JPH05298822A - Fm復調装置 - Google Patents

Fm復調装置

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JPH05298822A
JPH05298822A JP4097857A JP9785792A JPH05298822A JP H05298822 A JPH05298822 A JP H05298822A JP 4097857 A JP4097857 A JP 4097857A JP 9785792 A JP9785792 A JP 9785792A JP H05298822 A JPH05298822 A JP H05298822A
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JP
Japan
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signal
frequency
bandpass filter
supplied
yfm
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Pending
Application number
JP4097857A
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English (en)
Inventor
Hajime Nitta
元 新田
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】反転現象を良好に防止すると共に、忠実な復調
波形を得る。 【構成】再生アンプ27からのFM輝度信号YFMを時間
調整用の遅延器1を介して中心周波数可変のBPF2に
供給する。また、アンプ27からのFM輝度信号YFMを
FM復調器3で復調した後、直流レベル検出器4に供給
して輝度レベルに応じた信号Vcを得る。信号VcをB
PF2に制御信号として供給し、BPF2の中心周波数
をFM輝度信号YFMのキャリア周波数と略一致するよう
に制御する。BPF2で帯域制限されたFM輝度信号Y
FMをFM復調器29に供給して復調し、復調輝度信号Y
を周波数特性補正回路30で高域を強調して出力する。
BPF2の中心周波数がキャリア周波数と一致するよう
に制御され、FM信号のキャリア周波数が高低域にずれ
ても、測帯波を充分に抑圧できて反転現象を良好に防止
できる。また、復調信号の周波数特性は変化せず、忠実
な復調波形を得ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えば輝度信号をF
M変調して記録するVTRの輝度信号再生系に適用して
好適なFM復調装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図7は、従来のVTRの輝度信号記録系
の構成を示している。図において、入力端子21に供給
される輝度信号Yは、エンファシス回路22に供給され
て高域が強調された後、FM変調器23に供給されてF
M変調される。FM変調器23より出力されるFM輝度
信号YFMは記録アンプ24を介して磁気ヘッド25に供
給されて磁気テープ26に記録される。
【0003】また、図8は、従来のVTRの輝度信号再
生系の構成を示している。図において、磁気テープ26
より磁気ヘッド25で再生されるFM輝度信号YFMは再
生アンプ27で増幅された後、再生イコライザ28を介
してFM復調器29に供給されて復調される。FM復調
器29より出力される輝度信号Yは周波数特性補正回路
30およびデエンファシス回路31を介して出力端子3
2に導出される。
【0004】ここで、電磁変換系の性質(スペーシング
等)によって、図9Aに示すような周波数スペクトラム
のFM信号が記録されるとき、再生時には低域が強調さ
れると共に、高域が抑圧されたFM信号となる(同図B
に図示)。図9において、fcはキャリア周波数、fmは
変調周波数である。
【0005】このように高域が抑圧されるので、そのま
ま復調されるときは、高域部分でゼロクロスが欠落し、
低い周波数とみなされて復調されることがある。いわゆ
る反転現象である。すなわち、記録FM信号が図10A
に示すようであるとき、電磁変換系の性質によって高域
が抑圧されるため、再生FM信号は同図Bに示すように
ゼロクロスが欠落して反転現象が発生する。
【0006】このような反転現象を防止するため、図8
の例における再生イコライザ28は中心周波数がキャリ
ア周波数と同じバンドパスフィルタで構成され、この再
生イコライザ28でキャリア信号が強調されると共に測
帯波が抑圧される。これにより、等化的にFM変調指数
が小さくなり、反転現象が発生しにくくなる。
【0007】しかし、FM輝度信号YFMが再生イコライ
ザ28を介して復調されると、高域の減衰した輝度信号
Yが得られる。そのため、図8の例においては、周波数
特性補正回路30で高域が強調されて、周波数特性がフ
ラットとなるように補正される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、図8の例に
おいて、再生イコライザ28を構成するバンドパスフィ
ルタの中心周波数は、通常無信号時のキャリア周波数に
選択される。つまり、図11に示すようなキャリアのア
ロケーションのグレーレベル付近に選ばれる(図12
A,Dに再生イコライザ28の周波数特性を図示)。
【0009】バンドパスフィルタを通過するFM輝度信
号YFMがグレーレベル付近にキャリア周波数fcを有す
るときは(図12Aに周波数スペクトラムを図示)、こ
のFM輝度信号YFMをFM復調器29で復調すると、同
図Bに示すように高域の減衰した輝度信号Yが得られる
