金属枠体3上面に固定さ
れ得る蓋体5とから主に構成されている。
金等の熱伝導性が良好な材料からなり、半導体素子の接
地電極及び放熱板として作用するものである。金属基体
2の長手方向両端部において、幅方向の中央部には、貫
通孔6,6が設けられている。この貫通孔6は、金属基
体2をボルト締めにより外部電気回路基板や放熱装置に
固定するためのものである。
なる平面形状が矩形の部材であり、銀ロウ等のロウ材を
用いて金属基体2の上面中央部に固定されている。金属
枠体3の長手方向に延びる両側壁部は、切欠き7,7を
有している。この切欠き7,7は、金属基体2とともに
開口部8,8を形成している。このような金属枠体3
は、金属基体2上に固定されることにより、内部に半導
体素子を収納するための収納部9を形成している。
らなる絶縁性部材であり、金属基体2と金属枠体3とに
より構成された開口部8に固定されている。端子取り付
け部材4は、矩形状の平板部10と、平板部10の幅方
向中央部上面に固定されかつ長手方向に延びる立壁部1
1とから主に構成されており、両者は一体化している。
平板部10は、底面全体にメタライズ層12を有してい
る。そして、この平板部10は、開口部8において、メ
タライズ層12により金属基体2上にロウ材13を用い
て固定されている。ここで、平板部10は、端部が金属
基体2の端部から距離X内側に位置するよう位置合わせ
されている。距離Xは、通常150μm以下に設定され
ている。
の幅方向に伸びかつ立壁部11を貫通する複数のメタラ
イズストリップライン14が設けられている。立壁部1
1は、外周面にメタライズ層15を有しており、このメ
タライズ層15により銀ロウ等のロウ材16を用いて切
欠き7の内周面に密着固定されている。これにより、開
口部8は封止されている。
けられたメタライズ層12,15及びメタライズストリ
ップライン14は、タングステン、モリブデン、マンガ
ン等の高融点金属製である。蓋体5は、金属枠体3の平
面形状に対応した矩形の板状部材である。この蓋体5
は、シーム溶接やロウ付け等の手段により金属枠体3上
に固定可能であり、収納部9を気密に封止し得る。
納用パッケージ1の製造方法について説明する。まず、
金属基体2、金属枠体3、端子取り付け部材4及び蓋体
5を用意する。そして、金属基体2上の所定位置に端子
取り付け部材4,4と金属枠体3をろう付けする。この
際、端子取り付け部材4,4は、上述の距離Xが実現す
るよう金属基体2と位置合わせする。また、金属枠体3
は、切欠き7の内周面に端子取り付け部材4の立壁部1
1が密着するよう固定する。
周波半導体素子を配置してから装着する。なお、端子取
り付け部材4は、次のように製造できる。まず、平板部
10用の未焼成セラミック基板(グリーンシート)を用
意する。このグリーンシートは、例えばアルミナセラミ
ックスからなる場合、アルミナ、シリカ、カルシア、マ
グネシア等の原料粉末にバインダー及び有機溶媒を添加
混合して泥漿状とし、これに公知のドクターブレード法
を採用することによって得られる。そして、このグリー
ンシート上に、上述の高融点金属材料を含む導電性ペー
ストによりメタライズストリップライン14を形成する
ための導電性ペーストを配置する。また、その裏面全体
にメタライズ層12を形成するための導電性ペーストを
配置する。
るためのセラミックグリーンシートを配置する。そし
て、このセラミックグリーンシートにロウ付け用のメタ
ライズ層15を形成するための導電性ペーストを配置す
る。この後、これらのセラミックグリーンシートを還元
雰囲気中で約1600℃の温度で焼成することによって
焼結一体化させると、端子取り付け部材4が得られる。
用方法について説明する。電界効果トランジスタ等の高
周波半導体素子20は、図2に示すように、金属枠体3
により形成された収納部9内において、ロウ材を用いて
金属基体2上に固定する。そして、半導体素子20の各
端子を端子取り付け部材4に形成されたメタライズスト
リップライン14にボンディングワイヤー21を用いて
接続する。その後、金属枠体3上に蓋体5を配置してろ
う付け又はシーム溶接等の溶接法により接合すると、半
導体装置30(図2)が完成する。
20の放熱性や高周波特性を向上させるため、図5に示
すように、複数個を金属基体2の幅方向に並べて接合し
て使用する場合がある。この場合、半導体装置30間の
メタライズストリップライン14,14同士は、金属リ
ボン31を用いて接続する。このように、半導体装置3
0を並べて接合する場合、半導体素子収納用パッケージ
1の金属基体2の端部と端子取り付け部材4の端部とが
上述のように位置合わせされているため、半導体装置3
0,30の接合部には、図6に示すように、端子取り付
け部材4の平板部10間に隙間32が形成される。この
隙間32の幅Wは、各半導体素子収納用パッケージ1に
ついての距離Xが150μm以下に設定されているた
め、300μm以下に規制される。このため、金属リボ
ン31により接続された半導体装置30,30間のメタ
ライズストリップライン14,14同士は、インピーダ
ンスの不整合を起こしにくく、VSWRが50GHz以
下で1.3以下に規制される。したがって、各半導体装
置30内に収納された半導体素子20は、誤動作や出力
低下等の動作不良を起こしにくい。
2の端部が端子取り付け部材4の平板部10の端部より
も突出するよう金属基体2と端子取り付け部材4とを位
置合わせしたが、図7に示すように、平板部10の端部
が金属基体2の端部よりも突出するよう金属基体2と端
子取り付け部材4とを位置合わせした場合も本発明を同
様に実施できる。但し、端子取り付け部材4の突出量Y
は、50μm以下に設定する必要がある。
導体装置30を連結した場合、金属基体2間に隙間33
が生じることになるが、この隙間33の幅Zは100μ
m以下に規制される。このため、金属リボン31により
接続された半導体装置30,30間のメタライズストリ
ップライン14,14同士は、インピーダンスの不整合
を起こしにくく、VSWRが50GHz以下で1.3以
下に規制される。したがって、各半導体素子30内に収
納された半導体素子20は、誤動作や出力低下等の動作
不良を起こしにくい。
は、半導体素子収納用パッケージ同士を並べて接合する
ときに双方の端子取り付け電極間の電圧定在波比が50
GHz以下で1.3以下になるよう板状体の端部と絶縁
性部材の端部とが位置合わせされているため、複数個接
合したときでも、半導体素子が動作不良を起こしにく
い。
図。
Claims (1)
- 【請求項1】半導体素子を気密に封止し得る半導体素子
収納用パッケージであって、 金属製の板状体と、 前記板状体上に配置されかつ前記半導体素子を収納する
ための収納部を形成する金属枠体と、 前記板状体上に配置されかつ前記金属枠体の内外に延び
る複数の端子取り付け電極を有する絶縁性部材とを備
え、 前記板状体の端部は、半導体素子収納用パッケージ同士
を並べて接合するときに前記端子取付電極間の電圧定在
波比が50GHz以下で1.3以下になるよう前記絶縁
性部材の端部と位置合わせされている、 半導体素子収納用パッケージ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4107505A JP2799262B2 (ja) | 1992-04-27 | 1992-04-27 | 半導体素子収納用パッケージの接合構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4107505A JP2799262B2 (ja) | 1992-04-27 | 1992-04-27 | 半導体素子収納用パッケージの接合構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05304222A true JPH05304222A (ja) | 1993-11-16 |
JP2799262B2 JP2799262B2 (ja) | 1998-09-17 |
Family
ID=14460913
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4107505A Expired - Fee Related JP2799262B2 (ja) | 1992-04-27 | 1992-04-27 | 半導体素子収納用パッケージの接合構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2799262B2 (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS58190046A (ja) * | 1982-04-30 | 1983-11-05 | Fujitsu Ltd | 半導体装置 |
-
1992
- 1992-04-27 JP JP4107505A patent/JP2799262B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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