が、周波数特性補正回路30で高域が強調されることで
結果的にフラットな特性に補正される(同図Cに図
示)。
【0010】しかし、バンドパスフィルタを通過するF
M輝度信号YFMのキャリア周波数fcが高域にずれると
きは(同図Dに図示)、このFM輝度信号YFMをFM復
調器29で復調して得られる輝度信号Yの高域の減衰が
少なくなるため(同図Eに図示)、周波数特性補正回路
30より出力される輝度信号Yは高域が持ち上がったも
のとなる(同図Fに図示)。このときはまた、バンドパ
スフィルタによる測帯波の抑圧効果も少なくなる。な
お、詳細説明は省略するが、キャリア周波数fcが低域
にずれるときも同様である。
【0011】このように図8の例によれば、FM輝度信
号YFMのキャリア周波数fcによって輝度信号Yの周波
数特性が変化するため、忠実な復調波形を得ることがで
きなくなる問題があった。また、FM輝度信号YFMのキ
ャリア周波数fcが高域や低域にずれるときは、再生イ
コライザ28を構成するバンドパスフィルタによる測帯
波の抑圧効果が少なくなり、反転現象を充分に防止でき
ないという問題があった。
【0012】そこで、この発明では、反転現象を良好に
防止すると共に、忠実な復調波形を得ることを目的とす
るものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】この発明は、FM信号を
反転現象防止用のバンドパスフィルタを介してFM復調
器に供給すると共に、このFM復調器の出力信号を高域
強調回路を介して出力するFM復調装置において、FM
信号のキャリア周波数を検出し、その検出出力でバンド
パスフィルタの中心周波数をキャリア周波数と一致する
ように制御することを特徴とするものである。
【0014】
【作用】上述構成においては、バンドパスフィルタ2の
中心周波数がキャリア周波数と一致するように制御され
るため、FM信号YFMのキャリア周波数fcが高域や低
域にずれても、バンドパスフィルタ2で測帯波を充分に
抑圧でき、反転現象を良好に防止し得る。
【0015】また、バンドパスフィルタ2の中心周波数
がキャリア周波数fcと一致するように制御されるた
め、FM信号YFMのキャリア周波数fcが高域や低域に
ずれてもバンドパスフィルタ2でキャリア信号が抑圧さ
れるおそれがなく、バンドパスフィルタ2のQを大きく
して測帯波の抑圧力を強め、反転現象を一層効果的に防
止することが可能となる。
【0016】また、バンドパスフィルタ2の中心周波数
がキャリア周波数fcと一致するように制御されるた
め、FM信号のキャリア周波数fcが高域あるいは低域
にずれても、復調信号の周波数特性が変化することはな
く、忠実な復調波形を得ることが可能となる。
【0017】
【実施例】以下、図1を参照しながら、この発明の一実
施例について説明する。本例はVTRの輝度信号再生系
に適用した例である。図1において、図8と対応する部
分には同一符号を付し、その詳細説明は省略する。
【0018】図において、再生アンプ27より出力され
るFM輝度信号YFMは遅延器1を介して中心周波数可変
のバンドパスフィルタ2に供給される。また、再生アン
プ27より出力されるFM輝度信号YFMはFM復調器3
に供給されて復調された後、例えばローパスフィルタで
構成される直流レベル検出器4に供給される。そして、
この直流レベル検出器4の出力信号Vcはバンドパスフ
ィルタ2に中心周波数の制御信号として供給される。
【0019】上述せずも、遅延器1はFM復調器3およ
び直流レベル検出器4による時間遅れを調整するための
ものである。
【0020】バンドパスフィルタ2の中心周波数は、直
流レベルが高くなるときには高くなるように制御され、
一方直流レベルが低くなるときには低くなるように制御
される。つまり、バンドパスフィルタ2の中心周波数
は、FM輝度信号YFMのキャリア周波数fcに略一致す
るように制御される。
【0021】バンドパスフィルタ2で帯域制限されて出
力されるFM輝度信号YFMはFM復調器29に供給され
て復調される。その他は、図8の例と同様に構成され
る。
【0022】図2は、バンドパスフィルタ2の一例を示
している。この例は2個の差動入力の積分器5,6を使
用して構成した2次バンドパスフィルタである。入力信
号をVi、出力信号をVoとすると、伝達関数Vo/V
iは、数1に示すようになる。
【0023】
【数1】
【0024】このバンドパスフィルタ2の中心角周波数
ω0およびQは、数2に示すようになる。
【0025】
【数2】
【0026】そのため、各積分器5,6の時定数τ1,
τ2を比例させて変化させれば、角周波数ω0のみを変え
ることができる。
【0027】ここで、積分器5,6は、図3に示すよう
にgmアンプ7と容量8を使用して構成することができ
る。9はバッファである。正側入力信号をv1とし、負
側入力信号をv2とすると、積分器の出力信号voは、数
3に示すようになる。
【0028】
【数3】
【0029】したがって、直流レベル検出器4の出力信
号Vcでコンダクタンスgmを制御することで遅延時間
τを変化させることができ、上述した中心周波数可変の
バンドパスフィルタ2(図2参照)を得ることができ
る。図4は、gmアンプ7の具体構成を示している。信
号Vcによってバイアス電流Icを可変することによっ
て、トランジスタのgmを変えることができる。
【0030】図5は、バンドパスフィルタ2の他の例を
示している。この例は、遅延時間τの2個の遅延器(振
幅一定、群遅延一定)11,12、加算器13,14お
よび係数器15を使用して構成されたコサインイコライ
ザである。遅延器11,12としては、例えば図3に示
す時定数可変の積分器を使用することができる。
【0031】このコサインイコライザの伝達関数Vo/
Viは、数4に示すようになり、中心周波数は1/2τ
となる(図6に周波数特性を図示)。遅延時間τを信号
Vcで変化させることで、中心周波数を可変できる。
【0032】
【数4】
【0033】本例においては、上述したようにバンドパ
スフィルタ2の中心周波数が再生アンプ27より出力さ
れるFM輝度信号YFMのキャリア周波数fcと略一致す
るように制御されるため、キャリア周波数fcが高域や
低域にずれてもバンドパスフィルタ2によって測帯波を
充分に抑圧することができ、反転現象を良好に防止する
ことができる。
【0034】また、このようにバンドパスフィルタ2の
中心周波数が制御されるため、FM輝度信号YFMのキャ
リア周波数fcが高域や低域にずれてもバンドパスフィ
ルタ2でキャリア信号が抑圧されるおそれがなく、バン
ドパスフィルタ2のQを大きくして、測帯波の抑圧力を
強め、反転現象を一層効果的に防止することができる。
【0035】また、このようにバンドパスフィルタ2の
中心周波数が制御されるため、FM輝度信号YFMのキャ
リア周波数fcに関係なく、FM復調器29より出力さ
れる輝度信号Yは常に高域が減衰したものとなり(図1
2B参照)、周波数特性補正回路30より出力される輝
度信号Yはフラットな特性となる(同図C参照)。その
ため、FM輝度信号YFMのキャリア周波数fcによって
(輝度レベルによって)輝度信号Yの周波数特性が変わ
ることがなく、忠実な復調波形を得ることができる。
【0036】なお、上述実施例においては、VTRの輝
度信号再生系に適用したものであるが、この発明はバン
ドパスフィルタを使用して反転現象を防止する系に同様
に適用することができることは勿論である。
【0037】
【発明の効果】この発明によれば、バンドパスフィルタ
の中心周波数がキャリア周波数と一致するように制御さ
れるため、FM信号のキャリア周波数が高域や低域にず
れても、バンドパスフィルタで測帯波を充分に抑圧で
き、反転現象を良好に防止できる。
【0038】また、バンドパスフィルタの中心周波数が
キャリア周波数と一致するように制御されるため、FM
信号のキャリア周波数が高域や低域にずれてもバンドパ
スフィルタでキャリア信号が抑圧されるおそれがなく、
バンドパスフィルタのQを大きくして測帯波の抑圧力を
強め、反転現象を一層効果的に防止することができる。
【0039】また、バンドパスフィルタの中心周波数が
キャリア信号と一致するように制御されるため、FM信
号のキャリア周波数が高域あるいは低域にずれても、復
調信号の周波数特性が変化することはなく、忠実な復調
波形を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例の構成を示すブロック図で
ある。
【図2】中心周波数可変のバンドパスフィルタの一例を
示す図である。
【図3】図2の例に使用される積分器の一例を示す図で
ある。
【図4】図3の例の積分器に使用されるgmアンプの具
体構成を示す図である。
【図5】中心周波数可変のバンドパスフィルタの他の例
を示す図である。
【図6】図5の例の周波数特性を示す図である。
【図7】従来のVTRの輝度信号の記録系の一例を示す
ブロック図である。
【図8】従来のVTRの輝度信号の再生系の一例を示す
ブロック図である。
【図9】電磁変換系の性質によるスペクトラムの変化を
示す図である。
【図10】反転現象の説明のための図である。
【図11】キャリアの周波数アロケーションを示す図で
ある。
【図12】キャリア周波数による周波数特性の変化を説
明するための図である。
【符号の説明】
1 遅延器 2 中間周波数可変のバンドパスフィルタ 3,29 FM復調器 4 直流レベル検出器 25 磁気ヘッド 26 磁気テープ 27 再生アンプ 30 周波数特性補正回路

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 FM信号を反転現象防止用のバンドパス
    フィルタを介してFM復調器に供給すると共に、このF
    M復調器の出力信号を高域強調回路を介して出力するF
    M復調装置において、 上記FM信号のキャリア周波数を検出し、その検出出力
    で上記バンドパスフィルタの中心周波数を上記キャリア
    周波数と略一致するように制御することを特徴とするF
    M復調装置。
JP4097857A 1992-04-17 1992-04-17 Fm復調装置 Pending JPH05298822A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4097857A JPH05298822A (ja) 1992-04-17 1992-04-17 Fm復調装置

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JP4097857A JPH05298822A (ja) 1992-04-17 1992-04-17 Fm復調装置

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JPH05298822A true JPH05298822A (ja) 1993-11-12

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ID=14203423

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JP4097857A Pending JPH05298822A (ja) 1992-04-17 1992-04-17 Fm復調装置

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